プレイヤの購入に応じて小売店で抽選ゲームを実施する方法およびシステム
【課題】プレイヤの購入に応じて小売店で抽選ゲームを実施する方法およびシステムを提供する。
【解決手段】小売店で抽選ゲームを実施するシステムおよび方法であって、プレイヤの商品またはサービスの購入は、その小売店で購入された商品またはサービスの購入価格の関数である賭け金をプレイヤが投資することを含む。その商品またはサービスの購入時にまたは後で、抽選が実施され、抽選の勝率は、賭け金の関数である。抽選に勝利した場合、その商品またはサービスの購入価格の関数である賞金がプレイヤに授与される。
【解決手段】小売店で抽選ゲームを実施するシステムおよび方法であって、プレイヤの商品またはサービスの購入は、その小売店で購入された商品またはサービスの購入価格の関数である賭け金をプレイヤが投資することを含む。その商品またはサービスの購入時にまたは後で、抽選が実施され、抽選の勝率は、賭け金の関数である。抽選に勝利した場合、その商品またはサービスの購入価格の関数である賞金がプレイヤに授与される。
【発明の詳細な説明】
【技術分野】
【０００１】
本発明は、プレイヤの購入に応じて小売店で抽選ゲームを実施する方法およびシステムに関する。
【０００２】
（関連出願の相互参照）
本出願は、２００８年２月１１に出願された米国仮出願Ｎｏ．６１／０２７，５８３、２００９年２月５日に出願された米国出願Ｎｏ．１２／３６５，９５２の優先権を主張する。
【背景技術】
【０００３】
抽選券は、食料品店、雑貨店などの店を含む多様な小売店で売られている。これらのゲームは、通常、確定セットからオブジェクトまたは文字（すなわち、１から９９の範囲の番号セットからの番号）をプレイヤが選択するか、プレイヤのためにそのようなオブジェクトまたは文字が無作為に生成されるかして、プレイヤが抽選券を購入するような、オンライン端末ベースのゲームである。抽選ゲームの管理者は、文字またはオブジェクトのセットからの後の抽選を実施し、プレイヤは、抽選セットの選択の一致の数または組み合わせに基づいて勝利する。このようなゲームの例には、「Ｐｉｃｋ−３」、「Ｐｉｃｋ−４」、「Ｌｏｔｔｏ」、「Ｐｏｗｅｒｂａｌｌ」などが含まれる。これらのゲームは、当業者によく知られている。
【０００４】
また、インスタントのスクラッチオフ（scratch-off）抽選券は、非常にポピュラーであり、多様な小売店で提供されている。これらの券は、概して、ビンゴやポーカーなどのゲーム主題に関係しており、プレイヤは、あるゲーム変数を明らかにするために不透明なスクラッチオフ物質をプレイ領域から剥がすことにより、券が勝利しているか否かを確認する。
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【０００５】
抽選ゲームにおける公衆の興味および参加を維持するために、新しくて変わったゲームが必要であることが、産業界において、一般に認識されている。ゲーム主題は、時間が過ぎると廃れる傾向にあり、新しくて、よりエキサイティングなゲームに置き換える必要がる。上記のタイプのゲームでは、この責務は、ゲームの管理者にのしかかってくる。新しいゲーム主題、ルール、支払い等は、厳密に言えば、抽選の管理者によって小売店へ供給されるゲームの機能である。プレイヤの参加および興味は、小売店に供給されるゲームの境界によって支配され、小売店は、せいぜい、抽選券のベンダーとして働くに過ぎない。もし、ゲームがプレイヤの注意を引かない場合、ゲームへの興味をひき起こすために小売店で行われることはほとんどない。また、抽選ゲームを提供する店がより多くなればなるほど、このような店にとってのゲームの市場価値が減少する。
【０００６】
また、小売店で提供される抽選ゲームは、店が通常１つまたはそれ以上の、一般にチェックアウト・レーンと呼ばれ、各チェックアウト・レーンが、ポイントオブセール（ＰＯＳ）端末を備えているようなチェックアウト・ポイントを有するという点で不利である。これとは対照的に、抽選券は、一般に、別々の抽選ポイントオブセール端末、または同じ小売店内の複数の端末で売られる。一般に、このシステムは、抽選ＰＯＳ端末のスタッフの人材追加が必要となり、または、抽選ＰＯＳ端末と店のＰＯＳ端末との間で、それらの時間と負担を分ける店員が必要となる。多数のＰＯＳ端末を持つ大型店にとって、抽選ＰＯＳ端末が著しく少ない場合、顧客の抽選券の購入要求が、ボトルネック状況に直面するかもしれない。
【０００７】
本発明は、小売店で抽選ゲームを実施する方法およびシステムを提供するという点において有用であり、それは小売店で発生するイベントの関数であり、ゲームの各プレイは、ゲーム以前の小売店とプレイヤとの相互作用によって異なる。このゲームは、小売店のＰＯＳ端末で直接、プレイすることが可能である。
【課題を解決するための手段】
【０００８】
本発明の目的と利点は、以下の説明においてある程度記載され、または詳細な説明から自明であり、または本発明の実施例を通じて理解されるであろう。
【０００９】
一実施形態において、本発明は、プレイヤが商品またはサービスを購入する小売店で抽選ゲームを実施する方法を提供する。このゲームは、特定の種類の小売店に限定されず、コンビニエンスストア、スーパーマーケットなどの抽選ゲームを現在提供している店でも実施可能である。また、このゲームは、レストラン、ハードウェアストア、家庭用器具店（appliance store）、デパート、大型店などの他の従来ない種類の小売店、並びに商品またはサービスを提供する事実上すべての店で実施可能である。この抽選ゲームは、すべての組み合わせのお店のチェックアウトＰＯＳ端末で、および、好ましくはそのような各端末で、小売店の顧客へ提供可能である。
【００１０】
このゲーム方法は、プレイヤによって購入された商品やサービスの購入価格に応じて賭け金をプレイヤが投資することを含む。この賭け金は、プレイヤの注文またはレシートに行項目として単に追加され、小売店へ直接支払われ、賭け金（および賞金支払い）が抽選ゲーム管理者（lottery gaming authority）へ定期的にアカウントされる。賭け金が計算され投資された後、抽選（くじ引き）が実施される。この抽選は、商品またはサービスの購入と同時に、または後で実施してもよい。プレイヤが抽選に勝つ確率は、商品またはサービスの購入価格（これは賭け金の額を決定する）の一次関数であり、授与される賞金は、商品またはサービスの購入価格の一次関数である。商品またはサービスの購入時に、抽選の結果がすぐにプレイヤに知らされることが望ましい。
【００１１】
特定の実施形態において、賭け金の金額は、確定増分値へ購入価格を丸める（round）のに必要な金額に対応する。この値は、例えば、次に高い完全なドル金額であってもよい。例えば、購入価格が１０．２５ドルの場合、賭け金は、０．７５ドルである。購入価格が１０．００ドルの場合、賭け金は、１．００ドルである。
【００１２】
当然のことながら、購入価格は、１０ドル、２０ドル、５０ドル、１００ドルの次に高い倍数に、または購入された商品の性質および価値に応じて、さらに高く切り上げられてもよい。切り上げの増分は、購入価格の総額の関数であってもよい。例えば、必要な切り上げは、１．００ドルと１，０００．００ドルとの間の購入の場合、次に高い１．００ドルへ、１，００１．００ドルと１０，０００．００ドルとの間の購入の場合、次に高い１０．００ドルの倍数へ、１０，００１．００ドルより高い購入の場合、次に高い１００．００ドルの倍数へ、などである。高い購入値および対応する高い賭け金の場合、勝率は、抽選システム支払い全体と適合するように維持される。
【００１３】
ゲーム方法の特定の実施形態における当選賞金は、商品またはサービスの切り上げられた購入価格に対応する。例えば、上記の１０．００ドルおよび１０．２５ドルの購入価格の場合、支払い賞金は、１１．００ドルであり、この勝率は、賭け金に比例する。言い換えれば、１０．００ドルの購入価格を有するプレイヤは、１０．２５ドルの購入価格を有するプレイヤよりも賭け金が多く、したがって勝つ確率も高い。
【００１４】
抽選の管理者は、所望の支払いパーセンテージに基づいて勝率を確定する。例えば、抽選の管理者は、抽選ゲームのために５５％の賞金支払いを望むかもしれない（すなわち、徴収した額の５５％が賞金として支払われる）。この確定した支払いで、勝率が計算され、勝率は、所定の切り上げられた購入価格の賭け金に比例し、所定の賭け金で切り上げられた購入価格に反比例する。
【００１５】
抽選自体は、様々なフォーマットで実施可能である。特定の実施形態において、抽選は、確定セットから１つまたはそれ以上のオブジェクト（例えば、数字、文字、記号等）がプレイヤに割り当てられ、その確定セットとオブジェクトの数は、ゲーム勝率に応じて計算されるような「Ｐｉｃｋ−３」または「Ｌｏｔｔｏ」ゲーム・フォーマットに対応する。抽選システムは、確定セットから一組のプレイ・オブジェクトを無作為に生成する。プレイヤは、割り当てられたオブジェクトが、いくつかの規定の数字またはプレイ・オブジェクトの構成と一致した場合、抽選に勝利する。プレイヤに割り当てられるオブジェクトは、プレイヤのために無作為に生成され、またはプレイヤによって選択される。当然のことながら、ゲーム方法の抽選コンポーネントとして、いかなる方法の無作為選択（random selection）ゲームも実施される。
【００１６】
また、本発明は、ここに記載されたゲームを、小売店内の１つまたはそれ以上のチェックアウトＰＯＳ端末で実施するためのシステム構成を包含する。このシステムは、プレイヤの購入価格の送信のためにＰＯＳチェックアウト端末と通信するように構成された抽選端末システムを有している。この抽選端末システムは、ＰＯＳチェックアウト端末で抽選ゲームを実施するように構成され、それにより、プレイヤは、購入価格に追加される賭け金を投資し、プレイヤが抽選ゲームに負けた場合は小売店に直接支払う。上記のように、賭け金は、商品またはサービスの購入価格の関数である。
【００１７】
抽選端末システムは、商品またはサービスの購入時に、抽選を実施するように構成され、抽選の勝率は、賭け金および購入価格（特に、切り上げ購入価格）の額の関数である。各抽選のために、端末システムは、ゲーム結果のプレイヤへの表示を提供する（例えば、ＰＯＳ端末で印刷される抽選券によって）。
【００１８】
望ましくは、小売店は、複数のＰＯＳチェックアウト端末を有し、少なくとも１つの抽選端末システムは、お店のすべての顧客が、どこでチャックアウトするかにかかわらず、抽選ゲームをプレイする機会を与えられるように、各ＰＯＳチェックアウト端末で構成される。
【００１９】
抽選端末システムは、複数の小売店で抽選ゲームを実行するように構成されたハードウェアおよびソフトウェアを有する中央のゲームコンピュータシステムとネットワーク接続される。中央のコンピュータは、監視、ゲームパラメータの確立、ゲーム進行の管理などを含む制御機能をいくらでも実行することができる。さらに、抽選端末システムおよび／または中央のゲームコンピュータは、賭け金および賞金等の抽選管理者への計算を含むすべての機能のために小売店用の中央のコンピュータとインターフェイス接続している。
【図面の簡単な説明】
【００２０】
【図１】本発明によるゲームを実施するための小売店のシステム構成の一例を示す図である。
【図２】小売店のチェックアウト・レーンの一例のコンポーネントを示すブロック図である。
【図３】本発明によるゲーム方法の一例の様子を示すフローチャートである。
【発明を実施するための形態】
【００２１】
種々および代替の実施例および添付図面について詳細に説明する。類似符号は、原則として同一の構成要素を示す。それぞれの例は、説明のために提供されるものであって、これに限定されるものではない。事実、当然のことながら、開示および特許請求の範囲または精神から逸脱することなく、当業者にとって修正および変更が可能である。例えば、実施形態の一部として記載された特徴は、さらなる実施形態を生み出すために別の実施形態でも使用することができる。したがって、添付された特許請求の範囲およびその均等物の範囲内で、本開示は、修正および変更を含むことを意図するものである。
【００２２】
図１は、本発明による抽選ゲームを実施するための小売店内のシステム構成を示す図である。図１を参照すると、顧客が製品または商品を購入するような複数のチェックアウト・レーン（checkout lane）２８を備える小売店１２が描かれている。上述したように、当然のことながら、小売店１２は、顧客が商品またはサービスを購入するところのいかなる手段のお店であってもよい。例えば、小売店１２は、レストラン、またはサービス（商品に照らして）を提供する他のすべてのお店、デパート、小売店などである。図１の小売店１２の描写は、説明目的のためだけのものである。
【００２３】
チェックアウト・レーン２８のそれぞれは、ポイントオブセール(ＰＯＳ)端末１４、ディスプレイ１６、キーパッド１８、カードリーダ２０、プリンタ２２、品目スキャナ（item scanner）２４などの従来のシステム・コンポーネントを有している。チェックアウト・レーン２８のそれぞれは、製品がスキャナ２４を越えて通過するポイントオブセール端末１４へ製品を運ぶ従来の製品コンベヤ３０を有していてもよい。スキャナ２４は、購入した品目上のＵＰＣコードなどの機械が読み取り可能なバーコードを認識するのに反射レーザ光を利用する従来のバーコードスキャナであってもよい。また、チェックアウト・レーン２８のそれぞれは、例えば、１つまたはそれ以上のラック、棚、またはチェックアウト・レーン２８に並んでいる顧客に品目を提供するような他のディスプレイを含む販売促進エリヤ（merchandising area）３４を有していてもよい。例えば、従来の食料雑貨品店の構成において、販売促進エリヤ３４は、キャンディ、マガジン、小説、他の衝動買い商品（impulse item）の販売を促進するのに使用される。チェックアウト・レーン２８のそれぞれは、顧客のために購入商品が実質上袋詰めされるようなあらゆる手段の袋詰めエリヤ３２を有していてもよい。さらに、チェックアウト・レーン２８のそれぞれは、顧客が表面に記入する際、利用可能な通常平らな領域であるような小切手振出（check-writing）スタンド３６を有していてもよい。クレジットカード・リーダ２０（図２）が小切手振出スタンプ３６で構成されてもよい。
【００２４】
当然のことながら、個々のチェックアウト・レーン２８のコンポーネント構成は、本システムまたは方法の限定要因ではない。そして、当業者は、本発明によるゲーム方法を実施するために、あらゆる手段の従来のＰＯＳコンポーネントでシステムを構成することができる。
【００２５】
図１および図２を参照して、少なくとも１つのチェックアウト・レーン２８は、抽選端末システム３８を備えている。抽選端末システム３８は、ＰＯＳ端末１４に近接して構成されることが望ましい。図１のライン５２で示されているように、抽選端末システム３８は、ＰＯＳ端末１４と電子的にインターフェイスしている。抽選端末システム３８は、ディスプレイ４０、キーパッド、プレイスリップスキャナ（play slip scanner）などの入力デバイス４２、抽選券プリンタ４４などのコンポーネントのいずれの構成を含んでもよい。これらのコンポーネントは、ＰＯＳ端末１４の便利ないずれかの場所、または小売店１２内の任意の他の場所に構成される。図１に示した実施形態において、これらのコンポーネントは、見やすいように、プレイヤがアクセスしやすいように、小切手振出スタンド３６に構成されている。
【００２６】
チェックアウト・レーン２８のそれぞれは、抽選ゲームを促進するため、ゲームのプレイ方法の説明を顧客に提供するため、チェックアウト・レーンへの入口にマーケティング・モニタまたはディスプレイ４６を有している。例えば、このディスプレイまたはモニタ４６は、プレイヤが商品またはサービスを小売店から購入する前に、ゲームの潜在的なプレイヤに情報を提供するビデオを再生する。
【００２７】
種々の抽選端末システム３８と関連コンポーネントは、適当な手段により、ＰＯＳ端末１４にかつお互いに接続されている。この接続には、例えば、ＵＳＢ、ＲＳ−２３２、ＩＥＥＥ１３９４、または他のシリアル、パラレル、または他のデータ接続などが含まれる。ＰＯＳ端末１４への接続は、図１のライン５２によって示されており、システム３８コンポーネント間の内部接続は、図１のライン５３によって示されている。
【００２８】
図１および図２を参照して、抽選端末システム３８のそれぞれは、バス５４およびルータ５０を介して、ゲーム管理者中央コンピュータシステム４８とインターフェイス接続されている。このようにして、特定の実施形態において、接続は、ルータ２０４によって実現される無線接続を有する。当然のことながら、従来のネットワーク構成のいずれかの手段が、システム３８と中央ゲーム管理者４８とを通信接続するのに利用される。例えば、ある実施形態において、抽選端末システム３８は、ゲーム管理者コンピュータ４８と直接通信できるように、組み込み型の無線ルータを有する。
【００２９】
小売店１２は、通常、種々のＰＯＳ端末１４を備えた中央コンピュータ２６を有する。この種々のＰＯＳ端末１４は、例えば、ローカルエリアネットワークまたは他の従来の接続によって、中央コンピュータ２６とインターフェイスしている。小売店コンピュータ２６は、個別のＰＯＳ端末１４の売上追跡、在庫管理、および商品の購入に関するいずれかの他のデータおよび活動などのいずれかの数の従来の機能を供給する。コンピュータ２６は、ＬＡＮ／ＷＡＮ接続などの付加的接続を介して、企業レベルの会計、在庫管理、および販売システムなどの他のシステムに接続されている。
【００３０】
また、抽選端末システム３８は、任意の従来の通信手段により、小売店のコンピュータ２６と通信接続している。図１に示した実施形態において、バス５４は、ライン５６を介してコンピュータ２６と通信接続している。この接続は、例えば、無線接続である。別の実施形態において、抽選端末システム３８のそれぞれは、例えば、ビルトイン・ルータ・システム手段により、小売店のコンピュータ２６と直接通信接続している。
【００３１】
また、抽選ゲーム管理者中央コンピュータ４８が、小売店の中央コンピュータ２６と通信接続することが望ましい。この通信接続は、任意の適当な手段によって実現され、図１及び図２に示した種々の接続ラインは、もっぱら例示を目的としたものである。
【００３２】
抽選端末システム３８のそれぞれは、ここで述べた抽選ゲームのプレイを容易にするための１つまたはそれ以上のプログラムを実行する一般目的または特定目的のコンピュータシステムを有する。このコンピュータシステム３８は、ＰＯＳ端末１４とインターフェイスし、プレイヤの購入価格の伝送を受信する。この情報の受信に応じて、抽選端末コンピュータシステムは、プレイヤを駆り立てここで述べた抽選ゲームを行うために必要なソフトウェアおよびハードウェアを備える。抽選端末システム３８のそれぞれは、ゲーム管理者中央コンピュータ４８からの定期的なダウンロードおよびアップデートにより、抽選ゲームを個別に実施するように構成されている。別の実施形態において、各抽選ゲームは、個別の抽選端末システム３８を介して、ゲーム管理者中央コンピュータ４８によって実施される。
【００３３】
当然のことながら、ここで図示して説明した種々のシステム・コンポーネント構成は、本発明の特徴を限定するものではない。適当な実行システムは、いずれかの特定のハードウェア、アーキテクチャ、および構成に限定されない。いずれかの小売店で抽選ゲームを実施するためのシステム実施形態は、抽選ゲームを実施するために必要な機能を提供することができるように調整された１つまたはそれ以上の一般用途または特定用途向けのコンピュータシステムによって実現される。例えば、１つまたはそれ以上のコンピュータデバイスは、コンピュータが読み取り可能な形態で表現されたソフトウェア命令にアクセスすることにより、所望の機能を提供するように適合化されている。ソフトウェアが使用されるとき、任意の適当なプログラミング、スクリプティング、または他のタイプの言語または言語の組み合わせが使用され、ゲーム方法を実行する。ある実施形態において、ソフトウェアが限定され、必要な機能は、特定用途向け回路を含む、ハードワイアード・ロジック（hard-wired logic）または他の回路によって実現される。なお、コンピュータで実行されるソフトウェアおよびハードワイアード・ロジックまたは他の回路の組み合わせが適している。
【００３４】
ＰＯＳ端末、抽選端末システム、小売店の中央コンピュータ、およびゲーム管理者コンピュータシステムの間のデータの伝送および中継は、１つまたはそれ以上の種々の形態の通信ネットワークを介して行われる。例えば、適当なネットワークには、ダイヤルイン・ネットワーク、ローカルエリアネットワーク（ＬＡＮ）、広帯域ネットワーク（ＷＡＮ）、公衆交換電話ネットワーク（ＰＳＴＮ）、インターネット、イントラネット、または他のタイプのネットワークが含まれる。ネットワークは、任意の数の、および／または組み合わせのハードワイアード、無線、または他の通信リンクを含む。
【００３５】
図３のフローチャートを参照して、小売店の顧客によってプレイされる抽選ゲームの実施形態が以下に説明される。上述のように、ゲーム方法は、小売店から購入した商品またはサービスの購入価格に応じて、プレイヤが賭け金を投資することを含む。図３のステップＡで、商品またはサービスの購入価格が計算され、顧客は、抽選ゲームに参加することを希望するか否かという問い合わせをＰＯＳ端末で受ける。ステップＢで、顧客がプレイを断った場合、ステップＣで、処理を終了して、顧客は、それぞれの商品またはサービスの購入価格を支払う。
【００３６】
ステップＤで、顧客がプレイを望んだ場合、抽選端末システム・コンポーネントが購入価格の伝送を受信し、購入価格を確定増分値へ切り上げる。購入価格と切り上げ値との間の差として、賭け金が計算される。切り上げ値は、例えば、次に高い完全ドルの額である。例えば、もし、購入価格が１０．２５ドルの場合、切り上げ購入価格は１１．００ドルであり、賭け金は、０．７５ドルとなる。もし、購入価格が１０．００ドルの場合、切り上げ購入価格は１１．００ドルであり、賭け金は、１．００ドルとなる。上述のように、当然のことながら、購入価格は、購入された商品の性質および価値に応じて、１０．００ドル、２０．００ドル、５０．００ドル、１００．００ドル等の次に高い倍数へ切り上げられる。増加的切り上げ数は、総購入価格に応じて抽選ゲーム管理者によって確定される。所定範囲内、例えば１．００ドルと１，０００．００ドルの間、の購入では、必要な切り上げは、例えば、次に高い１．００ドルとなる。１，００１．００ドルと１０，０００．００ドルの間の購入では、切り上げ数は、次に高い１０．００ドルの倍数となる、などである。高い購入値を持つ場合、抽選システム全体の支払いの要求に従い、ゲーム管理者によって抽選の勝率が維持できるように、これに応じて高い賭け金が望まれる。
【００３７】
図３のステップＦで、抽選ゲームのプレイの賭け金が、プレイヤの購入価格に上乗せされる。
【００３８】
ステップＧで、購入の時、またはその後に、抽選が実施される。図３のステップＨに示すように、この抽選におけるプレイヤが勝つ確率は、賭け金および切り上げられた購入価格に応じて計算される。ゲームの特定の実施形態における抽選の賞金は、商品またはサービスの切り上げられた購入価格に対応する。例えば、購入価格が上述の１０．００ドルと１０．２５ドルの間の場合は、賞金は１１．００ドルになるであろう。この賞金を獲得する確率は、賭け金に比例する。例えば、１０．００ドルの購入価格を持つプレイヤは、１０．２５ドルの購入価格を持つプレイヤよりも賭け金が多くなるので、勝率は高くなる。
【００３９】
抽選管理者は、所望の支払いパーセンテージに基づいて勝率を確定する。下記の表において、それぞれ、５５％、６０％、および６５％の支払いパーセンテージの種々の購入値の勝率が与えられる。所望の支払いパーセンテージに基づいて、所定の購入価格の賭け金に応じて、勝率が計算される。例えば、５５％支払い計画用の表Ａの第１のサブテーブルを参照すると、購入値２０．０１ドルの賭け金は０．９９ドルであり、抽選の勝率は３８．６分の１である。購入値２０．５０ドルの賭け金は０．５０ドルであり、抽選の勝率は７６．４分の１である。購入価格２０．９９ドルの賭け金は０．０１ドルであり、抽選の勝率は３，８１８．２分の１である。これらのシナリオのすべての賞金は、切り上げられた購入価格の２１．００ドルである。この表からも分かるように、賭け金が増加するに従って、抽選の勝率も増加する。したがって、所定の切り上げられた購入価格では、抽選の勝率は、賭け金に比例する。
【００４０】
表Ａの第２のサブテーブルは、４１．００ドルの切り上げられた値を持つ購入価格を示している。賭け金は、第１のサブテーブルの賭け金に対応するが、任意のある賭け金のための抽選の勝率は、第１のサブテーブルの各勝率よりも低くなっている。例えば、第２のサブテーブル内の購入価格４０．０１ドルの賭け金は０．９９ドルであり、第１のサブテーブル内の勝率が３８．６分の１であるのに対して、勝率は７５．３分の１である。この関係は、表Ａから表Ｃの中のすべてのサブテーブルに反映されている。したがって、所定の賭け金における抽選の勝率は、切り上げられた購入価格（または賞金）に反比例する。
【００４１】
表Ｂおよび表Ｃは、表Ａと同じシナリオを示しているが、支払い計画が異なる。種々のサブテーブルに反映されているように、抽選支払い計画が増加するのに従って、抽選の勝率が比例して増加する。
【表１】
【表２】
【表３】
【００４２】
当然のことながら、上記の表は、もっぱら例示を目的としたものである。抽選ゲーム要求を満足する支払い計画に従って、潜在的なプレイヤを引き付ける賞金および勝率を備えたゲーム計画を考案することは、十分に、抽選ゲームの統計および確率の当業者のレベルの範囲内である。
【００４３】
抽選ゲームは、様々な態様で行われる。特定の実施形態において、抽選は、確定セットから１つ以上のオブジェクト（例えば数字）をプレイヤが選択するかまたは無作為に割り当てられるような、「Ｐｉｃｋ−３」または「Ｌｏｔｔｏ」ゲームなどの従来のゲームに対応する。プレイ内の確定セットおよびオブジェクト数の範囲は、ゲームの確率に従って計算される。そして、抽選システムは、確定セットからプレイ・オブジェクトのセットを無作為に生成し、選択されまたは割り当てられたオブジェクトが、無作為に生成されたプレイ・オブジェクトと一致した場合、プレイヤは抽選に勝利する。プレイヤは、抽選端末装置のキーパッド、タッチスクリーン、または他の入力メカニズムを介して、それらのオブジェクトを選択し、または、抽選端末システムによって、オブジェクトが無作為にプレイヤに割り当てられる。
【００４４】
図３のステップＩにおいて、プレイヤは、抽選に勝ったかどうか、知らされる。これは、例えば、無作為に生成されたオブジェクトに加えて、プレイヤに割り当てられまたは選択されたオブジェクトを表示する券とともに、ＰＯＳ端末でプレイヤに抽選券を発行することによって行われる。また、その抽選券は、プレイヤが勝者であるか否かを表示する。ステップＪで、抽選に勝っていないことが確認された場合、ステップＫで、ゲームを終了し、プレイヤの購入処理が完了する。購入者は、賭け金が含まれた、商品またはサービスの切り上げられた購入価格を支払う。
【００４５】
ステップＭで、プレイヤが抽選に勝ったことが確認された場合、プレイヤは、賞金として商品またはサービスが授与される。
【００４６】
ステップＮで、適当な時に、小売店は、ゲーム管理者に賭け金額および賞金額の決算報告を行う。例えば、小売店は、小売店内の種々のＰＯＳ端末に投資された賭け金の値（または確定パーセンテージ）を抽選ゲーム管理者に申し出て、勝利プレイヤに対する賞金の弁済を集める。
【００４７】
以上、特に示して説明した材料は、限定を意味するものではないが、代わりに、本主題の種々の実施形態を示しまたは教示するのに役に立つものである。添付された特許請求の範囲に記載されるように、本発明の範囲は、当業者による変更および修正とともに、ここで説明した種々の特徴の組み合わせとサブ組み合わせの両方を含むものである。
【符号の説明】
【００４８】
１２ 小売店
１４ ポイントオブセール(ＰＯＳ)端末
１６ ディスプレイ
１８ キーパッド
２０ カードリーダ
２２ プリンタ
２４ 品目スキャナ（item scanner）
２６ 中央コンピュータ
２８ チェックアウト・レーン（checkout lane）
３２ 袋詰めエリヤ
３４ 販売促進エリヤ（merchandising area）
３６ 小切手振出（check-writing）スタンド
３８ 抽選端末システム（lottery terminal system）
４０ ディスプレイ
４２ 入力デバイス
４４ 抽選券プリンタ
４６ マーケティング・モニタまたはディスプレイ
４８ ゲーム管理者中央コンピュータシステム（gaming authority central computer system）
５０ ルータ
５４ バス
【技術分野】
【０００１】
本発明は、プレイヤの購入に応じて小売店で抽選ゲームを実施する方法およびシステムに関する。
【０００２】
（関連出願の相互参照）
本出願は、２００８年２月１１に出願された米国仮出願Ｎｏ．６１／０２７，５８３、２００９年２月５日に出願された米国出願Ｎｏ．１２／３６５，９５２の優先権を主張する。
【背景技術】
【０００３】
抽選券は、食料品店、雑貨店などの店を含む多様な小売店で売られている。これらのゲームは、通常、確定セットからオブジェクトまたは文字（すなわち、１から９９の範囲の番号セットからの番号）をプレイヤが選択するか、プレイヤのためにそのようなオブジェクトまたは文字が無作為に生成されるかして、プレイヤが抽選券を購入するような、オンライン端末ベースのゲームである。抽選ゲームの管理者は、文字またはオブジェクトのセットからの後の抽選を実施し、プレイヤは、抽選セットの選択の一致の数または組み合わせに基づいて勝利する。このようなゲームの例には、「Ｐｉｃｋ−３」、「Ｐｉｃｋ−４」、「Ｌｏｔｔｏ」、「Ｐｏｗｅｒｂａｌｌ」などが含まれる。これらのゲームは、当業者によく知られている。
【０００４】
また、インスタントのスクラッチオフ（scratch-off）抽選券は、非常にポピュラーであり、多様な小売店で提供されている。これらの券は、概して、ビンゴやポーカーなどのゲーム主題に関係しており、プレイヤは、あるゲーム変数を明らかにするために不透明なスクラッチオフ物質をプレイ領域から剥がすことにより、券が勝利しているか否かを確認する。
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【０００５】
抽選ゲームにおける公衆の興味および参加を維持するために、新しくて変わったゲームが必要であることが、産業界において、一般に認識されている。ゲーム主題は、時間が過ぎると廃れる傾向にあり、新しくて、よりエキサイティングなゲームに置き換える必要がる。上記のタイプのゲームでは、この責務は、ゲームの管理者にのしかかってくる。新しいゲーム主題、ルール、支払い等は、厳密に言えば、抽選の管理者によって小売店へ供給されるゲームの機能である。プレイヤの参加および興味は、小売店に供給されるゲームの境界によって支配され、小売店は、せいぜい、抽選券のベンダーとして働くに過ぎない。もし、ゲームがプレイヤの注意を引かない場合、ゲームへの興味をひき起こすために小売店で行われることはほとんどない。また、抽選ゲームを提供する店がより多くなればなるほど、このような店にとってのゲームの市場価値が減少する。
【０００６】
また、小売店で提供される抽選ゲームは、店が通常１つまたはそれ以上の、一般にチェックアウト・レーンと呼ばれ、各チェックアウト・レーンが、ポイントオブセール（ＰＯＳ）端末を備えているようなチェックアウト・ポイントを有するという点で不利である。これとは対照的に、抽選券は、一般に、別々の抽選ポイントオブセール端末、または同じ小売店内の複数の端末で売られる。一般に、このシステムは、抽選ＰＯＳ端末のスタッフの人材追加が必要となり、または、抽選ＰＯＳ端末と店のＰＯＳ端末との間で、それらの時間と負担を分ける店員が必要となる。多数のＰＯＳ端末を持つ大型店にとって、抽選ＰＯＳ端末が著しく少ない場合、顧客の抽選券の購入要求が、ボトルネック状況に直面するかもしれない。
【０００７】
本発明は、小売店で抽選ゲームを実施する方法およびシステムを提供するという点において有用であり、それは小売店で発生するイベントの関数であり、ゲームの各プレイは、ゲーム以前の小売店とプレイヤとの相互作用によって異なる。このゲームは、小売店のＰＯＳ端末で直接、プレイすることが可能である。
【課題を解決するための手段】
【０００８】
本発明の目的と利点は、以下の説明においてある程度記載され、または詳細な説明から自明であり、または本発明の実施例を通じて理解されるであろう。
【０００９】
一実施形態において、本発明は、プレイヤが商品またはサービスを購入する小売店で抽選ゲームを実施する方法を提供する。このゲームは、特定の種類の小売店に限定されず、コンビニエンスストア、スーパーマーケットなどの抽選ゲームを現在提供している店でも実施可能である。また、このゲームは、レストラン、ハードウェアストア、家庭用器具店（appliance store）、デパート、大型店などの他の従来ない種類の小売店、並びに商品またはサービスを提供する事実上すべての店で実施可能である。この抽選ゲームは、すべての組み合わせのお店のチェックアウトＰＯＳ端末で、および、好ましくはそのような各端末で、小売店の顧客へ提供可能である。
【００１０】
このゲーム方法は、プレイヤによって購入された商品やサービスの購入価格に応じて賭け金をプレイヤが投資することを含む。この賭け金は、プレイヤの注文またはレシートに行項目として単に追加され、小売店へ直接支払われ、賭け金（および賞金支払い）が抽選ゲーム管理者（lottery gaming authority）へ定期的にアカウントされる。賭け金が計算され投資された後、抽選（くじ引き）が実施される。この抽選は、商品またはサービスの購入と同時に、または後で実施してもよい。プレイヤが抽選に勝つ確率は、商品またはサービスの購入価格（これは賭け金の額を決定する）の一次関数であり、授与される賞金は、商品またはサービスの購入価格の一次関数である。商品またはサービスの購入時に、抽選の結果がすぐにプレイヤに知らされることが望ましい。
【００１１】
特定の実施形態において、賭け金の金額は、確定増分値へ購入価格を丸める（round）のに必要な金額に対応する。この値は、例えば、次に高い完全なドル金額であってもよい。例えば、購入価格が１０．２５ドルの場合、賭け金は、０．７５ドルである。購入価格が１０．００ドルの場合、賭け金は、１．００ドルである。
【００１２】
当然のことながら、購入価格は、１０ドル、２０ドル、５０ドル、１００ドルの次に高い倍数に、または購入された商品の性質および価値に応じて、さらに高く切り上げられてもよい。切り上げの増分は、購入価格の総額の関数であってもよい。例えば、必要な切り上げは、１．００ドルと１，０００．００ドルとの間の購入の場合、次に高い１．００ドルへ、１，００１．００ドルと１０，０００．００ドルとの間の購入の場合、次に高い１０．００ドルの倍数へ、１０，００１．００ドルより高い購入の場合、次に高い１００．００ドルの倍数へ、などである。高い購入値および対応する高い賭け金の場合、勝率は、抽選システム支払い全体と適合するように維持される。
【００１３】
ゲーム方法の特定の実施形態における当選賞金は、商品またはサービスの切り上げられた購入価格に対応する。例えば、上記の１０．００ドルおよび１０．２５ドルの購入価格の場合、支払い賞金は、１１．００ドルであり、この勝率は、賭け金に比例する。言い換えれば、１０．００ドルの購入価格を有するプレイヤは、１０．２５ドルの購入価格を有するプレイヤよりも賭け金が多く、したがって勝つ確率も高い。
【００１４】
抽選の管理者は、所望の支払いパーセンテージに基づいて勝率を確定する。例えば、抽選の管理者は、抽選ゲームのために５５％の賞金支払いを望むかもしれない（すなわち、徴収した額の５５％が賞金として支払われる）。この確定した支払いで、勝率が計算され、勝率は、所定の切り上げられた購入価格の賭け金に比例し、所定の賭け金で切り上げられた購入価格に反比例する。
【００１５】
抽選自体は、様々なフォーマットで実施可能である。特定の実施形態において、抽選は、確定セットから１つまたはそれ以上のオブジェクト（例えば、数字、文字、記号等）がプレイヤに割り当てられ、その確定セットとオブジェクトの数は、ゲーム勝率に応じて計算されるような「Ｐｉｃｋ−３」または「Ｌｏｔｔｏ」ゲーム・フォーマットに対応する。抽選システムは、確定セットから一組のプレイ・オブジェクトを無作為に生成する。プレイヤは、割り当てられたオブジェクトが、いくつかの規定の数字またはプレイ・オブジェクトの構成と一致した場合、抽選に勝利する。プレイヤに割り当てられるオブジェクトは、プレイヤのために無作為に生成され、またはプレイヤによって選択される。当然のことながら、ゲーム方法の抽選コンポーネントとして、いかなる方法の無作為選択（random selection）ゲームも実施される。
【００１６】
また、本発明は、ここに記載されたゲームを、小売店内の１つまたはそれ以上のチェックアウトＰＯＳ端末で実施するためのシステム構成を包含する。このシステムは、プレイヤの購入価格の送信のためにＰＯＳチェックアウト端末と通信するように構成された抽選端末システムを有している。この抽選端末システムは、ＰＯＳチェックアウト端末で抽選ゲームを実施するように構成され、それにより、プレイヤは、購入価格に追加される賭け金を投資し、プレイヤが抽選ゲームに負けた場合は小売店に直接支払う。上記のように、賭け金は、商品またはサービスの購入価格の関数である。
【００１７】
抽選端末システムは、商品またはサービスの購入時に、抽選を実施するように構成され、抽選の勝率は、賭け金および購入価格（特に、切り上げ購入価格）の額の関数である。各抽選のために、端末システムは、ゲーム結果のプレイヤへの表示を提供する（例えば、ＰＯＳ端末で印刷される抽選券によって）。
【００１８】
望ましくは、小売店は、複数のＰＯＳチェックアウト端末を有し、少なくとも１つの抽選端末システムは、お店のすべての顧客が、どこでチャックアウトするかにかかわらず、抽選ゲームをプレイする機会を与えられるように、各ＰＯＳチェックアウト端末で構成される。
【００１９】
抽選端末システムは、複数の小売店で抽選ゲームを実行するように構成されたハードウェアおよびソフトウェアを有する中央のゲームコンピュータシステムとネットワーク接続される。中央のコンピュータは、監視、ゲームパラメータの確立、ゲーム進行の管理などを含む制御機能をいくらでも実行することができる。さらに、抽選端末システムおよび／または中央のゲームコンピュータは、賭け金および賞金等の抽選管理者への計算を含むすべての機能のために小売店用の中央のコンピュータとインターフェイス接続している。
【図面の簡単な説明】
【００２０】
【図１】本発明によるゲームを実施するための小売店のシステム構成の一例を示す図である。
【図２】小売店のチェックアウト・レーンの一例のコンポーネントを示すブロック図である。
【図３】本発明によるゲーム方法の一例の様子を示すフローチャートである。
【発明を実施するための形態】
【００２１】
種々および代替の実施例および添付図面について詳細に説明する。類似符号は、原則として同一の構成要素を示す。それぞれの例は、説明のために提供されるものであって、これに限定されるものではない。事実、当然のことながら、開示および特許請求の範囲または精神から逸脱することなく、当業者にとって修正および変更が可能である。例えば、実施形態の一部として記載された特徴は、さらなる実施形態を生み出すために別の実施形態でも使用することができる。したがって、添付された特許請求の範囲およびその均等物の範囲内で、本開示は、修正および変更を含むことを意図するものである。
【００２２】
図１は、本発明による抽選ゲームを実施するための小売店内のシステム構成を示す図である。図１を参照すると、顧客が製品または商品を購入するような複数のチェックアウト・レーン（checkout lane）２８を備える小売店１２が描かれている。上述したように、当然のことながら、小売店１２は、顧客が商品またはサービスを購入するところのいかなる手段のお店であってもよい。例えば、小売店１２は、レストラン、またはサービス（商品に照らして）を提供する他のすべてのお店、デパート、小売店などである。図１の小売店１２の描写は、説明目的のためだけのものである。
【００２３】
チェックアウト・レーン２８のそれぞれは、ポイントオブセール(ＰＯＳ)端末１４、ディスプレイ１６、キーパッド１８、カードリーダ２０、プリンタ２２、品目スキャナ（item scanner）２４などの従来のシステム・コンポーネントを有している。チェックアウト・レーン２８のそれぞれは、製品がスキャナ２４を越えて通過するポイントオブセール端末１４へ製品を運ぶ従来の製品コンベヤ３０を有していてもよい。スキャナ２４は、購入した品目上のＵＰＣコードなどの機械が読み取り可能なバーコードを認識するのに反射レーザ光を利用する従来のバーコードスキャナであってもよい。また、チェックアウト・レーン２８のそれぞれは、例えば、１つまたはそれ以上のラック、棚、またはチェックアウト・レーン２８に並んでいる顧客に品目を提供するような他のディスプレイを含む販売促進エリヤ（merchandising area）３４を有していてもよい。例えば、従来の食料雑貨品店の構成において、販売促進エリヤ３４は、キャンディ、マガジン、小説、他の衝動買い商品（impulse item）の販売を促進するのに使用される。チェックアウト・レーン２８のそれぞれは、顧客のために購入商品が実質上袋詰めされるようなあらゆる手段の袋詰めエリヤ３２を有していてもよい。さらに、チェックアウト・レーン２８のそれぞれは、顧客が表面に記入する際、利用可能な通常平らな領域であるような小切手振出（check-writing）スタンド３６を有していてもよい。クレジットカード・リーダ２０（図２）が小切手振出スタンプ３６で構成されてもよい。
【００２４】
当然のことながら、個々のチェックアウト・レーン２８のコンポーネント構成は、本システムまたは方法の限定要因ではない。そして、当業者は、本発明によるゲーム方法を実施するために、あらゆる手段の従来のＰＯＳコンポーネントでシステムを構成することができる。
【００２５】
図１および図２を参照して、少なくとも１つのチェックアウト・レーン２８は、抽選端末システム３８を備えている。抽選端末システム３８は、ＰＯＳ端末１４に近接して構成されることが望ましい。図１のライン５２で示されているように、抽選端末システム３８は、ＰＯＳ端末１４と電子的にインターフェイスしている。抽選端末システム３８は、ディスプレイ４０、キーパッド、プレイスリップスキャナ（play slip scanner）などの入力デバイス４２、抽選券プリンタ４４などのコンポーネントのいずれの構成を含んでもよい。これらのコンポーネントは、ＰＯＳ端末１４の便利ないずれかの場所、または小売店１２内の任意の他の場所に構成される。図１に示した実施形態において、これらのコンポーネントは、見やすいように、プレイヤがアクセスしやすいように、小切手振出スタンド３６に構成されている。
【００２６】
チェックアウト・レーン２８のそれぞれは、抽選ゲームを促進するため、ゲームのプレイ方法の説明を顧客に提供するため、チェックアウト・レーンへの入口にマーケティング・モニタまたはディスプレイ４６を有している。例えば、このディスプレイまたはモニタ４６は、プレイヤが商品またはサービスを小売店から購入する前に、ゲームの潜在的なプレイヤに情報を提供するビデオを再生する。
【００２７】
種々の抽選端末システム３８と関連コンポーネントは、適当な手段により、ＰＯＳ端末１４にかつお互いに接続されている。この接続には、例えば、ＵＳＢ、ＲＳ−２３２、ＩＥＥＥ１３９４、または他のシリアル、パラレル、または他のデータ接続などが含まれる。ＰＯＳ端末１４への接続は、図１のライン５２によって示されており、システム３８コンポーネント間の内部接続は、図１のライン５３によって示されている。
【００２８】
図１および図２を参照して、抽選端末システム３８のそれぞれは、バス５４およびルータ５０を介して、ゲーム管理者中央コンピュータシステム４８とインターフェイス接続されている。このようにして、特定の実施形態において、接続は、ルータ２０４によって実現される無線接続を有する。当然のことながら、従来のネットワーク構成のいずれかの手段が、システム３８と中央ゲーム管理者４８とを通信接続するのに利用される。例えば、ある実施形態において、抽選端末システム３８は、ゲーム管理者コンピュータ４８と直接通信できるように、組み込み型の無線ルータを有する。
【００２９】
小売店１２は、通常、種々のＰＯＳ端末１４を備えた中央コンピュータ２６を有する。この種々のＰＯＳ端末１４は、例えば、ローカルエリアネットワークまたは他の従来の接続によって、中央コンピュータ２６とインターフェイスしている。小売店コンピュータ２６は、個別のＰＯＳ端末１４の売上追跡、在庫管理、および商品の購入に関するいずれかの他のデータおよび活動などのいずれかの数の従来の機能を供給する。コンピュータ２６は、ＬＡＮ／ＷＡＮ接続などの付加的接続を介して、企業レベルの会計、在庫管理、および販売システムなどの他のシステムに接続されている。
【００３０】
また、抽選端末システム３８は、任意の従来の通信手段により、小売店のコンピュータ２６と通信接続している。図１に示した実施形態において、バス５４は、ライン５６を介してコンピュータ２６と通信接続している。この接続は、例えば、無線接続である。別の実施形態において、抽選端末システム３８のそれぞれは、例えば、ビルトイン・ルータ・システム手段により、小売店のコンピュータ２６と直接通信接続している。
【００３１】
また、抽選ゲーム管理者中央コンピュータ４８が、小売店の中央コンピュータ２６と通信接続することが望ましい。この通信接続は、任意の適当な手段によって実現され、図１及び図２に示した種々の接続ラインは、もっぱら例示を目的としたものである。
【００３２】
抽選端末システム３８のそれぞれは、ここで述べた抽選ゲームのプレイを容易にするための１つまたはそれ以上のプログラムを実行する一般目的または特定目的のコンピュータシステムを有する。このコンピュータシステム３８は、ＰＯＳ端末１４とインターフェイスし、プレイヤの購入価格の伝送を受信する。この情報の受信に応じて、抽選端末コンピュータシステムは、プレイヤを駆り立てここで述べた抽選ゲームを行うために必要なソフトウェアおよびハードウェアを備える。抽選端末システム３８のそれぞれは、ゲーム管理者中央コンピュータ４８からの定期的なダウンロードおよびアップデートにより、抽選ゲームを個別に実施するように構成されている。別の実施形態において、各抽選ゲームは、個別の抽選端末システム３８を介して、ゲーム管理者中央コンピュータ４８によって実施される。
【００３３】
当然のことながら、ここで図示して説明した種々のシステム・コンポーネント構成は、本発明の特徴を限定するものではない。適当な実行システムは、いずれかの特定のハードウェア、アーキテクチャ、および構成に限定されない。いずれかの小売店で抽選ゲームを実施するためのシステム実施形態は、抽選ゲームを実施するために必要な機能を提供することができるように調整された１つまたはそれ以上の一般用途または特定用途向けのコンピュータシステムによって実現される。例えば、１つまたはそれ以上のコンピュータデバイスは、コンピュータが読み取り可能な形態で表現されたソフトウェア命令にアクセスすることにより、所望の機能を提供するように適合化されている。ソフトウェアが使用されるとき、任意の適当なプログラミング、スクリプティング、または他のタイプの言語または言語の組み合わせが使用され、ゲーム方法を実行する。ある実施形態において、ソフトウェアが限定され、必要な機能は、特定用途向け回路を含む、ハードワイアード・ロジック（hard-wired logic）または他の回路によって実現される。なお、コンピュータで実行されるソフトウェアおよびハードワイアード・ロジックまたは他の回路の組み合わせが適している。
【００３４】
ＰＯＳ端末、抽選端末システム、小売店の中央コンピュータ、およびゲーム管理者コンピュータシステムの間のデータの伝送および中継は、１つまたはそれ以上の種々の形態の通信ネットワークを介して行われる。例えば、適当なネットワークには、ダイヤルイン・ネットワーク、ローカルエリアネットワーク（ＬＡＮ）、広帯域ネットワーク（ＷＡＮ）、公衆交換電話ネットワーク（ＰＳＴＮ）、インターネット、イントラネット、または他のタイプのネットワークが含まれる。ネットワークは、任意の数の、および／または組み合わせのハードワイアード、無線、または他の通信リンクを含む。
【００３５】
図３のフローチャートを参照して、小売店の顧客によってプレイされる抽選ゲームの実施形態が以下に説明される。上述のように、ゲーム方法は、小売店から購入した商品またはサービスの購入価格に応じて、プレイヤが賭け金を投資することを含む。図３のステップＡで、商品またはサービスの購入価格が計算され、顧客は、抽選ゲームに参加することを希望するか否かという問い合わせをＰＯＳ端末で受ける。ステップＢで、顧客がプレイを断った場合、ステップＣで、処理を終了して、顧客は、それぞれの商品またはサービスの購入価格を支払う。
【００３６】
ステップＤで、顧客がプレイを望んだ場合、抽選端末システム・コンポーネントが購入価格の伝送を受信し、購入価格を確定増分値へ切り上げる。購入価格と切り上げ値との間の差として、賭け金が計算される。切り上げ値は、例えば、次に高い完全ドルの額である。例えば、もし、購入価格が１０．２５ドルの場合、切り上げ購入価格は１１．００ドルであり、賭け金は、０．７５ドルとなる。もし、購入価格が１０．００ドルの場合、切り上げ購入価格は１１．００ドルであり、賭け金は、１．００ドルとなる。上述のように、当然のことながら、購入価格は、購入された商品の性質および価値に応じて、１０．００ドル、２０．００ドル、５０．００ドル、１００．００ドル等の次に高い倍数へ切り上げられる。増加的切り上げ数は、総購入価格に応じて抽選ゲーム管理者によって確定される。所定範囲内、例えば１．００ドルと１，０００．００ドルの間、の購入では、必要な切り上げは、例えば、次に高い１．００ドルとなる。１，００１．００ドルと１０，０００．００ドルの間の購入では、切り上げ数は、次に高い１０．００ドルの倍数となる、などである。高い購入値を持つ場合、抽選システム全体の支払いの要求に従い、ゲーム管理者によって抽選の勝率が維持できるように、これに応じて高い賭け金が望まれる。
【００３７】
図３のステップＦで、抽選ゲームのプレイの賭け金が、プレイヤの購入価格に上乗せされる。
【００３８】
ステップＧで、購入の時、またはその後に、抽選が実施される。図３のステップＨに示すように、この抽選におけるプレイヤが勝つ確率は、賭け金および切り上げられた購入価格に応じて計算される。ゲームの特定の実施形態における抽選の賞金は、商品またはサービスの切り上げられた購入価格に対応する。例えば、購入価格が上述の１０．００ドルと１０．２５ドルの間の場合は、賞金は１１．００ドルになるであろう。この賞金を獲得する確率は、賭け金に比例する。例えば、１０．００ドルの購入価格を持つプレイヤは、１０．２５ドルの購入価格を持つプレイヤよりも賭け金が多くなるので、勝率は高くなる。
【００３９】
抽選管理者は、所望の支払いパーセンテージに基づいて勝率を確定する。下記の表において、それぞれ、５５％、６０％、および６５％の支払いパーセンテージの種々の購入値の勝率が与えられる。所望の支払いパーセンテージに基づいて、所定の購入価格の賭け金に応じて、勝率が計算される。例えば、５５％支払い計画用の表Ａの第１のサブテーブルを参照すると、購入値２０．０１ドルの賭け金は０．９９ドルであり、抽選の勝率は３８．６分の１である。購入値２０．５０ドルの賭け金は０．５０ドルであり、抽選の勝率は７６．４分の１である。購入価格２０．９９ドルの賭け金は０．０１ドルであり、抽選の勝率は３，８１８．２分の１である。これらのシナリオのすべての賞金は、切り上げられた購入価格の２１．００ドルである。この表からも分かるように、賭け金が増加するに従って、抽選の勝率も増加する。したがって、所定の切り上げられた購入価格では、抽選の勝率は、賭け金に比例する。
【００４０】
表Ａの第２のサブテーブルは、４１．００ドルの切り上げられた値を持つ購入価格を示している。賭け金は、第１のサブテーブルの賭け金に対応するが、任意のある賭け金のための抽選の勝率は、第１のサブテーブルの各勝率よりも低くなっている。例えば、第２のサブテーブル内の購入価格４０．０１ドルの賭け金は０．９９ドルであり、第１のサブテーブル内の勝率が３８．６分の１であるのに対して、勝率は７５．３分の１である。この関係は、表Ａから表Ｃの中のすべてのサブテーブルに反映されている。したがって、所定の賭け金における抽選の勝率は、切り上げられた購入価格（または賞金）に反比例する。
【００４１】
表Ｂおよび表Ｃは、表Ａと同じシナリオを示しているが、支払い計画が異なる。種々のサブテーブルに反映されているように、抽選支払い計画が増加するのに従って、抽選の勝率が比例して増加する。
【表１】
【表２】
【表３】
【００４２】
当然のことながら、上記の表は、もっぱら例示を目的としたものである。抽選ゲーム要求を満足する支払い計画に従って、潜在的なプレイヤを引き付ける賞金および勝率を備えたゲーム計画を考案することは、十分に、抽選ゲームの統計および確率の当業者のレベルの範囲内である。
【００４３】
抽選ゲームは、様々な態様で行われる。特定の実施形態において、抽選は、確定セットから１つ以上のオブジェクト（例えば数字）をプレイヤが選択するかまたは無作為に割り当てられるような、「Ｐｉｃｋ−３」または「Ｌｏｔｔｏ」ゲームなどの従来のゲームに対応する。プレイ内の確定セットおよびオブジェクト数の範囲は、ゲームの確率に従って計算される。そして、抽選システムは、確定セットからプレイ・オブジェクトのセットを無作為に生成し、選択されまたは割り当てられたオブジェクトが、無作為に生成されたプレイ・オブジェクトと一致した場合、プレイヤは抽選に勝利する。プレイヤは、抽選端末装置のキーパッド、タッチスクリーン、または他の入力メカニズムを介して、それらのオブジェクトを選択し、または、抽選端末システムによって、オブジェクトが無作為にプレイヤに割り当てられる。
【００４４】
図３のステップＩにおいて、プレイヤは、抽選に勝ったかどうか、知らされる。これは、例えば、無作為に生成されたオブジェクトに加えて、プレイヤに割り当てられまたは選択されたオブジェクトを表示する券とともに、ＰＯＳ端末でプレイヤに抽選券を発行することによって行われる。また、その抽選券は、プレイヤが勝者であるか否かを表示する。ステップＪで、抽選に勝っていないことが確認された場合、ステップＫで、ゲームを終了し、プレイヤの購入処理が完了する。購入者は、賭け金が含まれた、商品またはサービスの切り上げられた購入価格を支払う。
【００４５】
ステップＭで、プレイヤが抽選に勝ったことが確認された場合、プレイヤは、賞金として商品またはサービスが授与される。
【００４６】
ステップＮで、適当な時に、小売店は、ゲーム管理者に賭け金額および賞金額の決算報告を行う。例えば、小売店は、小売店内の種々のＰＯＳ端末に投資された賭け金の値（または確定パーセンテージ）を抽選ゲーム管理者に申し出て、勝利プレイヤに対する賞金の弁済を集める。
【００４７】
以上、特に示して説明した材料は、限定を意味するものではないが、代わりに、本主題の種々の実施形態を示しまたは教示するのに役に立つものである。添付された特許請求の範囲に記載されるように、本発明の範囲は、当業者による変更および修正とともに、ここで説明した種々の特徴の組み合わせとサブ組み合わせの両方を含むものである。
【符号の説明】
【００４８】
１２ 小売店
１４ ポイントオブセール(ＰＯＳ)端末
１６ ディスプレイ
１８ キーパッド
２０ カードリーダ
２２ プリンタ
２４ 品目スキャナ（item scanner）
２６ 中央コンピュータ
２８ チェックアウト・レーン（checkout lane）
３２ 袋詰めエリヤ
３４ 販売促進エリヤ（merchandising area）
３６ 小切手振出（check-writing）スタンド
３８ 抽選端末システム（lottery terminal system）
４０ ディスプレイ
４２ 入力デバイス
４４ 抽選券プリンタ
４６ マーケティング・モニタまたはディスプレイ
４８ ゲーム管理者中央コンピュータシステム（gaming authority central computer system）
５０ ルータ
５４ バス
【特許請求の範囲】
【請求項１】
プレイヤが商品またはサービスを購入する小売店で抽選ゲームを実施する方法であって、
プレイヤが、前記小売店で購入した前記商品またはサービスの購入価格の関数である賭け金を投資するステップと、
抽選の勝率が前記賭け金の関数であるようなに前記抽選を実施するステップと、
前記抽選に勝った場合、前記商品またはサービスの購入価格の関数である賞金を前記プレイヤに授与するステップと、を有する方法。
【請求項２】
前記抽選ゲームは、前記小売店のチェックアウトＰＯＳ端末で、前記小売店の顧客に提供される、請求項１に記載の方法。
【請求項３】
前記抽選ゲームは、前記小売店の複数のチェックアウトＰＯＳ端末で提供される、請求項２に記載の方法。
【請求項４】
前記抽選は、前記商品またはサービスの購入時に実施され、
前記プレイヤは、前記商品またはサービスの購入時に、前記抽選の結果をすぐに知らされる、請求項１に記載の方法。
【請求項５】
前記賭け金は、確定値に前記購入価格を丸めるのに必要な額に対応する、請求項１に記載の方法。
【請求項６】
前記賭け金は、次に高い完全なドルに前記購入価格を切り上げるのに必要な額である、請求項５に記載の方法。
【請求項７】
前記抽選に勝った場合の賞金は、前記商品またはサービスの切り上げられた購入価格である、請求項６に記載の方法。
【請求項８】
前記抽選の勝率は、前記賭け金に比例し、前記切り上げられた購入価格に反比例する、請求項７に記載の方法。
【請求項９】
前記抽選は、オブジェクトの確定セットから１つ以上のオブジェクトを前記プレイヤに割り当て、前記オブジェクトの確定セットを無作為に生成し、
前記割り当てられたオブジェクトが、前記無作為に生成されたオブジェクトの規定の番号またはパターンと一致する場合、前記プレイヤは前記抽選に勝利する、請求項１に記載の方法。
【請求項１０】
前記プレイヤに割り当てられるオブジェクトは、前記プレイヤのために無作為に生成される、請求項９に記載の方法。
【請求項１１】
前記プレイヤに割り当てられたオブジェクトは、前記プレイヤによって選ばれる、請求項９に記載の方法。
【請求項１２】
小売店で抽選ゲームを実施するシステムであって、
前記抽選ゲームおよび対応する賞金支払いは、前記小売店でのプレイヤの商品またはサービスの購入の関数であり、
前記システムは、
前記プレイヤによって購入された商品またはサービスの購入価格を計算するように構成された小売店のＰＯＳチェックアウト端末と、
前記購入価格を受信するため、前記ＰＯＳチェックアウト端末と通信接続するように構成された抽選端末システムと、を有し、
前記抽選端末システムは、前記商品またはサービスの前記購入価格の関数である賭け金を前記プレイヤが投資することにより、前記ＰＯＳチェックアウト端末で前記抽選ゲームを実施するように構成され、
前記抽選端末システムは、前記抽選の勝率が前記賭け金の関数であり、前記抽選に勝利した場合、前記商品またはサービスの前記購入価格の関数である賞金支払い額を前記プレイヤに示すように、抽選を実施するように構成されているシステム。
【請求項１３】
前記小売店に複数のＰＯＳチェックアウト端末を有し、
少なくとも１つの前記抽選端末システムは、前記ＰＯＳチェックアウト端末のそれぞれに構成されている、請求項１２に記載のシステム。
【請求項１４】
複数の小売店で前記抽選ゲームを実行するためのハードウェアおよびソフトウェア構成を有する中央ゲームコンピュータシステムをさらに有し、
前記抽選端末システムは、前記中央ゲームコンピュータシステムとネットワーク接続されている、請求項１３に記載のシステム。
【請求項１５】
前記中央ゲームコンピュータシステムは、前記抽選端末システムでプレイされた各ゲームの勝率を確立する、請求項１４に記載のシステム。
【請求項１６】
前記プレイヤの賭け金は、確定値に前記購入価格を丸めるのに必要な額に対応する、請求項１５に記載のシステム。
【請求項１７】
前記賭け金は、次に高い完全なドルに前記購入価格を切り上げるのに必要な額である、請求項１６に記載のシステム。
【請求項１８】
前記抽選に勝った場合の賞金は、前記商品またはサービスの切り上げられた購入価格である、請求項１７に記載のシステム。
【請求項１９】
前記中央ゲームコンピュータによって確立された前記勝率は、前記賭け金に比例し、前記切り上げられた購入価格に反比例する、請求項１８に記載のシステム。
【請求項２０】
前記抽選端末システムは、前記オブジェクトの確定セットから１つ以上のオブジェクトをプレイヤに割り当て、前記オブジェクトの確定セットを無作為に生成することにより、前記抽選を実施するように構成され、
前記割り当てられたオブジェクトが、前記無作為に生成されたオブジェクトの規定の数字またはパターンと一致した場合、前記プレイヤは前記抽選に勝利する、請求項１２に記載のシステム。
【請求項２１】
前記抽選端末システムは、前記プレイヤに割り当てられるオブジェクトを無作為に生成する、請求項２０に記載のシステム。
【請求項２２】
前記抽選端末システムは、前記割り当てられるオブジェクトの前記プレイヤの選択を受けるように構成されている、請求項２０に記載のシステム。
【請求項１】
プレイヤが商品またはサービスを購入する小売店で抽選ゲームを実施する方法であって、
プレイヤが、前記小売店で購入した前記商品またはサービスの購入価格の関数である賭け金を投資するステップと、
抽選の勝率が前記賭け金の関数であるようなに前記抽選を実施するステップと、
前記抽選に勝った場合、前記商品またはサービスの購入価格の関数である賞金を前記プレイヤに授与するステップと、を有する方法。
【請求項２】
前記抽選ゲームは、前記小売店のチェックアウトＰＯＳ端末で、前記小売店の顧客に提供される、請求項１に記載の方法。
【請求項３】
前記抽選ゲームは、前記小売店の複数のチェックアウトＰＯＳ端末で提供される、請求項２に記載の方法。
【請求項４】
前記抽選は、前記商品またはサービスの購入時に実施され、
前記プレイヤは、前記商品またはサービスの購入時に、前記抽選の結果をすぐに知らされる、請求項１に記載の方法。
【請求項５】
前記賭け金は、確定値に前記購入価格を丸めるのに必要な額に対応する、請求項１に記載の方法。
【請求項６】
前記賭け金は、次に高い完全なドルに前記購入価格を切り上げるのに必要な額である、請求項５に記載の方法。
【請求項７】
前記抽選に勝った場合の賞金は、前記商品またはサービスの切り上げられた購入価格である、請求項６に記載の方法。
【請求項８】
前記抽選の勝率は、前記賭け金に比例し、前記切り上げられた購入価格に反比例する、請求項７に記載の方法。
【請求項９】
前記抽選は、オブジェクトの確定セットから１つ以上のオブジェクトを前記プレイヤに割り当て、前記オブジェクトの確定セットを無作為に生成し、
前記割り当てられたオブジェクトが、前記無作為に生成されたオブジェクトの規定の番号またはパターンと一致する場合、前記プレイヤは前記抽選に勝利する、請求項１に記載の方法。
【請求項１０】
前記プレイヤに割り当てられるオブジェクトは、前記プレイヤのために無作為に生成される、請求項９に記載の方法。
【請求項１１】
前記プレイヤに割り当てられたオブジェクトは、前記プレイヤによって選ばれる、請求項９に記載の方法。
【請求項１２】
小売店で抽選ゲームを実施するシステムであって、
前記抽選ゲームおよび対応する賞金支払いは、前記小売店でのプレイヤの商品またはサービスの購入の関数であり、
前記システムは、
前記プレイヤによって購入された商品またはサービスの購入価格を計算するように構成された小売店のＰＯＳチェックアウト端末と、
前記購入価格を受信するため、前記ＰＯＳチェックアウト端末と通信接続するように構成された抽選端末システムと、を有し、
前記抽選端末システムは、前記商品またはサービスの前記購入価格の関数である賭け金を前記プレイヤが投資することにより、前記ＰＯＳチェックアウト端末で前記抽選ゲームを実施するように構成され、
前記抽選端末システムは、前記抽選の勝率が前記賭け金の関数であり、前記抽選に勝利した場合、前記商品またはサービスの前記購入価格の関数である賞金支払い額を前記プレイヤに示すように、抽選を実施するように構成されているシステム。
【請求項１３】
前記小売店に複数のＰＯＳチェックアウト端末を有し、
少なくとも１つの前記抽選端末システムは、前記ＰＯＳチェックアウト端末のそれぞれに構成されている、請求項１２に記載のシステム。
【請求項１４】
複数の小売店で前記抽選ゲームを実行するためのハードウェアおよびソフトウェア構成を有する中央ゲームコンピュータシステムをさらに有し、
前記抽選端末システムは、前記中央ゲームコンピュータシステムとネットワーク接続されている、請求項１３に記載のシステム。
【請求項１５】
前記中央ゲームコンピュータシステムは、前記抽選端末システムでプレイされた各ゲームの勝率を確立する、請求項１４に記載のシステム。
【請求項１６】
前記プレイヤの賭け金は、確定値に前記購入価格を丸めるのに必要な額に対応する、請求項１５に記載のシステム。
【請求項１７】
前記賭け金は、次に高い完全なドルに前記購入価格を切り上げるのに必要な額である、請求項１６に記載のシステム。
【請求項１８】
前記抽選に勝った場合の賞金は、前記商品またはサービスの切り上げられた購入価格である、請求項１７に記載のシステム。
【請求項１９】
前記中央ゲームコンピュータによって確立された前記勝率は、前記賭け金に比例し、前記切り上げられた購入価格に反比例する、請求項１８に記載のシステム。
【請求項２０】
前記抽選端末システムは、前記オブジェクトの確定セットから１つ以上のオブジェクトをプレイヤに割り当て、前記オブジェクトの確定セットを無作為に生成することにより、前記抽選を実施するように構成され、
前記割り当てられたオブジェクトが、前記無作為に生成されたオブジェクトの規定の数字またはパターンと一致した場合、前記プレイヤは前記抽選に勝利する、請求項１２に記載のシステム。
【請求項２１】
前記抽選端末システムは、前記プレイヤに割り当てられるオブジェクトを無作為に生成する、請求項２０に記載のシステム。
【請求項２２】
前記抽選端末システムは、前記割り当てられるオブジェクトの前記プレイヤの選択を受けるように構成されている、請求項２０に記載のシステム。
【図１】
【図２】
【図３】
【図２】
【図３】
【公表番号】特表２０１１−５１１９９２（Ｐ２０１１−５１１９９２Ａ）
【公表日】平成２３年４月１４日（２０１１．４．１４）
【国際特許分類】
【出願番号】特願２０１０−５４６４２４（Ｐ２０１０−５４６４２４）
【出願日】平成２１年２月５日（２００９．２．５）
【国際出願番号】ＰＣＴ／ＩＢ２００９／０５０４８１
【国際公開番号】ＷＯ２００９／１０１５５５
【国際公開日】平成２１年８月２０日（２００９．８．２０）
【出願人】（５１０２１９６０４）サイエンティフィック ゲイムズ ホールディングス リミテッド (1)
【Ｆターム（参考）】
【公表日】平成２３年４月１４日（２０１１．４．１４）
【国際特許分類】
【出願日】平成２１年２月５日（２００９．２．５）
【国際出願番号】ＰＣＴ／ＩＢ２００９／０５０４８１
【国際公開番号】ＷＯ２００９／１０１５５５
【国際公開日】平成２１年８月２０日（２００９．８．２０）
【出願人】（５１０２１９６０４）サイエンティフィック ゲイムズ ホールディングス リミテッド (1)
【Ｆターム（参考）】
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