説明

マッシュアップ地図パーマリンク生成システム及びその方法

【課題】様々な情報を含むマッシュアップ地図データに対する固有リンク(地図パーマリンク)を生成するシステム及びその方法を提供する。
【解決手段】本発明は、特定マッシュアップ地図データに対応する地図パーマリンク(permalink)生成要請を受信し、前記地図パーマリンク生成要請に応じて、地図情報が含まれた地図URLを生成する。また、広告レイヤの職別子、付加サービスデータの職別子、ユーザ生成データの職別子のうち、少なくとも何れか一つを生成して、前記地図URLと組み合わせて関連データと共に格納する。

【発明の詳細な説明】
【技術分野】
【0001】
本発明は、マッシュアップ(mash−up)地図データの固有リンクを生成するシステム及びその方法に関する。さらに詳しくは、本発明は地図データに様々な種類のデータを混在させたマッシュアップ地図データをオンライン上で呼び出することのできる固有リンクを生成するシステム及びその方法に関する。
【背景技術】
【0002】
近年、インターネット上の有名ポータルサイトの大分において地図サービスが提供されている。一般的に、このようなインターネット地図サービスのための基本的な地図データは、ポータルサイト若しくは専門の地図製作業者によって製作されている。実際に、グーグル(google)、ヤフー(yahoo)及びマイクロソフト社などは、インターネット地図を自社で製作して当該サービスを提供しており、また、韓国国内でも多くの会社が、地図データの製作及び該サービスの提供を行っている。
【0003】
このような地図サービスにより提供された特定地域の地図データは、ユーザの共有及び配布のために固有リンクが付与され格納されることができる。このような固有リンクは「パーマリンク(permalink)」と呼ばれている。パーマリンクとは、「permanent」と「link」とを組み合わせた造語であり、ブログや掲示板、メールなどにアップロードされ、どのような場合にも連結され得る絶対的な位置の固定アドレス(例えば、URL)を意味する。
【0004】
一般的に、掲示物のアドレスは、サーバー内の固定されたファイルの位置を表すか、又はプログラムがデータベースに格納されたデータを抽出して、画面に表示するための仮想のアドレス形態を有している。場合によっては、コピーを防止するために実際のアドレスの代りに、プログラムのみが認識できる表現方式に構成されたり、FancyURLのように、より簡単なアドレスを用いることもある。このように、表現方式が変わると、実際の掲示物が存在してもコネクティングされない場合が発生する。また、ブログのアドレスが変更された掲示物、又は格納されてから長い期間が経過してアーカイブに格納された掲示物に対しては、掲示物の最初のアドレスを基準としたリンクにより、接続不能になる場合も生じる。しかしながら、パーマリンクは、テキスト自体に固定URLを付与するものであるため、どのような場合にも原掲示物に接続して表示することが可能である。
【0005】
図1は、従来の地図パーマリンクを提供するシステムを示す図である。
【0006】
ユーザ端末10は、地図サービスシステム20に対し、ユーザ自身が選択した地域に関する情報を表示する地図データに関するURL、すなわち、地図パーマリンクを要請する。地図サービスシステム20は、該当する地図データに含まれた地域情報に基づいて地図URLを生成し提供する。
【0007】
前述のように、パーマリンクは、地図データに対する固定URLであるため、ユーザ端末10が他のユーザ端末11、12へ該地図URLを配布する場合にも、他のユーザ端末11、12は、ユーザ端末10に表示された地図データを用いることができる。図1には、当該地図URLが他のユーザ端末11、12に直接提供された形態を示している。なお、この地図URLは、ブログや掲示板などの他の様々な経路を通じて提供されることもある。
【0008】
次に、図2は、従来の地図パーマリンクの情報構造を示す図である。
【0009】
従来の地図パーマリンクは、一般的に、サーバーアドレスa1、地図番号a2、座標番号a3、格納番号a4、及びポイント職別子a5を含む。
【0010】
サーバーアドレスa1は、該地図サービスを提供する業者のサーバーのアドレスを表す。例えば、マイクロソフト社のwww.local.live.com、又はヤフー社のwww.maps.yahoo.comなどが挙げられる。
【0011】
地図番号a2には、表された地図データに対して、地図サービス業者が付与した地図番号が含まれる。一方、地図データに表された地域がランドマークとして認識される有名な地域である場合には、当該地域に対するポイント職別子が別途付与されることも可能であり、この場合、当該ポイント職別子a5及び地図番号a2のどちらか一方又は両者を共に使用することができる。
【0012】
座標番号a3は、表された地域の基準点の座標情報が付与される。当該座標番号a3は、全体の地図データを考慮し、地図サービス業者が固有に付与した座標値、又は緯度及び経度を用いた汎用的な座標値である。
【0013】
格納番号a4は、格納されたパーマリンクを識別、又はカウンティングすることのできる番号として、パーマリンク提供システムの設計仕様に応じて生成される。
【0014】
該地図パーマリンクは、オンライン上で汎用的に使用されるURLの形態に生成される。以下の一例は、マイクロスフト社、ヤフー及びグーグル社の各々の地図サービスシステムにおけるニューヨークのバッテリーパーク地域に対して生成されたパーマリンクである。
【0015】
(マイクロソフト社)
http://local.live.com/default.aspx?v=2&cp=40.705633〜−74.017457&style=h&lvl=19&tilt=−90&dir=0&alt=−1000&scene=1484707
【0016】
(ヤフー)
http://maps.yahoo.com/#tp=1&tt=battery%20park%20new%20york&mvt=s&trf=0&lon=−74.017339&lat=40.705734&mag=1
【0017】
(グーグル社)
http://maps.google.com/maps?f=q&hl=en&q=new+york+battery+park&ie=UTF8&z=19&ll=40.705183,−74.017127&spn=0.001383,0.002849&t=k&om=1
【0018】
上記一例に示すように、パーマリンクは、フォントやユニーコードのような付加情報をさらに選択的に含むこともでき、また、図2に示すように、サーバーアドレスに該当するURLに、各区分子に応じて区分されたポイント職別子、座標番号を付加して生成される場合もある。
【0019】
しかしながら、このような従来のパーマリンクは、単に地図自体についての情報のみを含む状態で提供される。
【0020】
近年の地図データサービスは益々発展し、地図上にロードマップサービス、最短経路提供サービスなどの付加サービスを提供している。また、地図データ上に特定企業の広告を表示したり、広告業者の割引やイベントなどをリアルタイムで表すことができ、地域広告の役割を遂行している。また、ウェブ上でグラフィクツールを提供し、ユーザが地図上に直接グラフィックやテキストを入力することを可能とし、ユーザ生成データをさらに追加し得るサービスを提供している。
【0021】
このように、地図データ上に様々な情報を混在させた「マッシュアップ(mash−up)」地図サービスが提供されているが、従来は、このような様々な情報を含むマッシュアップ地図に対するパーマリンクを提供できず、単にマッシュアップ地図に対するイメージ(画像)を所定のファイル形式で格納し、限られた対象にのみ伝送していた。
【0022】
すなわち、地図サービスは、様々な付加サービス情報、広告、ユーザ生成情報を含んでおり、従来のパーマリンク技術では、様々な情報を含むマッシュアップ地図に対するパーマリンクを生成するアルゴリスムを全く提示しない問題点があった。
【0023】
このような問題から、マッシュアップ地図データに対し、ユーザや位置に関わらずに地図データを用いることのできるパーマリンクの長所を、十分に活かしていない状況であった。
【発明の開示】
【発明が解決しようとする課題】
【0024】
そこで本発明は、前述の従来の技術の問題点を解決するために、様々な情報を含むマッシュアップ地図データのパーマリンクを生成するシステム及びその方法を提供することを目的とする。
【0025】
また、本発明は、マッシュアップ地図の生成ステップのうち、ユーザが所望する時点において、その時まで生成されたマッシュアップ地図パーマリンクを直ちに生成することができるシステム及びその方法を提供することを目的とする。
【0026】
さらに、本発明は、地図データに付加された付加サービスデータのリアルタイム性を提供するマッシュアップ地図データのパーマリンクを生成するシステム及びその方法を提供することを目的とする。
【0027】
また、本発明は、ブログ、メッセンジャー、電子メール、又はその他の装置においても用いることができ、バイラルマーケティング(viral marketing)手段として使用し得るマッシュアップ地図データのパーマリンクを生成するシステム及びその方法を提供することを目的とする。
【課題を解決するための手段】
【0028】
前述の技術的課題を達成するために、本発明の第1の側面に係る地図パーマリンク生成システムは、ベースマップレイヤの情報要素及び前記地図情報に関連した地図上位レイヤのサブレイヤの情報要素に対する職別子を生成し、当該職別子を当該サブレイヤを区分する区分子ごとに挿入することで地図パーマリンクを生成する地図パーマリンク生成部、当該生成された地図パーマリンク及び当該地図パーマリンクに関するデータを格納する地図パーマリンク格納部、及びユーザ端末からの要請に応じて、当該地図パーマリンク又は当該地図パーマリンクに対応するマッシュアップ地図データを提供する地図パーマリンク提供部を含むことができる。
【0029】
ここで、当該地図上位レイヤのサブレイヤは、広告レイヤ、付加サービスレイヤ及びユーザ生成データレイヤのうち、少なくともいずれか一つを含むことができる。
【0030】
一方、当該地図パーマリンク生成部は、ベースマップレイヤの地図URLを生成する地図URL生成エンジン、及び広告レイヤの職別子を生成する広告レイヤの職別子生成エンジン、付加サービスデータの職別子を生成する付加サービスデータの職別子生成エンジン、及びユーザ生成データの職別子生成エンジンのうち、少なくとも一つを含むことができる。
【0031】
本発明の第2の側面に係る地図パーマリンク生成方法は、呼び出されたマッシュアップ地図データに対する地図パーマリンク生成要請を受信するステップ、当該地図パーマリンク生成要請に応じて、地図の情報が含まれた地図URLを生成するステップ、広告レイヤの職別子、付加サービスデータの職別子及びユーザ生成データの識別子のうち、少なくとも一つを生成するステップ、及び当該地図URL及び当該識別子のうち、少なくとも一つを組み合わせて地図パーマリンクを生成するステップを含むことができる。
【0032】
ここで、当該地図パーマリンクはURLの形式で生成されるとともに、当該職別子は、当該地図URLに区分子により区分してさらに追加されることができる。
【0033】
また、当該地図パーマリンク生成要請はウェブページ上でホットキーを通じて提供され、かつ当該ホットキーはマッシュアップ地図データと共に表示されることができる。
【0034】
本発明の第3の側面に係る地図パーマリンクを用いてマッシュアップ地図データを提供する方法は、当該地図パーマリンク及び当該地図パーマリンクに関するデータを格納するステップ、当該地図パーマリンクを用いてデータが呼び出される場合、当該地図パーマリンクを分析するステップ、当該地図パーマリンクに外部からの付加サービスデータを表す外部付加サービスデータの職別子の存在有無を判断するステップ、当該外部付加サービスデータの職別子が存在する場合、外部付加サービスデータを要請するステップ、及び受信された外部付加サービスデータ及び当該地図パーマリンクに関するデータを結合してマッシュアップ地図データを提供するステップを含むことができる。
【0035】
本発明の第4の側面に係るデータ構造を記録したコンピュータ読取可能な記録媒体は、サーバーアドレス、マップイメージ番号、マップイメージのX、Y座標、ズームレベル、特定地点を示すスポット座標及び特定領域を表す領域座標を含む地図URL構造、及び区分子により広告レイヤの職別子、付加サービスデータの職別子、ユーザ生成データの職別子のうち、少なくとも一つを区分して含む地図上位レイヤ構造を含むデータ構造を含むことができる。
【発明の効果】
【0036】
本発明によれば、マッシュアップ地図データの広告、付加サービス、ユーザ生成データなどの様々な情報を含む地図パーマリンクを生成することができる。
【0037】
また、本発明は、地図パーマリンクコピーを支援するホットキーを用いて、マッシュアップ地図の生成ステップの中、ユーザが所望する時点において、その時までに生成されたマッシュアップ地図パーマリンクを直ちに生成することが可能となる。
【0038】
さらに、本発明は、マッシュアップ地図データに含まれる付加サービスデータが他の主体により生成された場合であっても、地図パーマリンクを通じて当該他の主体により生成されたデータを提供することができ、現在の時間に依存するデータであってもそのリアルタイム性を提供(保証)することが可能となる。
【0039】
また、本発明は、地図情報以外にも様々な情報がブログ、メッセンジャー、電子メール、又はその他の装置にも拡張することができるため、地図パーマリンクをマッシュアップ地図データを用いたバイラルマーケティング(viral marketing)の有効な道具として使用可能にする。
【発明を実施するための最良の態様】
【0040】
以下、添付した図面を参照して本発明の実施の形態を、本発明が属する技術分野において通常の知識を有する者が容易に実施できるように詳細に説明する。なお、本発明は、様々な態様で具現することができ、以下に説明する実施の形態に限られない。また、本発明を明確に説明するために、本発明の要旨と関係ない部分についてはその説明を適宜省略するとともに、類似する部分にはついては同符号を付して説明を省略する。
【0041】
また、本明細書の全体において、ある部分と他の部分とが「連結」されているという表現には、これらが「直接的に連結」されている場合だけでなく、その間に他の要素を介して「電気的に連結」されている場合も含む。また、ある部分がある構成要素を「含む」という表現は、特に説明していない場合を除き、他の構成要素を除くことではなく、他の構成要素をさらに含むことができるということを意味する。
【0042】
図3は、本発明の一実施の形態に係る地図パーマリンク生成システムの概略的な構成を示すブロック図である。
【0043】
本発明の一実施の形態に係る地図パーマリンク生成システム100は、マッシュアップ地図生成部110、地図パーマリンク生成部120、地図パーマリンク提供部130及び地図パーマリンク格納部140を含む。
【0044】
マッシュアップ地図生成部110は、基本的な地図データを含むベースマップレイヤと付加的な情報を含む地図上位レイヤとを統合してマッシュアップ地図を生成する。この地図上位レイヤは、複数のサブレイヤから構成されている。より具体的には、本実施形態の地図上位レイヤは、地域広告情報を含む広告レイヤ、ロードマップ、最短経路又は3次元オブジェクトなどを提供し得る付加サービスレイヤ、及びユーザが入力ツールを用いて生成したデータを含むユーザ生成データレイヤを含むことができる。
【0045】
図3に示すように、当該ベースマップレイヤ上に、少なくとも一つのサブレイヤを含む地図上位レイヤが載せられてウェブ上に表される。このため、ユーザは、基本的な地理情報の上に様々な種類の情報が含まれたマッシュアップ地図データを用いることができる。
【0046】
地図パーマリンク生成部120は、ユーザから地図パーマリンク生成要請に応じて、当該マッシュアップ地図に対するパーマリンクを生成する。地図パーマリンク生成部120は、マッシュアップ地図生成部110で用いられた情報やデータに対応する職別子を生成し、これをURLの区分子ごとに挿入することによって地図パーマリンクを生成する。ここで「職別子」とは、マッシュアップ地図の生成に用いられた情報要素又はリンク情報を表す地図パーマリンクの構成要素を称する。当該各職別子は、互いに異なる形式やフォーマットを用いてもよい。本発明の一実施の形態に係る地図パーマリンク構造と具体的なアルゴリスムは、後述する。
【0047】
地図パーマリンク提供部130は、地図パーマリンク生成部120から生成された地図パーマリンクをユーザ端末に提供する。当該地図パーマリンクは、URLの形式を有しており、地図パーマリンク提供部130は、当該URLに該当するテキストをコピーする機能を提供することもできる。また、地図パーマリンク提供部130は、格納されたパーマリンクに関するデータの呼出を行う。
【0048】
地図パーマリンク格納部140は、地図パーマリンク生成部120が生成した地図パーマリンクと、これに対応するマッシュアップ地図データを格納する。地図パーマリンク格納部140は、地図パーマリンク提供部130が地図パーマリンクに対する質疑要請(問い合わせ要求)を受信した場合に、当該地図パーマリンクに対応するマッシュアップ地図データを呼び出して提供する。従って、ブログ、電子メール、メッセンジャーなどから質疑要請されたパーマリンクに対応する地図のマッシュアップデータを伝送できるため、ユーザが当該パーマリンクを用いてマッシュアップ地図データをオンライン上で自由にスクラップすることが可能である。
【0049】
図4は、本発明の一実施の形態に係る地図パーマリンク生成システムの詳細な構成を示すブロック図である。
【0050】
マッシュアップ地図生成部110は、ベースマップ提供部111、広告レイヤ提供部112、付加サービス提供部113、及びユーザ生成データ提供部114を含む。
【0051】
ベースマップ提供部111は、地理情報を提供するベースマップレイヤのデータを提供する。当該ベースマップレイヤのデータは、特定サイズの図葉(partition)に分割され格納される。当該図葉は、表示に適するさらに小さなサイズに分割された部分地域情報として職別子が付与され格納されることができ、特定関心地点(POI:point of interest)が指定されると、当該関心地点を中心として当該部分地域情報が集まり、一つの地図データを生成することを可能にする。
【0052】
広告レイヤ提供部112は、地理情報に関連した特定広告に関する情報を提供する。当該広告情報はアドバタイザー(広告主)の要請に応じて生成され、ベースマップレイヤの上の広告レイヤ上に表される。
【0053】
付加サービス提供部113は、地理情報に基づいた様々な付加サービスを提供する。付加サービスの種類としては、ウェブ上で提供するロードマップ、最短経路、最短時間の経路、バス路線、建物の3次元表示など多様なサービスがある。付加サービスもベースマップレイヤの上の付加サービスデータレイヤ上に表される。当該付加サービスは、地図データサービスシステムにより提供され、さらに、道路の交通の状況などを考慮した最短時間の経路の提供サービスなどの外部システムにより提供されるように構成することもできる。
【0054】
ユーザ生成データ提供部114は、ユーザが地図上にテキストの入力、マーキング、又は簡単なイメージスケッチングをすることのできるツールを提供する。当該ツールを使用して生成されたユーザ生成データもベースマップレイヤの上のユーザ生成データレイヤに表される。
【0055】
前述のように、広告レイヤ、付加サービスデータレイヤ、及びユーザ生成データレイヤは、ベースマップ上に載せられるため、本発明の明細書ではこれらを地図上位レイヤと称する。当該地図上位レイヤのサブレイヤは、これら複数のサブレイヤ間で必ずしもその順序を指定しなくてもよく、ユーザの便宜に応じて適切な順序を付与することができる。
【0056】
地図パーマリンク生成部120は、座標変換部121、地図URL生成エンジン122、広告レイヤの職別子生成エンジン123、付加サービスデータの職別子生成エンジン124、及びユーザ生成データの職別子生成エンジン125を含む。
【0057】
地図URL生成エンジン122は、地理情報を表すベースマップに関する地図URLを生成する。座標変換部121は、地図URL生成エンジン122が地図URLを生成する際、第1の座標の方式の座標値を他の第2の座標の方式の座標値に変換する機能を遂行する。
【0058】
なお、広告レイヤ職別子生成エンジン123は、広告レイヤが含んでいるデータに基づいて、アドバタイザー、広告コンテンツデータ、広告課金の方式などを表す職別子を生成することができる。但し、マッシュアップ地図データに広告レイヤデータがない場合、又はユーザが広告レイヤデータを除外したマッシュアップ地図データを所望する場合には、これらの動作は遂行されない。
【0059】
付加サービスデータの職別子生成エンジン124は、ベースマップ上に生成された付加サービスに関する情報を表す職別子を生成する。例えば、ロードマップサービスの場合には、出発点、経由点、及び到着点に関する情報を提供することができる。また、外部付加サービスを用いる場合には、該外部付加サービスデータを呼び出すための職別子を生成する。
【0060】
さらに、ユーザ生成データの職別子生成エンジン125は、ユーザが地図上に入力したテキストやイメージに関する職別子を生成する。ユーザ生成データは拡張可能なマークアップ言語(eXtensible Markup Language;xml)で生成することができる。このユーザ生成データの職別子は、xmlサーバーハイパーリンク情報を含むことができる。
【0061】
また、地図パーマリンク生成部120は、地図URL及び地図上位レイヤの識別子を互いに結合し、URL形式の地図パーマリンクを生成する。当該地図パーマリンクは、対応するマッシュアップ地図データと共に地図パーマリンク格納部140に格納される。
【0062】
地図パーマリンク提供部130は、地図パーマリンク要請部131、地図パーマリンクコピー部132、及び地図データ提供部133を含む。
【0063】
さらに、地図パーマリンク要請部131は、マッシュアップ地図データを用いるユーザ端末から受信したコマンドに応じて、パーマリンクの生成を地図パーマリンク生成部120に要請する。当該要請を受けた地図パーマリンク生成部120は、マッシュアップ地図データをレイヤ別に識別できる情報要素を組み合わせてURL形式のパーマリンクを生成する。地図パーマリンク要請部131は、要請入力インタフェースをマッシュアップ地図データと共にウェブページ上に提供し、当該要請入力インタフェースを通じて要請入力がある場合に、現在表示されているマッシュアップ地図データに基づいてパーマリンク生成要請を行う。
【0064】
地図パーマリンクコピー部132は、生成された地図パーマリンクのテキストデータをコピーすることを支援する。このようなコピーは、運営システムが支援するコピー機能を活用し、容易に具現することができる。
【0065】
さらに、地図データ提供部133は、外部から受信された地図パーマリンクを用いて、地図パーマリンク格納部140に地図パーマリンクに対応して格納されたマッシュアップ地図データを呼び出して提供する。前述のように、地図パーマリンクはURLのような形式に構成されるので、URLを用いてデータを呼び出して前述の動作を行うことができる。
【0066】
図5は、本発明の一実施の形態に係る地図パーマリンク格納部140の詳細な構成を示すブロック図である。
【0067】
地図パーマリンク格納部141は、地図パーマリンクデータベース141、外部付加サービスデータ要請部142、及び外部付加サービスデータ受信部143を含む。
【0068】
地図パーマリンクデータベース141に地図パーマリンク、及びそれに対応するマッシュアップ地図データが格納されている。従って、オンライン上で地図パーマリンクが伝送されると、地図パーマリンクに対応して格納されているマッシュアップ地図データを検索し提供するようになる。
【0069】
一方、付加サービスレイヤは、外部の業者から提供される付加サービスを含むことができる。例えば、交通量を考慮した最短時間の経路のロードマップのようなサービスが当該付加サービスレイヤに含まれる。地図パーマリンクがこのような外部付加サービスに関する職別子を含む場合、外部付加サービスデータ要請部142は、該外部付加サービスを提供する外部サーバーに付加サービスレイヤのデータの提供を要請する。
【0070】
このような外部付加サービスの存在は、地図パーマリンクにおいてレイヤ別に職別子を区分する区分子を用いて容易に判断することができる。
【0071】
外部付加サービスデータ受信部143は、外部付加サービスデータ要請部142の要請動作に応じて受信された外部付加サービスデータを受信し、格納されたマッシュアップ地図データに追加する。外部付加サービスは、マッシュアップ地図データに対する地図パーマリンクを生成する際に必要な基礎的情報(例えば、出発点及び到着点)が外部付加サービス提供サーバーに入力されているため、既に生成された付加サービスデータに対して付与された職別子を伝送することで、対応する付加サービスデータの提供を受けることができる。又は、外部付加サービス提供サーバーに互換性を持つフォーマットで当該基礎的情報を伝送し、付加サービスデータを受信するように構成することもできる。
【0072】
本発明の実施の形態では、ユーザ生成データと付加サービスデータとを別に説明したが、ユーザデータ生成サービスが外部からなされる場合、図5に示す実施の形態をそのまま適用することが可能である。
【0073】
図6は、本発明の一実施の形態に係る地図パーマリンクの地図URLの構成を説明するための図面である。
【0074】
ユーザに表示される地図データは、ベースマップイメージから構成される。図6に示す一例では、4つのベースマップイメージが用いられて、かつ情報要素f1は、当該ベースマップイメージ番号を表す。情報要素f1は、ズームレベルを含むことができる。
【0075】
情報要素f2及び情報要素f3は、選択された地図の中心点(スポット)を表す。情報要素f3は中心点の座標を意味し、情報要素f2は地図画面のサイズによるX、Y座標を意味し、GPSなどで使い得る汎用座標を適用することが可能である。
【0076】
情報要素f4及び情報要素f5は、地図データの領域(area)を表す。地図画面の横幅と縦幅との割合が固定されている場合、情報要素f4及び情報要素f5の座標値を用いて表示される領域を算出することができる。
【0077】
本発明の実施の形態では、Bessel座標方式又はWGS84座標方式が用いられ、この用いられる座標は他の装置又はシステムとの互換のために、座標変換部121により他の方式の座標へ変換することができる。
【0078】
以下、表1に本発明の一実施の形態に係る地図URLの構造を示す。
【0079】
【表1】

【0080】
表1に示すように、★は具体的な数値又は文字に該当し、サーバーアドレス以降にはmn、csvsxla、csvsyloなどのように、設計者が各々の情報要素に用いる区分子に応じて情報要素が分けられる。
【0081】
図6において、ボタン(A)は現在表示された地図データの地図パーマリンクをコピーし得るホットキーとして、地図データと共にウェブページ上に具現される。当該ホットキー(A)を用いることで、ユーザは自分が所望する情報が表示されるマッシュアップ地図データに対する地図パーマリンクをテキストとしてコピーし、所望するブロクや掲示板等に付けることができる。
【0082】
図7は、本発明の一実施の形態に係る地図パーマリンクの地図上位レイヤ情報の構成を説明するための図面である。
【0083】
図7は、ベースマップレイヤに該当する地図データの上に地図上位レイヤの様々な情報が含まれた画面を示している。
【0084】
情報要素f6は、地図上に表された特定企業に対する広告が含まれた広告レイヤの職別子を意味する。
【0085】
情報要素f7は、ロードマップ付加サービスを用いる場合、当該ロードマップ付加サービスを識別する職別子である。例えば、出発点及び到着点を入力したロードマップ付加サービスを用いる場合には、利用時間、出発点の座標、到着点の座標、経由点の個数、及び経由点の座標などが情報要素として用いられることができる。
【0086】
情報要素f8は、3次元地図付加サービスを用いる場合、当該3次元地図付加サービスを識別する職別子である。このような3次元地図サービスは、傾斜及び高さが情報要素として用いられる。
【0087】
情報要素f9は、ユーザが地図上にテキストやイメージを入力して生成するユーザ生成データを表す職別子である。このようなユーザ生成データは、地図と連結されるxmlハイパーリンク情報が情報要素として用いられる。
【0088】
以下、表2に地図上位レイヤ情報の構成例を示す。
【0089】
【表2】

【0090】
表2に示すように、地図上位レイヤ情報も各々の情報要素に対応する区分子に対して適切な値を★部分に入力する方式の構成を有する。
【0091】
広告フィールドにおいて区分子「adid」を用いて広告レイヤの職別子を入力することができ、付加サービスフィールドは、時間、出発点の座標、経由点の個数(v5e)、及び到着点の座標から構成されていることを示している。また、区分子「Af」を用いることで、追加的な情報として他のサーバーと連動することができる様々なxmlハイパーリンク情報を含ませることができる。また、区分子「Nml」を用いて、ユーザが入力したテキストやイメージの情報を連結するxmlハイパーリンク情報を含ませることができる。
【0092】
このように、本発明の実施の形態によれば、表1及び表2により説明された情報要素がURL形態に組み合わされて、マッシュアップ地図データの様々な情報を表す地図パーマリンクを生成することができる。
【0093】
本発明の実施の形態で説明した区分子やURL形式は例示であり、各々の情報要素を本発明の主旨を逸脱しない範囲内で適宜取捨選択した構成も本発明の技術的範囲に属するということは自明な事項である。
【0094】
図8は、本発明の一実施の形態に係る地図パーマリンクの生成方法を示すフローチャートである。
【0095】
ステップS100においてユーザからの地図情報サーチ要請に応答し、マッシュアップ地図生成部110が生成したマッシュアップ地図データを呼び出す。前述のように、マッシュアップ地図データは、地図情報を有するベースマップレイヤ上に様々な情報を有する地図上位レイヤが載せられて生成される。
【0096】
当該マッシュアップ地図データは、ユーザ端末が接続したウェブページ上で表示される。ユーザ端末は、当該マッシュアップ地図データと共に提供されるホットキーなどを用いてマッシュアップ地図データの地図パーマリンクを要請することができる。当該地図パーマリンク生成要請がある場合、地図パーマリンク生成システムは、ユーザ端末から当該地図パーマリンク生成要請を受信する(ステップS110)。
【0097】
地図パーマリンク生成要請に応じて、地図パーマリンク生成部120は、地図パーマリンクを生成する。地図パーマリンクは、マッシュアップ地図データのベースマップレイヤと地図上位レイヤの各々のサブレイヤが有している情報要素を表す識別子とを組み合わせてURL形式に生成されることができる。当該識別子は、各情報要素を区分する区分子により区分され、かつ様々なフォーマットを有することができる。
【0098】
地図パーマリンクが生成されると、地図パーマリンク格納部140に地図パーマリンク関連データが格納される(ステップS130)。地図パーマリンク関連データは、地図パーマリンクに対応するマッシュアップ地図データを含む。
【0099】
格納された地図パーマリンクを通じてマッシュアップ地図データが呼び出される場合には、格納された地図パーマリンク関連データが提供される(ステップS140)。外部付加サービスを含む付加サービスレイヤがない場合には、格納されたマッシュアップ地図データのみ提供することができ、かつ外部付加サービスを含む付加サービスレイヤがある場合には、外部付加サービスデータの提供を受けて、格納されたパーマリンク関連データにさらに外部付加サービスデータを統合して提供することができる。
【0100】
図9は、本発明の一実施の形態に係る地図パーマリンクの生成ステップを詳細に示すフローチャートである。
【0101】
地図パーマリンク生成要請があった場合、地図情報を含む地図URLを生成する(ステップS121)。本発明の実施の形態において、地図URLの情報要素は、サーバーアドレス、地図イメージ番号、地図イメージのX、Y座標、スポット座標、及び領域座標を含むことができる。
【0102】
ステップS122、S123、S124では、各々広告レイヤの職別子、付加サービスデータの職別子及びユーザ生成データの職別子を生成する。当該職別子の各々は、広告情報、付加サービスデータ、及びユーザ生成データを表す職別子であり、各々を区分する区分子の後に様々なフォーマットとして挿入される。具体的な一例としては、図7及び表2を参照のこと。
【0103】
図9において、ステップS121からステップS124の生成ステップの順序は、必ずしもその順序で遂行される必要はない。生成された地図URLと広告レイヤの職別子、付加サービスデータの職別子、ユーザ生成データの職別子は、ステップS125で各々を区分する区分子により区分され、一つのパーマリンクとして組み合わされる。
【0104】
図10は、本発明の一実施の形態に係る地図パーマリンク関連データを格納するステップを詳細に示すフローチャートである。
【0105】
生成された地図パーマリンクを格納する前に、地図パーマリンクの情報要素を分析する(ステップS131)。当該地図パーマリンクの情報要素は、区分子により区分されているため、当該区分子ごとに付与された情報要素を分析することでパーマリンクを分析することができる。
【0106】
ステップS132では、分析されたパーマリンクにおける外部付加サービスデータの存在有無を判断する。前述のように、付加サービスを区分する区分子以降の情報要素が外部付加サービスから取得されなければならない場合には、外部付加サービスデータが存在すると判断することができる。例えば、最短時間の経路などに関する付加サービスは、外部サーバーから関連データを持って来る職別子を含み、このような場合には外部付加サービスが存在すると判断する。
【0107】
外部付加サービスデータが存在しないと判断した場合には、格納要請されたマッシュアップ地図データを格納する(ステップS133)。
【0108】
また、外部付加サービスデータが存在する場合には、外部付加サービスデータの職別子を格納する(ステップS134)。当該外部付加サービスデータの職別子は地図パーマリンクと対応させて別途格納することができ、かつ地図パーマリンクの全てを格納する方式を採択することもできる。
【0109】
ステップS135では、外部付加サービスレイヤを除いたマッシュアップ地図データを格納する。除かれた外部付加サービスレイヤは、その後に格納されたマッシュアップ地図データと統合することができる。
【0110】
図11は、本発明の実施の形態に係る地図パーマリンク関連データを提供するステップを詳細に示すフローチャートである。
【0111】
地図マッシュアップデータを要請する地図パーマリンクが入力されると、ステップS141で入力された地図パーマリンクを分析する。前述のように、地図パーマリンクは、URL形式であり、区分子と各々の区分子に関する情報要素を有しているため、当該情報要素を分析することができる。
【0112】
ステップS142では、分析されたパーマリンクにおける外部付加サービスデータの存在有無を判断する。前述のように、付加サービスを区分する区分子以降の情報要素が外部からデータを持って来なければならない場合には、外部付加サービスデータが存在すると判断する。
【0113】
外部付加サービスデータが存在しない場合には、ステップS143では当該地図パーマリンクに対応して格納されたマッシュアップ地図データを、当該地図パーマリンクを伝送したソースに提供する(ステップS143)。
【0114】
一方、外部付加サービスデータが存在する場合には、それに該当する外部付加サービスデータを要請する(ステップS144)。例えば、外部付加サービスデータの職別子がxmlハイパーリンク情報である場合には、該xmlハイパーリンクを用いて外部付加サービスデータを要請する。
【0115】
ステップS145では、要請に応じて伝送された外部付加サービスデータと、格納されたマッシュアップ地図データとを結合して新たなマッシュアップ地図データを提供する。
【0116】
このように本発明は、マッシュアップ地図データを構成する構成要素が他の主体により生成される場合にも、所望のマッシュアップ地図データを提供することが可能となる。また、マッシュアップ地図データが現在の時間に依存するリアルタイムデータを要求する場合にも、当該要求に応じたマッシュアップ地図データを提供することが可能になる。
【0117】
本発明の実施例は多様なコンピュータで具現される動作を行うためのプログラム命令を含むコンピュータで読取可能な記録媒体を含む。当該記録媒体は、上述したように本発明の実施例による方法を実行させるためのプログラム又はプロセスを記録する。この記録媒体はプログラム命令、データファイル、データ構造などを単独又は組み合わせて含むことができる。このような記録媒体の例としては、ハードディスク、フロッピー(登録商標)ディスク及び磁気テープのような磁気媒体、CDおよびDVDのような光記録媒体、フロプティカルディスク(flopticaldisk)と磁気-光媒体、ROM、RAM、フラッシュメモリなどのようなプログラム命令を保存し遂行するように構成されたハードウェア装置などがある。また、このような記録媒体は、プログラム命令、データ構造などを指定する信号を伝送する搬送波を含む光又は金属線、導波管などの伝送媒体であってよい。プログラム命令の例としては、コンパイラーにより作られるような機械語コードだけでなく、インタープリタなどを使用してコンピュータにより実行され得る高級言語コードを含む。
【0118】
以上、本発明の詳細な説明では具体的な実施形態について説明したが、本発明の要旨から逸脱しない範囲内で多様に変形できる。よって、本発明の権利範囲は、上述の実施形態に限定されるものではなく、特許請求の範囲の記載及びこれと均等なものに基づいて定められるべきである。
【図面の簡単な説明】
【0119】
【図1】従来の地図パーマリンクを提供するシステムを示す図面である。
【図2】従来の地図パーマリンクの情報構造を示す図面である。
【図3】本発明の一実施の形態に係る地図パーマリンク生成システムの概略的な構成を示すブロック図である。
【図4】本発明の一実施の形態に係る地図パーマリンク生成システムの詳細な構成を示すブロック図である。
【図5】本発明の一実施の形態に係る地図パーマリンク格納部の詳細な構成を示すブロック図である。
【図6】本発明の一実施の形態に係る地図パーマリンクの地図URLの構成を説明するための図面である。
【図7】本発明の一実施の形態に係る地図パーマリンクの上位レイヤ情報の構成を説明するための図面である。
【図8】本発明の一実施の形態に係る地図パーマリンクの生成方法を示すフローチャートである。
【図9】本発明の一実施の形態に係る地図パーマリンクの生成ステップを詳細に示すフローチャートである。
【図10】本発明の一実施の形態に係る地図パーマリンクの関連データを格納するステップを詳細に示すフローチャートである。
【図11】本発明の一実施の形態に係る地図パーマリンクの関連データを提供するステップを詳細に示すフローチャートである。
【符号の説明】
【0120】
10 ユーザ端末
11、12 他のユーザ端末
20 地図サービスシステム
a1 サーバーアドレス
a2 地図番号
a3 座標番号
a4 格納番号
a5 ポイント職別子
100 地図パーマリンク生成システム
110 マッシュアップ地図生成部
111 ベースマップ提供部
112 広告レイヤ提供部
113 付加サービス提供部
114 ユーザ生成データ提供部
120 地図パーマリンク生成部
121 座標変換部
122 地図URL生成エンジン
123 広告レイヤの職別子生成エンジン
124 付加サービスデータの職別子生成エンジン
125 ユーザ生成データの職別子生成エンジン
130 地図パーマリンク提供部
131 地図パーマリンク要請部
132 地図パーマリンクコピー部
133 地図データ提供部
140 地図パーマリンク格納部
141 地図パーマリンクデータベース
142 外部付加サービスデータ要請部
143 外部付加サービスデータ受信部

【特許請求の範囲】
【請求項1】
地図情報を提供するベースマップレイヤと、前記地図情報に関連した様々な情報を提供する地図上位レイヤとが統合されたマッシュアップ地図データに対する地図パーマリンク(permalink)を生成するシステムであって、
前記ベースマップレイヤの情報要素及び地図上位レイヤのサブレイヤの情報要素に対する職別子を生成し、前記職別子を前記サブレイヤを区分する区分子ごとに挿入して地図パーマリンクを生成する地図パーマリンク生成部、
前記生成された地図パーマリンク及び前記地図パーマリンクに関するデータを格納する地図パーマリンク格納部、及び
ユーザ端末からの要請に応じて、前記地図パーマリンク又は前記地図パーマリンクに対応するマッシュアップ地図データを提供する地図パーマリンク提供部、
を含むことを特徴とする地図パーマリンク生成システム。
【請求項2】
前記地図上位レイヤのサブレイヤは、広告レイヤ、付加サービスレイヤ及びユーザ生成データレイヤのうち、少なくとも一つを含むことを特徴とする請求項1に記載の地図パーマリンク生成システム。
【請求項3】
前記地図パーマリンク生成部は、
ベースマップレイヤの地図URLを生成する地図URL生成エンジン、及び
広告レイヤの職別子を生成する広告レイヤの職別子生成エンジン、付加サービスデータの職別子を生成する付加サービスデータの職別子生成エンジン、及びユーザ生成データの職別子生成エンジンのうち、少なくとも一つを含むことを特徴とする請求項2に記載の地図パーマリンク生成システム。
【請求項4】
前記地図パーマリンク提供部は、
ユーザ端末の要請に応じて地図パーマリンク生成を要請する地図パーマリンク要請部、
生成された地図パーマリンクのテキスト情報のコピー機能を提供する地図パーマリンクコピー部、及び
入力された地図パーマリンクに応じて、対応するマッシュアップ地図データを提供する地図パーマリンク呼出部、
を含むことを特徴とする請求項3に記載の地図パーマリンク生成システム。
【請求項5】
地図パーマリンク生成部は、第1の座標の方式の座標値を第2の座標の方式の座標値へ変換する座標変換部をさらに含むことを特徴とする請求項3に記載の地図パーマリンク生成システム。
【請求項6】
地図パーマリンク格納部は、
地図パーマリンクと、前記地図パーマリンクに関するデータが格納された地図パーマリンクデータベース、
前記地図パーマリンクに基づいて、外部からの付加サービスデータを要請する外部付加サービスデータ要請部、及び
前記外部付加サービスデータを受信する外部付加サービスデータ受信部、
を含むことを特徴とする請求項3に記載の地図パーマリンク生成システム。
【請求項7】
マッシュアップ地図データの地図パーマリンクの生成方法であって、
呼び出されたマッシュアップ地図データに対する地図パーマリンク生成要請を受信するステップ、
前記地図パーマリンク生成要請に応じて、地図の情報が含まれた地図URLを生成するステップ、
広告レイヤの職別子、付加サービスデータの職別子及びユーザ生成データの識別子のうち、少なくとも一つを生成するステップ、及び
前記地図URL及び前記識別子のうち、少なくとも一つを組み合わせて地図パーマリンクを生成するステップ、
を含むことを特徴とする地図パーマリンクの生成方法。
【請求項8】
前記地図パーマリンクは、URL形式で生成されるとともに、前記職別子は、前記地図URLに区分子により区分して追加されることを特徴とする請求項7に記載の地図パーマリンクの生成方法。
【請求項9】
前記地図パーマリンク生成要請は、ウェブページ上でホットキー(hot key)を通じて提供され、かつ前記ホットキーは、マッシュアップ地図データと共に表示されることを特徴とする請求項8に記載の地図パーマリンクの生成方法。
【請求項10】
前記ホットキーは、現在表示されているマッシュアップ地図データに対する地図パーマリンクに対するコピー機能を提供することを特徴とする請求項9に記載の地図パーマリンクの生成方法。
【請求項11】
地図情報を含むベースマップレイヤ及び付加サービスデータを含む付加サービスレイヤが統合されたマッシュアップ地図データに対応する地図パーマリンクを用いてマッシュアップ地図データを提供する方法であって、
前記地図パーマリンク及び前記地図パーマリンクに関するデータを格納するステップ、
前記地図パーマリンクを用いてデータが呼び出される場合に、前記地図パーマリンクを分析するステップ、
前記地図パーマリンクに外部からの付加サービスデータを表す外部付加サービスデータの職別子の存在有無を判断するステップ、
前記外部付加サービスデータの職別子が存在する場合、外部付加サービスデータを要請するステップ、及び
受信された外部付加サービスデータ及び前記地図パーマリンクに関するデータを結合してマッシュアップ地図データを提供するステップ、
を含むことを特徴とするマッシュアップ地図データの提供方法。
【請求項12】
前記外部付加サービスデータの職別子は、xmlハイパーリンク情報であることを特徴とする請求項11に記載の地図パーマリンクを用いたマッシュアップ地図データの提供方法。
【請求項13】
前記外部付加サービスデータがない場合に、前記地図パーマリンクに関するデータを提供するステップをさらに含むことを特徴とする請求項12に記載の地図パーマリンクを用いたマッシュアップ地図データの提供方法。
【請求項14】
マッシュアップ地図データに対応する地図パーマリンクのデータ構造を記録したコンピュータ読取可能な記録媒体であって、
サーバーアドレス、マップイメージ番号、マップイメージのX、Y座標、ズームレベル、特定地点を示すスポット座標及び特定領域を表す領域座標を含む地図URL構造、及び
区分子により広告レイヤの職別子、付加サービスデータの職別子、ユーザ生成データの職別子のうち、少なくとも一つを区分して含む地図上位レイヤ構造、を含むことを特徴とするデータ構造を記録したコンピュータ読取可能な記録媒体。
【請求項15】
前記付加サービスデータの職別子は、出発点の座標、経由点の個数及び到着点の座標を含むことを特徴とする請求項14記載のコンピュータ読取可能な記録媒体。
【請求項16】
前記付加サービスデータの職別子又はユーザ生成データの職別子はxmlハイパーリンク情報であることを特徴とする請求項14記載のコンピュータ読取可能な記録媒体。
【請求項17】
プログラムを記録したコンピュータ読取可能な記録媒体であって、前記プログラムは請求項7から13のいずれか一つに記載の方法の各ステップを具現するためのプログラムを記録したコンピュータ読取可能な記録媒体。

【図1】
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【図2】
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【図3】
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【図4】
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【図5】
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【図6】
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【図7】
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【図8】
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【図9】
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【図10】
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【図11】
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【公開番号】特開2008−225468(P2008−225468A)
【公開日】平成20年9月25日(2008.9.25)
【国際特許分類】
【出願番号】特願2008−47035(P2008−47035)
【出願日】平成20年2月28日(2008.2.28)
【出願人】(505205812)エヌエイチエヌ コーポレーション (408)
【Fターム(参考)】