説明

マルチメディアコンテンツの製作伝送方法及びそのシステム

【課題】消費者によるマルチメディアコンテンツの直接製作、及び有無線通信網を介した伝送を可能とするマルチメディアコンテンツ製作伝送方法及びそのシステムを提供する。
【解決手段】(a)マルチメディアコンテンツの生成命令を受信する段階、(b)製作オプションを選択する段階、(c)選択された上記製作オプションに基づいてコンテンツを生成する段階、(d)プレビューコンテンツを生成する段階、(e)プレビューコンテンツに対応したコンテンツの所定部分を受信端末装置に送信する段階、(f)コンテンツをダウンロードするか否かを選択信号に基づいて判断する段階、及び、(g)符号化されたコンテンツを段階(f)の判断に従って通信網を介して受信端末装置に提供する段階、を含み、コンテンツの上記所定部分が受信端末装置で再生され、選択信号が受信端末装置で生成されて管理サーバーに送信される。

【発明の詳細な説明】
【技術分野】
【0001】
本発明は、通信網を介してマルチメディアコンテンツを製作して伝送する方法及びそのシステムに関する。
【背景技術】
【0002】
超高速インターネットの有線通信網又はIMT2000のような無線通信網を介した通信システムを基盤にして、マルチメディアコンテンツサービスを提供する方法及びそのシステムが注目を浴びている。特に、従来の携帯電話は、音声及び文字の送受信だけが可能な単純なものであったが、今は、IMT2000端末機を通して、停止画像及び/又は動画像を送受信する機能、MP3ファイルのような音楽ファイルを送受信する機能が端末機に追加されたり、外部機器と連結して具現されるようになって、消費者が自分でマルチメディアコンテンツファイルを製作し時間的・空間的な制約を乗り越えて無線で送受信し得る技術的な基盤が整えられている。これに関する代表的な従来技術の例としては、次のようなものが挙げられる。
2001年5月7日に公開され、2001年9月25日に登録された韓国特許第31154号(出願番号第1999−43240号)は、音声及び画像通話時に音楽(ミュージックビデオ)、特定企業の商品などといった広報目的の広告文章、イメージ、サウンドクリップ、その他の停止画像及び動画像などの広告画像や音声などを含むマルチメディアコンテンツを挿入してサービスすることで、広告主には広告の機会を提供すると同時に、一般の使用者には通信料金の減兔というメリットを提供する方法を開示している。しかし、この方法は、消費者間の音声及び画像通話の時、予め用意された広告内容を挿入するものであるため、消費者が独自にマルチメディアコンテンツを製作して、通話中以外の時にも他の消費者に対して自由に伝送する方法については提示していない。
【0003】
2001年7月2日に公開され、2002年12月10日に登録された韓国特許第365862号(出願番号第1999−55430号)は、携帯用移動無線端末機に着信がある時、音楽やメロディーが発生する間に、それと関連したイメージを表示してミュージックビデオ機能を具現する方法を開示している。この方法は、着信音の発生時、予め用意された画像を同時に提供することでマルチメディア機能を具現しているが、消費者がマルチメディアファイルを独自に製作して他の消費者に伝送する技術は提示できていない。
【0004】
2002年7月12日に公開された、韓国特許公開公報第2002−59194号(出願番号第2001−186号)は、使用者がマルチメディアコンテンツファイルとしてのミュージックビデオを製作する装置を記述している。即ち、ストーリーボードに保存された製作設計内容によって、文字、停止画像及び/又は動画像、音楽ファイルなどを結合し、最終のミュージックビデオファイルである動画像ファイルを生成する装置を開示している。しかし、これは、有無線通信網を利用して消費者同士で通信端末機(IMT2000端末機、無線送受信機能の内蔵されたPDA又はパソコン)を通して送受信する方法及び再生する方法については提示できていない。
【0005】
また、上記のように製作されたマルチメディア動画像ファイルを、有無線通信網を介して消費者同士で送受信するためには、送信側では特性の相異なる多様な信号(文字、画像、音楽など)を効果的に圧縮・符号化し、これらを結合して伝送し、また受信側ではこれを再生しなければならないという技術的な問題がある。そして、動画像ファイルを圧縮・符号化して伝送する場合には、多量の情報となって消費者が高い通信料金を負担することになるばかりか、通信網にも大きな負荷がかかる。特に、無線通信端末機において、該当動画像をダウンロードして保存及び再生するに当っては、受信側端末機のメモリー容量に相当な負担が発生するという解決課題もある。
【0006】
従って、消費者がパソコンや移動通信端末機に内蔵又は連結されたマルチメディアコンテンツ製作機能を利用して、直接マルチメディアコンテンツファイルを製作し、これを有無線通信網を介して他の消費者に伝送し、該当消費者が受信側端末機を利用して、該当マルチメディアコンテンツファイルを容易に受信及び再生して鑑賞することができ、また、送信側が停止画像ファイルだけを持って製作されたマルチメディアコンテンツファイルを伝送するとしても、受信側に対して動画像を鑑賞しているかのように感じさせることができる、マルチメディアコンテンツサービス方法及びそのシステムが要求されている。
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0007】
本発明は、上述した事情に鑑みて案出されたもので、本発明の目的は、消費者によるマルチメディアコンテンツの直接製作、及び有無線通信網を介した伝送を可能とするマルチメディアコンテンツ製作伝送方法及びそのシステムを提供することにある。
本発明の他の目的は、受信側端末機におけるマルチメディアコンテンツファイルの容易な受信・再生を可能にするマルチメディアコンテンツ製作伝送方法及びそのシステムを提供することにある。
【0008】
本発明のもう一つの目的は、送信側が停止画像ファイルだけを持って製作したマルチメディアコンテンツファイルを伝送する場合であっても、受信側には動画像ファイルを鑑賞しているかのように感じさせることが出来るマルチメディアコンテンツ製作伝送方法及びそのシステムを提供することにある。
【課題を解決するための手段】
【0009】
本発明のまた別の目的は、送信側及び/又は受信側端末装置の多様な機種に対応して、多様なマルチメディアコンテンツファイルの製作、編集、変換、伝送、受信/再生が可能なマルチメディアコンテンツ製作伝送方法及びシステムを提供することにある。
上記の目的を達成するための、本発明の第1観点によるマルチメディアコンテンツ製作伝送方法は、送信端末装置と、受信端末装置と、上記各端末装置に有無線通信網を介して連結が可能なマルチメディアコンテンツ製作伝送管理サーバーとを備えたマルチメディアコンテンツ製作伝送システムを利用して具現されるマルチメディアコンテンツ製作伝送方法において、(a)マルチメディアコンテンツ(以下、'コンテンツ'と略記)の生成命令を、上記マルチメディアコンテンツ製作伝送管理サーバーが通信網を介して受信する段階;(b)少なくとも1つの所定の製作オプションの中から1つの製作オプションを選択する段階;(c)選択された上記製作オプションに基づいて、上記コンテンツ生成命令によって、上記マルチメディアコンテンツ製作伝送管理サーバーがコンテンツを生成する段階;(d)上記段階(c)で生成されたコンテンツに基づき上記マルチメディアコンテンツ製作伝送管理サーバーがプレビューコンテンツを生成する段階;(e)上記プレビューコンテンツに対応した上記コンテンツの所定部分を上記マルチメディアコンテンツ製作伝送管理サーバーが上記受信端末装置に送信する段階;及び、(f)上記コンテンツをダウンロードするか否かを、上記受信端末装置で発生する選択信号に基づいて上記マルチメディアコンテンツ製作伝送管理サーバーが判断する段階;及び、(g)上記段階(c)で生成された上記コンテンツを上記マルチメディアコンテンツ製作伝送管理サーバーが符号化し、符号化された上記コンテンツを上記段階(f)の判断に従って上記マルチメディアコンテンツ製作伝送管理サーバーが上記通信網を介して上記受信端末装置に提供する段階;を含み、上記コンテンツの上記所定部分が上記受信端末装置で再生され、上記選択信号が上記受信端末装置で生成されて上記マルチメディアコンテンツ製作伝送管理サーバーに送信される。
【0010】
本発明の第2観点によるマルチメディアコンテンツ製作伝送方法は、送信端末装置と、受信端末装置と、上記各端末装置に有無線通信網を介して連結が可能なマルチメディアコンテンツ製作伝送管理サーバーとを備えたマルチメディアコンテンツ製作伝送システムを利用して具現されるマルチメディアコンテンツ製作伝送方法において、(a)少なくとも一つ以上のマルチメディアコンテンツ(以下、'コンテンツ'と略記)のソースを上記マルチメディアコンテンツ製作伝送管理サーバーが確保する段階;(b)上記段階(a)で確保された上記少なくとも一つ以上のソースコンテンツに対する指定コードを上記マルチメディアコンテンツ製作伝送管理サーバーが確定する段階;(c)上記送信端末装置を通してコンテンツの製作オプションを上記マルチメディアコンテンツ製作伝送管理サーバーが確定する段階;(d)上記段階(c)で確定された上記製作オプションに対応する構成制御コードを上記マルチメディアコンテンツ製作伝送管理サーバーが生成する段階;(e)上記段階(b)で確定された少なくとも一つ以上のソースコンテンツに対応するソースコンテンツ指定コード、及び上記段階(d)で生成された上記構成制御コードを上記マルチメディアコンテンツ製作伝送管理サーバーが結合させて、統合コードを生成する段階;(f)上記マルチメディアコンテンツ製作伝送管理サーバーが上記統合コードによって統合コンテンツを生成し、これを上記マルチメディアコンテンツ製作伝送管理サーバーが符号化して保存する段階;(g)受信端末装置の受信/再生性能(RSC)の等級を上記マルチメディアコンテンツ製作伝送管理サーバーが確認する段階であって、上記受信端末装置のRSC等級は、少なくとも一つ以上の等級分類基準によって上記受信端末装置に付与され、上記少なくとも一つ以上の等級分類基準は、上記受信端末装置の受信能力、再生能力、及び受信端末装置の要請水準のうち一つ以上であり;(h)上記段階(f)で生成された統合コンテンツに基づき上記マルチメディアコンテンツ製作伝送管理サーバーがプレビューコンテンツを生成する段階;(i)上記プレビューコンテンツに対応した上記統合コンテンツの所定部分を上記マルチメディアコンテンツ製作伝送管理サーバーが上記受信端末装置に送信する段階;(j)上記統合コンテンツの上記所定部分を上記受信端末装置で受信し、再生する段階;(k)上記統合コンテンツファイル(IMCF)全体をダウンロードするか否かを、上記受信端末装置で発生する選択信号に基づいて上記マルチメディアコンテンツ製作伝送管理サーバーが判断する段階;(l)上記確認されたRSC等級の予め定められた伝送レベル及び手順によって符号化した統合コンテンツの上記部分を上記マルチメディアコンテンツ製作伝送管理サーバーが上記受信端末装置に伝送する段階;及び、(m)上記段階(k)での判断結果によって、上記マルチメディアコンテンツ製作伝送管理サーバーが上記受信端末装置に上記統合コンテンツファイル(IMCF)全体を提供する段階;を含んでいる。
【0011】
本発明の第3観点によるマルチメディアコンテンツ製作伝送システムは、送信端末装置と、受信端末装置と、上記各端末装置に通信網を介して連結されたマルチメディアコンテンツ製作伝送管理サーバーとを含むマルチメディアコンテンツ製作伝送システムにおいて、上記製作伝送管理サーバーは、多数のマルチメディアコンテンツ(以下、'コンテンツ'と略記)ソースを保存するためのソースコンテンツデータベース;上記多数のソースコンテンツのそれぞれに対応する多数のソースコンテンツ指定コードを保存するためのソースコンテンツ指定コードデータベース;コンテンツ生成命令に従い上記ソースコンテンツデータベースに保存されたソースコンテンツを抽出して結合することによって統合コンテンツを生成するためのコンテンツ製作サーバー;送信端末装置からのコンテンツ生成命令を通信網を介して受信した場合は、上記受信されたコンテンツ生成命令を上記コンテンツ製作サーバーに提供し、上記送信端末装置からのソースコンテンツを上記通信網を介して受信した場合は、上記受信されたソースコンテンツを上記ソースコンテンツデータベースに保存し、上記受信されたソースコンテンツに対応するソース指定コードを生成し、上記生成されたソース指定コードを上記ソース指定コードデータベースに保存し、上記統合コンテンツを符号化して、符号化された統合コンテンツ(IMCF)を生成する統合中央制御/処理部;及び、上記統合中央制御/処理部の制御の下に、上記符号化された統合コンテンツ(IMCF)を通信網を介して受信端末装置に提供するための伝送サーバー;を備え、上記コンテンツ製作サーバーは、上記生成された統合コンテンツに基づいて所定のプレビューコンテンツを生成し、上記統合中央制御/処理部は、プレビューコンテンツを符号化して、符号化されたプレビューコンテンツを生成し、上記伝送サーバーは、上記統合中央制御/処理部の制御の下に、上記符号化されたプレビューコンテンツを通信網を介して上記受信端末装置に提供し、上記受信端末装置の等級によって上記符号化されたプレビューコンテンツを上記受信端末装置に伝送し、上記統合コンテンツを上記受信端末装置にダウンロードするか否かを、上記受信端末装置で発生する選択信号に基づいて判断する。
【図面の簡単な説明】
【0012】
【図1】本発明の一実施例によるマルチメディアコンテンツ製作伝送システムを示す構成図である。
【図2】本発明の一実施例によるマルチメディアコンテンツ製作伝送方法の展開過程を示すフローチャートである。
【図3】本発明の一実施例によるマルチメディアコンテンツ製作伝送方法の展開過程を示すフローチャートである。
【図4】図1に示された送信側又は受信側で使用可能な端末機の一例を示す構成図である。
【図5】図1のシステムによって生成されたコンテンツの一例を説明するための図である。
【図6−1】図1のシステム及び図2及び図3の方法を説明するためのページビューを例示している。
【図6−2】図1のシステム及び図2及び図3の方法を説明するためのページビューを例示している。
【図7−1】図1のシステム及び図2及び図3の方法を説明するためのページビューを例示している。
【図7−2】図1のシステム及び図2及び図3の方法を説明するためのページビューを例示している。
【図8−1】図1のシステム及び図2及び図3の方法を説明するためのページビューを例示している。
【図8−2】図1のシステム及び図2及び図3の方法を説明するためのページビューを例示している。
【図9−1】図1のシステム及び図2及び図3の方法を説明するためのページビューを例示している。
【図9−2】図1のシステム及び図2及び図3の方法を説明するためのページビューを例示している。
【図10−1】図1のシステム及び図2及び図3の方法を説明するためのページビューを例示している。
【図10−2】図1のシステム及び図2及び図3の方法を説明するためのページビューを例示している。
【図10−3】図1のシステム及び図2及び図3の方法を説明するためのページビューを例示している。
【図10−4】図1のシステム及び図2及び図3の方法を説明するためのページビューを例示している。
【図11−1】図1のシステム及び図2及び図3の方法を説明するためのページビューを例示している。
【図11−2】図1のシステム及び図2及び図3の方法を説明するためのページビューを例示している。
【図12】本発明の他の実施例によるマルチメディアコンテンツ製作伝送システムを示した構成図である。
【発明を実施するための形態】
【0013】
以下、添付図面を参照しながら本発明の望ましい実施例によるマルチメディアコンテンツ製作伝送方法及びそのシステムについて詳しく説明する。
【0014】
第1実施例
図1は、本発明の一実施例によるマルチメディアコンテンツの製作伝送システムを示した構成図である。
【0015】
図1によれば、本発明のマルチメディアコンテンツ製作伝送システムは、通信網、例えば、インターネット、移動通信網、PSTN等に連結されたマルチメディア製作伝送管理サーバー装置200によって具現される。上記マルチメディア製作伝送管理サーバー装置200は、通信網運営事業者又はマルチメディアサービスを提供するサービス事業者が運営することができる。
【0016】
上記マルチメディア製作伝送管理サーバー装置200は、送信側端末装置100(以下、「送信側」と略記する)からの要請(コンテンツ構成命令;IC)に沿って、統合マルチメディアコンテンツファイル(IMCF;以下、「コンテンツファイル」又は「統合コンテンツ」と略記する)を生成し、上記生成されたコンテンツファイル(IMCF)を受信側端末装置300(以下、「受信側」と略記する)に提供する。周知のように、上記コンテンツファイル(IMCF)は、上記送信側100の要請に沿って、文字ファイル(TF)と停止画像ファイル(DF)、そしてオーディオ又は動画像ファイル(MF)を含むことができる。上記マルチメディア製作伝送管理サーバー装置200は、通信網を介して接続した送信側100からのコンテンツ構成命令(IC)を受信した場合、 上記コンテンツ構成命令(IC)に沿って、コンテンツファイル(IMCF)を生成する。そして、上記生成されたコンテンツファイル(IMCF)を上記通信網を介して上記受信側300に提供する。ここで、上記送信側100及び上記受信側300はそれぞれ、移動端末機、携帯用コンピュータ(例えば、PDA又はノートブック)、又はパソコンであり得る。
【0017】
上記コンテンツ構成命令(IC)は、上記コンテンツファイル(IMCF)に備えられた少なくとも一つ以上のソースコンテンツ(TF、DF及びMF)を指定するためのソース指定命令(TC、DC及びMC)、及び上記ソース指定命令(TC、DC及びMC)によって指定されたソースコンテンツ(TF、DF及びMF)の結合属性を指定するための属性指定命令(CC)としての構成制御コードを含む。上記コンテンツ構成命令(IC)は、コード化した命令の集まりである一種の統合コード(IC)と言える。従って、コンテンツ構成命令(IC;以下、'統合コード'という)は、上記文字ファイル(TF)を指定する文字指定コード(TC)、停止画像ファイル(DF)を指定する停止画像指定コード(DC)、オーディオ又は動画像ファイル(MF)を指定するオーディオ又は動画像指定コード(MC)、及び上記それぞれのソースコンテンツの結合属性を指定するために、上記コンテンツファイル(IMCF)製作オプション(MCMO)又は制御命令に対応する構成制御(又は、属性指定)コード(CC)を含む。従って、以下では、本発明の理解を助けるために、用語の使用において"命令"と"コード"を区分なく使用することにする。
【0018】
上記マルチメディア製作伝送管理サーバー装置200は、本サービスの加入者又は顧客の情報を保存する。例えば、上記マルチメディア製作伝送管理サーバー装置200は、各顧客が以前に製作したコンテンツに対する情報、受信側の情報、料金、及びその決済内訳を保存する。上記マルチメディア製作伝送管理サーバー装置200は、製作されたコンテンツファイル(IMCF)を保存する。
【0019】
上記マルチメディア製作伝送管理サーバー装置200は、上記受信側300の等級(例えば、端末機性能に対する等級)を分類する。上記受信側300の等級は、少なくとも一つ以上の等級分類基準に依って、上記受信側300に付与される。望ましくは、上記少なくとも一つ以上の等級分類は、上記受信側300のマルチメディアコンテンツに対する受信能力、再生能力、及び受信側の要請水準のうち一つ以上を含む。
【0020】
一方、上記マルチメディア製作伝送管理サーバー装置200は、本発明の実施例によって上記コンテンツファイル(IMCF)を生成するに先立って、それに対するプレビューコンテンツファイルを生成し、生成されたプレビューコンテンツファイルを上記受信側300に提供することができる。そして、上記プレビューコンテンツファイルに対する上記受信側300の応答に応じて、上記コンテンツファイル(IMCF)を生成し、上記コンテンツファイル(IMCF)の全体又は所定部分を上記受信側300に提供することができる。また、本発明の他の実施例によれば、上記マルチメディア製作伝送管理サーバー装置200は、コンテンツファイル(IMCF)を生成した後、これに対するプレビューコンテンツファイルを生成し、通信網を介して上記コンテンツファイル(IMCF)を上記受信側300に提供するに先立って、上記生成されたプレビューコンテンツファイルを上記受信側300に提供する。以後、上記受信側300のプレビューコンテンツファイルに対する応答に応じて、上記コンテンツファイル(IMCF)を上記受信側300に提供する。上記プレビューコンテンツファイル及び上記コンテンツファイル(IMCF)の生成又は提供手順によって本発明が制限されないということは勿論である。
【0021】
また、望ましくは、上記コンテンツファイル(IMCF)は、送信側100に関する送信側情報、上記コンテンツファイル(IMCF)の題目とその説明、及びメッセージを含む。上記送信側情報、上記コンテンツファイル(IMCF)の題目とその説明、及びメッセージは、上記送信側100で発生されたり、又は、上記マルチメディア製作伝送管理サーバー装置200から送信側100に提供された文字情報ファイルを上記送信側100で編集することによって発生される。また、上記コンテンツファイル(IMCF)の題目とその説明、及びメッセージは、上記マルチメディア製作伝送管理サーバー装置200に予め内蔵されたプログラムによって生成されることもできる。
【0022】
望ましくは、上記マルチメディア製作伝送管理サーバー装置200は、図1に示すように、伝送専用サーバー201、統合中央制御/処理部202、コンテンツファイル(IMCF)製作専用サーバー204、ソースコンテンツデータベース(DB)205、顧客関連情報データベース206、構成制御コード(CC)データベース207、及びIMCFデータベース208を含む。
上記伝送専用サーバー201は、上記統合中央制御/処理部202の制御の下に、通信網を介してコンテンツファイル(IMCF)を受信側300に提供する。
【0023】
ソースコンテンツデータベース205は、使用者がアップロードしたものだけでなく、予め用意されたソースコンテンツ、例えば、商用マルチメディアコンテンツサービスを提供する外部会社から提供されたソースコンテンツをも保存する。
統合中央制御/処理部202は、本システムの全般を制御する。上記統合中央制御/処理部202は、通信網を介して、上記送信側100からコンテンツ構成命令(IC)を受信した場合、上記受信されたコンテンツ構成命令(IC)を上記コンテンツ製作専用サーバー204に提供する。また、上記統合中央制御/処理部202は、ソースコンテンツを確保する(図2の段階S205参照)。上記ソースコンテンツは、ソースコンテンツデータベース205に保存されているか、又は、通信網を介して送信側100から提供されたものであり得る。例えば、送信側100が新しく確保したファイルを、マルチメディア製作伝送管理サーバー装置200の統合中央制御/処理部202に送信すれば、統合中央制御/処理部202は、該当新規ファイル(TF、DF又はMF)をソースコンテンツデータベース205に保存する一方、それに対応するソース指定コード(TC、DC又はMC)を付与(即ち、確定)し(図2の段階S210)、構成制御コードデータベース207にソース指定コード(TC、DC又はMC)を保存すると同時にソース指定コード(TC、DC又はMC)を送信側100に伝送すれば、送信側100の使用者はこれを確認することができる。
【0024】
IMCF製作専用サーバー204は、多様な製作オプション(MCMO)に該当する各構成制御コード(CC)をその内部のメモリーに予め保存しているか、又は、IMCF製作専用サーバー204は、マルチメディア製作伝送管理サーバー装置200の統合中央制御/処理部202又は送信側100の中央制御部170により生成され構成制御コードデータベース207に保存されている構成制御コード(CC)を提供される(図2の段階S230参照)。本発明によるコンテンツファイル(IMCF)の構成例が、図5に示されている。図5に示されたコンテンツファイル(IMCF)の構成については、以下詳細に説明する。また、このようなコンテンツプログラムの製作は、当業者ならば本明細書の詳細な説明から容易に具現できるとのことが、当業者には自明なので、ここではその具体的なプログラムの提示は省略する。
【0025】
中央制御部170がTC、DC、MC及びCCを結合して統合コード(IC)を生成し(図2の段階S240参照)、上記生成された統合コード(IC)を統合中央制御/処理部202に伝送する(図2の段階S250参照)。そうすると、統合中央制御/処理部202は、統合コード(IC)を受信し、ICに含まれたTC、DC及びMCに該当するそれぞれのソースコンテンツ(TF、DF及びMF)をソースコンテンツデータベース205から呼び出して、これをCCと共にIMCF製作専用サーバー204に提供する。これにより、IMCF製作専用サーバー204が、CCによって該当ソースコンテンツを結合してコンテンツファイル(IMCF)を生成する。
【0026】
また、選択的な実施例によれば、上記IMCF製作専用サーバー204により生成されたコンテンツファイル(IMCF)は、再び上記統合中央制御/処理部202によって符号化されたコンテンツファイル(IMCF)に変換されて、IMCFデータベース208に保存され得る(図2の段階S280参照)。また、実施例によっては、MCF製作専用サーバー204を装置200内に別途設置せず、統合中央制御/処理部202が上記IMCF製作専用サーバー204の全ての機能を行うようにすることができる。
顧客関連情報データベース206は、本サービスの加入者又は顧客の情報を保存する。例えば、上記顧客関連情報データベース206は、顧客に対する確認情報(ID、パスワード、電話番号、アドレスなど)と、各顧客によって以前に製作されたコンテンツファイル(IMCF)に対する情報、受信側の情報、料金及びその決済内訳を保存する。IMCFデータベース208は、IMCF製作専用サーバー204により製作されたコンテンツファイル(IMCF)を、上記統合中央制御/処理部202の制御の下に保存する。
【0027】
統合中央制御/処理部202は、受信側端末装置300の受信/再生性能(RSC)の等級を分類する。統合中央制御/処理部202による受信側300のRSC等級は、少なくとも一つ以上の等級分類基準によって上記受信側300に付与される。上記少なくとも一つ以上の等級分類は、上記受信側300の受信能力、再生能力及び受信側300の要請水準のうち、少なくとも一つ以上を備える。
【0028】
統合中央制御/処理部202は、上記受信側300の等級を確認又は分類するために、適切なチェック信号を送信側100指定の受信側端末装置300と送受信し、その受信側端末装置300に対する機種、性能関連情報を参照して、上記受信側端末装置300のRSC等級を確認する(図2の段階S270参照)。この時、該当受信側端末装置300に対する機種や性能関連情報が、顧客関連情報データベース206内に予め登録されている場合は、その情報を参照する。
上記受信側端末装置300のRSC等級としては、次のような等級を例示することができる:
A)コンテンツファイル(IMCF)の受信/再生が全部可能な等級;
B)コンテンツファイル(IMCF)のうち、〈文字情報ファイル、動画像ファイル〉の受信/再生が可能な等級;
C)コンテンツファイル(IMCF)のうち、〈文字情報ファイル、オーディオファイル〉の受信/再生が可能な等級;
D)コンテンツファイル(IMCF)のうち、〈文字情報ファイル〉の受信/再生のみが可能な等級;及び、
E)いわゆる、SMIL規格を支援する等級。
【0029】
上記統合中央制御/処理部202は、上記各等級に従って予め定められた伝送レベル及び手順によって符号化したIMCFの全部又は一部を、伝送専用サーバー201を通して上記受信側300に提供する。
上記統合中央制御/処理部202は、符号化したコンテンツファイル(IMCF)を受信側300に伝送する前に、プレビューコンテンツファイル(例:図5の600)(例えば、文字情報ファイル(図5の610)+追加ファイルの受信方法選択案内データ(図5の615))を、IMCF製作専用サーバー204によって生成させた後、それを符号化して受信側に伝送し、受信側300の応答、例えば、サービス要請によって符号化されたコンテンツファイル(IMCF)を受信側300に提供することができる。
図4には、上記送信側端末装置100又は受信側端末装置300として使用され得る端末機100、300の細部構成例が示されている。
【0030】
図4を参照すれば、端末装置100、300は文字ファイル(TF)、停止画像ファイル(DF)、オーディオ(音楽)又は動画像ファイル(MF)、及び制御コード(CC)を保存するための多数の保存部110、103、155、180、130を含む。端末装置100、300は、上記多数の保存部110、103、155、180、130に保存されたファイルを、中央制御部170の制御によってディスプレー120、123に表示したり、或いはスピーカー157を介して出力することができる。中央制御部170は、送受信部140を通してマルチメディア製作伝送管理サーバー装置200と相互作用することができる。
【0031】
図2及び図3は、本発明の実施例によるマルチメディアコンテンツ製作伝送方法の展開過程を示すフローチャートである。
【0032】
以下、添付図面を参照しながら本発明の実施例によるマルチメディア製作伝送方法の展開過程を詳しく説明する。
【0033】
まず、段階S205において、上記送信側の使用者が自分の端末装置(例:100)を利用し、通信網を介して本サービスシステムに接続した場合、上記統合中央制御/処理部202は、コンテンツ構成と関連した選択及び案内データを送信側100に提供し、使用者が新しく取得してマルチメディア製作伝送管理サーバー装置200に伝送するか、或いはマルチメディア製作伝送管理サーバー装置200に予め保存されているソースコンテンツを選択するようにして、IMCFに備えられるソースコンテンツを確保する(S205)。
【0034】
例えば、文字情報ファイル(TF)には、図5に例示された通り、送信者情報と製作されるIMCFの題目とが必須的に備えられ、選択的に、IMCFに対する文字メッセージの内容(即ち、文字説明内容)がさらに備えられ得る。使用者が端末装置100のキー入力部160から題目及びメッセージ内容(文字説明内容)を入力し、端末装置100内の文字データ保存部110に保存されるのが普通であるが、実施例によっては、マルチメディア製作伝送管理サーバー装置200のソースコンテンツデータベース205に予め保存されていた文字情報ファイルをダウンロードしてそれをそのまま、或いは、編集の後に文字ファイル保存部110に保存した文字情報ファイルの場合もあり得る。また、他の使用者が伝送したものを受信し、文字情報ファイル保存部110に保存した文字情報ファイルの場合もあり得る。
【0035】
上記デジタル停止画像ファイル(DF)は、通常、図7Aに例示されたように、JPEGファイル又はGIFファイルであるか、或いは他の方式で圧縮・符号化して保存されたイメージファイルである。また、他の実施例として、上記停止画像ファイル(DF)は、通常は使用者がデジタルカメラを利用して取得したものであり、例えば、使用者の操作信号によってデジタルカメラ制御部105の制御の下にCCDデバイスのようなデジタル画像取得部101により取得され、停止画像保存部103に保存される。また、実施例によっては、送信端末装置100内に単にデジタル停止画像保存部103だけが内蔵されており、デジタルカメラ制御部105やデジタルカメラのようなデジタル停止画像取得部101は内蔵されない場合も有り得る。ここで、上記停止画像ファイル(DF)は、マルチメディア製作伝送管理サーバー装置200のソースコンテンツデータベース205内に予め保存されていた停止画像ファイル、又は停止画像ファイルをダウンロードし、それを編集した後に停止画像ファイル保存部103に保存した停止画像ファイルでも構わない。また、他の使用者から受信して停止画像ファイル保存部103に保存されているものでも構わない。停止画像ファイル(DF)を確保する過程の例を、添付図面を参照しながらより詳しく説明する。
【0036】
まず、停止画像ファイル(DF)が送信側端末装置100に保存されている場合(即ち、以前に保存した場合や、マルチメディア製作伝送管理サーバー装置200からダウンロードして保存した場合)について説明する。使用者が送信側端末装置100に保存された停止画像又は動画像ファイル(DF、MF)を送信するために、図6Aに示されたように、多数の停止画像又は動画像選択項目のうちの一つを選択すれば、選択された項目は、図6Bに示されたように、通信網を介してマルチメディア製作伝送管理サーバー装置200に提供される。以後、マルチメディア製作伝送管理サーバー装置200は、図6Cに示されたような案内メニューを提供しながら、使用者100が選択した位置に、受信された停止画像ファイル(DF)を保存する。
次いで、マルチメディア製作伝送管理サーバー装置200は、図6Dに示されたように、上記保存された停止画像又は動画像ファイル(DF、 MF)の画面効果を選択し得る画面効果選択ページを上記送信側100に提供する。上記送信側100の使用者が、画面効果選択ページに含まれた多数の画面効果選択項目から一つを選択した場合、マルチメディア製作伝送管理サーバー装置200は、選択に応答して、図6Eに示されたような効果内容選択ページを送信側100に提供する。使用者が効果内容選択ページに含まれた多数の効果内容選択項目から一つを選択すれば、選択された項目を保存し、図6Fに示されたような停止画像又は動画像ファイル(DF、MF)の確保が完了したことを知らせるページを送信側100に提供して、停止画像又は動画像ファイル(DF、MF)の確保過程を完了する。
【0037】
図7A乃至図7Fに示されたように、即席で撮影した停止画像ファイル(DF)を伝送する場合、上記停止画像ファイル(DF)は、通信網を介して上記マルチメディア製作伝送管理サーバー装置200に伝送され、上記送信側100の使用者が題目及び保存位置を選択又は入力すれば、上記マルチメディア製作伝送管理サーバー装置200は、上記使用者が選択又は入力した位置に停止画像ファイル(DF)を保存する。
【0038】
ソースコンテンツデータベース205に保存されたコンテンツからソースを選択する場合、使用者は図8A乃至図8Eに示されたように、ソースコンテンツに対応する項目を選択することで、停止画像ファイル(DF)を確定することができる。同様に、公衆に有料で停止画像ファイルを提供することもできる。図9A乃至図9Fに示されたように、送信側100の使用者は、有料の停止画像ファイルを選択することによって、停止画像ファイル(DF)を確保することができる。
【0039】
オーディオファイル又は動画像ファイル(MF)について説明すれば、オーディオファイルは、人の声や自然の音、及び人工の歌や演奏などを入れたもので、普通はMP3ファイル又はウェーブファイルで保存されており、動画像ファイルは、普通、MPEG方式で圧縮されたファイルである。オーディオファイルは、例えば、使用者の操作信号に応じて送信側100のオーディオ制御部150の制御の下にマイク153を通して取得されオーディオファイル保存部155に保存されるのが普通であるが、実施例によっては、マルチメディア製作伝送管理サーバー装置200内の該当保存空間(例えば、ソースコンテンツデータベース205)内に予め保存されていたオーディオファイルをダウンロードし、それをそのまま、又は編集後にオーディオファイル保存部155に保存したものでも構わない。また、他の使用者が伝送したものを受信し、オーディオファイル保存部155に保存したものでも構わない。
【0040】
ここでいう動画像は、オーディオファイル、又は、オーディオファイルを含む動画像を意味しており、以下の説明又は請求項においても同様な意味として解釈されるべきである。即ち、オーディオの無い動画像ファイルは該当されないのが望ましい。
また、端末装置100は、本発明の適用のために上記動画像ファイル保存部180を必ずしも必要とするものではなく、選択的に含むことができる。即ち、動画像の保存又は送受信には高費用とともに通信線路へ負荷がかかるため、本発明では、端末装置100内に動画像取得デバイスが具備されなくても構わないようにしており、ひいては、マルチメディアコンテンツファイルの背景コンテンツファイルとして動画像ファイルの代わりにオーディオファイルを使用することもできる。
【0041】
以下、上述したIMCF(例では、動画像ファイルとして表現されている)を生成する過程の一例を、図10A乃至図10Kを参照しながら説明する。送信側100の使用者が「動画像(MF)作り」を選択した場合、生成するIMCFの題目入力窓を含む題目入力ページ(図10A参照)を送信側100に提供する。使用者が上記題目入力ページに題目を入力した場合、マルチメディア製作伝送管理サーバー装置200は、メッセージ入力窓を有する動画像メッセージ入力ページ(図10B参照)を、上記送信側100に提供する。使用者が上記動画像メッセージ入力ページにメッセージを入力した場合、上記マルチメディア製作伝送管理サーバー装置200は、生成されるIMCFの背景として使われる音楽又は動画像の検索のための、背景音楽検索ページ(図10C参照)を上記送信側100に提供する。送信側100の使用者が上記背景音楽検索ページに好きな音楽のキーワードを入力すれば、マルチメディア製作伝送管理サーバー装置200は、送信側100に上記キーワードに対応する音楽の目録を含む音楽コンテンツ選択ページ(図10D参照)を提供する。
【0042】
送信側100の使用者が上記音楽コンテンツ選択ページの音楽目録から音楽を選択すれば、マルチメディア製作伝送管理サーバー装置200は、上記選択した音楽ファイルを保存し、使用者の画像ソースコンテンツ選択のための画像コンテンツ選択ページ(図10E参照)を送信側100に提供する。上記画像コンテンツ選択ページから画像ソースコンテンツが選択されれば、上記マルチメディア製作伝送管理サーバー装置200は、図10F乃至図10Iに示すような動画像生成過程を案内するデータを生成し、送信側100に提供する。そして、生成された動画像を、図10J及び図10Kのように、送信側100に提供して送信側100の使用者がディスプレー制御部120により再生された動画像(MF)をディスプレースクリーン123から確認できるようにする。
【0043】
また、段階S210では、マルチメディア製作伝送管理サーバー装置200が段階S205で確保されたTF、DF、及びMFのそれぞれに対する指定命令(又は、コード)であるTC、DC及びMCを確定する作業が行われる。これは、該当ファイルとそれに対する指定コードとが、既にマルチメディア製作伝送管理サーバー装置200内のソースコンテンツデータベース205と構成制御コードデータベース207に既に保存されている場合は自動獲得され、使用者が新しく取得したファイルの場合は、使用者側の送信端末装置100でそれをマルチメディア製作伝送管理サーバー装置200に送信すれば、統合中央制御/処理部202が該当新規ファイルをソースコンテンツデータベース205に保存し、またそれに対する指定コードを付与して、構成制御コードデータベース207に保存すると同時に、使用者側の送信端末装置100にその指定コードを送って、使用者がこれを確認することによって確保することができる。一方、ソースコンテンツデータベース205には、使用者がアップロードしたものは勿論、予め商用のマルチメディアコンテンツサービスを提供する外部の会社から提供されたものが備えられるのが普通である。
【0044】
段階S220で、上記マルチメディア製作伝送管理サーバー装置200は、段階S210で指定したTF、DF又はMFをどのように結合するかに対する統合マルチメディアコンテンツファイル(IMCF)製作オプション(MCMO)を確定する過程を行う(S220)。ここで、マルチメディアコンテンツ製作伝送システムの設計上、予め用意されているオプションメニューのうちの一つを使用者が選択することによって〈製作オプション〉が自動で決定されることもでき、使用者の編集入力によって〈製作オプション〉が決定されるようにすることもできる。
【0045】
上記のような製作オプションを決定する作業は、例えば、端末機100のディスプレー制御部120の制御の下で、ディスプレースクリーン123上にディスプレーされる〈製作オプション〉関連メニューを使用者がキー入力部160を通して選択することによって行われる。ここで、ディスプレー制御部120によって制御されるディスプレースクリーン123は、例えば、送信端末装置100が携帯電話又はPDAの場合はLCD窓で、パソコン又はデジタルテレビの場合はCRTモニター又はLCDスクリーンであり、使用者による諸般のキー操作メニューをディスプレーするか、統合マルチメディアコンテンツファイル(IMCF)の一部又は全部をその製作過程及び完了時点で表示する画面提供などの諸般ディスプレー機能を行う。
【0046】
端末機100の中央制御部170は、マルチメディアコンテンツサービスシステムで予め約束された規約又はサービス会社より提供される諸般の情報及び予め用意された多様な製作オプション情報を、その内部の該当メモリー(図示せず)に予め保存して活用することができるため、必要な制御動作を適切に具現することができ、これは、当業者ならば容易に理解できるだろう。また、上記〈製作オプション〉には〈代表画面指定、文字情報スクロール速度(TLD)による動画像又はオーディオファイルの時間的長さ(ML)調整、MLとTLDに対する規定等〉の内容が具備され得る。
【0047】
これに対する具体的な一例を挙げれば、次の通りである。
【0048】
1)デジタル停止画像のうち、一つの代表画面(RP)を指定する。
【0049】
2)文字情報を受信側端末装置の画面上に、所定のスクロール速度に応じて表示させる時、統合マルチメディアコンテンツファイル(IMCF)の動画像やオーディオファイルの(時間的)長さが文字情報を全部スクロールするには短い場合、動画像やオーディオファイルを繰り返し表示させることによって文字情報が全てスクロールされるようにする。例えば、統合マルチメディアコンテンツファイル(IMCF)に備えられたテキストファイル(メッセージ)の再生(時間的)長さをTL、選択した音楽ファイルや動画像ファイルの(時間的)長さをML、停止画像及びその構成オプションの再生(時間的)長さをDLとする時、上記三つの(時間的)長さのうち最も大きい値の長さ分だけ再生されることになる。TLが足りない場合は文字スクロール無しに最後まで進み、MLが足りない場合は音楽ファイルや動画像ファイルを最初から再び繰り返して再生し、DLが足りない場合にも停止画像及びその構成オプションの再生を最初から再び繰り返す方法で最後まで進む。
【0050】
3)統合マルチメディアコンテンツファイル(IMCF)の題目を受信側端末装置のディスプレー窓の所定位置に挿入して〈○○様からあなたに***という題目のメッセージが到着しました〉という文字が見えるように〈最初画面〉を構成し、使用者がこれを確認すれば、該当文字説明内容を提供する。
【0051】
4)文字説明内容を提供した後、追加ファイルの受信方法選択案内データ(例:プレビュー、ダウンロード等)を提供するが、これには'代表イメージ(停止画面)と約3秒間の音楽'又は'約5秒間の動画像'のように、IMCFの簡単なサンプルを鑑賞できるようにするための内容が備えられ得る。
【0052】
5)ダウンロードメニューが使用者により選択されれば、停止画像を一つずつ順に沿って予め定められた方式によってディスプレーする(例えば、写真の個数が三つ以下の場合は、一つ当り最長30秒間ディスプレーし、再び順にディスプレーする方式とする)。
【0053】
6)上記停止画像の予め定められたディスプレー方式としては、予め指定された効果(Effect)として、例えば、既存画面の左側コーナーから中央に向けて段々大きさが増大すると同時にぐるぐる回転しながら登場するか、或いは直前の画面を徐々に押し出しながら登場する方式を適用する。
【0054】
7)一方、文字説明内容は、各停止画像に対する説明であるか、詩やその他の文章の場合もあり、予め定められた方式によって停止画像とは別途の画面を構成するか、或いは、停止画像(の一部又は全部)上に該当説明内容を挿入してディスプレーされる。
以上のような〈製作オプション〉の説明から、当業者ならばシステムのハードウェアの条件又はサービス規約により許容される限度内で、本明細書の説明に基づいて十分に多様な構成をとることができるため、〈製作オプション〉の他の構成例についてはこれ以上の説明をしない。以下説明するように、上述の製作オプションによって、本発明の望ましい一実施例による統合マルチメディアコンテンツファイル(IMCF)が製作される(図5参照)。
【0055】
段階S230では、製作オプション(MCMO)に対応する構成制御コード(CC)が生成される(S230)。構成制御コード(CC)は、端末装置100の上記中央制御部170で使用者のオプション選択に応じて生成され、構成制御コード保存部130に保存され、マルチメディア製作伝送管理サーバー装置200の統合中央制御/処理部202に提供され得る。例えば、上記中央制御部150は、多様な製作オプションに該当するCCを、予め保存しているか、或いはマルチメディア製作伝送管理サーバー装置200の統合中央制御/処理部202からの提供を受けて、予め用意されたプログラムによって生成することができる。これは、当業者ならば容易に具現可能なことなので、これ以上の詳細な説明は省略する。
【0056】
図5の図面符号630を付した制御コード(CC)には、統合マルチメディアコンテンツファイル(IMCF)の基本構成制御コードに加え、セクション別の制御コードが備えられる。セクションとは、一つの停止画像を提供する長さに該当する。上記セクション毎の細部的な構成方式は相異なる場合もあるため、図6ではA〜Fとしてセクション別の制御コードを例示している。こうすれば、送信側が停止画像ファイルだけを持ってマルチメディアコンテンツファイルを製作伝送しても、受信側では動画像を鑑賞しているような効果を得ることができる。
【0057】
段階S240で、上記中央制御部150又は統合中央制御/処理部202は、上記TC、DC、MC、CCを結合して統合コード(IC)を生成する。
【0058】
段階S250で、例えば、中央制御部150は統合コード(IC)を送受信部140及び通信網190を介して上記マルチメディア製作伝送管理サーバー装置200の統合中央制御/処理部202に提供する(S250)。万一、他の実施例において、統合コード(IC)がマルチメディア製作伝送管理サーバー装置200の統合中央制御/処理部202で生成されるならば、段階S250は省略可能であることは、当業者ならば理解できるだろう。
【0059】
段階S260で、マルチメディア製作伝送管理サーバー装置200内の統合中央制御/処理部202が、上記統合コード(IC)を受信して、TC、DC、MCに該当する(ソースコンテンツデータベース205に)予め保存されているTF、DF、MFをそれぞれ呼び出して、これをCCと共にIMCF製作専用サーバー204に提供すれば、IMCF製作専用サーバー204がCCによってTF、DF、MFを結合してコンテンツファイル(IMCF)を生成し、これをまた統合中央制御/処理部202が受けて符号化し、符号化されたコンテンツファイル(IMCF)を生成して、IMCFデータベース208に保存することができる。
【0060】
段階S270で、上記統合中央制御/処理部202は、適切なチェック信号を送信側100が指定した受信側端末装置300と通信して、上記受信側端末装置300に対する機種及び性能関連の情報を参照し受信端末装置300のマルチメディア受信/再生性能(RSC)の等級を確認する(S270)。この時、該当する受信側端末装置300に対する機種及び性能関連の情報が顧客関連情報データベース206内に(又は、統合中央制御/処理部202内に)予め登録されている場合は、その情報を参照する。
【0061】
段階S280では、確認されたRSC等級の予め定められた伝送レベル及び手順によって符号化されたIMCFの所定部分(全部又は一部)が、マルチメディア製作伝送管理サーバー装置200内の統合中央制御/処理部202(又は、伝送専用サーバー201がある場合は、伝送専用サーバー201)によって、該当受信側端末装置300に伝送される。例えば、ここでマルチメディア製作伝送管理サーバー装置200(内の統合中央制御/処理部202)は、上記RSC等級(例:4−5)のA〜E)に該当するそれぞれの〈符号化されたIMCFの所定部分〉、及び'プレビューコンテンツファイル'としての'文字情報ファイル+追加ファイルの受信方法選択案内データ'に該当する〈符号化されたIMCFの所定部分〉を予め保存(例えば、IMCF製作専用サーバー204内に)しておき、プレビューコンテンツファイルに該当する〈符号化されたIMCFの所定部分〉を受信側300のRSC等級に関係なく伝送し、受信側端末装置の等級(又は、受信側端末装置からのサービス要請レベル)によって該当する〈符号化されたIMCFの所定部分〉を提供することができる。
【0062】
前述した段階S205乃至段階S260によって生成/保存されたIMCF又は〈符号化されたIMCFの所定部分〉を伝送する過程の一例を、添付の図11A乃至図11Dを参照しながら説明する。使用者が製作して予め用意されたコンテンツファイル(IMCF)を伝送するために、上記マルチメディア製作伝送管理サーバー装置200に接続した場合、上記マルチメディア製作伝送管理サーバー装置200は、図11Aに示されたようなIMCFの一種であるフォト動画像の選択のためのページを、該当送信側100に提供する。送信側100の使用者が、上記動画像選択ページに含まれた動画像リスト、即ち、段階S205乃至段階S270で確保された各IMCFに対応する項目を有する上記動画像選択ページから所望のソースコンテンツの項目を選択すれば、上記選択に応答して、上記マルチメディア製作伝送管理サーバー装置200は、上記選択されたIMCFをその内部のメモリーに一時保存し、上記送信側100に図11Bに示されたようなメッセージ入力窓を有するメッセージ入力ページを提供することができる。
【0063】
上記送信側100の使用者が、上記メッセージ入力窓に所望のメッセージを入力した場合、上記マルチメディア製作伝送管理サーバー装置200は上記メッセージを保存する一方、該当メッセージを受信する受信側300のアドレス(例えば、有無線電話番号、イメールアドレス、又はIPアドレス)を入力するためのアドレス入力窓を有するアドレス入力ページを上記送信側100に提供する。上記送信側100で上記受信側300のアドレスを入力すれば、上記マルチメディア製作伝送管理サーバー装置200は、上記選択されたIMCF及び上記入力されたメッセージに基づき伝送するコンテンツファイル(IMCF)を生成し、上記アドレスに伝送する。
【0064】
以下、図3を参照しながら上記受信側300のプレビューコンテンツファイルの受信による応答、及びこれによる本システムのコンテンツファイル(IMCF)の伝送過程を説明する。
【0065】
段階S291で、上記受信側300が、通信網を介して上記マルチメディア製作伝送管理サーバー装置200から上記プレビューコンテンツファイルに該当する部分を符号化して作成された〈符号化されたIMCFの所定部分〉を受信した場合、段階S292で、上記受信側300は、上記受信された'符号化されたIMCFの所定部分'を復号化して再生する。
段階S293では、上記受信側300の使用者がコンテンツファイル(IMCF)の全体をダウンロードしようとするかに対する判断作業が行われる。これは、受信側300使用者の選択によって上記受信側300から発生する選択信号を上記マルチメディア製作伝送管理サーバー装置200が受信することによって行われる。
【0066】
段階S293で、受信側300の応答が"NO"の場合、過程は終了し、応答が"YES"の場合は段階S294に進んで、上記マルチメディア製作伝送管理サーバー装置200の統合中央制御/処理部202が上記受信側300からコンテンツファイル(IMCF)全体に対する提供要請を受信することになる。
【0067】
段階S295では、上記マルチメディア製作伝送管理サーバー装置200の統合中央制御/処理部202(又は、伝送専用サーバー201がある場合は、伝送専用サーバー201)が、通信網を介して上記受信側300にIMCFの全体を符号化したデータを提供する。
【0068】
すると、上記受信側300は、上記受信したIMCF全体を符号化したデータを復号化し、受信側300の該当出力装置(図示せず)によって該当コンテンツファイル(IMCF)を再生してディスプレーする。これで、過程は終了する。
実施例によっては、上記プレビューコンテンツファイルは、文字情報ファイル(例:図6の610)及び一部の動画像情報から構成されるか、文字のみから構成されるか、或いは、文字情報ファイル及び代表画面として使われる停止画像ファイルから構成されることもできる。
【0069】
上記受信側の端末装置300は、送信側の端末装置100と同一の構造をしているのが望ましいが、実施例によっては、上述した等級に該当する多様な端末装置の一つでもよい。
【0070】
第2実施例
以下、図12に示された本発明の望ましい第2実施例によるマルチメディアコンテンツサービスシステム(以下、'第2システム'と略記する)を、図1及び図4に示された第1実施例によるシステム(以下、'第1システム'と略記する)と比べながら説明する。
また、図12に示された部分のうち、図1及び図4と同一の用語が付された部分は、その構造及び機能が同一であるため、それに対する説明は省略する。
【0071】
図12において、参照番号701及び711はマルチメディアコンテンツ製作伝送サービスが支援される移動通信端末装置で、参照番号731はパソコンである。図4とは違って、図12のマルチメディア製作伝送管理サーバー装置750は、ウェブサーバー751、MPEG動画像ファイルコンバートサーバー757、及びMPEG動画像ファイルデータベース758をさらに含んでいる。
【0072】
上記第2システムにおいて、使用者が、移動通信端末装置701を利用して文字情報ファイル、デジタル停止画像ファイル、オーディオ又は動画像ファイルを確保し、ソースコンテンツデータベース754に保存されるように無線通信網を介してアップロードしておき、家に帰った後、自分のパソコン(例えば、パソコン731)を通してマルチメディア製作伝送管理サーバー装置750のウェブサーバー751に接続して〈第2システム〉の提供する編集メニューを利用して必要な編集やデータ(追加、変更)入力を行うことができる。ここで、ソースコンテンツデータベース754には、使用者の選択に応じて提供され得るように、商用マルチメディア製作専門の外部会社から供給されたマルチメディアソースコンテンツが予め用意されるのが普通である。
【0073】
また、例えば、移動通信端末装置701の使用者(以下、'送信者'という)が受信端末装置として指定した相手方(以下、'受信者'という)の移動通信端末装置711が、動画像再生サービスを支援する機種の場合があり得る。この時は、例えば、マルチメディア製作伝送管理サーバー装置750のMPEG動画像ファイルコンバートサーバー757が、コンテンツファイル(IMCF)をMPEG方式(例えば、MPEG−4方式)に変換(コンバート)してMPEG動画像ファイルを生成し、MPEG動画像ファイルデータベース758に保存し、該当MPEG動画像ファイルを受信者側端末装置711に伝送することができる。
【0074】
この他にも、図7には示されていないが、既存にサービスされていたマルチメディアコンテンツサービスと連動するように上記MPEG4動画像ファイルコンバートサーバー757の構成を改良するか、或いは、上記MPEG動画像ファイルコンバートサーバー757とは別途の構成となっている他のデータベース(当業者の間で通用される用語で言えば、動画像メールデータベース、ライブスクリーンデータベース、動画像ギャラリーデータベース等)と連動するようにして、一層多様なサービスを提供することができ、SMLマルチメディアサービスとの連動を可能とするコンバートサーバーも提供され得る。
【0075】
従って、上記第2システムは、送信側及び/又は受信側端末装置の多様な機種に対応して、多様なフォーマットのマルチメディアコンテンツファイルを製作、編集、変換、伝送、受信/再生することができる。
【産業上の利用可能性】
【0076】
上述した通り、本発明によれば、送信側端末装置とマルチメディア製作伝送管理サーバー装置を通して、使用者が直接マルチコンテンツファイルを製作し、有無線通信網を介して他の使用者に伝送する。従って、受信側端末装置では、マルチメディアコンテンツを自分の端末機性能に合せて受信、再生することができる。特に、送信側ではごく簡単な形態のメッセージ(文字ファイル)だけを持ってマルチメディアコンテンツファイルを直接製作することができ、受信側には該当内容を動画像のように感じさせるマルチメディアコンテンツ製作伝送方法及びシステムが提供される。また、送信側及び/又は受信側端末装置の多様な機種に対応して多様なマルチメディアコンテンツファイルの製作、編集、変換、伝送、受信/再生が可能となる。
【0077】
以上説明したように、本発明によれば、使用者が直接マルチメディアコンテンツを製作し、有無線通信網を介して伝送することができるマルチメディアコンテンツ製作伝送方法及びシステムが実現可能となる。
【0078】
以上、本発明を具体的な実施例に基づいて説明したが、本発明はこれに限定されるものではなく、当業者の通常の知識の範囲内でその変形や改良が可能であるのは勿論である。

【特許請求の範囲】
【請求項1】
送信端末装置と、受信端末装置と、上記各端末装置に有無線通信網を介して連結が可能なマルチメディアコンテンツ製作伝送管理サーバーとを備えたマルチメディアコンテンツ製作伝送システムを利用して具現されるマルチメディアコンテンツ製作伝送方法において、
(a)マルチメディアコンテンツ(以下、'コンテンツ'と略記)の生成命令を、上記マルチメディアコンテンツ製作伝送管理サーバーが通信網を介して受信する段階;
(b)少なくとも1つの所定の製作オプションの中から1つの製作オプションを選択する段階;
(c)選択された上記製作オプションに基づいて、上記コンテンツ生成命令によって、上記マルチメディアコンテンツ製作伝送管理サーバーがコンテンツを生成する段階;
(d)上記段階(c)で生成されたコンテンツに基づき上記マルチメディアコンテンツ製作伝送管理サーバーがプレビューコンテンツを生成する段階;
(e)上記プレビューコンテンツに対応した上記コンテンツの所定部分を上記マルチメディアコンテンツ製作伝送管理サーバーが上記受信端末装置に送信する段階;及び、
(f)上記コンテンツをダウンロードするか否かを、上記受信端末装置で発生する選択信号に基づいて上記マルチメディアコンテンツ製作伝送管理サーバーが判断する段階;及び、
(g)上記段階(c)で生成された上記コンテンツを上記マルチメディアコンテンツ製作伝送管理サーバーが符号化し、符号化された上記コンテンツを上記段階(f)の判断に従って上記マルチメディアコンテンツ製作伝送管理サーバーが上記通信網を介して上記受信端末装置に提供する段階;
を含み、
上記コンテンツの上記所定部分が上記受信端末装置で再生され、上記選択信号が上記受信端末装置で生成されて上記マルチメディアコンテンツ製作伝送管理サーバーに送信されることを特徴とするマルチメディアコンテンツ製作伝送方法。
【請求項2】
上記コンテンツ生成命令は、上記コンテンツを構成する少なくとも一つ以上のソースコンテンツを指定するためのソース指定命令を備えることを特徴とする請求項1に記載のマルチメディアコンテンツ製作伝送方法。
【請求項3】
上記コンテンツ生成命令は、上記コンテンツを構成する少なくとも一つ以上のソースコンテンツの結合属性を指定するための属性指定命令を含むことを特徴とする請求項1に記載のマルチメディアコンテンツ製作伝送方法。
【請求項4】
上記少なくとも一つ以上のソースコンテンツは、文字情報ファイル、停止画像ファイル、及びオーディオ又は動画像ファイルのうち1つ以上であることを特徴とする請求項2に記載のマルチメディアコンテンツ製作伝送方法。
【請求項5】
少なくとも一つ以上の等級分類基準によって上記受信端末装置に等級が付与され、上記少なくとも一つ以上の等級分類基準は、上記受信端末装置の受信能力、再生能力、及び受信側の要請水準のうち一つ以上であることを特徴とする請求項1に記載のマルチメディアコンテンツ製作伝送方法。
【請求項6】
符号化された上記コンテンツを、上記マルチメディアコンテンツ製作伝送管理サーバーが、上記受信端末装置の等級に応じて上記通信網を介して上記受信端末装置に提供することを特徴とする請求項1に記載のマルチメディアコンテンツ製作伝送方法。
【請求項7】
上記コンテンツは、送信端末装置情報、上記コンテンツの題目とその説明、及びメッセージを含むことを特徴とする請求項1に記載のマルチメディアコンテンツ製作伝送方法。
【請求項8】
上記送信端末装置情報、上記コンテンツの題目とその説明、及びメッセージは、上記送信端末装置で発生することを特徴とする請求項7に記載のマルチメディアコンテンツ製作伝送方法。
【請求項9】
送信端末装置と、受信端末装置と、上記各端末装置に有無線通信網を介して連結が可能なマルチメディアコンテンツ製作伝送管理サーバーとを備えたマルチメディアコンテンツ製作伝送システムを利用して具現されるマルチメディアコンテンツ製作伝送方法において、
(a)少なくとも一つ以上のマルチメディアコンテンツ(以下、'コンテンツ'と略記)のソースを上記マルチメディアコンテンツ製作伝送管理サーバーが確保する段階;
(b)上記段階(a)で確保された上記少なくとも一つ以上のソースコンテンツに対する指定コードを上記マルチメディアコンテンツ製作伝送管理サーバーが確定する段階;
(c)上記送信端末装置を通してコンテンツの製作オプションを上記マルチメディアコンテンツ製作伝送管理サーバーが確定する段階;
(d)上記段階(c)で確定された上記製作オプションに対応する構成制御コードを上記マルチメディアコンテンツ製作伝送管理サーバーが生成する段階;
(e)上記段階(b)で確定された少なくとも一つ以上のソースコンテンツに対応するソースコンテンツ指定コード、及び上記段階(d)で生成された上記構成制御コードを上記マルチメディアコンテンツ製作伝送管理サーバーが結合させて、統合コードを生成する段階;
(f)上記マルチメディアコンテンツ製作伝送管理サーバーが上記統合コードによって統合コンテンツを生成し、これを上記マルチメディアコンテンツ製作伝送管理サーバーが符号化して保存する段階;
(g)受信端末装置の受信/再生性能(RSC)の等級を上記マルチメディアコンテンツ製作伝送管理サーバーが確認する段階であって、上記受信端末装置のRSC等級は、少なくとも一つ以上の等級分類基準によって上記受信端末装置に付与され、上記少なくとも一つ以上の等級分類基準は、上記受信端末装置の受信能力、再生能力、及び受信端末装置の要請水準のうち一つ以上であり;
(h)上記段階(f)で生成された統合コンテンツに基づき上記マルチメディアコンテンツ製作伝送管理サーバーがプレビューコンテンツを生成する段階;
(i)上記プレビューコンテンツに対応した上記統合コンテンツの所定部分を上記マルチメディアコンテンツ製作伝送管理サーバーが上記受信端末装置に送信する段階;
(j)上記統合コンテンツの上記所定部分を上記受信端末装置で受信し、再生する段階;
(k)上記統合コンテンツファイル(IMCF)全体をダウンロードするか否かを、上記受信端末装置で発生する選択信号に基づいて上記マルチメディアコンテンツ製作伝送管理サーバーが判断する段階;
(l)上記確認されたRSC等級の予め定められた伝送レベル及び手順によって符号化した統合コンテンツの上記部分を上記マルチメディアコンテンツ製作伝送管理サーバーが上記受信端末装置に伝送する段階;及び、
(m)上記段階(k)での判断結果によって、上記マルチメディアコンテンツ製作伝送管理サーバーが上記受信端末装置に上記統合コンテンツファイル(IMCF)全体を提供する段階;
を含んでいることを特徴とするマルチメディアコンテンツ製作伝送方法。
【請求項10】
少なくとも一つ以上の等級分類基準によって上記受信端末装置に等級が付与され、上記少なくとも一つ以上の等級分類基準は、上記受信端末装置の受信能力、再生能力、及び受信側の要請水準のうち一つ以上であることを特徴とする請求項9に記載のマルチメディアコンテンツ製作伝送方法。
【請求項11】
上記少なくとも一つ以上のソースコンテンツは、文字情報ファイル、停止画像ファイル、及びオーディオ又は動画像ファイルのうち一つ以上であることを特徴とする請求項9に記載のマルチメディアコンテンツ製作伝送方法。
【請求項12】
上記プレビューコンテンツファイルは、文字情報ファイル、上記文字情報ファイル及び一部の動画像情報、又は文字情報ファイル及び代表画面として使用される停止画像ファイルで構成されることを特徴とする請求項9に記載のマルチメディアコンテンツ製作伝送方法。
【請求項13】
送信端末装置と、受信端末装置と、上記各端末装置に通信網を介して連結されたマルチメディアコンテンツ製作伝送管理サーバーとを含むマルチメディアコンテンツ製作伝送システムにおいて、上記製作伝送管理サーバーは、
多数のマルチメディアコンテンツ(以下、'コンテンツ'と略記)ソースを保存するためのソースコンテンツデータベース;
上記多数のソースコンテンツのそれぞれに対応する多数のソースコンテンツ指定コードを保存するためのソースコンテンツ指定コードデータベース;
コンテンツ生成命令に従い上記ソースコンテンツデータベースに保存されたソースコンテンツを抽出して結合することによって統合コンテンツを生成するためのコンテンツ製作サーバー;
送信端末装置からのコンテンツ生成命令を通信網を介して受信した場合は、上記受信されたコンテンツ生成命令を上記コンテンツ製作サーバーに提供し、上記送信端末装置からのソースコンテンツを上記通信網を介して受信した場合は、上記受信されたソースコンテンツを上記ソースコンテンツデータベースに保存し、上記受信されたソースコンテンツに対応するソース指定コードを生成し、上記生成されたソース指定コードを上記ソース指定コードデータベースに保存し、上記統合コンテンツを符号化して、符号化された統合コンテンツ(IMCF)を生成する統合中央制御/処理部;及び、
上記統合中央制御/処理部の制御の下に、上記符号化された統合コンテンツ(IMCF)を通信網を介して受信端末装置に提供するための伝送サーバー;
を備え、
上記コンテンツ製作サーバーは、上記生成された統合コンテンツに基づいて所定のプレビューコンテンツを生成し、
上記統合中央制御/処理部は、プレビューコンテンツを符号化して、符号化されたプレビューコンテンツを生成し、
上記伝送サーバーは、上記統合中央制御/処理部の制御の下に、上記符号化されたプレビューコンテンツを通信網を介して上記受信端末装置に提供し、上記受信端末装置の等級によって上記符号化されたプレビューコンテンツを上記受信端末装置に伝送し、上記統合コンテンツを上記受信端末装置にダウンロードするか否かを、上記受信端末装置で発生する選択信号に基づいて判断することを特徴とするマルチメディアコンテンツ製作伝送システム。
【請求項14】
上記コンテンツ生成命令は、上記コンテンツを構成する少なくとも一つ以上のソースコンテンツを指定するためのソース指定命令を含むことを特徴とする請求項13に記載のマルチメディアコンテンツ製作伝送システム。
【請求項15】
上記統合中央制御/処理部は、少なくとも一つ以上の等級分類基準によって上記受信端末装置に等級を付与し、
上記少なくとも一つ以上の等級分類基準は、上記受信端末装置の受信能力、再生能力、及び受信側の要請水準のうち一つ以上を備えることを特徴とする請求項13に記載のマルチメディアコンテンツ製作伝送システム。
【請求項16】
上記伝送サーバーは、上記受信端末装置の等級に応じて上記符号化されたプレビューコンテンツを上記受信端末装置に伝送することを特徴とする請求項13に記載のマルチメディアコンテンツ製作伝送システム。

【図1】
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【図2】
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【図3】
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【図4】
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【図5】
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【図6−1】
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【図6−2】
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【図7−1】
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【図7−2】
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【図8−1】
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【図8−2】
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【図9−1】
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【図9−2】
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【図10−1】
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【図10−2】
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【図10−3】
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【図10−4】
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【図11−1】
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【図11−2】
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【図12】
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【公開番号】特開2011−72023(P2011−72023A)
【公開日】平成23年4月7日(2011.4.7)
【国際特許分類】
【出願番号】特願2010−268313(P2010−268313)
【出願日】平成22年12月1日(2010.12.1)
【分割の表示】特願2004−570586(P2004−570586)の分割
【原出願日】平成15年12月10日(2003.12.10)
【出願人】(500310672)エスケーテレコム株式会社 (107)
【氏名又は名称原語表記】SK TELECOM CO.,LTD.
【住所又は居所原語表記】11,Euljiro−2ga,Jung−gu,Seoul,Korea
【出願人】(505005337)
【Fターム(参考)】