説明

リバーシブルランプ

縦軸(161a)の周囲に配列された発光ランプ容器(161)と、該ランプ容器を支持するベース(162)と、電気接触接続部(164)とを含むランプにおいて、前記ベースは、前記縦軸に対して垂直に伸長する周縁フランジ(163)を含んでおり、前記電気接触接続部は、前記周縁フランジに取り付けられており、前記発光ランプ容器(161)に電力を供給するために使用され、前記周縁フランジ(163)から前記縦軸(161a)とは平行方向に伸長している、ことを特徴とするランプ。

【発明の詳細な説明】
【技術分野】
【0001】
本発明は、ランプ、より詳細には前方の装着位置または後方の装着位置から装着可能なランプに関する。
【0002】
ランプ固定具の製造者は、前方位置または後方位置のうちのどちらか一方からランプを受容する高出力ランプ用固定具を設計する。このような設計により、多数の種々異なるランプおよびソケットが必要となる。当然、これにより製造者は、種々異なるランプおよびソケットの在庫目録を保持しなければならず、固定具設計のアプローチは高コストかつ面倒となる。したがって、前方から装着する固定具または後方から装着する固定具に装着することができる、種々異なる構成を有するランプを提供することは有利であろう。
【0003】
本発明の課題は、これまで述べてきた従来技術の欠点を克服することである。
【0004】
本発明のさらなる課題は、ランプソケットを改善することである。
【0005】
本発明のさらなる課題は、種々異なる位置から種々異なるランプに使用可能なランプソケットを提供することである。
【0006】
この課題は、本発明の1つの観点によれば、以下のようなランプによって解決される。すなわち、縦軸の周囲に配列された発光ランプ容器と、該ランプ容器を支持するベースと、電気接触接続部とを含むランプにおいて、前記ベースは、前記縦軸に対して垂直に伸長する周縁フランジを含んでおり、前記電気接触接続部は、前記周縁フランジに取り付けられており、前記発光ランプ容器に電力を供給するために使用され、前記周縁フランジから前記縦軸とは平行方向に伸長している、ことを特徴とするランプによって解決される。
【図面の簡単な説明】
【0007】
【図1】前方装着型固定具の概略図である。
【図2】後方装着型固定具の概略図である。
【図3】本発明の実施例を示すランプの斜視図である。
【図4】本発明の実施例を示すランプの斜視図である。
【図5】本発明の実施例を示すランプの斜視図である。
【0008】
本発明を、別のさらなる課題、またその利点および性能とともにより良く理解するために、以下の明細書および特許請求の範囲を、図面に関連して参照されたい。
【0009】
詳細に図示した図面によれば、図1には、(前方から装着する)前方装着型固定具100が示されており、この前方装着型固定具100は、前方部分120と後方部分130とを含むハウジング110を有する。後方部分130は、支持部140に固定することができ、前方部分120は、ソケット10に挿入されるランプ160にアクセスするために、ヒンジ150を介して開放することができる。ランプ160は矢印170および180で示す方向に、ソケット10に挿入され、またソケット10から取り除かれる。
【0010】
後方装着型固定具200は、図2に示されており、ここでは後方装着型固定具200は、前方部分220と後方部分230とを備えるハウジング210を有する。この実施例では、支持部240と固定されているのは前方部分220であり、後方部分230は、ソケット10に挿入されるランプ160にアクセスするために、ヒンジ250を介して開放することができる。後方装着型固定具200のためのランプ160は、矢印270および280で示すように後方から挿入され、また取り除かれる。
【0011】
図3から5によれば、所期の結果を達成できるランプ160は、容器161を含んでおり、この容器161は、高温セラミックまたはプラスチック等の適当な材料からなるリバーシブルのベース162を有する。ベース162は、1組のランプ接触接続部164を備えるフランジ163を含み、これらのランプ接触接続部は、フランジの上にそれぞれ反対の位置に配置されており、かつフランジから突出している。ランプ保持部165は、フランジ163とともに形成され、ランプ接触接続部164に対して直交している。ベース162は、図3に示すように長い本体を有するか、もしくは図4および5に示すように短い本体を有することができ、タングステンハロゲン容器、アーク放電容器、別の発光物質を含む容器など、種々異なる発光ランプ容器161の型に対応している。容器は、種々異なる焦点を提供するために、種々異なる長さとすることができる。
【0012】
図3および4に示すように、ランプ160は、円筒状の突起部164aおよび164bの形態のランプ接触接続部164を有し、これらの突起部は、正面に、すなわちランプ容器に向いている。これらのランプは器具200とともに使用され、ここではランプは、器具の後方から挿入される。
【0013】
図5に示すランプ160は、後方に向いた、すなわちランプ容器から離れたランプ接触接続部164を有する。このランプは器具100とともに使用され、ここではランプは器具の前方から挿入される。
【0014】
ランプ導入線からの電気接続は、フランジ163の中に設けられた溝170を介して供給され、これらの溝の1つが、図5に図示されている。
【0015】
これまで、本発明の有利な実施形態と見なせるものについて図示しながら説明してきたが、特許請求の範囲によって規定されている本発明の範囲を逸脱することなく、様々な変更および改良を行い得ることは当業者にとって自明である。

【特許請求の範囲】
【請求項1】
縦軸の周囲に配列された発光ランプ容器と、該ランプ容器を支持するベースと、電気接触接続部とを含むランプにおいて、
前記ベースは、前記縦軸に対して垂直に伸長する周縁フランジを含んでおり、
前記電気接触接続部は、前記周縁フランジに取り付けられており、
前記発光ランプ容器に電力を供給するために使用され、前記周縁フランジから前記縦軸とは平行方向に伸長している、
ことを特徴とするランプ。
【請求項2】
前記周縁フランジは、前記発光ランプ容器に向いた前面を有し、
前記電気接触接続部は、前記前面の上に配置されており、前記発光ランプ容器の方へ伸長している、
ことを特徴とする請求項1記載のランプ。
【請求項3】
前記周縁フランジは、前記発光ランプ容器とは離れた裏面を有し、
前記電気接触接続部は、前記裏面の上に配置されており、前記発光ランプ容器とは離れた方へ伸長している、
ことを特徴とする請求項1記載のランプ。
【請求項4】
前記電気接触接続部は、円筒状の突起部を含む、
ことを特徴とする請求項1から3のいずれか一項記載のランプ。
【請求項5】
前記周縁フランジはランプ保持部を含む、
ことを特徴とする請求項1記載のランプ。
【請求項6】
前記ランプ保持部は、前記電気接触接続部に対して直交している、
ことを特徴とする請求項5記載のランプ。

【図1】
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【図2】
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【図3】
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【図4】
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【図5】
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【公表番号】特表2010−507195(P2010−507195A)
【公表日】平成22年3月4日(2010.3.4)
【国際特許分類】
【出願番号】特願2009−532417(P2009−532417)
【出願日】平成19年10月11日(2007.10.11)
【国際出願番号】PCT/US2007/021758
【国際公開番号】WO2008/051378
【国際公開日】平成20年5月2日(2008.5.2)
【出願人】(504458493)オスラム ゲゼルシャフト ミット ベシュレンクテル ハフツング (168)
【氏名又は名称原語表記】Osram Gesellschaft mit beschraenkter Haftung
【住所又は居所原語表記】Hellabrunner Strasse 1, D−81543 Muenchen, Germany
【Fターム(参考)】