説明

ポリテトラフルオロエチレン造粒物の製造方法

【課題】溶媒を必要とせず、かつ、十分に流動性を高くできる、ポリテトラフルオロエチレン造粒物の製造方法を提供する。
【解決手段】本発明は、ポリテトラフルオロエチレン粒子Rを圧延することによりシートSを得る工程と、シートSを多孔板34に押し付けて多孔板34の孔34aを通過させることにより造粒物Gを得る工程と、造粒物Gを転動する工程と、を備える、ポリテトラフルオロエチレン造粒物の製造方法である。

【発明の詳細な説明】
【技術分野】
【0001】
本発明は、ポリテトラフルオロエチレン造粒物に関する。
【背景技術】
【0002】
従来より、ポリテトラフルオロエチレン(PTFE)成形品の原料として、ポリテトラフルオロエチレン造粒物が知られている。ポリテトラフルオロエチレン造粒物は、粉砕により形成された微小なポリテトラフルオロエチレン粒子に比べて見かけ密度が高く、流動性がよいため、取り扱い性に優れる。したがって、成形型への充填性がよく、広く使われている。造粒方法としては、乾式法や、湿式法等が知られている。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0003】
【特許文献1】特開2002−97330号公報
【特許文献2】特開2004−90249号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0004】
しかしながら、従来の湿式の造粒方法では、水や有機溶剤等の溶媒を使用するため、乾燥工程や溶媒の後処理工程等を必要としてプロセスが煩雑なり、高コストであった。
【0005】
一方、従来の乾式の造粒方法では、十分に造粒物の流動性を高めることが困難であった。
【0006】
本発明は、上記課題に鑑みてなされたものであり、溶媒を必要とせず、かつ、十分に流動性を高くできる、ポリテトラフルオロエチレン造粒物の製造方法を提供することを目的とする。
【課題を解決するための手段】
【0007】
本発明にかかるポリテトラフルオロエチレン造粒物の製造方法は、
ポリテトラフルオロエチレン粒子を圧延することによりシートを得る工程と、
前記シートを多孔板に押し付けて前記多孔板の孔を通過させることにより造粒物を得る工程と、
前記造粒物を転動する工程と、を備える。
【0008】
本発明によれば、有機溶媒等の溶媒を用いることなく流動性の高い造粒物が得られる。
【0009】
ここで、前記圧延における前記ポリテトラフルオロエチレン粒子の温度を100〜250℃とすることが好ましい。これにより、より流動性を高くできる。
【0010】
また、前記転動する工程の前に、さらに、前記造粒物を熱処理することが好ましい。これにより、転動後の粒子の丸みを大きくすることができる。
【0011】
また、前記の圧延時の圧力が、0.1〜50MPaであることが好ましい。
【発明の効果】
【0012】
本発明によれば、溶媒を必要とせず、かつ、十分に流動性を高くできる、ポリテトラフルオロエチレン造粒物の製造方法が提供される。
【図面の簡単な説明】
【0013】
【図1】図1は、本発明の製造方法の実施形態のフローを示すとともに、圧延装置および造粒物を得る装置の概略断面図である。
【図2】図2は、図1の転動装置50の概略断面図である。
【図3】図3は、本発明の実施形態で用いる造粒物の流動性の測定装置の概略側面図である。
【図4】図4は、実施例1にかかる造粒物の顕微鏡写真である。
【発明を実施するための形態】
【0014】
以下、添付図面を参照して、本発明の好適な実施形態について詳細に説明する。なお、各図において同一又は相当要素には同一符号を付し、重複する説明は省略する。
【0015】
本実施形態にかかる、ポリテトラフルオロエチレン造粒物の製造方法は、主として、原料となるポリテトラフルオロエチレン粒子を圧延してシート化する工程と、シートを多孔板に押し付けてこの多孔板の孔を通過させることにより造粒物を得る工程と、造粒物を熱処理する工程と、造粒物を転動する工程と、を備える。
【0016】
(圧延によるシート化工程)
まず、原料となるポリテトラフルオロエチレン(以下、PTFEと呼ぶ)粒子Rを用意する。PTFEとしては、テトラフルオロエチレン(以下、TFEと呼ぶ)の単独重合体でもよく、例えば0.5モル%以下程度の割合でTFEと共重合できる単量体を含む共重合体であってもよい。
【0017】
共重合できる単量体の具体例としては、ヘキサフルオロプロピレン、クロロトリフロオロエチレン、トリフルオロエチレン等のフルオロオレフィン類(ただし、TFEを除く。)、ペルフルオロ(アルキルビニルエーテル)、ペルフルオロ(アルコキシアルキルビニルエーテル)、(ペルフルオロアルキル)メチルトリフルオロビニルエーテル等のフルオロビニルエーテル類、(ペルフルオロアルキル)エチレン、エチレン、プロピレン等のオレフィン類等が挙げられる。共重合できる単量体としては、ヘキサフルオロプロピレン、ペルフルオロ(n−プロピルビニルエーテル)又は(ペルフルオロ−n−ブチル)エチレンが好ましい。
【0018】
PTFE粒子の製造方法は特に限定されない。特に、懸濁重合法や乳化重合法で得たPTFE粗粒子を粉砕して得られるPTFE粒子が好ましい。PTFE粒子の平均粒径は1〜200μmが好ましく、5〜100μmがより好ましく、10〜80μmがより一層好ましい。粒子径は、乾式のレーザ回折型粒度分布測定器により得られた重量基準の粒度分布のD50とすることができる。
【0019】
PTFE粒子のJIS K 6891に基づく見かけ密度も特に限定されないが、0.2〜0.5g/cmが好ましい。
【0020】
続いて、このような原料としてのPTFE粒子を圧延してシートSを得る。圧延装置は特に限定されないが、例えば、図1に示すような圧延装置10を使用できる。この圧延装置10は、それぞれ水平軸周りに回転可能でかつ、水平方向に互いに対向して所望の隙間Wを形成するように平行に配置された一対のローラ12a,12bを有する。隙間Wは特に限定されないが、0.1〜5mmが好ましく、0.2〜3mm程度がより好ましい。
【0021】
ローラ12a、12bの上には、ホッパ14が配置されている。ホッパ14は、一対のローラ12a,12b上に、PTFE粒子Rを供給する。ホッパ14の外側には、ホッパ14内のPTFE粒子Rを所定の温度に加熱するヒータ16が設けられている。加熱温度は特に限定されないが、100〜250℃が好ましく、150〜200℃がより好ましい。
【0022】
一対のローラ12a,12bには、図示しないモータが接続されており、一対のローラ12a,12bを図1の矢印に示す方向に回転させる。これにより、ホッパ14により一対のローラ12a,12b上に供給されるPTFE粒子Rが一対のローラ12a,12bの隙間W間で圧延され、シートSが形成される。
【0023】
圧延時にシートが受ける最大圧力も、PTFE粒子RからなるシートSを形成できる範囲であれば特に限定されないが、0.1〜50MPaが好ましく、1〜20MPaがより好ましい。圧力は、一対のローラ12a,12b間の隙間W、ホッパ14の下端の水平幅、ローラ12a,12bの直径、ローラ12a,12bの回転速度等により調節できる。
【0024】
特に、加熱温度や圧延時の圧力を、得られるシートの密度が0.8g/cm以上となる程度にすることが好ましく、0.9g/cm以上となる程度にすることがより好ましい。上限も特にないが、1.2g/cm程度以下が好ましく、1.1g/cm以下がより好ましいい。
【0025】
なお、圧延方法は、上記のように一対のロールに挟むものに限定されず、例えば、2枚の板間にPTFE粒子を挟んでプレス等してもよい。
【0026】
(多孔板に押し付けて造粒物を得る工程)
続いて、得られたシートSを、多孔板に押し付けてこの多孔板の孔を通過させることにより造粒物を得る。多孔板は特に限定されないが、例えば、パンチングプレート、メッシュ、等が上げられる。多孔板の孔の径も特に限定されないが、例えば、0.5〜3mm程度が好ましく、0.7〜1.5mm程度がより好ましい。孔の形状も、四角、円形等特に限定されないが、円形が好ましい。多孔板の材質も特に限定されないが、ステンレス等の金属が好ましい。
【0027】
具体的な装置の構造は特に限定されないが、例えば、図1に示すような押出造粒装置30を使用することができる。この押出造粒装置30は、無端の筒状の多孔板34を有する。この多孔板34は、一対のローラ32a,32bによって張り渡されており、周回運動が可能となっている。張り渡された多孔板34の上側の中央部である押付部34dは、一対の支持ローラ36a,36bにより下から支持されており、この多孔板34の押付部34dの上面は、プレスローラ38により下方に押圧される。
【0028】
一対のローラ32a,32bの回転によって矢印方向に周回運動する多孔板34上には、PTFE粒子から形成されたシートSが供給される。多孔板34上を、多孔板34と共に移動するシートSは、押付部34dにおいて、プレスローラ38により多孔板34に対して押し付けられ、多孔板34の孔34aを通過することによって、造粒物Gが得られる。得られた造粒物Gは、回収パン39に回収される。
【0029】
なお、造粒物を得る方法は、上述の方法に限定されない。たとえば、連続的でなく、バッチ式で造粒物を得てもよい。例えば、所定の長さにカットされたシートSを、単独で、あるいは、複数枚積層して多孔板上に載置し、ヘラを往復運動させることにより孔を通過させて造粒物を得てもよい。
【0030】
また、造粒物Gを、篩い分けすることにより、微粉や粗粉を除去しておくことが好ましい。例えば、0.5mm未満の微粉や、2mm超の粗粉を除去しておくことができる。除去された粉は、再び圧延工程へ戻すことができる。
【0031】
(造粒物を熱処理する工程)
続いて、得られた造粒物Gを熱処理する。なお、この熱処理は必須ではない。熱処理温度は特に限定されないが、100〜300℃程度が好ましく、200〜300℃がより好ましく、230〜270℃が特に好ましい。熱処理をすることにより、後述の転動後の造粒物の形状が特に丸くなりやすい。熱処理時間は特に限定されないが、1分〜2時間程度とすることができ、好ましくは、15分〜60分程度である。熱処理終了後は、通常、室温まで冷却される。熱処理には、公知のヒータ40を用いることができる。
【0032】
(造粒物を転動する工程)
続いて、造粒物Gを転動する。転動とは、容器内で多数の造粒物を転がすことであり、これにより、造粒物同士の衝突や、造粒物と容器内壁との衝突が起こり、造粒物の見かけ密度の向上、球形化、平滑化が行われる。
【0033】
転動は、例えば、図2のようなマルメライザと呼ばれる転動装置50により行うことができる。この転動装置50は、鉛直方向に伸びる筒状の容器52内に、上面に造粒物を受け止めることが可能な円板53が配置されたものである。この円板53の下面には鉛直軸53a、及び、鉛直軸53aを軸周りに回転させるモータ53bが設けられている。円板53の径は、例えば、230〜400mmとすることができる。また、円板53の回転数は、150〜1000rpmとすることができる。造粒物Gは、円板53上に供給される。そうすると、円板53の回転により、造粒物Gは、円板53上を鉛直軸53aまわりに転がりつつ、遠心力により円板53の上面の外側部と容器52の内面との間で矢印a2に示すような循環運動するように転がり、造粒物G同士の衝突や、造粒物と円板53や容器52との衝突がおこる。なお、容器52における円板53よりも下の部分にラインL1を介してガスを供給すると、容器52と円板53との隙間から矢印a1のようにガスが上方に向かって吹き抜けし、この隙間から造粒物Gが落ちないので好ましい。
【0034】
転動時の造粒物Gの温度は特に限定されないが、容器52に取り付けたヒータ55により造粒物Gを加熱することが好ましい。加熱温度は、例えば、20〜150℃程度とすることができる。転動時間も特に限定されないが、例えば、1〜60分とすることができる。
【0035】
なお、転動方法は、上述のものに限定されず、傾斜した回転平皿内で造粒物Gを転がす方法や、傾斜した回転円筒内で造粒物Gを転がす方法等を採用できる。
【0036】
また、転動後の造粒物Gを、篩い分けすることにより、微粉や粗粉を除去しておくことが好ましい。例えば、0.5mm未満の微粉や、1mm超の粗粉を除去しておくことができる。除去された粉は、再び圧延工程へ戻すことができる。
【0037】
このようにして得られた造粒物は、流動性が高い。したがって、取り扱いに優れるために種々の応用が可能である。例えば、金型への充填が容易であり、歩留まりよくPTFEの成形が可能となる。
また、造粒に際し、溶媒を使用しないので、環境負荷も少なく、低コスト化が可能である。
【0038】
本発明は上記実施形態に限定されず、さまざまな変形態様が可能である。
【実施例】
【0039】
(実施例1)
PTFE粉末(ポリフロン PTFE M−18,ダイキン社製,平均粒径40μm)の300gを均一な厚みにアルミ標準バット(4号)の上に載せて乾燥機に入れ、200℃で10分間加熱した。加熱後すぐに、隙間Wが0.2mmのパスタマシンにて最大圧力10.0MPaがかかるように圧延し、厚み0.2mmの“かつお節”の削り節状のシートにした。このシートを、孔径1mmのメッシュ付きの裏ごし器に載せ、スパチュラで押しつぶしてメッシュを通過させ(裏ごし)、造粒物を作った。得られた造粒物を篩分して粒径を0.5〜2.0mmとし、再度アルミ標準バットに100gを均一に載せて乾燥機に入れて、250℃で30分間熱処理した。熱処理後30分放冷し、その後、40℃に加熱したマルメライザ(円板直径230mm、回転数400rpm)で10分間の転動を行った。転動後、篩分により粒径0.5〜1.0mm品を製品とした。製品の見掛比重の測定を行ったところ、0.897g/cmと大きな値となり、そして流動性テストでも良い値が得られた。
【0040】
(実施例2)
圧延時の隙間Wを0.4mmとし、最大圧力を5.5MPaとする以外は実施例1と同様にした。
【0041】
(実施例3)
圧延時の隙間Wを0.8mmとし、最大圧力を2.4MPaとする以外は実施例1と同様にした。
【0042】
(実施例4)
圧延時のPTFE粒子の温度を150℃とする以外は実施例1と同様とした。
【0043】
(実施例5)
圧延時の隙間Wを0.4mmとし、最大圧力を5.5MPaとする以外は実施例4と同様にした。
【0044】
(実施例6)
圧延時にPTFE粒子を加熱しないこと以外は実施例2と同様とした。
【0045】
(実施例7)
マルメライザの円板の回転数を514rpmとし、転動時間を5分とする以外は実施例6と同様とした。
【0046】
(実施例8)
圧延時にPTFE粒子を加熱せず、0.5〜2.00mmの篩分もせず、造粒後の熱処理もせず、さらに、転動時の回転数を340rpm、転動時間を30分とする以外は実施例1と同様とした。
【0047】
(比較例1)
原料となるPTFE粉をそのまま評価した。
【0048】
(比較例2)
押出造粒後における、0.5〜2.0mmの篩分、熱処理、転動を行わない以外は実施例1と同様にした。
【0049】
(比較例3)
圧延、押出造粒、0.5〜2.0mmの篩分、熱処理を行わない以外は実施例1と同様にした。
得られたサンプルの特性を以下のようにして調べた。
【0050】
[造粒物の見掛密度(単位:g/cm)]
ガラス製サンプル瓶(50cc、内径25.5mm、容量68cc)内にPTFE造粒物を、振動を与えつつすりきり一杯になるまで充填し、その重量を秤量して、瓶の内容積68ccで除した値を見掛密度とした。
【0051】
[造粒物の流動性(単位:sec)]
(測定装置)
図3に示されるように、支持台142に対して、鉛直中心線を一致させて上下方向に離間して支持したステンレス製の上部ホッパ131および下部ホッパ132を備える装置200を用いた。上部ホッパ131は、入口133の直径74mm、出口134の直径12mm、入口133から出口134までの高さ123mmであった。出口134には、出口134を覆う出口カバー139があり、出口カバー139には、出口134を塞ぐことのできる仕切板135があった。この仕切板135によって上部ホッパ131内の造粒物を保持したり落したりすることができた。下部ホッパ132は入口136の直径76mm、出口137の直径12mm、入口136から出口137までの高さ120mmであった。上部ホッパ131と同様に、出口137には、出口137を覆う出口カバー140があり、出口カバー140には、出口137を塞ぐことのできる仕切板138があった。上部ホッパ131と下部ホッパ132との距離は各仕切板135,138の間が15cmとなるように調節されていた。下部ホッパ132の出口137の下には、落下した造粒物を受ける受器141が設けられていた。測定対象となる造粒物の見かけ体積を180ccとし、室温にて測定した。
【0052】
(測定手順)
200ccのメスシリンダーにて造粒物180ccを秤量し、上部ホッパ131へ入れたのち、仕切板135を引き抜いて造粒物を下部ホッパ132へ落した。造粒物が下部ホッパ132に完全に落ちてから15±2秒間放置したのち下部ホッパ132の仕切板138を引抜いた。造粒物が落下はじめてから、造粒物が完全に全部流れ落ちるまでの秒数を測定した。この落下秒数の値の大小で流動性の良否を判定できる。この落下秒数が10秒以下であれば流動性が良好である。特に8.5秒以下、中でも8.0秒以下のものは流動性が特に良好な造粒物である。
【0053】
[造粒物の形状の評価]
各実施例にかかる造粒物は良好な流動性を示した。実施例1の造粒物の顕微鏡写真を図4に示す。また、条件及び結果を表1に示す。
【表1】

【0054】
なお、実施例3では、圧延の圧力が小さいために見かけ密度は比較的低かったが、転動によって十分に丸みを帯びたために流動性が高かったものと考えられる。一方、比較例2では、見かけ密度は高いものの、粒子が丸みを帯びておらず角張っているために流動性が低かったものと考えられる。
【0055】
また、転動前の熱処理温度の影響を観察するため、さらに、転動前の熱処理温度を200℃、150℃、100℃とする以外は実施例1と同様とした実験を行った。いずれも流動性が良好であると判断できる造粒物が得られた。特に250℃のものがもっとも丸みがあった。
【符号の説明】
【0056】
S…シート、34…多孔板、34a…多孔板の孔、R…ポリテトラフルオロエチレン粒子、G…造粒物。

【特許請求の範囲】
【請求項1】
ポリテトラフルオロエチレン粒子を圧延することによりシートを得る工程と、
前記シートを多孔板に押し付けて前記多孔板の孔を通過させることにより造粒物を得る工程と、
前記造粒物を転動する工程と、
を備える、ポリテトラフルオロエチレン造粒物の製造方法。
【請求項2】
前記圧延における前記ポリテトラフルオロエチレン粒子の温度を100〜250℃とする、請求項1記載の方法。
【請求項3】
前記転動する工程の前に、さらに、前記造粒物を熱処理する請求項1又は2に記載の方法。
【請求項4】
前記の圧延時の圧力が、0.1〜50MPaである請求項1〜3のいずれか一項記載の方法。

【図1】
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【図2】
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【図3】
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【図4】
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