説明

リモートから開始されるパーキング・サービスのためのデバイスおよび方法

本発明は、リモートから開始されるパーキング・サービスにおいて使用するためのデバイス(1)に関する。本デバイスは、パーキング・セッションを開始するためのデバイス(3)から、自動車(4)を駐車するための要求を受信するように構成され、また前記パーキング・セッションを開始するための前記デバイスのロケーションを決定するための手段(2)をトリガするように構成される。本デバイスは、自動車(4)のアイデンティティを示す情報を受信するように構成され、またパーキング・セッションを開始するためのデバイス(3)のロケーションを決定するための手段(2)からロケーション情報を受信するように構成された決定モジュールを備え、前記決定モジュールは、さらに、パーキング・セッションを開始するためのデバイスまたはロケーションを決定するための手段との通信から、パーキング・セッションを開始するためのデバイスが、自動車の中に含まれるトランシーバとワイヤレスに結合されているかどうかを決定するように構成され、またワイヤレス結合が存在することが決定される場合に、受信されたロケーション情報から、パーキング・セッションを開始するためのデバイスが移動しているかどうかを決定するように構成される。

【発明の詳細な説明】
【技術分野】
【0001】
本発明は、一般に、ワイヤレス技術に基づいたパーキング・サービス(parking services)のためのシステムおよび方法の分野に関し、またより詳細には、リモート・デバイスにより、例えば、セルラー方式電話デバイスにより開始されるパーキング・サービスを運用するためのデバイスおよび方法に関する。
【背景技術】
【0002】
最近では、セルラー方式電話を使用して、パーキング・チケットの代金を支払うことが可能である。ユーザは、パーキング・サービスのプロバイダに対して特定のショート・メッセージ・サービス(short message service)(SMS)のテキスト・メッセージを送信して、パーキングのプロセスを開始しなければならない。ユーザが、駐車場(parking place)を離れるときに、ユーザは、明示的に、パーキング・サービス・プロバイダに対して「退去(quit)」メッセージを送信しなければならず、それでサービス・プロバイダは、その支払額を決めることができる。
【0003】
しかしながら、うっかりしたユーザが、パーキング・スポットを離れるときに、この「退去」メッセージを送信し忘れると、ユーザは、たとえユーザがそれ以前にそこを離れていたとしても、ユーザがそのサービスについて支払い得る最大の金額を支払わなければならない。言い換えれば、ユーザが、駐車場を立ち去りたいと思うときに、パーキング・チケットを支払う現在の実施態様では、明示的に、ユーザがSMSにより「退去」メッセージをサービス・プロバイダに対して送信することを要求する。
【0004】
先行技術においては、この問題が解決されるシステムが知られており、それによっては、ただ1つのSMSテキスト・メッセージが、送信されなければならない。例えば、ウェブ・サイトwww.smsparking.rsは、まさに1つだけのSMSメッセージが、全体のパーキング・アクション(parking action)のために必要とされる解決法について説明している。しかしながら、その開示されたシステムは、1つのSMSメッセージによって一定の駐車時間、例えば、1時間または複数時間の駐車時間、または1日のパーキング・チケットまでもが購入されるという点で限定されている。
【0005】
また、特許出願WO2005/050575においては、セルラー方式電話を使用して、あらかじめ決定された期間にわたっての駐車料金(parking fees)を支払うためにショート・メッセージ(SMS)を専用の電話番号に送信することができる、駐車料金の支払いを行うためのシステムが、開示される。
【0006】
しかしながら、単一のショート・メッセージに基づいた解決法についての必要性が存在しており、そこでは、ユーザが、ユーザの自動車(vehicle)を駐車していた実際の期間についての支払いを行う必要がある。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0007】
【特許文献1】特許出願WO2005/050575
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0008】
本発明は、メッセージ・ベースのパーキング・サービスのための方法およびデバイスを提供することを目的にしており、そこでは、サービスを開始するために、メッセージが送信されるだけでよく、またそこでは、使用された実際の駐車時間だけが課金される。
【課題を解決するための手段】
【0009】
本発明は、リモートから開始されるパーキング・サービスにおいて使用するためのデバイスに関する。本デバイスは、パーキング・セッション(parking session)を開始するために適したデバイスから、自動車を駐車するための要求を受信するように構成される。本デバイスはまた、自動車を駐車するための要求が受信されるときに、パーキング・セッションを開始するためのデバイスのロケーションを決定するための手段をトリガするようにも構成される。本発明によるデバイスは、自動車のアイデンティティ(identity)を示す情報を受信するように構成された決定モジュールを備える。決定モジュールはまた、パーキング・セッションを開始するためのデバイスのロケーションを決定するための手段からロケーション情報を受信するようにも構成される。決定モジュールは、パーキング・セッションを開始するためのデバイスまたはロケーションを決定するための手段との通信から、パーキング・セッションを開始するためのデバイスが、その自動車に含まれるトランシーバとワイヤレスに結合されているかどうかを決定することができ、またワイヤレス結合が存在することが決定される場合に、受信されたロケーション情報から、パーキング・セッションを開始するためのデバイスが移動しているかどうかを決定することができる。パーキング・セッションが終了しているという決定に到達するためには、自動車の中のトランシーバと、パーキング・セッションを開始するためのデバイスとが再び結合されることが必要とされ、またパーキング・セッションを開始するための前記デバイスが再び移動していることが確立されなければならない。
【0010】
上記解決法は、確かに本発明の目的を達成する。デバイスは、ユーザの自動車のためにパーキング・セッションを開始したいと思うユーザからの要求を受信するだけである。要求を送信するために、ユーザは、パーキング・セッションを開始するために適したデバイスを使用する。要求を受信すると、デバイスは、パーキング・セッションを開始するために使用されるデバイスの位置を決定するための手段を直ちにトリガする。有利な実施形態においては、このデバイスは、セルラー方式電話である。次いで、要求は、ショート・メッセージ・サービスによって送信されることが可能であり、またショート・メッセージは、自動車のアイデンティティを示す情報を含むことができる。しかしながら、代替実施形態も考えることができる。次いで、パーキング・サービスは、例えば、リモート・プロシージャ・コール(remote procedure call)により、またはウェブ・サービスにより開始される。そしてパーキング・セッションを開始するためのデバイスは、携帯型個人情報端末(personal digital assistant)(PDA)、スマートフォン、ラップトップ、またはソニーのPSP(登録商標)や任天堂のDS(登録商標)などのハンドヘルドのゲーム・コンソール(game console)とすることができる。
【0011】
自動車が駐車している間、決定モジュールは、パーキング・サービスを開始するために使用されたデバイスのロケーションについての情報を受信し続ける。決定モジュールが、受信された情報から、パーキング・セッションを開始するためのデバイスと、自動車の中のトランシーバとの間に結合が存在しないことを指摘している限り、自動車は依然として駐車したままであると、仮定される。開始するためのデバイスが、自動車の中のトランシーバと再び結合されることが指摘されるとき、また自動車が移動していることが、ロケーション情報から導き出されるときに、決定モジュールは、パーキング・セッションが、終了しているという結論を出す。要求を送信することと、自動車と開始するためのデバイスとの間のワイヤレスの結合が存在していること、および自動車が再び移動していることを確立することとの間に経過した時間は、そこでパーキング・セッションの実際の持続期間に対応する。
【0012】
実施形態においては、自動車のアイデンティティに関する情報は、要求それ自体の中で送信される。セルラー方式電話が、要求を送信するために使用される場合に、これは好ましい。セルラー方式電話は、短距離のワイヤレス通信(例えば、ブルートゥース(Bluetooth))を経由して自動車の中のトランシーバとの結合を通して自動車のアイデンティティについての情報を取得する。
【0013】
別の好ましい実施形態においては、自動車のアイデンティティ(例えば、そのライセンス番号)は、ロケーションを決定するための手段を経由してデバイスに伝えられることが可能である。その場合には、決定するための前記手段は、それが本発明のデバイスによってトリガされた直後にパーキング・セッションを開始するために使用されたデバイスを追跡し、またひとたびその位置が見出されると、自動車のアイデンティティに関する必要な情報を直ちに取得する。
【0014】
別の実施形態においては、デバイスは、有利に、前記パーキング・セッションを開始するためのデバイスを示す情報と一緒に、自動車のアイデンティティを示す情報を記憶するためのストレージ手段を備える。このようにして、パーキング・セッションを開始するデバイスの識別情報と、問題になっている自動車との間のリンクは、記憶される。
【0015】
パーキング・セッションを開始するためのデバイスが、セルラー方式電話である実施形態においては、制御チャネルを使用して、セルラー方式電話と、本発明のデバイスとの間で情報を交換することが、有利である。制御チャネルは、実際には、セル電話と基地局とが、コール・セットアップ(call−setup)、チャネル変更、基地局変更などのようなものについて互いに話すために使用する特定の周波数である。モバイル電話交換局(Mobile Telephone Switching Office)は、ユーザのセル電話のIDをデータベースに記憶し、その結果、交換局は、セル電話のベルを鳴らそうと思うときに、ユーザが、どのセルの中にいるかを知ることができる。このようにして、制御チャネルを使用して、ユーザがいるロケーションとセルとを追跡し続ける。
【0016】
別の態様においては、本発明は、上記に説明されるようなデバイスと、パーキング・セッションを開始するために使用されるデバイスのロケーションを決定するための手段とを備える、リモートから開始されるパーキング・サービスを提供するためのシステムに関する。
【0017】
別の態様においては、本発明は、パーキング・セッションを開始するためのデバイスの中で使用するためのモジュールに関する。本モジュールは、パーキング・セッションのための要求を備えるメッセージを送信するように構成される。本モジュールは、前記メッセージが、パーキング・セッションを開始するための前記デバイスがワイヤレスに結合されるトランシーバを含む自動車のアイデンティティを示す情報と、パーキング・セッションを開始するための前記デバイスのアイデンティティを示す情報とをさらに備えることを特徴とする。
【0018】
本発明はまた、上記で説明されるようなモジュールを備えるセルラー方式電話デバイスに関する。
【0019】
さらに別の態様においては、本発明は、リモートから開始されるパーキング・サービスを運用するための方法に関し、本方法は、
デバイスが、自動車の中のトランシーバとワイヤレスに結合されている間に、パーキング・セッションを開始するための前記デバイスから前記自動車を駐車するための要求を受信するステップと、
前記要求を受信するとすぐに、パーキング・セッションを開始するための前記デバイスのロケーションを決定するための手段をトリガするステップと、
前記自動車のアイデンティティを示す情報を受信するステップと、
前記パーキング・セッションを開始するための前記デバイスについてのロケーション情報を受信するステップと、
前記パーキング・セッションを開始する前記デバイスが、前記自動車の中の前記トランシーバとワイヤレスに結合されるかどうかをチェックするステップ、およびワイヤレス結合が存在することが決定される場合に、前記受信されたロケーション情報から前記パーキング・セッションを開始するための前記デバイスが、移動しているかどうかを決定するステップとを備える。
自動車のトランシーバと、パーキング・セッションを開始するためのデバイスとが、再び結合されていることが見出されるときに、また受信されるロケーション情報から、前記デバイスが再び移動していることが指摘されるときに、パーキング・セッションが、終了しているという結論が出される。
【図面の簡単な説明】
【0020】
【図1】本発明による解決法の実施形態を示す図である。
【発明を実施するための形態】
【0021】
先行技術の解決法の欠点は、本発明による、リモートから開始されるパーキング・サービスにおいて使用するためのデバイスによって克服される。本発明は、単一の要求を用いてトリガされることが可能であり、また事実上の駐車時間を決定することを可能にするデバイスを提案している。
【0022】
図1は、セルラー方式電話が、パーキング・セッションを開始するために使用され、またパーキング・セッションのための要求が、ショート・メッセージ・サービス(SMS)を経由して送信される、本発明の実施形態を示すものである。人が、彼の車(car)を駐車するときに、彼は、パーキング・システムのオペレータの番号に対して「パーキング開始(start parking)」のSMSを送信する。車と、モバイルとは、ワイヤレス技術(例えば、ブルートゥースなど)を通して互いに結合される。それらは、パーキング・セッションを開始し、また停止することができるように一緒に対にされる必要がある。パーキング・システムが、要求を受信するときに、それは、パーキング・セッションを開始し、またモバイル・ロケーション・ベースのサーバ(アルカテル−ルーセントの8606EAGSプロダクトのようなもの(like the Alcatel−Lucent 8606 EAGS product))をトリガして、モバイル電話を追跡する。さて、モバイル電話と、その対応する電話タワー(phone tower)とは、制御チャネルの上で互いに通信することを開始するが、それらが次に交換するパケットは、変更され、またモバイル電話だけでなく、それが対にされている車の識別情報も識別する。モバイル・ロケーション・サーバは、モバイルのロケーションと、それが依然として車と対にされているか否かとを知っている。モバイルが、車と対にされていない限り、それは、車が、依然として駐車場にあることを意味する。システムは、モバイルの所在についてリアルタイムのアップデートをモバイル・ロケーション・サーバから取得する。このデータに基づいて、SMS−ベースのパーキング・システムは、モバイルが、車と対にされているか否か、また移動しているか否かをチェックし、そうであるときには、パーキング・セッションを停止し、支払額を決めることができる。
【0023】
パーキング・セッションを開始するためのデバイスは、図1の例におけるようにモバイル電話とすることができるが、PDAデバイスもしくはスマートフォン、ラップトップ、またはソニーのPSPや任天堂のDSなどのハンドヘルドのゲーム・コンソールとすることもできる。
【0024】
開始するためのデバイスは、要求と一緒に、パーキング・セッションに関係している自動車がどれであるかを示す情報を送信することができる。デバイスは、それが、例えば、ブルートゥースのような短距離通信を経由して通信することができる、自動車の中のトランシーバから情報を取得する。
【0025】
代替アプローチにおいては、要求だけが、デバイス(3)に対して送信される。次いで、自動車のアイデンティティについての情報は、ロケーション・サーバ(2)を経由して取得され、このロケーション・サーバは、パーキング・サービスにおいて使用するためのデバイス(3)における要求の受信の直後にトリガされる。この場合には、自動車のアイデンティティ情報は、パーキング・セッションを開始しているデバイス(すなわち、要求を送信したデバイス)のロケーションについての情報と一緒に送信されることが可能である。
【0026】
一実施形態においては、本発明による、パーキング・サービスにおいて使用するためのデバイスは、ロケーション・サーバと一緒にパーキング・サービスをセットアップするために適したシステムを形成し、そこではパーキング・セッションは、リモートから開始されることが可能である。
【0027】
一態様においては、本発明はまた、パーキング・セッションを開始するデバイス(セルラー方式電話、PDAなどのようなもの)において使用するためのモジュールに関する。本モジュールは、要求、ならびに駐車する自動車を識別する情報、および要求を送信するために使用されるデバイスを識別する情報を含むメッセージを送信することができる。本モジュールは、電話タワー、アンテナのような電気通信装置と通信するように構成される。
【0028】
上記で説明されるようなモジュールは、実施形態において使用されることが可能であり、そこではパーキング・セッションを開始するデバイスはまた、自動車のアイデンティティ情報を提供する。この情報は、短距離通信を経由して自動車の中のトランシーバによりモジュールに対して提供される。
【0029】
モバイル・パーキングのためのデバイスの主要コンポーネントは、決定モジュールである。このモジュールは、モバイル・ロケーション・サーバ、例えば、アルカテル−ルーセントの8606EAGSと通信して、パーキング・セッションを開始するために使用されるデバイスの所在を追跡し続ける。決定モジュールは、モバイルが、対応する車/自動車と対にされるか否かをチェックすることができる。車と、モバイルとが、対にされるとき、決定モジュールは、それらが移動しているか否かを計算する。そうである場合、パーキング・セッションが停止されることが、決定される。
【0030】
提案された本発明は、それによって人々が、彼らの車を実際に駐車する時間についてだけの支払いを行うサービスを可能にする。彼らは、彼らがパーキング・システムに対して「退去」メッセージを送信し忘れたからという理由で、もはや最大金額を支払いはしない。
【0031】
本発明は、特定の実施形態に関連して例証されているが、本発明は、上記の例示の実施形態の詳細だけには限定されないことと、本発明は、その精神および範囲を逸脱することなく様々な変更および修正を用いて実施され得ることとは、当業者にとって明らかであろう。本実施形態は、それゆえに、すべての点で例示的であり、限定的でないものと考えられるべきであり、本発明の範囲は、上記の説明によってではなく添付の特許請求の範囲によって示されており、また特許請求の範囲の均等物(equivalency)の意味および範囲内に含まれるすべての変更は、それゆえに、その中に包含されるように意図される。言い換えれば、基本的な根底にある原理の精神および範囲内に含まれる任意の、またすべての修正、変形、または等価物をカバーすることが企図され、またその本質的な属性は、この特許出願において請求されている。さらに、単語「備えている(comprising)」または「備える(comprise)」は、他の要素またはステップを除外しないこと、単語「1つの(a)」または「1つの(an)」は、複数を除外しないこと、およびコンピュータ・システム、プロセッサ、別の一体化されたユニットなどの単一の要素は、特許請求の範囲において列挙されるいくつかの手段の機能を実行することができることは、この特許出願の読者によって理解されるであろう。特許請求の範囲における任意の参照符号は、関係のあるそれぞれの請求項を限定するものとして解釈されるべきではない。「第1の」、「第2の」、「第3の」、「a」、「b」、「c」などの用語は、説明の中で、または特許請求の範囲の中で使用されるときに、類似した要素またはステップの間で区別するために導入され、必ずしも逐次的な、または年代順の順序を説明しているとは限らない。同様にして、「上部(top)」、「底部(bottom)」、「上の(over)」、「下の(under)」などの用語は、説明の目的のために導入され、必ずしも相対的な位置を示すものとは限らない。そのように使用される用語は、適切な状況の下で交換可能であり、また本発明の実施形態は、上記で説明され、または例証されるもの(単数または複数)とは異なる他のシーケンスまたは方向性で本発明に従って動作することができることを理解すべきである。

【特許請求の範囲】
【請求項1】
リモートから開始されるパーキング・サービスにおいて使用するためのデバイス(1)であって、
前記デバイスが自動車(4)の中のトランシーバとワイヤレスに結合されている間に、パーキング・セッションを開始するためのデバイス(3)から前記自動車(4)を駐車するための要求を受信するように構成されており、
前記パーキング・セッションを開始するための前記デバイス(3)のロケーションを決定するための手段(2)をトリガするように構成されており、また
前記パーキング・セッションを開始するための前記デバイス(3)のロケーションを決定するための前記手段(2)からロケーション情報を受信するように構成され、また前記自動車のアイデンティティを示す情報を受信するように構成された決定モジュールを備え、前記決定モジュールは、さらに、前記パーキング・セッションを開始するための前記デバイス(3)またはロケーションを決定するための前記手段との通信から、前記パーキング・セッションを開始するための前記デバイスが、前記自動車の中に含まれるトランシーバとワイヤレスに結合されているかどうかを決定するように構成され、またワイヤレス結合が存在することが決定される場合に、前記受信されたロケーション情報から、前記パーキング・セッションを開始するための前記デバイス(3)が移動しているかどうかを決定するように構成される、デバイス。
【請求項2】
前記自動車のアイデンティティを示す前記情報は、前記要求に含まれる、請求項1に記載のデバイス。
【請求項3】
前記アイデンティティを示す前記情報は、前記ロケーション情報と一緒に、ロケーションを決定するための前記手段から受信される、請求項1に記載のデバイス。
【請求項4】
前記パーキング・セッションを開始するための前記デバイスを示す情報と一緒に前記自動車のアイデンティティを示す前記情報を記憶するためのストレージ手段をさらに備える、請求項1乃至3のいずれか1項に記載のデバイス。
【請求項5】
前記パーキング・セッションを開始するための前記デバイス(3)は、セルラー方式電話である、請求項1乃至4のいずれか1項に記載のデバイス。
【請求項6】
制御チャネルを経由して前記デバイス(3)と通信するように構成された、請求項5に記載のデバイス。
【請求項7】
請求項1乃至6のいずれか1項に記載のデバイスと、自動車を駐車するための要求を送信することによりパーキング・セッションを開始するためのデバイスのロケーションを決定するための手段とを備える、リモートから開始されるパーキング・サービスを提供するためのシステム。
【請求項8】
パーキング・セッションを開始するためのデバイス(3)において使用するためのモジュールであって、パーキング・セッションのための要求を備えるメッセージを送信するように構成されており、前記メッセージは、パーキング・セッションを開始するための前記デバイスがワイヤレスに結合されるトランシーバを含む自動車(4)のアイデンティティを示す情報と、パーキング・セッションを開始するための前記デバイスのアイデンティティを示す情報とをさらに備えることを特徴とするモジュール。
【請求項9】
請求項8に記載のモジュールを備えるセルラー方式電話デバイス。
【請求項10】
リモートから開始されるパーキング・サービスを運用するための方法であって、
デバイス(3)が、自動車(4)の中のトランシーバとワイヤレスに結合されている間に、パーキング・セッションを開始するための前記デバイス(3)から、前記自動車(4)を駐車するための要求を受信するステップと、
前記要求を受信するとすぐに、パーキング・セッションを開始するための前記デバイスのロケーションを決定するための手段(2)をトリガするステップと、
前記自動車のアイデンティティを示す情報を受信するステップと、
前記パーキング・セッションを開始するための前記デバイスについてのロケーション情報を受信するステップと、
前記パーキング・セッションを開始する前記デバイスが、前記自動車の中の前記トランシーバとワイヤレスに結合されているかどうかをチェックするステップ、およびワイヤレス結合が存在することが決定される場合に、前記受信されたロケーション情報から、前記パーキング・セッションを開始するための前記デバイスが移動しているかどうかを決定するステップとを備える方法。

【図1】
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【公表番号】特表2013−507706(P2013−507706A)
【公表日】平成25年3月4日(2013.3.4)
【国際特許分類】
【出願番号】特願2012−533600(P2012−533600)
【出願日】平成22年10月11日(2010.10.11)
【国際出願番号】PCT/EP2010/065201
【国際公開番号】WO2011/045274
【国際公開日】平成23年4月21日(2011.4.21)
【公序良俗違反の表示】
(特許庁注:以下のものは登録商標)
1.BLUETOOTH
【出願人】(391030332)アルカテル−ルーセント (1,149)
【Fターム(参考)】