説明

リハビリテーション装置

【課題】要介護者が日常生活に復帰するための訓練に好適で、構造を簡略化及び軽量化し、装置の大きさを設置環境に適合可能に構成したリハビリテーション装置を提供する。
【解決手段】上下方向の高さ調節が可能に生活用設備20を備えた生活用設備部2と、同生活設備部2から張り出すスライドガイド部3と、前記スライドガイド部3と直交し、同スライドガイド部3に沿う方向に、同スライドガイド部3に対して相対的に移動可能な摺動手段5を具備した移動パネル部4とから成る。

【発明の詳細な説明】
【技術分野】
【0001】
この発明は、要介護者が日常生活に復帰するための訓練に好適なリハビリテーション装置の技術分野に属し、更に云うと、構造を簡略化および軽量化し、装置本体の大きさを設置環境に適合可能に構成したリハビリテーション装置に関する。
【背景技術】
【0002】
リハビリテーション施設においては、様々な障害を持った訓練者が機能回復や日常生活復帰のための訓練を行っている。従来、このような訓練は、浴槽やトイレ等の生活設備が設置されたリハビリテーション装置を用いて行われる。この装置においては、訓練者の障害の程度や身体的特徴に応じて、例えばリハビリテーション施設から自宅に戻った際に円滑に日常生活が送れるように、自宅の洗い場や便器の高さに合わせる高さ調整機能を有するものが使用されている。
【0003】
訓練者の多くは上記リハビリテーション装置に敷設された生活用設備へ移動したり、使用したりする際に、仕切壁面や壁面に予め備えられた手摺りを把持することで自身の体重を支える。その際に、生活用設備と手摺りを設けた壁面との間を訓練者の自宅に適合したスペースに自在に移動させリハビリを行うことが好ましいとされている。
【0004】
上記の点を顧みて、高さ調整機能を備えた生活用設備と、同生活用設備の背面位置に第1仕切壁、同生活用設備の左右位置には手摺りを有する第二仕切壁をそれぞれ設け、第二仕切壁が第1仕切壁に沿って移動可能に連結して生活用設備と第二仕切壁との間を自在に移動可能な構成としたリハビリテーション装置が、下記の特許文献1又は2に記載されて公知である。
【特許文献1】特開平10−312148号公報
【特許文献2】特開2003−208088号公報
【発明の開示】
【発明が解決しようとする課題】
【0005】
しかし、上記特許文献1のリハビリテーション装置においては、仕切壁が大型で特に、介護者を支えるために重量が大きいものが使用されている。したがって、各部材や仕切壁は大型、大重量となって、持ち運びや移動が至難で、設置場所として広いスペースが必要になるし、コストも嵩む。その上、部材点数が多く、構成も複雑なので熟練した設備者でないと装置の組み立て作業や修繕作業は困難である。
【0006】
また、特許文献1及び特許文献2のリハビリテーション装置は、生活用設備の左右位置に設けられる手摺りを有する第二仕切壁は、多数の訓練者が使用するため手摺り部分又は壁自体が損傷したり、壁面に汚れが生じる。しかし、手摺りは仕切壁と一体化されているため、その取り替えや修繕作業は非常に面倒となる。しかも、その都度に設備者を呼ばなければならない。のみならず、仕切壁は高価なものであり、簡易に取り替えができないものである。
【0007】
更に、通例、仕切壁などは予め工場等において規格サイズで製造するため、装置全体の取るスペ−スが確定され、設置場所の広さに合わせた装置の提供はコストの面から非常に難しい。
【0008】
本発明の目的は、構造を簡略化、軽量化して、誰でも組み立て、解体や修繕作業を容易に行え、また持ち運びが容易で、コストの低減化を実現でき、部材の取り替えを安価に容易に実施でき、装置本体の大きさを利用施設の設置環境に自在に適合可能なリハビリテーション装置を提供することにある。
【課題を解決するための手段】
【0009】
上述した従来技術の課題を解決するための手段として、請求項1に記載した発明に係るリハビリテーション装置は、
上下方向の高さ調節が可能に生活用設備を備えた生活用設備部と、同生活設備部から張り出すスライドガイド部と、
前記スライドガイド部と直交し、同スライドガイド部に沿う方向に、同スライドガイド部に対して相対的に移動可能な摺動手段を具備した移動パネル部とから成ることを特徴とする。
【0010】
請求項2記載の発明は、請求項1に記載したリハビリテーション装置において、
スライドガイド部は、3本のスライドガイドパイプから成り、その配置が側面方向に見て三角形の各頂点に位置する配置とされており、同スライドガイドパイプに移動パネル部の摺動手段が摺動可能に連結されていることを特徴とする。
【0011】
請求項3記載の発明は、請求項1又は2に記載したリハビリテーション装置において、
移動パネル部は、パイプ材で枠体を形成され、同枠体へ取り外し可能にパネル材が取り付けられていることを特徴とする。
【0012】
請求項4記載の発明は、請求項1〜3のいずれか一に記載したリハビリテーション装置において、
移動パネル部のパネル材の生活用設備部に臨む側面に、その面に沿って上下、左右方向の移動及び斜め位置を設定可能な手摺りが設けられていることを特徴とする。
【0013】
請求項5記載の発明は、請求項1〜4のいずれか一に記載したリハビリテーション装置において、
リハビリテーション装置の骨組みは、パイプ材と継手を組み合わせて形成されていることを特徴とする。
【発明の効果】
【0014】
請求項1及び5に記載した発明に係るリハビリテーション装置1は、生活設備部2からスライドガイド部3が張り出し、同スライドガイド部3と直交する方向又は沿う方向に、相対的に移動可能とする移動パネル部4を設けた構成として、従来の大型、大重量で取付構造が複雑な仕切壁を排除することができた。また、前記装置1の骨組みを全てパイプ材で組み立てる構成としたので、構造そのものを簡略化及び軽量化でき、誰でも組み立て、解体、修繕作業を容易に行える。そして、持ち運びや移動の負担も低減できる。のみならず、安価な部材を使用するのでコストを飛躍的に低減できる。
【0015】
また、骨組みがパイプ材を継手で連結する構成であるため、装置1の大きさを利用施設の設置環境に自在に適合させて提供できるので汎用性が高い。のみならず、設置した後も、パイプ材を切り落としたり、逆に継手等で延長させて大きさを微調整することが容易に可能である。
【0016】
請求項2に記載した発明は、スライドガイド部3が3本のスライドガイドパイプ30、31、30から成り、その配置を側面方向に見て三角形の各頂部に位置する配置としたので、スライドガイド部3を剛体構造として、強度と捻れ、撓み等の変形を防止する。
【0017】
請求項3に記載した発明は、移動パネル部4は、パイプ材で形成した枠体40へ取り外し可能に手摺り7、8を設置したパネル材6を取り付ける構成としたので、手摺り7、8の故障やパネル材6の壁面の汚れが生じたときは、取り外して修繕やクリーニング等を容易に行うことができ、あるいは新しい手摺りを備えたパネル材と取り替えることも容易に可能である。
【0018】
請求項4に記載した発明は、移動パネル部4の内側面に、上下、左右方向の移動及び斜め位置を設定可能な手摺り7、8を設けたので、訓練者毎に障害の程度に適合した良好な手摺りり位置を実現して、安全且つ前進的なリハビリの実現に寄与する。
【発明を実施するための最良の形態】
【0019】
本発明のリハビリテーション装置1は、上下方向の高さ調節が可能に生活用設備20を備えた生活用設備部2と、同生活設備部2の左右方向へ張り出すスライドガイド部3と、前記スライドガイド部3と直交し、同スライドガイド部3に沿う方向に、同スライドガイド部3に対して相対的に移動可能な摺動手段5を具備した移動パネル部4とから成る。
【実施例1】
【0020】
以下、本発明に係るリハビリテーション装置1の実施例を、図面に基づいて説明する。
ここでは、例えば生活用設備20をトイレユニットとする場合を例にとり説明する。
図1は、本実施例におけるリハビリテーション装置1の全体構成を示した斜視図である。リハビリテーション装置1は、図に示す通り、上下方向の高さ調節が可能に生活用設備20が備えられた生活用設備部2と、同生活用設備部2の左右方向へ張り出すスライドガイド部3と、前記スライドガイド部3と直交し、同スライドガイド部3に沿う方向に、同スライドガイド部3に対して相対的に移動可能な摺動手段5を具備した移動パネル部4とから構成される。因みに、後述するリハビリテーション装置1の骨組みは、全てパイプ材と継手を組み合わせた簡易なものであり、使用するパイプ材は径32mm又は特に強度が必要な箇所では42mmの樹脂被覆鋼管としている。
【0021】
前記トイレユニット20は、訓練者が座る便座部分と便座部分から垂設される背面部とから成る構成とされ、訓練に必要な構成のみで、給水および排水の配管等は備えておらず、実際の便器と異なるものとされている。
【0022】
上記生活用設備部2は、図1又は図2に示すように、前記トイレユニット(生活用設備とも云う)20の直下位置に、同生活用設備部2を上下方向の高さを移動可能なリフター等の昇降ユニット21を配置している。前記昇降ユニット21はその上面に固定板21aが取り付けられており、同固定板21aの所定箇所に前記生活用設備20を載置しネジ止め等で固定し取り付ける。なお、前記固定板21aは、図1、図3に示すようにY方向にスライド可能な長孔21bによりリフター21と接合されている。したがって、生活用設備20の位置を訓練者の要望に合わせてY方向に微調整できる。
【0023】
また、生活用設備部2は、前記昇降ユニット21を固定・支持する矩形状の支持枠22を備えており、前記矩形状の支持枠22の所定箇所(図示の場合トイレユニットの後側)から鉛直方向に少なくとも4本の支柱24…が立設されそれぞれ継手等で連結されている(図示省略)。
前記支持枠22は四辺を形成する枠材22aを上下に二列配置し、上記二列の枠材22aの上下を繋ぐべくその四隅に縦材22bを継手22cで連結して成り、前記縦材22bの前側の2本の下端にアジャスター23を取り付け、それを延ばしてフロアー面に接地して固定し水平設置を可能とする。移動する場合は、前記アジャスター23を縮めて床から離して移動可能状態とする。また、前記縦材22bの後側の2本の下端にストッパー付きのキャスター44を備えている(図2参照)。
【0024】
上記スライドガイド部3は、生活用設備部2の左右方向へ張り出す3本のスライドガイドパイプから成る。つまり、上記支持枠22から立設された4本の支柱24の上端部で且つX方向の辺に沿って配置される二本の下位スライドガイドパイプ30と、X方向に配置される一本の頂部スライドガイドパイプ31である。その配置は、側面方向に見て三角形の各頂点部に位置する。
【0025】
次に、上記スライドガイド部3と生活用設備2との連結について説明する。先ず、下位スライドガイドパイプ30は、同パイプ30、30と、生活用設備部2の支柱24と、Y方向の二本の支柱24、24の上端を繋ぐ繋ぎ材24aとを継手33によりそれぞれXYZ方向に連結する。上記連結を四本の支柱24…全てと行って同パイプ30、30を生活用設備部2の左右方向に張り出させる。前記頂部スライドガイドパイプ31は、前記繋ぎ材24aの中間位置にX方向に向かって配置され、同繋ぎ材24aと直交して連結可能な継手34、34の内周面へ挿入して生活用設備部2と連結する。
【0026】
次に、同スライドガイド部3に直交する方向又は沿う方向に相対的に移動する移動パネル部4について説明する。
移動パネル部4は、図4に示すように、横パイプ材41、縦パイプ材42を継手43と後述する摺動手段5と連結可能な三ツ股継手91とで連結して枠体40を形成し、同枠体40へ取り外し可能な止め具材60でパネル材6を取り付けている(請求項3記載の発明)。また、前記縦パイプ材42の下端には移動及び位置固定が可能なストッパー機能を有するキャスター44が取り付けられている。前記枠体40は縦パイプ42を3本使用して大枠L、小枠Sを形成し、大枠Lにパネル材6を取り付けている。因みに小枠Sの横幅は前記下位スライドガイドパイプ30、30間の幅と略同様に形成する。
【0027】
前記パネル材6の生活用設備部2に臨む側面には、その面に沿って左右方向の移動可能で、斜め位置を設定可能とされており、更に斜め状態を保持したまま左右方向の移動が可能な手摺り7と、上下方向の移動可能で、斜め位置を設定可能とされており、更に斜め状態を保持したまま上下方向の移動が可能な手摺り8と(図1参照)、がそれぞれ設けられている(請求項4記載の発明)。以下、図1、図2、図5に基づいて説明する。
前記手摺り7は、パネル材6の内側面の上下位置に水平方向に溝部を向けて取り付けたレール材70、70と、前記レール材70、70の溝部に嵌め合わされ、その溝部に沿って水平方向に摺動する凸型の手摺りベース材71、71と、同手摺りベース材71、71に取り付けられたブラケット72、72と、前記ブラケット72、72に固定された手摺り棒73とで成る。前記手摺りベース材71にはパネル材6を貫通するハンドル付きネジ材71aが取り付けられている。また、前記ネジ材71aの貫通及び水平方向の移動を許容するべくパネル材6には前記レール材70に沿い、且つ略同長のスリット6aが設けらている。したがって、左右の手摺りベース材71、71が所定の高さ位置に到達すると前記ネジ材71aを締め込みナット71bでパネル材6を挟み込んで手摺りり位置を固定する(図5参照)。
【0028】
前記手摺り棒73は、水平方向の移動は勿論、左右の手摺りベース材71、71のいずれか一方を異なる左右位置に固定することで鉛直方向に対して斜め位置に配置することができる。したがって、訓練者に最適な高さと角度の手摺りを設定できる。
【0029】
また手摺り8も同様に、パネル材6の内側面の左右位置に鉛直方向に溝部を向けて取り付けたレール材80、80と、前記レール材80、80の溝部に嵌め合わされ、その溝部に沿って上下方向に摺動する凸型の手摺りベース材81と、同手摺りベース材81に取り付けられたブラケット82、82と、前記ブラケット82、82に横架され固定される手摺り棒83とで成る。
【0030】
前記手摺りベース材81にもネジ材81aが取り付けられ、同ネジ材81aの貫通及び鉛直方向の移動を許容するべくパネル材6には前記レール材80に沿ってスリット6bが設けられている。上記手摺り棒83は手摺り7と同様に鉛直方向の移動は勿論、水平方向に対して斜め位置に手摺り棒83を設定できる。
【0031】
上記のように構成された移動パネル部4は、上記スライドガイドパイプ部3の所定箇所と連結される摺動手段5により、同スライドガイドパイプ部3に沿ってその左右方向(図2の矢印方向)に移動可能に構成されている。次にその点を説明する。
【0032】
前記摺動手段5は、図1、図6(A、B)、図7に示すように、摺動本体部50と、同摺動本体部50と一体形成された摺動管51、52とから構成される。
移動パネル部4の小枠Sを形成する上位の横パイプ41は、その両端からX方向に伸びるパイプ9a、9aと、同横パイプ41を支持する二本縦パイプ42、42とを三ツ股継手91により連結され、また、同パイプ9a、9a間をY方向に繋ぐパイプ9bがL型継手90により連結されて枠9が形成される。
前記枠9内へ前記摺動本体部50を配置し、同本体部50の前後面に予め取り付けた継手51a、51aで同横パイプ41及びパイプ9bへ連結して取り付て、移動パネル部4へ摺動手段5を連結する。前記枠9により摺動本体部50を囲むことで、移動パネル部4の倒れ方向にも剛性を確保できる。また、摺動本体部50は、前記枠9内に収めるため、パイプ9aの外形を逃がすべく上端面を幅広に下端面を幅狭な略台形形状に形成している。
【0033】
前記摺動管51は図6A、図6B及び図7に示すように、摺動本体部50の上面両端部で下位スライドガイドパイプ30と高さ位置が一致するように取り付けられている。また、摺動管52は摺動本体部50の上面の所定箇所から立設されたコ字形状の支持材52aとその先端部へ取り付けた固定ネジ52bとによりその高さを頂部スライドガイドパイプ31の高さ位置と一致させ且つ頂部スライドパイプ31を締め付ける構成として取り付けられている。つまり、摺動管52は割り管となっており、その割部を前記固定ネジ52bを締め込むことにより、同摺動管52の径が縮み同パイプ31を締め付けて固定する構成とされている。
【0034】
前記摺動管51、51は下位スライドガイドパイプ30、30の外周に沿って摺動可能に、同スライドガイドパイプ30よりも太い径とされている。摺動管52の径も頂部スライドガイドパイプ31よりも太い径とされている。
【0035】
上記のようにスライドガイド部3と連結された摺動手段5により移動パネル部4、4を、同スライドガイド部3の左右方向の訓練者に合わせた所定位置へそれぞれ移動したのち、摺動手段5の前記支持材52aに設置された固定ネジ52bを締め込んで摺動を止め、移動パネル部4の縦パイプ42の下端に設けたキャスター44のストッパーを掛けて移動パネル部4の位置を設定及び固定することができる。
なお、スライドガイドパイプ30等へカーテンを取り付けて外部と仕切る構成としても良い。
【0036】
本実施例では生活用設備20はトイレユニットとして説明したが、勿論この限りではなく図7に示すように洗面台ダミー10を昇降ユニット21の上へ載置し固定して取り替えることが可能である。また、本実施例では摺動手段5がスライドガイドパイプ30及び31の外周に沿って摺動する例を示したが、スライドガイドパイプ30、31の内周を摺動する構成としても良い。
【0037】
以上に実施形態を図面に基づいて説明したが、本発明は、図示例の実施形態の限りではなく、その技術的思想を逸脱しない範囲において、当業者が通常に行う設計変更、応用のバリエーションの範囲を含むことを念のために付言する。
【図面の簡単な説明】
【0038】
【図1】本発明に係るリハビリテーション装置の全体構成を示す斜視図である。
【図2】本発明に係るリハビリテーション装置の全体構成を示す正面図である。
【図3】本発明に係るリハビリテーション装置の全体構成を示す平面図である。
【図4】移動パネル部の概要を示した図である。
【図5】パネル材に手摺りを取り付ける構成の一例を示した一部拡大断面図である。
【図6】Aは摺動手段をスライドガイド部に連結させた一例を内側から示した一部拡大斜視図である。Bは外側から示した一部拡大斜視図である。
【図7】図6の拡大側面図である。
【図8】洗面台ダミーの一例を示した平面図である。
【符号の説明】
【0039】
1 リハビリテーション装置
2 生活用設備部
3 スライドガイド部
4 移動パネル部
5 摺動手段
6 パネル材
7 手摺り
8 手摺り

【特許請求の範囲】
【請求項1】
上下方向の高さ調節が可能に生活用設備を備えた生活用設備部と、同生活設備部から張り出すスライドガイド部と、
前記スライドガイド部と直交し、同スライドガイド部に沿う方向に、同スライドガイド部に対して相対的に移動可能な摺動手段を具備した移動パネル部とから成ることを特徴とする、リハビリテーション装置。
【請求項2】
スライドガイド部は、3本のスライドガイドパイプから成り、その配置が側面方向に見て三角形の各頂点に位置する配置とされており、同スライドガイドパイプに移動パネル部の摺動手段が摺動可能に連結されていることを特徴とする、請求項1に記載したリハビリテーション装置。
【請求項3】
移動パネル部は、パイプ材で枠体を形成され、同枠体へ取り外し可能にパネル材が取り付けられていることを特徴とする、請求項1又は2に記載したリハビリテーション装置。
【請求項4】
移動パネル部のパネル材の生活用設備部に臨む側面に、その面に沿って上下、左右方向の移動及び斜め位置を設定可能な手摺りが設けられていることを特徴とする、請求項1〜3のいずれか一に記載したリハビリテーション装置。
【請求項5】
リハビリテーション装置の骨組みは、パイプ材と継手を組み合わせて形成されていることを特徴とする、請求項1〜4のいずれか一に記載したリハビリテーション装置。




























【図1】
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【図2】
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【図3】
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【図4】
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【図5】
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【図6】
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【図7】
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【図8】
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【公開番号】特開2006−345987(P2006−345987A)
【公開日】平成18年12月28日(2006.12.28)
【国際特許分類】
【出願番号】特願2005−173638(P2005−173638)
【出願日】平成17年6月14日(2005.6.14)
【新規性喪失の例外の表示】特許法第30条第1項適用申請有り 平成17年4月21から23日 社会福祉法人大阪府社会福祉協議会、テレビ大阪主催の「バリアフリー2005」に出品
【出願人】(000245830)矢崎化工株式会社 (47)