説明

ポケット付き植木鉢

【課題】鉢植えの植物を育てるにあたり肥料や殺虫剤のやり過ぎで、大切な植物を枯らしてしまうなど失敗することがある
【解決手段】上記問題を解決するために、予め、肥料と殺虫剤などを収納できるポケット付き植木鉢を発明しました。ポケットの中に土と共に遅延型の肥料や殺虫剤を入れておくことで、水やりのたびポケットの穴から少しづつ必要成分が染み出し植物に急激なストレスを与えることなく、見栄えも良い。

【発明の詳細な説明】
【技術分野】
【0001】
本発明は、植木鉢の形態に関する発明である。
【背景技術】
【0002】
植物を育てるのには、水やり、肥料、殺虫剤はかかせないが、特に鉢物はその加減が難しい。
【0003】
土に卵を産み付けられ、根切り虫などにやられたら一夜して枯れてしまう事がある。その点を解決したい。予防として殺虫剤もポケットにいれておけばいい。
【0004】
使用に関しては、普通の植木鉢と何ら変わることなく、ポケットは円錐形を半分にしたかたちでくっついているので、上に伸びる枝にも邪魔にならず根を張る植物にも影響しません。 ましてやそこに土が入ってもかまいません
【0005】
ポケットに3ミリから5ミリの穴をランダムに開けて、適量が滲みだすようになっていることが特徴です。
【0006】
製造にあたり成型一体型なので量産がきき、色、大きさが自由に選択できる事です。
【発明が解決しようとする課題】
【0007】
従来の方法では、肥料や殺虫剤などを、植物の根の部分に対して徐々に時間をかけて植物に負担をかけずに施すことが困難であるという問題点がある。
【0008】
従来の方法では、肥料や殺虫剤などを与える時に、鉢と一体ではないため、場所が一定せず、見栄えにも影響したり、あちこち動いてしまうという問題点がある。
【0009】
従来の方法では、肥料や殺虫剤などを、植物の根の部分に対して直接施すことが困難であるという問題点がある。
【課題を解決するための手段】
【0010】
本発明では、植木鉢の内側の両脇又は四方につけたポケットの小さい穴から水やりのたび少しずつ肥料や殺虫剤が滲み出すことにより、肥料や殺虫剤を最も必要とするの毛根に成分が届く穴付きポケットを植木鉢の中に設けるということが特徴です。
【発明の効果】
【0011】
本発明では、肥料や殺虫剤などを、植物の根の部分に対して徐々に時間をかけて植物に負担をかけずに施すことができる。
【0012】
本発明では、肥料や殺虫剤などを与える時に、鉢と一体であるため、場所が特定され、見栄えにも影響をあたえずあちこち動いてしまうということがない。
【0013】
本発明では、肥料や殺虫剤などを、植物の根の部分に対して直接施すことができる。
【図面の簡単な説明】
【0014】
【図1】実際に植物を植えたときの状態を示す物で 上に伸びる枝葉にも下に伸びる根っこにも形態が影響することはない。▲2▼のポケットが示す通り。
【図2】本発明の断面図である 鉢の三分の二ぐらいまでポケットの先端が円錐形半分のかたちで張り付いて伸びている ▲2▼が本体▲1▼と成形がいっしょであるのが特長です ▲3▼の穴から肥料がしみ出す。
【図3】基本的に大はポケット4個、小は2個つけるが丸い植木鉢にはその数は自由である。ポケットの拡大図は穴の開け方を示すものである。▲3▼の穴はランダムに開けた方がいい
【発明を実施するための形態】
【0015】
肥料や殺虫剤のやり過ぎで、植物を枯らしてしまうなどの失敗は多いですが遅延型の肥料や殺虫剤と土をまぜて、ポケットに入れておけば効果大です。
肥料切れや殺虫剤切れがなく安心です。
【0016】
ニーズに合わせて、2ポケット型、4ポケット型を用意することが望ましい。
【実施例】
【0017】
本発明品は複雑な仕掛けもいらず本来の植木鉢にポケットをつけるだけで本体の外見に何も影響を与えません。使用にあたっても別に肥料を入れなくても普通に使用できます。
【産業上の利用可能性】
【0018】
産業的には直接影響はないものの製造するにあたりプラスティック工場などには影響をあたえると思います。
【0019】
更に材質は、プラスティックでも土でもかまいません。
プラスティック成型の方がコスト的には安くできると思います。

【特許請求の範囲】
【請求項1】
ポケット付き植木鉢は本来の植木鉢の外観を変えることなくきわめて簡単な改良で肥料や殺虫剤を与えることを解決する植木鉢である。
【請求項2】
ポケット自体は植木鉢本体と同時に成形されているため、外れてしまう心配がない一体型であることが一番の特徴である
【請求項3】
ポケットの穴が土で詰まることがあってもそこは水やりの時に必要成分が滲み出すため、問題はない。
【請求項4】
ポケットは、円錐形の半分をつけたような形であるため、鉢の底の方に向かって細くなっており、広く根を張る植物の成長には影響しない。

【図1】
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【図2】
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【図3】
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【公開番号】特開2011−182766(P2011−182766A)
【公開日】平成23年9月22日(2011.9.22)
【国際特許分類】
【出願番号】特願2010−67043(P2010−67043)
【出願日】平成22年3月4日(2010.3.4)
【出願人】(510080233)
【Fターム(参考)】