説明

モジュール式挿入窓割りシステム

構造物の開口部に取り付けられる装置であって、受け具と窓割り製品とから作製され、受け具は、開口部に固定することにより開口部に実質的に永久的に取り付けられるように構成され、受け具は、構造物に湿気が侵入しないように、受け具に取り付けられる窓割り製品と整合するように構成される。

【発明の詳細な説明】
【技術分野】
【0001】
本発明は、窓、扉等、窓割り製品(fenestration product)を含む建物等の構造物の開口部において、空気および湿気が侵入するのを防止するシステムおよび方法に関する。
【背景技術】
【0002】
窓割り製品(窓、扉、天窓、通気孔、ユーティリティ供給ボックス、および建物等の構造物の開口部に嵌合するように作製された他の物品)の周囲からの湿気の侵入は、建物におけるカビおよび腐敗等、湿損の主な原因のうちの1つである。以下では、便宜上「窓」という用語を、さまざまな上述した窓割り製品を言うために使用する。目下この湿気侵入を制御するさまざまな方法があり、多数の雨押さえ、窓設計および取付け方法が使用され、さまざまな程度で成功している。従来の方法またはシステムは、窓および壁の中間面において壁に水が入るのを防止することとは対照的に、壁の内部に入った水の除去に限られている。窓または窓・壁中間面における漏れ口を通して入る水を建物の外部に向けるように、機械的下枠パンが規定されることが多いが、下枠パンと窓割り製品との間の連続的に統合された空気/湿気封止、特にすべてのタイプの設計および形状の窓割り製品および開口部に対して有効な封止を達成することは非常に困難である。
【発明の開示】
【発明が解決しようとする課題】
【0003】
また、現設置方法では、窓が機能しなくなる(たとえば漏る)場合、もしくは改善されたまたは異なる機能(より優れた放射線ブロック、エネルギー遮断、自動洗浄等)が望まれる場合、窓を交換することは非常に困難でありかつ費用がかかる。このため、窓は、目下、建物の壁の永久的な「固定物」とみなされているが、これら製品は、通常、構造物の寿命にわたってそれらの性能を維持しない。
【発明を実施するための最良の形態】
【0004】
過去10年間、構造物または耐候性防壁内にかつその表面を超えて水が浸入する結果である、異常なほど多くの建物の欠陥が認められてきた。水が浸入する主な領域のうちの1つは、窓割り製品とそれが嵌合される建物の開口部との中間面である。窓割り製品は、窓、扉、天窓、通気孔、ユーティリティ供給ボックス、および建物等の構造物の開口部に可能するように作製された他の物品である。構造物は建物に限定されず、小型船またはRV車等、窓割り製品を配置することができる開口部を有するものは何でも包含してもよい、ということが理解されるべきである。以下、便宜上、「窓」という用語を、さまざまな上述した窓割り製品を言うために使用する。これらの問題を克服するために装置が開発され、それは、受け具と窓とを含んでなり、空気および湿気の侵入に対して非常に有効な防壁となる、標準化された方法で窓を取り付ける非常に簡略化されたモジュール型の方法を提供する。受け具は、構造物の開口部に密接嵌合されるかまたは壁パネルを覆う耐候性防壁に封止されるように配置される。受け具は、窓を保持する固定物として作用するのみではなく、窓を、建物外面および外装材の膜排水面から隔離する。目下、窓がその角の建具類において漏る場合、内部キャビティから建物の外装材の外側まで漏れを排出する実際的な方法はない。この受け具はこの重要な役割を達成し、同時に、壁にある窓の性能を向上させる。
【0005】
本発明の受け具は、壁、外装材および耐候性防壁の表面の水が、耐候性防壁または排水面を貫通する窓の取付けによってもたらされる中間面における裂け目および接合部を介して壁または壁キャビティを通して侵入しないようにする。本システムは、耐候性防壁/膜/排水面を終端させかつ受け具に封止し、窓割り製品をこの中間面から隔離する。したがって、受け具は、窓ではなく壁または耐候性膜に直接封止されているため、水は膜の後方にまたは壁キャビティ内に侵入しない。受け具は、窓自体を通るいかなる漏れも捕らえ、湿気は窓および構造物から隔離され、適当に提供される排水路を通して建物外側に排出される。これは、下枠パンまたは土留に取って代わり、またはそれらを不要にする。
【0006】
本発明を、添付の図面を参照して説明する。図2に示すように、建物壁1の開口部2に嵌合するように受け具10が作製される。受け具10は、4つの隣接する壁(上部、側部および底部)16と外側フランジ11とからなる。受け具を、互いに接合することができる別々の部品から作製することができ、もしくは成形または他の何らかの適当な形成工程によって単一構造として作製することができる。壁16は、開口部2にぴったりと嵌合するように構成される。開口部の形状が、図示するように4面ではない場合、壁16の形状はその開口部の形状に対応する。たとえば、開口部が円形である場合、代りに壁16は管状構造となる。図4に示すように、窓20は、受け具10に嵌合するように作製され、受け具の内側フランジ13と窓の内側サッシ23とを接続するために提供することができる、クランプ等の機械的ロック手段(図示せず)によって適所に保持される。このように、受け具および窓を、貫通締結具を使用することなく適所に保持することができる。窓割り製品が窓以外のものであった場合、機械的ロック手段は、サッシではなく、フランジまたはリップ等の適当な面に付着する。最初に受け具が開口部に配置される時、内側封止手段15が内側フランジ13上に配置される。図2に概略的に示すように、受け具と窓の外側位置との間に、外側封止手段17が配置される。封止手段15または17を、耐久性のある発泡体またはガスケット材料、もしくは他の適当な材料から作製することができる。窓を受け具内に取り付ける間、封止手段15を、窓の内側サッシ23に代りに配置することができる。それが最初にどこに配置されるかに関わらず、封止手段15は、図4に示すように窓20の最内面と受け具10との間に封止を提供する。窓を封止手段15および17によって受け具に封止することにより、窓と受け具との間に小室32が形成され、それは、窓の底部と受け具との間で小室32の下隅近くに開口部が設けられる場合、構造物の外側と等圧になる。小室32の下隅の開口部はまた、小室に集まる可能性のある任意の湿気に対して排水路も提供する。別法として、適当に配置されたウィープホール(図示せず)を、開口部と同様に使用することができる。受け具の底部または床部16は、受け具に集まる可能性のある湿気を排水路に排出するために、図3に示すように内側から外側へ下方に角度が付けられていることが好ましい。小室32は、窓割り製品を受け具および壁から隔離するために、かつ湿気を一掃し熱架橋を提供するために、窓割り製品と受け具との間が約1/4インチであることが好ましい。
【0007】
別法として、受け具を窓に取り付けるために貫通締結具を使用することができる。たとえば、壁に対して90度の角度で、受け具の外側を貫通して窓内へねじを取り付けることができる。下枠部のいかなる刺し穴も封止されなければならない。別の実施形態では、受け具の後方において窓を封止に対して保持するために、ばねナイフクリップを取り付けることができる。ばねクリップを使用することにより、ナイフまたは他の簡単な解放器具を使用することによって窓を受け具から容易にはずすことができる。別の実施形態では、ねじ溝付きウェッジを、窓と受け具とにともに切り込むように取り付けることができる。別の実施形態では、突起が成形された鍵状機構を、受け具かまたは窓もしくは両方の同様に成形された溝にねじ込むように使用することができる。別の実施形態では、締め付けられると窓を受け具に対して付勢する、一続きのねじジャッキを使用することができる。他の実施形態には、窓を受け具に固定するためにピン、デッドボルト、スライドボルトおよびカムを使用することが含まれる。アクセスを制限するために、シリンダおよび鍵軌道を有する鍵付きアクセスを取り付けてもよい。
【0008】
図5に示すような別の実施形態では、受け具10は、外側フランジ11および受け具フランジリップ12によって形成される、4面すべての周囲に延在する連続した溝14を含む。窓20もまた、4面すべてに、外側フランジサッシ21および窓フランジリップ22によって形成される、一致する連続した溝24を含む。受け具の溝14および窓の溝24は夫々、図5に示すように嵌合することにより部分的に開放したキャビティ30を形成するように形成される。キャビティ30の部分的開口により、封止/ロック手段31をキャビティ30内に挿入することができ、それにより、貫通締結具を使用することなく受け具および窓が適所に保持される。封止/保持手段は、ゴムまたは発泡体から作製されたガスケット等の圧縮性材料、またはシーリングコンパウンド等の他の何らかの適当な材料であってもよい。場合により、紫外線から等、キャビティ30およびシーラント31を環境的露出から保護するとともに、装置の外観を向上させるために、キャップ34を使用して封止/保持手段を覆うことができる。場合により、クランプ等の機械的ロック手段(図示せず)を設けることにより、受け具の内側フランジ13と窓の内側サッシ23とをロックすることができる。
【0009】
最初に受け具が開口部に配置される時、内側封止手段15が内側フランジ13上に配置される。内側封止手段15を、耐久性のある発泡体またはガスケット材料から、もしくは封止/ロック手段31に使用されるものと同様の材料から作製することができる。別法として、窓を受け具に取り付ける間、封止手段15を窓の内側サッシ23上に配置することができる。それが最初にどこに配置されるかに関わらず、図5に示すように、封止手段15は、窓20の最内面と受け具10との間を封止する。この後方位置において窓を受け具に封止することにより、窓と受け具との間に形成される小室32が、溝14の下隅に(封止ロック手段の下に)開口部が設けられる場合、構造物の外側と等圧になる。開口部はまた、小室32に集まりキャビティ30を介して流出する可能性のある任意の湿気に対する排出路も提供する。したがって、封止キャビティ30がその中を通る湿気の流れを抑制しない時について注意すべきである。キャビティが等圧になると、キャビティ圧力と外側圧力とが等しくなり、それにより、抑制されない、圧力抵抗のない水が、受け具の外側へ流出することができるようになる。別法として、適当に配置されたウィープホール(図示せず)を、開口部と同様に使用することができる。
【0010】
受け具は、壁構造の開口部に永久的に付着され、壁および/または建物の壁を覆う耐候性膜に封止される。受け具を、接着剤、締結具等によって付着させることができる。窓が、取外し可能な封止/ロック手段を使用することによって受け具に接続されるため、膜および外装材に対する破壊をもたらすことなく、窓(または他の壁貫通装置)を建物から比較的容易に取外すことができる。受け具に安全ロック装置(図示せず)を取り付けることにより、窓の盗難または許可されていない建物への侵入を防止することができ、かかる安全ロック装置は、開口部の内側に向かって配置されることが好ましい。窓は比較的寿命が長いが、それは建物の寿命より短い。したがって、窓の交換が望まれるかまたは必要である場合、壁は取外し中に損傷を受けないため、取外しおよび交換に必要な労働コストは最小限になる。これは特に、既存の窓を、エネルギー効率、音響減衰、自動洗浄機能または調光等が向上した高性能ガラス構造等、最先端の特徴を有する窓と交換するのを簡単にする。
【0011】
受け具は、通常、受け具フランジ11が構造物の外面にある状態で建物外側から取り付けられる。しかしながら、窓と同一平面のレンガまたは石等、取り除くことが困難であるかまたは費用がかかる既存の羽目板がある構造で既存の窓を交換する場合等、場合によっては、フランジ11を図示するようにして受け具を取り付けるためにこの羽目板を取り除くことは、不都合であるかまたは費用がかかる。このため、フランジが構造物の外面に突出することなく受け具を取り付けることが有用である。既存の建物を改装することは1つのかかる状況である。かかる場合、代替実施形態は、受け具10が、図7に示すように外側の周囲に延在するガスケット19を有し、それを壁開口部に挿入し封止することができる、というものである。したがって、封止は、ガスケットを受け具の外側中央面と開口部の内面との間に挿入することによって達成される。ガスケットを、ゴムまたは他の任意の適当な材料から作製することができる。上述した実施形態におけるように、図8に示すように窓が受け具内に挿入される時、封止手段17が使用される。受け具の実施形態は、図2または代替態様として図5に示すものと同じ構造を有することができる。構造物の開口部の面に対して空気/湿気封止をもたらすように受け具を締め付ける手段が提供される。密封を達成するために、受け具は、調整可能な締付ねじを用いる受け具の部分品間の拡張可能な結合等、何らかの拡張機能を有していなければならない。本実施形態は、建物の内側からの受け具の取付けが望まれる、高層ビルまたは改装作業に対して特に適している。
【0012】
当然ながら、建物に取り付けることができる窓には種々のサイズおよび形状がある。受け具をかかるカスタム形状に適合させるためには、典型的な土止め板と寸法が同じである成形壁パネル50を構築してもよく、その際、受け具と壁パネルとが一体構造であるように、1つまたはそれ以上のカスタム形状の受け具10は、図6において概略的に示すように壁パネルと一体的に成形され、打抜き加工され、または他の方法で構築される。壁パネルを、剛性の補強されたプラスチック、または同様の特性を有する他の何らかの材料等、成形可能プラスチックから構成することができる。別の実施形態では、1つまたはそれ以上のカスタム形状受け具を、別々の壁パネルが必要でないように土止め板等の従来から使用される建築材の一体部分として形成することができる。
【0013】
さらに、不規則な形状の窓割り製品の場合、受け具枠を、窓割り製品の不規則な形状の周囲に嵌合するように適合させることができる変形可能な可撓性材料に接続された下枠および下部縦枠において剛性部品から構成することができ、それにより連続したエンクロージャが提供される。これは、たとえば、パラジウム(palladium)窓等、頂部が円形形状である製品の場合に有用である。かかる適合受け具により、嵌合が改善され、現場における未加工の開口部と窓割り製品との間の公差による誤差が最小限になる。
【0014】
別の実施形態では、実質的に受け具全体を、液体または半固体形態で開口部に噴霧されまたは他の方法で塗布されることが可能であり、その後窓割り製品を支持することができる受け具への架橋(硬化)または溶媒蒸発により凝固する、適当な材料から作製することができる。窓割り製品を、凝固が発生する前または後に受け具材料内に設置することができる。この実施形態に適した受け具材料には、限定されないが、ポリウレタン、エポキシド誘導ポリエーテル、ポリイソシアヌレート、ポリ尿素およびアクリルポリマーラテックスがある。これらはまた、繊維および微粒子等の補強材および充填材を含むことができる。
【0015】
異なる実施形態では、特に矩形(または正方形)の窓の場合、角の部品を、たとえば射出成形によって形成し、その後、さまざまな長さの直線状の突出部品と結合することにより、所望の寸法の受け具を形成することができる。これらの角部品を、空気/湿気封止を維持した結合手段によって直線状部品に接続することができる。この結合手段を、建物の熱膨張および/または沈降による建物開口部の典型的な移動に適合するように、受け具内で幾分か移動が可能であるように設計することも可能である。これら製品は、通常、さまざまな窓製造業者の必要に対応するサイズおよび形状になるように事前製作されカスタマイズされる。さらなる概念は、形成工程において複数のはめ込み受け具を作成するというものである。たとえば、1つの鋳型で複数の受け具を形成することができる。複雑な角部品を必要とすることなく、個々の構築設計に適用可能であるように、さまざまなサイズおよび形状の継目なしの受け具を形成することができる。
【0016】
現構築の実施では、通常、建物膜の開口部を貫通する窓または他のユニットを取り付ける際にいくつかの手仕事を調整することが必要である。膜と窓との中間面に対する信頼性は、目下不明瞭であり、窓または耐候性防壁と外装材取付けの構築順序に応じて、目下変化する可能性がある。
【0017】
膜および外装材と受け具とを、窓よりも先に取り付けることができるため、外側壁の被い全体および仕上げを、窓を適所に配置することなく達成することができ、これにより、構築期間中に窓を特別に保護する必要がなくなる。さらに、窓を適所に置くことなく、内側壁外装材を完全に取り付けて仕上げることができる。これにより、ガラスが破損することおよび拭き取らなければならない塗料およびドライウォールコンパウンドによる窓に傷が付くこと等、家の建築における現手続きの欠点の多くが回避され、この建築段階の間に窓を保護する費用がかからなくなる。
【0018】
窓と受け具とが、封止/保持手段と非対称設計とにより互いから有効に隔離されるため、湿りによってさらなる利益が達成されることが分かる。この湿りが、窓・壁中間面を通して音響減衰に役立ち、窓自体を湿らせる。また、熱の観点からも同じ利益が実現されることも分かる。それは、受け具および封止/保持手段が、建物内側と外側との間で移動する可能性のあるエネルギーの量を低減するためである。
【0019】
建築学的設計の細部が、審美的な目的のために外側の窓に包囲する装飾を追加する場合が多い。これらの部材は、目下、大部分の場合は窓と外装材との間に、時に外装材の上部かつ窓の隣において壁に直接締結される。これら2つの細部には、耐候性膜を貫通する貫通締結具が必要であり、それにより壁キャビティに漏れがもたらされる可能性が高い。受け具を、壁に壁を通して締結しない種々の装飾を組み込むように設計することができるが、スナップ式摩擦技術を採用することにより、締結具なしに受け具に取り付けることができる。
【図面の簡単な説明】
【0020】
【図1】構造物の開口部に配置することができる受け具の概略図である。
【図2】図1の略断面図である。
【図3】図1の側面図である。
【図4】図2の受け具の、受け具内に窓が配置された略断面図である。
【図5】受け具の別の実施形態の、受け具内に窓が配置された略断面図である。
【図6】複数の受け具を組み込んだ壁パネルの概略図である。
【図7】受け具のさらに別の実施形態の側面図である。
【図8】図7の受け具の、受け具内に窓が配置された側面図である。

【特許請求の範囲】
【請求項1】
構造物の開口部に取り付けられる装置であって、
受け具と窓割り製品とを含んでなり、該受け具が、該開口部に固定することにより該開口部において実質的に永久的に取り付けられるように構成され、該受け具が、該受け具に取り付けられる該窓割り製品と整合するように構成される、装置。
【請求項2】
窓割り製品を受け具に取り付ける際、外側封止手段と内側封止手段との適用が、当該装置の周縁長に対して延在する小室を形成する請求項1に記載の装置。
【請求項3】
受け具の内側フランジと窓割り製品の内面とにわたって配置される締付手段をさらに含んでなる請求項1に記載の装置。
【請求項4】
内側封止手段および外側封止手段が、ガスケット、噴霧される発泡体およびシーリングコンパウンドよりなる群から選択される請求項2に記載の装置。
【請求項5】
構造物の開口部に取り付けられる装置であって、
受け具と窓割り製品とを含んでなり、該受け具が、該開口部に固定することによって該開口部において実質的に永久的に取り付けられるように構成され、該受け具が、該受け具に取り付けられる該窓割り製品の同様の周縁溝と整合するように構成される、該受け具の周縁に位置する溝を有し、該受け具の該溝と該窓割り製品の該溝とが、各々少なくとも1つのフランジリップを有する、装置。
【請求項6】
窓割り製品を受け具に取り付ける際、該受け具の溝の少なくとも1つのフランジリップを該窓割り製品の少なくとも1つのフランジリップと整合させることにより、当該装置の周縁長に対して延在する部分的に開放したキャビティが提供される請求項5に記載の装置。
【請求項7】
ロック/封止手段が、部分的に開放したキャビティ内に配置される請求項6に記載の装置。
【請求項8】
受け具の内側フランジと窓割り製品の内面とにわたって配置される締付手段をさらに含んでなる請求項5に記載の装置。
【請求項9】
ロック/封止手段が、ガスケット、噴霧される発泡体およびシーリングコンパウンドよりなる群から選択される請求項7に記載の装置。
【請求項10】
排水路をさらに含んでなる請求項2または6に記載の装置。
【請求項11】
安全ロック手段をさらに含んでなる請求項1または5に記載の装置。
【請求項12】
受け具の溝と窓割り製品の溝との整合する脚を覆うキャップをさらに含んでなる請求項5に記載の装置。
【請求項13】
請求項1〜5のいずれか一項に記載の少なくとも1つの一体化された受け具を含んでなる、壁パネル。
【請求項14】
構造物の開口部に取り付けられる受け具であって、該開口部に実質的に永久的に取り付けられ、かつ窓割り製品を受容することによりモジュール式ユニットを形成するように構成された、受け具。
【請求項15】
単一構造を有する請求項14に記載の受け具。
【請求項16】
複数の相互接続部材から形成される請求項14に記載の受け具。
【請求項17】
硬化性材料を開口部の少なくとも1つの面に塗布することによって形成される請求項14に記載の受け具。
【請求項18】
硬化性材料が、ポリウレタン、エポキシド誘導ポリエーテル、ポリイソシアヌレート、ポリ尿素およびアクリルポリマーラテックスよりなる群から選択される請求項17に記載の受け具。
【請求項19】
請求項14に記載の受け具に取り付けられる窓割り製品。
【請求項20】
窓割り製品を構造物に取り付ける方法であって、
a)窓割り製品を受容するように構成された受け具を提供するステップと、
b)該受け具を該構造物の開口部に挿入するステップと、
c)該受け具に挿入されるように構成された窓割り製品を提供するステップと、
d)該窓割り製品を該受け具に挿入するステップと
を含んでなる、方法。
【請求項21】
第2挿入ステップが、受け具と窓割り製品との間にロック/封止手段を挿入することを含んでなる請求項16に記載の方法。

【図1】
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【図2】
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【図3】
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【図4】
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【図5】
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【図6】
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【図7】
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【図8】
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【公表番号】特表2007−522368(P2007−522368A)
【公表日】平成19年8月9日(2007.8.9)
【国際特許分類】
【出願番号】特願2006−553345(P2006−553345)
【出願日】平成17年2月9日(2005.2.9)
【国際出願番号】PCT/US2005/004749
【国際公開番号】WO2005/080735
【国際公開日】平成17年9月1日(2005.9.1)
【出願人】(390023674)イー・アイ・デュポン・ドウ・ヌムール・アンド・カンパニー (2,692)
【氏名又は名称原語表記】E.I.DU PONT DE NEMOURS AND COMPANY
【Fターム(参考)】