説明

ペット用チュー物品

外面によって画定される形状を有し、主部とそれから延在する少なくとも1つの突出部を含む消耗性本体を含むが、但し、本体が、本体の内部に、最も近い外面の一部から約5.1mm(0.20インチ)を超える点が存在しないような形状である、ペット用チュー物品。結果として、摂取動物に摂取された本発明のペット用チュー物品のいずれの断片も、動物の消化管内で詰まらない程十分小さい。また、動物がかかる物品を咀嚼又は摂食することを含む、動物の口腔衛生を改善する方法。

【発明の詳細な説明】
【技術分野】
【0001】
本発明は、ペットのような動物の口腔衛生を改善する食用チュー物品に関する。本発明はまた、かかるチュー物品の咀嚼により、動物の歯上の歯石形成を防ぎ、動物の歯から歯石を除去する方法に関する。
【背景技術】
【0002】
歯の結石又は時に歯石と呼ばれるものは、歯肉縁における歯の表面上に形成される沈着物である。歯肉縁上歯石は、主として唾液管開口部付近の領域、例えば、下顎前歯の舌面上、上顎第一及び第二臼歯の頬面上、並びに後臼歯遠心面上に見られる。結石は、石灰化を通してバイオフィルム前駆体から生じる。このバイオフィルムは歯垢として知られている。発達した結石は、大部分が、骨、エナメル質及び象牙質に類似したヒドロキシルアパタイト結晶格子構造に配置されたリン酸カルシウムである無機部分から成る。有機部分もまた存在し、剥離した上皮細胞、白血球、唾液沈渣、食物残屑及び様々な種類の微生物から成る。発達した結石が生じるにつれ、それは、幾つかの外来作用により染色又は変色されない限り、明らかに白色又は黄色がかった色になる。美的観点から、見苦しく、望ましくないことに加えて、発達した結石の沈着は、常に歯肉の炎症の源であり、それにより歯肉炎及び他の歯の支持構造疾患、内因性及び外因性生物に対する組織の抵抗力を低下させる炎症の要因となる。
【0003】
歯垢及び結石に生息する微生物は、口腔内の感染症を引き起こす場合があるだけでなく、剥離した上皮細胞、食品残屑等由来のタンパク質性物質を含有する硫黄の代謝により口臭の原因となる場合もある。口臭は、コンパニオン・アニマルの飼い主の一般的な不満であり、この異臭を吸収する又はマスキングする様々な方法が開発されている。
【0004】
ヒト及び動物、特にペットにおいて、結石形成を抑制する又は形成後に結石を除去するための広範な化学剤及び生物剤もまた、当該技術分野において提案されている。この物質の機械的除去は、ヒトにおいては日常的に行われているが、動物に関しては問題がある。
【0005】
実例となるペットのためのチュー物品は、例えば、ドイツ特許第3,426,203号(ハンス(Hans))、米国特許第3,882,257号(ケーグル(Cagle))、同第4,145,447号(フィッシャー(Fisher)ら)、同第5,000,943f号(スカグリオン(Scaglione)ら)、同第5,296,209号(シモーヌ(Simone)ら)、及び同第5,618,518号(ストゥーキー(Stookey)ら)に開示されている。米国特許第3,701,830号(ワインリヒ(Weinrich)ら)、同第4,364,925号(フィッシャー(Fisher))、同第3,194,738号(ハリソン(Harrison)ら)、及び同第3,686,393号(ウッドラフ(Woodruff)ら)には、歯垢を抑制するための酵素の使用が開示されている。
【0006】
歯垢及び結石の機械的除去の一般的な方法は、チュー物品を動物に与えることである。咀嚼する及び齧る行為は、歯上の歯垢及び結石の沈着に対する研磨及び機械的作用をもたらし、結果としてそれらを削減及び除去する。チュー物品の一般的な形態は、断片に破断される食用材料で作製され、動物がそれを齧る際嚥下される。かかるチュー物品に対する懸念は、それらが、嚥下できるが、動物の消化器系を容易に通過しないような比較的大きな断片に破断されることである。ある例では、動物は、摂取したチュー物品の断片の通過又は除去を補助する治療を必要とし、ある例では、動物は、摂取したチュー物品の断片が消化管中で詰まることにより損傷を受けたり、又は死んだりすることさえある。
【発明の開示】
【発明が解決しようとする課題】
【0007】
有効な歯科的効果をもたらすが、摂取後動物の消化管内で詰まる可能性のある、危険なまでに大きな断片を生じないペット用チュー物品に対する要求が存在する。
【課題を解決するための手段】
【0008】
本発明は、摂取動物の口腔衛生を増進するチュー物品及びかかるチュー物品の咀嚼により動物の歯上の歯石形成を防ぎ、動物の歯から歯石を除去する方法を提供する。本発明は、ペットの飼い主が、彼らのペットである動物、例えば、典型的にはネコ及びイヌの口腔衛生を維持する容易で有効な方法を提供する。
【0009】
概要では、本発明のペット用チュー物品は、外面によって画定される形状を有し、主部とそれから延在する少なくとも1つの突出部を含む消耗性本体を含むが、但し、該本体は、該本体の内部に、最も近い該外面の一部から約5.1mm(0.20インチ(1/5インチ))を超える点が存在しないような形状である。この寸法及び形状に制限した結果、摂取動物によって摂取された物品のいずれの断片も、動物の消化管内で詰まらない程十分小さい。
【0010】
概略すると、本発明の方法は、動物が本発明のペット用チュー物品を咀嚼又は摂食することを含む。
【0011】
本発明によって、ペットのような動物は、微生物の対象となる口腔の少なくとも一部が除菌される。結果として、動物の口腔衛生は安全に改善される。
【発明を実施するための最良の形態】
【0012】
形状
上記のように、本発明のチュー物品は、外面によって画定される形状を有し、主部とそれから延在する少なくとも1つの突出部を含む、成型された消耗性本体を含むが、但し、本体は、前記本体の内部に、最も近い該外面の一部から約5.1mm(0.20インチ(1/5インチ))を超える、好ましくは約4.8mm(0.1875インチ(3/16インチ))以下、より好ましくは約3.8mm(0.15インチ)以下、最も好ましくは約3.18mm(0.125インチ(1/8インチ))以下である点が存在しないような形状である。典型的には、動物の消化管内の消化液の作用により、典型的なペット用チュー材料の少なくとも4.8mm(0.1875インチ(3/16インチ))の断片は24時間以内に通り抜けることが観察されている。ペット用チュー材料の通り抜けた部分は軟化している。結果として、摂取動物に摂取された本発明のペット用チュー物品のいずれの断片も、動物の消化管内で詰まらない程十分小さい。
【0013】
本明細書で使用する時、「咀嚼性」とは、咀嚼作用を受けた場合、断片に破壊される物質を指す。本明細書で使用する時、「消耗性」とは、動物により摂取され得る物質を指す。
【0014】
本発明のペット用チュー物品2の具体的実施形態を図1に示す。この実施形態では、物品2は、3つの延伸部3、4、5を有する概して平坦な形状を有する。
【0015】
本発明のペット用チュー物品10の他の具体的実施形態を図2に示す。この実施形態では、物品10は、3つの延伸部11、12、13を有する概して平坦な形状を有する。延伸部は、例えば骨形端部14、方形端部15又は円形端部16を含む、所望の形状の端部を有する。所望に応じて、端部は他の形状であってよい。幾つかの実施形態では、特定の物品の延伸端部は全て、例えば図1に示すような類似の形状である。
【0016】
図3Aに示すように、延伸部11は、内側部分21において薄く、主体から延在する突出部24、25及び主体から延在する突出部26、27を有する外辺部22、23において厚い断面を有する。延伸部11は、両端部、即ち、外辺部22、23に突出部を有することが好ましいが、幾つかの実施形態では突出部を1つしか有しない。この実施形態は、チュー物品の耐変形性を増大させ、並びに咀嚼時に有効な清浄作用をもたらす形状の表面を意味する、いわゆる「I字形ビーム」形状である。
【0017】
図3は、突出部が実質的に主体から垂直に延在する代替実施形態を有するペット用チュー物品11’の断面を示す。突出部が、例えば、好ましくは90℃を約5〜8℃超過する僅かな傾斜角を画定し、成型装置からの物品の取り外しを容易にすることが、典型的にはより好ましい。
【0018】
本発明のペット用チュー物品は、所望のように種々の形状で作製されてよい。図4は、物品31が、外辺部に突出部32を有する概して方形状を有する、具体的実施形態を示す。図5は、物品41が、それぞれ外辺部に突出部46を有する、4つの延伸部42、43、44、45を有する具体的実施形態を示す。図6は、それぞれ外辺部に突出部59を有する、6つの延伸部53、54、55、56、57、58が存在する中心部52を有する、具体的実施形態を示す。図7は、物品51の断面を示す。図8は、物品71の断面が図9に示される、具体的実施形態を示す。物品71は、主部74の対向する側部から延在する突出部72、73を有する、概して方形状を有する。
【0019】
X軸及びY軸方向に配向する場合、本発明のペット用チュー物品は、典型的に、X方向の寸法が少なくとも約25mm(1インチ)、好ましくは少なくとも50mm(2インチ)以上、Y方向の寸法が少なくとも約25mm(1インチ)、好ましくは少なくとも50mm(2インチ)以上である。本発明によって、それらは典型的に、Z軸方向の厚さが10mm(0.4インチ)未満、好ましくは約9.5mm(0.375インチ)未満、より好ましくは約7.6mm(0.3インチ)未満である。本明細書で使用する時、X、Y及びZ軸は、3つの互いに直交する軸を指す。
【0020】
チュー基材
チュー基材は、種々の咀嚼性消耗性材料のいずれから作製してもよい。具体例としては、生皮、種々の組成物のビスケット等が挙げられる。
【0021】
チュー基材は、ペットの咀嚼及び嚥下に対して安全であるべきである。ペット用チュートイとして望ましい適切な強度、歯ごたえ、及び堅さであることが好ましい。
【0022】
チュー基材の特徴は、典型的には、実質的にチュー物品の密度、破砕性、剛性及び強度の規定を含む、チュー物品の物理的特性の多くを規定する。従って、典型的には、本発明に従って、所望の形状のチュー物品の形成に好適なチュー基材を選択することが望ましい。
【0023】
好ましいチュー基材は、いわゆる変性コムギグルテンである。かかるチュー基材で作製された物品は、所望の硬度に作製することができ、湿潤時に「べたべた(gummy)」又は「ねばねば(slimy)」しない。さらに、かかる材料は容易に所望の形状に成型できる。2番目の好適なチュー基材材料は、糊化デンプンであるが、かかる材料は所望の硬度及び強靱性を有するチュー物品を提供し、最適な水準の歯科清浄を達成することができない場合がある。好適なチュー基材組成物の具体例は、米国特許第5,747,648号、同第5,965,708号、及び同第5,965,708号(全てバッシ(Bassi)ら)、並びに米国特許出願公開第2004/0086616号、同第2004/0197455号、同第2005/0008759号、及び同第2005/0214349号(全てニー(Nie)ら)に開示されている。これらの文書に開示されているように、デンプン及びグルテン製品は、非常に望ましい強度で作製することができる。さらに、かかる製品は色及び不透明度に関して容易に制御することができる。
【0024】
チュー基材は、それを使用する動物に、歯に対する活発な機械的作用並びに娯楽的価値を提供する、強靱で柔軟な材料であることが好ましい。
【0025】
幾つかの実施形態では、チュー基材は改善された性能を付与する、他の成分を含んでよい。物品の他の成分は、例えば、典型的には成型前に混合する、又は別の方法で本発明による物品を成形することにより、チュー基材に混和する。
【0026】
例えば、有効量の抗微生物性脂質、例えば、多価アルコールの脂肪酸エステル、多価アルコールの脂肪エーテル、その(エステル又はエーテルのいずれかの)アルコキシル化誘導体、又はこれらの組み合わせを組み込み、改善された抗微生物性活性を付与することができる。一実施形態では、脂質成分としては、多価アルコールのC〜C14飽和脂肪酸エステル、多価アルコールのC〜C22不飽和脂肪酸エステル、多価アルコールのC〜C14飽和脂肪エーテル、多価アルコールのC〜C22不飽和脂肪エーテル、そのアルコキシル化誘導体、又はこれらの組み合わせが挙げられ、アルコキシル化誘導体は多価アルコール1モルあたり5モル未満のアルコキシドを有し、但しスクロース以外の多価アルコールの場合、エステルとしてはモノエステルが挙げられ、エーテルとしてはモノエーテルが挙げられるが、スクロースの場合、エステルとしてはモノエステル、ジエステル又はこれらの組み合わせが挙げられ、エーテルとしてはモノエーテル、ジエーテル、又はこれらの組み合わせが挙げられる。好ましくは、抗微生物性脂質成分としては、グリセロールモノラウレート、グリセロールモノカプレート、グリセロールモノカプリレート、プロピレングリコールモノラウレート、プロピレングリコールモノカプリレート、及びこれらの組み合わせが挙げられる。好ましくは抗微生物性脂質成分は、米国食品医薬品局により食品添加物として認可されており、FDAに許可された量を超えない量が使用される。
【0027】
本明細書で使用され得る歯石制御剤の具体例としては、長期間の咀嚼及び歯表面の機械的清浄を提供する食用タンパク質性物質のマトリクス内のα−ヒドロキシ酸、β−ヒドロキシ酸、及びキレート剤が挙げられる。
【0028】
幾つかの実施形態では、ペット用チュー物品は、有効量の歯石制御成分をさらに含む。本明細書で使用され得る歯石制御剤の具体例としては、長期間の咀嚼及び歯表面の機械的清浄を提供する食用タンパク質性物質のマトリクス内のα−ヒドロキシ酸、β−ヒドロキシ酸、及びキレート剤が挙げられる。特定の実施形態では、歯石制御成分はキレート剤を含むことが好ましい。特定の実施形態では、好ましくは歯石制御成分は、ヘキサメタリン酸及びその塩類、並びにピロリン酸及びその塩類を含む。歯石制御成分はまた、特に大腸菌及びシュードモナス種のようなグラム陰性菌に対する抗微生物活性を増強するように機能する。
【0029】
幾つかの実施形態では、本発明の物品は、幾つかの所望の性能を提供する目的で任意の添加剤をさらに含む。例えば、本発明のチュー物品は、所望の香り、匂い、及び風味、色等を付与するための添加剤をさらに含んでよい。
【0030】
本発明の物品は、併用療法のためにさらなる適合性薬剤的活性物質(補助的な抗微生物剤、抗カリエス剤、駆虫剤、ビタミン類、鎮痒剤、収斂剤、局所麻酔剤、ステロイド類、非ステロイド抗炎症剤、又は他の抗炎症剤など)を含有してよく、又は、賦形剤、染料、香料、潤滑剤、離型剤、繊維、可塑剤、安定剤、香味剤、防腐剤、又は酸化防止剤のような、本発明の物理的に処方される種々の剤形において有用な物質を含んでよい。
【0031】
本発明の物品は、セルロース繊維、コムギふすま、イヌリン、木質繊維、サイザル繊維及びこれらの混合物のような繊維をさらに含んでよい。繊維は、組成物の60重量%以下の量を添加してよい。繊維は、充填剤として、及びグルテンマトリクスの咀嚼が一般に繊維の添加によってさらに容易になるチュー物品のテクスチャーに適合するように添加する。繊維含量は、組成物の総重量の1%〜20%であることが好ましい。消化耐性デンプンもまた充填剤物質として添加してよい。例えば、米国特許第5,855,946号及び同第6,299,907号(ともにセイブ(Seib)ら)に開示された方法により製造された高架橋コムギデンプンが代表的である。かかる充填剤は、チュー物品の全体のカロリー量を低減し、動物の肥満を抑える。
【0032】
さらなる消毒剤、殺菌剤、又は抗生物質が含まれる場合があり、それらが予想されることもまた認められる。これらとしては、例えば、銀、銅、亜鉛のような金属又は金属イオン;ジグルコン酸クロルヘキシジンのようなクロルヘキシジン及びその種々の塩類;ポリヘキサメチレンビグアニド、パラクロロメタキシレノール、トリクロサン、及び高分子四級アミンを含む抗微生物四級アミンの添加が挙げられる。
【0033】
幾つかの実施形態では、本発明のチューは、治療用酵素をさらに含み、本明細書では、それらが対象の口腔内(例えば、歯垢及び唾液中の)の有害な炭水化物、タンパク質、脂質及び/又は細菌性物質の分解を引き起こす(例えば、触媒作用により)ことを意味する。酵素の好ましい群は、殺菌性生成物(例えばH)を発生させる。酵素の2番目に好ましい群は、歯垢の原因となる細菌が産み出す炭水化物バイオフィルムを加水分解及び可溶化することが可能である。
【0034】
所望により、1以上の酵素の基質を本発明の物品に組み込み、酵素の治療機能を増強してよい。例えば、活性化に水を必要とする系の場合、使用時まで系が無水であって、それにより酵素と基質の相互作用を避けられるならば、酵素の基質は酵素とともに組成物中に存在してよい。
【0035】
方法
一実施形態では、本発明は、動物に本明細書に記載したようなペット用チュー物品を与え、物品を咀嚼させることを含む、動物の歯から歯垢を除去する方法を提供する。
【0036】
動物が物品を齧る際、動物の歯を、本明細書で規定した形状を備える外面を有するチュー物品の表面で摩擦する機械的作用により、歯から歯垢及び結石が除去される。チュー物品が抗微生物剤又は口臭清涼剤のような他の物質を含む場合、これらは活性化されている。動物が咀嚼する際、チュー物品の断片は裂け、動物に嚥下される。本発明により、断片の内点に最も近い外面の一部からの選択された距離を超える点が存在しないような形状の断片は存在しない。結果として、嚥下された断片は、動物の消化管を容易に通過する。
【0037】
本発明の上述の発明の開示は、本発明の開示された各実施形態又はあらゆる実施を記載することを意図していない。明細書全体にわたって幾つかの箇所で、実施例の一覧を通して説明を提供するが、実施例は各種組み合わせにて使用することが可能である。それぞれの事例において、列挙される一覧は代表的な群としてのみ与えられるのであって、排他的な一覧として解釈されるべきではない。
【0038】
本明細書中に引用される特許、特許文献、及び刊行物の完全な開示は、それぞれが個々に組み込まれたかのように、その全体が参照として組み込まれる。本発明の様々な変更や改変は、本発明の範囲及び趣旨を逸脱せずに、当業者には明らかとなるであろう。本発明は、本明細書で示される例示的な実施形態及び実施例によって不当に限定されるべく意図されていないこと、並びに、かかる実施例及び実施形態は、以下に示されるように、本明細書に示す請求項によってのみ限定されるべく意図されている、本発明の範囲に沿った例示として提示されること、を理解すべきである。
【0039】
本発明は、図面を参照して説明される。
【0040】
理想化され、正確な縮尺ではない図は、単に説明的及び非限定的であることを意図する。
【図面の簡単な説明】
【0041】
【図1】本発明の具体的実施形態の等角図又は斜視図。
【図2】本発明の具体的実施形態の平面図。
【図3A】図1に示した実施形態の概略断面図。
【図3】本発明の別の実施形態の概略断面図。
【図4】本発明の別の具体的実施形態の平面図。
【図5】本発明のさらに別の具体的実施形態の平面図。
【図6】本発明のさらに別の具体的実施形態の平面図。
【図7】図5に示した実施形態の概略断面図。
【図8】本発明のさらに別の具体的実施形態の平面図。
【図9】図7に示した実施形態の概略断面図。

【特許請求の範囲】
【請求項1】
消耗性本体を含むペット用チュー物品であって、前記本体が外面によって画定される形状を有し、主部とそれから延在する少なくとも1つの突出部を含むが、但し、前記本体が、前記本体の内部に、最も近い前記外面の一部から約5.1mm(0.20インチ)を超える点が存在しないような形状である、ペット用チュー物品。
【請求項2】
前記本体が、前記本体の内部に、最も近い前記外面の一部から約4.8mm(0.1875インチ)を超える点が存在しないような形状である、請求項1に記載の物品。
【請求項3】
前記本体が、前記本体の内部に、最も近い前記外面の一部から約3.8mm(0.15インチ)を超える点が存在しないような形状である、請求項1に記載の物品。
【請求項4】
前記本体が、前記本体の内部に、最も近い前記外面の一部から約3.2mm(0.125インチ)を超える点が存在しないような形状である、請求項1に記載の物品。
【請求項5】
前記本体が、コムギグルテン、糊化デンプン、及びこれらの組み合わせから成る群から選択される食用基材を含む、請求項1に記載の物品。
【請求項6】
前記本体が、(a)食用チュー基材と、(b)有効量の抗微生物性脂質と、(c)(1)有効量の歯石除去剤又は(2)有効量の長鎖脂肪酸のうち少なくとも1つとを含む、請求項1に記載の物品。
【請求項7】
前記物品が、X軸及びY軸方向に少なくとも約25mm(1インチ)、Z軸方向に約10mm(0.4インチ)未満である、請求項1に記載の物品。
【請求項8】
前記物品が、X軸及びY軸方向のうち少なくとも一方向に、少なくとも約50mm(2インチ)である、請求項7に記載の物品。
【請求項9】
前記物品が、2つの軸方向に約9.5mm(0.375インチ)未満である、請求項7に記載の物品。
【請求項10】
前記物品が、少なくとも一方向に少なくとも約75mm(3インチ)である、請求項1に記載の物品。
【請求項11】
イヌ又はネコが請求項1に記載の物品を咀嚼又は摂食することを含む、イヌ又はネコの歯への歯石の沈着を防ぐ方法。

【図1】
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【図2】
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【図3】
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【図3A】
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【図4】
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【図5】
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【図6】
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【図7】
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【図8】
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【図9】
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【公表番号】特表2009−529918(P2009−529918A)
【公表日】平成21年8月27日(2009.8.27)
【国際特許分類】
【出願番号】特願2009−501674(P2009−501674)
【出願日】平成19年3月19日(2007.3.19)
【国際出願番号】PCT/US2007/064256
【国際公開番号】WO2007/109595
【国際公開日】平成19年9月27日(2007.9.27)
【出願人】(505005049)スリーエム イノベイティブ プロパティズ カンパニー (2,080)
【Fターム(参考)】