モナチンを含有するチューインガムとその製造法
【課題】モナチン(monatin)を含んでなる機能的ガムまたは風船ガムを含む新規チューインガム組成物、およびかかる組成物の製造法を提供する。
【解決手段】天然に存在する強力甘味剤であるモナチンの1つ以上の立体異性体を含むチューインガム組成物であって、甘味がチューイングの少なくとも5分間持続する組成物。
【解決手段】天然に存在する強力甘味剤であるモナチンの1つ以上の立体異性体を含むチューインガム組成物であって、甘味がチューイングの少なくとも5分間持続する組成物。
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【特許請求の範囲】
【請求項1】
ガム基剤部分と可溶性部分とを含むチューインガム組成物であって、当該可溶性部分は、グルコース、トリプトファン、インドール-3-乳酸、インドール-3-ピルビン酸、及び2-ヒドロキシ 2-(インドール-3-イルメチル)-4-ケトグルタル酸からなる群より選ばれる少なくとも1つの基質から生合成経路で産生される立体異性的に過剰なR,Rモナチンまたはその塩を含み、当該モナチンは、チューインガム組成物中に、当該モナチンまたはその塩の代わりのアスパルタームまたはスクラロースと比較して、長期の甘味を与える量で存在し、当該長期の甘味がチューイングの少なくとも5分間持続する、組成物。
【請求項2】
前記組成物の量は、モナチンまたはその塩の代わりにショ糖を含有する同じ量のチューインガム組成物より、少ないカロリーと炭水化物とを含む、請求項1記載のチューインガム組成物。
【請求項3】
アスパルタームまたはスクラロースを含むチューインガム組成物と比較して、モナチンまたはその塩により与えられる増強された長期の甘味を有するモナチンで甘くしたチューインガム組成物の製造法であって、
(a) グルコース、トリプトファン、インドール-3-乳酸、インドール-3-ピルビン酸、及び2-ヒドロキシ 2-(インドール-3-イルメチル)-4-ケトグルタル酸からなる群より選ばれる少なくとも1つの基質から生合成経路を介して立体異性的に過剰なR,Rモナチンまたはその塩を産生するステップ;
(b) 当該モナチンまたはその塩をガム基剤と組合せるステップ、ここで、当該モナチンは、チューインガム組成物中に、当該モナチンまたはその塩の代わりのアスパルタームまたはスクラロースと比較して、長期の甘味を与える量で存在し、当該長期の甘味がチューイングの少なくとも5分間持続する;および
(c) チューインガム組成物を生成するステップ、
を含む、方法。
【請求項4】
前記可溶性部分は柑橘類風味をさらに含む、請求項1記載のチューインガム組成物。
【請求項5】
前記可溶性部分は柑橘類風味をさらに含み、かつ前記モナチンまたはその塩は柑橘類風味により提供される風味を増強する量で存在する、請求項1記載のチューインガム組成物。
【請求項6】
0.001〜1.1wt%のモナチンまたはその塩を含む、請求項1記載のチューインガム組成物。
【請求項7】
0.1wt%以下のR,Rモナチンまたはその塩を含み、かつS,S、S,R、またはR,Sモナチンまたはその塩を含まない、請求項1記載のチューインガム組成物。
【請求項8】
前記モナチンまたはその塩は、R,Rモナチンまたはその塩からなる、請求項1記載のチューインガム組成物。
【請求項9】
前記可溶性部分はシクラメートをさらに含む、請求項1記載のチューインガム組成物。
【請求項10】
前記可溶性部分はエリスリトールをさらに含む、請求項1記載のチューインガム組成物。
【請求項11】
石油化学的、毒性の、または有害な汚染物質を含有しない、請求項1記載のチューインガム組成物。
【請求項12】
前記ガム基剤部分は3〜50wt%のエラストマー;0.5〜25wt%の軟化剤;2〜30wt%の乳化剤;5〜75wt%の樹脂;および0〜20wt%の充填剤を含む、請求項1記載のチューインガム組成物。
【請求項13】
前記可溶性部分はバルク甘味剤をさらに含む、請求項1記載のチューインガム組成物。
【請求項14】
前記可溶性部分は強力甘味剤または低血糖性炭水化物をさらに含む、請求項1記載のチューインガム組成物。
【請求項15】
前記可溶性部分は風味剤をさらに含む、請求項1記載のチューインガム組成物。
【請求項16】
前記可溶性部分は、モナチンまたはその塩とアセスルフェムKとの混合物を含む、請求項1記載のチューインガム組成物。
【請求項17】
前記ガム基剤部分は15〜30wt%の組成物を含む、請求項1記載のチューインガム組成物。
【請求項18】
0.1重量%以下のR,Rモナチンまたはその塩を含み、かつ当該モナチンまたはその塩がS,S、S,RまたはR,Sモナチンまたはその塩を含まない、請求項3記載の方法。
【請求項19】
前記モナチンまたはその塩は、R,Rモナチンまたはその塩からなる、請求項3記載の方法。
【請求項20】
モナチンまたはその塩と、エリスリトール、トレハロース、ソルビトール、マンニトール、マルチトール、キシリトール、アリテーム、タウマチン、スクラロース、アスパルターム、アセスルフェムK、ジヒドロカルコン、サッカリン、ネオテーム、シクラメート、ステビオシド、モグロシド、タガトース、イソマルト、ラクチトール、グリチルリチン、フィロヅルシン、モネリン、マビンリン、ブラゼイン、クルクリン、ミラクリン、およびペンタジンから選択される少なくとも1つの他の成分とを含む、チューインガム組成物。
【請求項1】
ガム基剤部分と可溶性部分とを含むチューインガム組成物であって、当該可溶性部分は、グルコース、トリプトファン、インドール-3-乳酸、インドール-3-ピルビン酸、及び2-ヒドロキシ 2-(インドール-3-イルメチル)-4-ケトグルタル酸からなる群より選ばれる少なくとも1つの基質から生合成経路で産生される立体異性的に過剰なR,Rモナチンまたはその塩を含み、当該モナチンは、チューインガム組成物中に、当該モナチンまたはその塩の代わりのアスパルタームまたはスクラロースと比較して、長期の甘味を与える量で存在し、当該長期の甘味がチューイングの少なくとも5分間持続する、組成物。
【請求項2】
前記組成物の量は、モナチンまたはその塩の代わりにショ糖を含有する同じ量のチューインガム組成物より、少ないカロリーと炭水化物とを含む、請求項1記載のチューインガム組成物。
【請求項3】
アスパルタームまたはスクラロースを含むチューインガム組成物と比較して、モナチンまたはその塩により与えられる増強された長期の甘味を有するモナチンで甘くしたチューインガム組成物の製造法であって、
(a) グルコース、トリプトファン、インドール-3-乳酸、インドール-3-ピルビン酸、及び2-ヒドロキシ 2-(インドール-3-イルメチル)-4-ケトグルタル酸からなる群より選ばれる少なくとも1つの基質から生合成経路を介して立体異性的に過剰なR,Rモナチンまたはその塩を産生するステップ;
(b) 当該モナチンまたはその塩をガム基剤と組合せるステップ、ここで、当該モナチンは、チューインガム組成物中に、当該モナチンまたはその塩の代わりのアスパルタームまたはスクラロースと比較して、長期の甘味を与える量で存在し、当該長期の甘味がチューイングの少なくとも5分間持続する;および
(c) チューインガム組成物を生成するステップ、
を含む、方法。
【請求項4】
前記可溶性部分は柑橘類風味をさらに含む、請求項1記載のチューインガム組成物。
【請求項5】
前記可溶性部分は柑橘類風味をさらに含み、かつ前記モナチンまたはその塩は柑橘類風味により提供される風味を増強する量で存在する、請求項1記載のチューインガム組成物。
【請求項6】
0.001〜1.1wt%のモナチンまたはその塩を含む、請求項1記載のチューインガム組成物。
【請求項7】
0.1wt%以下のR,Rモナチンまたはその塩を含み、かつS,S、S,R、またはR,Sモナチンまたはその塩を含まない、請求項1記載のチューインガム組成物。
【請求項8】
前記モナチンまたはその塩は、R,Rモナチンまたはその塩からなる、請求項1記載のチューインガム組成物。
【請求項9】
前記可溶性部分はシクラメートをさらに含む、請求項1記載のチューインガム組成物。
【請求項10】
前記可溶性部分はエリスリトールをさらに含む、請求項1記載のチューインガム組成物。
【請求項11】
石油化学的、毒性の、または有害な汚染物質を含有しない、請求項1記載のチューインガム組成物。
【請求項12】
前記ガム基剤部分は3〜50wt%のエラストマー;0.5〜25wt%の軟化剤;2〜30wt%の乳化剤;5〜75wt%の樹脂;および0〜20wt%の充填剤を含む、請求項1記載のチューインガム組成物。
【請求項13】
前記可溶性部分はバルク甘味剤をさらに含む、請求項1記載のチューインガム組成物。
【請求項14】
前記可溶性部分は強力甘味剤または低血糖性炭水化物をさらに含む、請求項1記載のチューインガム組成物。
【請求項15】
前記可溶性部分は風味剤をさらに含む、請求項1記載のチューインガム組成物。
【請求項16】
前記可溶性部分は、モナチンまたはその塩とアセスルフェムKとの混合物を含む、請求項1記載のチューインガム組成物。
【請求項17】
前記ガム基剤部分は15〜30wt%の組成物を含む、請求項1記載のチューインガム組成物。
【請求項18】
0.1重量%以下のR,Rモナチンまたはその塩を含み、かつ当該モナチンまたはその塩がS,S、S,RまたはR,Sモナチンまたはその塩を含まない、請求項3記載の方法。
【請求項19】
前記モナチンまたはその塩は、R,Rモナチンまたはその塩からなる、請求項3記載の方法。
【請求項20】
モナチンまたはその塩と、エリスリトール、トレハロース、ソルビトール、マンニトール、マルチトール、キシリトール、アリテーム、タウマチン、スクラロース、アスパルターム、アセスルフェムK、ジヒドロカルコン、サッカリン、ネオテーム、シクラメート、ステビオシド、モグロシド、タガトース、イソマルト、ラクチトール、グリチルリチン、フィロヅルシン、モネリン、マビンリン、ブラゼイン、クルクリン、ミラクリン、およびペンタジンから選択される少なくとも1つの他の成分とを含む、チューインガム組成物。
【図1】
【図2】
【図3】
【図4】
【図5A】
【図5B】
【図6】
【図7A】
【図7B】
【図8】
【図9A】
【図9B】
【図9C】
【図10】
【図11】
【図12】
【図13】
【図14】
【図15】
【図16】
【図17】
【図18】
【図2】
【図3】
【図4】
【図5A】
【図5B】
【図6】
【図7A】
【図7B】
【図8】
【図9A】
【図9B】
【図9C】
【図10】
【図11】
【図12】
【図13】
【図14】
【図15】
【図16】
【図17】
【図18】
【公開番号】特開2012−95663(P2012−95663A)
【公開日】平成24年5月24日(2012.5.24)
【国際特許分類】
【出願番号】特願2012−5591(P2012−5591)
【出願日】平成24年1月13日(2012.1.13)
【分割の表示】特願2006−523401(P2006−523401)の分割
【原出願日】平成16年8月16日(2004.8.16)
【出願人】(505040062)カーギル,インコーポレイティド (23)
【Fターム(参考)】
【公開日】平成24年5月24日(2012.5.24)
【国際特許分類】
【出願日】平成24年1月13日(2012.1.13)
【分割の表示】特願2006−523401(P2006−523401)の分割
【原出願日】平成16年8月16日(2004.8.16)
【出願人】(505040062)カーギル,インコーポレイティド (23)
【Fターム(参考)】
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