説明

ランプソケット及びそれを用いた照明器具

【課題】小型化することができ、且つ突出部を係止ばねに確実に係止させた状態でランプを点灯できるランプソケット及びそれを用いた照明器具を提供する。
【解決手段】ランプソケットBは、ソケット本体4を備えており、ソケット本体4の前面側には底部に複数のランプピン3が突設された口金部を収納する収納凹部5aが設けられている。この収納凹部5aの側壁には、ランプの挿入方向に沿って挿通溝5cが設けられており、またランプの回転方向に沿って係合溝5bが挿通溝5cと連通して設けられている。これらの挿通溝5c及び係合溝5b内には、口金部に設けた突出部2aと係止する保持ばね及び係止ばね7がそれぞれ配置されている。また、ソケット本体4の裏面側には複数の導電部材9が収納されており、これらの導電部材9は突出部2aと係止ばね7とが係止完了状態になると対応するランプピン3と安定接続する位置にそれぞれ配置されている。

【発明の詳細な説明】
【技術分野】
【0001】
本発明は、ランプソケット及びそれを用いた照明器具に関するものである。
【背景技術】
【0002】
従来より、片口金タイプのランプを装着するランプソケットがあった(例えば特許文献1参照)。このランプソケットは樹脂製のソケット本体を備えており、ソケット本体の前面側にはランプの口金部を収納する収納凹部が設けられている。この収納凹部の幅方向に沿う両側壁には、口金部の幅方向に沿う両側壁にそれぞれ設けた突出部を挿通させるための挿通溝がそれぞれ設けられており、各挿通溝には口金部を回転させた際に突出部が進入する係止溝がそれぞれ連設されている。また、各係止溝内には進入した突出部を係止する係止ばねがそれぞれ配置されている。
【0003】
このランプソケットにランプを接続する際に、口金部を前面側から収納凹部に挿入すると、同時に突出部が挿通溝に挿通される。そして、口金部を収納凹部の底面と略平行な面に沿って回転させると突出部が係止溝に進入し、さらに突出部が係止ばねに係止されるとランプがランプソケットに装着される。
【特許文献1】特開2001−357950号公報(第3頁−第4頁、及び、第1図−第4図)
【発明の開示】
【発明が解決しようとする課題】
【0004】
上述の特許文献1に示したランプソケットでは、ランプピンの回転軌道に対して垂直方向からの導電板の挟持力によってランプピンと導電板とが接触しているので、突出部と係止ばねの係止が不完全な状態でも点灯する場合があった。しかしこの状態で使用を継続した場合には、振動等によって突出部と係止ばねとの係合が外れ、ランプが落下する虞れがあった。
【0005】
また、ランプを着脱する際に加える力を高く設定し、ランプを勢いよく回転させることで不完全な装着状態を回避できるランプソケットも提案されているが、この場合力を加えるための回転作業スペースを広く取る必要があるので、照明器具が大型化してしまうという問題があった。
【0006】
本発明は上記問題点に鑑みて為されたものであり、その目的とするところは、小型化することができ、且つ突出部を係止ばねに確実に係止させた状態でランプを点灯させることができるランプソケット及びそれを用いた照明器具を提供することにある。
【課題を解決するための手段】
【0007】
請求項1の発明は、ランプピンが底部に突設され互いに対向する両側面に突出部がそれぞれ形成された片口金ランプの口金部が挿入される収納凹部を前面側に有し、当該収納凹部の側壁に口金部を当該収納凹部に挿入させる際に突出部を挿通させる挿通溝及び当該挿通溝と連通し口金部を一方向に回転させた際に突出部が進入する係合溝が形成されたソケット本体と、係合溝内に配置されて突出部と係止する係止ばねと、口金部を一方向に回転させた際にランプピンと電気的に接続される導電板とを備え、突出部と係止ばねとの係止完了状態において突出部が係止ばねから受ける付勢力によってランプピンが押し当てられる位置に導電板を配置したことを特徴とする。
【0008】
請求項2の発明は、請求項1記載のランプソケットと、ランプと、当該ランプに電源を供給する電源手段とを備えたことを特徴とする。
【発明の効果】
【0009】
請求項1の発明によれば、突出部と係止ばねとが係止完了状態になってはじめてランプピンと導電板とが安定接続されるので、突出部と係止ばねとの係止が不完全な状態で放置されることがない。従って、突出部を係止ばねに確実に係止させることができるので、ランプの落下を防止することができるという効果がある。また、係止ばねの付勢力が最大となる位置では、ランプピンは導電板から前面側に押し返し力を受けており、この状態で放置した場合、導電板の押し返し力によって突出部が前面側に押し出され、突出部と係止ばねとの係止が外れてしまう。従って、突出部と係止ばねとが不完全な係止状態に極めてなりにくいという効果がある。
【0010】
請求項2の発明によれば、請求項1記載のランプソケットを用いることによって、ランプの落下の虞れがない安全性の高い照明器具を提供することができるという効果がある。また、ランプを着脱する際に加える力を必要以上に大きくしなくてもよく、ランプを着脱するための回転作業スペースを最小限にすることができるので、照明器具を小型化することができるという効果がある。
【発明を実施するための最良の形態】
【0011】
本発明の実施形態を図1〜図4に基づいて説明する。本発明に係るランプソケットBは、図4に示すように、例えば天井面(図示せず)に取付けられた照明器具Cに取付けられており、ランプAとランプAに電源を供給するインバータ14とを電気的に接続した状態でランプAを保持するために用いられる。
【0012】
まず、ランプAについて図2及び図4に基づいて説明する。ランプAは、螺旋状に形成された発光管1を備えた片口金蛍光ランプであって、下端側には口金部2が設けられている。この口金部2の底部には、複数(図4(a)において4本)のランプピン3が突設されており、口金部2において互いに対向する一方の両側壁には、突出部2a、2aがそれぞれ突設されている。
【0013】
次にランプソケットBについて図1〜図3に基づいて説明する。ランプソケットBは、ランプAの口金部2を収納するための収納凹部5aを前面側に有するソケット本体4と、ソケット本体4の裏面側に配設され、ランプピン3と電源線(図示せず)とを電気的に接続するための導電部材(導電板)9と、ランプAの口金部2をソケット本体4の収納凹部5aに挿入した際に突出部2aと係止して仮保持する保持ばね8と、収納凹部5aに挿入した口金部2を回転させた際に突出部2aを係止させる係止ばね7とを備えている。
【0014】
ソケット本体4は、絶縁材料により形成されており、前面側に収納凹部5aを備えた横長の略箱形状の口金収納部5と、裏面側に導電部材9を収納するための収納凹部6aを有する導電部材収納部6とを一体に形成して構成されている。
【0015】
口金収納部5は、収納凹部5aの底部にランプピン3が挿入される略楕円形状のランプピン挿入孔5jが複数(図1(a)において4個)設けられており、収納凹部5aの幅方向に沿う両側壁には口金部2に設けた両突出部2a、2aを挿通させるための挿通溝5c、5cが形成されている。これらの挿通溝5cは、ランプAの挿入方向(図2のDの方向)に沿って、口金部2の回転中心に対して対角の位置にそれぞれ形成されている。また、各挿通溝5cの前面側端縁には面取り5dがそれぞれ施されており、各挿通溝5cに対向する口金収納部5の外周面には、挿通溝5cの位置を表示するための断面円弧状の突起部5eがそれぞれ一体に形成されている。さらに、収納凹部5aの幅方向に沿う両側壁には、各挿通溝5cと連通する係合溝5bが口金部2の回転方向(図2のEの方向)に沿ってそれぞれ形成されており、連通する挿通溝5cと係合溝5bとの間にはリブ5nが裏面側に向かってそれぞれ突設されている。また、図1に示すように各係合溝5bの上面には、後述する係止ばね7を位置決めするための位置決め突起5kが突設されており、この位置決め突起5kを間にして両側には、図2に示すように係止ばね7を係止するための係止凹部5pがそれぞれ形成されている。さらに、口金収納部5の外周面において各係合溝5bと対応する部位には、各係合溝5bと連通する開口部5f、5fがそれぞれ設けられている。また、口金収納部5の裏面側には、図3に示すように後述する保持ばね8を挿通して係止するための挿通係止孔5gが設けられており、挿通係止孔5gの途中位置には保持ばね8の抜け止め片8cと係止する段部(図示せず)が設けられている。
【0016】
導電部材収納部6は、図3に示すように裏面側に4個の導電部材9を収納するための収納凹部6aが形成されており、この収納凹部6aの幅方向に沿う両端側において長手方向略中央には、後述する裏カバー10に設けた一対の弾性係止片10aをそれぞれ挿通して係止するための挿通係止孔6bがそれぞれ設けられている。
【0017】
ここで、裏カバー10について図3に基づいて説明する。裏カバー10は、導電部材収納部6の収納凹部6aの開口を塞ぐように略矩形板状に形成されており、各挿通係止孔6bに対応する部位には、先端側に係止爪10dを有する弾性係止片10aがそれぞれ突設されている。また、裏カバー10の長手方向に沿う両端側には、電源線を挿入するための電源線挿入孔10bがそれぞれ各2個ずつ設けられており、各電源線挿入孔10bには電源線の接続を解除するための電源線解除孔10cがそれぞれ連設されている。
【0018】
次に、導電部材9について図3に基づいて説明する。各導電部材9は、導電材料で形成されており、ランプピン3を挟持するための略コ字状の挟持片9aを有している。また、挟持片9aの一端側には、電源線を接続するための速結端子9bが一体に設けられており、挟持片9aと速結端子9bの差込口が互いに反対向きとなるように配置されている。尚、速結端子9bは従来周知の構成を有しているので、その説明は省略する。
【0019】
さらに、係止ばね7について図1及び図3に基づいて説明する。係止ばね7は、係合溝5bに設けた位置決め突起5kと対応する部位に位置決め孔7dが設けられた位置決め固定片7aを有しており、位置決め固定片7aの両端側から係止凹部5p、5pと係止する係止片7e、7eが略ハ字状に折曲形成されている。また、位置決め固定片7aの一端側には突出部2aと弾性自在に弾接する可動ばね片7bが折り返して形成されており、位置決め固定片7aから可動ばね片7bへの折り返し部位には、略円弧状の膨出部7fが設けられている。さらに、可動ばね片7bの先端側には突出部2aと係止する係止片7cが形成されている。
【0020】
次に、保持ばね8について図3に基づいて説明する。保持ばね8は、略矩形板状の取付片8bを有しており、取付片8bの一端側を折り返して保持片8aが形成されている。この保持片8aは、先端側が略く字状に折り曲げられており、取付片8bの幅方向両端側には、取付片8bの一部を切り起こして保持片8aと反対側に折り曲げられた抜け止め片8c、8cが形成されている。
【0021】
ここで、ランプソケットBの組み立て方法について図2及び図3に基づいて説明する。まず、導電部材9を取付ける方法について説明する。各導電部材9の挟持片9aを前面側に向けた状態で導電部材収納部6の収納凹部6aにそれぞれ挿入する。そして、裏面側から裏カバー10の各弾性係止片10aをそれぞれ挿通係止孔6bに挿通すると、各弾性係止片10aの係止爪10dが導電部材収納部6にそれぞれ係止して裏カバー10が取付けられ、導電部材9の取付けが完了する。各導電部材9は、突出部2aと係止片7cとが係止完了状態になると対応するランプピン3と安定接続される位置にそれぞれ配置されており、収納凹部6aの底部と裏カバー10とで位置決めされている。また、挟持片9aはランプピン挿入孔5jを臨んで配置されており、速結端子9bは電源線挿入孔10bを臨んで配置されている。
【0022】
次に、係止ばね7を取付ける方法について説明する。各係止ばね7を外側から各開口部5fを通して係合溝5bに挿入する。そして、係合溝5bの位置決め突起5kに位置決め固定片7aの位置決め孔7dを圧入嵌合し、両係止片7e、7eを係止凹部5p、5pにそれぞれ係止させると、係止ばね7の取付けが完了する。取付状態において、係止ばね7の可動ばね片7bは係合溝5b内に配置されている。
【0023】
さらに、保持ばね8を取付ける方法について説明する。各保持ばね8の取付片8bから保持片8aへの折り返し部位を前面側に向けた状態で裏面側から各挿通係止孔5gにそれぞれ挿入する。そして、各抜け止め片8cを各挿通係止孔5gに設けた段部にそれぞれ係止させると、保持ばね8の保持片8aが挿通溝5c内に配置された状態で保持ばね8の取付けが完了する。取付状態において、保持ばね8は抜け止め片8c、8cが段部と係止することによって、差込方向と逆方向への抜けが防止されている。
【0024】
ここで、ランプAをランプソケットBに装着する際のランプピン3と導電部材9との関係及び突出部2aと係止ばね7との関係について、図1に基づいて説明する。まず、口金部2と収納凹部5aの位置を合わせて口金部2を収納凹部5aの底部に当接するまで挿入すると、突出部2aは挿通溝5c内に挿入されて、図1(a)に示す位置に配置される。この時、各ランプピン3は、対応するランプピン挿入孔5j内にそれぞれ挿入されて、導電部材9と非接触の状態で保持されている。この状態から口金部2を回転させると、図1(b)に示すように突出部2aが係合溝5b内に進入し、突出部2aは係止ばね7の可動ばね片7bに接触する。この時、各ランプピン3は、口金部2の回転動作に従ってランプピン挿入孔5j内をそれぞれ移動し、対応する導電部材9にそれぞれ接触する。さらに、口金部2を回転させると、図1(c)に示すように突出部2aに押されて可動ばね片7bが弾性変形する。この時、各ランプピン3は、対応する導電部材9から前面側に押し返し力を受けている。従って、この状態で放置すると、導電部材9からの押し返し力によってランプピン3が前面側に押し出され、突出部2aが回転方向と逆向きの力を受けるので、突出部2aと係止ばね7との係止が外れてしまう。尚、突出部2aは、この状態において可動ばね片7bから最大の付勢力を受けている。そして、図1(c)の状態からさらに口金部2を回転させると、図1(d)に示すように突出部2aは下向きに弾性付勢された状態で係止片7cと係止し、口金部2が収納凹部5aの底部に押付けられた状態で保持されて、ランプAがランプソケットBに装着される。この時、口金部2が収納凹部5aの底部に押付けられることによって各ランプピン3も下向きに付勢されるので、各ランプピン3がそれぞれ対応する導電部材9に押付けられ、ランプピン3と導電部材9とが安定接続される。ここに、図1(d)に示す突出部2aと係止片7cとの係止状態を係止完了状態という。
【0025】
逆に、ランプソケットBからランプAを取り外す場合には、まず口金部2を取付方向と反対方向に回転させると、突出部2aと係止片7cとの係止が外れる。この時、各ランプピン3は、導電部材9と不安定な状態で接続している。さらに、口金部2を回転させると、突出部2aが係合溝5bに沿って挿通溝5cまで移動する。この時、ランプピン3と導電部材9との接続が解除される(図1(a)参照)。そして、ランプAを引き抜くと、突出部2aが挿通溝5cに沿って前面側に移動し、ランプAがランプソケットBから取り外される。
【0026】
このランプソケットBでは、突出部2aと係止片7cとが係止完了状態になってはじめてランプピン3と導電部材9とが安定接続されるので、突出部2aと係止片7cとの係合が不完全な状態で放置されることがない。従って、突出部2aを係止片7cに確実に係止させることができるので、ランプAの落下を防止することができる。また、可動ばね片7bから突出部2aが受ける付勢力が最大となる位置(図1(c)の位置)では、ランプピン3は導電部材9から前面側に押し返し力を受けており、この状態で放置した場合、導電部材9の押し返し力によって突出部2aが前面側に押し出され、突出部2aが回転方向と逆向きの力を受けるので、突出部2aと係止ばね7との係止が外れてしまう。従って、突出部2aと係止ばね7とが不完全な係止状態に極めてなりにくい。
【0027】
ここで、上述のランプソケットBを用いた照明器具Cの一実施形態を図4に基づいて説明する。照明器具Cは、下面が開口し、開口端縁に鍔部12aを有する反射板12を備えており、鍔部12aの近傍には取付ばね13が取付けられている。この反射板12は天板16に取付けられており、反射板12内には、ランプソケットBが配設されている。また、天板16にはランプAに電源を供給するためのインバータ14と、外部から配線された電源線(図示せず)が接続される電源端子台15とが取付けられており、インバータ14からのリード線(図示せず)が電源線挿入孔10bに挿入されて、インバータ14とランプソケットBとの間が電気的に接続されている。
【0028】
この照明器具Cは、天井面に設けた埋込孔(図示せず)を介して天井裏に配設され、取付ばね13と鍔部12aとの間で天井材を挟持した状態で取付けられる。そして、図4(a)のように下面側からランプAを反射板12内に挿入し、ランプAをランプソケットBに装着すると、図4(b)に示すように照明器具Cの取付けが完了する。
【0029】
この照明器具Cでは、本発明に係るランプソケットBを用いることによって、突出部2aと係止ばね7とが不完全な係止状態で放置されることがないので、ランプAの落下の虞れがない安全性の高い照明器具を提供することができる。また、ランプを着脱する際に加える力を必要以上に大きくしなくてもよく、ランプを着脱するための回転作業スペースを最小限にすることができる。従って、反射板12の内径(図4(b)のφD1)を小さくすることができるので、照明器具Cを小型化することができる。
【0030】
尚、本実施形態で説明した係止ばね7及び保持ばね8の形状は、本実施形態に限定されるものではなく、配置箇所等に応じて適宜設計してもよい。また、本実施形態では、螺旋状の発光管1を用いたランプAで説明したが、用いるランプAは本実施形態に限定されるものではなく、片口金タイプのランプであればよい。さらに、ソケット本体4の形状も本実施形態に限定されるものではなく、適宜設計してもよい。
【図面の簡単な説明】
【0031】
【図1】(a)〜(d)は本実施形態のランプソケットにランプを装着する際の突出部と係止ばねとの関係及びランプピンと導電部材との関係を説明する説明図である。
【図2】同上にランプを装着する前の斜視図である。
【図3】同上の分解斜視図である。
【図4】(a)は同上を用いた照明器具にランプを取付ける前の状態図である。(b)は同上を用いた照明器具にランプを取付けた状態の状態図である。
【符号の説明】
【0032】
2 口金部
2a 突出部
3 ランプピン
4 ソケット本体
5 口金収納部
5a 収納凹部
5b 係合溝
5c 挿通溝
6 導電部材収納部
7 係止ばね
9 導電部材(導電板)
A ランプ
B ランプソケット

【特許請求の範囲】
【請求項1】
ランプピンが底部に突設され互いに対向する両側面に突出部がそれぞれ形成された片口金ランプの口金部が挿入される収納凹部を前面側に有し、当該収納凹部の側壁に前記口金部を当該収納凹部に挿入させる際に前記突出部を挿通させる挿通溝及び当該挿通溝と連通し前記口金部を一方向に回転させた際に前記突出部が進入する係合溝が形成されたソケット本体と、前記係合溝内に配置されて前記突出部と係止する係止ばねと、前記口金部を一方向に回転させた際に前記ランプピンと電気的に接続される導電板とを備え、前記突出部と前記係止ばねとの係止完了状態において前記突出部が前記係止ばねから受ける付勢力によって前記ランプピンが押し当てられる位置に前記導電板を配置したことを特徴とするランプソケット。
【請求項2】
請求項1記載のランプソケットと、ランプと、当該ランプに電源を供給する電源手段とを備えたことを特徴とする照明器具。

【図1】
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【図2】
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【図3】
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【図4】
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【公開番号】特開2008−130385(P2008−130385A)
【公開日】平成20年6月5日(2008.6.5)
【国際特許分類】
【出願番号】特願2006−314625(P2006−314625)
【出願日】平成18年11月21日(2006.11.21)
【出願人】(000005832)松下電工株式会社 (17,916)
【出願人】(392000567)松下電工インテリア照明株式会社 (100)
【Fターム(参考)】