説明

メモリー保護スロット組立体

【課題】本発明は、複数のメモリーをマザーボードの複数のメモリースロットに同時に差し込むことができるメモリー保護スロット組立体を提供することを目的とする。
【解決手段】本発明に係るメモリー保護スロット組立体は、少なくとも2つのメモリー保護スロットが並列に接続してなるメモリー保護スロット組立体であって、前記メモリー保護スロットは、本体及び前記本体の両端から上に向って垂直に延在する2つの固定部を備え、前記固定部の両側には、それぞれピン及び収容部が設けられ、前記収容部には、隣り合う他の1つのメモリー保護スロットのピンを収容するための係合孔が設けられる。

【発明の詳細な説明】
【技術分野】
【0001】
本発明は、メモリー保護スロット組立体に関するものである。
【背景技術】
【0002】
従来の技術において、メモリーを保護し、メモリーの摩損を減少するために、先ず、メモリーをメモリー保護スロットに差し込んでから、次に、前記メモリー保護スロットと一体になったメモリーをマザーボードのメモリースロットに差し込む。
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0003】
しかし、普通のメモリー保護スロットではメモリーを1つだけ差し込むので、複数のメモリーをマザーボードの複数のメモリースロットに差し込む場合、先ず、複数のメモリーを複数のメモリー保護スロットに順に差し込んでから、次に、これらのメモリーをマザーボードの複数のメモリースロットに順に差し込むことを必要とするため、時間がかかる。
【0004】
本発明の目的は、前記課題を解決し、複数のメモリーをマザーボードの複数のメモリースロットに同時に差し込むことができるメモリー保護スロット組立体を提供することである。
【課題を解決するための手段】
【0005】
上記目的を達成するために、本発明に係るメモリー保護スロット組立体は、少なくとも2つのメモリー保護スロットが並列に接続してなるメモリー保護スロット組立体であって、前記メモリー保護スロットは、本体及び前記本体の両端から上に向って垂直に延在する2つの固定部を備え、前記固定部の両側には、それぞれピン及び収容部が設けられ、前記収容部には、隣り合う他の1つのメモリー保護スロットのピンを収容するための係合孔が設けられる。
【発明の効果】
【0006】
本発明に係るメモリー保護スロット組立体は、複数のメモリー保護スロットを並列に接続してなるので、前記メモリー保護スロット組立体を利用して、複数のメモリーをマザーボードの複数のメモリースロットに1回で差し込むことができる。
【図面の簡単な説明】
【0007】
【図1】本発明の実施形態に係るメモリー保護スロット組立体の1つのメモリー保護スロットの斜視図である。
【図2】図1に示すメモリー保護スロットの別の視角からの斜視図である。
【図3】本発明の実施形態に係るメモリー保護スロット組立体の斜視図である。
【発明を実施するための形態】
【0008】
図1〜図3に示したように、本発明の実施形態に係るメモリー保護スロット組立体は、複数のメモリー20を差し込むために用いられる。前記メモリー保護スロット組立体は、複数のメモリー保護スロット10を備える。前記メモリー保護スロット10は、本体12及び前記本体12の両端から上に向って垂直に延在する2つの固定部14を備える。前記本体12には、前記メモリー20を差し込むためのスロット13が設けられている。
【0009】
前記固定部14の両側には、それぞれピン140及び係合孔144を有する収容部142が設けられる。前記固定部14の頂部には、前記メモリー20を固定するために用いられる係合部16が設けられる。
【0010】
前記メモリー保護スロット組立体を組み立てる場合、1つの前記メモリー保護スロット10のピン140を隣り合う他の1つの前記メモリー保護スロット10の収容部142の係合孔144に挿入して係止することによって、2つの前記メモリー保護スロット10は並列に接続される。このように複数の前記メモリー保護スロット10を順に並列に接続することができる。
【0011】
複数のメモリー20をマザーボードの複数のメモリースロットに差し込む場合、前記マザーボードのメモリースロットの数によって、対応する数の前記メモリー保護スロット10を並列に接続してメモリー保護スロット組立体を構成し、このメモリー保護スロット組立体を利用して、複数の前記メモリー20を前記マザーボードの複数のメモリースロットに同時に差し込むことができる。
【符号の説明】
【0012】
10 メモリー保護スロット
12 本体
13 スロット
14 固定部
16 係合部
140 ピン
142 収容部
144 係合孔
20 メモリー

【特許請求の範囲】
【請求項1】
少なくとも2つのメモリー保護スロットが並列に接続してなるメモリー保護スロット組立体であって、
前記メモリー保護スロットは、本体及び前記本体の両端から上に向って垂直に延在する2つの固定部を備え、
前記固定部の両側には、それぞれピン及び収容部が設けられ、前記収容部には、隣り合う他の1つの前記メモリー保護スロットの前記ピンを収容するための係合孔が設けられることを特徴とするメモリー保護スロット組立体。
【請求項2】
前記本体には、メモリーを差し込むために用いられるスロットが設けられることを特徴とする請求項1に記載のメモリー保護スロット組立体。
【請求項3】
前記固定部の頂部には、前記メモリーを固定するために用いられる係合部が設けられることを特徴とする請求項1または2に記載のメモリー保護スロット組立体。

【図1】
image rotate

【図2】
image rotate

【図3】
image rotate


【公開番号】特開2012−146293(P2012−146293A)
【公開日】平成24年8月2日(2012.8.2)
【国際特許分類】
【出願番号】特願2011−270017(P2011−270017)
【出願日】平成23年12月9日(2011.12.9)
【出願人】(503023069)鴻富錦精密工業(深▲セン▼)有限公司 (399)
【出願人】(500080546)鴻海精密工業股▲ふん▼有限公司 (1,018)