説明

マガジン

【課題】 簡易な構成で感光材料の端辺に付着した紙粉を除去することのできるマガジンを提供する。
【解決手段】 搬送ローラ対52は、回転軸53及びニップ部材55を含んで構成されている。回転軸53は、感光性記録紙34の搬送方向Dと直交する方向に配置され、ニップ部材55は、回転軸53の、感光性記録紙34を幅方向の端辺Hよりも内側で挟持する位置に2個取り付けられている。紙粉除去ローラ対54は、回転軸57及びニップ部材59を含んで構成されている。回転軸57は、搬送ローラ対52の回転軸53と平行に配置され、ニップ部材59は、回転軸57に取り付けられている。ニップ部材59は、感光性記録紙34の幅Wよりも長尺とされ、感光性記録紙34を端辺Hを含んで挟持可能とされている。

【発明の詳細な説明】
【技術分野】
【0001】
本発明は、感光材料を収納可能とされ、画像形成装置に装填されるマガジンに関する。
【背景技術】
【0002】
巻芯に巻回されたロール状の感光材料を収納したマガジンを装填して、感光材料をマガジンから順次送り出して露光する画像形成装置が従来より知られている。
【0003】
ところで、マガジンに収納される感光材料には、製造工程で紙粉が付着しているが、この紙粉が画像形成装置のプロセサ内に搬送されると、プロセサ内の処理液中で紙粉がヘドロ状になり、循環フィルタを詰まらせるなどの不都合が生じてしまう。
【0004】
紙粉は特に感光材料の幅方向の端辺付近に集中している。そこで、特許文献1に記載の技術では、布部材をロール状の感光材料の側端に常に接触するように配置して、紙粉を除去している。しかしながら、特許文献1に記載の技術では、布部材が常に感光材料の側端に接触するように位置精度を出すことが難しく、布部材の擦れによる摩耗、布部材に付着した紙粉の除去が困難であるという問題もある。
【特許文献1】特開平11−007079号公報
【発明の開示】
【発明が解決しようとする課題】
【0005】
本発明は上記事実を考慮してなされたものであり、簡易な構成で感光材料の端辺に付着した紙粉を除去することのできるマガジンを提供することを目的とする。
【課題を解決するための手段】
【0006】
上記課題を解決するために、本発明のマガジンは、巻芯に巻回された感光材料を収納可能なマガジン本体と、前記マガジン本体の一部を構成し、感光材料を前記マガジン本体へ出し入れ可能なように開閉する蓋部材と、前記マガジン本体内に配置され、前記感光材料を幅方向の端辺よりも内側で挟持しつつ前記マガジン本体の外側へ向かって搬送する搬送ローラと、前記搬送ローラよりも前記搬送方向下流側の前記マガジン本体内に配置され、前記感光材料を幅方向の端辺を含んで挟持しつつ前記マガジン本体の外側へ向かって搬送する紙粉除去ローラと、を備えている。
【0007】
本発明のマガジンでは、紙粉除去ローラが感光材料の幅方向の端辺を挟持しているので、端辺付近に付着している紙粉が紙粉除去ローラ側に付着されて、感光材料の紙粉を除去することができる。
【0008】
また、搬送ローラは、感光材料を幅方向の端辺よりも内側で挟持して搬送しているので、端辺を挟持して搬送する場合と比較して、搬送される感光材料のスキューを起きにくくすることができる。また、紙粉除去ローラは感光材料を端辺を含んで挟持しているが、搬送ローラよりも搬送方向下流側に配置されている。そして、感光材料は、搬送ローラにより挟持されて安定した状態で紙粉除去ローラに挟持されている。したがって、単独の搬送ローラで感光材料の端辺を挟持する場合と比較して、感光材料のスキューを起こりにくくすることができる。
【0009】
また、紙粉除去ローラは、マガジン本体内に配置されているので、感光材料の搬送経路の最上流部で紙粉を除去することができ、画像形成装置内の紙粉によるトラブルを防止することができる。
【0010】
また、マガジンは感光材料を出し入れするための開閉可能な蓋部材を有しているので、ユーザーは紙粉除去ローラに容易にアクセスでき、特別なアクセスのための機構を設けることなくメンテナンス等を行なうことができる。
【0011】
請求項2に記載の発明は、請求項1に記載の発明において、前記搬送ローラ及び前記紙粉除去ローラへ、同一の駆動源からの駆動力を伝達する駆動力伝達部材、を備えたことを特徴とするものである。
【0012】
上記構成によれば、搬送ローラ及び紙粉除去ローラが同一の駆動源で駆動されるので、搬送ローラと紙粉除去ローラとを同期させることができ、感光材料のジャムを抑制することができる。
【0013】
請求項3に記載の発明は、請求項1または請求項2に記載の発明において、前記搬送ローラ及び前記紙粉除去ローラの各々は、前記蓋部材に取り付けられた蓋側ローラ、及び、前記マガジン本体の前記蓋部材と異なる位置に取り付けられた本体側ローラで構成され、前記蓋部材の開放時に前記搬送ローラ及び前記紙粉除去ローラの前記蓋側ローラと前記本体側ローラとが離間され、前記蓋部の閉鎖時に前記搬送ローラ及び前記紙粉除去ローラの前記蓋側ローラと前記本体側ローラとが接触すること、を特徴とするものである。
【0014】
上記構成によれば、蓋部材の開放時に蓋側ローラと本体側ローラとが離間されるので、両ローラに付着した紙粉を容易に取り除くことができる。
【発明の効果】
【0015】
本発明は上記構成としたので、簡易な構成で感光材料の端辺に付着した紙粉を除去することができる。
【発明を実施するための最良の形態】
【0016】
以下、図面を参照しながら本発明の実施形態について説明する。
【0017】
図1に示すように、本発明のマガジン50が装填される画像形成装置10は、画像入力装置12、画像処理装置13、プリンタ15及びプロセサ16を備えている。画像形成装置10を構成する各部は、図示しない配線を介して制御部17に接続されており、この制御部17によって画像形成装置10全体の動作が制御される。
【0018】
画像入力装置12は、写真フィルムに記録された画像の投影光をCCDイメージセンサなどの撮像素子を用いて光電的に読み取ることで画像データを生成し、あるいはメモリカードなどの記録媒体に記録された画像データを読み出すことで、画像データを取得する。この画像データは画像処理装置13に送られ、カラーバランス補正や濃度補正などの画像処理が行われる。画像処理が行われた画像データはプリンタ15に送られ、後述する画像記録時に用いられる。
【0019】
プリンタ15は、所定長にカットされたカット記録紙34Sを搬送しながら、画像データに基づいて強度変調された記録光にて画像記録を行うものであり、搬送方向の上流側から、供給部20、裏印字部22、レジスト部24、画像記録部26、副走査受け部28、を備える。各部位には、駆動ローラとニップローラとから構成される搬送ローラ対が、カット記録紙34Sの搬送路に沿って複数設けられている。
【0020】
供給部20には、ロール状に巻かれた長尺の感光性記録紙34を収容するマガジン50がセットされている。
【0021】
マガジン50の出口50Aから所定長だけ離れた位置には、感光性記録紙34を切断するためのカッタ36が備えられている。カッタ36は、制御部17からの制御信号を受けて駆動し、プリントサイズに合わせて所定長だけ送り出された感光性記録紙34を切断してカット記録紙34Sを形成する。
【0022】
裏印字部22は、写真の撮影日、プリント日、コマ番号、各種IDなどのプリント情報を、カット記録紙34Sの非記録面(露光面と反対側の面)に記録する裏印字装置37を備える。裏印字装置37は、裏印字ヘッド38とプラテン39とで構成されており、裏印字ヘッド38としては、後に行われる湿式の現像処理に耐性のあるものであればドットインパクトヘッド、インクジェットヘッド、熱転写プリントヘッドなどの公知のプリントヘッドを用いることができる。
【0023】
レジスト部24は、画像記録部26における露光位置・角度ズレを防止するために、カット記録紙34Sの傾き及び幅方向の位置を調整するレジスト用ローラ対40と、このレジスト用ローラ対40の前後に配置される複数の搬送ローラ対から構成される。レジスト用ローラ対40による傾き及び幅方向位置を調整する方法は、チルトレジスト、トップレジスト、及びサイドレジストなどの公知の方法を用いることができる。
【0024】
画像記録部26は、露光ユニット42、副走査ロ―ラ対44、46と、カット記録紙34Sの通過を検出する記録紙センサ45とから構成され、制御部17によって動作制御される。露光ユニット42は、画像処理装置13と接続されており、カット記録紙34Sの先端が通過したことを記録紙センサ45が検出すると、画像データに基づいて強度変調された赤、緑、青の光ビームLBを主走査方向(搬送方向と直交する方向)に走査して、カット記録紙34Sに画像を記録する。
【0025】
副走査ローラ対44、46は、光ビームLBによる露光位置を挟むように搬送方向の上流側及び下流側に配置され、カット記録紙34Sを所定の画像形成速度で副走査方向(搬送方向と平行な方向)に搬送する。これにより、カット記録紙34Sは、所定の画像形成速度で搬送されながら露光され、プロセサ16へ搬送される。
【0026】
プロセサ16は、現像処理部60、乾燥処理部61、振戻部62、およびソータ63から構成される。現像処理部60には、搬送方向の上流側から順に、現像槽70、漂白定着槽71と、第1水洗槽73、第2水洗槽74、第3水洗槽75、第4水洗槽76からなる水洗槽72とが設けられている。現像槽70には現像液が、漂白定着槽71には漂白定着液が、また、第1水洗槽73〜第4水洗槽76には洗浄水が、それぞれ所定量貯蔵されており、カット記録紙34Sが、現像槽70、漂白定着槽71、および第1水洗槽73〜第4水洗槽76内を搬送されることで、現像・定着・洗浄の各処理が行われる。
【0027】
乾燥処理部61は各処理槽70〜72の上方に配置されており、搬送ベルトと送風ダクトとから構成されている。送風ダクトは搬送ベルトに向けてヒータで熱せられた乾燥風を吹き出して、カット記録紙34Sを搬送ベルト側に押し付ける。この状態で送風ダクトの上を通過させることで、カット記録紙34Sに付着した洗浄水が除去される。そして、乾燥処理部61を通過したカット記録紙34Sは、プロセサ16から排出される。
【0028】
次に、本発明のマガジン50について詳細に説明する。
【0029】
マガジン50は、図2に示すように、マガジン本体としての遮光性の筐体51を備えている。筐体51は、収納部材51A及び開閉部材51Bとで構成されている。収納部材51Aは、ロール状に巻かれた感光性記録紙34を回転可能に保持しつつ収容可能とされている。開閉部材51Bは、図3に示すように、開放位置P1と閉鎖位置P2との間を回動可能とされている。開閉部材51Bが開放位置P1に配置されている時に、感光性記録紙34を筐体51内に入れ、または、筐体51から出すことができるように筐体51が開放され、開閉部材51Bが閉鎖位置P2に配置されているときに、筐体51は外部と遮蔽され、感光性記録紙34が保護されると共に、筐体51感光性記録紙34の巻き出し方向に、出口50Aが構成される。
【0030】
筐体51には、搬送ローラ対52、及び、紙粉除去ローラ対54が取り付けられている。搬送ローラ対52の一方の搬送ローラ(以下「本体側搬送ローラ52A」という)は収納部材51A側に取り付けられ、他方の搬送ローラ(以下「蓋側搬送ローラ52B」という)は、開閉部材51B側に取り付けられている。また、紙粉除去ローラ対54の一方の紙粉除去ローラ(以下「本体側紙粉除去ローラ54A」という)は収納部材51A側に取り付けられ、他方の紙粉除去ローラ(以下「蓋側紙粉除去ローラ54B」という)は、開閉部材51B側に取り付けられている。
【0031】
搬送ローラ対52と紙粉除去ローラ対54との間には、感光性記録紙34の後端を検出するためのセンサ35が配置されている。
【0032】
次に、搬送ローラ対52及び紙粉除去ローラ対54について説明する。図4には、駆動側の搬送ローラ52及び紙粉除去ローラ54のみが示されているが、従動側の搬送ローラ52及び紙粉除去ローラ54についても、同様の構成である。
【0033】
搬送ローラ対52は、回転軸53及びニップ部材55を含んで構成されている。回転軸53は、感光性記録紙34の搬送方向Dと直交する方向に配置され、ニップ部材55は、回転軸53の、感光性記録紙34を幅方向の端辺Hよりも内側で挟持する位置に2個取り付けられている。
【0034】
紙粉除去ローラ対54は、回転軸57及びニップ部材59を含んで構成されている。回転軸57は、搬送ローラ対52の回転軸53と平行に配置され、ニップ部材59は、回転軸57に取り付けられている。ニップ部材59は、感光性記録紙34の幅Wよりも長尺とされ、感光性記録紙34を端辺Hを含んで挟持可能とされている。
【0035】
なお、ニップ部材55、59は、EPDM等の材料で構成されている。
【0036】
図2に示すように、収納部材51Aには、図示しない駆動源からの駆動を伝達するための駆動シャフト56が挿通されている。駆動シャフト56の収納部材51A内側に部分には、駆動ギア56Aが取り付けら、外側には、駆動接続部材56Bが取り付けられている。
【0037】
一方、収納部材51A側に取り付けられた本体側搬送ローラ52A、及び、本体側紙粉除去ローラ54Aの各々の回転軸53、57には、ギア53G、57Gが取り付けられている。ギア53G、57Gは、駆動ギア56Aと噛み合わされている。これにより、回転軸53、57は、図示しない同一の駆動源からの駆動力が、駆動シャフト56、駆動ギア56Aにより伝達され、同期されて感光性記録紙34をD方向へ搬送する方向へ回転する。また、開閉部材51B側に取り付けられた蓋側搬送ローラ52B、及び、蓋側紙粉除去ローラ54Bの各々は、本体側搬送ローラ52A、及び、本体側紙粉除去ローラ54Aの回転に従動して回転する。
【0038】
次に、本実施形態のマガジン50からの感光性記録紙34の送り出しについて説明する。
【0039】
感光性記録紙34をマガジン50にセットする際には、まず、図3(A)に示すように、開閉部材51Bを開放して開放位置P1に配置し、感光性記録紙34を収納部材51Aの所定位置に収納する。そして、感光性記録紙34の先端部分を巻き出し、筐体51の出口50Aの外側まで引き出す。この状態で、図3(B)に示すように、開閉部材51Bを閉鎖して閉鎖位置P2に配置する。これにより、感光性記録紙34が、搬送ローラ対52及び紙粉除去ローラ対54により挟持される。
【0040】
図示しない駆動源からの駆動力により、駆動ギア56Aが矢印R1方向に回転すると、搬送ローラ対52、紙粉除去ローラ対54が矢印R2方向に回転される。そして、感光性記録紙34が、矢印D方向に送り出されていく。
【0041】
このとき、紙粉除去ローラ54が、紙粉の集中する感光性記録紙34の端辺Hを挟持しているので、感光性記録紙34に付着している紙粉が紙粉除去ローラ54に吸着され、感光性記録紙34から紙粉を取り除くことができる。
【0042】
また、搬送ローラ対52は、感光性記録紙34の端辺Hを挟持していないので、搬送ローラ対52で端辺Hを挟持して搬送する場合と比較して、感光性記録紙34のスキューを起こりにくくすることができる。
【0043】
さらに、紙粉除去ローラ対54は、感光性記録紙34の端辺Hを挟持しているが、搬送ローラ対52よりも搬送方向Dの下流側に配置されている。そして、感光性記録紙34は、搬送ローラ対52により挟持されて安定した状態で紙粉除去ローラ対54に挟持されている。したがって、単独の搬送ローラ対52で感光性記録紙34の端辺Hを挟持する場合と比較して、感光性記録紙34のスキューを起こりにくくすることができる。
【0044】
また、本実施形態では、紙粉除去ローラ対54が、マガジン50内に配置されているので、感光性記録紙34の搬送経路の最上流部で紙粉を除去することができ、画像形成装置10内の紙粉によるトラブルを防止することができる。
【0045】
また、マガジン50は開閉可能な開閉部材51Bを有しているので、ユーザーは紙粉除去ローラ対54に容易にアクセスでき、紙粉除去ローラ対54に付着した紙粉をクリーニングすることができる。
【0046】
また、本実施形態では、搬送ローラ対52及び紙粉除去ローラ対54が同一の駆動源で駆動されるので、搬送ローラ対52と紙粉除去ローラ対54とを同期させることができ、リワインド時も含めて、感光性記録紙34のジャムを抑制することができる。
【0047】
特に、リワインド時には、図5(B)に示すように、感光性記録紙34の巻きがゆるみ、ジャムになりやすく、また、紙粉除去の必要もないため、紙粉除去ローラ対54側のニップ圧を小さくする、または、ニップを解放して、搬送ローラ対52のみを駆動させてもよい。
【0048】
また、本実施形態によれば、開閉部材51Bの開放時に蓋側搬送ローラ52Bと本体側搬送ローラ52Aとが離間され、蓋側紙粉除去ローラ54Bと本体側紙粉除去ローラ54Aとが離間されるので、これらのローラに付着した紙粉を容易に取り除くことができる。
【0049】
なお、本実施形態では、駆動ギア56Aにギア53G、57Gを噛み合わせることにより、同一の駆動源からの駆動力を搬送ローラ対52及び紙粉除去ローラ対54へ伝達したが、図6に示すように、駆動ベルトBを駆動ベルトローラBR、ベルトローラ53B、57Bに掛け渡すことにより、同一駆動源からの駆動力を搬送ローラ対52及び紙粉除去ローラ対54へ伝達することもできる。
【0050】
また、本実施形態では、紙粉除去ローラ対54のニップ部材59が、感光性記録紙34の幅Wよりも長尺とされている構成を例に説明したが、ニップ部材59は感光性記録紙34の端辺Hを挟持可能であれば、必ずしも幅Wよりも長尺である必要はない。例えば、図7に示すように、軸方向の中央部が離間されて2つに分かれたニップ部材59Aとすることもできる。
【図面の簡単な説明】
【0051】
【図1】本実施形態の画像形成装置の概略全体図である。
【図2】本実施形態のマガジンの概略構成を示す斜視図である。
【図3】本実施形態のマガジンの、(A)は開放状態を、(B)は閉鎖状態を示す図である。
【図4】本実施形態の駆動側の搬送ローラ及び紙粉除去ローラを示す図である。
【図5】本実施形態のマガジンの(A)はリワインド前、(B)はリワインド後の状態を示す図である。
【図6】本実施形態の駆動側の搬送ローラ及び紙粉除去ローラの駆動系の変形例を示す図である。
【図7】本実施形態の駆動側の搬送ローラ及び紙粉除去ローラの変形例を示す図である。
【符号の説明】
【0052】
10 画像形成装置
34 感光性記録紙
50 マガジン
51B 開閉部材
51A 収納部材
51 筐体
52B 蓋側搬送ローラ
52 搬送ローラ対
52A 本体側搬送ローラ
53G ギア
53B ベルトローラ
53 回転軸
54B 蓋側紙粉除去ローラ
54 紙粉除去ローラ対
54A 本体側紙粉除去ローラ
56A 駆動ギア
56 駆動シャフト
56B 駆動接続部材
57G ギア
D 搬送方向
P1 開放位置
P2 閉鎖位置

【特許請求の範囲】
【請求項1】
巻芯に巻回された感光材料を収納可能なマガジン本体と、
前記マガジン本体の一部を構成し、感光材料を前記マガジン本体へ出し入れ可能なように開閉する蓋部材と、
前記マガジン本体内に配置され、前記感光材料を幅方向の端辺よりも内側で挟持しつつ前記マガジン本体の外側へ向かって搬送する搬送ローラと、
前記搬送ローラよりも前記搬送方向下流側の前記マガジン本体内に配置され、前記感光材料を幅方向の端辺を含んで挟持しつつ前記マガジン本体の外側へ向かって搬送する紙粉除去ローラと、
を備えたマガジン。
【請求項2】
前記搬送ローラ及び前記紙粉除去ローラへ、同一の駆動源からの駆動力を伝達する駆動力伝達部材、を備えたことを特徴とする請求項1に記載のマガジン。
【請求項3】
前記搬送ローラ及び前記紙粉除去ローラの各々は、前記蓋部材に取り付けられた蓋側ローラ、及び、前記マガジン本体の前記蓋部材と異なる位置に取り付けられた本体側ローラで構成され、
前記蓋部材の開放時に前記搬送ローラ及び前記紙粉除去ローラの前記蓋側ローラと前記本体側ローラとが離間され、前記蓋部の閉鎖時に前記搬送ローラ及び前記紙粉除去ローラの前記蓋側ローラと前記本体側ローラとが接触すること、
を特徴とする請求項1または請求項2に記載のマガジン。

【図1】
image rotate

【図2】
image rotate

【図3】
image rotate

【図4】
image rotate

【図5】
image rotate

【図6】
image rotate

【図7】
image rotate