説明

モップアセンブリおよびカート

モップヘッド(12)とハンドルと、モップヘッド(12)近傍のハンドル(14)でバルブアセンブリ(18)に接続された液体(26)の供給部とを含むモップアセンブリ(10)。バルブアセンブリ(18)は、それを通した液体の流れを停止するために第1および第2部材(22、23)がある長さ(19)の管の両逆側を止める閉鎖位置と、それを通した液体の流れを可能とするために第1および第2部材(22、23)の間隔が開いた開放位置の間で相対的に可動するある長さ(19)の管の両逆側でハンドル(14)および第1および第2部材(22、23)と交差して延在している部分を有するある長さ(19)の弾性可撓性管を含む。管(19)が詰まった場合には、一端をある液体供給長さ(24)の管から分離し、管(19)を第1部材と第2部材の間から引き抜いて、新たな長さの管(19)を据え付けることにより容易に交換することができる。モップアセンブリに用いる収納カート(70)は、長形の上方に突出している主部(72)と、モップヘッドを収容するように構成された受容部(86)を提供する長形トレイ部(78)とを含む。

【発明の詳細な説明】
【技術分野】
【0001】
本発明は、モップヘッドと、モップヘッドを表面に沿って手動で動かすことのできるモップヘッドに回動可能に取り付けられたハンドルと、モップヘッドの上に支持された液体の供給部までホースにより接続されたモップヘッドに近接するハンドルに装着されたバルブアセンブリとを含み、バルブがバルブを通した液体の流れを停止するために通常は閉じているが、容器からバルブを通して液体を流して、モップヘッドに近接する位置で表面に付着させるために手で開けることのできる、液体(例えば、フロアコーティング、フロアクリーナ、フロアシーラー、フロア仕上げ、殺菌剤等)を、フロアの表面等の表面に適用するのに用いるタイプのモップアセンブリに関する。
【背景技術】
【0002】
モップヘッドと、モップヘッドを表面に沿って手動で動かすことのできるモップヘッドに回動可能に取り付けられたハンドルと、モップヘッドの上に(すなわち、モップを使う人が取り付けるバックパックに)支持された液体の供給部までホースにより接続されたモップヘッドに近接するハンドルに装着されたバルブアセンブリとを含み、バルブがバルブを通した液体の流れを停止するために通常は閉じているが、容器からバルブを通して液体を流して、液体をモップヘッドにより表面に広げることのできるモップヘッドに近接する位置で表面に付着させるために手で開けることのできる、液体(例えば、フロアワックス、ポリウレタン、または他のフロア仕上げ材もしくはフロアシール材、殺菌剤等)を、フロアの表面等の表面に適用するのに用いるタイプのモップアセンブリは公知である。かかるモップアセンブリは、米国特許第4,119,386号明細書、同第4,152,084号明細書および同第6,227,744号明細書、および米国特許出願公開第2003/0197027 A1号明細書に記載されている。
【0003】
かかるモップアセンブリは、使用する度に完全に清浄にすれば有効に用いることができるが、フロアワックス等のような特定の液体が使用と使用の間にバルブアセンブリに残ってしまうと重大な問題が生じ得る。かかる液体は、バルブの出口開口部を通して周囲に露出されると増粘および/または固化して、増粘または固化した材料のせいでバルブが粘着性となったり、詰まらせたり、モップの液体分配システムが再び適切に動作する前はクリーンアップが難しい状況となる。
【発明の開示】
【課題を解決するための手段】
【0004】
本発明は、液体(例えば、フロアコーティング、フロアクリーナ、フロアシーラー、フロア仕上げ、殺菌剤等)を適用するための上述したタイプのモップアセンブリを提供する。ただし、バルブアセンブリの構造は、バルブアセンブリが使用と使用の間に清浄にしなくても粘着性とならないようにするものであり、バルブアセンブリが増粘または固化した液体により使用不可となっても、モップアセンブリの使用者が、かかる増粘または固化した材料が発生している可能性のあるバルブアセンブリの一部のみを即時かつ容易に変更できる。
【0005】
本発明によれば、フロア表面のような表面に液体を適用するためのモップアセンブリが提供される。モップアセンブリは、モップヘッドと、モップヘッドに回動可能に取り付けられた第1端部と、表面に沿ってモップヘッドを動かすよう手係合されるように構成された第2端部に近接する部分とを有する長形ハンドルと、第1端部に近接するハンドルに装着され、バルブの入口開口部と出口開口部の間でバルブを通して液体の流れを停止する閉鎖位置と、開口部間の液体の流れを可能とする開放位置の間で相対的に可動な第1および第2部材とを有するバルブアセンブリと、モップヘッド(すなわち、モップを使う人が取り付けるバックパック)とバルブアセンブリの入口開口部の上に上げられた液体容器から液体を搬送する可撓性ホースとを含む。本発明のバルブアセンブリは、バルブに入口開口部および出口開口部を与える対向端を有するある長さの弾性可撓性エラスティック管を含み、出口開口部は、液体がモップヘッドの操作により表面に広げることのできるモップヘッドに近接する位置で表面にバルブを通して液体を付着させるべく配置されている。その入口端部と出口端部の間の前記長さの管の一部は、バルブアセンブリの第1部材と第2部材の間に延在していて、閉鎖位置にある第1および第2部材は、前記長さの管の両逆側をプレスして、前記長さの管を通る液体の流れを止め、開放位置にあるものは離れて、前記長さの管の両逆側と前記長さの管を通る液体の流れを分離する。
【0006】
前記長さの管を、バルブアセンブリの開放位置においてバルブアセンブリの第1部材と第2部材の間から引き抜く、またはその間に挿入することができ、モップアセンブリは、モップアセンブリにある前記長さの管の交換を促進するために、前記長さの管の手動取り外しおよび取り付けを行うホースと前記長さの管の入口端部の間にコネクタを含む。
【0007】
このように、バルブアセンブリの不適切な清浄により、分配される液体の増粘または固化が前記長さの管に生じ、前記長さの管を通る液体の移動が、前記長さの管内でかかる増粘または固化した材料のために制限または停止された場合には、前記長さの管は伸張かつ圧搾されて、増粘または固化した材料の通過を補助したり、モップアセンブリの使用者により容易かつ即時に交換することができる。
【0008】
本明細書に記載したモップアセンブリの実施形態において、ハンドルは中央通路を有しており、バルブアセンブリの第2部材はハンドルに対して固定されて、通路の端部を形成し、バルブアセンブリの第1部材はその通路にあって、それに沿って長手方向に可動な第1部分を含む。その入口端部と出口端部の間の前記長さの管の部分は、ハンドル、およびバルブアセンブリの第1部材と第2部材の間の通路と交差して延在しており、バルブアセンブリは閉鎖位置に対してこれらの部材にバイアスをかけるスプリングを含む。手係合可能なトリガ部材は、モップヘッドに対向する端部でハンドルに回動可能に装着され、バルブアセンブリの第1部材に対する通路内の接続部材により接続されて、トリガの手動枢軸により、第1部材をバルブ部材の開放位置へ動かして、液体を表面に分配することができる。
【0009】
本発明はまた、上述したモップアセンブリ、または新規なバルブアセンブリなしの同様のモップアセンブリであってもよいモップアセンブリ用の収納カートも提供する。収納カートは、上端および下端から長手方向に間隔のあいた長形主部と、その上端と下端の間に延在する第2の表面を画定する壁と、長手方向に間隔のあいた第1および第2端部を有する長形トレイ部とを含み、底壁は、その第1端部と第2端部の間に延在しており、側壁は底壁から突出しており、側部および底壁は、底壁が最も下にあり水平面で支持されるとき液体を保持するモップヘッドの受容部を提供する。トレイ部の第1端部は、モップヘッドを主部の第2の表面により受容部に保持するために側壁の末端が主部の第2の表面に沿った閉鎖位置(1)と、主部とトレイ部が互いに略直角に配置され、モップヘッドがトレイ部の受容部へ挿入またはそれから取り外しでき、かつ主部の上端がフロア表面のような水平面から垂直上方に突出していて、受容部の側壁を表面の垂直上方に突出させて底壁がその水平面に沿って配置できるようになっている開放位置(2)の間で部分の相対的な動きのために主部の下端に装着されており、モップヘッドが受容部へ、または受容部から動かすことができる。ラッチ部材は、主部およびトレイ部を閉鎖位置に取り外し可能に保持する主部およびトレイ部に提供される。同様に、ホイールは、収納カートを水平面に沿ってローリングできるよう第1部分の下端に提供される。
【0010】
トレイ部は、主部とトレイ部が閉鎖位置にあり、かつ主部の上端が略垂直上方に突出しているとき、液体を受容部から(および受容部にあるときはモップヘッドから)収容し含有するためのトレイ部の第1端部に液密容器を提供するための、トレイ部の第1端部に近接する側壁の末端に保持壁を含むことができる。
【0011】
トレイ部の第2端部に近接する側壁の1つは、モップアセンブリのヘッドが受容部にあり、主部およびトレイ部が閉鎖位置にあるとき、モップアセンブリのハンドルを伸張することのできる通路を有することができる。カートから突出するハンドルの一部(ハンドルの部分を伸縮させて、突出する部分の長さを減じることができる)は、水平面に沿ってモップとカートを動かすべく手係合させることができる。主部はまた、表面に沿ってカートを動かすために手係合させることのできる上端にハンドルを有することもできる。
【0012】
添付の図面を参照して、本発明をさらに説明する。いくつかの図面において、同じ参照番号は同じ部分を指している。
【発明を実施するための最良の形態】
【0013】
図1〜4に、液体(例えば、フロアコーティング、フロアクリーナ、フロアシーラー、フロア仕上げ、殺菌剤等)をフロア表面のような表面に適用するのに用いることのできる本発明によるモップアセンブリ10を示す。
【0014】
モップアセンブリ10は、モップヘッド12と、モップヘッド12に回動可能に取り付けられた第1端部15を有する長形ハンドル14と、表面に沿ってモップヘッド12を動かすよう手係合すように構成された逆の第2端部16に近接する部分とを含む。第1端部15に近接するハンドル14に装着されたバルブアセンブリ18は、ハンドル14を通して交差して延在する部分を有するバルブアセンブリ18に含まれるある長さ19の弾性可撓性エラスティック管(例えば、5/16外径ラテックス管)の対向する端部20および21により提供される入口開口部および出口開口部を有している。バルブアセンブリはまた、前記長さ19の管を通る液体の流れを停止するために、第1および第2部材22および23が前記長さ19の管のその部分の両逆側をプレスまたは締め付ける閉鎖位置と、前記長さ19の管の両逆側の弾性分離と、前記長さ19の管を通る液体の流れを行うために第1および第2部材22および23の間隔が開いた開放位置の間で相対的に可動する前記長さ19の管の両逆側のハンドル14に第1および第2部材22および23も含む。ある長さの可撓性ホース24は、モップヘッド12の上に上げられた液体容器26に接続された(すなわち、モップアセンブリ10を用いる人により取り付けることのできる図8に示すバックパック28に配置された)一端を有している。前記長さ24のホースは、前記長さ24のホースが容器26からバルブアセンブリ18へ液体を搬送することができるようコネクタ32によりバルブアセンブリの入口開口部20を提供する前記長さ19の管の端部20に接続された対向端を有している。コネクタ32は、前記長さ24のシューと、前記長さ19の管内で係合している互いに直角に配置された突出しているホースバーブを有している。
【0015】
液体容器26は、イリノイ州ノースレークのショレコーポレーション(Scholle Corporation,North Lake,Illinois)より市販されている1ガロンと記載のあるポリマーバッグ、二層ポリナイロンバッグとすることができる。容器26は、任意で、部容器26を再充填可能な、スクリューキャップ、プラグまたはその他好適な封止機構29により封止された開口部を有している。
【0016】
任意で、3つ以上の出口を備えた通常TまたはY形片のポリマー管またはマニホルドの形態にある出口ノズル(図示せず)は、前記長さ19の管の端部21へと挿入された入口部分を有することができ、前記長さ19の管を通る液体を2つ以上の流れへと分離して、パッド48隣の2つ以上のプールにおいて液体を分配することにより、モップアセンブリ10のパッド48による液体の分配も促すことができる。
【0017】
前記長さ19の管内の液体が増粘または固化して、前記長さ19の管を通る液体の流れを制限またはブロックする場合には、前記長さ19の管は伸張および圧搾して増粘または固化した材料を通過させる補助とするか、あるいはコネクタ32を前記長さ19の管から取り外して、前記長さ19の管を開放位置にあるバルブアセンブリ18の第1部材22と第2部材23の間から引き抜いて、新たな長さ19の管と交換することができる。
【0018】
前記長さ24の可撓性ホースは、間隔のあいたクリップによりハンドル14に取り付けられており、一番上のクリップ31は、螺旋状のある長さのポリマー材料から形成された、前記長さ24の可撓性ホースが延在している可撓性管を含み、管は前記長さ24のホースと共に曲げて、クリップ31に近接した前記長さ24のホースの曲がりを制限する。
【0019】
モップアセンブリ10のハンドル14は中央通路34を有している。バルブアセンブリ18の第2部材23はハンドル14の一部であり、通路34の端部を形成している。バルブアセンブリ18の第1部材22は、通路34に沿って長手方向に可動な通路34内に第1部分35を含み、バルブアセンブリ18は、前記長さ19の管を通る液体の流れを止めるために、第1および第2部材22および23が前記長さ19の管の両逆側をプレスまたは締め付ける閉鎖位置で部材22および23にバイアスをかけるスプリング36を含む。L形トリガ部材37は、第2端部16にハンドル14の管部分に係合された円柱部を有するトリガ支持鋳物39にピン38により回動可能に装着されている。通路34内の接続アセンブリ41は、バルブアセンブリ18の第1部材22に取り付けられた第1端部と、トリガ部材39の第1端部40に取り付けられた逆の第2端部とを有している。鋳物39に取り付けられたカバー33は、トリガ筐体39の下から突出し、ハンドル14の外側表面に沿って延在している第2端部42以外のトリガ部材37を全てカバーする。その突出している第2端部42の手係合によるトリガ部材39の回転動作により、第1部材22がバルブ部材22および23の開放位置までスプリング37のバイアスに対して動く。
【0020】
バルブアセンブリ18の第1部材22は、ハンドル14の長手方向に延在しているスロットを通して延在し、ハンドル14の側部から突出している第2部分43をさらに含む。第2部分43を手係合させて、バルブ部材22および23をその開放位置まで動かす。これは、例えば、前記長さ19の管を交換するのに有用である。
【0021】
第2部分43の外側端部は、円柱であり、前記長さ19の管の端部21をプレスできるようなサイズであり、モップアセンブリ10を使用しないときは、前記長さ19の管へ空気が入るのを制限して、前記長さ19の管内の液体の増粘または固化を制限する。
【0022】
モップヘッド12は、いくつかの(図示されているのは2つの)長手方向に延在する間隔の開いたファスナストリップ47(例えば、フック・アンド・ループファスナーのフック部分のストリップ)が接合した下部表面46を有する長形チャネル45(例えば、アルミニウムの)を含む。これらのファスナストリップ47は、表面に沿って動くことのできる軟質の吸収性パッド48の下部表面に取り外し可能に取り付けられている。好適なパッド48としては、カリフォルニア州ミドルバレーのクリーンシステムズUS(Clean Systems US,Middle Valley,California)より「マイクロファイバーフラットモップパッド(Micro fiber Flat Mop Pad)」という商品名で市販されているパッド、および韓国安養市Kwanynag−Dong,Dongan−KuのDaego Co.Ltd.より「マイクロファイバーモップ030213F、AF1−パイル−TF(Micro Fiber Mop 030213F,AF1−Pile−TF)」という商品名で市販されているパッドが挙げられる。下部表面46の逆のチャネル45の上側は、チャネル45の中央で、複数の(例えば、3)対の軸状に配置されたソケット51を有する間隔のあいたブラケット50が間に延在している、突出している逆側に間隔のあいたL形リップ49である。これらの対のソケット51は、モップヘッド12が、モップヘッド12の長さに平行な第1の軸周囲のハンドル14に対して回転できるよう、ハンドル14の第1端部15のアタッチメント53から突出している円柱ピン58および59を収容する。アタッチメント53は、プレート55の下端に沿って延在している。アタッチメント53の逆のプレート55の一部は、第1の軸に直角での第2の軸の周囲のハンドルの回転動作のために、ボルト57によりハンドル14の第1端部15に取り付けられている。アタッチメント53の突出しているピン58の1つは、プレート55に対して固定されている。他のピン59は、プレート55内の縮んだ位置と、スプリング60によりバイアスをかけられた突出位置の間でプレート55に対して長手方向に可動であり、ピン59の突出位置は固定ピン58が係合したソケット51と逆に位置合せされたソケット51の一方と係合する。可動ピン59の側部からの突出部54は、手係合されて、ピン59を縮んだ位置へ、スプリング60のバイアスに対して動かして、プレート55が位置合せされた対のソケット51と係合させたり、係合から取り外すことができる。
【0023】
ハンドル14は、第1および第2の伸縮円柱管ハンドル部分61および62を含み、第1の管部分61の一部は管部分62内にあり、伸張させた使用位置(図1および8)と、ハンドル14の第1および第2端部15および16が伸張させた位置よりも近くにある縮んだ位置(図9)の間で軸状にスライド可能である。ラッチアセンブリ63は、2つの管部分61および62をいずれかの位置で取り外し可能に保持する。ラッチアセンブリ(図6参照)は、ハンドル14を放射状に突出させる突出部66である一端に沿って、第1の管部分61の開口部を通して第1の管部分61内に半円柱弾性可撓性部材64を含む。第2の管部分62は、開口部67および68と軸状に間隔があいており、いずれかを、突出部66を収容すべく位置合せさせることができ、開口部67は突出部66を収容して、伸張位置でハンドル部分61および62をロックすべく配置されており、開口部68は突出部66を収容して、縮んだ位置でハンドル部分61および62をロックすべく配置されている。インディシアをハンドル部分に与えて、突出部66を開口部67および68に入れられるようハンドル部分61および62の適切な位置合せを示すようにすることができる。接続アセンブリ41は、トリガ部材37の第1端部40およびバルブアセンブリ18の第1部材22に取り付けられた対向端を有する可撓性金属ケーブルを含むことができ、ハンドル部分61および62が伸張位置にあるときは、ケーブルはこれらの部材22と37の間で直接伸張し、ハンドル部分61および62が縮んだ位置にあるときは、通路34内で巻かれる。あるいは、接続アセンブリ41は、第1部材22の逆の第2端部にループを有するバルブアセンブリ18の第1部材22の一端に接続され、そこから突出している剛性ワイヤとすることのできる第1部分と、トリガ部材37の第1端部40の一端に接続され、そこから突出している剛性または可撓性ワイヤとすることのできる第2部分とを含むことができ、第2部分は第1部分の端部でループを通して伸張し、そのループを通して動くことのできない末端に突起を有している。その接続アセンブリの第1および第2部分は、ハンドル部分61および62が縮んだ位置にあるときはループで突起により部材22と37の間で伸張しており、ハンドル部分61と62が縮んだ位置に動くと、略直線のまま伸縮する。
【0024】
図7〜9に、上述したモップアセンブリ10のようなモップアセンブリと組み合わせて用いることのできる本発明による収納カート70を示す。その収納カートには、長手方向に間隔のあいた上端73と下端74を有する長形主部72と、その上端73と下端74の間に延在している連続矩形側面75を有する壁(ポリプロピレンのような剛性ポリマー材料で鋳造することができる)とを含む。主部72の壁はまた、側面75の逆側の主部72の側部で開いている複数の受容部76(図示してあるのは3つ)も形成し、パッド48、液体容器26、工具、布切れまたはテープのようなモップアセンブリ10と共に用いる品を収納するのに用いることができる。一番上の受容部76は、特に、容器26に取り付けられたホース24の長さを伸張することのできる中央開口部77を与えることにより供給された液体で充填された液体容器26を支持すように構成されたバックパック28を保管するように構成されている。
【0025】
収納カート70はまた、長手方向に間隔のあいた第1および第2端部79および80を有する長形トレイ部78と、第1端部79と第2端部80の間に延在している連続底壁82と、共通面に末端を有する底壁82から突出している側壁84とも含む。側壁82および底壁84は、モップヘッド12を収容するように構成された受容部86を与え、底壁84が一番下で水平面で支持されているとき、受容部86は液体を含有する。トレイ部78の第1端部79は、主部72の側面75に沿った側壁84の末端と、主部72で間隔のあいた突出壁88の間の側壁84が、受容部86の開放側をカバーし、図7に示すようにモップヘッド12を受容部86に保持する閉鎖位置(図5および7)と、トレイ部78が主部72に対して略直角に配置され、モップヘッド12がトレイ部78において受容部86へ挿入または取り外しでき、主部72の上端73がフロア表面のような水平面から垂直上方に突出しており、底壁82が水平またはフロア表面に沿って支持でき、受容部の側壁84が垂直上方に突出している開放位置(図6)の間で主部72に対してトレイ部78の相対的な動きのためにピボットピン87により主部72の端部73に装着されている。その位置で、受容部86は液体を保持し、モップヘッド12はモップヘッド12をモップアセンブリ10の使用と使用の間、フロア表面から離してモップアセンブリ10を保管する等様々な目的で受容部に配置させることができる。
【0026】
任意で、トレイ部78の第1端部79を主部72の下端73に装着させるピボットピン87は、弾性可撓性の略C形のジャーナルのような手動で取り外すことのできるジャーナルに収容することができ、カート70の使用者に望まれる場合には、トレイ部78は主部72から手動で取り外すことができる。あるいは、かかる弾性可撓性の略C形ジャーナルは、ピボットピン87の代わりに主部の下端73に提供することができ、略C形のジャーナルは、カート用のホイール98が装着されて、閉鎖位置と開放位置の間で主部72に対してトレイ部78の相対的な動きと、主部72からのトレイ部78の手動取り外しの両方を行う円柱車軸89と取り外し可能に係合させることができる。
【0027】
底壁82は、取り外すと、受容部86から液体を流すことのできる、通常、プラグ96に配置されたスルー開口部を有している。
【0028】
ラッチ部材は、主部72およびトレイ部78を閉鎖位置に取り外し可能に保持する主部72およびトレイ部78に提供される。ラッチ部材は、第2端部80に近いトレイ部72の両逆側で弾性可撓性の長形突出部の末端および主部72の突出壁88の一部に略矩形の突起90を含み、これは、主部72およびトレイ部78を閉鎖位置に保持するために、突起90を収容可能なスルー開口部91を有している。突起90は、壁88の内側表面に沿って、トレイ部78を開放位置から閉鎖位置へと動かすと、開口部91へとスライドされるように突起90を内側に保持する突出部を弾性的に偏向するように構成されたカム表面を有している。トレイ部78が閉鎖位置にあるとき、突起90は互いに手動でプレスでき、側面75から離れると、トレイ部72が閉鎖位置から開放位置へ動く。
【0029】
トレイ部78は、トレイ部78の第1端部79に液密容器94を底壁82と側壁84aの一部に提供するために、トレイ部78の第1端部79に近接する側壁84の末端に保持壁93を含む。容器94は、主部72の上端73が略垂直上方に突出していてトレイ部78が閉鎖位置にあるとき、受容部86内から(および/または受容部86にある場合はモップヘッド12から)液体を収容し含有する。
【0030】
同軸ホイール98が、側面75に近接する下端74で主部72にある車軸89により回転させるために装着されており、収納カート70を水平面に沿って転がすことができる。主部72の下端74にある円柱ポリマーフット99はホイール98と共に、上端73を上方へ突出させて、主部72を支持することができる。
【0031】
トレイ部78の第2端部80で側壁84の1つは、モップヘッド12が受容部86にあり、トレイ部78が閉鎖位置にあるとき、モップアセンブリ10のハンドル14の一部を収容するように構成された通路100を有している。第2端部16に近接するハンドル14の一部(好ましくは縮んだ位置にあるハンドルの一部で)は、カート70から突出し、手係合して、モップアセンブリ10および収納カート70を水平面に沿って動かすことができる。
【0032】
カート70の主部72は、水平面に沿って収納カート70を動かすべく手係合させることのできる上端73にハンドル102を有する。
【0033】
トレイ部78の第2端部80を超えて延在しているL形リップ104は、開放位置にあるとき、トレイ部78の第2端部80に対する支持を与える。リップ104を用いるとまた、望まれる場合には、クローゼット等にあるハンガーにカート70をかけることもできる。あるいは、カート70はまたハンドル102で吊るすこともできる。
【0034】
収納カート70は、明色化したポリマー材料で作成し、明色化した塗料で塗装し、かつ/または明色化したアップリケを付けて、保守作業を行った位置および/または立ち入り禁止の場所を示すために用いることができる。
【0035】
本発明を一実施形態を参照して説明してきたが、いくつかの変形、修正および使用が可能である。本発明の範囲から逸脱することなく上述の実施形態において様々な変更を行えることは当業者には明白であろう。このように、本発明の範囲は、本明細書に記載した方法および構造および方法に限定されるものではなく、請求項の文言により記載された構造および方法そしてその等価物によってのみ限定されるものである。
【図面の簡単な説明】
【0036】
【図1】本発明によるモップアセンブリの斜視図である。
【図2】図1のモップアセンブリに含まれるモップヘッドとバルブアセンブリの拡大断片斜視図である。
【図3】図2の線3−3に略沿った拡大断片断面図である。
【図4】図2の線4−4に略沿った拡大断片断面図である。
【図5】図1の線5−5に略沿った拡大断片断面図である。
【図6】図1の線6−6に略沿った拡大断片断面図である。
【図7】図1のモップアセンブリに用いることのできる本発明によるカートアセンブリの斜視図である。
【図8】カートアセンブリのトレイ部が、図7に示した閉鎖位置から開放位置まで動き、図1のモップアセンブリがトレイ部の受容部に示されている図7のカートアセンブリの斜視図である。
【図9】カートアセンブリのトレイ部が閉鎖位置にある図1のモップアセンブリを囲む図5のカートアセンブリの側面図である。

【特許請求の範囲】
【請求項1】
液体を表面に塗布するためのモップアセンブリであって、
モップヘッドと、
前記モップヘッドに回動可能に取り付けられる第1端部、反対側の第2端部、および該第2端部に近接する部分であって、表面に沿って前記モップヘッドを動かすために手を係合させるようになっている部分を有する長形のハンドルと、
前記モップヘッドの上方に支持されるようになっている液体供給用の容器と、
前記第1端部に近接して前記ハンドルに装着され、入口開口部および出口開口部を有するバルブアセンブリであって、それら入口開口部と出口開口部との間で該バルブを通る液体の流れを阻止する閉鎖位置と、それら入口開口部と出口開口部との間の液体の流れを許容する開放位置との間で相対移動可能な第1部材および第2部材を有するバルブアセンブリと、
液体を前記容器から前記バルブアセンブリへ搬送するための、前記容器と前記バルブアセンブリの前記入口開口部との間に延在して接続される可撓性のホースとを具備し、
前記バルブアセンブリは、前記入口開口部を提供する入口端部と前記出口開口部を提供する出口端部とを有する任意長の弾性かつ可撓性の管を具備し、該管の該入口端部と該出口端部との間の部分が、該バルブアセンブリの前記第1部材と前記第2部材との間に延在し、該第1および第2部材は、前記閉鎖位置では該任意長の管の両側をプレスするように配置されて、該任意長の管を通る液体の流れを阻止するとともに、前記開放位置では離間配置されて、該任意長の管の該両側を分離して該管を通して液体を流すようになっている、
モップアセンブリ。
【請求項2】
前記任意長の管は、前記バルブアセンブリの前記開放位置において該バルブアセンブリの前記第1部材と前記第2部材との間から引き抜いたりそれらの間に挿入したりすることができ、前記モップアセンブリは、該モップアセンブリにおける前記任意長の管の交換を容易にするために、該任意長の管の手動の取り外しおよび取り付けを行うコネクタを、前記ホースと該任意長の管の前記入口端部との間に備える、請求項1に記載のモップアセンブリ。
【請求項3】
前記任意長の管は、弾性を有し、該管の中から増粘または固化した液体を通過させるために引き伸ばしたり圧搾したりすることができる、請求項1に記載のモップアセンブリ。
【請求項4】
前記ハンドルが中心の通路を有し、前記第2部材は、該ハンドルの一部であって、該通路の端部を画定し、前記第1部材は、該通路に沿って長手方向へ移動可能な第1部分を該通路内に有し、前記入口端部と前記出口端部との間の前記任意長の管の前記部分が、該第1部材と該第2部材との間で該ハンドルおよび該通路を横断する方向に延在し、前記バルブは、それら部材を前記閉鎖位置へと付勢するスプリングを有する、請求項1に記載のモップアセンブリ。
【請求項5】
前記バルブアセンブリの前記第1部材は、前記ハンドルのスロットを通して延びるとともに該ハンドルから突出する第2部分をさらに有し、該第2部分は、前記バルブ部材を前記開放位置まで動かすべく手係合可能である、請求項4に記載のモップアセンブリ。
【請求項6】
前記第2端部で前記ハンドルに回動可能に装着される手係合可能なトリガ部材と、前記バルブアセンブリの前記第1部材に取り付けられる第1端部と該トリガに取り付けられる反対側の第2端部とを有して前記通路内に配置される接続アセンブリとをさらに備え、該トリガの回動により、該第1部材が前記バルブ部材の前記開放位置へ移動する、請求項4に記載のモップアセンブリ。
【請求項7】
前記バルブアセンブリの前記第1部材は、前記ハンドルのスロットを通して延びるとともに該ハンドルから突出する第2部分をさらに有し、該第2部分は、前記バルブ部材を前記開放位置まで動かすべく手係合可能である、請求項6に記載のモップアセンブリ。
【請求項8】
液体供給用の前記容器を収容および支持するようになっている可撓性バッグを有するバックパックをさらに備える、請求項1に記載のモップアセンブリ。
【請求項9】
モップヘッドおよび長形のハンドルを備え、該ハンドルが、該モップヘッドに回動可能に取り付けられる第1端部、反対側の第2端部、および表面に沿って該モップヘッドを動かすために手を係合させるようになっている該第2端部に近接する部分を有してなる、液体を表面に塗布するためのモップアセンブリと、
前記モップアセンブリのための収納カートとの組み合わせにおいて、
前記収納カートは、
長手方向に離間配置される上端および下端、並びに該上端と該下端との間に延びる第2の表面を画定する複数の壁を備える長形の主部と、
長手方向に離間配置される第1および第2端部、該第1端部と該第2端部との間に延びる底壁、並びに該底壁から突出して末端を有する側壁を備える長形のトレイ部であって、該側壁および該底壁が前記モップヘッドのための受容部を形成し、該トレイ部の該第1端部が、前記主部の前記下端に、該側壁の該末端が該主部の前記第2の表面に沿って配置されて前記モップヘッドを該主部の該第2の表面により該受容部に保持する閉鎖位置と、該主部と該トレイ部とが互いに略直角に配置されて該モップヘッドを該トレイ部の該受容部に対して挿入したり取り出したりすることができるとともに、該主部の前記上端が水平面から垂直上方に突出して該受容部の該側壁を垂直上方に突出させた状態で該底壁を該水平面に沿って配置できる開放位置との間での、該トレイ部と該主部との相対移動のために装着されている、トレイ部と、
前記主部および前記トレイ部を前記閉鎖位置に解放可能に保持するための、該主部と該トレイ部とに設けられるラッチ部材と、
前記収納カートを表面に沿ってロール動作させるための、前記下端にて前記第1端部に回転可能に装着される複数の同軸ホイールと、を具備する、
組み合わせ。
【請求項10】
前記トレイ部は、該トレイ部の前記第1端部に近接して前記側壁の前記末端に保持壁を有し、それにより、前記主部と該トレイ部とが前記閉鎖位置にあって該主部の前記上端が略垂直上方に突出しているときに、液体を受容かつ収容する液密容器が、該トレイ部の該第1端部に形成される、請求項9に記載の組み合わせ。
【請求項11】
前記トレイ部の前記第2端部に近接する前記側壁の1つは、前記モップアセンブリの前記ヘッドが前記受容部に収容されるとともに前記主部および該トレイ部が前記閉鎖位置にあるときに、該モップアセンブリの前記ハンドルの一部を収容するようになっている通路を有し、該ハンドルの前記第2端部に近接する該ハンドルの一部が、前記カートから突出して、前記水平面に沿って前記モップおよびカートを動かすべく手係合される請求項9に記載の組み合わせ。
【請求項12】
前記ハンドルは、延在位置と該ハンドルの前記第1および第2端部が該延在位置よりも近い間隔で配置される引き込み位置との間で相対的に長手方向摺動するように互いに装着された2つの部分と、それら位置のいずれかにおいて該2つの部分を解放可能に保持するラッチアセンブリとを具備し、該引き込み位置において、前記モップアセンブリの前記ヘッドが前記受容部に収容されて前記主部およびトレイ部が前記閉鎖位置にあるときに、前記カートから突出している該ハンドルの前記第2端部に近接する該ハンドルの前記部分が、前記モップヘッドを収容する前記カートを前記水平面に沿って動かすべく手係合可能であるのに便利な長さを有する、請求項11に記載の組み合わせ。
【請求項13】
前記主部の前記複数の壁が、前記第1部分の前記第2の表面に対向する側に開口する複数の受容部を画定する、請求項9に記載の組み合わせ。
【請求項14】
前記主部が、該主部の前記上端にハンドルを有し、該ハンドルが、前記水平面に沿って前記カートを動かすべく手係合可能である、請求項9に記載の組み合わせ。
【請求項15】
前記モップアセンブリは、
前記モップヘッドの上方に支持されるようになっている液体供給用の容器と、
前記第1端部に近接して前記ハンドルに装着され、入口開口部および出口開口部を有するバルブアセンブリであって、それら入口開口部と出口開口部との間で該バルブを通る液体の流れを阻止する閉鎖位置と、それら入口開口部と出口開口部との間の液体の流れを許容する開放位置との間で相対移動可能な第1部材および第2部材を有するバルブアセンブリと、
液体を前記容器から前記バルブアセンブリへ搬送するための、前記容器と前記バルブアセンブリの前記入口開口部との間に延在して接続される可撓性のホースとをさらに具備し、
前記バルブアセンブリは、前記入口開口部を提供する入口端部と前記出口開口部を提供する出口端部とを有する任意長の弾性かつ可撓性の管を具備し、該管の該入口端部と該出口端部との間の部分が、該バルブアセンブリの前記第1部材と前記第2部材との間に延在し、該第1および第2部材は、前記閉鎖位置では該任意長の管の両側をプレスするように配置されて、該任意長の管を通る液体の流れを阻止するとともに、前記開放位置では離間配置されて、該任意長の管の該両側を分離して該管を通して液体を流すようになっている、請求項9に記載の組み合わせ。
【請求項16】
前記任意長の管は、前記バルブアセンブリの前記開放位置において該バルブアセンブリの前記第1部材と前記第2部材との間から引き抜いたりそれらの間に挿入したりすることができ、前記モップアセンブリは、該モップアセンブリにおける前記任意長の管の交換を容易にするために、該任意長の管の手動の取り外しおよび取り付けを行うコネクタを、前記ホースと該任意長の管の前記入口端部との間に備える、請求項14に記載の組み合わせ。
【請求項17】
前記ハンドルが中心の通路を有し、前記第2部材は、該ハンドルの一部であって、該通路の端部を画定し、前記第1部材は、該通路に沿って長手方向へ移動可能な第1部分を該通路内に有し、前記入口端部と前記出口端部との間の前記任意長の管の前記部分が、該第1部材と該第2部材との間で該ハンドルおよび該通路を横断する方向に延在し、前記バルブは、それら部材を前記閉鎖位置へと付勢するスプリングを有する、請求項14に記載のモップアセンブリ。
【請求項18】
前記バルブアセンブリの前記第1部材は、前記ハンドルのスロットを通して延びるとともに該ハンドルから突出する第2部分をさらに有し、該第2部分は、前記バルブ部材を前記開放位置まで動かすべく手係合可能である、請求項14に記載の組み合わせ。
【請求項19】
前記第2端部で前記ハンドルに回動可能に装着される手係合可能なトリガ部材と、前記バルブアセンブリの前記第1部材に取り付けられる第1端部と該トリガに取り付けられる反対側の第2端部とを有して前記通路内に配置される接続アセンブリとをさらに備え、該トリガの回動により、該第1部材が前記バルブ部材の前記開放位置へ移動する、請求項14に記載の組み合わせ。
【請求項20】
液体供給用の前記容器を収容および支持するようになっている可撓性バッグを有するバックパックをさらに備え、前記主部の前記受容部の少なくとも1つが、前記バックパックの中に前記容器を収容するようになっている、請求項14に記載の組み合わせ。
【請求項21】
モップヘッドおよび長形のハンドルを備え、該ハンドルが、該モップヘッドに回動可能に取り付けられる第1端部、反対側の第2端部、および表面に沿って該モップヘッドを動かすために手を係合させるようになっている該第2端部に近接する部分を有してなる、液体を表面に塗布するのに用いるモップアセンブリ用の、収納カートであって、該収納カートは、
長手方向に離間配置される上端および下端、並びに該上端と該下端との間に延びる第2の表面を画定する複数の壁を備える長形の主部と、
長手方向に離間配置される第1および第2端部、該第1端部と該第2端部との間に延びる底壁、並びに該底壁から突出して末端を有する側壁を備える長形のトレイ部であって、該側壁および該底壁が前記モップヘッドのための受容部を形成し、該トレイ部の該第1端部が、前記主部の前記下端に、該側壁の該末端が該主部の前記第2の表面に沿って配置されて前記モップヘッドを該主部の該第2の表面により該受容部に保持する閉鎖位置と、該主部と該トレイ部とが互いに略直角に配置されて該モップヘッドを該トレイ部の該受容部に対して挿入したり取り外したりすることができるとともに該主部の前記上端が水平面から垂直上方に突出して該受容部の該側壁を垂直上方に突出させた状態で該底壁を該水平面に沿って配置できる開放位置との間での、該トレイ部と該主部との相対移動のために装着されている、トレイ部と、
前記主部および前記トレイ部を前記閉鎖位置に解放可能に保持するための、該主部と該トレイ部とに設けられるラッチ部材と、
前記収納カートを表面に沿ってロール動作させるための、前記下端にて前記第1端部に回転可能に装着された同軸ホイールと
を含む、収納カート。
【請求項22】
前記トレイ部は、該トレイ部の前記第1端部に近接して前記側壁の前記末端に保持壁を有し、それにより、前記モップアセンブリの前記ヘッドが前記受容部に受容され、前記主部と該トレイ部とが前記閉鎖位置にあり、かつ該主部の前記上端が略垂直上方に突出しているときに、前記モップヘッドから液体を受容かつ収容する液密容器が、該トレイ部の該第1端部に形成される、請求項21に記載の収納カート。
【請求項23】
前記トレイ部の前記第2端部に近接する前記側壁の1つは、前記モップアセンブリの前記ヘッドが前記受容部に収容されるとともに前記主部および該トレイ部が前記閉鎖位置にあるときに、該モップアセンブリの前記ハンドルの一部を収容するようになっている通路を有し、該ハンドルの前記第2端部に近接する該ハンドルの一部が、前記カートから突出して、前記水平面に沿って前記モップおよびカートを動かすべく手係合される、請求項21に記載の収納カート。
【請求項24】
前記主部が、該主部の前記上端にハンドルを有し、該ハンドルが、前記水平面に沿って前記カートを動かすべく手係合可能である、請求項21に記載の収納カート。
【請求項25】
前記主部の前記複数の壁が、前記第1部分の前記第2の表面に対向する側に開口する複数の受容部を画定する、請求項21に記載の収納カート。
【請求項26】
前記トレイ部が、前記主部から手で取り外すことができるとともに該主部上に再配置可能である、請求項21に記載の収納カート。

【図1】
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【図2】
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【図3】
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【図4】
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【図5】
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【図6】
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【図7】
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【図8】
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【図9】
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【公表番号】特表2006−526469(P2006−526469A)
【公表日】平成18年11月24日(2006.11.24)
【国際特許分類】
【出願番号】特願2006−514961(P2006−514961)
【出願日】平成16年5月26日(2004.5.26)
【国際出願番号】PCT/US2004/016502
【国際公開番号】WO2004/107949
【国際公開日】平成16年12月16日(2004.12.16)
【出願人】(599056437)スリーエム イノベイティブ プロパティズ カンパニー (1,802)
【出願人】(505449601)
【出願人】(505449612)
【出願人】(505449623)
【Fターム(参考)】