説明

ベビー用バス

【課題】乳幼児の不快感など、肌への悪影響のない、さらっとした肌ざわりのスポンジ製ベビー用バスの提供。
【解決手段】凹状部が切り欠き形成されたスポンジ体1を、紐体3を調整することにより開閉する柔らかい網状袋体3内に収納した乳幼児用のスポンジ製ベビーバスで、使用後は吸盤4フックに吊り下げて水切り、乾燥ができる。

【発明の詳細な説明】
【技術分野】
【0001】
本発明は、乳幼児を寝かせた状態で体を洗う、スポンジ製ベビー用バスに関するものである。
【背景技術】
【0002】
従来のスポンジ製ベビーバスは、乳幼児がお湯に浸かった状態で体を洗う硬質プラスチック製のバスタブに比べ、頸の座っていない乳幼児の頭を支えたり、お湯を飲み込こまないように気を付けたりする煩わしさがないので、安心して楽に体を洗ってあげることのできる便利なものであった。
【0003】
ところで、このスポンジ製ベビーバスには水切れなども勘案してポリウレタンフォームのような軟質の発泡樹脂が使われることが多い。しかしながら多孔質の表面の質感や、お湯や泡を吸い込んだスポンジのヌルッとした触感は、乳幼児の敏感な肌には必ずしも快適なものではない。
【0004】
すなわちスポンジが表面が剥き出しの状態は、乳幼児の肌への生理面、心理面の影響を考えると最適のものとはいえないのである。
【発明の開示】
【発明が解決しようとする課題】
【0006】
本発明の技術的課題は、機能面のみならず、乳幼児の肌への生理面、心理面の影響を考えた最適のスポンジ製ベビー用バスを提供することである。
【課題を解決するための手段】
【0007】
前記課題を解決するため本発明は、凹状に切り欠き形成されたスポンジ体を、開閉部を有する柔らかい網状袋体内に収納した乳幼児用のスポンジ製ベビーバスとする。
【発明の効果】
【0008】
上述した構成により、乳幼児への不快感がない、さらっとした肌ざわりになるので安心して使用できるという効果がある。
【発明を実施するための最良の実施の形態】
【0009】
本発明は、凹状に切り欠き形成されたスポンジ体を、開閉部を有する柔らかい網状袋体内に収納する構成とする。
【実施例】
【0010】
本発明の実施の形態を図1〜図2に基づいて説明する。図1において乳幼児の仰臥時の体形に沿って凹状に切り欠き形成されたスポンジ体1を紐体2を調節することによる開閉する、柔らかい繊維を網状に編んだ生地を縫製した袋体3内に収納する。
【0012】
上述のように構成された本発明品の上に乳幼児を仰臥させて、体を洗浄すれば、多孔質の表面のイヤな質感や、お湯や泡を吸い込んだスポンジのヌルッとした感じのないさらっとした触感となり、不快感で泣いたりすることもなくスムースに洗うことができる。また網状であるため、水切れが良い上、スポンジ単体より摩擦に強く耐久性も向上する。
【0013】
さらに、使用後は図2のように、吸盤フック4に吊り下げて水切り、乾燥ができるので清潔に保管でき、次回の使用の時も安心である。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明品の実施例の斜視図
【図2】本発明品の実施例の吊り下げ時の斜視図
【符号の説明】
1 スポンジ体
2 紐体
3 網状袋体
4 吸盤フック

【特許請求の範囲】
【請求項1】
凹状に切り欠き形成されたスポンジ体を、開閉部を有する網状袋体内に収納したことを特徴とする乳幼児用のスポンジ製ベビーバス。

【図1】
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【図2】
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【公開番号】特開2008−200467(P2008−200467A)
【公開日】平成20年9月4日(2008.9.4)
【国際特許分類】
【出願番号】特願2007−77816(P2007−77816)
【出願日】平成19年2月22日(2007.2.22)
【出願人】(000100850)アイセン工業株式会社 (33)