説明

リムーバブルメディア録画再生機器、リムーバブルメディア録画再生機器内蔵テレビ放送受信装置

【課題】消費電力を低減し、ファンの騒音も低減した録画機器を提供する。
【解決手段】メディアがドライブに対応していないものであったり、BD−ROM、DVD−ROM、CDなどの再生専用のメディアであったり、録画可能なメディアであってもライトプロテクトされていたり、録画するための空き容量がない場合、録画可能なものではないと判定される。ドライブに装着されているメディアが録画可能なものである場合には、ステップS103において、主制御部は、リムーバブルメディア制御部における録画用の回路への電力供給を維持し、いつでも録画ができる状態を維持する。ドライブに装着されているメディアが録画可能なものではない場合は、録画をすぐに開始できない条件を満たしているため、ステップS104において、主制御部は、リムーバブルメディア制御部における録画用の回路への電力供給を停止し、スリープ状態に遷移し、動作を終了する。

【発明の詳細な説明】
【技術分野】
【0001】
本発明は、ブルーレイディスク等のリムーバブルメディア(光学メディア等)に録画再生することができる、リムーバブルメディア録画再生機器、リムーバブルメディア録画再生機器を内蔵したテレビ放送受信装置に関する。
【背景技術】
【0002】
近年、ブルーレイディスク(以下、「BD」と称する。)等のリムーバブルメディア(特に光メディア)にテレビ放送などのコンテンツを録画したり、BDに記録されているコンテンツを再生することができるリムーバブルメディア録画再生機器や、このようなリムーバブルメディア録画再生機器を、液晶テレビジョン受信装置等のテレビジョン受信装置に内蔵したテレビ放送受信装置が普及してきている。さらに、リムーバブルメディア録画再生機器は、ハードディスクなどの大容量記憶装置も搭載しており、リムーバブルメディアとハードディスクとの間で録画された番組を移動できるようにした機器も存在する。
【0003】
リムーバブルメディア録画再生機器では、録画用回路における消費電力が大きくなるという問題があった。また、録画、再生時における発熱量が多いため、録画、再生中は冷却ファン等の冷却機能を駆動させる必要がある。したがって、さらに消費電力が増大するという問題、冷却ファンの騒音の問題もあった。このような問題は、リムーバブルメディア録画再生機器を内蔵したテレビ放送受信装置においては特に顕著である。
【0004】
下記特許文献1には、一定期間以上操作がなされない場合、省電力のスリープ状態に入り、スリープ状態のときにディスクの挿入またはリモコンによる操作に応じてノーマル状態に自動復帰するDVDレコーダシステムが開示されている。
【0005】
【特許文献1】特開2006−92627号公報
【発明の開示】
【発明が解決しようとする課題】
【0006】
ところで、BD等のリムーバブルメディアに録画する録画再生機器は、起動時にディスクをマウントするのに時間を要するため、起動時間が長く、また、消費電力を低減させるために非録画時に安易に録画用回路を停止させると、希望するタイミングで録画を素早く開始させることが難しいという問題があった。
【0007】
また、BDなどの光メディアに録画・再生を行なう機器は、テレビジョン受信装置に接続して利用するのが一般的であるが、テレビジョン受信装置と録画/再生機器とを別のリモコンで操作する構成とすると、操作が煩雑化し、また電源も個別にON/OFFしなければならないという問題がある。
【0008】
本発明の目的は、リムーバブルメディア録画再生機器の消費電力を低減することを目的とする。
【0009】
また、テレビジョン受信装置と録画/再生機器との操作を簡単化することを目的とする。
【課題を解決するための手段】
【0010】
本発明のリムーバブルメディア録画機器は、リムーバブルメディアを装着し、該リムーバブルメディアに情報を記録するリムーバブルメディアドライブと、前記リムーバブルメディアドライブにおける情報の記録を制御するリムーバブルメディア制御部と、前記リムーバブルメディアドライブと、各部を制御する制御部とを備え、前記制御部は、前記リムーバブルメディアドライブにリムーバブルメディアが装着されていない場合、前記リムーバブルメディアドライブに装着されているリムーバブルメディアが再生専用リムーバブルメディアなどで情報の記録に対応していない場合、前記リムーバブルメディアドライブに装着されているリムーバブルメディアがライトプロテクトされており、情報の記録が禁止されている場合等、リムーバブルメディアへの情報の記録をすぐに開始できない条件を満たす場合、前記リムーバブルメディア制御部への電力供給を停止することを特徴とする。
【0011】
また、リムーバブルメディアを装着し、該リムーバブルメディアに情報を記録するリムーバブルメディアドライブと、前記リムーバブルメディアドライブにおける情報の記録を制御する録画用回路と、上記各部を制御する制御部とを備えるリムーバブルメディア録画機器における制御方法であって、前記リムーバブルメディアドライブにリムーバブルメディアが装着されているかどうかを判定するステップと、判定の結果、装着されていない場合、前記録画用回路への電力供給を停止するステップと、を有することを特徴とする制御方法が提供される。
【0012】
本発明の他の観点によれば、第1の制御部を備えたテレビジョン受信装置と連携可能であり、リムーバブルメディアを装着し、該リムーバブルメディアに情報を記録するリムーバブルメディアドライブと、前記リムーバブルメディアドライブにおける情報の記録・再生を制御する回路と、上記各部を制御する第2の制御部とを備えるリムーバブルメディア録画再生機器であって、前記リムーバブルメディアドライブにおけるリムーバブルメディアの有無情報、リムーバブルメディア録画再生機器の動作状態情報を検出して前記第1の制御部において取得し、前記情報に基づいて、前記第1の制御部が前記第2の制御部を介してリムーバブルメディア録画再生機器の動作を制御することを特徴とするリムーバブルメディア録画再生機器が提供される。
【0013】
テレビ側の制御により、必要な時だけリムーバブルメディア録画再生機器の電源を投入し、テレビと同一のリモコン、あるいは、テレビ本体の操作ボタンで操作できるようにすることができる。尚、動作状態とは、電源、再生、録画などである。
【0014】
前記リムーバブルメディア録画再生機器の動作は、メディア挿入によって自動的に前記テレビジョン受信装置と前記リムーバブルメディア録画再生機器の電源をオンし、自動再生メディアの場合には入力を切り換えて再生を開始することを特徴とする。また、前記リムーバブルメディア録画再生機器の動作は、イジェクトボタンによって電源オフの状態からメディアを取り出す動作を行なうことを特徴とする。前記リムーバブルメディア録画再生機器の動作は、メディアの有無によって自動的にリムーバブルメディア録画再生機器の電源を制御することを特徴とする。
【0015】
また、前記リムーバブルメディア録画再生機器の電源がオンの状態において、テレビジョン受信装置の電源がオフされてから、ある設定時間だけオンを維持することを特徴とする。録画再生機器の電源オフ状態では電源投入から起動を完了して再生・録画を開始するまでに時間を要するために、テレビの電源と連動しテレビがオンのときは常にオンとする動作が行なえるようにし、それらのうちの一つをユーザがメニューから選択できるようにすることができる。
【0016】
また、第1の制御部を備え、リムーバブルメディアを装着し、該リムーバブルメディアに情報を記録するリムーバブルメディアドライブと、前記リムーバブルメディアドライブにおける情報の記録・再生を制御する回路と、上記各部を制御する第2の制御部とを備えるリムーバブルメディア録画再生機器と連携可能なテレビジョン受信装置であって、前記リムーバブルメディアドライブにおけるリムーバブルメディアの有無情報、リムーバブルメディア録画再生機器の動作状態情報を検出して前記第1の制御部において取得し、前記情報に基づいて、前記第1の制御部が前記第2の制御部を介してリムーバブルメディア録画再生機器の動作を制御することを特徴とするテレビジョン受信装置が提供される。
【0017】
また、本発明は、第1の制御部を備えたテレビジョン受信装置と連携可能であり、リムーバブルメディアを装着し、該リムーバブルメディアに情報を記録するリムーバブルメディアドライブと、前記リムーバブルメディアドライブにおける情報の記録・再生を制御する回路と、上記各部を制御する第2の制御部とを備えるリムーバブルメディア録画再生機器における制御方法あって、前記リムーバブルメディアドライブにおけるリムーバブルメディアの有無情報、リムーバブルメディア録画再生機器の動作状態情報を検出して前記第1の制御部において取得するステップと、前記情報に基づいて、前記第1の制御部が前記第2の制御部を介してリムーバブルメディア録画再生機器の動作を制御するステップと、を有することを特徴とする制御方法であっても良い。
【0018】
さらに、本発明は、上記の制御方法をコンピュータに実行させるためのプログラム、該プログラムを記録する記録媒体であっても良い。該プログラムは、インターネットなどの伝送媒体によって取得されるものであっても良い。
【発明の効果】
【0019】
本発明によれば、リムーバブルメディア録画再生機器の、消費電力を低減することができる。また、当該機器の操作を簡単化することができる。
【発明を実施するための最良の形態】
【0020】
以下、図面を参照して本発明のリムーバブルメディア録画再生機器の各実施の形態を説明する。
(第1の実施の形態)
本実施の形態によるリムーバブルメディア録画機器は、テレビ放送を受信し、テレビ放送信号や外部から入力された他の映像信号、音声信号を、BD等のリムーバブルメディアに録画することができる。BDに加え、又は、BDの代わりに、DVD−R、DVD−RW、DVD−RAM等の他のリムーバブルメディアにもコンテンツを録画等することができるようにしてもよい。
【0021】
また、本実施の形態によるリムーバブルメディア録画機器は、さらに、ハードディスクドライブを内蔵し、テレビ放送信号や外部から入力された他の映像信号、音声信号をハードディスクドライブに録画したり、ハードディスクとリムーバブルメディアとの間で録画した番組を移動したりできるようにしてもよい。
【0022】
図1は、本実施の形態によるテレビジョン受信装置の一構成例を示す機能ブロック図であり、図2は、BDレコーダ(記録再生機器)の一構成例を示す機能ブロック図であり、図3は、BDレコーダの主要部の詳細な構成例を示す図である。
図1に示すように、デジタル放送受信装置(テレビ受信部)Aは、アンテナ1と、デジタル放送のチューナを含むデジタル放送受信部3と、インタフェイス部5と、インタフェイス信号処理部7と、デコーダ11と、図示しないリモコン装置からの指示を受けるリモコン受光部15と、音声信号の処理を行う音声信号処理部25と、処理後の音声信号に基づく音声を出力するスピーカ21と、映像信号の処理を行う映像信号処理部27と、処理後の映像信号に基づく映像を出力するディスプレイ23と、これらの各機能ブロックについてバスラインを通して制御する制御部(CPU)17(テレビ側の制御部)と、下記の処理を行うためのプログラムその他の情報を記憶する記憶部18と、を有している。以下の処理は、記憶部18に記録されているプログラムに基づいて実行される。
【0023】
図2に示すように、BDレコーダBは、アンテナ41と、デジタルチューナ43と、インタフェイス信号処理部45と、制御部47(レコーダ側の制御部)と、リモコン受光部51と、記憶部(HDD)53と、インタフェイス部55と、電子番組表取得部57と、光ディスク(BD)駆動部63と、操作部67と、を有している。さらに、リムーバブルメディア制御部72、冷却ファン74、BDのイジェクトボタン73aが設けられている。テレビA側のインタフェイス部5とレコーダB側のインタフェイス部55とは、例えば、ATAPIインタフェイスであり、テレビAと、テレビAに内蔵されるBDレコーダBと、をATAPI接続してレコーダ内蔵型テレビを構成しており、1つのリモコン装置で操作することができる。個別のテレビAとBDレコーダBとを、HDMIインタフェイスなどにより接続し、テレビ側の1つのリモコン装置で操作できるシステム構成としても良い。以下において、内蔵型を例にして説明し、BDレコーダをBDユニットと称するが、レコーダ内蔵型テレビに本発明を限定する趣旨ではない。
【0024】
図3に示すように、BDレコーダBのリムーバブルメディア(光ディスク)駆動部63は、図2にも示した制御部47と、光ディスク駆動部63の駆動関係を制御するリムーバブルメディア制御部72と、リムーバブルメディアドライブ(本体)63(メディアを出し入れする公知のイジェクトボタン73aを備える。)と、冷却ファン74と、を備えている。
【0025】
制御部47は、BDレコーダBの各部を制御し、これら各部への電力供給を行う。BDレコーダBの電源オンに応じて、制御部47は、制御信号PS_ONによってBDレコーダBの各機能部へ電力を供給する。制御部47は、制御信号BD_P−CONによってリムーバブルメディア制御部72への電力供給を制御し、制御信号FAN_CNTによってリムーバブルメディア制御部72を介して冷却ファン74への電力供給を制御し、制御信号DRIVE_P−CONによってリムーバブルメディア制御部72を介してリムーバブルメディアドライブ73への電力供給を制御する。制御部47は、制御信号COLD_RST#によって、起動時にリムーバブルメディア制御部72をリセットする。
【0026】
リムーバブルメディア制御部72は、制御部47からの指示に応じてリムーバブルメディアドライブ73を制御し、リムーバブルメディアドライブ73や冷却ファン74への電力供給を行う。また、リムーバブルメディア制御部72は、リムーバブルメディアドライブ73に装着されたBD等の書き込み可能メディアへの情報の書き込みを行う録画・再生用の回路(ここでは、録画用回路と称する)を含む。
【0027】
リムーバブルメディアドライブ73は、BD、DVD等のリムーバブルメディアが装着され、リムーバブルメディアの回転、リムーバブルメディアへの情報の書き込み、リムーバブルメディアからの情報の読み出し等を行う。リムーバブルメディアドライブ73にリムーバブルメディアが装着されている場合、リムーバブルメディアドライブ73に備えられている物理スイッチがオンになり、メディア検出信号が主制御部47に送信される。
【0028】
本実施の形態によるBDレコーダBにおいては、リムーバブルメディアへの録画をすぐに開始できない条件を満たす場合、リムーバブルメディア制御部72における録画用の回路への電力供給を停止し、スリープ状態にする。録画をすぐに開始できない条件とは、例えば、リムーバブルメディアが装着されていない、再生専用のリムーバブルメディアが装着されている、書込み禁止にした録画用リムーバブルメディアが装着されている、等の条件である。
【0029】
上記のような、リムーバブルメディアへの録画をすぐに開始できない条件を満たす場合、録画可能にするためには、必然的に、録画可能なリムーバブルメディアを装着して、当該リムーバブルメディアをマウントする処理が必要となる。このマウントに要する時間と比較すると、スリープ状態からの復帰(起動)に要する時間は短く、相対的に無視できるため、録画用の回路への電力供給を停止し、スリープ状態に移行させ、消費電力の低減と、騒音の低減とを実現することができる。
【0030】
録画用のリムーバブルメディアが挿入されていて、空き容量があり、録画可能な状態にある場合、スリープ状態にすると復帰時にリムーバブルメディアのマウント処理が必要なため、スリープ状態からの復帰に時間を要する。したがって、このような状態にある場合には、録画用の回路への電力供給を停止せず、スリープ状態にならないように制御し、いつでも録画を開始できるよう状態を維持する。以下においても、録画用の回路への電源供給の開始・停止の動作に合わせて冷却ファン74を動作させるようにしても良い。
【0031】
図4は、本実施の形態によるリムーバブルメディア録画機器の起動時の動作の流れの一例を示すフローチャート図である。
【0032】
ステップS101において、リムーバブルメディアドライブ73にリムーバブルメディアが装着されているか否かを判定する。リムーバブルメディアドライブ73にリムーバブルメディアが装着されている場合(Yes)、リムーバブルメディアドライブ73の物理スイッチがオンになり、メディア検出信号が制御部47に送信される。
【0033】
リムーバブルメディアドライブ73にリムーバブルメディアが装着されていない場合(No)、リムーバブルメディアへの録画をすぐに開始できない条件を満たしているため、ステップS104において、制御部47は、リムーバブルメディア制御部72における録画用の回路への電力供給を停止し、録画用の回路に電源が供給されないスリープ状態に遷移し動作を終了する。この際、冷却ファン74への電力供給を合わせて停止するように制御しても良い。
【0034】
ステップS101において、リムーバブルメディアドライブ73にリムーバブルメディアが装着されていると判定された場合(Yes)、ステップS102において、リムーバブルメディアドライブ73に装着されているリムーバブルメディアが録画可能なメディアであるかどうかを判定する。例えば、リムーバブルメディアがリムーバブルメディアドライブ73に対応するものであり、且つ、BD−R、BD−RE、DVD−R、DVD−RWなどの録画可能なリムーバブルメディアであり、且つ、ライトプロテクトされておらず、且つ、録画するための空き容量がある場合には、録画可能であると判定する。要するに録画可能であるかどうかにより判定すれば良い。
【0035】
リムーバブルメディアがリムーバブルメディアドライブ73に対応していないものであったり、BD−ROM、DVD−ROM、CDなどの再生専用のリムーバブルメディアであったり、録画可能なリムーバブルメディアであってもライトプロテクトされていたり、録画するための空き容量がない場合、録画可能なものではないと判定される。
【0036】
リムーバブルメディアドライブ73に装着されているリムーバブルメディアが録画可能なものである場合には、ステップS103において、制御部47は、リムーバブルメディア制御部72における録画用の回路への電力供給を維持し、いつでも録画ができる状態を維持する。
【0037】
リムーバブルメディアドライブ73に装着されているリムーバブルメディアが録画可能なものではない場合は、リムーバブルメディアへの録画をすぐに開始できない条件を満たしているため、ステップS104において、主制御部47は、リムーバブルメディア制御部72における録画用の回路への電力供給を停止し、スリープ状態に遷移し、動作を終了する。
【0038】
次に、リムーバブルメディアの交換時、スリープ状態におけるリムーバブルメディアの装着時における動作について説明する。図5は、本実施の形態によるリムーバブルメディア録画機器のリムーバブルメディア装着時の処理の流れを示すフローチャート図である。
【0039】
ステップS201において、リムーバブルメディアドライブ73にリムーバブルメディアが装着され、リムーバブルメディアドライブ73の物理スイッチがオンになり、メディア検出信号が制御部47に送信される。
【0040】
ステップS202において、制御部47は、リムーバブルメディア制御部回路72における録画用の回路への電力供給を開始する。
【0041】
ステップS203において、リムーバブルメディアドライブ73に装着されているリムーバブルメディアが録画可能なものであるかどうかを判定する。例えば、リムーバブルメディアがリムーバブルメディアドライブ73に対応するものであり、且つ、BD−R、BD−RE、DVD−R、DVD−RWなどの録画可能なリムーバブルメディアであり、且つ、ライトプロテクトされておらず、且つ、録画するための空き容量がある場合、録画可能であると判定する。リムーバブルメディアがリムーバブルメディアドライブ63に対応していないものであったり、BD−ROM、DVD−ROM、CDなどの再生専用のリムーバブルメディアであったり、録画可能なリムーバブルメディアであってもライトプロテクトされていたり、録画するための空き容量がない場合、録画可能なものではないと判定される。
【0042】
リムーバブルメディアドライブ73に装着されているリムーバブルメディアが録画可能なものである場合(Yes)、ステップS204において、主制御部47は、リムーバブルメディア制御部回路72における録画用の回路への電力供給を維持し、いつでも録画できる状態を維持する。併せて、冷却ファン74も動作させても良い。
【0043】
リムーバブルメディアドライブ73に装着されているリムーバブルメディアが録画可能なものではない場合、リムーバブルメディアへの録画をすぐに開始できない条件を満たしているので、ステップS205において、制御部47は、リムーバブルメディア制御部72における録画用の回路への電力供給を停止し、スリープ状態に遷移し、動作を終了する。この際、冷却ファン74への電力供給も停止しても良い。
【0044】
以上に説明したように、本実施の形態によるリムーバブルメディア録画機器においては、リムーバブルメディアへの情報の記録をすぐに開始できない条件を満たす場合、録画用回路への電力供給を停止することにより、消費電力を低減することができる。さらに、冷却ファンへの電力供給を停止すれば、ファンの騒音も低減することができる。
【0045】
本実施の形態によるリムーバブルメディア録画機器は、特に、リムーバブルメディアとしてBDを用いる場合に好適である。BD用のリムーバブルメディア制御部のBD用録画回路は消費電力が大きく、スリープからの起動に時間がかかり、BDドライブの消費電力も大きく、BDはマウント時間も長い。BD用録画回路の最大負荷は、例えば1.84A/27.90W(15V入力時)であり、BDドライブの最大負荷は2.49A/37.33Wであり、合計の最大電力は4.35A/65.23W(15V入力時)である。また、BD用録画回路の起動時間は約10秒であり、BDマウント時間は、最長3分30秒(2層、200タイトル録画時)、最短50秒であり、合計、最長約3分40秒、最短約1分である。
上述したようなリムーバブルメディア録画機器を液晶テレビ等に内蔵したリムーバブルメディア録画機器内蔵テレビ放送受信装置としても実施可能である。リムーバブルメディア録画機器内蔵テレビ放送受信装置では、リムーバブルメディア録画機器を内蔵しないテレビ放送受信装置に比べて、消費電力、発熱量が極端に増大するため、より大きい効果が得られる。
【0046】
例えば、52型の液晶テレビにBD録画機器を内蔵した場合、BDドライブ及びBD用録画回路の電源をオンにした場合の消費電力は約360Wであるが、BDドライブ及びBD用録画回路の電源をオフにした場合の消費電力は約300Wにまで低減することができる。尚、上記の処理において、後述する第2の実施の形態と同様に、テレビ側の制御部17が主体となってBD側を制御するようにしても良い。
【0047】
次に、本発明の第2の実施の形態について図面を参照しながら説明を行う。本実施の形態によるリムーバブルメディア録画再生機器は、基本的に、図1から3までに示した構成と同様の構成を有している。そこで、以下においては、図6から図9までを参照して、本実施の形態における特徴部である各処理の流れについて説明する。尚、以下の処理においては、テレビA側の制御部17が主体となって、インタフェイスを介してBDユニット側の各機能部を制御する例について説明する。
【0048】
1−1)スロットイン再生(図6参照)
テレビ視聴中(ステップS301)に、ステップS302においてBD等のリムーバブルメディアが挿入された旨を検出した場合に(Yes)、この検出した信号を、インタフェイス部55・5を介してテレビ側の制御部17に伝える。テレビ側の制御部17は、ステップS303においてBDユニットの電源を投入させるための制御信号によりBDユニットの電源を投入させ、現在視聴中の入力(例えば地上デジタル放送など)からBD再生用の入力に切り換え(ステップS304)、自動的にBD内のコンテンツの再生を行なわせる (ステップS305;スロットイン再生)。
【0049】
このように、テレビ放送を視聴中において、テレビ側でBDの挿入を検出すると、テレビ側の制御部が、それまではOFFであったBDユニットに電力を供給させるための指示を行う。そして、上記の入力を切り替える処理が行われている間にBDの再生に必要な初期処理を行ってしまうことにより、BD内のコンテンツ再生処理を速やかに行わせることができる。BDの挿入を契機として、テレビ側の制御により、BDユニットへの電源供給を開始し、次いで、入力切替を行った後にBDの自動再生を行わせることにより、BDの再生処理がスムーズに進めることができる。
【0050】
1−2)スロットイン起動(図7)
機器を操作するリモコン装置によってテレビがオフされている状態(テレビ自体には省エネ電力供給は行われている)場合においても、上記1)の機能は有効である。すなわち、テレビおよび必要であればBDユニットの電源を投入し、BDユニットの起動とメディア読み込みとを待ってから再生用の入力に切り換え、再生を行なうようにする。
【0051】
より詳細には、まず、上記と同様にテレビ側の制御部が、BDメディア挿入を検知し(ステップS401でYes)、テレビと、必要に応じてBDユニットの電源をオンにする(ステップS402)。テレビは、起動直後はラスト視聴のチャネルの映像ソースを表示している。BDユニットがメディアのローディング処理を開始すると(起動:ステップS403)、その旨をテレビの表示部に表示させ、自動再生機能が有効なBDが挿入されている場合には、BDコンテンツの読み込みを完了した後に(ステップS404でYes)、BDレコーダの再生用の入力に切り換え(ステップS405)、BD内のコンテンツの再生を行なう(ステップS406)。尚、BDの自動再生機能が有効でない場合には、再生用のリスト(再生リスト)を表示部に表示させることで、ユーザに再生させるコンテンツを選択させるようにすることも可能である。
【0052】
2)イジェクトボタンが押された時の動作(イジェクト起動:図8)
この操作は、テレビがオフ状態であっても、テレビを見た目ではオンせずに(すなわち表示部に映像を表示させずに)、BDメディアを取り出したい場合に実行する処理であって、図8に示すように処理を行う。適宜、その他の図面も参照しながら処理内容の説明を行う。
【0053】
まず、制御部47がBDディスク駆動部63のイジェクトボタン73aが押されたことを検知すると、(ステップS501でYes)、インタフェイス部55・5を介してその検出信号を受けてテレビAをオンにし、さらに、イジェクト起動処理であることがテレビAに対して通知される(ステップS502)。これにより、テレビAは、次のステップでBDレコーダBをコントロールするために起動するが、テレビ画面(ディスプレイ)23は映像を表示しない状態であり、以下の動作を行なう。まず、テレビ側の制御部17が、ステップS503において、BDユニットにおける電源を投入(オン)させる。ステップS504においてBDユニットの起動を待ち(Yes)、ステップS505においてドライブのBDのイジェクトを指示する。
【0054】
次に、ステップS506において、BDのイジェクト動作の完了報告を待って(Yes)、BDユニットにおける動作の終了処理を行うように制御する(ステップS507)。次いで、BDユニット終了処理の完了報告を待って(ステップS508でYes)、BDユニットの電源をオフにする。上記のすべて処理が完了した旨の報告を受けた後に、ステップS510においてテレビの電源をオフし、処理が終了する。
【0055】
以上のように、BDのイジェクトボタンが押されたことを検出して、テレビの電源の一部、すなわち制御部17を含むBDレコーダとの制御信号のやり取りに必要な機能部(例えばディスプレイは表示させないで良い。)を動作させ、制御部17からの制御信号に基づいて、BDユニットを動作させて、BDのイジェクトに関する処理を自動的に行わせ、次いで、BDユニット、テレビの電源をオフする一連の処理を行うことができる。従って、この一連の処理を簡単な操作で行うことができる上に、ディスプレイを表示させないことで電力消費を少なくすることができる。
【0056】
3)メディア非挿入状態がある設定された時間(例えば数分)だけ継続した場合に、BDユニットをオフする操作
この操作は、省電力のための動作を行わせるものであって、以下のように機能させる。前提としては、BDユニットの電源がオン時において行われるものである。
【0057】
図9に示すように、まず、処理が開始され、ステップS601に示すようにテレビ側の制御部17においてBDユニットのメディア挿入状態の変化(挿入→非挿入)を検知した場合に(Yes)、ステップS602においてタイマーをオン(起動)させ、ステップS603において、ある時間(例えば予め設定された数分などの時間)が経過すると、ステップS604でBDメディアの非挿入を再度チェックし、BDメディアの非挿入状態が継続していれば(Yes)、ステップS605においてBDユニットの電源をオフする。ステップS604において、BDの挿入が検出信号を受けると、BDでの処理を継続させる。但し、以下に説明するクイック待機設定が有効でBDユニットを常時オンする設定である場合には、BDユニットの電源はオフしないように制御する。
【0058】
4)クイック待機設定
BDユニットの電源は、テレビ側の制御部17において、BDユニットにおけるメディア挿入を検知することによってオンすることを基本としている。しかしながら、BDユニットがオフ状態から起動させると、再生/録画が可能な状態となるまでにある時間を要することになる。そこで、消費電力が多少大きくなっても良い場合のために、クイック待機設定が行えるようになっている。このクイック待機設定においては、メディアが挿入されていない場合でも、BDユニットをオンしておくことによって、操作性の向上を図りたい利用者に対応した設定であって、以下のように機能する。
【0059】
テレビのメニューに「クイック待機設定」の項目を設けておき、以下の設定をすることが可能である。
【0060】
4−1)テレビがオンで、メディア挿入の場合のみBDユニットをオンする。
4−2)テレビのオン/オフにかかわらず、常にBDユニットをオンする。
4−3)テレビのオン/オフにかかわらず、常にBDユニットをオンする。但し、テレビがオフした後の一定時間(例:数時間)経過後には、BDユニットをオフにすることが好ましい。
4−4)テレビがオンの場合には、常にBDユニットをオンにする(テレビがオフした場合にはオフする。)
【0061】
このような種々の動作のうちのいずれかを選択して設定することにより、ユーザの好みに応じて任意に選択することができる。
【0062】
以上のように、本実施の形態では、テレビとレコーダとを接続して別々にコントロールする場合と比較して、電源のオン・オフ操作などが簡単になり、ユーザの利便性が向上するという利点がある。
【0063】
また、具体的な構成は、上述の実施の形態に限られるものではなく、この発明の要旨を逸脱しない範囲の設計変更がされた場合などにおいても特許請求の範囲に含まれるのは言うまでもない。
【0064】
また、上記の実施の形態において、添付図面に図示されている構成等については、これらに限定されるものではなく、本発明の効果を発揮する範囲内で適宜変更することが可能である。その他、本発明の目的の範囲を逸脱しない限りにおいて適宜変更して実施することが可能である。
【0065】
また、本実施の形態で説明した機能を実現するためのプログラムをコンピュータ読み取り可能な記録媒体に記録して、この記録媒体に記録されたプログラムをコンピュータシステムに読み込ませ、実行することにより各部の処理を行ってもよい。尚、ここでいう「コンピュータシステム」とは、OSや周辺機器等のハードウェアを含むものとする。
【0066】
また、「コンピュータシステム」は、WWWシステムを利用している場合であれば、ホームページ提供環境(あるいは表示環境)も含むものとする。
【0067】
また、「コンピュータ読み取り可能な記録媒体」とは、フレキシブルディスク、光磁気ディスク、ROM、CD−ROM等の可搬媒体、コンピュータシステムに内蔵されるハードディスク等の記憶装置のことをいう。さらに「コンピュータ読み取り可能な記録媒体」とは、インターネット等のネットワークや電話回線等の通信回線を介してプログラムを送信する場合の通信線のように、短時間の間、動的にプログラムを保持するもの、その場合のサーバやクライアントとなるコンピュータシステム内部の揮発性メモリのように、一定時間プログラムを保持しているものも含むものとする。また前記プログラムは、前述した機能の一部を実現するためのものであっても良く、さらに前述した機能をコンピュータシステムにすでに記録されているプログラムとの組み合わせで実現できるものであっても良い。プログラムは、インターネットなどの伝送媒体を介して取得するものであっても良い。
【産業上の利用可能性】
【0068】
本発明は、リムーバブルメディア録画機器及びリムーバブルメディア録画機器内蔵テレビ放送受信装置に利用可能である。
【図面の簡単な説明】
【0069】
【図1】本発明の実施の形態によるテレビジョン受信装置の一構成例を示す機能ブロック図である。
【図2】本実施の形態によるBDレコーダ装置の一構成例を示す機能ブロック図である。
【図3】図2に示す録画機器装置の主要部の一構成例を示すブロック図である。
【図4】本発明の第1の実施の形態によるリムーバブルメディア録画機器の起動時の動作の流れを示すフローチャート図である。
【図5】本実施の形態によるリムーバブルメディア録画機器のリムーバブルメディア装着時の処理の流れを示すフローチャート図である。
【図6】本発明の第2の実施の形態によるリムーバブルメディア録画機器のスロットイン再生、スロットイン起動処理の流れを示すフローチャート図である。
【図7】本発明の第2の実施の形態におけるスロットイン起動処理の流れを示すフローチャート図である。
【図8】本発明の第2の実施の形態におけるイジェクト起動処理の流れを示すフローチャート図である。
【図9】本発明の第2の実施の形態におけるメディア非挿入状態が ある設定された時間(例えば数分)だけ継続した場合に 、BDユニットを オフする処理の流れを示すフローチャート図である。
【符号の説明】
【0070】
A…デジタル放送受信装置(テレビ受信部)、1…アンテナ、3…デジタル放送受信部、5…インタフェイス部、7…インタフェイス信号処理部、11…デコーダ、15…リモコン受光部、25…音声信号処理部、21…スピーカ、27…映像信号処理部、23…ディスプレイ、17…制御部(CPU)、18…記憶部、B…BDレコーダ、41…アンテナ、43…デジタルチューナ、45…インタフェイス信号処理部、47…制御部、51…リモコン受光部、53…記憶部(HDD)、55…インタフェイス部、57…電子番組表取得部、63…光ディスク(BD)駆動部、67…操作部、72…リムーバブルメディア制御部、74…冷却ファン、73a…BDのイジェクトボタン、

【特許請求の範囲】
【請求項1】
リムーバブルメディアを装着し、該リムーバブルメディアに情報を記録するリムーバブルメディアドライブと、
前記リムーバブルメディアドライブにおける情報の記録を制御する録画用回路と、
上記各部を制御する制御部と、を備え、
前記制御部は、前記リムーバブルメディアドライブにリムーバブルメディアが装着されているかどうかを判定し、装着されていない場合、前記録画用回路への電力供給を停止することを特徴とするリムーバブルメディア録画機器。
【請求項2】
リムーバブルメディアを装着し、該リムーバブルメディアに情報を記録するリムーバブルメディアドライブと、
前記リムーバブルメディアドライブにおける情報の記録を制御する録画用回路と、
各部を制御する制御部と、を備え、
前記制御部は、前記リムーバブルメディアドライブに装着されているリムーバブルメディアが情報の記録に対応しているかどうかを判定し、情報の記録に対応していない場合、前記録画用回路への電力供給を停止することを特徴とするリムーバブルメディア録画機器。
【請求項3】
リムーバブルメディアを装着し、該リムーバブルメディアに情報を記録するリムーバブルメディアドライブと、
前記リムーバブルメディアドライブにおける情報の記録を制御する録画用回路と、
各部を制御する制御部と、を備え、
前記制御部は、前記リムーバブルメディアドライブに装着されているリムーバブルメディアへの情報の記録が禁止されているかどうかを判定し、情報の記録が禁止されている場合、前記録画用回路への電力供給を停止することを特徴とするリムーバブルメディア録画機器。
【請求項4】
前記リムーバブルメディアドライブにリムーバブルメディアが装着されている場合、前記制御部は、前記リムーバブルメディアドライブに装着されているリムーバブルメディアが情報の記録に対応しているかどうかを判定し、情報の記録に対応していない場合、前記録画用回路への電力供給を停止することを特徴とする請求項1記載のリムーバブルメディア録画機器。
【請求項5】
前記リムーバブルメディアドライブにリムーバブルメディアが装着されている場合、前記制御部は、前記リムーバブルメディアドライブに装着されているリムーバブルメディアへの情報の記録が禁止されているかどうかを判定し、情報の記録が禁止されている場合、前記録画用回路への電力供給を停止することを特徴とする請求項1又は2記載のリムーバブルメディア録画機器。
【請求項6】
前記リムーバブルメディアドライブ及び前記リムーバブルメディア制御部を冷却する冷却ファンを備え、前記録画用回路への電力供給を停止する際に、前記冷却ファンも停止することを特徴とする請求項1から5までのいずれか1項に記載のリムーバブルメディア録画機器。
【請求項7】
請求項1から6までのいずれか1項に記載のリムーバブルメディア録画機器を内蔵したリムーバブルメディア録画機器内蔵テレビ放送受信装置。
【請求項8】
リムーバブルメディアを装着し、該リムーバブルメディアに情報を記録するリムーバブルメディアドライブと、前記リムーバブルメディアドライブにおける情報の記録を制御する録画用回路と、上記各部を制御する制御部とを備えるリムーバブルメディア録画機器における制御方法であって、
前記リムーバブルメディアドライブにリムーバブルメディアが装着されているかどうかを判定するステップと、
判定の結果、装着されていない場合、前記録画用回路への電力供給を停止するステップと、を有することを特徴とする制御方法。
【請求項9】
第1の制御部を備えたテレビジョン受信装置と連携可能であり、リムーバブルメディアを装着し、該リムーバブルメディアに情報を記録するリムーバブルメディアドライブと、 前記リムーバブルメディアドライブにおける情報の記録・再生を制御する回路と、上記各部を制御する第2の制御部とを備えるリムーバブルメディア録画再生機器であって、
前記リムーバブルメディアドライブにおけるリムーバブルメディアの有無情報、リムーバブルメディア録画再生機器の動作状態情報を検出して前記第1の制御部において取得し、前記情報に基づいて、前記第1の制御部が前記第2の制御部を介してリムーバブルメディア録画再生機器の動作を制御することを特徴とするリムーバブルメディア録画再生機器。
【請求項10】
前記リムーバブルメディア録画再生機器の動作は、メディア挿入によって自動的に前記テレビジョン受信装置と前記リムーバブルメディア録画再生機器の電源をオンし、自動再生メディアの場合には入力を切り換えて再生を開始することを特徴とする請求項9に記載のリムーバブルメディア録画再生機器。
【請求項11】
前記リムーバブルメディア録画再生機器の動作は、イジェクトボタンによって電源オフの状態からメディアを取り出す動作を行なうことを特徴とする請求項9に記載のリムーバブルメディア録画再生機器。
【請求項12】
前記リムーバブルメディア録画再生機器の動作は、メディアの有無によって自動的にリムーバブルメディア録画再生機器の電源を制御することを特徴とする請求項9に記載のリムーバブルメディア録画再生機器。
【請求項13】
前記リムーバブルメディア録画再生機器の電源がオンの状態において、テレビジョン受信装置の電源がオフされてから、ある設定時間だけオンを維持することを特徴とする請求項9に記載のリムーバブルメディア録画再生機器。
【請求項14】
第1の制御部を備え、リムーバブルメディアを装着し、該リムーバブルメディアに情報を記録するリムーバブルメディアドライブと、前記リムーバブルメディアドライブにおける情報の記録・再生を制御する回路と、上記各部を制御する第2の制御部とを備えるリムーバブルメディア録画再生機器と連携可能なテレビジョン受信装置であって、
前記リムーバブルメディアドライブにおけるリムーバブルメディアの有無情報、リムーバブルメディア録画再生機器の動作状態情報を検出して前記第1の制御部において取得し、前記情報に基づいて、前記第1の制御部が前記第2の制御部を介してリムーバブルメディア録画再生機器の動作を制御することを特徴とするテレビジョン受信装置。
【請求項15】
請求項9から13までのいずれか1項に記載のリムーバブルメディア録画再生機器と、請求項14に記載のテレビジョン受信装置と、が一体化された電子機器。
【請求項16】
第1の制御部を備えたテレビジョン受信装置と連携可能であり、リムーバブルメディアを装着し、該リムーバブルメディアに情報を記録するリムーバブルメディアドライブと、 前記リムーバブルメディアドライブにおける情報の記録・再生を制御する回路と、上記各部を制御する第2の制御部とを備えるリムーバブルメディア録画再生機器における制御方法あって、
前記リムーバブルメディアドライブにおけるリムーバブルメディアの有無情報、リムーバブルメディア録画再生機器の動作状態情報を検出して前記第1の制御部において取得するステップと、
前記情報に基づいて、前記第1の制御部が前記第2の制御部を介してリムーバブルメディア録画再生機器の動作を制御するステップと、を有することを特徴とする制御方法。

【図1】
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【図2】
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【図3】
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【図4】
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【図5】
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【図6】
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【図7】
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【図8】
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【図9】
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