説明

ヤトロファが生育している場所の雑草を防除する方法

【課題】ヤトロファに薬害を引き起こすことなく、高い除草効果を示す雑草防除方法を提供すること。
【解決手段】ヤトロファ(Jatropha)が生育している場所に、有効成分としてプロトポルフィリノーゲンオキシダーゼ阻害剤の有効量を適用することからなるヤトロファの生育場所の雑草を防除する方法;プロトポルフィリノーゲンオキシダーゼ阻害剤が、アシフルオルフェンナトリウム、ベンズフェンジゾン、ビフェノックス、ブタフェナシル、カルフェントラゾンエチル、クロロフタリム、シニドンエチル、フルフェンピルエチル、フルミクロラックペンチル、フルミオキサジン等、からなる群から選ばれる少なくとも1つであるヤトロファの生育場所の雑草を防除する方法;等を提供する。

【発明の詳細な説明】
【技術分野】
【0001】
本発明は、ヤトロファが生育している場所の雑草を防除する方法に関する。
【背景技術】
【0002】
現在、数多くの除草剤が市販され、使用されている(例えば、非特許文献1参照)ところ、ヤトロファに薬害を生じることなく、ヤトロファが生育している場所の雑草を防除する方法が求められている。
【先行技術文献】
【非特許文献】
【0003】
【非特許文献1】ペスティサイドマニュアル(The Pesticide Manual)Fourteenth Edition(2006)、British Crop Protection Council(ISBN:1−901396−14−2)
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0004】
本発明はヤトロファに薬害を引き起こすことなく、高い除草効果を示す優れた雑草防除方法を提供することを課題とする。
【課題を解決するための手段】
【0005】
本発明者等は、鋭意検討した結果、プロトポルフィリノーゲンオキシダーゼ阻害剤が、ヤトロファに薬害を引き起こすことなく、雑草を防除するのに有効であることが見出し、本発明に至った。
すなわち、本発明は、
(1)ヤトロファ(Jatropha)が生育している場所に、有効成分としてプロトポルフィリノーゲンオキシダーゼ阻害剤の有効量を適用することを特徴とするヤトロファの生育場所の雑草を防除する方法;
(2)プロトポルフィリノーゲンオキシダーゼ阻害剤が、アシフルオルフェンナトリウム、ベンズフェンジゾン、ビフェノックス、ブタフェナシル、カルフェントラゾンエチル、クロロフタリム、シニドンエチル、フルフェンピルエチル、フルミクロラックペンチル、フルミオキサジン、フルオログリコフェンエチル、フルチアセットメチル、ホメサフェン、HC−252、ラクトフェン、オキサジアルギル、オキサジアゾン、オキシフルオルフェン、ペントキサゾン、ピラフルフェンエチル、スルフェントラゾン、アザフェニジン、クロメトキシフェン、ハロサフェン、フルアゾレート、ピラゾジル、プロフルアゾール、サフルフェナシル、ベンカルバゾン及びピラクロニルからなる群から選ばれる少なくとも1つである前項(1)に記載の方法;
(3)プロトポルフィリノーゲンオキシダーゼ阻害剤が、アシフルオルフェンナトリウム、ブタフェナシル、カルフェントラゾンエチル、フルフェンピルエチル、フルミクロラックペンチル、フルミオキサジン、オキシフルオルフェン、ピラフルフェンエチル、スルフェントラゾン及びサフルフェナシルからなる群から選ばれる少なくとも1つである前項(1)に記載の方法;
(4)プロトポルフィリノーゲンオキシダーゼ阻害剤が、フルフェンピルエチル、フルミクロラックペンチル及びフルミオキサジンからなる群から選ばれる少なくとも1つである前項(1)に記載の方法;
(5)プロトポルフィリノーゲンオキシダーゼ阻害剤が、フルミオキサジンである前項(1)に記載の方法;
(6)有効成分として、プロトポルフィリノーゲンオキシダーゼ阻害剤と第2の除草剤とを組み合わせて適用する前項(1)〜(5)のいずれか一項に記載の方法;
(7)第2の除草剤が、2,4−D、イマゾスルフロン、クレトジム、グリホサート、グルホシネート、グルホシネート−P、ジウロン、ジクワット、シマジン、スルホスルフロン、パラコート、ブタミホス、ブロマシル、メトスルフロンメチル、1−(2−クロロ−6−プロピルイミダゾ[1,2−a]ピリダジン−3−イルスルホニル)−3−(4,6−ジメトキシピリミジン−2−イル)ウレア、それらの農学的に許容される塩及びそれらの農学的に許容されるエステルからなる群から選ばれる少なくとも1つである前項(6)に記載の方法;
(8)プロトポルフィリノーゲンオキシダーゼ阻害剤の有効量を適用する方法が、播種前土壌混和処理方法、出芽前処理方法または出芽後処理方法である前項(1)〜(7)のいずれか一項に記載の方法;
等を提供するものである。
【発明の効果】
【0006】
本発明により、ヤトロファの生育する場所で使用できる優れた雑草防除効果を有する除草活性化合物が提供可能になる。
【発明を実施するための形態】
【0007】
本発明においてヤトロファ(Jatropha)とは、トウダイグサ科の落葉低木である。種としては、例えば、ヤトロファクルカス(Jatropha curcus)があり、その種子にはバイオディーゼル燃料の原料となるオイルが含まれている。
【0008】
本発明において有効成分として用いられるプロトポルフィリノーゲンオキシダーゼ阻害剤としては、アシフルオルフェンナトリウム、ベンズフェンジゾン、ビフェノックス、ブタフェナシル、カルフェントラゾンエチル、クロロフタリム、シニドンエチル、フルフェンピルエチル、フルミクロラックペンチル、フルミオキサジン、フルオログリコフェンエチル、フルチアセットメチル、ホメサフェン、HC−252、ラクトフェン、オキサジアルギル、オキサジアゾン、オキシフルオルフェン、ペントキサゾン、ピラフルフェンエチル、スルフェントラゾン、アザフェニジン、クロメトキシフェン、ハロサフェン、フルアゾレート、ピラゾジル、プロフルアゾール、サフルフェナシル、ベンカルバゾン、ピラクロニル等が挙げられ、好ましくは、アシフルオルフェンナトリウム、ブタフェナシル、カルフェントラゾンエチル、フルフェンピルエチル、フルミクロラックペンチル、フルミオキサジン、オキシフルオルフェン、ピラフルフェンエチル、スルフェントラゾン及びサフルフェナシルが挙げられ、さらに好ましくは、フルフェンピルエチル、フルミクロラックペンチル及びフルミオキサジンが挙げられ、最も好ましくは、フルミオキサジンが挙げられる。
【0009】
アシフルオルフェンナトリウムは、ペスティサイドマニュアル(The Pesticide Manual)Fourteenth Edition( 2 0 0 6 ) 、British Crop Protection Council(I S B N:1−901396−14−2)のエントリー番号8に記載の化合物である。ベンズフェンジゾンは、ペスティサイドマニュアルのエントリー番号70に記載の化合物である。ビフェノックスは、ペスティサイドマニュアルのエントリー番号77に記載の化合物である。ブタフェナシルは、ペスティサイドマニュアルのエントリー番号103に記載の化合物である。カルフェントラゾンエチルは、ペスティサイドマニュアルのエントリー番号123に記載の化合物である。クロロフタリムは、ペスティサイドマニュアルのエントリー番号148に記載の化合物である。シニドンエチルは、ペスティサイドマニュアルのエントリー番号156に記載の化合物である。フルフェンピルエチルは、ペスティサイドマニュアルのエントリー番号383に記載の化合物である。フルミクロラックペンチルは、ペスティサイドマニュアルのエントリー番号387に記載の化合物である。フルミオキサジンは、ペスティサイドマニュアルのエントリー番号388に記載の化合物である。フルオログリコフェンエチルは、ペスティサイドマニュアルのエントリー番号393に記載の化合物である。フルチアセットメチルは、ペスティサイドマニュアルのエントリー番号407に記載の化合物である。ホメサフェンは、ペスティサイドマニュアルのエントリー番号413に記載の化合物である。HC−252は、ペスティサイドマニュアルのエントリー番号441に記載の化合物である。ラクトフェンは、ペスティサイドマニュアルのエントリー番号503に記載の化合物である。オキサジアルギルは、ペスティサイドマニュアルのエントリー番号617に記載の化合物である。オキサジアゾンは、ペスティサイドマニュアルのエントリー番号618に記載の化合物である。オキシフルオルフェンは、ペスティサイドマニュアルのエントリー番号628に記載の化合物である。ペントキサゾンは、ペスティサイドマニュアルのエントリー番号645に記載の化合物である。ピラフルフェンエチルは、ペスティサイドマニュアルのエントリー番号711に記載の化合物である。スルフェントラゾンは、ペスティサイドマニュアルのエントリー番号769に記載の化合物である。アザフェニジンは、CAS No.68049−83−2の化合物である。クロメトキシフェンは、CAS No.32861−85−1の化合物である。ハロサフェンは、CAS No.77227−69−1の化合物である。フルアゾレートは、CAS No.174514−07−9の化合物である。ピラゾジルは、CAS No.158353−15−2の化合物である。プロフルアゾールは、CAS No.190314−43−3の化合物である。サフルフェナシルは、CAS No.372137−35−4の化合物である。ベンカルバゾンは、CAS No.173980−17−1の化合物である。ピラクロニルは、CAS No.158353−15−2の化合物である。
尚、これらプロトポルフィリノーゲンオキシダーゼ阻害剤は単独で用いられてもよく、或いは2種以上を組み合わせて用いられてもよい。
【0010】
本発明のプロトポルフィリノーゲンオキシダーゼ阻害剤の少なくとも1つと第2の除草剤とを組み合わせると、ヤトロファの生育場所の雑草を防除するのに有利である。第2の除草剤としては、2,4−D、イマゾスルフロン、クレトジム、グリホサート、グルホシネート、グルホシネート−P、ジウロン、ジクワット、シマジン、スルホスルフロン、パラコート、ブタミホス、ブロマシル、メトスルフロンメチル、1−(2−クロロ−6−プロピルイミダゾ[1,2−a]ピリダジン−3−イルスルホニル)−3−(4,6−ジメトキシピリミジン−2−イル)ウレア、および、それらの農学的に許容される塩またはエステルが挙げられる。
本発明方法において、プロトポルフィリノーゲンオキシダーゼ阻害剤と第2の除草剤との好ましい組み合わせとしては、フルミオキサジンと2,4−D、フルミオキサジンとイマゾスルフロン、フルミオキサジンとクレトジム、フルミオキサジンとグリホサート、フルミオキサジンとグルホシネート、フルミオキサジンとグルホシネート−P、フルミオキサジンとジウロン、フルミオキサジンとジクワット、フルミオキサジンとシマジン、フルミオキサジンとスルホスルフロン、フルミオキサジンとパラコート、フルミオキサジンとブタミホス、フルミオキサジンとブロマシル、フルミオキサジンとメトスルフロンメチル、フルミオキサジンと1−(2−クロロ−6−プロピルイミダゾ[1,2−a]ピリダジン−3−イルスルホニル)−3−(4,6−ジメトキシピリミジン−2−イル)ウレア、サフルフェナシルと2,4−D、サフルフェナシルとイマゾスルフロン、サフルフェナシルとクレトジム、サフルフェナシルとグリホサート、サフルフェナシルとグルホシネート、サフルフェナシルとグルホシネート−P、サフルフェナシルとジウロン、サフルフェナシルとジクワット、サフルフェナシルとシマジン、サフルフェナシルとスルホスルフロン、サフルフェナシルとパラコート、サフルフェナシルとブタミホス、サフルフェナシルとブロマシル、サフルフェナシルとメトスルフロンメチル、サフルフェナシルと1−(2−クロロ−6−プロピルイミダゾ[1,2−a]ピリダジン−3−イルスルホニル)−3−(4,6−ジメトキシピリミジン−2−イル)ウレア、スルフェントラゾンと2,4−D、スルフェントラゾンとイマゾスルフロン、スルフェントラゾンとクレトジム、スルフェントラゾンとグリホサート、スルフェントラゾンとグルホシネート、スルフェントラゾンとグルホシネート−P、スルフェントラゾンとジウロン、スルフェントラゾンとジクワット、スルフェントラゾンとシマジン、スルフェントラゾンとスルホスルフロン、スルフェントラゾンとパラコート、スルフェントラゾンとブタミホス、スルフェントラゾンとブロマシル、スルフェントラゾンとメトスルフロンメチル、スルフェントラゾンと1−(2−クロロ−6−プロピルイミダゾ[1,2−a]ピリダジン−3−イルスルホニル)−3−(4,6−ジメトキシピリミジン−2−イル)ウレア、オキシフルオルフェンと2,4−D、オキシフルオルフェンとイマゾスルフロン、オキシフルオルフェンとクレトジム、オキシフルオルフェンとグリホサート、オキシフルオルフェンとグルホシネート、オキシフルオルフェンとグルホシネート−P、オキシフルオルフェンとジウロン、オキシフルオルフェンとジクワット、オキシフルオルフェンとシマジン、オキシフルオルフェンとスルホスルフロン、オキシフルオルフェンとパラコート、オキシフルオルフェンとブタミホス、オキシフルオルフェンとブロマシル、オキシフルオルフェンとメトスルフロンメチル、オキシフルオルフェンと1−(2−クロロ−6−プロピルイミダゾ[1,2−a]ピリダジン−3−イルスルホニル)−3−(4,6−ジメトキシピリミジン−2−イル)ウレアが挙げられる。
【0011】
本発明方法において、有効成分としてプロトポルフィリノーゲンオキシダーゼ阻害剤と第2の除草剤とを組み合わせて適用する場合、その混合割合は、重量比で通常1:0.001〜1:10000、好ましくは重量比で1:0.002〜1:5000の範囲である。
【0012】
本発明方法において、有効成分としてフルミオキサジンと2,4−Dまたはその塩もしくはエステルとを組み合わせて適用する場合、その混合割合は、重量比で通常1:0.1〜1:200、好ましくは重量比で1:0.1〜1:40の範囲である。
本発明方法において、有効成分としてフルミオキサジンとイマゾスルフロンとを組み合わせて適用する場合、その混合割合は、重量比で通常1:0.1〜1:100、好ましくは重量比で1:0.1〜1:20の範囲である。
本発明方法において、有効成分としてフルミオキサジンとクレトジムとを組み合わせて適用する場合、その混合割合は、重量比で通常1:0.1〜1:30、好ましくは重量比で1:0.1〜1:10の範囲である。
本発明方法において、有効成分としてフルミオキサジンとグリホサートまたはその塩とを組み合わせて適用する場合、その混合割合は、重量比で通常1:0.1〜1:1000、好ましくは重量比で1:1〜0.1:100の範囲である。
本発明方法において、有効成分としてフルミオキサジンとグルホシネートまたはその塩とを組み合わせて適用する場合、その混合割合は、重量比で通常1:0.1〜1:400、好ましくは重量比で1:0.1〜1:60の範囲である。
本発明方法において、有効成分としてフルミオキサジンとグルホシネート−Pまたはその塩とを組み合わせて適用する場合、その混合割合は、重量比で通常1:0.1〜1:300、好ましくは重量比で1:0.1〜1:100の範囲である。
本発明方法において、有効成分としてフルミオキサジンとジウロンとを組み合わせて適用する場合、その混合割合は、重量比で通常1:0.1〜1:3000、好ましくは重量比で1:0.1〜1:300の範囲である。
本発明方法において、有効成分としてフルミオキサジンとジクワットまたはその塩とを組み合わせて適用する場合、その混合割合は、重量比で通常1:0.1〜1:200、好ましくは重量比で1:0.1〜1:30の範囲である。
本発明方法において、有効成分としてフルミオキサジンとシマジンとを組み合わせて適用する場合、その混合割合は、重量比で通常1:0.1〜1:300、好ましくは重量比で1:0.1〜1:50の範囲である。
本発明方法において、有効成分としてフルミオキサジンとスルホスルフロンとを組み合わせて適用する場合、その混合割合は、重量比で通常1:0.01〜1:10、好ましくは重量比で1:0.02〜1:10の範囲である。
本発明方法において、有効成分としてフルミオキサジンとパラコートまたはその塩とを組み合わせて適用する場合、その混合割合は、重量比で通常1:0.1〜1:100、好ましくは重量比で1:0.1〜1:20の範囲である。
本発明方法において、有効成分としてフルミオキサジンとブタミホスとを組み合わせて適用する場合、その混合割合は、重量比で通常1:0.1〜1:300、好ましくは重量比で1:0.1〜1:50の範囲である。
本発明方法において、有効成分としてフルミオキサジンとブロマシルとを組み合わせて適用する場合、その混合割合は、重量比で通常1:0.1〜1:2000、好ましくは重量比で1:0.1〜1:1500の範囲である。
本発明方法において、有効成分としてフルミオキサジンとメトスルフロンメチルとを組み合わせて適用する場合、その混合割合は、重量比で通常1:0.001〜1:10、好ましくは重量比で1:0.01〜1:10の範囲である。
本発明方法において、有効成分としてフルミオキサジンと1−(2−クロロ−6−プロピルイミダゾ[1,2−a]ピリダジン−3−イルスルホニル)−3−(4,6−ジメトキシピリミジン−2−イル)ウレアとを組み合わせて適用する場合、その混合割合は、重量比で通常1:0.1〜1:100、好ましくは重量比で1:0.1〜1:20の範囲である。
本発明方法において、有効成分としてサフルフェナシルと2,4−Dまたはその塩もしくはエステルとを組み合わせて適用する場合、その混合割合は、重量比で通常1:0.1〜1:500、好ましくは重量比で1:0.1〜1:200の範囲である。
本発明方法において、有効成分としてサフルフェナシルとイマゾスルフロンとを組み合わせて適用する場合、その混合割合は、重量比で通常1:0.1〜1:200、好ましくは重量比で1:0.1〜1:50の範囲である。
本発明方法において、有効成分としてサフルフェナシルとクレトジムとを組み合わせて適用する場合、その混合割合は、重量比で通常1:0.1〜1:50、好ましくは重量比で1:0.1〜1:30の範囲である。
本発明方法において、有効成分としてサフルフェナシルとグリホサートまたはその塩とを組み合わせて適用する場合、その混合割合は、重量比で通常1:0.02〜1:1000、好ましくは重量比で1:0.02〜1:200の範囲である。
本発明方法において、有効成分としてサフルフェナシルとグルホシネートまたはその塩とを組み合わせて適用する場合、その混合割合は、重量比で通常1:0.1〜1:1000、好ましくは重量比で1:0.1〜1:200の範囲である。
本発明方法において、有効成分としてサフルフェナシルとグルホシネート−Pまたはその塩とを組み合わせて適用する場合、その混合割合は、重量比で通常1:0.1〜1:500、好ましくは重量比で1:0.1〜1:200の範囲である。
本発明方法において、有効成分としてサフルフェナシルとジウロンとを組み合わせて適用する場合、その混合割合は、重量比で通常1:0.1〜1:10000、好ましくは重量比で1:0.1〜1:5000の範囲である。
本発明方法において、有効成分としてサフルフェナシルとジクワットまたはその塩とを組み合わせて適用する場合、その混合割合は、重量比で通常1:0.1〜1:500、好ましくは重量比で1:0.1〜1:300の範囲である。
本発明方法において、有効成分としてサフルフェナシルとシマジンとを組み合わせて適用する場合、その混合割合は、重量比で通常1:0.1〜1:1000、好ましくは重量比で1:0.1〜1:500の範囲である。
本発明方法において、有効成分としてサフルフェナシルとスルホスルフロンとを組み合わせて適用する場合、その混合割合は、重量比で通常1:0.02〜1:10、好ましくは重量比で1:0.04〜1:10の範囲である。
本発明方法において、有効成分としてサフルフェナシルとパラコートまたはその塩とを組み合わせて適用する場合、その混合割合は、重量比で通常1:0.1〜1:200、好ましくは重量比で1:0.1〜1:100の範囲である。
本発明方法において、有効成分としてサフルフェナシルとブタミホスとを組み合わせて適用する場合、その混合割合は、重量比で通常1:0.1〜1:1000、好ましくは重量比で1:0.1〜1:500の範囲である。
本発明方法において、有効成分としてサフルフェナシルとブロマシルとを組み合わせて適用する場合、その混合割合は、重量比で通常1:0.1〜1:5000、好ましくは重量比で1:0.1〜1:2000の範囲である。
本発明方法において、有効成分としてサフルフェナシルとメトスルフロンメチルとを組み合わせて適用する場合、その混合割合は、重量比で通常1:0.005〜1:10、好ましくは重量比で1:0.01〜1:10の範囲である。
本発明方法において、有効成分としてサフルフェナシルと1−(2−クロロ−6−プロピルイミダゾ[1,2−a]ピリダジン−3−イルスルホニル)−3−(4,6−ジメトキシピリミジン−2−イル)ウレアとを組み合わせて適用する場合、その混合割合は、重量比で通常1:0.1〜1:300、好ましくは重量比で1:0.1〜1:100の範囲である。
本発明方法において、有効成分としてスルフェントラゾンと2,4−Dまたはその塩もしくはエステルとを組み合わせて適用する場合、その混合割合は、重量比で通常1:0.1〜1:300、好ましくは重量比で1:0.1〜1:100の範囲である。
本発明方法において、有効成分としてスルフェントラゾンとイマゾスルフロンとを組み合わせて適用する場合、その混合割合は、重量比で通常1:0.1〜1:100、好ましくは重量比で1:0.1〜1:50の範囲である。
本発明方法において、有効成分としてスルフェントラゾンとクレトジムとを組み合わせて適用する場合、その混合割合は、重量比で通常1:0.1〜1:30、好ましくは重量比で1:0.1〜1:20の範囲である。
本発明方法において、有効成分としてスルフェントラゾンとグリホサートまたはその塩とを組み合わせて適用する場合、その混合割合は、重量比で通常1:0.02〜1:1000、好ましくは重量比で1:0.02〜1:200の範囲である。
本発明方法において、有効成分としてスルフェントラゾンとグルホシネートまたはその塩とを組み合わせて適用する場合、その混合割合は、重量比で通常1:0.1〜1:500、好ましくは重量比で1:0.1〜1:200の範囲である。
本発明方法において、有効成分としてスルフェントラゾンとグルホシネート−Pまたはその塩とを組み合わせて適用する場合、その混合割合は、重量比で通常1:0.1〜1:300、好ましくは重量比で1:0.1〜1:100の範囲である。
本発明方法において、有効成分としてスルフェントラゾンとジウロンとを組み合わせて適用する場合、その混合割合は、重量比で通常1:0.1〜1:5000、好ましくは重量比で1:0.1〜1:2000の範囲である。
本発明方法において、有効成分としてスルフェントラゾンとジクワットまたはその塩とを組み合わせて適用する場合、その混合割合は、重量比で通常1:0.1〜1:200、好ましくは重量比で1:0.1〜1:100の範囲である。
本発明方法において、有効成分としてスルフェントラゾンとシマジンとを組み合わせて適用する場合、その混合割合は、重量比で通常1:0.1〜1:300、好ましくは重量比で1:0.1〜1:100の範囲である。
本発明方法において、有効成分としてスルフェントラゾンとスルホスルフロンとを組み合わせて適用する場合、その混合割合は、重量比で通常1:0.02〜1:10、好ましくは重量比で1:0.05〜1:10の範囲である。
本発明方法において、有効成分としてスルフェントラゾンとパラコートまたはその塩とを組み合わせて適用する場合、その混合割合は、重量比で通常1:0.1〜1:100、好ましくは重量比で1:0.1〜1:50の範囲である。
本発明方法において、有効成分としてスルフェントラゾンとブタミホスとを組み合わせて適用する場合、その混合割合は、重量比で通常1:0.1〜1:300、好ましくは重量比で1:0.1〜1:100の範囲である。
本発明方法において、有効成分としてスルフェントラゾンとブロマシルとを組み合わせて適用する場合、その混合割合は、重量比で通常1:0.1〜1:2000、好ましくは重量比で1:0.1〜1:1000の範囲である。
本発明方法において、有効成分としてスルフェントラゾンとメトスルフロンメチルとを組み合わせて適用する場合、その混合割合は、重量比で通常1:0.01〜1:10、好ましくは重量比で1:0.02〜1:10の範囲である。
本発明方法において、有効成分としてスルフェントラゾンと1−(2−クロロ−6−プロピルイミダゾ[1,2−a]ピリダジン−3−イルスルホニル)−3−(4,6−ジメトキシピリミジン−2−イル)ウレアとを組み合わせて適用する場合、その混合割合は、重量比で通常1:0.1〜1:200、好ましくは重量比で1:0.1〜1:100の範囲である。
本発明方法において、有効成分としてオキシフルオルフェンと2,4−Dまたはその塩もしくはエステルとを組み合わせて適用する場合、その混合割合は、重量比で通常1:0.1〜1:50、好ましくは重量比で1:0.1〜1:30の範囲である。
本発明方法において、有効成分としてオキシフルオルフェンとイマゾスルフロンとを組み合わせて適用する場合、その混合割合は、重量比で通常1:0.03〜1:20、好ましくは重量比で1:0.03〜1:10の範囲である。
本発明方法において、有効成分としてオキシフルオルフェンとクレトジムとを組み合わせて適用する場合、その混合割合は、重量比で通常1:0.03〜1:10、好ましくは重量比で1:0.05〜1:10の範囲である。
本発明方法において、有効成分としてオキシフルオルフェンとグリホサートまたはその塩とを組み合わせて適用する場合、その混合割合は、重量比で通常1:0.005〜1:100、好ましくは重量比で1:0.005〜1:40の範囲である。
本発明方法において、有効成分としてオキシフルオルフェンとグルホシネートまたはその塩とを組み合わせて適用する場合、その混合割合は、重量比で通常1:0.1〜1:100、好ましくは重量比で1:0.1〜1:50の範囲である。
本発明方法において、有効成分としてオキシフルオルフェンとグルホシネート−Pまたはその塩とを組み合わせて適用する場合、その混合割合は、重量比で通常1:0.05〜1:50、好ましくは重量比で1:0.05〜1:20の範囲である。
本発明方法において、有効成分としてオキシフルオルフェンとジウロンとを組み合わせて適用する場合、その混合割合は、重量比で通常1:0.1〜1:1000、好ましくは重量比で1:0.1〜1:300の範囲である。
本発明方法において、有効成分としてオキシフルオルフェンとジクワットまたはその塩とを組み合わせて適用する場合、その混合割合は、重量比で通常1:0.1〜1:50、好ましくは重量比で1:0.1〜1:20の範囲である。
本発明方法において、有効成分としてオキシフルオルフェンとシマジンとを組み合わせて適用する場合、その混合割合は、重量比で通常1:0.05〜1:100、好ましくは重量比で1:0.05〜1:40の範囲である。
本発明方法において、有効成分としてオキシフルオルフェンとスルホスルフロンとを組み合わせて適用する場合、その混合割合は、重量比で通常1:0.005〜1:10、好ましくは重量比で1:0.01〜1:10の範囲である。
本発明方法において、有効成分としてオキシフルオルフェンとパラコートまたはその塩とを組み合わせて適用する場合、その混合割合は、重量比で通常1:0.1〜1:20、好ましくは重量比で1:0.1〜1:10の範囲である。
本発明方法において、有効成分としてオキシフルオルフェンとブタミホスとを組み合わせて適用する場合、その混合割合は、重量比で通常1:0.1〜1:60、好ましくは重量比で1:0.1〜1:30の範囲である。
本発明方法において、有効成分としてオキシフルオルフェンとブロマシルとを組み合わせて適用する場合、その混合割合は、重量比で通常1:0.1〜1:400、好ましくは重量比で1:0.1〜1:200の範囲である。
本発明方法において、有効成分としてオキシフルオルフェンとメトスルフロンメチルとを組み合わせて適用する場合、その混合割合は、重量比で通常1:0.002〜1:10、好ましくは重量比で1:0.005〜1:10の範囲である。
本発明方法において、有効成分としてオキシフルオルフェンと1−(2−クロロ−6−プロピルイミダゾ[1,2−a]ピリダジン−3−イルスルホニル)−3−(4,6−ジメトキシピリミジン−2−イル)ウレアとを組み合わせて適用する場合、その混合割合は、重量比で通常1:0.04〜1:20、好ましくは重量比で1:0.05〜1:10の範囲である。
【0013】
夫々の有効成分を上述の製剤手法により製剤化した後、これらを混合することにより調製することもできる。
【0014】
2,4−Dおよびその塩またはエステルは、ペスティサイドマニュアルのエントリー番号214に記載の化合物である。イマゾスルフロンは、ペスティサイドマニュアルのエントリー番号469に記載の化合物である。クレトジムは、ペスティサイドマニュアルのエントリー番号159に記載の化合物である。グリホサートおよびその塩は、ペスティサイドマニュアルのエントリー番号431に記載の化合物である。グルホシネートおよびその塩は、ペスティサイドマニュアルのエントリー番号430に記載の化合物である。グルホシネート−Pは、CAS No.35597−44−5の化合物である。ジウロンは、ペスティサイドマニュアルのエントリー番号291に記載の化合物である。ジクワットは、ペスティサイドマニュアルのエントリー番号286に記載の化合物である。シマジンは、ペスティサイドマニュアルのエントリー番号750に記載の化合物である。スルホスルフロンは、ペスティサイドマニュアルのエントリー番号772に記載の化合物である。パラコートおよびその塩は、ペスティサイドマニュアルのエントリー番号633に記載の化合物である。ブタミホスは、ペスティサイドマニュアルのエントリー番号104に記載の化合物である。ブロマシルは、ペスティサイドマニュアルのエントリー番号92に記載の化合物である。メトスルフロンメチルは、ペスティサイドマニュアルのエントリー番号574に記載の化合物である。1−(2−クロロ−6−プロピルイミダゾ[1,2−a]ピリダジン−3−イルスルホニル)−3−(4,6−ジメトキシピリミジン−2−イル)ウレアは、公知の化合物であり、例えば、特許第3682288号公報等に記載の方法により製造することができる化合物である。
尚、これら第2の除草剤は単独で用いられてもよく、或いは2種以上を組み合わせて用いられてもよい。
【0015】
当該プロトポルフィリノーゲンオキシダーゼ阻害剤は、広範囲の雑草に対し除草活性を有し、ヤトロファ園において、効果的に広範囲の雑草を防除することができる。
【0016】
当該プロトポルフィリノーゲンオキシダーゼ阻害剤で防除できる雑草としては、例えば次のものが挙げられるが、下記の雑草に限定されるものではない。
Abutilon theophrasti(イチビ)、Hibiscus trionum(ギンセンカ)、Sida acuta(ホソバキンゴジカ)、Sida rhombiforia(キンゴジカ)、Sida spinosa(アメリカキンゴジカ)、Chenopodium album(シロザ)、Chenopodium ambrosioides(ケアリタソウ)、Chenopodium serotinum(コアカザ)、Kochia scoparia(ホウキギ)、Salsola collina、Borreria alata(スクエアーウィード)、Borreria latifolia(ヒロハフタバムグラ)、Borreria verticillata(ホワイトヘッドブルーム)、Capsella bursa−pastoris(ナズナ)、Draba nemorosa(イヌナズナ)、Galium aparine(ヤエムグラ)、Lepidium virginicum(マメグンバイナズナ)、Mitracarpus scaber)、Oldenlandia corymbosa(オールドワールドダイアモンドフラワー)、Richardia brasiliensis(ニセトコン)、Richardia scabra(ハシカグサモドキ)、Rorippa montana(イヌガラシ)、Thlaspi arvense(グンバイナズナ)、Capsella bursa−pastoris(ナズナ)、Raphanus raphanistrum(セイヨウノダイコン)、Lepidium virginicum(マメグンバイナズナ)、Sinapis arvensis(ノハラガラシ)、Agropyron repens(シバムギ)、Alopecurus myosuroides(ブラックグラス)、Apera spica−venti(セイヨウヌカボ)、Avena fatua(カラスムギ)、Avena ludoviciana(オニカラスムギ)、Axonopus affinis(ナローリーフカーペットグラス)、Axonopus compessus(ツルメヒシバ)、Brachiaria deflexa、Brachiaria distachya、Brachiaria distichophylla、Brachiaria eruciformis(ヒメスズメノヒエ)、Brachiaria mutica(パラグラス)、Brachiaria plantaginea(ビロードキビ)、Brachiaria platyphylla(メリケンニクキビ)、Bromus tectorum(ウマノチャヒキ)、Bromus sterilis(アレチノチャヒキ)、Cenchrus ciliaris(バッフェルグラス)、Cenchrus echinatus(シンクリノイガ)、Cenchrus pauciflorus(ヒメクリノイガ)、Chloris barbata(タイワンヒゲシバ)、Chloris gayana(アフリカヒゲシバ)、Chloris pilosa、Cynodon dactylon(ギョウギシバ)、Dactyloctenium aegyptium(タツノツメガヤ)、Digitaria adscendens(メヒシバ)、Digitaria horizontalis(ムレメヒシバ)、Digitaria sanguinalis(オニメヒシバ)、Echinochloa colona(コヒメビエ)、Echinochloa crus−galli(イヌビエ)、Echinochloa crus−pavonis、Eleusine indica(オヒシバ)、Eragrostis cilianensis(スズメガヤ)、Eragrostis ciliaris(ウリーラブグラス)、Eragrostis pilosa(オオニワホコリ)、Eragrostis tenella(ヌカカゼクサ)、Imperata cylindrica(チガヤ)、Ischaemum rugosum(シバカモノハシ)、Leersia oryzoides(エゾノサヤヌカグサ)、Leptochloa filiformis(イトアゼガヤ)、Lolium multiflorum(ネズミムギ)、Lolium temulentum(ドクムギ)、Ottochloa nodosa(スレンダーパニックグラス)、Panicum antidota(エルボーグラス)、Panicum bisulcatum(ヌカキビ)、Panicum brevifolium(ウィッチグラス)、Panicum maximum(ギネアキビ)、Panicum repens(ハイキビ)、Panicum dichotomiflorum(オオクサキビ)、Panicum dilatatum(シマスズメノヒエ)、Panicum texanum(テキサスパニカム)、Paspalum conjugatum(オガサワラスズメノヒエ)、Paspalum dilatatum(シマスズメノヒエ)、Paspalum distichum(キシュウスズメノヒエ)、Paspalum thunbergii(スズメノヒエ)、Pennisetum alopecuroides(チカラシバ)、Pennisetum clandestinum(キクユグラス)、Pennisetum purpureum(ナピアグラス)、Pennisetum polystachyon、Pennisetem setosum(フェザリーペニセタム)、Phalaris minor(ヒメカナリークサヨシ)、Phragmites avstralis(ヨシ)、Poa annua(スズメノカタビラ)、Rhynchelytrum roseum、Rottboellia exaltata(ツノアイアシ)、Saccharum spontaneum(ナンゴクワセオバナ)、Setaria barbata(ヒメササキビ)、Setaria faberi(アキノエノコログサ)、Setaria glauca(キンエノコログサ)、Setaria lutescens(キンエノコログサ)、Setaria verticillata(ザラツキエノコログサ)、Setaria viridis(エノコログサ)、Sorghum halepense(セイバンモロコシ)、Sorghum bicolor(シャターケーン)、Sporobolus pyramidalis(キャッツテイルグラス)、Agropyron repens(シバムギ)、Plantago asiatica(オオバコ)、Plantago major(セイヨウオオバコ)、Boerhavia coccinea、Boerhavia diffusa(ナハカノコソウ)、Asclepias curassavica(トウワタ)、Asclepias syriaca(オオトウワタ)、Oxalis corniculata(カタバミ)、Oxalis corymbosa(ムラサキカタバミ)、Oxalis martiana(ピンクシャムロック)、Cyperus rotundus(ハマスゲ)、Cyperus esculentus(キハマスゲ)、Cyperus iria(コゴメガヤツリ)、Mariscus alternifolius、Mariscus flabelliformis、Cephalostigma perrotteii、Sphenoclea zeylanica(ナガボノウルシ)、Acanthospermum australe(スパイニーバー)、Acanthospermum hispidum(ブリストリースターバー)、Ageratina riparia(スモールクロフロンウィード)、Ageratum conyzoides(カッコウアザミ)、Ambrosia artemisiifolia(ブタクサ)、Ambrosia trifida(オオブタクサ)、Artemisia annua(クソニンジン)、Artemisia vulgaris(ヨモギ)、Aspilia africana、Bidens biternata(センダングサ)、Bidens pilosa(コセンダングサ)、Chromolaena odorata(シャムウィード)、Chrysanthemum segetum(アラゲシュンギク)、Cirsium arvense(セイヨウトゲアザミ)、Cirsium segetum(アレチアザミ)、Conyza sumatrensis(オオアレチノギク)、Emilia sonchifolia(ウスベニニガナ)、Erechtites hieracifolia(ダンドボロギク)、Erigeron bonariensis(アレチノギク)、Erigeron canadensis(ヒメムカシヨモギ)、Eupatorium odoratum(ビターブッシュ)、Galinsoga ciliata(ハキダメギク)、Galinsoga parviflora(コゴメギク)、Gnaphalium spicatum(アメリカチチコグサ)、Hemistepta carthamoides(キツネアザミ)、Ixeris debilis(オオジシバリ)、Launaea cornuta(ワイルドレタス)、Matricaria chamomilla(カミツレ)、Matricaria inodora(イヌカミツレ)、Matricaria matricarioides(オロシャギク)、Mikania cordata(ヘアリーヘンプウィード)、Mikania micrantha、Senecio vulgaris(ノボロギク)、Siegesbeckia pubescens(メナモミ)、Solidago altissima(セイタカアワダチソウ)、Sonchus oleraceus(ノゲシ)、Sonchus virgo−aurea、Synedrella nodiflora(フジザキソウ)、Tridax procumbens(コトブキギク)、Vernonia cinerea(ムラサキムカシヨモギ)、Xanthium spinosum(トゲオナモミ)、Xanthium strumarium(オナモミ)、Lantana camara(シチヘンゲ)、Humulus scandens(カナムグラ)、Argemone mexicana(アザミゲシ)、Papaver rhoeas(ヒナゲシ)、Striga hermonthica、Striga lutea(ナンヨウヒメマエガミ)、Veronica hederifolia(フラサバソウ)、Veronica persica(オオイヌノフグリ)、Anagallis arvensis(アカバナルリハコベ)、Mollugo pentaphylla(ザクロソウ)、Pinellia ternata(カラスビシャク)、Lamium amplexicaule(ホトケノザ)、Lamium purpureum(ヒメオドリコソウ)、Leonurus sibiricus(メハジキ)、Mosla punctulata(イヌコウジュ)、Corchorus olitorius(タイワンツナソ)、Portulaca oleracea(スベリヒユ)、Portulaca quadrifida(ワイルドパースレーン)、Talinum triangulare(ピンクパースレーン)、Trianthema portulacastrum(スベリヒユモドキ)、Viola arvensis(フィールドパンジー)、Viola tricolor(ワイルドパンジー)、Viola yedoensis(ノジスミレ)、Viola japonica(コスミレ)、Cnidium monnieri(ジャショウシ)、Daucus carota(ノハラニンジン)、Polygonum convolvulus(ソバカズラ)、Polygonum cuspidatum(イタドリ)、Polygonum aviculare(ミチヤナギ)、Polygonum barbatum(ベアーデッドノットウィード)、Polygonum bungeanum
(ハリタデ)、Polygonum lapathifolium(サナエタデ)、Polygonum longisetum(イヌタデ)、Polygonum nodosum(オオイヌタデ)、Polygonum orientale(オオケタデ)、Polygonum pensylvanicum(アメリカサナエタデ)、Polygonum persicaria(ハルタデ)、Rumex acetosa(スイバ)、Rumex bidens(マッドドック)、Rumex crispus(ナガバギシギシ)、Rumex japonicus(ギシギシ)、Rumex obtusifolius(エゾノギシギシ)、Commelina benghalensis(マルバツユクサ)、Commelina communis(ツユクサ)、Commelina diffusa(シマツユクサ)、Commelina nudiflora)、Acalypha australis(エノキグサ)、Acalypha ciliata、Croton lobatus、Croton hirtus(クサクロトン)、Micrococca mercurialis、Phyllanthus amarus(キダチコミカンソウ)、Phyllanthus corcovadensis(キダチコミカンソウ)、Phyllanthus urinaria(コミカンソウ)、Equisetum arvense(スギナ)、Datura stramonium(シロバナチョウセンアサガオ)、Physalis angulata(センナリホオズキ)、Physalis micrantha、Physalis pubescens、Schwenckia americana、Solanum incanum(ソドムアップル)、Solanum nigrum(イヌホオズキ)、Solanum sisymbrifolium(ハリナスビ)、Cerastium viscosum(オランダミミナグサ)、Drymaria cordata(オムナグサ)、Spergula arvensis(ノハラツメクサ)、Stellaria media(ハコベ)、Stellaria alsine(ノミノフスマ)、Tribulus terrestris(ハマビシ)、Convolvulus arvensis(セイヨウヒルガオ)、Calystegia sepium(シロバナヒロハヒルガオ)、Cuscuta chinensis(ハマネナシカズラ)、Ipomoea congesta(ノアサガオ)、Ipomoea hederacea(アメリカアサガオ)、Ipomoea lacunosa(マメアサガオ)、Ipomoea purpurea(マルバアサガオ)、Achyranthes aspera(インドイノコズチ)、Alternanthera pungens(ケツルノゲイトウ)、Alternanthera sessilis(ツルノゲイトウ)、Amaranthus deflexus(ハイビユ)、Amaranthus hybridus(ホナガアオゲイトウ)、Amaranthus lividus(イヌビユ)、Amaranthus retroflexus(アオゲイトウ)、Amaranthus spinosus(ハリビユ)、Amaranthus viridis(アオビユ)、Celosia argentea(ノゲイトウ)、Celosia trigyna(シルバースピナッチ)、Pupalia lappacea(スウィートハーツ)、Polygala paniculata(カスミヒメハギ)、Cleome rutidosperma(イエロークレオメ)、Gynandropsis gynandra(カフィアキャベッジ)、Erodium cicutarium(オランダフウロ)、Geranium carolinianum(アメリカフウロ)、Spigelia anthelmia(ピンクウィード)、Cassia mimosoides(カワラケツメイ)、Cassia obtusifolia(エビスグサ)、Cassia tora(フォエティッドカッシア)、Desmodium purpureum(ムラサキヌスビトハギ)、Desmodium tortuosum(フロリダベガーウィード)、Indigofera hirsuta(タヌキコマツナギ)、Kummerovia striata(ヤハズソウ)、Medicago lupulina(コメツブウマゴヤシ)、Mimosa invisa(オオトゲミモザ)、Mimosa pudica(オジギソウ)、Pueraria lobata(クズ)、Sesbania exaltata(アメリカツノクサネム)、Trifolium repens(シロツメクサ)、Vicia amoena(ツルフジバカマ)、Vicia sativa(カラスノエンドウ)、Cuphea mesostemon、Heliotropium indicum(ナンバンルリソウ)、Myosotis arvensis(ノハラムラサキ)、Trigonotis peduncularis(キュウリグサ)、Allium niponicum(ノビル)等の雑草。
【0017】
本明細書におけるヤトロファには、イソキサフルトール等のHPPD阻害剤、イマゼタピル、チフェンスルフロンメチル等のALS阻害剤、グリホサート等のEPSP合成酵素阻害剤、グルホシネート等のグルタミン合成酵素阻害剤、セトキシジム等のアセチルCoAカルボキシラーゼ阻害剤、フルミオキサジン等のPPO阻害剤、ブロモキシニル、ジカンバ、2,4−D等の除草剤に対する耐性を古典的な育種法、もしくは遺伝子組換え技術により付与されたヤトロファも含まれる。
【0018】
また、遺伝子組換え技術を用いて、例えば、バチルス属で知られている選択的毒素等を合成する事が可能となったヤトロファも含まれる。
この様な遺伝子組換えヤトロファで発現される毒素として、バチルス・セレウスやバチルス・ポピリエ由来の殺虫性タンパク;バチルス・チューリンゲンシス由来のCry1Ab、Cry1Ac、Cry1F、Cry1Fa2、Cry2Ab、Cry3A、Cry3Bb1またはCry9C等のδ−エンドトキシン、VIP1、VIP2、VIP3またはVIP3A等の殺虫タンパク;線虫由来の殺虫タンパク;さそり毒素、クモ毒素、ハチ毒素または昆虫特異的神経毒素等の動物によって産生される毒素;糸状菌類毒素;植物レクチン;アグルチニン;トリプシン阻害剤、セリンプロテアーゼ阻害剤、パタチン、シスタチン、パパイン阻害剤等のプロテアーゼ阻害剤;リシン、トウモロコシ−RIP、アブリン、ルフィン、サポリン、ブリオジン等のリボゾーム不活性化タンパク(RIP);3−ヒドロキシステロイドオキシダーゼ、エクジステロイド−UDP−グルコシルトランスフェラーゼ、コレステロールオキシダーゼ等のステロイド代謝酵素;エクダイソン阻害剤;HMG−CoAリダクターゼ;ナトリウムチャネル阻害剤、カルシウムチャネル阻害剤等のイオンチャネル阻害剤;幼若ホルモンエステラーゼ;利尿ホルモン受容体;スチルベンシンターゼ;ビベンジルシンターゼ;キチナーゼ;グルカナーゼ等が挙げられる。
またこの様な遺伝子組換えヤトロファで発現される毒素として、Cry1Ab、Cry1Ac、Cry1F、Cry1Fa2、Cry2Ab、Cry3A、Cry3Bb1またはCry9C等のδ−エンドトキシンタンパク、VIP1、VIP2、VIP3またはVIP3A等の殺虫タンパクのハイブリッド毒素、一部を欠損した毒素、修飾された毒素も含まれる。ハイブリッド毒素は組換え技術を用いて、これらタンパクの異なるドメインの新しい組み合わせによって作り出される。一部を欠損した毒素としては、アミノ酸配列の一部を欠損したCry1Abが知られている。修飾された毒素としては、天然型毒素のアミノ酸の1つまたは複数が置換されている。
これら毒素は、EP−A−0 374 753、WO 93/07278、WO 95/34656、EP−A−0 427 529、EP−A−451 878、WO 03/052073等に記載されている。
これらの毒素は、特に、甲虫目害虫、双翅目害虫、鱗翅目害虫への耐性をヤトロファへ付与する。
【0019】
本明細書におけるヤトロファには、遺伝子組換え技術を用いて、選択的な作用を有する抗病原性物質を産生する能力を付与されたものも含まれる。
抗病原性物質としては、例えばPRタンパク(PRPs、EP−A−0392225に記載されている);ナトリウムチャネル阻害剤、カルシウムチャネル阻害剤(ウイルスが産生するKP1、KP4、KP6毒素等が知られている)等のイオンチャネル阻害剤;スチルベンシンターゼ;ビベンジルシンターゼ;キチナーゼ;グルカナーゼ;ペプチド抗生物質、ヘテロ環を有する抗生物質、植物病害抵抗性に関与するタンパク因子等の微生物が産生する物質等が挙げられる。このような抗病原性物質は、EP−A−0392225、WO95/33818、EP−A−0353191等に記載されている。
【0020】
また、遺伝子組換え技術を用いて、油糧成分改質やアミノ酸含量増強形質などの有用形質を付与したものも含まれる。
【0021】
さらに、上記の古典的な除草剤形質あるいは除草剤耐性遺伝子、殺虫性害虫抵抗性遺伝子、抗病原性物質産生遺伝子、油糧成分改質やアミノ酸含量増強形質などの有用形質について、これらを複数組み合わせたスタック品種も含まれる。
【0022】
本発明方法において有効成分として適用されるプロトポルフィリノーゲンオキシダーゼ阻害剤及び/又は第二の除草剤は、通常、適当な液体担体に溶解するか分散させるか、または適当な固体担体と混合するか吸着させ、使用目的にとって都合の良い剤型に製剤化して使用する。本阻害剤の製剤は、例えば乳剤、液剤、油剤、噴霧剤、水和剤、粉剤、DL(ドリフトレス)型粉剤、粒剤、微粒剤、微粒剤F、細粒剤F、顆粒水和剤、水溶剤、フロアブル剤、ドライフロアブル剤、ジャンボ剤、錠剤、ペースト剤等の形態である。これらの製剤は、必要に応じて、例えば乳化剤、分散剤、展着剤、浸透剤、湿潤剤、結合剤、増粘剤、防腐剤、酸化防止剤、着色剤等の製剤補助剤を更に添加され、公知の方法で調製することができる。
【0023】
製剤化する際に使用される液体担体としては、例えば、水、アルコール類(例えば、メタノール、エタノール、1−プロパノール、2−プロパノール、エチレングリコール等)、ケトン類(例えば、アセトン、メチルエチルケトン等)、エーテル類(例えば、ジオキサン、テトラヒドロフラン、エチレングリコールモノメチルエーテル、ジエチレングリコールモノメチルエーテル、プロピレングリコールモノメチルエーテル等)、脂肪族炭化水素類(例えば、ヘキサン、オクタン、シクロヘキサン、灯油、燃料油、機械油等)、芳香族炭化水素類(例えば、ベンゼン、トルエン、キシレン、ソルベントナフサ、メチルナフタレン等)、ハロゲン化炭化水素類(例えば、ジクロロメタン、クロロホルム、四塩化炭素等)、酸アミド類(例えば、ジメチルホルムアミド、ジメチルアセトアミド、N−メチルピロリドン等)、エステル類(例えば、酢酸エチル、酢酸ブチル、脂肪酸グリセリンエステル等)、ニトリル類(例えば、アセトニトリル、プロピオニトリル等)等が挙げられる。これらの液体担体は2種以上を適当な割合で混合して使用することもできる。
【0024】
製剤化する際に使用される固体担体としては、植物性粉末(例えば、大豆粉、タバコ粉、小麦粉、木粉等)、鉱物性粉末(例えば、カオリン、ベントナイト、酸性白土、クレイ等のクレイ類、滑石粉、ロウ石粉等のタルク類、珪藻土、雲母粉等のシリカ類等)、アルミナ、硫黄粉末、活性炭、糖類(例えば、乳糖、ブドウ糖等)、無機塩類(例えば、炭酸カルシウム、重炭酸ナトリウム等)、ガラス中空体(天然のガラス質を焼成加工してその中に気泡を内包させたもの)等が挙げられる。これらの固体担体は2種以上を適当な割合で混合して使用することもできる。
液体担体または固体担体は、製剤全体に対して通常1〜99重量%、好ましくは約10〜99重量%の割合で用いられる。
【0025】
製剤化する際に使用される乳化剤、分散剤、展着剤、浸透剤、湿潤剤等としては通常界面活性剤が用いられる。界面活性剤としては、例えば、アルキル硫酸エステル塩、アルキルアリールスルホン酸塩、ジアルキルスルホコハク酸塩、ポリオキシエチレンアルキルアリールエーテルリン酸エステル塩、リグニンスルホン酸塩、ナフタレンスルホネートホルムアルデヒド重縮合物等の陰イオン界面活性剤およびポリオキシエチレンアルキルエーテル、ポリオキシエチレンアルキルアリールエーテル、ポリオキシエチレンアルキルポリオキシプロピレンブロックコポリマ−、ソルビタン脂肪酸エステル等の非イオン界面活性剤が挙げられる。これらの界面活性剤は2種以上を用いることもできる。界面活性剤は、製剤全体に対して通常0.1〜50重量%、好ましくは約0.1〜25重量%の割合で用いられる。
【0026】
結合剤および増粘剤としては、例えば、デキストリン、カルボキシメチルセルロースのナトリウム塩、ポリカルボン酸系高分子化合物、ポリビニルピロリドン、ポリビニルアルコール、リグニンスルホン酸ナトリウム、リグニンスルホン酸カルシウム、ポリアクリル酸ナトリウム、アラビアガム、アルギン酸ナトリウム、マンニトール、ソルビトール、ベントナイト系鉱物質、ポリアクリル酸とその誘導体、カルボキシメチルセルロースのナトリウム塩、ホワイトカーボン、天然の糖類誘導体(例えば、キサンタンガム、グアーガム等)等が挙げられる。
【0027】
製剤中に含有される有効成分の合計量は、乳剤、水和剤、顆粒水和剤、液剤、水溶剤、フロアブル剤等では、製剤全体に対して通常1〜90重量%の割合であり、油剤、粉剤、DL型粉剤等では、製剤全体に対して通常0.01〜10重量%の割合であり、微粒剤、微粒剤F、細粒剤F、粒剤等では、製剤全体に対して通常0.05〜10重量%の割合であるが、使用目的によってはこれらの濃度を適宜変更してもよい。乳剤、水和剤、顆粒水和剤、液剤、水溶剤、フロアブル剤等は、通常は水等で適宜希釈して使用されるが、通常は約100〜100,000倍に希釈して使用する。
【0028】
本発明方法において、製剤を水等で希釈した溶液を散布する際には、その散布液に補助剤(adjuvant)を添加しても良い。添加できる補助剤としては、例えば、界面活性剤(脂肪酸アルキルエステル、アルキルポリオキシエチレンエーテル等の非イオン系界面活性剤、アルキルベンゼンスルホン酸塩、ジアルキルジメチルアンモニウム塩等のイオン系界面活性剤)、crop oil、vegetative oil、crop oil concentrate、methylated seed oil、有機シリコン系展着剤、液肥(硫酸アンモニウム、urea ammonium nitrate等)等が挙げられる。 これらの補助剤は、単独で用いられてもよく、あるいは、2種以上を組み合わせて用いても良い。
【0029】
本発明方法としては、通常の公知の農薬施用方法と同様の方法であって、ヤトロファに適用可能な処理方法であれば用いることができ、例えば、播種前土壌混和処理、出芽前処理、出芽後処理が挙げられる。播種前土壌混和処理とは、ヤトロファの播種前、またはヤトロファの苗の移植を行う前において、有効成分を土壌に混和することである。出芽前処理とは、ヤトロファの出芽前において、有効成分を土壌に散布することである。出芽後処理とは、ヤトロファの出芽後において、有効成分を土壌もしくは雑草に施用することを意味し、畝間処理等を包含する。出芽後処理は、雑草の出芽前であっても出芽後であってもよい。畝間処理とは、ヤトロファの出芽後において、ヤトロファの周辺に有効成分を処理(散布、潅注等)する方法である。畝間処理は、雑草の出芽前および出芽後により、畝間処理・雑草出芽前処理と畝間処理・雑草出芽後処理に分類されることがある。
本発明における有効成分の使用量は、適用地域、適用時期、施用方法、対象草種等により適宜変更されうるが、通常は有効成分の合計量としてヤトロファ園1ヘクタールあたり1〜20000g程度、好ましくは10〜5000g程度である。
【実施例】
【0030】
以下、本発明をより詳細に説明するため、実施例を挙げて説明するが本発明はこれらの例に限定されるものではない。
【0031】
以下、製剤例を示す。
製剤例1
フルミオキサジン 40重量%
リグニンスルホン酸ナトリウム 5重量%
ポリオキシエチレンアルキルエーテル 5重量%
ホワイトカーボン 5重量%
クレイ 45重量%
を混合して水和剤を得る。調製した水和剤は水で適宜希釈して使用する。
また、フルミオキサジンをアシフルオルフェンナトリウム、ベンズフェンジゾン、ビフェノックス、ブタフェナシル、カルフェントラゾンエチル、クロロフタリム、シニドンエチル、フルフェンピルエチル、フルミクロラックペンチル、フルオログリコフェンエチル、フルチアセットメチル、ホメサフェン、HC−252、ラクトフェン、オキサジアルギル、オキサジアゾン、オキシフルオルフェン、ペントキサゾン、ピラフルフェンエチル、スルフェントラゾン、アザフェニジン、クロメトキシフェン、ハロサフェン、フルアゾレート、ピラゾジル、プロフルアゾール、サフルフェナシル、ベンカルバゾン、または、ピラクロニルに置き換える以外は同様にして、各々の水和剤を得る。
【0032】
製剤例2
フルミクロラックペンチル 10重量%
ポリオキシエチレンソルビタンモノオレエート 3重量%
CMC(カルボキシメチルセルロース) 3重量%
水 84重量%
を混合してフロアブル剤を得る。調製したフロアブル剤は水で適宜希釈して使用する。
また、フルミクロラックペンチルをアシフルオルフェンナトリウム、ベンズフェンジゾン、ビフェノックス、ブタフェナシル、カルフェントラゾンエチル、クロロフタリム、シニドンエチル、フルフェンピルエチル、フルミオキサジン、フルオログリコフェンエチル、フルチアセットメチル、ホメサフェン、HC−252、ラクトフェン、オキサジアルギル、オキサジアゾン、オキシフルオルフェン、ペントキサゾン、ピラフルフェンエチル、スルフェントラゾン、アザフェニジン、クロメトキシフェン、ハロサフェン、フルアゾレート、ピラゾジル、プロフルアゾール、サフルフェナシル、ベンカルバゾン、または、ピラクロニルに置き換える以外は同様にして、各々のフロアブル剤を得る。
【0033】
製剤例3
フルフェンピルエチル 30重量%
リグニンスルホン酸ナトリウム 5重量%
ポリオキシエチレンアルキルエーテル 5重量%
ホワイトカーボン 5重量%
クレイ 55重量%
を混合して水和剤を得る。調製した水和剤は水で適宜希釈して使用する。
また、フルフェンピルエチルをアシフルオルフェンナトリウム、ベンズフェンジゾン、ビフェノックス、ブタフェナシル、カルフェントラゾンエチル、クロロフタリム、シニドンエチル、フルミクロラックペンチル、フルミオキサジン、フルオログリコフェンエチル、フルチアセットメチル、ホメサフェン、HC−252、ラクトフェン、オキサジアルギル、オキサジアゾン、オキシフルオルフェン、ペントキサゾン、ピラフルフェンエチル、スルフェントラゾン、アザフェニジン、クロメトキシフェン、ハロサフェン、フルアゾレート、ピラゾジル、プロフルアゾール、サフルフェナシル、ベンカルバゾン、または、ピラクロニルに置き換える以外は同様にして、各々の水和剤を得る。
【0034】
製剤例4
フルミオキサジン 5重量%
グリホサートカリウム塩 10重量%
ポリオキシエチレンソルビタンモノオレエート 3重量%
CMC(カルボキシメチルセルロース) 3重量%
水 79重量%
を混合してフロアブル剤を得る。調製したフロアブル剤は水で適宜希釈して使用する。
また、グリホサートカリウム塩を2,4−Dまたはその塩もしくはエステル、イマゾスルフロン、クレトジム、グルホシネートもしくはその塩、グルホシネート−Pもしくはその塩、ジウロン、ジクワットもしくはその塩、シマジン、スルホスルフロン、パラコートもしくはその塩、ブタミホス、ブロマシル、メトスルフロンメチル、または、1−(2−クロロ−6−プロピルイミダゾ[1,2−a]ピリダジン−3−イルスルホニル)−3−(4,6−ジメトキシピリミジン−2−イル)ウレアに置き換える以外は同様にして、各々のフロアブル剤を得る。
【0035】
製剤例5
フルミクロラックペンチル 10重量%
クレトジム 10重量%
リグニンスルホン酸ナトリウム 5重量%
ポリオキシエチレンアルキルエーテル 5重量%
ホワイトカーボン 5重量%
クレイ 65重量%
を混合して水和剤を得る。調製した水和剤は水で適宜希釈して使用する。
また、クレトジムを2,4−Dまたはその塩もしくはエステル、イマゾスルフロン、グリホサートもしくはその塩、グルホシネートもしくはその塩、グルホシネート−Pもしくはその塩、ジウロン、ジクワットもしくはその塩、シマジン、スルホスルフロン、パラコートもしくはその塩、ブタミホス、ブロマシル、メトスルフロンメチル、または、1−(2−クロロ−6−プロピルイミダゾ[1,2−a]ピリダジン−3−イルスルホニル)−3−(4,6−ジメトキシピリミジン−2−イル)ウレアに置き換える以外は同様にして、各々の水和剤を得る。
【0036】
製剤例6
フルフェンピルエチル 15重量%
スルホスルフロン 5重量%
ポリオキシエチレンソルビタンモノオレエート 3重量%
CMC(カルボキシメチルセルロース) 3重量%
水 74重量%
を混合してフロアブル剤を得る。調製したフロアブル剤は水で適宜希釈して使用する。
また、スルホスルフロンを2,4−Dまたはその塩もしくはエステル、イマゾスルフロン、クレトジム、グリホサートもしくはその塩、グルホシネートもしくはその塩、グルホシネート−Pもしくはその塩、ジウロン、ジクワットもしくはその塩、シマジン、パラコートもしくはその塩、ブタミホス、ブロマシル、メトスルフロンメチル、または、1−(2−クロロ−6−プロピルイミダゾ[1,2−a]ピリダジン−3−イルスルホニル)−3−(4,6−ジメトキシピリミジン−2−イル)ウレアに置き換える以外は同様にして、各々のフロアブル剤を得る。
【0037】
製剤例7
サフルフェナシル 6重量%
2,4−D 12重量%
ポリオキシエチレンソルビタンモノオレエート 3重量%
CMC(カルボキシメチルセルロース) 3重量%
水 76重量%
を混合してフロアブル剤を得る。調製したフロアブル剤は水で適宜希釈して使用する。
また、2,4−Dをイマゾスルフロン、クレトジム、グリホサートもしくはその塩、グルホシネートもしくはその塩、グルホシネート−Pもしくはその塩、ジウロン、ジクワットもしくはその塩、シマジン、スルホスルフロン、パラコートもしくはその塩、ブタミホス、ブロマシル、メトスルフロンメチル、または、1−(2−クロロ−6−プロピルイミダゾ[1,2−a]ピリダジン−3−イルスルホニル)−3−(4,6−ジメトキシピリミジン−2−イル)ウレアに置き換える以外は同様にして、各々のフロアブル剤を得る。
【0038】
製剤例8
スルフェントラゾン 8重量%
イマゾスルフロン 8重量%
リグニンスルホン酸ナトリウム 5重量%
ポリオキシエチレンアルキルエーテル 5重量%
ホワイトカーボン 5重量%
クレイ 69重量%
を混合して水和剤を得る。調製した水和剤は水で適宜希釈して使用する。
また、イマゾスルフロンを2,4−Dまたはその塩もしくはエステル、クレトジム、グリホサートもしくはその塩、グルホシネートもしくはその塩、グルホシネート−Pもしくはその塩、ジウロン、ジクワットもしくはその塩、シマジン、スルホスルフロン、パラコートもしくはその塩、ブタミホス、ブロマシル、メトスルフロンメチル、または、1−(2−クロロ−6−プロピルイミダゾ[1,2−a]ピリダジン−3−イルスルホニル)−3−(4,6−ジメトキシピリミジン−2−イル)ウレアに置き換える以外は同様にして、各々の水和剤を得る。
【0039】
製剤例9
オキシフルオルフェン 15重量%
グルホシネート 15重量%
ポリオキシエチレンソルビタンモノオレエート 3重量%
CMC(カルボキシメチルセルロース) 3重量%
水 64重量%
を混合してフロアブル剤を得る。調製したフロアブル剤は水で適宜希釈して使用する。
また、グルホシネートを2,4−Dまたはその塩もしくはエステル、イマゾスルフロン、クレトジム、グリホサートもしくはその塩、グルホシネート−Pもしくはその塩、ジウロン、ジクワットもしくはその塩、シマジン、スルホスルフロン、パラコートもしくはその塩、ブタミホス、ブロマシル、メトスルフロンメチル、または、1−(2−クロロ−6−プロピルイミダゾ[1,2−a]ピリダジン−3−イルスルホニル)−3−(4,6−ジメトキシピリミジン−2−イル)ウレアに置き換える以外は同様にして、各々のフロアブル剤を得る。
【0040】
以下、試験例を示す。
試験例1 ヤトロファ出芽前処理試験
32cm×22cm、深さ8cmのプラスチックケースに畑地土壌を充填し、これにヤトロファ、アキノエノコログサ(Setaria faberi)、アオゲイトウ(Amaranthus retroflexus)、シロザ(Chenopodium album)、および、ハコベ(Stellaria media)の種子を播き、約0.5cmの覆土をした。次いで、フルミオキサジンを含む薬剤希釈液を所定の処理薬量で土壌表面に均一に散布した。フルミオキサジンはValorSX(ベーラントUSA社製)を脱イオン水で希釈することにより調製した。薬剤処理後の植物は温室内で栽培し、処理21日後に薬害および除草効果を表1の基準に従って評価した。
結果を表2に示す。
【0041】
【表1】

【0042】
【表2】

(上表において、Jcはヤトロファを、Sfはアキノエノコログサを、Arはアオゲイトウを、Caはシロザを、Smはハコベを夫々表す。)
【0043】
試験例2 ヤトロファ出芽前処理試験
32cm×22cm、深さ8cmのプラスチックケースに畑地土壌を充填し、これにヤトロファ、オオクサキビ(Panicum dichotomiflorum)、アオゲイトウ(Amaranthus retroflexus)、シロザ(Chenopodium album)、イチビ(Abutilon theophrasti)、および、アメリカアサガオ(Ipomoea hederacea)の種子を播き、約0.5cmの覆土をした。次いで、サフルフェナシルを含む薬剤希釈液を所定の処理薬量で土壌表面に均一に散布した。希釈液はサフルフェナシル原体をN,N−ジメチルホルムアミド(2部のTween20(ポリオキシエチレンソルビタン脂肪酸エステル)含む)に溶解し、脱イオン水で希釈することにより調製した。薬剤処理後の植物は温室内で栽培し、処理25日後に薬害および除草効果を表1の基準に従って評価した。
結果を表3に示す。
【0044】
【表3】

(上表において、Jcはヤトロファを、Pdはオオクサキビを、Arはアオゲイトウを、Caはシロザを、Atはイチビを、Ihはアメリカアサガオを夫々表す。)
【0045】
試験例3 ヤトロファ出芽前処理試験
32cm×22cm、深さ8cmのプラスチックケースに畑地土壌を充填し、これにヤトロファ、イヌビエ(Echinochloa crus‐galli)、メヒシバ(Digitaria adscendens)、アオゲイトウ(Amaranthus retroflexus)、シロザ(Chenopodium album)、イチビ(Abutilon theophrasti)、および、アメリカアサガオ(Ipomoea hederacea)の種子を播き、約0.5cmの覆土をした。次いで、スルフェントラゾンを含む薬剤希釈液を所定の処理薬量で土壌表面に均一に散布した。希釈液はスルフェントラゾン原体をN,N−ジメチルホルムアミド(2部のTween20(ポリオキシエチレンソルビタン脂肪酸エステル)含む)に溶解し、脱イオン水で希釈することにより調製した。薬剤処理後の植物は温室内で栽培し、処理25日後に薬害および除草効果を表1の基準に従って評価した。
結果を表4に示す。
【0046】
【表4】

(上表において、Jcはヤトロファを、Ecはイヌビエを、Daはメヒシバを、Arはアオゲイトウを、Caはシロザを、Atはイチビを、Ihはアメリカアサガオを夫々表す。)
【0047】
試験例4 ヤトロファ出芽前処理試験
32cm×22cm、深さ8cmのプラスチックケースに畑地土壌を充填し、これにヤトロファ、イヌビエ(Echinochloa crus‐galli)、アキノエノコログサ(Setaria faberi)、メヒシバ(Digitaria adscendens)、オオクサキビ(Panicum dichotomiflorum)、アオゲイトウ(Amaranthus retroflexus)、および、シロザ(Chenopodium album)の種子を播き、約0.5cmの覆土をした。次いで、オキシフルオルフェンを含む薬剤希釈液を所定の処理薬量で土壌表面に均一に散布した。希釈液はオキシフルオルフェン原体をN,N−ジメチルホルムアミド(2部のTween20(ポリオキシエチレンソルビタン脂肪酸エステル)含む)に溶解し、脱イオン水で希釈することにより調製した。薬剤処理後の植物は温室内で栽培し、処理25日後に薬害および除草効果を表1の基準に従って評価した。
結果を表5に示す。
【0048】
【表5】

(上表において、Jcはヤトロファを、Ecはイヌビエを、Sfはアキノエノコログサを、Daはメヒシバを、Pdはオオクサキビを、Arはアオゲイトウを、Caはシロザを夫々表す。)
【0049】
試験例5 ヤトロファ畝間処理・雑草出芽前処理試験
1/2000アールワグネルポットに畑地土壌を充填し、ヤトロファを1樹植えて温室で栽培した。同ポットにイヌビエ(Echinochloa crus−galli)、アオゲイトウ(Amaranthus retroflexus)、シロザ(Chenopodium album)、および、ハコベ(Stellaria media)の種子を播き、約0.5cmの覆土をした。次いで、フルミオキサジン粒剤(商品名BroadStar、ベーラントUSA社製)の所定量を土壌表面に手で散布した。なお、処理時のヤトロファの草丈は35.7cmであった。薬剤処理後の植物は温室内で栽培し、処理21日後に薬害および除草効果を表1の基準に従って評価した。
結果を表6に示す。
【0050】
【表6】

(上表において、Jcはヤトロファを、Ecはイヌビエを、Arはアオゲイトウを、Caはシロザを、Smはハコベを夫々表す。)
【0051】
試験例6 ヤトロファ畝間処理・雑草出芽前処理試験
直径24cm、高さ21cmのポットに畑地土壌を充填し、ヤトロファを1樹植えて温室で栽培した。同ポットにイヌビエ(Echinochloa crus−galli)、メヒシバ(Digitaria adscendens)、シロザ(Chenopodium album)、および、イチビ(Abutilon theophrasti)の種子を播き、約0.5cmの覆土をした。次いで、フルミオキサジンを含む薬剤希釈液を所定の処理薬量で土壌表面に均一に散布した。フルミオキサジンはValorSX(ベーラントUSA社製)を脱イオン水で希釈することにより調製した。なお、処理時のヤトロファの草丈は26.0cmであった。薬剤処理後の植物は温室内で栽培し、処理20日後に薬害および除草効果を表1の基準に従って評価した。
結果を表7に示す。
【0052】
【表7】

(上表において、Jcはヤトロファを、Ecはイヌビエを、Daはメヒシバを、Caはシロザを、Atはイチビを夫々表す。)
【0053】
試験例7 ヤトロファ畝間処理・雑草出芽前処理試験
直径24cm、高さ21cmのポットに畑地土壌を充填し、ヤトロファを1樹植えて温室で栽培した。同ポットにシロザ(Chenopodium album)、および、イチビ(Abutilon theophrasti)の種子を播き、約0.5cmの覆土をした。次いで、サフルフェナシルを含む薬剤希釈液を所定の処理薬量で土壌表面に均一に散布した。希釈液はサフルフェナシル原体をN,N−ジメチルホルムアミド(2部のTween20(ポリオキシエチレンソルビタン脂肪酸エステル)含む)に溶解し、脱イオン水で希釈することにより調製した。なお、処理時のヤトロファの草丈は26.0cmであった。薬剤処理後の植物は温室内で栽培し、処理20日後に薬害および除草効果を表1の基準に従って評価した。
結果を表8に示す。
【0054】
【表8】

(上表において、Jcはヤトロファを、Caはシロザを、Atはイチビを夫々表す。)
【0055】
試験例8 ヤトロファ畝間処理・雑草出芽前処理試験
直径24cm、高さ21cmのポットに畑地土壌を充填し、ヤトロファを1樹植えて温室で栽培した。同ポットにメヒシバ(Digitaria adscendens)、および、シロザ(Chenopodium album)の種子を播き、約0.5cmの覆土をした。次いで、スルフェントラゾンを含む薬剤希釈液を所定の処理薬量で土壌表面に均一に散布した。希釈液はスルフェントラゾン原体をN,N−ジメチルホルムアミド(2部のTween20(ポリオキシエチレンソルビタン脂肪酸エステル)含む)に溶解し、脱イオン水で希釈することにより調製した。なお、処理時のヤトロファの草丈は26.0cmであった。薬剤処理後の植物は温室内で栽培し、処理20日後に薬害および除草効果を表1の基準に従って評価した。
結果を表9に示す。
【0056】
【表9】


(上表において、Jcはヤトロファを、Daはメヒシバを、Caはシロザを夫々表す。)
【0057】
試験例9 ヤトロファ畝間処理・雑草出芽前処理試験
直径24cm、高さ21cmのポットに畑地土壌を充填し、ヤトロファを1樹植えて温室で栽培した。同ポットにイヌビエ(Echinochloa crus‐galli)、アキノエノコログサ(Setaria faberi)、メヒシバ(Digitaria adscendens)、シロザ(Chenopodium album)、および、イチビ(Abutilon theophrasti)の種子を播き、約0.5cmの覆土をした。次いで、オキシフルオルフェンを含む薬剤希釈液を所定の処理薬量で土壌表面に均一に散布した。希釈液はオキシフルオルフェン原体をN,N−ジメチルホルムアミド(2部のTween20(ポリオキシエチレンソルビタン脂肪酸エステル)含む)に溶解し、脱イオン水で希釈することにより調製した。なお、処理時のヤトロファの草丈は26.0cmであった。薬剤処理後の植物は温室内で栽培し、処理20日後に薬害および除草効果を表1の基準に従って評価した。
結果を表10に示す。
【0058】
【表10】

(上表において、Jcはヤトロファを、Ecはイヌビエを、Sfはアキノエノコログサを、Daはメヒシバを、Caはシロザを、Atはイチビを夫々表す。)
【0059】
試験例10 ヤトロファ畝間・雑草出芽後処理試験
直径24cm,高さ21cmのポットに畑地土壌を充填し、ヤトロファを1樹植えて温室で栽培した。また、プラスチックカップに畑地土壌を充填し、イチビ(Abutilon theophrasti)およびノハラガラシ(Sinapis arvensis)の種子を播き、約0.5cmの覆土後、温室内で2週間栽培した。次いで、ヤトロファが生育するポットと雑草が生育するポットを並べ、フルミオキサジンを含む薬剤希釈液を所定の処理薬量で茎葉散布した。フルミオキサジンはValorSX(ベーラントUSA社製)を脱イオン水で希釈することにより調製した。薬剤処理後の植物は温室内で栽培し、処理21日後に薬害および除草効果を表1の基準に従って評価した。
結果を表11に示す。
【0060】
【表11】

【0061】
試験例11 ヤトロファ畝間処理・雑草出芽後処理試験
直径24cm、高さ21cmのポットに畑地土壌を充填し、ヤトロファを1樹植えて温室で栽培した。同様に同一ポットのヤトロファ周辺部にイヌビエ(Echinochloa crus−galli)、メヒシバ(Digitaria adscendens)、シロザ(Chenopodium album)、および、イチビ(Abutilon theophrasti)の種子を播き、約0.5cmの覆土をして、栽培した。次いで、フルミオキサジンを含む薬剤希釈液を所定の処理薬量で雑草の生育場所に均一に散布した。フルミオキサジンはValorSX(ベーラントUSA社製)を脱イオン水で希釈することにより調製した。なお、処理時のヤトロファの草丈は26.0cmであった。薬剤処理後の植物は温室内で栽培し、処理20日後に薬害および除草効果を表1の基準に従って評価した。
結果を表12に示す。
【0062】
【表12】

(上表において、Jcはヤトロファを、Ecはイヌビエを、Daはメヒシバを、Caはシロザを、Atはイチビを夫々表す。)
【0063】
試験例12 ヤトロファ畝間処理・雑草出芽後処理試験
直径24cm、高さ21cmのポットに畑地土壌を充填し、ヤトロファを1樹植えて温室で栽培した。同様に同一ポットのヤトロファ周辺部にイヌビエ(Echinochloa crus−galli)、アキノエノコログサ(Setaria faberi)、メヒシバ(Digitaria adscendens)、シロザ(Chenopodium album)、および、イチビ(Abutilon theophrasti)の種子を播き、約0.5cmの覆土をして、栽培した。次いで、サフルフェナシルを含む薬剤希釈液を所定の処理薬量で雑草の生育場所に均一に散布した。希釈液はサフルフェナシル原体をN,N−ジメチルホルムアミド(2部のTween20(ポリオキシエチレンソルビタン脂肪酸エステル)含む)に溶解し、脱イオン水で希釈することにより調製した。なお、処理時のヤトロファの草丈は26.0cmであった。薬剤処理後の植物は温室内で栽培し、処理20日後に薬害および除草効果を表1の基準に従って評価した。
結果を表13に示す。
【0064】
【表13】

(上表において、Jcはヤトロファを、Ecはイヌビエを、Sfはアキノエノコログサを、Daはメヒシバを、Caはシロザを、Atはイチビを夫々表す。)
【0065】
試験例13 ヤトロファ畝間処理・雑草出芽後処理試験
直径24cm、高さ21cmのポットに畑地土壌を充填し、ヤトロファを1樹植えて温室で栽培した。同様に同一ポットのヤトロファ周辺部にイヌビエ(Echinochloa crus−galli)、シロザ(Chenopodium album)、および、イチビ(Abutilon theophrasti)の種子を播き、約0.5cmの覆土をして、栽培した。次いで、スルフェントラゾンを含む薬剤希釈液を所定の処理薬量で雑草の生育場所に均一に散布した。希釈液はスルフェントラゾン原体をN,N−ジメチルホルムアミド(2部のTween20(ポリオキシエチレンソルビタン脂肪酸エステル)含む)に溶解し、脱イオン水で希釈することにより調製した。なお、処理時のヤトロファの草丈は26.0cmであった。薬剤処理後の植物は温室内で栽培し、処理20日後に薬害および除草効果を表1の基準に従って評価した。
結果を表14に示す。
【0066】
【表14】


(上表において、Jcはヤトロファを、Ecはイヌビエを、Caはシロザを、Atはイチビを夫々表す。)
【0067】
試験例14 ヤトロファ畝間処理・雑草出芽後処理試験
直径24cm、高さ21cmのポットに畑地土壌を充填し、ヤトロファを1樹植えて温室で栽培した。同様に同一ポットのヤトロファ周辺部にイヌビエ(Echinochloa crus−galli)、アキノエノコログサ(Setaria faberi)、メヒシバ(Digitaria adscendens)、シロザ(Chenopodium album)、および、イチビ(Abutilon theophrasti)の種子を播き、約0.5cmの覆土をして、栽培した。次いで、オキシフルオルフェンを含む薬剤希釈液を所定の処理薬量で雑草の生育場所に均一に散布した。希釈液はオキシフルオルフェン原体をN,N−ジメチルホルムアミド(2部のTween20(ポリオキシエチレンソルビタン脂肪酸エステル)含む)に溶解し、脱イオン水で希釈することにより調製した。なお、処理時のヤトロファの草丈は26.0cmであった。薬剤処理後の植物は温室内で栽培し、処理20日後に薬害および除草効果を表1の基準に従って評価した。
結果を表15に示す。
【0068】
【表15】

(上表において、Jcはヤトロファを、Ecはイヌビエを、Sfはアキエノコログサを、Daはメヒシバを、Caはシロザを、Atはイチビを夫々表す。)
【0069】
試験例15 ヤトロファ畝間処理・雑草出芽前処理試験(混用処理)
直径24cm,高さ21cmのポットに畑地土壌を充填し、ヤトロファを1樹植えて温室で栽培した。また、プラスチックカップに畑地土壌を充填し、アキノエノコログサ(Setaria faberi)、シロザ(Chenopodium album)、アオゲイトウ(Amaranthus retroflexus)、ハコベ(Stellaria media)の種子を播き、約0.5cmの覆土をした。次いで、ヤトロファが生育するポットと雑草を播種したポットを並べ、フルミオキサジンとグリホサートとを含む薬剤希釈液を所定の処理薬量で散布した。フルミオキサジンはValorSX(ベーラントUSA社製)を、グリホサートカリウム塩はラウンドアップオリジナルマックス(モンサント社製)を、夫々脱イオン水で希釈することにより調製した。薬剤処理後の植物は温室内で栽培し、処理21日後に薬害および除草効果を表1の基準に従って評価した。
結果を表16に示す。
【0070】
【表16】

(上表において、Jcはヤトロファを、Sfはアキノエノコログサを、Caはシロザを、Arはアオゲイトウを、Smはハコベを夫々表す。)
【0071】
試験例16 ヤトロファ畝間処理・雑草出芽後処理試験(混用処理)
直径24cm,高さ21cmのポットに畑地土壌を充填し、ヤトロファを1樹植えて温室で栽培した。また、プラスチックカップに畑地土壌を充填し、アキノエノコログサ(Setaria faberi)、イチビ(Abutilon theophrasti)、シロザ(Chenopodium album)、アオゲイトウ(Amaranthus retroflexus)、ハコベ(Stellaria media)の種子を播き、約0.5cmの覆土後、温室内で2週間栽培した。次いで、ヤトロファが生育するポットと雑草が生育するポットを並べ、フルミオキサジンとグリホサートとを含む薬剤希釈液を所定の処理薬量で散布した。フルミオキサジンはValorSX(ベーラントUSA社製)を、グリホサートカリウム塩はラウンドアップオリジナルマックス(モンサント社製)を、夫々脱イオン水で希釈することにより調製した。薬剤処理後の植物は温室内で栽培し、処理21日後に薬害および除草効果を表1の基準に従って評価した。
結果を表17に示す。
【0072】
【表17】

(上表において、Jcはヤトロファを、Sfはアキノエノコログサを、Atはイチビを、Caはシロザを、Arはアオゲイトウを、Smはハコベを夫々表す。)
【0073】
試験例17 ヤトロファ畝間処理・雑草出芽後処理試験(混用処理)
直径24cm、高さ21cmのポットに畑地土壌を充填し、ヤトロファを1樹植えて温室で栽培した。同様に同一ポットのヤトロファ周辺部にイヌビエ(Echinochloa crus−galli)、アキノエノコログサ(Setaria faberi)、セイバンモロコシ(Sorghum halepense)、メヒシバ(Digitaria adscendens)、ブラックグラス(Alopecurus myosuroides)、ネズミムギ(Lolium multiflorum)、および、イチビ(Abutilon theophrasti)の種子を播き、約0.5cmの覆土をして、栽培した。サフルフェナシルとグリホサートとを含む薬剤希釈液を所定の処理薬量で雑草の生育場所に均一に散布した。希釈液はサフルフェナシル原体をN,N−ジメチルホルムアミド(2部のTween20(ポリオキシエチレンソルビタン脂肪酸エステル)含む)に溶解し、脱イオン水で希釈したのち、グリホサートカリウム塩として、ラウンドアップオリジナルマックス(モンサント社製)を所定の薬量になるよう添加することにより調製した。なお、処理時のヤトロファの草丈は41.6cmであった。薬剤処理後の植物は温室内で栽培し、処理13日後に薬害および除草効果を表1の基準に従って評価した。
結果を表18に示す。
【0074】
【表18】


(上表において、Jcはヤトロファを、Ecはイヌビエを、Sfはアキノエノコログサを、Shはセイバンモロコシを、Daはメヒシバを、Amはブラックグラスを、Lmはネズミムギを、Atはイチビを夫々表す。)
【0075】
試験例18 ヤトロファ畝間処理・雑草出芽後処理試験(混用処理)
直径24cm、高さ21cmのポットに畑地土壌を充填し、ヤトロファを1樹植えて温室で栽培した。同様に同一ポットのヤトロファ周辺部にイヌビエ(Echinochloa crus−galli)、アキノエノコログサ(Setaria faberi)、セイバンモロコシ(Sorghum halepense)、メヒシバ(Digitaria adscendens)、ブラックグラス(Alopecurus myosuroides)、ネズミムギ(Lolium multiflorum)、および、イチビ(Abutilon theophrasti)の種子を播き、約0.5cmの覆土をして、栽培した。スルフェントラゾンとグリホサートとを含む薬剤希釈液を所定の処理薬量で雑草の生育場所に均一に散布した。希釈液はスルフェントラゾン原体をN,N−ジメチルホルムアミド(2部のTween20(ポリオキシエチレンソルビタン脂肪酸エステル)含む)に溶解し、脱イオン水で希釈したのち、グリホサートカリウム塩として、ラウンドアップオリジナルマックス(モンサント社製)を所定の薬量になるよう添加することにより調製した。なお、処理時のヤトロファの草丈は41.6cmであった。薬剤処理後の植物は温室内で栽培し、処理13日後に薬害および除草効果を表1の基準に従って評価した。
結果を表19に示す。
【0076】
【表19】


(上表において、Jcはヤトロファを、Ecはイヌビエを、Sfはアキノエノコログサを、Shはセイバンモロコシを、Daはメヒシバを、Amはブラックグラスを、Lmはネズミムギを、Atはイチビを夫々表す。)
【0077】
試験例19 ヤトロファ畝間処理・雑草出芽後処理試験(混用処理)
直径24cm、高さ21cmのポットに畑地土壌を充填し、ヤトロファを1樹植えて温室で栽培した。同様に同一ポットのヤトロファ周辺部にイヌビエ(Echinochloa crus−galli)、アキノエノコログサ(Setaria faberi)、セイバンモロコシ(Sorghum halepense)、メヒシバ(Digitaria adscendens)、ブラックグラス(Alopecurus myosuroides)、ネズミムギ(Lolium multiflorum)、および、イチビ(Abutilon theophrasti)の種子を播き、約0.5cmの覆土をして、栽培した。オキシフルオルフェンとグリホサートとを含む薬剤希釈液を所定の処理薬量で雑草の生育場所に均一に散布した。希釈液はオキシフルオルフェン原体をN,N−ジメチルホルムアミド(2部のTween20(ポリオキシエチレンソルビタン脂肪酸エステル)含む)に溶解し、脱イオン水で希釈したのち、グリホサートカリウム塩として、ラウンドアップオリジナルマックス(モンサント社製)を所定の薬量になるよう添加することにより調製した。なお、処理時のヤトロファの草丈は41.6cmであった。薬剤処理後の植物は温室内で栽培し、処理13日後に薬害および除草効果を表1の基準に従って評価した。
結果を表20に示す。
【0078】
【表20】


(上表において、Jcはヤトロファを、Ecはイヌビエを、Sfはアキノエノコログサを、Shはセイバンモロコシを、Daはメヒシバを、Amはブラックグラスを、Lmはネズミムギを、Atはイチビを夫々表す。)
【産業上の利用可能性】
【0079】
本発明により、ヤトロファが生育している場所における雑草をヤトロファに害を引き起こすことなく防除することができる。

【特許請求の範囲】
【請求項1】
ヤトロファ(Jatropha)が生育している場所に、有効成分としてプロトポルフィリノーゲンオキシダーゼ阻害剤の有効量を適用することを特徴とするヤトロファの生育場所の雑草を防除する方法。
【請求項2】
プロトポルフィリノーゲンオキシダーゼ阻害剤が、アシフルオルフェンナトリウム、ベンズフェンジゾン、ビフェノックス、ブタフェナシル、カルフェントラゾンエチル、クロロフタリム、シニドンエチル、フルフェンピルエチル、フルミクロラックペンチル、フルミオキサジン、フルオログリコフェンエチル、フルチアセットメチル、ホメサフェン、HC−252、ラクトフェン、オキサジアルギル、オキサジアゾン、オキシフルオルフェン、ペントキサゾン、ピラフルフェンエチル、スルフェントラゾン、アザフェニジン、クロメトキシフェン、ハロサフェン、フルアゾレート、ピラゾジル、プロフルアゾール、サフルフェナシル、ベンカルバゾン及びピラクロニルからなる群から選ばれる少なくとも1つである請求項1に記載の方法。
【請求項3】
プロトポルフィリノーゲンオキシダーゼ阻害剤が、アシフルオルフェンナトリウム、ブタフェナシル、カルフェントラゾンエチル、フルフェンピルエチル、フルミクロラックペンチル、フルミオキサジン、オキシフルオルフェン、ピラフルフェンエチル、スルフェントラゾン及びサフルフェナシルからなる群から選ばれる少なくとも1つである請求項1に記載の方法。
【請求項4】
プロトポルフィリノーゲンオキシダーゼ阻害剤が、フルフェンピルエチル、フルミクロラックペンチル及びフルミオキサジンからなる群から選ばれる少なくとも1つである請求項1に記載の方法。
【請求項5】
プロトポルフィリノーゲンオキシダーゼ阻害剤が、フルミオキサジンである請求項1に記載の方法。
【請求項6】
有効成分として、プロトポルフィリノーゲンオキシダーゼ阻害剤と第2の除草剤とを組み合わせて適用する請求項1〜5のいずれか一項に記載の方法。
【請求項7】
第2の除草剤が、2,4−D、イマゾスルフロン、クレトジム、グリホサート、グルホシネート、グルホシネート−P、ジウロン、ジクワット、シマジン、スルホスルフロン、パラコート、ブタミホス、ブロマシル、メトスルフロンメチル、1−(2−クロロ−6−プロピルイミダゾ[1,2−a]ピリダジン−3−イルスルホニル)−3−(4,6−ジメトキシピリミジン−2−イル)ウレア、それらの農学的に許容される塩及びそれらの農学的に許容されるエステルからなる群から選ばれる少なくとも1つである請求項6に記載の方法。
【請求項8】
プロトポルフィリノーゲンオキシダーゼ阻害剤の有効量を適用する方法が、播種前土壌混和処理方法、出芽前処理方法または出芽後処理方法である請求項1〜7のいずれか一項に記載の方法。

【公開番号】特開2010−100607(P2010−100607A)
【公開日】平成22年5月6日(2010.5.6)
【国際特許分類】
【出願番号】特願2009−132859(P2009−132859)
【出願日】平成21年6月2日(2009.6.2)
【出願人】(000002093)住友化学株式会社 (8,981)
【Fターム(参考)】