説明

ポール立

【課題】本発明は、展示場に於ける自動車の販売促進に、いろいろな装飾展示物を活用する手段として、自在に利用できるポール立を提供する。
【解決手段】スタンド(1)に、スタンドパイプ(2)を直立させて固定して設ける。またスタンド(1)に短管A(3)を水平に固着して設ける。さらにタイヤ踏板(4)に短管B(5)を水平に固着して設ける。次にこの短管A(3)と短管B(5)同士を挿入接続して固定し設ける。さらに追加手段として、据付け長さ調整用の中間ジョイントとして着脱容易なジョイントパイプ(6)を短管A(3)と短管B(5)とに、挿入接続して固定する。

【発明の詳細な説明】
【技術分野】
【0001】
本発明は、展示場での販売する自動車等の宣伝効果向上を目的とする、ポール立に関するものである。
【背景技術】
【0002】
従来から、自動車等の販売展示場には、展示物として、のぼり旗や横断幕、アコーデオンアーチ飾り、ウェーブフラッグ・シダレ等の宣伝装飾を、各種ポール立を利用して施している。
【発明の開示】
【発明が解決しようとする課題】
【0003】
しかしながら、現時点では展示場スペースとか、車両の大小サイズの違う中に於いても、従来のポール立は、図4のごとく車両側面に装飾展示物(7)を据付施工していた。そのために、のぼり旗の隅が車体を擦る事で擦傷が付いたり、車両によっては特に、軽車両等は装飾アコーデオンを設置しづらい事等があった。また、バンパースクリーンのように、車両の全面にPRする装飾展示物(7)は設置できなかった。
これら問題点を改善するために本発明はなされたのである。
【課題を解決するための手段】
【0004】
これらの課題を解決する手段として、図1のごとく装飾展示物を支持する基礎ベースの、スタンド(1)に、装飾展示物(7)のポール等を垂直に差込んで立てる為の、スタンドパイプ(2)を直立させて固定して設ける。またこのスタンド(1)に、短管A(3)を水平に固定して設ける。一方、展示車両で乗り上げて、そのタイヤで押さえるベース板のタイヤ踏板(4)に短管B(5)を水平に固定して設ける。次にこのように設けた短管A(3)と短管B(5)同士を、挿入接続して固定して設ける。
また、車両のサイズや形状および装飾展示物(7)のサイズ、形状に応じて本発明のサイズを可変出来るように、据付け長さ調整用の中間ジョイントとして、ジョイントパイプ(6)を用意して、その両端に、短管A(3)および短管B(5)と挿入接続して固定して設ける。
本発明は以上のような構成よりなる、ポール立である。
【発明の効果】
【0005】
自動車展示会場等に於いては、主催者側は、ユーザーに自由により多く来場して貰うためにも、広告宣伝の装飾を施して車両を展示している。この時に本発明を使用する事により、つまり車両前面に装飾展示物(7)を施工する事が出来るので、バンパースクリーンの設置や、車両に対して一定の距離調整が出来るので、のぼり旗が接触して擦る事も無くなり、各種のアコーデオンで装飾することも可能になり、従来の数々のデメリット部分は解消した。また、ジョイントパイプ(6)を使用すれば、展示物、展示場所に合わせて幅広く、さらにいろいろな仕様を変更する事ができる。
【発明を実施するための最良の形態】
【0006】
風の動きに耐える、装飾展示物(のぼり旗、アコーデオンアーチ、各種フラッグ等)を支持する、頑丈な金属製の基礎ベースである、スタンド(1)に、装飾展示物(7)のポール等を垂直に差込んで立てる為の、スタンドパイプ(2)を直立させて溶接等で固定して設ける。またこのスタンド(1)に、短管A(3)を水平に同じく溶接等で固定して設ける。一方、展示車両のタイヤで踏み押さえる金属板である、タイヤ踏板(4)に短管B(5)を水平に溶接等で固定して設ける。次にこのように設けた、短管A(3)と短管B(5)同士を、挿入接続して固定して設ける。または、車両のサイズや形状および装飾展示物のサイズ、形状に応じて本発明のサイズを可変出来るように、据付け長さ調整用の中間ジョイントとして、ジョイントパイプ(6)を用意して、その両端に短管A(3)および短管B(5)へと挿入接続して固定して設ける。
本発明は以上のような構成であり、これを使用せんとするときには、
【0007】
車両の前面に、スタンドパイプ(2)の位置がくるように、タイヤ踏板(4)の位置を決める。この時に車両および装飾展示物(7)のサイズや形状により、ジョイントパイプ(6)を短管A(3)と短管B(5)に接続したり、ジョイントパイプ(6)無しの、短管A(3)と短管B(5)を直接に接続した形の設置方法でも良い。また、前面に真っすぐに設置したり、Y方向の開脚した角度を持った設置でも良い。その場の状況により自在に、設置が出来る。あとは展示車両をタイヤ踏板(4)の上に乗せて、スタンドパイプ(2)に、いろいろな装飾展示物(7)を据え付けるだけで完了する。
【図面の簡単な説明】
【0008】
【図1】本発明の斜視図である。
【図2】本発明の実施図である。
【図3】本発明の実施図である。
【図4】本発明の従来型の実施図である。
【符号の説明】
【0009】
1 スタンド
2 スタンドパイプ
3 短管A
4 タイヤ踏板
5 短管B
6 ジョイントパイプ
7 装飾展示物

【特許請求の範囲】
【請求項1】
スタンド(1)に、スタンドパイプ(2)を直立させて固定して設け、またスタンド(1)に短管A(3)を水平に固着して設ける、またタイヤ踏板(4)に短管B(5)を水平に固着して設け、次にこの短管A(3)と短管B(5)同士を挿入接続して固定し設ける、以上のごとく形成したことを特徴とする、ポール立。
【請求項2】
据付け長さ調整用の中間ジョイントとして着脱容易な、ジョイントパイプ(6)を短管A(3)と短管B(5)とに、挿入接続して固定した、請求項1記載のポール立。

【図1】
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【図2】
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【図3】
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【図4】
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【公開番号】特開2012−123348(P2012−123348A)
【公開日】平成24年6月28日(2012.6.28)
【国際特許分類】
【出願番号】特願2010−293868(P2010−293868)
【出願日】平成22年12月9日(2010.12.9)
【出願人】(501187631)株式会社オリエンタルトレイド (4)