説明

マグネット装着靴

【課題】 左右の靴を正しく履くことができ、無造作に靴を脱いだ時でも、簡単に靴を揃えることができるマグネット装着靴を提供する。
【解決手段】 靴の内側の側面にマグネットを装着し、磁器の力で左右の靴がくっつくようにする。

【発明の詳細な説明】
【技術分野】
【0001】
この発明は、靴の内側にマグネットを装着した靴に関するものである。
【背景技術】
【0002】
従来、靴は左右対称で、子どもが自分で靴を履く際に、左右をまちがえて履くことが多く見られた。また、正しく靴を揃えるという行為は、脱いだ本人の自発的な行為であるため、靴の左右を見分ける能力と、きちんと揃えようとする意識が必要である。
【0003】
そこで、左右を間違わずに靴を履き、正しく揃えて脱ぐために、「しつけ用子ども靴」が知られている。(実用新案公開平6−38607)
【0004】
「しつけ用子ども靴」は、マークを合わせることにより、子どもに左右を認識させ、楽しく靴を揃えることを教えるという目的であった。
【発明の開示】
【発明が解決しようとする課題】
【0005】
これは、次のような欠点があった。
子どもはマークや絵柄を見て左右を認識することはできるが、靴を脱いだ後にきちんと揃えるかどうかは、親の声かけや確認が必要となる。
また、保育園や幼稚園、小学校や水泳教室など、子どもが靴を履きかえる機会が多く、たくさんの靴が散乱するおそれの多い場所では、靴が片方なくなったり、履き間違えられたりすることが、しばしばある。
本発明は、以上のような欠点を無くすためになされたものである。
【課題を解決するための手段】
【0006】
靴の内側の側面または内面に、強力マグネットを装着する。
本発明は、以上の構成よりなる、マグネット装着靴である。
【発明の効果】
【0007】
靴を無造作に脱いだ時でも、磁力で靴がくっつき、左右の靴を揃えることができる。
また、マグネットは内側にだけ付いているので、左右を間違えることもない。
大人の靴には、内側の内面にマグネットを装着し、足のツボにあたるようにすれば、磁器の力で健康促進効果も期待できるため、一挙両得である。
【発明を実施するための最良の形態】
【0008】
以下、本発明の実施形態を図面に基づいて説明する。
図1では、靴を揃えた時に接する側面(1)に、強力マグネットを1個(a)もしくは2個(b)装着したものである。子ども靴においては、靴の種類によって、内側の窪んでいる部分が違うため、それぞれの靴の形状に合わせて、装着位置を決定することが望ましい。
【0009】
次に、子ども靴におけるマグネットの色や形について一例を挙げる。
色は、右足用が赤、左足用が青というように、左右のマグネットの色を変えることで、子どもにとっての左右の認識が、より明確化される。
形は、丸形以外にも、星形やハート型など、かわいい形のマグネットを装着することによって、子どもが楽しく靴を履いたり脱いだりすることができる。
【0010】
大人の履く靴においては、図2で示すように、靴の内側の足に接する面(3)に強力マグネットを装着する。これは、くるぶしの下にある照会とよばれるツボで、肩こりに効くと言われている。この際、くるぶしにマグネットが当たらないように、大きさは子ども用より小ぶりで、丸形が好ましい。
【0011】
以上、本発明を実施するにあたって、具体的な一例を示したが、これは限定的に解釈されるものではない。発明の目的を遂行するために、様々な形で実施することができる。
【図面の簡単な説明】
【0012】
【図1】 本発明の、子ども用靴の実施例の正視図である。
【図2】 本発明の、子ども用靴の実施例の斜視図である。
【図3】 本発明の、大人用靴の実施例の正視図である。
【符号の説明】
【0013】
1 靴の側面(外側)
2 マグネット
3 靴の側面(内側)

【特許請求の範囲】
【請求項1】
靴の内側の側面(1)にマグネットを装着し、磁力で靴を揃えるマグネット装着靴
【請求項2】
靴の内側の内面(3)にマグネットを装着し、磁力で靴を揃えたり、足のつぼを刺激したりするマグネット装着靴

【図1】
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【図2】
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【図3】
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