説明

マルチチャンネル表示装置

【課題】本発明は、複数のワンセグ放送を同時に表示することができるマルチチャンネル表示装置を提供する。
【解決手段】本発明に係るマルチチャンネル表示装置100は、受信部1、マルチデコーダ部5および表示部(6,7)を備えている。受信部1は、圧縮符号化されたワンセグデジタル信号を受信する。マルチデコーダ部5は、ハードウェア処理により、受信部1で受信したワンセグデジタル信号を、複数の放送番組毎に順次にデコードする。さらに、表示部(6,7)は、マルチデコーダ部5からの出力信号に従い、複数の放送番組を同時に動画表示するマルチ動画像表示を行う。

【発明の詳細な説明】
【技術分野】
【0001】
この発明は、ワンセグテレビ放送等のデジタル放送の受信および表示を行う装置に関するものである。
【背景技術】
【0002】
近年、周波数利用効率が高く、伝送品質および画像品質に優れた放送を提供することを可能とするデジタル放送が開始されている。
【0003】
日本の地上デジタル放送では、OFDM(Orthogonal Frequency Division Multiplexing:直交波周波数分割多重)方式が採用され、帯域幅6MHzの放送チャンネル(物理チャンネル)を14個のセグメントに分割している。当該14個のセグメントのうち、ガードバンドを除いた13個のセグメントを複数のセグメント群(階層)のグループに分けて、各グループ単位で情報符号化方式や変調方式等の異なる番組を同時に放送することを可能にしている。
【0004】
例えば、13個のセグメントのうち、中央の1セグメントを除く12セグメントを用いて、固定受信向けにハイビジョン番組を放送する。さらに、移動受信向けに、前記中央の1セグメントを用いて1セグメント放送(ワンセグ放送)が既に実用されている。なお、画像圧縮符号化方式として、ワンセグ放送の番組には、H.264方式が採用されている。
【0005】
ワンセグ放送受信装置で、ワンセグ放送を表示する場合には、H.264方式で圧縮されたワンセグデジタル信号を受信し、受信したワンセグデジタル信号をデコードし、デコードされた信号に従って表示部において動画像表示を行う。
【0006】
なお、ワンセグ放送技術に関する先行技術として、たとえば特許文献1および特許文献2などが存在する。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0007】
【特許文献1】特開2007−318399号公報
【特許文献2】特開2007−318404号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0008】
しかしながら、従来のワンセグ放送受信(表示)装置では、1つのチューナにより選局された1チャンネル分のワンセグ放送しか、デコードできなかった。したがって、表示部に表示されるワンセグ放送も当該1チャンネル分のものだけであった。
【0009】
しかしながら、複数のワンセグ放送を同時に表示することができるワンセグ放送受信(表示)装置は、市場において切望されている。
【0010】
そこで、本発明は、複数のデジタル放送(例えば複数のワンセグ放送)を同時に表示することができるマルチチャンネル表示装置を、提供することを目的とする。
【課題を解決するための手段】
【0011】
上記の目的を達成するために、本発明に係る請求項1に記載のマルチチャンネル表示装置は、圧縮符号化されたデジタル放送信号を受信する受信部と、ハードウェア処理により、前記受信部で受信した前記デジタル放送信号を、複数の放送番組毎に順次にデコードする、マルチデコーダ部と、前記マルチデコーダ部からの出力信号に従い、複数の放送番組を同時に動画表示するマルチ動画像表示を行う表示部と、前記受信部からの前記デジタル放送信号を受け、所定の間隔でチャンネルの切替えを行う、一つのチューナ部と、前記チューナ部から出力される各チャンネル毎の前記デジタル放送信号を、当該各チャンネル毎に記憶するメモリ部とを、備えており、前記メモリ部は、各チャンネル用の記憶領域を含み、前記マルチデコーダ部は、各チャンネル用のデコーダ部を含み、前記各チャンネル用のデコーダ部は、対応するチャンネルの前記記憶領域から前記デジタル放送信号を読み出してデコードし、前記チューナ部による前記チャンネルの切替えに伴って、切替えられたチャンネルの前記記憶領域内の前記デジタル放送信号が更新され、前記各チャンネル用のデコーダ部が並行してデコード処理を行うことにより、更新された前記デジタル放送信号はリアルタイムに前記表示部で表示される。
【0012】
また、本発明に係る請求項2に記載のマルチチャンネル表示装置は、請求項1に記載のマルチチャンネル表示装置であって、表示モードの切替えを行うことができる、表示モード切替部を、さらに備えており、前記表示部は、前記表示モード切替部からの出力信号に応じて、一の放送番組のみの動画表示から、前記マルチ動画像表示に切替える。
【0013】
また、本発明に係る請求項3に記載のマルチチャンネル表示装置は、請求項2に記載のマルチチャンネル表示装置であって、操作部を、さらに備えており、前記操作部における操作により、前記表示部での前記マルチ動画像表示中の一の放送番組が選択されたとき、前記表示部は、前記選択されたことを示す信号に応じて、前記マルチ動画像表示から、前記選択された一の放送番組のみの動画表示に切替える。
【発明の効果】
【0014】
本発明の請求項1に記載のマルチチャンネル表示装置によれば、上記デコード処理はハードウェア処理により実現されるので、ソフトウェア処理によるデコード処理よりも、デコード処理の高速化を図ることができる。したがって、1つのチューナ部のみにより、表示部において複数のデジタル放送番組を同時に、しかも動画にて表示することができる。
【0015】
また、本発明の請求項1に記載のマルチチャンネル表示装置によれば、簡易な回路構成を用いて、1つのチューナ部のみにより、表示部において複数のデジタル放送番組を同時に、しかも動画にて表示することができる。また、表示部において上記マルチ動画像表示を行うのに、複数のチューナ部を必要としない。したがって、低コストおよび装置の大型化を防止しつつ、上記マルチ動画像表示を行うマルチチャンネル表示装置を提供することができる。
【0016】
また、本発明の請求項1に記載のマルチチャンネル表示装置によれば、各チャンネル用の記憶領域が順次更新されるとともに各チャンネル用のデコーダ部が並行してデコード処理を行うので、複数の放送番組を同時に動画表示するマルチ動画像表示において1つの番組についてはリアルタイムの表示を提供し、しかもそのリアルタイムに表示される番組を順次切替えることができる。
【0017】
また、本発明の請求項2,3に記載のマルチチャンネル表示装置によれば、簡単な操作により、上記表示モードの切替を実現することができる。
【図面の簡単な説明】
【0018】
【図1】実施の形態1で説明するマルチチャンネル表示装置の構成を示すブロック図である。
【図2】実施の形態1に係るマルチチャンネル表示装置の動作を説明するための図である。
【図3】実施の形態1に係るマルチチャンネル表示装置の動作を説明するための図である。
【図4】実施の形態1に係るマルチチャンネル表示装置の動作を説明するための図である。
【図5】実施の形態2に係るマルチチャンネル表示装置の動作を説明するための図である。
【図6】リアルタイム動画像表示におけるチャンネル切替動作を説明する図である。
【図7】マルチ動画像表示MDの表示態様例を示す図である。
【図8】マルチ動画像表示MDの表示態様例を示す図である。
【図9】マルチ動画像表示MDの表示態様例を示す図である。
【図10】マルチ動画像表示MDの表示態様例を示す図である。
【図11】マルチ動画像表示MDの表示態様例を示す図である。
【図12】マルチ動画像表示MDの表示態様例を示す図である。
【図13】2チューナ−1パネル構成における表示態様を示す図である。
【図14】2チューナ−2パネル構成における表示態様を示す図である。
【図15】表示モード切替処理を説明するための図である。
【図16】2チューナ−1パネル構成における表示態様例を示す図である。
【発明を実施するための形態】
【0019】
以下、この発明をその実施の形態を示す図面に基づいて具体的に説明する。
【0020】
<実施の形態1>
図1は、本実施の形態に係るマルチチャンネル表示装置100の構成を示すブロック図である。
【0021】
図1に示すように、マルチチャンネル表示装置100は、受信部(アンテナ)1、チューナ部(第一のチューナ部と把握できる)2、デマルチプレクサ部3、メモリ部4、マルチデコーダ部5、および表示部(表示制御部6およびパネル7)から構成されている。
【0022】
受信部1は、圧縮符号化されたワンセグデジタル信号を受信する。ここで、画像圧縮符号化方式がH.264方式である場合には、フレームレートは15fpsである。
【0023】
1台のチューナ部2は、受信部1からのワンセグデジタル信号を受信し、複数のチャンネルのワンセグ放送の中から一のチャンネルを選局する部分である。本実施の形態では、1ch〜6chのワンセグ放送を受信できる場合について説明する。また、チューナ部2は、所定の間隔でチャンネルの切替えを自動で行う(自動選局制御)。たとえば、本実施の形態では、チューナ部2は、10秒毎にチャンネルの切替えを順次自動で行う(ch1→ch2→・・・→ch6→ch1→・・・)。なお、チャンネルの切替えには約2秒要するので、1のチャンネルの受信時間は約8秒(10秒−2秒)である。当該自動選局制御は、チューナ部2が受信する制御部(図示せず)からの信号に基づいて、実施される。
【0024】
デマルチプレクサ部3は、チューナ部2で選局されたチャンネルのワンセグデジタル信号を受信する。そして、デマルチプレクサ部3は、受信したワンセグデジタル信号から、画像データおよび音声データを取得する。そして、デマルチプレクサ部3は、取得した画像データおよび音声データを、たとえば66ms間隔でメモリ部4へ送信する。
【0025】
デマルチプレクサ部3で取得した各チャンネル毎の画像データおよび音声データは、メモリ部4において、各チャンネル毎に分けて記憶される。たとえば、ch1の画像データおよび音声データは、メモリ部4のch1で規定される領域に記憶される。また、ch2の画像データおよび音声データは、メモリ部4のch2で規定される領域に記憶される。同様の考察により、ch6の画像データおよび音声データは、メモリ部4のch6で規定される領域に記憶される。また、メモリ部4は、各ch分のデータ(ch1で規定される領域に記憶されているデータ乃至ch6で規定される領域に記憶されているデータ)を順次、マルチデコーダ部5に送信する。
【0026】
マルチデコーダ部5では、受信部1で受信したワンセグデジタル信号を、複数の放送番組毎に順次にデコードする。具体的に、マルチデコーダ部5は、メモリ部4から出力される各チャンネル毎のワンセグデジタル信号(画像データおよび音声データ)を順次受信し、受信した各チャンネル毎の当該ワンセグデジタル信号を順次にデコードする。
【0027】
マルチデコーダ部5は、複数のデコード部5a〜5fを有している。デコード部5aでは、メモリ部4のch1で規定される領域から送信されるデータをデコードする。デコード部5bでは、メモリ部4のch2で規定される領域から送信されるデータをデコードする。デコード部5cでは、メモリ部4のch3で規定される領域から送信されるデータをデコードする。デコード部5dでは、メモリ部4のch4で規定される領域から送信されるデータをデコードする。デコード部5eでは、メモリ部4のch5で規定される領域から送信されるデータをデコードする。デコード部5fでは、メモリ部4のch6で規定される領域から送信されるデータをデコードする。
【0028】
なお、本発明に係るマルチデコーダ部5は、プログラムに従ってデコード処理を行うソフトウェア的動作を行うものでない。つまり、本発明に係るマルチデコーダ部5は、論理回路等を組み合わせることにより構成されるハードウェア構成であり、当該ハードウェア構成におけるハードウェア処理によりデコード処理が実行される。また、マルチデコーダ部5でデコードされた信号は、表示制御部6へと送信される。
【0029】
表示制御部6では、マルチデコーダ部5から送信される各信号に対して、表示サイズや表示位置などを調整する処理を行う。そして、当該調整後の各信号を、パネル7へ送信する。パネル7では、受信した各信号に従った動画像表示を行う。上記の通り、パネル7には、複数のチャンネル(ch1〜ch6)におけるワンセグ放送が動画像にて同時に表示される。ここで、複数の放送番組を、同時にて、動画像で表示することを、「マルチ動画像表示」と称することとする。
【0030】
次に、本実施の形態に係るマルチチャンネル表示装置100の動作を、図2,3を用いて説明する。
【0031】
ここで、図2は、マルチチャンネル表示装置100の動作のタイミングを簡略的に示した図である。また、図3は、各タイミングにおけるパネル7での表示状況を示す図である。なお、図3の各パネル7において、上段左端には、ch1の動画像が表示される。上段中央には、ch2の動画像が表示される。上段右端には、ch3の動画像が表示される。下段左端には、ch4の動画像が表示される。下段中央には、ch5の動画像が表示される。下段右端には、ch6の動画像が表示される。
【0032】
まず、チューナ部2は、所定のタイミングの自動選局制御に従い、ch1を選局する。図2の「A」および図3の「A」のパネル7に示すように、当該選局(チャンネルの切替え動作)には、2秒程度要する(いずれのチャンネルを選局する場合であっても、2秒程度要する)。なお、チャンネルの切替え動作が完全に終了するまで(上記2秒間)、選局されたチャンネルの画像はパネル7には表示されない。
【0033】
当該2秒後、チューナ部2からch1のワンセグデジタル信号が送信される。デマルチプレクサ部3においてch1の画像データおよび音声データを取得した後、当該取得した各データは、メモリ部4のch1で規定される領域に記憶(以後、録画と称する)される。当該録画動作と共に、当該取得した各データはマルチデコーダ部5のデコード部5aに送信され、当該デコード部5aでデコード処理が実施された後、表示制御部6の制御の下、図3の「B」に示すように、ch1のワンセグ放送が動画像でリアルタイムにて表示される。当該ch1のリアル動画像表示およびch1の録画(これを、ch1に対する並列動作と称する)については、図2の2段目の「B」の期間を参照されたい。
【0034】
ch1の選局動作から10秒を経過すると、チューナ部2は、自動選局制御に従い、ch1からch2に選局を切替える(図2の「C」、図3の「C」参照)。ch1が選局されてからch2が選局されるまでの時間は10秒なので、図2の「B」および図3の「B」に示すように、ch1に対する並列動作は、8秒間実施される(以後、他のチャンネルの並列動作も8秒間実施される)。
【0035】
また、ch2への切替え処理開始と同時に、上記8秒間録画されていたch1の動画像を、パネル7にて再生表示する(図2の3段目および図3の「C」参照)。ここで、当該ch1の録画データの再生は、次にch1が選局されるまでの間、繰り返し実施される(図2の「N」開始時まで)。当該ch1の再生動作は、以下の通りである。つまり、メモリ部4のch1で規定される領域に録画されていた上記8秒間の各データが、マルチデコーダ部5のデコード部5aに送信される。そして、当該デコード部5aでデコード処理が実施された後、表示制御部6の制御の下、図3の「C」に示すように、ch1のワンセグ録画データが動画像で表示される。
【0036】
また、上記ch2への切替え完了後、チューナ部2からch2のワンセグデジタル信号が送信される。デマルチプレクサ部3においてch2の画像データおよび音声データを取得した後、当該取得した各データは、メモリ部4のch2で規定される領域に録画される。当該録画動作と共に、当該取得した各データはマルチデコーダ部5のデコード部5bに送信され、当該デコード部5bでデコード処理が実施された後、表示制御部6の制御の下、図3の「D」に示すように、ch2のワンセグ放送が動画像でリアルタイムにて表示される。当該ch2のリアル動画像表示およびch2の録画(これを、ch2に対する並列動作と称する)については、図2の2段目の「D」の期間を参照されたい。
【0037】
ch2の選局動作から10秒を経過すると、チューナ部2は、自動選局制御に従い、ch2からch3に選局を切替える(図2の「E」、図3の「E」参照)。なお、上記と同様に、ch2に対する並列動作は、8秒間実施される。
【0038】
また、ch3への切替え処理開始と同時に、上記8秒間録画されていたch2の動画像を、パネル7にて再生表示する(図2の4段目および図3の「E」参照)。ここで、当該ch2の録画データの再生は、次にch2が選局されるまでの間、繰り返し実施される(図2の「P」開始時まで)。当該ch2の再生動作は、以下の通りである。つまり、メモリ部4のch2で規定される領域に録画されていた上記8秒間の各データが、マルチデコーダ部5のデコード部5bに送信される。そして、当該デコード部5bでデコード処理が実施された後、表示制御部6の制御の下、図3の「E」に示すように、ch2のワンセグ録画データが動画像で表示される。
【0039】
ここで、図3の「E」に示すように、録画されていたch1のデータの繰り返し再生動作は、継続されている。
【0040】
また、上記ch3への切替え完了後、チューナ部2からch3のワンセグデジタル信号が送信される。デマルチプレクサ部3においてch3の画像データおよび音声データを取得した後、当該取得した各データは、メモリ部4のch3で規定される領域に録画される。当該録画動作と共に、当該取得した各データはマルチデコーダ部5のデコード部5cに送信され、当該デコード部5cでデコード処理が実施された後、表示制御部6の制御の下、図3の「F」に示すように、ch3のワンセグ放送が動画像でリアルタイムにて表示される。当該ch3のリアル動画像表示およびch3の録画(これを、ch3に対する並列動作と称する)については、図2の2段目の「F」の期間を参照されたい。
【0041】
上記の通り、チューナ部2は、10秒間隔でチャンネルの切替えを行う(ch1→ch2→ch3→ch4→ch5→ch6)。そして、当該切替え動作後において、その時点で選局されているチャンネルのリアル動画像表示とリアル動画像の録画、および、その時点までに既に選局され録画されていた各チャンネルのデータの繰り返し再生表示が同時に実施される(図2の「G」〜「L」および図3の「G」〜「L」参照)。
【0042】
さて、最後にch1が選局されてから、60秒経過したとする。すると、チューナ部2は、自動選局制御に従い、ch6から再びch1に選局を切替える(図2の「M」、図3の「M」参照)。ここで、図2の3段目および図3の「M」に示すように、ch1への切替え処理が完全に完了するまでの間、ch1の録画データの繰り返し再生表示は継続される。
【0043】
また、ch1への切替え処理開始と同時に、上記8秒間録画されていたch6の動画像を、パネル7にて再生表示する(図2の8段目および図3の「M」参照)。ここで、当該ch6の録画データの再生は、次にch6が選局されるまでの間、繰り返し実施される。当該ch6の再生動作は、以下の通りである。つまり、メモリ部4のch6で規定される領域に録画されていた上記8秒間の各データが、マルチデコーダ部5のデコード部5fに送信される。そして、当該デコード部5fでデコード処理が実施された後、表示制御部6の制御の下、図3の「M」に示すように、ch6のワンセグ録画データが動画像で表示される。
【0044】
ここで、図3の「M」に示すように、録画されていたch2乃至ch5の各録画データの繰り返し再生表示も、継続されている。
【0045】
上記ch1への切替え完了後、チューナ部2からch1のワンセグデジタル信号が送信される。デマルチプレクサ部3においてch1の画像データおよび音声データを取得した後、当該取得した各データは、メモリ部4のch1で規定される領域に録画される。つまり、前回録画していたデータを消去し、新たにデータを録画する。当該録画動作と共に、当該取得した各データはマルチデコーダ部5のデコード部5aに送信され、当該デコード部5aでデコード処理が実施された後、表示制御部6の制御の下、図3の「N」に示すように、ch1のワンセグ放送が動画像でリアルタイムにて表示される。当該ch1のリアル動画像表示およびch1の録画(ch1に対する並列動作と称する)については、図2の2段目の「N」の期間を参照されたい。
【0046】
さて、最後にch2が選局されてから、60秒経過したとする(つまり、上記ch1の再切替えから10秒後)。すると、チューナ部2は、自動選局制御に従い、ch1から再びch2に選局を切替える(図2の「O」、図3の「O」参照)。ここで、図2の4段目および図3の「O」に示すように、ch2への切替え処理が完全に完了するまでの間、ch2の録画データの繰り返し再生表示は継続される。
【0047】
また、ch2への切替え処理開始と同時に、上記8秒間新たに録画したch1の動画像を、パネル7にて再生表示する(図2の3段目および図3の「O」参照)。ここで、当該ch1の録画データの再生は、次にch1が選局されるまでの間、繰り返し実施される。当該ch1の再生動作は、上記と同様である。
【0048】
ここで、図3の「O」に示すように、録画されていたch3乃至ch6の各録画データの繰り返し再生表示も、継続されている。
【0049】
上記ch2への切替え完了後、チューナ部2からch2のワンセグデジタル信号が送信される。デマルチプレクサ部3においてch2の画像データおよび音声データを取得した後、当該取得した各データは、メモリ部4のch2で規定される領域に録画される。つまり、前回録画していたデータを消去し、新たにデータを録画する。当該録画動作と共に、当該取得した各データはマルチデコーダ部5のデコード部5bに送信され、当該デコード部5bでデコード処理が実施された後、表示制御部6の制御の下、図3の「P」に示すように、ch2のワンセグ放送が動画像でリアルタイムにて表示される。当該ch2のリアル動画像表示およびch2の録画(ch2に対する並列動作と称する)については、図2の2段目の「P」の期間を参照されたい。
【0050】
このように、チューナ部2は、10秒間隔でチャンネルの切替えを繰り返し行う(ch1→ch2→・・・ch6→ch1→ch2→・・・ch6→ch1→・・・)。そして、当該切替え動作後において、その時点で選局されているチャンネルのリアル動画像表示とリアル動画像の新たな録画、および、その時点までに既に選局され新たに録画された各チャンネルのデータの繰り返し再生表示が同時に実施される。
【0051】
なお、図4に、たとえば図3の「N」の期間中における、メモリ部4からマルチデコーダ部5へ送信されるデータの様子を示す。
【0052】
上記「N」期間に選局されているch1の1フレーム目のデータが、メモリ部4を介して、マルチデコーダ部5(デコード部5a)に送信される(当該送信期間は、10msである)。当該ch1の1フレーム目のデータ送信終了後、メモリ部4は、ch2で規定される領域に格納されていたch2の1フレーム目のデータを、マルチデコーダ部5(デコード部5b)に送信する(当該送信期間は、10msである)。当該ch2の1フレーム目のデータ送信終了後、メモリ部4は、ch3で規定される領域に格納されていたch3の1フレーム目のデータを、マルチデコーダ部5(デコード部5c)に送信する(当該送信期間は、10msである)。その後、同様にして、メモリ部4の各チャンネル(ch4→ch5→ch6)領域に格納されている各チャンネル(ch4乃至ch6)の1フレーム目のデータの送信を、順次実施する。
【0053】
ch6の1フレーム目のデータ送信終了後(ch1の1フレーム目のデータ送信開始時から66ms後)、上記「N」期間に選局されているch1の2フレーム目のデータが、メモリ部4を介して、マルチデコーダ部5(デコード部5a)に送信される(当該送信期間は、10msである)。当該ch1の2フレーム目のデータ送信終了後、メモリ部4は、ch2で規定される領域に格納されていたch2の2フレーム目のデータを、マルチデコーダ部5(デコード部5b)に送信する(当該送信期間は、10msである)。
【0054】
以後、図4に示すように、メモリ部4からマルチデコーダ部5へのデータ送信処理を、各チャンネル毎の1フレーム単位で、順次実施する。
【0055】
以上のように、本実施の形態に係るマルチチャンネル表示装置100では、マルチデコーダ部5は、ハードウェア処理により、受信部1で受信したワンセグデジタル信号を、複数の放送番組(ch1〜ch6)毎に順次にデコードする。そして、表示部(表示制御部6+パネル7)は、マルチデコーダ部5からの出力信号に従い、複数の放送番組(ch1〜ch6)を同時に動画表示するマルチ動画像表示を行う。
【0056】
このように、上記デコード処理はハードウェア処理により実現されるので、ソフトウェア処理によるデコード処理よりも、デコード処理の高速化を図ることができる。したがって、1つのチューナ部2のみにより、表示部において複数のワンセグ放送番組を同時に、しかも動画にて表示することができる。
【0057】
また、本実施の形態に係るマルチチャンネル表示装置100では、チューナ部2は、所定の間隔でチャンネルの切替えを行う。そして、メモリ部4は、チューナ部2から出力される各チャンネル毎のワンセグデジタル信号を、当該各チャンネル毎に記憶する。そして、マルチデコーダ部5は、メモリ部4から出力される各チャンネル毎のワンセグデジタル信号を順次受信し、受信した各チャンネル毎のワンセグデジタル信号を順次にデコードする。
【0058】
したがって、簡易な回路構成を用いて、1つのチューナ部2のみにより、表示部において複数のワンセグ放送番組を同時に、しかも動画にて表示することができる。また、表示部において上記マルチ動画像表示を行うのに、複数のチューナ部2を必要としない。したがって、低コストおよび装置の大型化を防止しつつ、上記マルチ動画像表示を行うマルチチャンネル表示装置100を提供することができる。
【0059】
なお、上記でも説明したように、同時に動画像表示されるワンセグ放送番組のうち、1のワンセグ放送番組のみが、リアルタイムでの表示であり、他のワンセグ放送番組は、録画表示である。しかし、当該他のワンセグ放送番組は、10秒程度遅れの録画表示であるので、マルチ動画像表示動作時に放送されている複数のワンセグ放送を同時に確認する、という観点からは全ワンセグ放送番組はリアルタイムでの表示とみなすことができる。
【0060】
<実施の形態2>
本実施の形態に係るマルチチャンネル表示装置は、実施の形態1で説明した構成に加えて、表示モード切替部(図示せず)を備えている。
【0061】
表示モード切替部は、図5に示すように、表示モードの切替えを行うことができる。具体的に、表示部は、表示モード切替部からの出力信号に応じて、一の放送番組のみのリアルタイム動画像表示から、マルチ動画像表示に切替えることができる。また、表示部は、表示モード切替部からの出力信号に応じて、マルチ動画像表示から、一の放送番組のみのリアルタイム動画表示に切替えることもできる(この場合には、最後に選局されていた一のワンセグ放送番組が、当該表示モード切替後に表示される)。
【0062】
なお、一の放送番組のみのリアルタイムでの動画表示がされている状態において、チャンネル切替部(図示せず)をユーザが操作したとする。この場合には、当該チャンネル切替部からの出力信号に応じて、チューナ部2は一のワンセグ放送を選局する。そして、パネル7には、チャンネル切替部からの出力信号に応じて、一の放送番組のみをリアルタイムにて動画像表示する。図6では、チャンネル切替部に対するチャンネル切替操作により、パネル7に表示されるワンセグ放送番組が、ch3→ch5→ch2と変更される様子を示している。
【0063】
また、パネル7でのマルチ動画像表示中において、操作部(図示せず)に対する外部操作により、当該マルチ動画像表示中の一の放送番組が選択されたとする。この場合には、表示部は、当該選択されたことを示す信号に応じて、マルチ動画像表示から、当該選択された一の放送番組のみのリアルタイム動画表示に切替える。
【0064】
たとえば、図5の下段の表示中において、操作部を操作し、ch3を選択し、決定したとする。この場合には、図5の上段において、パネル7には、ch3のワンセグ放送番組がリアルタイムで、かつ動画像にて表示される。
【0065】
以上により、本実施の形態に係るマルチチャンネル表示装置では、簡単な操作により、上記表示モードの切替を実現することができる。
【0066】
<実施の形態3>
本実施の形態では、1チューナ/1パネル構成における、上記マルチ動画像表示の表示態様について図7乃至12を用いて説明する。ここで、図7乃至12において、「録」は、録画表示であることを示す。また、「リ」または「リアル」は、リアルタイムでの表示であることを示す。さらに、数字は、放送番組のチャンネルを示す。
【0067】
図7は、図3と同趣旨の表示態様であり、1のチャンネルのリアルタイム表示と残り5つのチャンネルの録画再生動画像表示とが、マトリクス状に、複数の放送番組が各チャンネル(各放送番組)毎に区分して同時表示されている。
【0068】
図8に示す表示態様では、図7と同様に、パネル7には、複数の放送番組が放送番組毎にマトリクス状に区分してマルチ動画像表示がなされているが、チューナ部2で選択中の放送番組の前記区分部に(太)枠が付与されている。つまり、リアルタイムで表示されている放送番組は、(太)枠が付与されている。
【0069】
図9に示す表示態様では、図7と同様に、パネル7には、複数の放送番組が放送番組毎にマトリクス状に区分してマルチ動画像表示がなされているが、チューナ部2で選択中の放送番組(リアルタイムで表示されている放送番組)は、パネル7の固定区分位置に表示される。図9に示す例では、リアルタイムで表示されている放送番組は、常に、上段左端区分位置に、表示されている。
【0070】
図10に示す表示態様では、パネル7には、複数の放送番組が放送番組毎に区分してマルチ動画像表示がなされているが、チューナ部2で選択中の放送番組(リアルタイムで表示されている放送番組)は、他の放送番組(録画動画像表示されている放送番組)よりも大きな区分枠で表示される。図10に示す例では、リアルタイムで表示されている放送番組は、録画動画像表示されている放送番組の約4倍の大きさで表示されている。
【0071】
なお、リアルタイムで表示されている放送番組の表示区分を録画動画像表示されている放送番組の表示区分よりも大きくする他の態様として、図11に例示する各態様も考えられる。ここで、録画動画像表示される放送番組のチャンネル数は、マルチデコーダ部5のデコード性能等に応じて変わる。また、デコード性能が低く、CPU(マルチチャンネル表示装置全体の制御を司る制御部:図示せず)パワーが足りない場合には、録画画像の画質を落とすことにより、録画動画像表示のチャンネル数を多く取ることも可能である。
【0072】
また、図12に示す表示態様では、パネル7には、複数の放送番組が放送番組毎に区分してマルチ動画像表示がなされているが、チューナ部2で選択中の放送番組(リアルタイムで表示されている放送番組)は、第一のサイズの区分と、当該第一のサイズより大きな第二のサイズの区分とで表示される。図12に示す例では、上記第二のサイズは、上記第一のサイズの4倍である。
【0073】
以上のように、図8乃至12に示す表示態様を採用できる。したがって、図8乃至12に示す表示態様の場合には、図7に示す表示態様の場合よりも、リアルタイムで表示されている放送番組を、他の録画動画像表示されている放送番組よりも明確に区別して表示できる。
【0074】
<実施の形態4>
上記各実施の形態では、1チューナ/1パネル構成の場合について説明した。本実施の形態では、2チューナ/1パネルまたは2チューナ/2パネル構成における、上記マルチ動画像表示について説明する。
【0075】
本実施の形態に係るマルチチャンネル表示装置では、実施の形態1で説明したチューナ部(以下、第一のチューナ部と称する)2に加えて、たとえば一つの第二のチューナ部(図示せず)を備えている。
【0076】
第二のチューナ部は、第一のチューナ部2と同様に、受信部1からのワンセグデジタル信号を受ける。ここで、受信部1で受信されてワンセグデジタル信号は、第一のチューナ部2と第二のチューナ部とへ並列送信される。また、第二のチューナ部は、操作部(図示せず)における操作に応じて、ワンセグ放送の複数のチャンネルから一のチャンネルの選択を行う。ここで、第一のチューナ部2は、実施の形態1で説明したように、自動選局制御も可能であった。しかし、第二のチューナ部は、当該自動選局制御はされず、上記操作部からの操作に応じた選局のみが可能である。
【0077】
また、第二のチューナ部で選局された所定のチャンネルに関するワンセグデジタル信号は、デマルチプレクサ部3に向けて送信される。デマルチプレクサ部3では、受信した当該ワンセグデジタル信号からも、画像データおよび音声データを取得する。
【0078】
また、本実施の形態に係るマルチデコーダ部5では、実施の形態1で説明したデコード処理加えて、第二のチューナ部から出力された、上記選択された所定のチャンネルのワンセグデジタル信号(より具体的には、デマルチプレクサ部3で取得された、所定のチャンネルに関する画像データおよび音声データ)をも、デコードする。
【0079】
当該デコードされた信号を受信した表示制御部6の制御により、パネル7の所定の位置・所定の大きさで、上記所定のチャンネルのワンセグ放送番組がリアルタイムにて動画像で表示される(リアルタイム動画表示と称する)。
【0080】
また、上記2チューナ/1パネル構成の場合には、図13に示すように、第一のチューナ部2から出力されるワンセグデジタル信号に基づいて、パネル7には、実施の形態1で説明したマルチ動画像表示MDがなされる。さらに、当該マルチ動画像表示MDと同時に、図13に示すように、第二のチューナ部から出力されるワンセグデジタル信号に基づいて、パネル7には、選局された所定のチャンネルのワンセグ放送番組が上記リアルタイム動画表示RMとして表示される。
【0081】
また、図13では、2チューナ/1パネル構成の場合について言及したが、図14に示すように、2チューナ/2パネル構成であっても良い。図14は、図13の表示内容を、2チューナ/2パネル構成で実現した様子を示しており、第一のパネル7aには上記リアルタイム動画表示がなされ、第二のパネル7bにはマルチ動画像表示MDがなされる。2チューナ/1パネル構成と2チューナ/2パネル構成とは、パネルの数を除いて他の構成で相違は無い。
【0082】
また、実施の形態2で説明したように、表示モード切替え機能を、本実施の形態に係るマルチチャンネル表示装置が備えていても良い(図15参照)。
【0083】
つまり、表示部は、表示モード切替部(図示せず)からの出力信号に応じて、一の放送番組のみのリアルタイム動画像表示(図15の上段)から、マルチ動画像表示MDとリアルタイム動画像表示RMとから成る表示に切替えることができる(図15の下段)。また、表示部は、表示モード切替部からの出力信号に応じて、マルチ動画像表示MDとリアルタイム動画像表示RMから、一の放送番組のみのリアルタイム動画表示に切替えることもできる(この場合には、最後に選局されていた一のワンセグ放送番組が、当該表示モード切替後に表示されても良い)。
【0084】
なお、一の放送番組のみの動画表示がされている状態において、チャンネル切替部(図示せず)をユーザが操作したとする。この場合には、当該チャンネル切替部からの出力信号に応じて、たとえば第二のチューナ部は一のワンセグ放送を選局する。そして、パネル7には、チャンネル切替部からの出力信号に応じて、一の放送番組のみをリアルタイム動画像表示を行う。
【0085】
また、パネル7でのマルチ動画像表示MDを含む表示中において、操作部(図示せず)に対する外部操作により、当該マルチ動画像表示MD中の一の放送番組が選択されたとする。この場合には、表示部は、当該選択されたことを示す信号に応じて、マルチ動画像表示MDから、当該選択された一の放送番組のみのリアルタイム動画表示に切替える。
【0086】
なお、実施の形態3に示した各表示態様を、マルチ動画像表示MDを含む表示を行う本実施の形態に対して適用しても良い。たとえば、図16に示す表示態様では、第一のチューナ部2で選択中の放送番組の区分部に太枠が付与されている。
【0087】
以上のように、本実施の形態に係るマルチチャンネル表示装置では、マルチ動画像表示MDを実現するための第一のチューナ部2に加えて、リアルタイム動画像表示RMを実現するための第二のチューナ部を備えている。
【0088】
したがって、ユーザがメインで見たい番組をリアルタイム動画像表示させながら、複数の裏番組を同時に動画像(マルチ動画像表示MD)にて確認することができる。
【符号の説明】
【0089】
1 受信部
2 チューナ部(第一のチューナ部)
3 デマルチプレクサ部
4 メモリ部
5 マルチデコーダ部
5a〜5f デコード部
6 表示制御部
7 パネル
7a 第一のパネル
7b 第二のパネル
MD マルチ動画像表示
RM リアルタイム動画像表示
100 マルチチャンネル表示装置

【特許請求の範囲】
【請求項1】
圧縮符号化されたデジタル放送信号を受信する受信部と、
ハードウェア処理により、前記受信部で受信した前記デジタル放送信号を、複数の放送番組毎に順次にデコードする、マルチデコーダ部と、
前記マルチデコーダ部からの出力信号に従い、複数の放送番組を同時に動画表示するマルチ動画像表示を行う表示部と、
前記受信部からの前記デジタル放送信号を受け、所定の間隔でチャンネルの切替えを行う、一つのチューナ部と、
前記チューナ部から出力される各チャンネル毎の前記デジタル放送信号を、当該各チャンネル毎に記憶するメモリ部とを、備えており、
前記メモリ部は、各チャンネル用の記憶領域を含み、
前記マルチデコーダ部は、各チャンネル用のデコーダ部を含み、
前記各チャンネル用のデコーダ部は、対応するチャンネルの前記記憶領域から前記デジタル放送信号を読み出してデコードし、
前記チューナ部による前記チャンネルの切替えに伴って、切替えられたチャンネルの前記記憶領域内の前記デジタル放送信号が更新され、
前記各チャンネル用のデコーダ部が並行してデコード処理を行うことにより、更新された前記デジタル放送信号はリアルタイムに前記表示部で表示される、
ことを特徴とするマルチチャンネル表示装置。
【請求項2】
表示モードの切替えを行うことができる、表示モード切替部を、さらに備えており、
前記表示部は、
前記表示モード切替部からの出力信号に応じて、一の放送番組のみの動画表示から、前記マルチ動画像表示に切替える、
ことを特徴とする請求項1に記載のマルチチャンネル表示装置。
【請求項3】
操作部を、さらに備えており、
前記操作部における操作により、前記表示部での前記マルチ動画像表示中の一の放送番組が選択されたとき、
前記表示部は、
前記選択されたことを示す信号に応じて、前記マルチ動画像表示から、前記選択された一の放送番組のみの動画表示に切替える、
ことを特徴とする請求項2に記載のマルチチャンネル表示装置。

【図1】
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【図2】
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【図3】
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【図4】
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【図5】
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【図6】
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【図7】
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【図8】
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【図9】
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【図10】
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【図11】
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【図12】
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【図13】
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【図14】
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【図15】
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【図16】
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【公開番号】特開2013−81246(P2013−81246A)
【公開日】平成25年5月2日(2013.5.2)
【国際特許分類】
【出願番号】特願2012−283829(P2012−283829)
【出願日】平成24年12月27日(2012.12.27)
【分割の表示】特願2008−313202(P2008−313202)の分割
【原出願日】平成20年12月9日(2008.12.9)
【出願人】(591128453)株式会社メガチップス (322)
【Fターム(参考)】