説明

ラミネート容器及びラミネート容器の製造方法

【課題】空気吸引によるラミネートを本体に容易に施すことが可能なラミネート容器を提供する。
【解決手段】通気性を有する材料にて構成された本体(5)の少なくとも一方の面に孔の空いたフィルム(21)がラミネートされている。

【発明の詳細な説明】
【技術分野】
【0001】
本発明は、容器本体に樹脂フィルムを溶着させたラミネート容器及びその製造方法に関する。
【背景技術】
【0002】
パルプ材料からなる容器は、環境への配慮などから需要が高まっている。しかし、パルプ材料からなる容器に食料品等をそのまま収納してしまうと、パルプ材料の吸水性が高いため、水分がパルプ材料に吸収されてしまう。このため、パルプ材料からなる容器に水気の多いものを収容することができない。また、容器が水分を吸収することで、容器自体の強度が著しく低下してしまうことになる。このような問題を解決するため、パルプ製容器の内側を熱可塑性樹脂でラミネートすることで、パルプ製容器内側の水分吸収に対する撥水性の改善が行われている。
【0003】
容器成形後にラミネートする方法としては、例えば、金型内で成形済の容器の内側にラミネートするフィルムを配置し、フィルムに熱をかけた後、容器の外側から空気を引くことでフィルムを容器に密着させ、ラミネートする方法がある。
【0004】
しかし、容器の内側にラミネートするだけでは、容器の外側からの水分の吸収を抑止することができない。その結果、容器の外側から水分を吸収してしまい、剛性を保つことができない。このため、パルプモールドなどのパルプ材料からなる容器には、容器の両面にラミネートを施すことが所望されている。
【0005】
ところが、上述のようにラミネートする反対側から空気を引いてラミネートする場合には、片面にラミネートされたフィルムにより通気性が阻害されるため、もう一方の面をラミネートするときに空気を引くことができなくなってしまい、フィルムを隙間なく容器に密着させることができなくなってしまう。
【0006】
そこで、例えば、特許文献1には、通気性の乏しい容器、例えば、片面がラミネート済の容器においてフィルム反対側から吸引するための方法として、容器自体に空気吸引孔形成したり、皺等の凹凸による通気口を利用したりすることで、ラミネートする際の空気吸引を可能とする方法について記載されている。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0007】
【特許文献1】特開2008−213933号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0008】
しかし、特許文献1の方法では、例えば、容器外面側にラミネートを施し、次に容器内面にフィルムをラミネートするためには、空気を吸引するための穴をフィルムごと容器にあける必要があり、フィルムに比べて容器の剛性が高いため、フィルムのみへの穴開け加工に比べてコストが高くなり、また、小さな孔を開けづらいという問題がある。
【0009】
また、容器の凹凸部分では平坦な面に比べて吸引力が大きくないとフィルムが隅々まで引き延ばされずフィルムと容器との間に空間が生じてしまう。そのため、空気を吸引するための開口面積もある程度多くしないと、他方の面に隙間なくフィルムをラミネートできないという問題がある。このとき、特許文献1に記載されるように容器ごと穴を開けてしまうと強度が必要な凹凸部ほど穴をあけることで剛性が低くなってしまう。さらに、裏面にラミネート後、容器ごと穴を開けているので、穴のあけた部分は内側にラミネートするフィルム一枚で内容物を保持しなければならず、強度が著しく低くなり、収容力に乏しくなってしまう。
【0010】
さらに、容器外面側にラミネートを施すことで容器外面側のパルプモールド由来の細かい表面凹凸がなくなるので素手で持つ際に滑りやすくなり、このことによりハンドリングが難しい問題点がある。
【0011】
本発明は、上記問題点に鑑みてなされたものであり、空気吸引によるラミネートを本体に容易に施すことが可能なラミネート容器及びその製造方法を提供することを目的とする。
【課題を解決するための手段】
【0012】
上記課題を解決するため、本発明におけるラミネート容器は、通気性を有する材料にて構成された本体の少なくとも一方の面に孔の空いたフィルムがラミネートされていることを特徴とする。
【0013】
また本発明におけるラミネート容器の製造方法は、通気性を有する材料にて構成された本体の片面に孔のあいたフィルムをラミネートした後、もう一方の面にフィルムを吸引及び融着にてラミネートすることを特徴とする。
【発明の効果】
【0014】
本発明によれば、空気吸引によるラミネートを本体に容易に施すことができる。
【図面の簡単な説明】
【0015】
【図1】両面にラミネートを施した容器の概要図である。
【図2】ラミネートフィルムの模式図である。
【図3】本発明の第一実施形態におけるラミネート容器の説明図である。
【図4】本実施形態における容器外側のラミネート工程を説明する図である。
【図5】本実施形態における容器内側のラミネート工程を説明する図である。
【図6】本発明の第二実施形態におけるラミネート容器の説明図である。
【発明を実施するための形態】
【0016】
以下、本発明の実施形態における容器について図面を参照して詳細に説明する。
【0017】
図1は、本発明の一実施形態における容器の外観図である。図1(a)は、斜視図であり、図1(b)は、A−A断面図、図1(c)は、B方向から見た上面図である。
【0018】
本実施形態における容器1は、底部2と底部2から上に凸に盛り上がった凸部3と段差部4と側壁とからなる容器本体5と、水分を本体に透過させることのないラミネート用フィルム20と、通気性を有するラミネート用フィルム21と、からなる。ラミネート用フィルム20は、内容物を収納可能な上面から視て側壁に囲まれて凹んだ内面10に備えられ、ラミネート用フィルム21は、外面11に備えられる。
【0019】
容器本体5は、各熱可塑性樹脂を吸引するのに十分な通気性を有する容器であり、例えば、パルプモールドなどがある。その他、パルプ材料などを用いて公知の技術により成形したものを適宜用いることができる。
【0020】
なお、パルプモールドは古紙を水で溶かし、金網で抄き上げた後に乾燥して作る紙成形品である。例えば、新聞、雑誌、段ボール、OA用紙などの古紙を原料として成形するものである。また、パルプモールドは、水に浸すと繊維がほぐれるため、使用後は再び古紙原料として活用できる環境対応製品である。従って、通気性や吸収性に優れるものである。
【0021】
本実施形態におけるパルプの原料としては特に限定されることなく木材、あるいは植物性繊維材料など(例えば、葦、サトウキビ、ケナフなど)を用いることができる。
【0022】
また、本実施形態における容器1は、図1(b)に示すように、内側10に貼られている液体などを通さないラミネート用フィルム20及び外側11に貼られている空気などの気体が通過できるラミネート用フィルム21は、共に熱可塑性樹脂からなり、加熱後熱融着により貼り付けられる。
【0023】
また、本実施形態における容器1は、内側10には水分透過のないラミネート用フィルム20を備えることで、例えば、水分の含んだ食品を収容しても、パルプ材料からなる容器の基材には水分が浸透することがない。そのため、容器1は、水分を吸収することにより柔らかくなって強度が低下することがない。なお、使用態様により水分を透過するものであっても適宜用いることができる。
【0024】
次に、図2の模式図を参照して本発明の一実施形態におけるラミネート用フィルムについて説明する。
【0025】
図2(a)は、通気性を有しない容器内側に貼る孔のないラミネート用フィルム20の模式図を示し、図2(b)は、通気性を有する容器外側に貼る孔の空いたラミネート用フィルム21の模式図を示す。
【0026】
図2(b)に示すフィルム全体に孔の空いたラミネート用フィルム21は、フィルム全体の面積に対する各孔の面積の合計の占める割合(ここでは開孔率と定義する)が小さ過ぎると、フィルムをラミネートする際に特に凹凸のある部分に対しては空気を十分に吸引することができず、それに伴うフィルムの細部への引っ張りが悪い。一方、大き過ぎると、空気と共にフィルムを引っ張ることが困難になり、ラミネートすることが難しくなるため好ましくない。そのため、開孔率としては0.5%〜15%であることが好ましく、1%〜10%であることが更に好ましい。
【0027】
また、図2(b)に示すように、孔の直径をRと定義し、孔と孔の中心の間隔をピッチAと定義した場合、全体に均等に孔を設ける場合は、フィルムを細部まで隙間なく吸引するために、直径Rとしては、0.1mm〜1.5mmであることが好ましく、0.2mm〜1.2mmであることが更に好ましい。
【0028】
なお、孔の並びを図2(b)では正方形として示したがこれに限定されることはなく菱形、長方形、多角形などラミネートする容器の形状等に合わせて細部までラミネートできるよう適宜設定可能である。また、孔の配置を均等間隔ではなく、ラミネートした際に容器の凹凸のある部分に相当する部分に特に孔を集中して配置する(平坦部な部分に配置された孔同士の間隔に比べて凹凸にかかる部分の孔同士の間隔を短くしてたくさん配置する)ことで、より好適に凹凸部のラミネートを行うことができる。
【0029】
ラミネート用フィルムとしては、公知の熱可塑性樹脂フィルムが適用可能である。公知のラミネート用フィルムの基材樹脂としては、例えば、ポリエチレンテレフタレート(PET)系樹脂、ポリプロピレン(PP)系樹脂、ポリエチレン(PE)系樹脂などがあり、これらにヒートシール材を積層したものなどがあり、特に限定されることなくいずれの材料も用いることができる。
【0030】
本実施形態におけるラミネート用フィルムとしては、延伸性の良いフィルムが好ましい。延伸性の良いフィルムは、ラミネート用フィルム21を吸引してラミネートする際に、容器の凹凸により予めあけられていた孔が引き延ばされやすいため、当初の孔が小さくても該凹凸部の通気性を良好に保つことができ、穴開けに伴うフィルムの廃棄量を減らすことができる。なお延伸性の良いフィルムとしてはPP系樹脂が好ましい。
【0031】
図3は、本発明の一実施形態における容器裏面の模式図であり、裏面に貼ったフィルムの状態を説明する図である。
【0032】
図3(a)は、容器外側を底面から見た図であり、図3(b)は、容器を横から見た断面図である。
【0033】
本実施形態における容器1は、図3(b)に示すように容器外側には図2(b)で示すシート全体に均等にそれぞれ同様の孔をあけたラミネート用フィルム21が融着され、容器内側には孔の無いラミネート用フィルム20が融着されている。図3は、ラミネート用フィルム21を加熱後、容器本体5を介して反対側から空気と共に引いて熱融着させたものであり、ラミネート後は、それぞれの孔の形状及びその面積が異なるものである。
【0034】
また、図3(a)に示すように、孔の空いたラミネート用フィルム21において、真空引きにより容器外側にラミネートする時に段差部4と平坦部の境界である角部にかかる孔は、後述するように容器に水平に配置したフィルムを空気吸引により引っ張って引き延ばされるため、容器の平坦部に配置されている孔に比べてフィルム自体が延伸されて孔6が大きくなる。従って、その後、孔のないラミネート用フィルム20を空気吸引により容器内側にラミネートする時には容器底部の凹凸部分の引き延ばされて大きくなった孔6から空気を強く引くことが可能となり、予め開けられていた孔が小さくても空気吸引と共に引き延ばされて、反対側をラミネートする際に凹凸部においても細部まで隙間なくラミネートすることが可能になる。なお、段差部4は傾斜部分であり、図3(b)の凹凸部分7と凹凸部分7′との間(深絞り部分)や容器外周部分8と8′の間などにおいてもラミネート用フィルムは引き延ばされて孔6は大きくなる。
【0035】
図4は、容器外側に孔の空いたフィルム21をラミネートする場合である。
【0036】
図4に示すように、ラミネート装置30は上部に空気を導入するための開口部34が形成された上金型31と、孔の空いたラミネート用フィルム21の全面を加熱可能な上下に移動できるヒーティングプレート33と、パルプモールド容器5の内側の形状に沿った形状の通気性の孔が形成されている上面をした、底部に空気を吸引するための複数の開口部35が形成された下金型32と、で構成されている。
【0037】
最初に、上金型31と下金型32とが離れた状態で、パルプモールド容器5を下金型32にセットする。次に、ラミネート用フィルム21を、パルプモールド容器5全体を覆うようにセットする。この状態で、上金型31と下金型32とを閉じて密閉する。なお、ラミネート用フィルム21の端を、上金型31と下金型32との分割面に挟み込んで保持することで、後述する空気吸引時に、より引き延ばしやすくなるため好適である。
【0038】
次に、加熱されたヒーティングプレート33が下に移動してラミネート用フィルム21に接触してラミネート用フィルム21を加熱する。一定時間この状態を保持してラミネート用フィルム21を加熱・軟化させた後に、図4(b)に示すように、ヒーティングプレート33を上に移動して、開口部35から空気を吸引すると、開口部34から空気が導入されて、下金型32の通気性の孔および通気性を有する容器5を通過して吸引された空気によりラミネート用フィルム21が通気性を有する容器5全体に押し付けられるとともにラミネート用フィルム21は熱融着され、容器外側がラミネートされた容器が形成される。
【0039】
最後に、上金型31と下金型32とを開いて、余分なラミネート用フィルム21をカットして成形する。
【0040】
図5は、通気性を有する容器外側に孔の空いたフィルム21をラミネートした容器の内側に、通気性を有しない孔の無いフィルム20をラミネートする場合の説明図である。このとき、図3に示すような凹凸のある部分の孔を広げたフィルムがラミネートされた容器を用いることで凹凸のある部分でも隅々までしわなくラミネートすることができる。また、図に示すように内側へのラミネートにおいても、容器本体5及びラミネートフィルム21共に通気性を有するため、上述した外側へのラミネート方法と同様に公知の技術を用いてラミネートすることができる。
【0041】
図5に示すように、ラミネート装置40は、上部に空気を導入するための開口部44が形成された上金型41と、孔の無いラミネート用フィルム20の全面を加熱可能な上下に移動できるヒーティングプレート43と、パルプモールド容器5の外側の形状に沿った形状の通気性の孔が形成されている上面をした、底部に空気を吸引するための複数の開口部45が形成された下金型42と、で構成されている。
【0042】
最初に、上金型41と下金型42とが離れた状態で、パルプモールド容器5を下金型42にセットする。次に、ラミネート用フィルム20を、通気性を有する容器5全体を覆うようにセットする。この状態で、上金型41と下金型42とを閉じて密閉する。
【0043】
次に、加熱されたヒーティングプレート43が下に移動してラミネート用フィルム20に接触してラミネート用フィルム20を加熱する。一定時間この状態を保持してラミネート用フィルム20を加熱・軟化させた後に、図5(b)に示すようにヒーティングプレート43を上に移動して、開口部45から空気を吸引すると、開口部44から空気が導入されて、下金型42の通気性の孔および通気性を有する容器5と通気性を有するラミネート用フィルム21とを通過して吸引された空気によりラミネート用フィルム20が通気性を有する容器5全体に押し付けられるとともにラミネート用フィルム20は熱融着され、容器内側がラミネートされた容器が形成される。
【0044】
最後に、上金型41と下金型42とを開いて、余分なラミネート用フィルム20をカットして成形する。以上の工程により両面ラミネート容器となる。
【0045】
図6は、本発明の第二の実施形態における容器裏面の模式図であり、裏面に貼ったフィルムの状態を説明する図である。
【0046】
図6(a)は、容器外側を底面から見た図であり、図6(b)は、容器を横から見た断面図である。
【0047】
本実施形態における容器1は、図6(a)に示すように底部に凹凸がなく、平坦な底部を有する容器に対して同様にラミネートを施している。なお、凹凸はあってもなくても良く、これに限定されるものではない。図6(b)に示すように容器外側には図2(b)で示すシート全体に均等にそれぞれ同様の孔をあけたラミネート用フィルム21が融着され、容器内側には孔の無いラミネート用フィルム20が融着されている。本実施形態における容器1は、前述のラミネート方法と同様にラミネート用フィルム21を加熱後、容器本体5を介して反対側から空気と共に引いて熱融着させたものである。このとき、孔のあいているラミネートフィルム溶着時にはラミネート中に穴の端部が吸引方向に向くため、孔周囲の容器に溶着されない凸部51と、容器に溶着された溶着部52と、を有して構成される。
【0048】
このとき、ラミネートできる範囲で孔の大きさをなるべく小さくし、密集させて配置することで凸部51の強度を向上させ、ざらつきをもたせることができるために、容器に滑り止めの効果を持たせることが可能となる。
【0049】
なお、上述した実施形態は、本発明の好適な実施形態であり、上記実施形態のみに本発明の範囲を限定するものではなく、本発明の要旨を逸脱しない範囲において種々の変更を施した形態での実施が可能である。
【0050】
例えば、上述した実施形態では、容器本体5の外側の面に対し、孔の空いたラミネート用フィルム21をラミネートすることにした。しかし、容器本体5の少なくとも一方の面に対し、孔の空いたラミネート用フィルム21をラミネートすれば、空気吸引によるラミネートを容器本体5に容易に施すことが可能である。
【実施例】
【0051】
次に、本発明を実施例によりさらに詳細に説明するが、本発明はこれらの実施例に限定されるものではない。
【0052】
[実施例]
容器本体として、パルプモールドを用い、内面に孔の無いラミネート用フィルム、外面に孔の空いたラミネート用フィルムをそれぞれ図4及び図5と同様の方法を用いてラミネートした。なお、孔の空いたラミネート用フィルムをラミネートする際には、フィルム端部を分割金型のパーティング部に挟み込んだ状態でラミネートを行った。
【0053】
ラミネート用フィルムとしては、厚さが約100μmのA−PET系ラミネートフィルムを使用した。外面にラミネートするフィルムには、さらに直径Rが約0.4mm、ピッチAが約2mm、開孔率が約3%となるように孔を均等に配置した。ここで、A−PET系ラミネートフィルムとは、ベースフィルム(基材)としてA−PET系樹脂、ヒートシール材としてポリエチレン系樹脂(LLDPE)により構成されたものである。
【0054】
本実施例における両面がラミネートされた容器は、裏面が図3に示すように傾斜部や平面部と傾斜部との境界に配置された孔がラミネート時に引き延ばされて広がっており、表面をラミネートしても凹凸のある箇所でもしわなどのない意匠性に優れた容器を作成できた。
【符号の説明】
【0055】
1 容器
2 底部
3 凸部
4 段差部
5 容器本体
6 孔
7、7′ 凹凸部分(曲面部分)
8、8′ 容器外周部分(曲面部分)
9 孔
10 内側
11 外側
20 ラミネート用フィルム
21 孔の空いたラミネート用フィルム
30、40 ラミネート装置
31、41 上金型
32、42 下金型
33、43 ヒーティングプレート
34、44 開口部
35、45 開口部
51 凸部
52 溶着部

【特許請求の範囲】
【請求項1】
通気性を有する材料にて構成された本体の少なくとも一方の面に孔の空いたフィルムがラミネートされていることを特徴とするラミネート容器。
【請求項2】
前記フィルムは、前記孔の周囲が凸状になっていることを特徴とする請求項1記載のラミネート容器。
【請求項3】
前記フィルムは、前記本体の外側にラミネートされ、外側より吸引されることで前記孔の周囲が凸状になることを特徴とする請求項2に記載のラミネート容器。
【請求項4】
前記本体の内側には、孔の空いていないフィルムがラミネートされていることを特徴とする請求項1から3のいずれか1項に記載のラミネート容器。
【請求項5】
前記本体は、パルプモールドであることを特徴とする請求項1から4のいずれか1項に記載のラミネート容器。
【請求項6】
通気性を有する材料にて構成された本体の片面に孔のあいたフィルムをラミネートした後、もう一方の面にフィルムを吸引及び融着にてラミネートすることを特徴とするラミネート容器の製造方法。

【図1】
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【図2】
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【図3】
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【図4】
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【図5】
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【図6】
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【公開番号】特開2012−1277(P2012−1277A)
【公開日】平成24年1月5日(2012.1.5)
【国際特許分類】
【出願番号】特願2010−275040(P2010−275040)
【出願日】平成22年12月9日(2010.12.9)
【出願人】(000104674)キョーラク株式会社 (292)
【Fターム(参考)】