説明

マッサージ器

【課題】従来からマッサージ器として種々の提案がされているが、従来のマッサージは特に皮膚が薄く弾力性が小さい頭皮や膝周辺において肌を傷つけたり、頭髪を傷めたりするという欠点があった。本発明は頭部や膝のように皮膚が薄く弾力性の小さい部位においても皮膚に傷を付けることがない小型、安価なマッサージ器の提供を目的としている。
【解決手段】
駆動手段と、前記駆動手段の機枠に回動可能に支承され前記駆動手段の駆動軸と同軸で連結された回転盤と、前記回転盤上に前記回転盤の回転中心に対し偏芯した位置に回転可能に配設した主軸と、前記主軸の一端に回転不能に支持された揉み部材とを有し、前記駆動手段の機枠と前記主軸とを回転伝導手段によって係合せしめ、前記回転盤の回転方向と前記主軸の回転方向が互いに逆方向となるようにし、前記揉み部材が前記駆動手段の機枠に対して回転しないで円運動のみをほぼ一平面上で行うように構成している。

【発明の詳細な説明】
【技術分野】
【0001】
本発明は身体のマッサージ器に関し、特に頭部や膝周辺のように皮膚表面と骨との距離が小さく(以下、皮膚が薄いと言う)また弾力性が乏しくて器具によるマッサージが困難とされている頭皮や膝周辺においてもマッサージを効果的に行うことができるマッサージ器に関する。
【背景技術】
【0002】
従来から身体のマッサージ器として種種の提案がなされているが、特に近年は頭髪の抜け毛抑制や育毛対策としてマッサージの実施が奨励され、その効果を向上させるための手段として下記の先行文献に記載のマッサージ器が提案されている。
【0003】
しかしながら、従来から提案されているマッサージ器は大型・高価であるため家庭で容易に使用することが困難であったり、頭皮や膝は他の部位と異なり皮膚が薄くて肌に弾力性が乏しいため揉み部材が患部に均一に接触しなかったりして痛みを感じたり、肌を傷つけたり、頭髪を傷めたりして十分なマッサージ効果が得られないという欠点があった。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0004】
従来から提案されているマッサージ器としては、次に記載のものがあった。
【特許文献1】特開平10-216185号公報は、頭皮のマッサージ専用であるが、以下のような問題があった。(1)装置が大型、かつ高価となって容易に家庭に設置することが困難であった。(2)装置には弾性体と偏芯軸を用いて弾性体を変形させて円運動をさせているため動力損失が大きく不経済であった。(3)揉み部材を弾性体で支持し、その変形を利用しているため耐久性に問題があった。(4)揉み部材が頭部の広範囲を覆っているため個人差のある頭の大きさ・形状に対応して頭皮を均一にマッサージすることが困難であった。
【0005】
【特許文献2】特開平5-42192号公報は、揉み部材に衣服が巻き込まれることを防止したものであるが、揉み部材を取り付けた傾斜軸に接続子が回転可能にされているものの接続子は傾斜軸の傾きをもって円錐運動をする。したがって、揉み部材はすりこぎ運動をすることになり揉み部材が患部に均一に当たらないため、皮膚が薄くて弾性が小さい頭皮や膝周辺のマサージにおいては、痛みを感たり皮膚を傷めるたりする場合があった。
【0006】
【特許文献3】特開2003-111811号公報は、頭皮のマッサージ専用であり、振動発生手段によって刷毛または突起を頭皮の垂直方向に並進運動をさせて頭皮の表面のみを刺激するものでありマッサージの効果が小さかった。
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0007】
本発明は、前記のような従来の欠点に鑑み、頭皮や膝などにおいても傷を付けることがない、血行促進効果の大きい安全で小型・安価なマッサージ器を提供することを目的としている。
【課題を解決するための手段】
【0008】
本発明は以上の課題を解決するための第一の解決手段として次の構成とした。
駆動手段と、前記駆動手段の機枠に回転可能に支承され前記駆動手段の駆動軸に同軸で連結された回転盤と、前記回転盤上に前記回転盤の回転中心に対し偏芯した位置に回転可能に配設した主軸と、前記主軸の一端に回転不能に支持された揉み部材とを有し、前記駆動手段の機枠と前記主軸とを回転伝導手段によって係合せしめ、前記回転盤の回転方向と前記主軸の回転方向が互いに逆方向となるようにし、前記揉み部材が前記駆動手段の機枠に対して回転をしないで一平面上で円運動のみを行うように構成している。
【0009】
第二の解決手段は、前記揉み部材が円運動をする直径を10〜16mmの範囲に設定することで、頭皮に痛みを感たり、頭皮の赤みの変化も適切なマッサージ効果が得られる。
前記最適直径の決定にあたって、マッサージをしたとき人が感じる心地良さや頭皮の赤みの変化について数人の評価を行なった。前記範囲を外れて、直径が5〜8mmと小さいと、マッサージに物足りなさを感たり頭皮の赤みの変化も小さかった。前記直径が20mmを超えると、痛みを感じることがあったり頭皮の赤みの変化が大きく不安を感じた。前記直径が18mmのときは前記同様に、やや不安を感じた。
前記円運動の直径10〜16mmは、前記評価者の頭皮の横移動距離12mm〜16mmとほぼ近い値であった。なお、横移動距離とは痛みを感じないで頭皮が頭蓋骨に対して容易に移動できる距離で、図8に示す方法で測定した。
【0010】
さらに、揉み装置M(図1参照)を頭皮に対して支持する支持部材を有し、前記揉み装置Mと支持部材の間に抗して係合する押し付け手段(ばね要素)を配設して、前記揉み装置Mの揉み部材が頭皮に押し付けられたとき、前記押し付け手段(ばね要素)に抗して前記支持部材が頭皮に接触する。もし、頭皮の横移動距離が揉み部材の円運動の直径を下回るときは前記揉み装置Mを揺動させるように前記押し付け手段(ばね要素)が変位するよう構成する。
【発明の効果】
【0011】
以上の説明から明らかなように、本発明にあっては次に列挙する効果が得られる。
(1)駆動装置によって回転駆動される回転盤の回転中心に対し偏芯した位置に揉み部材を支持する主軸を回転可能に配設するとともに、前記回転盤の回転方向と主軸の回転方向を互いに逆方向となし、前記主軸が前記駆動装置に対して回転しない構成としている。したがって、前記主軸に回転不能に支持された揉み部材は回転しないでほぼ一平面上で円運動のみが可能であるため、患部を均一に押し付けることが可能となり、頭部や膝周辺のように皮膚が薄く弾性の小さい患部のマッサージにおいても痛みを感じず、皮膚を傷つけることもなく、安全にマッサージを行うことができる。
【0012】
(2)また、回転伝導手段として歯車または捲き掛け伝導で構成でき、従来技術のように弾性体などを変形させる力を必要としないため動力損失の小さい省エネ、かつ耐久性の良いマッサージ器を提供することができる。さらに、装置が小型となり携帯も可能で、かつ安価なものとなる。
【0013】
(3)揉み部材の円運動の直径を、比較的横移動距離の小さい頭皮の値に設定しているので他の部位のマッサージにおいても、揉み部材と皮膚との過度の摩擦を防止でき皮膚を傷つけることもなく、かつ心地よいマッサージが可能となり、血行の循環が促される。
【0014】
(4)前記支持部材の端面が頭皮に接触するまで前記押し付け手段(ばね要素)が所定の力で軸方向に移動可能となし、かつ、皮膚の横移動距離が揉み部材の円運動の直径を下回るときは、前記押し付け手段(ばね要素)の部分が変位して前記揉み装置が揺動可能としている。したがって、頭の大きさ、形状、皮膚の横移動距離などの個人差に対応できるため揉み部材を皮膚に適切な押圧力で接触させることが可能となり、前記(3)項の効果を更に向上させることができ、手のひらでマサージをするような心地よい感触が得られる。
【発明を実施するための形態】
【0015】
以下、本発明の実施の形態を図に基づいて、頭皮のマッサージ器として使用した場合の実施例について説明する。
【実施例1】
【0016】
図1は本発明の一実施形態の断面図、図2は図1のX−X断面図で歯車の係合と回転方向を示す説明図、図3は図1の装置を頭部に当てマッサージをしている状態を示す断面図、図4は図1における揉み部材を矢印Zから見た平面図である。
モーター1と減速機2から構成される駆動装置Aの機枠がフレーム4にボルト2cで一体的に固着されている。フレーム4にはベアリング3を介して回転盤5が回転可能に配設されている。前記減速機2から突出し先端にセレーション2bを有する駆動軸2aが、フレーム4の中心すなわち回転盤5と同軸の穴4aを貫通し、前記回転盤5の中心に形成したセレーション5aと係合している。
【0017】
前記フレーム4の穴4aと同軸に固定歯車4bが一体的に構成されている。また、前記回転盤5には、その中心から所定の間隔(本実施例では半径を8mmとしているが、この間隔が揉み部材の円運動の半径となる。)離れた位置にある貫通穴5bと回転可能に主軸6が配設され、前記主軸6の一端には主歯車7が止着されている。前記固定歯車4bと主歯車7の歯数比は1:1に構成されている。前記固定歯車4bと前記主歯車7のそれぞれと係合する中間歯車8が、回転盤5に支承した中間軸9に回転可能に配設されている。
カバー21は布で筒状に形成され、その両端がフレーム4と面板11の外周にそれぞれ止着され、マッサージ中に衣服や頭髪などが回転部に巻き付かないようにされている。
【0018】
前記主軸6のもう一方の端にはジョイント12がピン13を介して図1において左右方向に所定の角度揺動自在に取り付けられている。前記ジョイント12には揉み部材10を取り付ける面板11がピン14を介して取り付けられ、前記ピン13による揺動方向に対して直角方向に所定角度揺動できる。前記面板11には、揉み部材10が座金16を介してボルト15で固着されている。なお、主軸6の溝に装着された止め輪6b、座金6aは、揉み部材10からのスラスト力を受ける。
揉み部材10には、先端が半球状からなる複数個の突起10aが形成され、マッサージの際に頭皮と係合する。前記揉み部材10の突起10aの反対側に1個の突起10bが形成され、前記面板11の穴11aと係合して、揉み部材10が面板11に対して回転するのを防止している。
前記で構成される装置のみでも本発明の課題の達成が可能である。(以下、前記の構成を揉み装置Mという。)
【0019】
前記の揉み装置Mのフレーム4に複数本のピン17(本実施例では3本)がナット17aで止着され、前記ピン17と筒状の支持部材19の穴19cとが係合している。前記支持部材19とピン17の鍔17bとの間には圧縮コイルばね18が装着され、前記揉み装置Mが前記圧縮コイルばね18に抗して所定の力で移動自在に構成されている。
カバー20は前記揉み装置Mの駆動装置Aを覆い支持部材19にボルト19aで止着されている。
【0020】
次に本発明のマサージ器の作動について説明する。
モーター1に電源(図示せず)が投入され減速機2の駆動軸2aに係合された回転盤5が図2において矢印B方向へ回転すると、回転盤5上に偏芯して回転可能に支承された主歯車7と、中間歯車7の軸心が矢印B方向へ移動することになり、固定歯車4bと噛み合う中間歯車8がD方向へ回転しながら固定歯車4bの周りを回動し、前記中間歯車8と噛み合う主歯車7がC方向へ回転する。すなわち、前記回転盤5がB方向に1回転すると、主軸6は回転盤5とは逆方向のC方向に1回転することになり、主軸6は前記駆動装置Aに対し回転しないことになる。以上の動作によって主軸6に回転不能に支持された揉み部材10は回転をしないで円運動のみをほぼ一平面上で行うことになる。
【0021】
次にカバー20または支持部材19を手(図示せず)で持って図3に示すように揉み部材10が頭皮に押し付けられると、支持部材19の先端19bが頭皮に当たるまで圧縮コイルばね18が圧縮されて、突起10aが頭皮に押し付けられて、前記圧縮コイルばねによる押し付け力でマッサージが行われる。
このとき、揉み部材10が頭皮に当たると、揉み部材10はジョイント12、面板11の部分で揺動して頭の形状に沿って均一に当たる。前記適切な押し付け力は、個人差があるが500〜1500gに設定するのが好ましい。なお、本実施例では800g程度としている。
【0022】
本実施例では、回転伝導手段として固定歯車と主歯車の間に中間歯車を介した構造としたが、歯車の代わりにプーリーとタイミングベルト等の巻き掛け伝導を使用してもよい。この場合は、本実施例で使用した中間歯車は不要となる。
【0023】
本実施例では前記揉み部材10の直径を80mmとしたが、50〜120mmの範囲が好ましい。前記揉み部材10の直径が頭全体を覆うように大きくなると、揉み部材10の動きが規制されるためマッサージの効果が低下するので好ましくない。
【0024】
本実施例では、前記揉み部材10の材質として柔軟性を有するゴムを使用したが、プラスチック等で成形してもよい。
前記揉み部材10の突起10aは図4に示すように円周状に所定の間隔で複数個配置され、その先端は半円球状に湾曲した凹形状をしており、前記半円球の半径は頭の大きさより若干大きくしてある。
前記突起10aは根元が先端より大きいテーパー状とし、先端は半径1mmから2mmの半球状とするのが好ましい。なお、本実施例では、高さが6mm、先端は半径1.5mmの半球状としている。突起10aの形状は揉む部位によって径や長さを変えたものに交換することができる。前記半円球の半径は頭部に合わせておけば膝、その他の部位のマッサージにおいても使用可能である。
【0025】
前記揉み部材10の円運動の回数は本実施例では100回/分としたが、心地よいと感じる回数は個人差があるため、60〜150回/分程度で自由に可変できるようにしてもよい。
【実施例2】
【0026】
以下、本実施例の形態を図5に基づいて説明する。なお、説明は実施例1と異なる部分のみ符号をつけて行う。
実施例1の形態では、揉み部材10を頭部に押付けたとき揉み部材10に止着した面板11が主軸6に対して揺動するようにしたが、本実施例2では面板102を主軸101に形成した2面取り101aと面板102に形成した2面取り102aを係合させてナット104で止着している。揉み部材103は、前記主軸101の先端のボルト101bとナット106とによって面板102に止着されている。
【0027】
本実施例においては、揉み装置Mの揉み部材103の突起103aが頭部に押し付けられると、圧縮コイルばね107が圧縮されて支持部材108の先端108aが頭部に接触する。もし、揉み部材103が頭の形状に沿って傾くと前記圧縮コイルばね107が変位して揉み装置Mの軸心が傾斜する。(図示せず)
前記揉み装置Mの軸心が傾斜することによって、頭の大きさ、形状、皮膚の横移動距離などの個人差に対応できるため揉み部材を皮膚に適切な押圧力で接触させることが可能となる。
【実施例3】
【0028】
本実施例は、頭皮のマッサージ専用として構成したもので、マッサージ時間の短縮のために頭の広範囲を同時にマッサージができるようにしたものである。
以下、本実施例の形態を図6、図7に基づいて説明する。
マッサージ器204は実施例1のマッサージ器を枠201に3個配設したものである。前記マッサージ器が、前記枠201に設けた穴201bを貫通し、前記機枠に一体的に止着したブラケット201aと、マッサージ器204から突出したピン202によって揺動可能に配設されている。
マッサージの際に、枠201の両側に形成した穴201cに手を入れ取手203を持って(図示せず)マッサージ器の揉み部材が頭部に押し付けられると、前記夫々のマサージ器204が頭の形状に対応して前記ピン202の部分で揺動し、頭皮に均一に接触するような構造となっている。本実施例では、3個のマサージ器204を配設したが、2個または、3個を越える数量でもよい。
本実施例では、3個のマサージ器204を頭部に対しての位置を固定したが、3個のマサージ器をつけた枠を頭部に対して回転手段を用いてゆっくりと回転移動するような構成として、頭皮全体をマサージすることもできる。
【図面の簡単な説明】
【0029】
【図1】本発明を実施するための一実施形態を示す装置の断面図である。
【図2】図1のX−X断面図で歯車の噛み合いと回転方向を示す説明図である。
【図3】図1の装置を頭部に当てマッサージをしている状態を示す断面図である。
【図4】図1における揉み部材を矢印Zから見た平面図である。
【図5】本発明の別の実施例2を示す断面図である。
【図6】本発明の別の実施例3を示す断面図である。
【図7】図6の矢印Yから見た展開平面図である。
【図8】皮膚の横移動距離の説明図である。
【符号の説明】
【0030】
1 モーター
2 減速機
3 ベアリング
4 フレーム
5 回転盤
6 主軸
7 主歯車
8 中間歯車
9 中間軸
10 揉み部材
11 面板
12 ジョイント
13 ピン
14 ピン
15 ボルト
16 座金
17 ピン
18 圧縮コイルばね
19 支持部材
20 カバー
21 カバー

【特許請求の範囲】
【請求項1】
駆動手段と、前記駆動手段の機枠に回転可能に支承され前記駆動手段の駆動軸と同軸で連結された回転盤と、前記回転盤上に前記回転盤の回転中心に対し偏芯した位置に回転可能に配設した主軸と、前記主軸の一端に回転不能に支持された揉み部材とを有し、前記駆動手段の機枠と前記主軸とを回転伝導手段によって係合せしめ、前記回転盤の回転方向と前記主軸の回転方向が互いに逆方向となるようにし、前記揉み部材が前記駆動手段の機枠に対して回転しないで円運動のみをほぼ一平面上でするようにせしめたことを特徴とするマッサージ器。
【請求項2】
前記回転伝導手段が歯車伝導手段であって、前記回転盤の回転中心に同軸で前記駆動手段の機枠に固着した固定歯車と、前記主軸の一端に固着した主歯車と、前記固定歯車と前記主歯車の夫々と噛み合い前記回転盤上に支承した軸に回転可能にした中間歯車とを有し、前記固定歯車と主歯車の歯車比が1:1となしたことを特徴とする請求項1に記載のマサージ器。
【請求項3】
前記揉み部材が前記回転盤の回転中心に対して回転する円運動の直径が10mm〜16mmであることを特徴とする請求項1または請求項2に記載のマッサージ器。
【請求項4】
前記マッサージ器に押付け手段を介して係合する支持部材を有し、前記揉み部材と前記支持部材が皮膚と係合したとき、前記マッサージ器が支持部材に対して軸方向に移動可能と(または)軸方向に直交する方向へ揺動可能となしたことを特徴とする請求項1ないし請求項3のいずれか一項に記載のマッサージ器。

【図1】
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【図2】
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【図3】
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【図4】
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【図5】
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【図6】
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【図7】
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【図8】
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【公開番号】特開2011−125514(P2011−125514A)
【公開日】平成23年6月30日(2011.6.30)
【国際特許分類】
【出願番号】特願2009−287083(P2009−287083)
【出願日】平成21年12月18日(2009.12.18)
【出願人】(309043665)
【Fターム(参考)】