説明

メダルゲーム装置

【課題】ジャックポットにより待ち状態が発生した場合に、待ち時間中においてジャックポットにより得られる利益を拡大させて、ジャックポットの達成感を維持しつつ、さらにゲームへの参加意欲を増加させる。
【解決手段】メインユニット30は、複数のターミナルユニット12の何れかにおいてジャックポットが発生した場合に、第1のターミナルユニット12に対して、ジャックポットユニット40によりメダル払い出させるジャックポット制御部31aと、第1のターミナル12がジャックポット中に第2のターミナルユニット12においてジャックポットが発生した場合に、第2のターミナルユニット12に対するメダルの払い出し枚数を増加させるボーナス内容を決定するボーナス決定処理部31bとを有する。ジャックポット制御部31aは、第1のターミナルユニット12のジャックポットが終了した後に、第2のターミナルユニット12に対して、ボーナス内容を含むメダル払い出しを制御する。

【発明の詳細な説明】
【技術分野】
【0001】
本発明は、複数のターミナルユニットと、複数のターミナルユニットにおいて共通してジャックポット発生時に使用されるジャックポットユニットとが設けられたメダルゲーム装置に関する。
【背景技術】
【0002】
従来、複数のターミナルユニットと、複数のターミナルユニットにおいて共通してジャックポット発生時に使用されるジャックポットユニットとが設けられたメダルゲーム装置が提供されている。例えば、ジャックポット発生時に使用されるジャックポットユニットには、ジャックポットが発生したターミナルユニットのメダルフィールドにメダルを払い出す機構が設けられたものがある。こうしたメダルゲーム装置では、何れかのターミナルユニットにジャックポットが発生した場合に、このターミナルユニットに対してメダルを払い出すためにジャックポットユニットが使用される。
【0003】
複数のターミナルユニットが設けられたメダルゲーム装置では、何れかのターミナルユニットにおいてジャックポットが発生している間に、他のターミナルユニットにおいてもジャックポットが発生する場合がある。この場合、先にジャックポットが発生したターミナルユニットに対してメダルを払い出すためにジャックポットユニットが使用されているため、メダルの払い出しが完了するまで、後にジャックポットが発生したターミナルユニットを利用していたプレイヤは待つことになる。ジャックポットでは、大量のメダルの払い出しが必要な場合もあり、そうした場合には長い待ち待ち時間が発生することになる。
【0004】
従来、家庭用ゲーム装置では、メインゲームを実行するためのプログラムやデータを読み込んで処理する場合に、プレゲームを実行するための副次的なプログラムまたはデータを先に読み込み、メインゲームに先立ってプレゲームをプレイヤに行わせることが考えられている(例えば、特許文献1)。特許文献1に記載されたゲーム装置では、メインゲームの読み出しに時間を要する場合であっても、プレゲームをプレイヤによって実行させることで、プレイヤにメインゲームの読み込み時間を意識させることなく、素早くゲームに没頭できるようにしている。
【特許文献1】特許第2742394号公報
【発明の開示】
【発明が解決しようとする課題】
【0005】
このように、複数のターミナルユニットにおいて共通して使用されるジャックポットユニットが設けられたメダルゲーム装置では、ジャックポットが複数のターミナルユニットにおいて発生すると、後にジャックポットが発生したターミナルユニットを利用しているプレイヤはメダルの払い出しが完了するまで待たれていた。この場合、プレイヤは何をすることもなく、無駄な時間を過ごすことになってしまう。
【0006】
特許文献1に記載されているように、メインゲームとは別のゲームを待ち時間中に実行させることも可能であるが、単に別のゲームを実行させると、入賞によってジャックポットが発生した達成感が失われる可能性がある。こうした場合、継続してゲームをする興味を低下させてしまうことになる。
【0007】
また、待ち時間が発生しないように、何れかのターミナルユニットにおいてメダルの払い出しが行われている間は、他のターミナルユニットにおいてジャックポットが発生しないように意図的に制御することも可能であるが、プレイヤに不信感を与えてゲームへの参加意欲を失わせるおそれがある。
【0008】
本発明は前述した事情に考慮してなされたもので、その目的は、他のターミナルユニットにおいて発生したジャックポットに対するメダル払い出しにより待ち状態が発生した場合に、待ち時間中においてジャックポットにより得られる利益を拡大させるようにすることで、ジャックポットの達成感を維持しつつ、さらにゲームへの参加意欲を増加させることが可能なメダルゲーム装置を提供することにある。
【課題を解決するための手段】
【0009】
本発明は、複数のターミナルユニットと、前記複数のターミナルユニットにおいて共通してジャックポット発生時に使用されるジャックポットユニットとが設けられたメダルゲーム装置において、前記複数のターミナルユニットの何れかにおいてジャックポットが発生した場合に、このジャックポットが発生した第1のターミナルユニットに対して、前記ジャックポットユニットがメダル払い出しのための動作をするように制御するジャックポット制御手段と、前記第1のターミナルに対してメダル払い出しをするために前記ジャックポット制御手段によって前記ジャックポットユニットの制御が行われている間に、前記第1のターミナルユニットとは異なる第2のターミナルユニットにおいてジャックポットが発生した場合に、前記第2のターミナルユニットに対するメダルの払い出し枚数を増加させるためのボーナス内容を決定するボーナス決定処理手段とを具備し、前記ジャックポット制御手段は、前記第1のターミナルユニットのジャックポットが終了した後に、前記第2のターミナルユニットに対して、前記ボーナス決定処理手段により決定されたボーナス内容を含むメダル払い出しのための動作をするように前記ジャックポットユニットを制御することを特徴とする。
【発明の効果】
【0010】
本発明によれば、第1のターミナルユニットにおいてジャックポットが発生してジャックポットユニットがメダル払い出しのために使用されている間に、第2のターミナルユニットにおいてジャックポットが発生して待ち状態が発生した場合には、第2のターミナルユニットに対するメダルの払い出し枚数を増加させるためのボーナス内容が決定され、このボーナス内容を含むメダル払い出しが、第1のターミナルユニットのジャックポットが終了した後に第2のターミナルユニットに対して行われる。従って、第2のターミナルユニットのプレイヤにとっては、単なる待ち時間ではなく、ジャックポットにより得られる利益を拡大(メダルの払い出し枚数を増加)させる機会が与えられことになるので、ジャックポットの達成感を維持しつつ、さらにゲームへの参加意欲を増加させることができる。
【発明を実施するための最良の形態】
【0011】
以下、図面を参照して本発明の実施の形態について説明する。
図1は、本実施形態におけるメダルゲーム装置10の外観構成を示す図である。本実施形態におけるメダルゲーム装置10は、プッシャーゲーム機として構成されたもので、メダル投入器からメダルをフィールド上に投入することで、プッシャー台に押し出されたメダルを獲得することができる。また、メダルゲーム装置10は、例えばイベント発生時にスロットゲームを実行する機能が搭載されており、スロットゲームによって特別な入賞があった場合に、大量のメダルの払い出しをするジャックポットが発生するものとする。
【0012】
メダルゲーム装置10(プッシャーゲーム機)は、例えば6台のターミナルユニット12(12−1,12−2,…,12−6)が組み合わされ、周囲6箇所に独立したプレイフィールドが設けられている。各ターミナルユニット12では、それぞれ2人のプレイヤがゲームを行うことができる。よって、最大で12人のプレイヤが同時にゲームを行うことが可能である。
【0013】
各ターミナルユニット12は、例えば柱で区切られており、柱の間がアクリル板などによる透明カバーで覆われている。これにより、プレイヤは、直接、プレイフィールド内部の機構に触ることができないようになっている。透明カバー内の筐体中央部には、複数のターミナルユニット12において共通してジャックポット発生時に使用されるジャックポットユニットが設けられている。ジャックポットユニットは、ジャックポットが発生したターミナルユニット12(メダルフィールド)に対してメダルの払い出しを行うもので、ターンテーブル14によって、ジャックポットが発生したターミナルユニット12の方向にオブジェクト15を向けることができる。図1に示すメダルゲーム装置10では、オブジェクト15が恐竜の形態を模して構成されており、例えば恐竜の口からメダルが払い出されるようになっている。
【0014】
オブジェクト15は、例えば恐竜の胴体、手足、首、口、尻尾などに当たる複数箇所に可動機構が設けられており、この可動機構に対する制御によってメダルの払い出しのための動作の他、様々な動作が可能となっている。
【0015】
各ターミナルユニット12における透明カバーの前面には、ゲーム選択/決定ボタン(図示せず)やメダル払い出し口20が設けられている。
【0016】
ゲーム選択/決定ボタンは、メダルゲーム装置10に対してプレイヤが各種の指示を与える際に操作されるボタンである。例えば、ディスプレイ23(後述する)によって表示されるメニューからのゲーム選択指示や、スロットゲームが実行された場合のリールの回転の停止指示を入力する場合などに使用される。
【0017】
メダル払い出し口20は、プレイヤにメダルを払い出すためのもので、透明カバー内のプレイフィールドに設けられたメダルフィールド21(後述する)から落下したメダルが搬出される。
【0018】
1つのターミナルユニット12に対して、プレイフィールド内にメダルを投入するための2つのメダル投入器24(10−1,10−2)が左右に離間させて設けられている。
【0019】
メダル投入器24は、透明カバーの外側においてメダル投入口が設けられている。メダル投入口からプレイヤによりメダルが投入されると、そのメダルは、透明カバーの内部にまで貫通しているメダル通路部を通って、その先端から排出される。メダル通路部の先端は、プレイフィールド内に突出するように配置されており、その先端から排出されたメダルは、プレイフィールド内に投入される。メダル通路部の先端には、投入センサ(図示せず)が設けられており、メダルが投入されたことが検知される。
【0020】
また、メダル投入器24は、メダルの投入方向をプレイヤが適宜に選択できるように、規定範囲内で回動自在に取り付けられている。これにより、プレイヤは、メダル投入器24のメダル通路部の先端を所定の範囲内で左右に向けることができ、フィールドに設けられたチェッカー(図示せず)を狙ってメダルを投入することができる。チェッカーは、メダルが通過されることにより、メダルフィールド21にメダルを払い出したり、スロットゲームなどのイベントを発生させるために設けられている。
【0021】
また、プレイフィールド内には、メダルフィールド21、プッシャー台22、ディスプレイ23等が設けられている。メダルフィールド21は、メダルが堆積される台として使用され、メダル投入器24から投入されたメダル、プッシャー台22から落下したメダル、入賞によって払い出されたメダルが堆積される。メダルがメダルフィールド21の図中手前側に設けられたメダル落下溝に落下すると、そのメダルは、メダルゲーム装置10の本体前面に設けられたメダル払い出し口20から排出される。これにより、プレイヤはメダルを獲得することができる。
【0022】
プッシャー台22は、メダルフィールド21の上面に沿って、プッシャー台駆動機構(後述する)により例えば前後方向に一定周期で往復移動する。また、プッシャー台22は、メダルが載置される上部フィールドとして使用される。プッシャー台22上のメダルが図中手前側に落下すると、メダルフィールド21上に載置されることになる。プッシャー台22が往復移動中の最前位置にないときに、メダルフィールド21上の往復移動範囲内にメダルが落下した場合、そのメダルは、プッシャー台22により押されて、メダルフィールド21に堆積された多数のメダルに押し込まれる。こうしてメダルが押し込まれると、メダルフィールド21上に堆積していたメダルが図中手前側に押され、メダルがメダル落下溝に落下する。
【0023】
プッシャー台22の奥正面には、ディスプレイ23が設置されている。ディスプレイ23は、プレイヤに対して提示する各種の情報(メニュー等)を表示する他、チェッカーにメダルが入ることにより開始されるスロットゲームのリールを表す画面などが表示される。リールを表す画面では、例えば、3列に配列された数字や絵柄が、それぞれ個別に縦方向にリールが回転していることを表すように表示され、ゲーム選択/決定ボタンに対する操作に応じて回転表示が停止される。
【0024】
また、メダルゲーム装置10には、チェッカーにメダルが入ることに伴って点灯するランプなど、プレイヤにゲームの進行状況を伝えるためのランプの他、ゲーム演出等のための各種の光源が複数設けられている。
【0025】
図2は、本実施形態におけるメダルゲーム装置10の機能構成を示すブロック図である。
図2に示すように、メダルゲーム装置10は、メインユニット30、複数のターミナルユニット12(12−1,12−2,…,12−6)、及びジャックポットユニット40により構成されている。
【0026】
メインユニット30は、装置全体を制御するもので、ターミナルユニット12−1,12−2,…,12−6、ジャックポットユニット40と接続されている。メインユニット30には、メインユニット制御部31、ターミナルユニット接続部32、ジャックポットユニット接続部33、表示部34、光源部35、及び音声出力部36が含まれる。
【0027】
メインユニット制御部31は、CPUやメモリ、ハードディスク装置等から構成されるもので、メモリに格納されたゲームプログラムを実行することで各種の機能を実現する。メインユニット制御部31により実現される機能としてはジャックポット制御部31a、ボーナス決定処理部31bが含まれる。
【0028】
ジャックポット制御部31aは、メインユニット30と接続された複数のターミナルユニット12の何れかにおいてジャックポットが発生した場合に、このジャックポットが発生したターミナルユニット12(以下、第1のターミナルユニット12)に対して、ジャックポットユニット40によりメダルを払い出すための制御を行う。また、ジャックポット制御部31aは、第1のターミナルユニット12においてジャックポットが発生して、ジャックポットユニット40によるメダルの払い出しのための制御を行っている間に、他のターミナルユニット12(以下、第2のターミナルユニット12)においてジャックポットが発生した場合に、この第2のターミナルユニット12に対して、メダル払い出し枚数を増加させるためのボーナス内容(ボーナス決定処理部31bにより決定される)を含むメダル払い出しのための動作をするようにジャックポットユニットを制御する。また、ジャックポット制御部31aは、ボーナス決定処理部31bによって決定されたボーナス内容に応じて、ジャックポットユニット40のオブジェクト15に対する可動機構の制御のパターンを変更し、第1のターミナルユニット12に対してメダルを払い出しているオブジェクト15の動きを変化させることができる。
【0029】
ボーナス決定処理部31bは、第1のターミナルユニット12においてジャックポットが発生して、ジャックポットユニット40によるメダルの払い出しのための制御を行っている間に、第2のターミナルユニット12においてジャックポットが発生した場合に、この第2のターミナルユニット12に対するメダルの払い出し枚数を増加させるためのボーナス内容を決定する。ボーナス決定処理部31bにより決定されるボーナス内容としては、(1)後からジャックポットが発生したターミナルユニット12においてジャックポットにより払い出されるメダル枚数に対する、予め決められた特定の加算枚数または倍率(以下、第1のボーナス内容)、(2)後からジャックポットが発生したターミナルユニット12においてジャックポットが発生してから、先にジャックポットが発生したターミナルユニット12におけるジャックポットが完了するまでの時間に応じたメダル枚数加算(以下、第2のボーナス内容)、(3)後からジャックポットが発生したターミナルユニット12において実行されたボーナスゲームの結果に応じたメダル枚数加算(以下、第3のボーナス内容)などがある。ボーナス決定処理部31bは、第1〜第3のボーナス内容の何れか1つを決定するとしても良いし、何れかの複数のボーナス内容を組み合わせて決定しても良い。また、第2のターミナルユニット12にジャックポットが発生する毎に、異なるボーナス内容を決定して変化を与えるようにしても良い。
【0030】
ターミナルユニット接続部32は、複数のターミナルユニット12−1,12−2,…,12−6を接続して制御信号を入出力するためのインタフェースである。
【0031】
ジャックポットユニット接続部33は、ジャックポットユニット40を接続して制御信号を入出力するためのインタフェースである。
【0032】
表示部34は、メインユニット30あるいはジャックポットユニット40に設けられたディスプレイ(図示せず)における表示を制御する。
【0033】
光源部35は、メインユニット制御部31のもとで、メインユニット30あるいはジャックポットユニット40に設けられたランプなどの光源の点灯/点滅を制御する。
【0034】
音声出力部36は、メインユニット制御部31のもとで、メインユニット30あるいはジャックポットユニット40に設けられたスピーカ(図示せず)から効果音やBGM(back ground music)、あるいはメッセージ音声などを出力するための制御を行う。
【0035】
ターミナルユニット12−1には、図2に示すように、ターミナル制御部41、プッシャー台制御部42、払い出し部43、表示部44、音声出力部45、光源部46、チェッカー制御部47、チェッカーセンサ48、投入センサ49、及びボタン入力部50が設けられている。
【0036】
ターミナル制御部41は、CPUやメモリ、ハードディスク装置等から構成されるもので、メモリに格納されたゲームプログラムを実行することで各種の機能を実現する。ターミナル制御部41により実現される機能としてはゲーム制御部41a、ボーナス処理部41bが含まれる。
【0037】
ゲーム制御部41aは、ターミナルユニット12−1に設けられた各部を制御してメダルゲームを実行させる。
ボーナス処理部41bは、メインユニット30のメインユニット制御部31からの指示に応じて、ボーナス決定処理部31bによって決定されたボーナス内容に応じた所定の動作を実行する。例えば、メインユニット30のボーナス決定処理部31bによって第3のボーナス内容に決定される場合、すなわちボーナスゲームの結果に応じて加算枚数が設定される場合に、ボーナス処理部41bは、ターミナルユニット12−1においてボーナスゲームを実行するためのゲーム処理を実行する。
【0038】
プッシャー台制御部42は、ゲーム制御部41aの制御のもとで、プレイフィールドに設けられたプッシャー台22を例えば一定周期で前後方向に往復移動させる。
【0039】
払い出し部43は、ゲーム制御部41aの制御のもとで、メダルフィールド21の周囲に配置されたメダル払い出し機構(図示せず)からメダルを払い出すための制御を行う。メダルフィールド21へのメダルの払い出しは、例えばチェッカーをメダルが通過した場合、スロットゲームによって入賞した場合などに行われる。
【0040】
表示部44は、ゲーム制御部41aの制御のもとで、ゲームの進行状況に応じた画面をディスプレイ23において表示させる。例えば、プレイヤに各種選択をさせるためのメニュー、スロットゲーム実行時のゲーム画面、ジャックポット発生時に実行されるボーナスゲーム画面の他、ゲーム演出用の画面などを表示させる。
【0041】
音声出力部45は、ゲーム制御部41aの制御のものとで、スピーカ(図示せず)から効果音やBGM(back ground music)、あるいはメッセージ音声などを出力させる。
【0042】
光源部46は、ゲーム制御部41aの制御のもとで、ランプなどの光源の点灯/点滅を制御する。
【0043】
チェッカー制御部47は、プレイフィールドに設けられたチェッカーを制御するもので、例えば複数設けられたチェッカーのうち有効とするものを切り替る制御や、メダルの通過し易さを変化させるための機構の制御などを行う。
【0044】
チェッカーセンサ48は、プレイフィールドに設けられたチェッカーにメダルが通過したことを検知するためのセンサである。
【0045】
投入センサ49は、メダル投入器24のメダル通路部先端に設けられており、メダルがプレイフィールドに投入されたことを検知するためのセンサである。
【0046】
ボタン入力部50は、メダルゲーム装置10に設けられたゲーム選択/決定ボタンを含むボタンの入力制御を行う。ボタン入力部50は、プレイヤのボタンに対する入力操作に応じて入力信号をターミナル制御部41に出力する。
【0047】
また、ジャックポットユニット40は、図2に示すように、ターンテーブルユニット52、払い出しユニット53、オブジェクト駆動ユニット54が設けられている。
【0048】
ターンテーブルユニット52は、メインユニット制御部31(ジャックポット制御部31a)の制御により、オブジェクト15が載置されたターンテーブル14を回転させる。
【0049】
払い出しユニット53は、メインユニット制御部31の制御によって、ジャックポットに対するメダルの払い出しを行う。払い出しユニット53は、例えば恐竜型のオブジェクト15の口の中に収納されている。従って、恐竜の口からメダルが吐き出されるようにして、メダルの払い出しが行われる。
【0050】
オブジェクト駆動ユニット54は、オブジェクト15を動作させるためのもので、例えば胴体、手足、首、口などに当たる複数箇所に設けられた可動機構を動かすための複数のモータ55(55−1,…,55−n)が含まれている。なお、モータ55以外の駆動源を用いてオブジェクト15を動かす構成とすることも可能である。メインユニット制御部31は、オブジェクト15に対する可動機構の制御のパターンが複数用意されており、何れかの制御パターンに基づいてオブジェクト駆動ユニット54を制御することで、オブジェクト15に対して様々な動作をさせることができる。
【0051】
図3、図4には、オブジェクト15の動作例を示している。
通常、オブジェクト15は、図3に示すような、体を起こした状態で維持されている。ここで、何れかのターミナルユニット12においてジャックポットが発生した場合、ジャックポットユニット40のターンテーブルユニット52によって、ジャックポットが発生したターミナルユニット12の方向に向きが変えられる。そして、図4に示すように、オブジェクト15の口の部分がターミナルユニット12のメダルフィールド21上に位置するように体を前屈みにした後に、口の内部に収納された払い出しユニット53からメダルを払い出させる。これにより、あたかも恐竜の口からメダルが吐き出されるようなゲーム演出を行うことができる。
【0052】
次に、本実施形態におけるメダルゲーム装置10の動作について説明する。
図5は、メダルゲーム装置10(メインユニット制御部31)におけるジャックポット制御処理を説明するためのフローチャートである。
複数のターミナルユニット12−1,12−2,…,12−6では、それぞれ独立してメダルゲームを実行している。プレイヤによりメダル投入器24から投入されたメダルによって、所定のチェッカーをメダルが通過した場合には、例えばスロットゲームが実行される。本実施形態におけるメダルゲーム装置10では、例えばスロットゲームにおいて特別な入賞があった場合には、ジャックポットが発生するものとする。なお、ジャックポットを発生させる条件はどのようなものであっても良い。ターミナルユニット12のターミナル制御部41(ゲーム制御部41a)は、ジャックポットが発生すると、メインユニット30に通知する。
【0053】
また、ゲーム制御部41aは、表示部44によって、ディスプレイ23においてジャックポットが発生したことを通知する画面を表示させる。図6(a)は、ジャックポット発生時の表示画面の一例を示しており、例えばジャックポットにより払い出されるメダル枚数(例えば、200枚)が表示されている。
【0054】
ジャックポット制御部31aは、何れかのターミナルユニット12からの通知によってジャックポットが発生したことを検知すると(ステップA1、Yes)、ジャックポットユニット40によりジャックポットに対するメダルを払い出すためのジャックポットユニット処理を実行する(ステップA2)。
【0055】
図7は、ジャックポットユニット処理を説明するためのフローチャートである。
まず、ジャックポット制御部31aは、ジャックポットユニット接続部33を通じて、ジャックポットユニット40のターンテーブルユニット52を制御して、ジャックポットが発生したターミナルユニット12に、オブジェクト15が向くようにターンテーブル14を回転駆動させる(ステップB1)。本実施形態では、恐竜型のオブジェクト15の口の部分が、メダルの払い出しの対象とするターミナルユニット12を向くようにターンテーブル14が回転される。
【0056】
ここで、メダルの払い出し中にオブジェクト15に対して、通常とは異なる所定の動作を行う設定となっているかを判別する。すなわち、先に何れかのターミナルユニット12においてジャックポットが発生しており(第1のターミナルユニット12)、このターミナルユニット12に対するボーナス決定処理部31bによるボーナス決定処理においてオブジェクト動作の実行要求がされている場合に、通常とは異なる所定の動作を行うものと判別する。
【0057】
先にジャックポットが発生していない場合には(ステップB2、No)、ジャックポット制御部31aは、オブジェクト駆動ユニット54に対して、オブジェクト15をメダル払い出しが可能な前屈みの体勢(図4参照)に変化させる(ステップB4)。
【0058】
そして、メインユニット30は、払い出しユニット53によって、予め決められた所定分のメダルの払い出しを実行させる。本実施形態におけるメダルゲーム装置10では、オブジェクト15からジャックポットに対する大量のメダルを払い出す場合、所定分のメダルの払い出しを繰り返して行うものとする。
【0059】
所定分のメダルの払い出しによって払い出しが完了しなければ(ステップB6、No)、ジャックポット制御部31aは、オブジェクト15を制御するパターンが設定されていない通常のジャックポットの場合には(ステップB7、No)、オブジェクト駆動ユニット54によって通常のオブジェクト動作を実行させる(ステップB8)。例えば、オブジェクト15を図3に示すような通常の状態に戻して、手足、首、口、尻尾などを予め決められたように動作させる。すなわち、通常のジャックポットの場合には、全てのメダルの払い出しが完了するまで、所定分のメダルの払い出しをする毎にオブジェクト15によって通常の動作をさせる。
【0060】
こうして、メダルの払い出しが完了すると(ステップB6、Yes)、メインユニット制御部31は、ジャックポット制御処理を終了させる(ステップA3、Yes)。
【0061】
一方、何れかのターミナルユニット12においてジャックポットによるメダルの払い出しが行われている間に、別のターミナルユニット12(第2のターミナルユニット12)においてジャックポットが発生したことが通知されると(ステップA4、Yes)、メインユニット制御部31は、この通知をしてきたターミナルユニット12に対して、他のターミナルユニット12(第1のターミナルユニット12)においてジャックポット中であることを通知する(ステップA5)。
【0062】
例えば、ターミナルユニット12−1がジャックポット中に、ターミナルユニット12−2においてジャックポットが発生した場合には、ジャックポット制御部31aは、ターミナルユニット12−2に対して、ターミナルユニット12−1がジャックポット中であることを通知する。
【0063】
この場合、ターミナルユニット12−2は、例えば図6(b)に示すように、自装置においてジャックポットが発生したことを通知すると共に、他のターミナルユニット12−1においてジャックポット中であることを通知するメッセージを表示させる。図6(b)に示す例では、「ターミナル1で恐竜活躍中 しばらくお待ち下さい」のメッセージが表示されている。
【0064】
ここで、ジャックポット制御部31aは、待ち状態が発生したターミナルユニット12−2に対して与える第1〜第3のボーナス内容に応じて、ボーナス決定処理をボーナス決定処理部31bによって実行させる(ステップA6)。
【0065】
次に、第1〜第3のボーナス内容にそれぞれに応じたボーナス決定処理について説明する。
図8は、第1のボーナス内容に決定された場合のボーナス決定処理を示すフローチャートである。
この場合、ボーナス決定処理部31bは、予め決められた特定の加算枚数または倍率を設定する(ステップC1)。例えば、特定の加算枚数または倍率の何れか一方が設定されるとしても良いし、何れかをランダムに設定するようにしても良い。また、加算枚数や倍率については、固定としても良いし、ジャックポットが発生する毎にランダムに決定されるようにしても良い。
【0066】
ここで設定された特定の加算枚数または倍率は、後からジャックポットが発生したターミナルユニット12−2(第2のターミナルユニット12)において払い出されるメダルに付加される。すなわち、加算枚数については単純にジャックポットによる払い出し枚数に加算され、倍率についてはジャックポットによる払い出し枚数に対して乗算される。
【0067】
また、ボーナス決定処理部31bは、設定された特定の加算枚数または倍率に応じたオブジェクト動作の実行を要求する(ステップC2)。
【0068】
ジャックポット制御部31aは、ジャックポットユニット処理において、オブジェクト動作ありと判別し(図7、ステップB2、Yes)、加算枚数または倍率に応じたボーナス決定処理部31bからの要求に対して、オブジェクト15の可動機構を制御するための制御パターンを設定する(ステップB3)。ジャックポット制御部31aには、オブジェクト15に対する可動機構の制御のパターンが複数用意されており、ジャックポット制御部31aからの要求に応じて何れかの制御パターンを設定する。
【0069】
従って、ジャックポット制御部31aは、先にジャックポットが発生したターミナルユニット12−1に対するメダルの払い出しが完了していなければ(ステップB6、No)、オブジェクト15に対する制御パターンの設定ありとして(ステップB7、Yes)、この制御パターンに応じて、ジャックポットユニット40のオブジェクト駆動ユニット54によって、特定の加算枚数または倍率に応じた動作を実行させる(ステップB9)。例えば、オブジェクト15を図3に示すような通常の状態に戻した後、手足、首、口、尻尾などを通常とは異なるように動作させる。すなわち、ターミナルユニット12−2のプレイヤは、ターミナルユニット12−1においてメダルの払い出しを実行しているオブジェクト15の動作のパターンを確認することで、自装置においてジャックポットにより払い出されるメダルへのボーナスを予想することができる。
【0070】
加算枚数や倍率がジャックポット毎に変化する場合には、それに合わせてオブジェクト15の動作パターンも変化するため、ターミナルユニット12−2のプレイヤは、単にターミナルユニット12−1におけるジャックポットの完了を待つだけでなく、オブジェクト15の動作を興味を持って見ることができる。
【0071】
先のターミナルユニット12−1のジャックポットが終了すると(図5、ステップA7、Yes)、ジャックポット制御部31aは、ボーナス決定処理部31bによって設定されたボーナス内容をターミナルユニット12−2に通知する(ステップA8)。ターミナルユニット12−2は、メインユニット制御部31からの通知に応じて、付加されるボーナス内容を表示する。
【0072】
図6(c)には、加算枚数が表示された画面の一例を示している。図6(c)に示す例では、ボーナスとして10枚のメダルが加算されることが表示されている(BONUS+10)。
【0073】
ジャックポット制御部31aは、後からジャックポットが発生したターミナルユニット12−2に対するジャックポットユニット処理に移行し(ステップA2)、ボーナスが付加されたメダルの払い出しを実行する。
【0074】
このようにして、他のターミナルユニット12−1がジャックポット中であるために、ターミナルユニット12−2において待ち時間が発生したとしても、ターミナルユニット12−2に対してジャックポットにより払い出されるメダルに対して加算、あるいは倍率が設定されるため、ターミナルユニット12−2のプレイヤに対するジャックポットの達成感を維持しつつ、さらにゲームへの参加意欲を増加させることができる。
【0075】
図9は、第2のボーナス内容に決定された場合のボーナス決定処理を示すフローチャートである。
この場合、ボーナス決定処理部31bは、ターミナルユニット12−1における先に発生したジャックポットが完了するまでの時間(ジャックポット時間)、すなわちターミナルユニット12−2においてメダルの払い出しが可能となるまでの待ち時間を計測する(ステップD1)。
【0076】
ボーナス決定処理部31bは、ターミナルユニット12−1における先のジャックポットが終了すると、計測されたジャックポット時間に応じた加算メダル枚数を設定する(ステップD2)。ここでは、例えばジャックポット時間に比例して加算枚数を増加させるものとする。なお、加算枚数は、ジャックポット時間を複数の段階に分けて段階毎に設定されていても良いし、ジャックポット時間が長くなるほど加算倍率を上げるようにしても良い。すなわち、待ち時間が長くなるほど、待ち状態となったターミナルユニット12−2に対するメダルの払い出し枚数が加算されるようにする。
【0077】
以下、第2のボーナス内容に決定された場合と同様に処理を行う。
【0078】
図10は、第3のボーナス内容に決定された場合のボーナス決定処理を示すフローチャート、図11は、ターミナルユニット12−2において実行されるボーナス処理を示すフローチャートである。
【0079】
この場合、ボーナス決定処理部31bは、後からジャックポットが発生したターミナルユニット12−2に対してボーナスゲームの実行を指示する(ステップE1)。
【0080】
ターミナルユニット12−2のボーナス処理部41bは、メインユニット30のジャックポット制御部31aからボーナスゲームの実行指示を入力すると(ステップF1)、予め用意されているボーナスゲームを実行する(ステップF2)。ボーナスゲームの具体例については後述する(図12、図13参照)。
【0081】
ボーナスゲームでは、例えば、それまでプレイヤが行ってした操作、すなわちメダル投入器24からメダルを投入する操作によって実行されるゲームとする。これにより、プレイヤは、自然にボーナスゲームに移行することができる。
【0082】
ボーナス処理部41bは、ボーナスゲームが終了されると(ステップF3、Yes)、そのボーナスゲームの結果をメインユニット30のボーナス決定処理部31bに通知する(ステップF4)。例えば、ボーナスゲームで獲得されたポイントなどを通知する。
【0083】
ボーナス決定処理部31bは、ターミナルユニット12−2で実行されたボーナスゲームの結果を入力し(ステップE2)、このボーナスゲームの結果に応じたメダルの加算枚数を設定する(ステップE3)。
【0084】
ボーナスゲームは、単に待ち時間の暇つぶしのために実行されるものではなく、ジャックポットに対するメダルの払い出しの枚数を加算させるゲームであるので、プレイヤは、ジャックポットが得られた達成感を保持しながら、さらに払い出しメダル枚数を増加させるために積極的に参加することができる。
【0085】
図12、図13には、ターミナルユニット12−2において実行されるボーナスゲームの一例を示している。
図12に示すボーナスゲームは、たまご割りゲームの例を示している。ボーナス処理部41bは、表示部44によってディスプレイ23において図12に示すようなゲーム画面を表示させる。ゲーム画面中では、パワーゲージにおいてパワー量を示す目盛りの位置を最小(MINI)から最大(MAX)の間で常時移動させておく。そして、メダル投入器24からメダルが投入されてチェッカーを通過した時のパワーゲージの目盛り位置に応じて、ダメージゲージを加算していくと共に、たまごにダメージが加えられた表示(ひびを加える)に変更していく。これを繰り返して、ダメージゲージが最大(MAX)となると、たまごが割れて中から恐竜が現れる表示を行う。ここで表示される恐竜は、複数の種類が用意されており、恐竜の種類に応じてボーナスポイント(ボーナスゲームの結果)が決定されるものとする。恐竜の種類は、ランダムに選択しても良いし、ダメージゲージがMAXとなるまでの時間に応じて決定されても良い。
【0086】
図13に示すボーナスゲームは、たまご捕獲ゲームの例を示している。ボーナス処理部41bは、表示部44によってディスプレイ23において図13に示すようなゲーム画面を表示させる。ゲーム画面中では、チェックエリア(捕獲ゾーン)が設けられており、このチェックエリアを通って例えば右から左の方向にたまごが転がっていくように表示する。そして、メダル投入器24からメダルが投入されてチェッカーを通過した時に、たまごがチェックエリアにあった場合に、たまごが捕獲されたものとする。この場合、ボーナス処理部41bは、捕獲されたたまごが割れて中から恐竜が現れる表示を行う。以下、前述した、たまご割ゲームと同様として説明を省略する。
【0087】
このようにして、ボーナスゲームにおいても、通常と同様にしてメダル投入器24からメダルを投入する操作が行われるので、ゲームの流れを途切れさせることなく、プレイヤに対して継続してゲームを楽しませることができる。
【0088】
なお、前述した説明では、第1のボーナス内容に決定された場合に、オブジェクト15に対して通常とは異なる動作を実行させているが、第2のボーナス内容(時間に応じた加算枚数)、あるいは第3のボーナス内容(ボーナスゲームの結果に応じた加算枚数)に決定されている場合においても、通常とは異なる制御パターンによりオブジェクト15を動作させるようにしても良い。第2のボーナス内容が決定された場合には、計測されているターミナルユニット12−1(第1のターミナルユニット12)におけるジャックポットの継続時間に応じて動作パターンを変化させるようにできる。また、第3のボーナス内容が決定されている場合には、ボーナスゲームの結果(例えば獲得ポイントなど)に応じて動作パターンを変化させるようにできる。
【0089】
このようにして、本実施形態におけるメダルゲーム装置10では、先にターミナルユニット12−1(第1のターミナルユニット12)においてジャックポットが発生してジャックポットユニット40のオブジェクト15がメダル払い出しのために使用されている間に、ターミナルユニット12−2(第2のターミナルユニット12)においてジャックポットが発生して待ち状態が発生した場合には、ターミナルユニット12−2に対するメダルの払い出し枚数を増加させるためのボーナス内容が決定され、このボーナス内容を含むメダル払い出しが、ターミナルユニット12−1で発生したジャックポットが終了した後にターミナルユニット12−2に対して行われる。従って、ターミナルユニット12−2のプレイヤにとっては、単なる待ち時間ではなく、ジャックポットにより得られる利益を拡大(メダルの払い出し枚数を増加)させる機会が与えられことになるので、ジャックポットの達成感を維持しつつ、さらにゲームへの参加意欲を増加させることができる。本実施形態におけるメダルゲーム装置10であれば、他のターミナルユニット12でジャックポットのメダル払い出しが行われている時を狙って、ジャックポットを発生させて、メダルの払い出し枚数をボーナスによって増加させるという攻略的な要素も期待でき、ゲームの楽しみ方を多様化することができる。
【0090】
なお、本発明は上記実施形態そのままに限定されるものではなく、実施段階ではその要旨を逸脱しない範囲で構成要素を変形して具体化できる。また、上記実施形態に開示されている複数の構成要素の適宜な組み合わせにより、種々の発明を形成できる。例えば、実施形態に示される全構成要素から幾つかの構成要素を削除してもよい。さらに、異なる実施形態にわたる構成要素を適宜組み合わせてもよい。
【図面の簡単な説明】
【0091】
【図1】本実施形態におけるメダルゲーム装置10の外観構成を示す図。
【図2】本実施形態におけるメダルゲーム装置10の機能構成を示すブロック図。
【図3】オブジェクト15の動作例を示す図。
【図4】オブジェクト15の動作例を示す図。
【図5】メダルゲーム装置10(メインユニット制御部31)におけるジャックポット制御処理を説明するためのフローチャート。
【図6】ジャックポット発生中における画面例を示す図。
【図7】ジャックポットユニット処理を説明するためのフローチャート。
【図8】第1のボーナス内容に決定された場合のボーナス決定処理を示すフローチャート。
【図9】第2のボーナス内容に決定された場合のボーナス決定処理を示すフローチャート。
【図10】第3のボーナス内容に決定された場合のボーナス決定処理を示すフローチャート。
【図11】ターミナルユニット12−2において実行されるボーナス処理を示すフローチャート。
【図12】ターミナルユニット12−2において実行されるボーナスゲームの一例を示す図。
【図13】ターミナルユニット12−2において実行されるボーナスゲームの一例を示す図。
【符号の説明】
【0092】
10…メダルゲーム装置、12(12−1,12−2,…,12−6)…ターミナルユニット、14…ターンテーブル、15…オブジェクト、20…払い出し口、21…メダルフィールド、22…プッシャー台、23…ディスプレイ、24…メダル投入器、30…メインユニット、31…メインユニット制御部、31a…ジャックポット制御部、31b…ボーナス決定処理部、32…ターミナルユニット接続部、33…ジャックポットユニット接続部、34…表示部、35…光源部、36…音声出力部、41…ターミナル制御部、41a…ゲーム制御部、41b…ボーナス処理部、42…プッシャー台制御部、43…払い出し部、44…表示部、45…音声出力部、46…光源部、47…チェッカー制御部、48…チェッカーセンサ、49…投入センサ、50…ボタン入力部、52…ターンテーブルユニット、53…払い出しユニット、54…オブジェクト駆動ユニット、55(55−1,55−2,…,55−n)…モータ。

【特許請求の範囲】
【請求項1】
複数のターミナルユニットと、前記複数のターミナルユニットにおいて共通してジャックポット発生時に使用されるジャックポットユニットとが設けられたメダルゲーム装置において、
前記複数のターミナルユニットの何れかにおいてジャックポットが発生した場合に、このジャックポットが発生した第1のターミナルユニットに対して、前記ジャックポットユニットがメダル払い出しのための動作をするように制御するジャックポット制御手段と、
前記第1のターミナルに対してメダル払い出しをするために前記ジャックポット制御手段によって前記ジャックポットユニットの制御が行われている間に、前記第1のターミナルユニットとは異なる第2のターミナルユニットにおいてジャックポットが発生した場合に、前記第2のターミナルユニットに対するメダルの払い出し枚数を増加させるためのボーナス内容を決定するボーナス決定処理手段とを具備し、
前記ジャックポット制御手段は、前記第1のターミナルユニットのジャックポットが終了した後に、前記第2のターミナルユニットに対して、前記ボーナス決定処理手段により決定されたボーナス内容を含むメダル払い出しのための動作をするように前記ジャックポットユニットを制御することを特徴とするメダルゲーム装置。
【請求項2】
前記ジャックポット制御手段によって前記第1のターミナルユニットに対するジャックポットのための制御を行っている間に、前記第2のターミナルユニットに対して、前記第1のターミナルユニットにおけるジャックポットが完了するまでに、前記ボーナス決定処理により決定されたボーナス内容に応じた所定の動作を実行するように指示する制御手段をさらに具備し、
前記第2のターミナルユニットは、前記制御手段からの指示に応じて、前記ボーナス内容に応じた所定の動作を実行するボーナス処理手段を具備したことを特徴とする請求項1記載のメダルゲーム装置。
【請求項3】
前記ボーナス決定処理手段は、前記第2のターミナルユニットにおいてジャックポットにより払い出されるメダル枚数に対する、予め決められた特定の加算枚数または倍率をボーナス内容として決定することを特徴とする請求項2記載のメダルゲーム装置。
【請求項4】
前記ボーナス決定処理手段は、
前記第2のターミナルユニットにおいてジャックポットが発生してから前記第1のターミナルユニットにおけるジャックポットが完了するまでの時間を計測する時間計測手段手段と、
前記時間計測手段により計測された時間に応じた加算枚数を設定する加算枚数設定手段と
を具備したことを特徴とする請求項2記載のメダルゲーム装置。
【請求項5】
前記ジャックポットユニットには、複数箇所に可動機構が設けられたオブジェクトが搭載されており、
前記ジャックポット制御手段は、前記ボーナス決定処理によって決定されたボーナス内容に応じて、前記ジャックポットユニットに対する可動機構の制御のパターンを変更することを特徴とする請求項2記載のメダルゲーム装置。
【請求項6】
前記制御手段は前記第2のターミナルユニットに対してボーナスゲームの実行を指示し、
前記ボーナス決定処理手段は、
前記制御手段による指示に応じて前記第2のターミナルユニットにおいて実行されるボーナスゲームの結果を入力する結果入力手段と、
前記結果入力手段により入力されたボーナスゲームの結果に応じた加算枚数を設定する加算枚数設定手段と
を具備したことを特徴とする請求項2記載のメダルゲーム装置。
【請求項7】
前記ターミナルユニットは、前記制御手段からの指示に応じて、プレイヤにより投入されるメダルによって進行されるボーナスゲームを実行するボーナス処理手段を具備したことを特徴とする請求項2記載のメダルゲーム装置。

【図1】
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【図2】
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【図3】
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【図4】
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【図5】
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【図6】
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【図7】
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【図8】
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【図9】
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【図10】
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【図11】
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【図12】
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【図13】
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【公開番号】特開2009−207759(P2009−207759A)
【公開日】平成21年9月17日(2009.9.17)
【国際特許分類】
【出願番号】特願2008−55413(P2008−55413)
【出願日】平成20年3月5日(2008.3.5)
【出願人】(306019111)株式会社タイトー (475)