説明

プロジェクタ昇降装置

【課題】 プロジェクタ昇降装置を簡単な構成で組立てることができ、また大きな昇降ストロークでプロジェクタを昇降してプロジェクタの姿勢を逆向きにする必要がないようにする。
【解決手段】 天井14に垂直状態と水平状態との間を枢動するように支持されたリンクアーム20A、20Bとこれらのリンクアーム20A、20Bを枢動する駆動源22とから成るリンク機構24を備え、プロジェクタ12を搭載する支持台26は、これらのリンアーム20A、20Bの垂直状態における下端に支持台26の水平な姿勢で支持され、リンクアーム20A、20Bの垂直状態でプロジェクタ12の低い使用位置となり、リンクアーム20A、20Bの水平状態でプロジェクタ12の高い不使用位置となるようにする。

【発明の詳細な説明】
【技術分野】
【0001】
本発明は、例えば、会議室の天井等に取付けられて、例えば、使用時にはプロジェクタを下降し、不使用時にはプロジェクタを上昇することができるように、プロジェクタを昇降自在に支持するようにしたプロジェクタ昇降装置に関するものである。
【背景技術】
【0002】
大きな会議室では、正面の大きなスクリーンに向けて映像を投影するため、プロジェクタは、天井からは離れているが、天井に近い比較的高い位置に維持し、プロジェクタを使用しない時には、このプロジェクタを天井に接近した位置に上昇するようにプロジェクタを天井から吊り下げて支持することが行われている。
【0003】
このような目的で使用される従来技術のプロジェクタ昇降装置は、プロジェクタを搭載する支持台をチェーン又はワイヤで懸架してこのチェーン又はワイヤを巻揚げて昇降する巻揚げ駆動方式のもの(特許文献1又は2参照)と、この支持台をボールねじの回転によって昇降するボールねじ駆動方式のものとがある。
【0004】
しかし、巻揚げ駆動方式のプロジェクタ昇降装置は、プロジェクタが前後左右に揺れ易く、これを防止するために、支持台が揺れるのを防止するガイド機構を必要とし、構成部品が多くなって組立や保守が面倒となる欠点があった。
【0005】
一方、ボールねじ駆動方式は、支持台の揺れを生ずることはないが、プロジェクタの昇降ストロークに相応する長さのボールねじが必要となるので、天井内の高さ寸法から昇降ストロークが制約を受ける欠点がある上に、昇降に時間がかかる欠点があった。
【0006】
プロジェクタは、天井に近い高所から下向きに映像を投影しなければならないが、大抵のプロジェクタは、投射角度が上向きに固定されているので、プロジェクタの昇降ストロークが小さいと、映像を下向きに投射するためには、プロジェクタを上下逆にして支持台に取り付けなければならない。しかし、プロジェクタを上下逆向きにすると、プロジェクタのランプの放熱効果が悪くなってランプの寿命が短くなるが、プロジェクタは高い位置にあるので、ランプの交換を頻繁に行うことは避けなければならない。
【0007】
【特許文献1】特開2002−370896号公報
【特許文献2】特開2004−219593号公報
【発明の開示】
【発明が解決しようとする課題】
【0008】
本発明が解決しようとする課題は、簡単な構成で組立てることができ、また大きな昇降ストロークでプロジェクタを昇降することができるプロジェクタ昇降装置を提供することにある。
【課題を解決するための手段】
【0009】
本発明の課題解決手段は、天井等の高い位置にある取付け部材に支持されるプロジェクタをこの取付け部材に接近した高い第1の位置と取付け部材から下方に離れた低い第2の位置との間を昇降するプロジェクタ昇降装置において、取付け部材に枢軸によって支持されこの枢軸を中心に垂直状態と水平状態との間を枢動する少なくとも1つリンクアームとこのリンクアームを垂直状態と水平状態との間を駆動する駆動源とから成るリンク機構を備え、プロジェクタを搭載する支持台は、リンクアームの垂直状態における下端に支持され、リンクアームの垂直状態でプロジェクタの第2の位置となり、リンクアームの水平状態でプロジェクタの第1の位置となるようにしたことを特徴とするプロジェクタ昇降装置を提供することにある。
【0010】
本発明の課題解決手段において、リンク機構は、相互に平行な状態を常に維持する1対の平行リンクアームを有するのが好ましく、この場合、1対の平行リンクアームの上端は、取付け部材にそれぞれの枢軸を介して支持される。
【0011】
また、1対の平行リンクアームの一方のリンクアームは、枢軸を介して機械的に一緒に枢動する入力アームに連結され、駆動源は、入力アームを枢軸を介して枢動する直線駆動機構から成っているものとすることができる。さもなければ、駆動源は、1対の平行リンクアームの一方のリンクアームの枢軸を回転駆動する回転駆動機構から成っていてもよい。
【0012】
本発明の課題解決手段において、リンクアームの垂直状態と水平状態とをバックアップするバックアップ手段を更に備えているのが好ましく、このバックアップ手段は、例えば、リンクアームを枢軸を介して機械的に一緒に枢動するバックアップアームに枢支されたピストンロッドを有するシリンダから成っている。
【0013】
本発明の課題解決手段において、プロジェクタを搭載する支持台は、リンクアームの垂直状態の下端に常に水平な姿勢を維持するように支持されているのが好ましい。
【0014】
本発明の課題解決手段において、第2の位置(低い位置)がプロジェクタの使用位置であり、第2の位置(高い位置)がプロジェクタの保管位置である場合と、第2の位置(低い位置)がプロジェクタの保守位置であり、第1の位置(高い位置)がプロジェクタの使用位置である場合とがあり、これらの位置の使用態様は、設置場所の広さ、レイアウトその他の設定要素に応じて適宜選択することができる。
【発明の効果】
【0015】
本発明によれば、上記のように、取付け部材に枢軸によって支持されこの枢軸を中心に垂直状態と水平状態との間を枢動する少なくとも1つリンクアームとこのリンクアームを垂直状態と水平状態との間を駆動する駆動源とから成るリンク機構を備え、プロジェクタを搭載する支持台がリンアームの垂直状態における下端に支持されているので、簡単なリンク機構によって容易に組立てることができ、またリンクアームの垂直状態でプロジェクタの低い第1の位置(プロジェクタの使用位置又は保守位置)とし、リンクアームの水平状態でプロジェクタの高い第2の位置(プロジェクタの保管位置又は使用位置)とすることができるので、リンクアームの長さを大きくして低い位置を低くすることができ、従ってプロジェクタを上下逆向きにすることなく、映像をスクリーンに向けて投射することができる。
【0016】
また、プロジェクタは、リンク機構のリンク運動によって昇降するので、ワイヤ巻揚げ方式やボールねじ駆動方式に比べて不使用位置と使用位置との間の移動が迅速に行われるので、プロジェクタの格納、使用準備を効率よく行うことができる。
【0017】
更に、プロジェクタは、リンク機構によって揺れを生ずることなく支持されるので、ガイド機構を必要とすることがなく、更に、シリンダの如きバックアップ手段によって高い位置と低い位置とに保持されると、使用状態でも不使用(保管)状態でも又は保守状態でも使用状態でもプロジェクタを安定した状態に維持することができる。
【発明を実施するための最良の形態】
【0018】
本発明の実施の形態を図面を参照して詳細に述べると、図1乃至図5は、本発明の1つの形態によるプロジェクタ昇降装置10を示し、このプロジェクタ昇降装置10は、高い位置にある取付け部材14である天井14Cに接近した高い第1の位置(図2、図4参照)と天井14Cから下方に離れた低い使用位置(図1、図3、図5参照)との間を昇降するためのものである。図示の例では、高い第1の位置が使用位置であり、低い第2の位置が不使用(又は保管)位置であるのが示されているが、高い第1の位置が使用位置となり、低い第2の位置が保守位置となるような場合もある。以下の説明では、第1の位置が不使用位置であり、第2の位置が使用位置であるものとして説明する。
【0019】
このプロジェクタ昇降装置10は、天井14Cに固定された支持板16から垂下する1対のブラケット16B1、16B2(図5参照)に回転自在に支持された枢軸18に固定されてこの枢軸18の軸線を中心に垂直状態と水平状態との間を枢動する少なくとも1つリンクアーム20とこのリンクアーム20を垂直状態と水平状態との間を駆動する駆動源22とから成るリンク機構24を備え、プロジェクタ12を搭載する支持台26は、図1に示すように、リンクアーム20の垂直状態における下端に支持されているが、その詳細は、後に述べる。
【0020】
図示の形態では、リンク機構24は、図1、図3及び図4に示すように、相互に平行な状態を常に維持する1対の平行リンクアーム20A、20Bから成る平行運動機構の形態を有し、図示の形態では、一方のリンクアーム20Aは、ストリップの形態であり、他方のリンクアーム20Bは、ロッドの形態であるのが示されている。リンクアーム20Aの上端は、枢軸18に固定され、リンクアーム20Bは、図1及び図5に示すように、支持板16から垂下する他のブラケット16B2に枢支ピン28によって枢動自在に支持されている。
【0021】
図1及び図5に示すように、この1対のリンクアーム20A、20Bの垂直状態の下端にL字形アーム31が取付けられ、このL字形アーム31の一端は、一方のリンクアーム20Aの下方の二股端部20AEに枢軸30によって支持され、L字形アーム31の他端は、他方のリンクアーム20Bの下端に枢軸33によって支持されている。これらのリンクアーム20A、20Bは、図1及び図3の垂直状態と図2及び図4の水平状態との間を平行な状態を維持したまま移動することができるが、特に、これらのリンクアーム20A、20Bが1対の相対する長辺となり、枢軸18、28間と枢軸30、33の間が1対の相対する短辺となる平行四辺形が形成されており、枢軸30、33の間に取付けられているL字形アーム31が常に同じ姿勢を保ったまま垂直状態(図1、図3)と水平状態(図2、図4)との間を移動することが注目される。
【0022】
プロジェクタ12を搭載する支持台26は、図1乃至図5に示すように、その懸吊片26Sの上端をL字形アーム31の下面(図1の状態)に溶接によって固定されている。既に述べたように、リンク機構24は、L字形アーム31が常に同じ姿勢を保ったままリンクアーム20A、20Bを枢動するので、支持台26も水平状態を維持したまま上下することが解る。
【0023】
支持台26上のプロジェクタ12は、リンクアーム20A、20Bの垂直状態で低い第2の位置(使用位置)となり(図1、図3及び図5)、リンクアーム20A、20Bの水平状態で高い第1の位置(不使用位置)となる(図2及び図4)。
【0024】
図示の形態では、一方のリンクアーム20Aは、枢軸18に固定されてこの枢軸18を介して機械的に一緒に枢動する入力アーム32に連結され、駆動源22は、この入力アーム32の自由端32Fを枢軸34を介して枢動する直線駆動機構22Lから成っている。好ましい直線駆動機構22Lは、電動シリンダ22Cであるが、油圧シリンダの如き流体シリンダであってもよい。電動シリンダ22Cのピストンロッド22CRが枢軸34に連結されている。なお、図面において、符号22CMは、電動シリンダ22Cを駆動する電動モータを示し、この電動モータは、同様に、ブラケット16B4、16B5の間に支持されている。
【0025】
図示のように、電動シリンダ22Cは、支持板14から垂下するブラケット16B4、16B5に枢軸36によって揺動自在に支持され、1対の平行リンクアーム20A、20Bの枢動位置に追従してピストンロッド22CRが変位することができるようになっている。
【0026】
本発明のプロジェクタ昇降装置10は、好ましくは、リンクアーム20の垂直状態と水平状態とをバックアップするバックアップ手段40を更に備えている。図示の形態では、このバックアップ手段40は、一方のリンクアーム20の入力アーム32に平行にして枢軸18に固定されてこの枢軸18を介してリンクアーム20と機械的に一緒に枢動するバックアップアーム42にピン44によって枢支されたピストンロッド46Rを有するシリンダ46から成っている。このシリンダ46は、例えば、ガスシリンダとすることができる。シリンダ46は、支持板16から垂下する更に他のブラケット16B6の二股端部にピン48で枢支されている。
【0027】
このバックアップ手段40は、リンクアーム20A、20Bが垂直状態と水平状態との間を枢動する間にリンクアーム20Aに追従してピストンロッド46Rを伸縮し、垂直状態及び水平状態でシリンダ46のピストンロッド46Rとバックアップアーム42とが一直線になってこれらの状態を保持している。
【0028】
次に、本発明のプロジェクタ昇降装置10の使用状態を述べると、プロジェクタ12の不使用時には、図2及び図4に示すように、リンク機構24のリンクアーム20A、20Bがこの天井面に平行な水平位置にあり、プロジェクタ12は、支持台26と共に水平状態を保ったまま天井14Cに最も近い上昇位置(第1の位置)にある。この位置では、電動シリンダ22Cのピストンロッド22CRは、最も伸長した状態にある。
【0029】
プロジェクタ12を使用する時には、直線駆動機構22Lである電動シリンダ22Cを駆動してそのピストンロッド22CRを収縮する。電動シリンダ22Cのピストンロッド22CRが収縮すると、1対の平行リンクアーム20A、20Bは、図2の位置から枢軸18、28を中心に時計方向に枢動して徐々に下降し、電動シリンダ22Cのピストンロッド22CRが最も収縮した時に1対の平行リンクアーム20A、20Bは図1の垂直状態となる。
【0030】
既に述べたように、1対の平行リンクアーム20A、20Bの下降してもL字形アーム31が常に同じ姿勢を保っているので、プロジェクタ12を搭載している支持台26は、常に水平な状態を維持しているので、平行リンクアーム20A、20Bが図1、図3及び図5に示す垂直状態となって低い使用位置(第1の位置)に達すると、プロジェクタ12は、直ちに使用することができる状態となる。
【0031】
また、既に述べたように、リンクアーム20A、20Bが水平な不使用位置から垂直な使用位置に移動する間にリンクアーム20Aに追従してシリンダ46Cのピストンロッド46CRが収縮し、リンクアーム20A、20Bの垂直な使用位置でシリンダ46のピストンロッド46Rとバックアップアーム42とが一直線になってこの使用位置が保持される。なお、このバックアップ手段40は、リンクアーム20A、20Bが枢動する際にリンクアーム20A、20Bに制動力を付与してこれらのリンクアーム20A、20Bの急激な下降を抑制する機能も有する。
【0032】
本発明の他の形態のプロジェクタ昇降装置10が図6乃至図8に示されており、このプロジェクタ昇降装置10は、駆動源22が1対の平行リンクアーム20A、20Bの一方のリンクアーム20Aの枢軸30を回転駆動する回転駆動機構22Rから成っていることを除いて図1乃至図5の形態のものと同じである。
【0033】
回転駆動機構22Rは、図7に示すように、支持板16に支持された電動モータ50と、この電動モータ50の出力軸に固定されたスプロケット52と、枢軸18に固定されたスプロケット54と、スプロケット52、54間に掛け渡されたチェーン56とから成っている。
【0034】
平行リンクアーム20A、20Bのリンク運動の範囲を規制するために位置規制手段60が設けられ、この位置規制手段60は、図8に示すように、ブラケット16B2、16B1にそれぞれ取付けられてリンクアーム20Aに感応する近接スイッチ66、68(68は図8では見えない位置にあって示されていない)から成り、一方の近接スイッチ66は、垂直な使用位置でリンクアーム20Aに感応し、他方の近接スイッチ68は、水平な不使用位置でリンクアーム20Bに感応する。これらの近接スイッチ66、68は、電動モータ50の駆動を停止してリンクアーム20A、20Bを垂直状態又は水平状態で停止する。なあお、図8中、符号62、64は、近接スイッチ66、68を取付けるブラケットを示す。
【0035】
なお、上記実施の形態では、リンク機構24は、1対の平行なリンクアーム20A、20Bから成っているが、1つのリンクアームから成っていてもよい。
【0036】
なお、高い第1の位置が使用位置であり、低い第2の位置が保守位置である場合、プロジェクタ12の投射角度に応じてプロジェクタ12がスクリーンに斜め下向きに映像を投射するように支持台26の搭載面を傾斜させるのが好ましい。また、低い第の位置(保守位置)では、プロジェクタ12の点検等の作業を容易に行うことができる。
【産業上の利用可能性】
【0037】
本発明によれば、プロジェクタをリンクアームのリンク運動によって天井等の取付け部材に対して垂直状態と水平状態との間を駆動して昇降するので、簡単な機構によって容易に組立てることができ、またリンクアームの長さを大きくして使用位置を低くすることができるので、プロジェクタを上下逆向きにすることなく、映像をスクリーンに向けて投射することができ、また低い保守位置を利用してプロジェクタの保守点検を容易に行うことができ、産業上の利用性が向上する。
【図面の簡単な説明】
【0038】
【図1】本発明の1つの形態によるプロジェクタ昇降装置の低い使用位置の右側面図である。
【図2】図1のプロジェクタ昇降装置の高い不使用位置の右側面図である。
【図3】図1のプロジェクタ昇降装置の使用位置の左側面図である。
【図4】図1のプロジェクタ昇降装置の不使用位置の左側面図である。
【図5】図1のプロジェクタ昇降装置の使用位置の正面図である。
【図6】本発明の他の形態によるプロジェクタ昇降装置の使用位置と不使用位置との右側面図である。
【図7】図6のプロジェクタ昇降装置の使用位置の正面図である。
【図8】図6のプロジェクタ昇降装置の回転駆動機構と回転規制手段とを示す拡大断面図である。
【符号の説明】
【0039】
10 プロジェクタ昇降装置
12 プロジェクタ
14 取付け部材
14C 天井
16 支持板
16B1乃至16B6 ブラケット
18 枢軸
20、20A、20B リンクアーム
20AE 二股端部
22 駆動源
22L 直線駆動機構
22C 電動シリンダ
22CR ピストンロッド
22CM 電動モータ
22R 回転駆動機構
24 リンク機構
26 支持台
26S 懸吊片
28 ピボットピン
30 枢軸
31 L字形のアーム
32 入力アーム
33 枢軸
34 枢軸
36 枢軸
40 バックアップ手段
42 バックアップアーム
44 ピン
46 シリンダ
46R ピストンロッド
48 ピン
50 電動モータ
52、54 スプロケット
56 チェーン
60 位置規制手段
62、64 ブラケット
66、68 近接スイッチ
















【特許請求の範囲】
【請求項1】
天井等の高い位置にある取付け部材に支持されるプロジェクタを前記取付け部材に接近した高い第1の位置と前記取付け部材から下方に離れた低い第2の位置との間を昇降するプロジェクタ昇降装置において、前記取付け部材に枢軸によって支持され前記枢軸を中心に垂直状態と水平状態との間を枢動する少なくとも1つリンクアームと前記リンクアームを垂直状態と水平状態との間を駆動する駆動源とから成るリンク機構を備え、前記プロジェクタを搭載する支持台は、前記リンクアームの垂直状態における下端に支持され、前記リンクアームの垂直状態で前記プロジェクタの第2の位置(低い位置)となり、前記リンクアームの水平状態で前記プロジェクタの第1の位置(高い位置)となるようにしたことを特徴とするプロジェクタ昇降装置。
【請求項2】
請求項1に記載のプロジェクタ昇降装置であって、前記リンク機構は、相互に平行な状態を常に維持する1対の平行リンクアームを有し、前記1対の平行リンクアームの上端は、前記取付け部材にそれぞれの枢軸を介して支持されていることを特徴とするプロジェクタ昇降装置。
【請求項3】
請求項2に記載のプロジェクタ昇降装置であって、前記1対の平行リンクアームの一方のリンクアームは、前記枢軸を介して機械的に一緒に枢動する入力アームに連結され、前記駆動源は、前記入力アームを前記枢軸を介して枢動する直線駆動機構から成っていることを特徴とするプロジェクタ昇降装置。
【請求項4】
請求項2に記載のプロジェクタ昇降装置であって、前記駆動源は、前記1対の平行リンクアームの一方のリンクアームの枢軸を回転駆動する回転駆動機構から成っていることを特徴とするプロジェクタ昇降装置。
【請求項5】
請求項1乃至4のいずれかに記載のプロジェクタ昇降装置であって、前記リンクアームの垂直状態と水平状態とをバックアップするバックアップ手段を更に備えていることを特徴とするプロジェクタ昇降装置。
【請求項6】
請求項5に記載のプロジェクタ昇降装置であって、前記バックアップ手段は、前記リンクアームを前記枢軸を介して機械的に一緒に枢動するバックアップアームに枢支されたピストンロッドを有するシリンダから成っていることを特徴とするプロジェクタ昇降装置。
【請求項7】
請求項1乃至6のいずれかに記載のプロジェクタ昇降装置であって、前記プロジェクタを搭載する支持台は、前記リンクアームの垂直状態の下端に常に水平な姿勢を維持するように支持されていることを特徴とするプロジェクタ昇降装置。
【請求項8】
請求項1乃至7のいずれかに記載のプロジェクタ昇降装置であって、前記第2の位置(低い位置)は、前記プロジェクタの使用位置であり、前記第1の位置(高い位置)は、前記プロジェクタの保管位置であることを特徴とするプロジェクタ昇降装置。
【請求項9】
請求項1乃至7のいずれかに記載のプロジェクタ昇降装置であって、前記第2の位置(低い位置)は、前記プロジェクタの保守位置であり、前記第1の位置(高い位置)は、前記プロジェクタの使用位置であることを特徴とするプロジェクタ昇降装置。












【図1】
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【図2】
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【図3】
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【図4】
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【図5】
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【図6】
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【図7】
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【図8】
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