説明

リーシュ

物体を追跡するための装置および方法は、信号を生成するトランスミッタと、トランスミッタにより生成される信号を受信するレシーバとを含む。レシーバは、トランスミッタとレシーバとの間の距離が所定値よりも大きい場合に、警報信号を生成する。レシーバは、リストバンドなどの保持要素に保持され、一方でトランスミッタは、物体に固定される。レシーバは、所定距離を超えられた場合にのみ、警報信号を生成するようにプログラム可能である。保持要素は、複数の保持機能を任意で含み、これにより、複数のレシーバを単一の保持要素で保持可能である。各トランスミッタ/レシーバの対に、一意の識別コードを割り当てることにより、各レシーバは、1つの対応するトランスミッタのみと通信するようにプログラム可能である。一意の識別コードは、使用後に失効し、これにより、各トランスミッタは、単一のレシーバのみと通信可能である。

【発明の詳細な説明】
【技術分野】
【0001】
本出願は、2009年10月2日に出願された米国特許仮出願第61/248,214号の優先権を主張するものであり、前記仮出願の全てはここに参考文献として組み込まれる。
【背景技術】
【0002】
誰もが時折、様々な理由で物を無くす。これは、注意散漫、アポイントおよび/または用事の間で急ぐこと、多すぎる考え事、または多数のタスクを一度に行うこと(すなわち、マルチタスキング)などに起因する。
【0003】
定期的に起こるこの類の出来事、例えば、鍵、携帯電話、携帯情報端末(PDA)、楽器、iPod(登録商標)、財布、カメラ、さらにはノートパソコンの紛失の広がりにより、本発明の態様に係る装置が、特に価値のあるものとなる。この価値のさらなる根拠として、空港は言うまでもなく、多くの都市交通機関が、人々がバスや列車に忘れた紛失物用の倉庫を有していることに留意すべきである。
【0004】
本発明の態様に係る装置によって解決される問題に関わる、1つの重要な追加の用途がある。今日、多くの運送業者および配送会社、大都市圏の交通機関は、多くの従業員に様々なハンドヘルド装置を託している。例えば、配送会社の場合、これらの装置を用いて、配達、読み取ったバーコードおよび受取人のサインを登録している。例えば、政府機関は、装置を用いて、召喚状を発行するために車両の登録事項を読み取る。そして、警察でさえも、このような装置の利益を享受することができる。警察官が最も失いたくないものは、勤務用の拳銃である。ここまでは、上の説明の全ては、誰もが失うことにあきらめられない物品に関係する。これらの物品いくつか、例えば、携帯型メディアプレイヤー、携帯電話、無線通信カメラ等は、高価であるにもかかわらず、一般に最小限の苦痛で置き換えることができる。他の物品は、時には置き換えられないものである。これは特に、ノートパソコンの場合に当てはまり、その費用による大きな痛手に加えて、さらに価値がある、ノートパソコンに含まれるファイル/データおよび重要な情報は、仕事、個人または他の場合で、置き換えられない可能性がある。
【発明の概要】
【0005】
本発明の態様は、(1)追跡または保護されるべき物品に固定可能な、信号伝達クリップまたはトランスミッタ装置と、(2)レシーバを有し、信号伝達装置をプログラミングするか、またはユーザが保持する監視機能(例えばリストバンド)と一意に関連付けるための、システムまたは"キット"と、を含む。
【0006】
いくつかの変形において、システムまたはキットは、(1)外部装置と共に用いて、様々な構成要素の動作と関連するプログラミング、選択、または他の活動を補助するための、コンパクトディスク(CD)、ダウンロード可能ソフトウェア、および/または他のロード可能および動作可能ソフトウェアと、(2)ユーザに関係する信号リカバリまたは他の監視装置(例えば、プログラム可能である、および/または信号伝達装置と関連付けられている、ユーザが着用可能なリストバンド)と、(3)構成要素間で情報を伝達するためのケーブルまたは他の結合機能(例えば、有線、無線、または光ファイバ機能)と、(4)機能を選択するため、および/または関連する動作を制御するために、ユーザに関係する信号リカバリ装置と共に使用可能な選択機構(例えばスタイラス)と、を含んでもよい。
【0007】
本発明の変形に関する追加の利点および新規な特徴は、一部は、以下に続く説明で示され、一部は、以下の説明を考察またはその態様を実践により学習することによって、当業者により明らかとなるであろう。
【図面の簡単な説明】
【0008】
本発明は、以下に提供される詳細な説明および添付の図面から完全に理解され、詳細な説明および図面は、説明および例示のみのために与えられ、よって、本発明の態様に関して限定されない。
【0009】
【図1】図1は、本発明の例示的態様の概略図である。
【図2】図2は、本発明の例示的態様の斜視図である。
【図3】図3は、図2の例示的態様の底面図である。
【図4】図4は、本発明の態様を実施することが可能なコンピュータシステムである。
【発明を実施するための形態】
【0010】
1つの例示的な実施を、ここで"近接リーシュ(proximity leash)"と呼び、これは、(1)装置が行うことの正確な名称であること、および(2)装置が常に物品を監視するため、ユーザが近い範囲に貴重品を留めておくことを可能にし、これによりユーザを自由にし、よってユーザが物を置き忘れる心配なく、他の物事に専念できること、の少なくとも2つの理由で正確である。
【0011】
とりわけ、本発明の態様に係る装置は、ユーザが、注意散漫、盗難、物忘れ等により紛失する心配なしに、個人用の物品を追跡することを可能にする。また、このような装置は、追跡される装置が、ユーザが気づくことなしにユーザからの短い距離を越えることがないことを、確実にする。さらに、住居またはオフィスなどのより安全な環境では、装置は、ユーザと装置の間でより大きな距離を可能にするように、そして当然ながら、必要がないときは電源をオフにして電池寿命を延ばすように、プログラムすることができる。
【0012】
1つの例示的な実施において、警報装置と関連して使用するためのシステムは、(1)追跡対象の物品を保護するためのレシーバ12を有する、リストバンド/ブレスレット10またはネックレス、あるいは他のユーザに関係する信号装置、(2)回路基板/チップまたは他のトランスミッタ信号伝達装置(図示せず)、(3)プログラミング(CD)または他のデータ実施機能918、(4)(USB)基板、または他の携帯型プログラミング/記憶装置、(5)構成要素を選択的に設定するためのスタイラス20または他の選択装置、の5つの中心的な実施構成要素を含む。各構成要素およびその動作("キット")を、これより説明する。
【0013】
CDまたは他の携帯型プログラミングまたは記憶装置918は、システムの頭脳またはプログラミング媒体である。例えばパーソナルコンピュータ900を使用し、CDをコンピュータに挿入した後、ユーザの承認を得るために免責事項/使用許諾契約書が提供された後に、メニュー(非常にユーザフレンドリー)が現れる。メニューは、ユーザに各キットのアクセスIDを提供する(このCDまたは将来の他のプログラム可能な記憶装置を使用するには、暗証番号を挿入またはタイプ、あるいはセキュリティ情報を提供した後でしか、アクセスが許可されないことを意味する)。このセキュリティ機能は、各キットが個人用であり、かつ(近接リーシュが)一意的であることを確かにする。加えて、このアプローチは、各物品が"タグ付け(tagged)"されること(ここで用いられる"タグ付け"は、物品、例えばノートパソコン、iPod、携帯電話等が、装置により保護される場合を指す)、および2つの装置が混合して識別されないことを確かにする。例えば、2人のユーザが同じタクシーに乗っており、両者がリーシュを用いている場合、各個人によって個人的にタグ付けされた物品のみが反応する。勿論、チップ/回路基板または他の処理装置(後述する)も、一意性の保証を助ける。さらに、CDまたは他のプログラミング/記憶装置は、タグ付けされた物品と関連付けられた各チップ/回路基板または他の処理装置に、ユーザがラベルを付けることを可能にする。物品の種類、メーカー、モデル、およびシリアル番号などの情報を、各チップ/回路基板に登録し、例えばCDに記憶させてもよい。上記のことを得るための媒体として、ユーザは、一連のクエリにより入力を促されてもよく、および/または、クエリに応じるためのドロップダウンメニューまたは他の入力機構を有してもよい。例えば、CDは、最大で4つの物品のプログラミングを可能としてもよい。
【0014】
CDが対応する数よりも多くの物品を、ユーザが保護したい場合、例えば、ユーザは追加のキットが必要となる。
【0015】
CDは、例えば、各チップ/回路基板12の数字的なプログラミングを可能にする。例えば、各キットには、既に一意に番号が付された4つの個別のプログラム可能なチップ/回路基板が付属してもよい。各チップ/回路基板がプログラムされた後に、このチップ/回路基板と関連付けられたリストバンド10内の対応するチップ12は、次のチップ/回路基板に移る前にプログラムされる必要がある。換言すると、例えば、誤りを最小にするために、各チップ/回路基板のプログラミングは、プログラムが次の物品のタグ付けを可能にする前に完了されるべきサイクルの一部であってもよい。
【0016】
いずれにせよ、メニューでは、どのように進めるかをユーザに促す。いくつかの変形において、一度プログラムされ適用されると、チップは、チップを破損せずに取り外すことができなくなる(後に詳述する)ことから、取扱説明書で概説されるように、全ての手順に従うことが重要となるであろう。一度プログラムされると、いくつかの変形において、チップは、再プログラムまたは消去することができず、単にUSBを介して読み取り専用フォーマットでアクセス可能となる。プログラミングプロセスの間、パーセンテージ、例えば20%、50%、80%などで、進行に関するフィードバックを提供してもよい。完了すると、プログラムは、チップまたはリストバンドを"外してもよい"こと、そして次のステップに進んでもよいことを、ユーザに伝える。
【0017】
プログラミングプロセスの最終段階の一部として、例えばCDは、リストバンドの設定において、ユーザが近接範囲を設定することを可能にする。ここでは"H."設定および"A."設定と呼び、最初の一対の設定を事前にプログラムしてもよく、これは、全ての設定/範囲が、どのリストバンドでも一貫することを意味する。例えば、H="Home(ホーム)"は、装置がオフであり監視をしていないことを常に意味する。A="Alert(警報)"は、事前設定距離(例えば12インチ、30.48cm)を超えた移動に対して発生する。ここではN="Normal(標準)"設定と呼ばれる第3の設定は、個別のユーザに、20フィート(6.096m)〜1000フィート(304.8m)の範囲を設定することを可能にする(例えば、ユーザが会議に出席する時や、洗面所を使用する時に、タグ付けされた装置をオフィスに置いておき、タグ付けされた装置がビルから出ないこと、またはユーザに気付かれることなく遠すぎる場所へ持ち去られないことを、ユーザが確かにしたい場合)。この設定は、例えば、半安全環境において適切となり得る。
【0018】
いくつかの変形において、CDが挿入されるたびに、装置は、いくつのチップ/回路基板がプログラムされたか、およびプログラムされるべきものはいくつ残っているか(またはプログラムされたものがあるか)に関して、ユーザにアップデートする。装置は、タグ付けされた物品を、日付/時間と共にリストアップする。追加のチップ/基板が利用可能である場合、ユーザは、残りのチップ/基板の追加のプログラミング(例えばチップ#2)をここで開始したいかどうかについて、入力を促される(はい/いいえ。)。はいが選択された場合、例えば、プログラムされている列において、最初に述べたプロセスが次の回路基板で開始し、全て(4つ)のチップ/基板およびリストバンドがプログラムされるまで続けることが可能である。ユーザは、各サイクルが完了するまでは、チップおよびリストバンドが使用可能であることを意味する"終了"のプロンプトを受け取らないであろう。サイクルは、個別のチップ/回路基板及びリストバンドのプログラミングを完了すること、と定義してもよい。具体的には、1から4までの番号が付されたチップ/回路基板12に一致する、リストバンドの内側の対応する数値ホールドである。いくつかの変形において、プログラミングは、正しい列でしか完了できないようにしてもよいが、列は、必ずしも1度のセッションで完了しなくてもよい。各数列における、チップ/回路基板12及びリストバンド10に、特殊なコードまたはID(数字、文字、記号またはそれぞれの組み合わせで構成される)を割り当ててもよい。ひとたびコードが、チップ/回路基板12に対して1回、そしてリストバンド内の対応する番号が付された凹状の穴に対して1回の、2回使用されると、例えばこのコードは失効し、これは他のどのような数列(同じリストバンド上であっても)、特に異なるキットでも、使用できないことを意味する。このアプローチを用いて、例えば一意性を保証することが可能である。コードはこれにより、例えば、このチップおよびそのリストバンドに対する数値的対応物と永久に結合される。チップ番号2で始まる次の列に、新たなコードが割り当てられ、4つ全てが完了するまで、各サイクルは最初のサイクルを模倣する。
【0019】
1.USBまたは他の有線、無線または光ファイバ通信機能
この機能の目的は、例えばCDにより、チップ/回路基板及びリストバンドにデータを伝達することである。USBの大きい側の端は、例えば、CDまたは他のソフトウェアのソースと共に用いられているPCに接続され、ダウンロードを準備し開始する。例えば、4〜6個のピン(4〜6個のアクティブピン)を有するマイクロUSBを提供する、チップ及びリストバンドに取り付けられる1本のワイヤ18を用いてもよい。ピン(パイプ)は、例えば、チップ/回路基板とリストバンドのメス(ホスト)側の端と結合して、通信/プログラミングを可能にしてもよい。いくつかの変形において、CDと装置の間の通信は、一方向であってもよく、これは例えば、ソース(CD)、チップ/リストバンドのみから、データ/命令の転送があることを意味する。USB装置が、USBホスト(チップまたはリストバンド)に接続されると、USBの列挙プロセスが促された後開始される。列挙プロセスは、まず、テスト信号を装置に送る。リセット後に、USB装置セットアップ情報が、CDプログラムまたはコンピュータソースによって準備され、特殊コード(上述した)またはアドレスが割り当てられ、特殊コードは、例えば4〜7文字からなる。装置と通信するために必要な一意の装置ドライバが、USBである導管にロードされ、装置は、構成された状態に設定される。プログラム生成されたコードが、各回路基板が1つのリストバンドのみに応答すること、および元のキットの一部でないどのような回路基板にも、リストバンドが応答できないことを確実にする。よって、どのような状況下でも、このような変形において、異なるチップ/回路基板からの信号をリストバンドが拾うことはない。
【0020】
上述のように、各回路基板12はプログラムされ、プロセスが完了するまで、赤いライトを点灯するか、または他のインジケータが生じてもよい。他のインジケータは、以下にさらに述べる追加の対応するライトを、リストバンド上に含んでもよい。完了すると、例えば緑のインジケータを点灯してもよく、これは、回路基板およびリストバンドが1つの物品にリンクされタグ付けされていることを意味する。このプロセスは、全ての基板およびリストバンドがプログラムされ同期されるまで、USBを介して反復してもよい。USBおよびケーブルは、例えば、音楽、声、音さらにはカスタマイズされたインジケータなどの異なる種類の警報を可能にする、リストバンド/ブレスレットのさらなるプログラミングを提供してもよい。
【0021】
2.トランスミッタ/チップ/回路基板
この機能は、USBまたは他の適切な有線、無線または光ファイバ結合を介してプログラムするために結合される。各チップは、例えば、通信を容易にするための対応するピンを有するマイクロUSBを収容する、メスのホストを有する。各キットは、所定の数のチップ/回路基板を含んでもよい。例えばチップは、タグ付けされる装置に応じて、平型で様々なサイズであってもよい。回路基板を様々なサイズとしてもよい理由は、携帯電話またはiPod、Nano(登録商標)、さらにはBluetooth(登録商標)装置と同程度に小さい様々な物品に対応するためである。回路基板は、例えば鍵、小さなポケットまたはキーリングのタグにも取り付けることができる。
【0022】
回路基板の一部分(例えば、底側から)は、ひとたび取り付けると、こすり取ることでしか取り除けず、再び取り付けることもできない、永久接着剤または他の取り付け機能を有してもよく、この機能は、このような出来事が起こった際に警報を発するように設計してもよい。基板の上側は、透明なプラスチック被膜などの保護機能を有してもよく、この機能は、基板を保護し、かつ基板が他の物体または平らな表面に接触し、影響を受けないことを可能にする。加えて保護機能は、基板が低温から中程度の熱さの範囲の温度に耐えること、および衝撃に耐えることを助けるであろう。基板はまた、リストバンド/ブレスレットからの信号を拾う感度を有する。回路基板は、取り付けられた物体の距離に基づき、プログラム可能なリストバンド/ブレスレットから近接警報を与えることを可能にする機能を含んでもよい。トランスミッタは、例えば可変信号強度を有する信号を生成してもよく、信号強度は、信号がトランスミッタから遠ざかるに連れて減少する。よって、トランスミッタとレシーバとの間の特定の距離を、レシーバによって受信される信号の強度に基づいて決定することができる。しかし、任意の適切な位置決定方法を実施可能であることも、本発明の範囲内である。例えば、全地球測位システム(GPS)を用いてもよい。
【0023】
リストバンド10または他の監視警報は、システム全体の他の主構成要素を提供する。これは、ユーザに対する貴重品の近接度のモニタの役割を果たす。監視素子は、比較的小さな弾性を有する軽量の金属(例えば合金)を備えてもよく、この金属は、一連のチップを収容するために十分に厚くするか、またはこれにチップを取り付けてもよい。任意の金属またはワイヤ要素を、例えば要素をリストバンドとして着用可能にするなどのために、必要に応じてラバージャケットで収容または被覆してもよい。
【0024】
3.レシーバ/リストバンド
リストバンド10または他の監視素子は、ガンの治療をサポートすることなどのために人々が着用する、普及している様々な色のバンドとして形成してもよい。素子は、様々なチャリティに対応するように、適切にサイズ決めて着色してもよく、収益の一部を、例えば、これらのチャリティに提供してもよい。このようなリストバンドのほとんどはラバー製であるが、レザーおよび他の材料も用いられる。設計および色を適切に関連付けることができ、さらには、特別な日のための高級な宝飾を施すことを含むカスタマイズを行うこともできる。
【0025】
セキュリティ対策として、リストバンドとして形成される場合、素子を閉端型としてもよい。(ユーザはバンドを滑らせて通す必要がある。)これは外れたり、巧妙に外したりすることができる開端型に対抗するものである。
【0026】
素子は、防水でない場合もあり、この場合、腕時計のように扱わなければならない(例えば、水泳をする際や、水に浸かる可能性がある場合は、外すべきである)。また、防水スリーブを設けてもよく、これにより、アスレチック活動に参加する場合などに、汗および少量の水によって影響されなくなる。バンドは、その内部配線を損なわずにユーザが着用したり外したりするのに十分な意図される状況を超えて、過度に引き伸ばせないように設計すればよい。
【0027】
このようなリストバンドの1つの顕著な特徴は、その機能性および便利さである。リストバンドまたは他の素子内には、上述したように、その所有者が回路基板およびリストバンドを介して4つまでの物品にリンクアップすることを可能にする、プログラム可能なレシーバチップ12がある。
【0028】
図1〜図3に示すように、チップと同様に、リストバンドまたは他の受信素子は、受信素子がCD/プログラム構成要素と通信するための媒体であるUSBをホストまたは収容する、メスの対応部を有する。バンドの内側(外部)は、数字(例えば1〜4)または他のインジケータを、その表面に(浮き出しでなくエッチングまたは彫刻されて)それぞれ例えば約1/8インチ離して有してもよい。各番号の下には、凹状の穴などの(凹状の穴は、偶発的なアクティブ化または非アクティブ化を防止するものである)入力機能16があってもよく、これは、スタイラスで軽く触れられたり押されたりした場合に点灯し、監視の初期段階を開始する小さなLEDライトを収容する。バンドの底の端には、例えば、文字H.A.N.(ハンドと発音する)があってもよく、各文字は、(例えば1/8インチで)離されており、各文字の隣に、スタイラスを用いて軽く触れられたり押されたりした場合に点灯する、小さな凹状の穴18がある。この機能は、アクティブ化プロセスの第2のステップに関係する。例えば、適切な列でアクティブ化されず、バンドの内側の数字の前に、このライトが最初にアクティブ化された場合に、2度点滅して消えるように装置を設計してもよい。内側の番号が付された穴の1つと関連して正しく行われた場合にのみ、アクティブ化が正しく開始される。ひとたび、番号の穴と文字が付されたホールドとが(再びこの順番で)アクティブ化されると、例えば、受信素子は、バンド上の初期化された番号と対応するチップ/回路基板に対して、監視が始まったこと、およびタグ付けされた物品が近接警報によって監視されていることを、信号伝達/または通信する。リストバンド10または他の受信素子は、最大で4つの物品を一度に監視することが可能であってもよく、これは例えば、一意の配線と、バンドおよびタグ付けされた物品のチップとによるものであり、混合した監視の可能性を最小にする。
【0029】
ひとたび、回路基板とリストバンドが、プログラムされリンクされると、各物品は、近接警報にかけることが可能である。換言すると、バンドを着用している間、ユーザは、例えば可聴/振動警報が鳴る前にノートパソコンがユーザから離れられる距離を、プログラムすることができる。上述したように、ユーザは、単純なビープ音から音楽まで、警報をカスタマイズ可能であってもよい。リストバンドは、様々な大きさ(円周)で利用可能であってもよく、ブレスレット/腕輪のようにゆるく合わせることを意図している。内部のチップのために、この素子は、かさばらない特定の厚さおよび幅にする必要があるであろう。いくつかの変形において、バンドの外側は、これがモニタであることは示さず、単に"リストバンド"または宝飾品であるように見える。
【0030】
例えば、トランスミッタによって供給される可変信号強度が、トランスミッタとレシーバとの間の所定距離に対応する信号強度を下回った際に、レシーバによって警報信号を生成してもよい。換言すると、トランスミッタが、レシーバから特定の距離にある場合に、特定の信号強度がレシーバによって受信される。トランスミッタによって生成される信号が、特定の距離での予想信号強度以上である限り、レシーバは警報信号を生成しない。しかし、トランスミッタにより生成される信号強度が、ひとたび、特定の距離で予想される信号強度よりも弱くなると、レシーバは警報信号を生成する。
【0031】
4.スタイラス
スタイラス20または他の選択機能は、例えば、ほとんどのスタイラスと同様としてもよいが、その違いは、リストバンドの凹状の穴16,18内に嵌るのに十分に小さな、ラバー被覆された先端を有してもよい。さらに例えば、逆向きに徐々に大きくなるスタイラスの太さが、必要以上の圧力がLEDボタンに加えられないようにしており、損傷を避けている。スタイラスの一部(例えば、3分の1)は、例えば、上から下へペンのように形成してもよく、さらに(いくつかの場合において)、使い心地のよいエルゴノミクス的感触を有し、携帯型とするためのクリップを有してもよい。各キットは、2つのスタイラスを有してもよい。
【0032】
1つの例示的な動作モードでは、スタイラス20が、例えば穴No.1に挿し込まれ、所定時間(例えば2秒)にわたって保持されると、対応するライトが一定の赤色となり、プログラミングが可能であることを示す。ひとたびライトが(例えば2秒後に)一定の赤色なると、スタイラスは取り出され、3つの文字(H)ホーム、(A)警報、(N)標準のうちの1つによって識別される、バンドの底の端の3つの穴のうちの1つに挿し込まれる。底の端の"H"の隣の穴にスタイラスが挿し込まれると、貴重品に取り付けられたチップ/回路基板は、ホームに対してプログラムされる。
【0033】
その範囲の反対側で、上述したようにスタイラスを穴No.1に差し込んだ後、次いで高い警報を意味する文字"A"の隣の穴にスタイラスが挿し込まれると、ホーム状態と正反対のことが起こる。
【0034】
警報状態は、リストバンドとリンクされた物品とが、互いに短い距離(例えば1フィート)を超えて離れていることを意味し、この際、例えば可聴および振動警報を起動してもよい。
【0035】
よって、ユーザがタクシー内におり、貴重品を持たずに出ようとした場合、ユーザが1フィート以上離れると直ぐにアラームが鳴ることが可能であり、これは、タクシーが発車する前に、ユーザが物品を取り戻すことを可能にするであろう。勿論、ユーザが装置を有してバス、列車、または空港にいる際に、物品を紛失したり、置き忘れたり、早業の熟練者のようなプロによっても、抜き取られたりする可能性は低い。アイテムがひとたび取り戻される(またはプログラムされた範囲に戻る)と、警報は静かになるが、(再プログラムされるまで)警報状態のままとなる。
【0036】
どの状態レベル(H.A.N.)でも、どの物品を置き忘れたかを示すためにアラームが鳴るに連れて、対応するライト1〜4が点滅する。1つ以上のアイテムがプログラムされ、置き忘れられると、各警報が鳴る間に、例えば2〜4秒の間の一時停止があってもよい。
【0037】
最後に、(N)標準状態は、ホームほど安全でないが、警報ほど敏感でも無防備でもない環境に物品があることを表す。標準(半安全)状態では、物品は、例えばCDによりバンドを最初に初期化した際に、ユーザがどのようにプログラムしたかに応じて、20フィートから1000フィートの間のどこにでも物品は位置することができる。このステップは重要であり、個別ユーザの好みに従って変化する。
【0038】
例えば、多くのフロアを有するオフィスビルでユーザが働いており、ユーザが洗面所にいる間や会議に出る間などに、オフィスに物品を置いておきたい場合、アラームは鳴らない。
【0039】
しかし、誰かが物品をオフィスビルの外や、ユーザがプログラムしたよりも遠くに(事前設定された距離よりも遠くに)持ち出そうとした場合、アラームが鳴る。その時点で、ユーザが追跡装置(例えばノートパソコン上のGPS)を持っている場合は、装置をオンにするとよいであろう。通常、ここで述べたような状況は珍しいはずだが、状況によっては必要となり得る。
【0040】
5.本発明の態様と共に使用可能な外部装置
本発明の態様は、ハードウェア、ソフトウェア、またはこれらの組み合わせの使用と関連して実施してもよく、かつ1つまたは複数のコンピュータシステムあるいは他の処理システムにおいて実施してもよい。1つの変形において、本発明の態様は、ここに述べられる機能を実行可能な1つまたは複数のコンピュータシステムに向けられている。このようなコンピュータシステム900の例が、図4に示されている。コンピュータシステム900は、プロセッサ904などの1つまたは複数のプロセッサを含む。プロセッサ904は、通信基盤906(例えば、通信バス、交差バー、またはネットワーク)に接続される。様々なソフトウェア態様が、この例示的なコンピュータシステムに関して説明される。この説明を読んだ後、他のコンピュータシステムおよび/またはアーキテクチャを用いて本発明の態様をどのように実施するかが、当業者に明らかとなるであろう。
【0041】
コンピュータシステム900は、通信基盤906(または図示されないフレームバッファ)から、グラフィク、テキスト、および他のデータを、表示ユニット930で表示するために転送する表示インターフェイス902を含むことができる。コンピュータシステム900は、好ましくはランダムアクセスメモリ(RAM)であるメインメモリ908を含んでおり、また、二次メモリ910を含んでもよい。二次メモリ910は、例えば、ハードディスクドライブ912、および/または、フロッピー(登録商標)ディスクドライブ、磁気テープドライブ、光ディスクドライブ等を表す、取り外し可能な記憶ドライブ914を含んでもよい。取り外し可能な記憶ドライブ914は、取り外し可能な記憶ユニット918に対して既知の方法で読み書きを行う。取り外し可能な記憶ユニット918は、フロッピーディスク、磁気テープ、光ディスク等を表し、これは、取り外し可能な記憶ドライブ914によって読み書きされる。理解されるように、取り外し可能な記憶ユニット918は、内部に記憶されたコンピュータソフトおよび/またはデータを有するコンピュータ使用可能な記憶媒体を含む。
【0042】
代わりの変形において、二次メモリ910は、コンピュータプログラムまたは他の命令を、コンピュータシステム900にロード可能にする、他の類似の装置を含んでもよい。このような装置は、例えば、取り外し可能な記憶ユニット922と、インターフェイス920とを含んでもよい。その例としては、プログラムカートリッジとカートリッジインターフェイス(ビデオゲーム装置に見られるものなど)、取り外し可能なメモリチップ(消去可能およびプログラム可能な読み出し専用メモリ(EPROM)またはプログラム可能な読み出し専用メモリ(PROM)など)と関連ソケット、および他の取り外し可能な記憶ユニット922とインターフェイス920が挙げられ、これらは、ソフトウェア及びデータを、取り外し可能な記憶ユニット922からコンピュータシステム900に転送することを可能にする。
【0043】
コンピュータシステム900は、通信インターフェイス924を含んでもよい。通信インターフェイス924は、コンピュータシステム900と外部装置の間で、ソフトウェアおよびデータを転送することを可能にする。通信インターフェイス924の例としては、モデム、ネットワークインターフェイス(イーサネット(登録商標)カードなど)、通信ポート、パーソナルコンピュータメモリカード国際協会(PCMCIA)スロットおよびカードなどが挙げられる。通信インターフェイス924を介して転送されるソフトウェアおよびデータは、信号928の形態にあり、信号は、通信インターフェイス924によって受信可能な電子、電磁気、光または他の信号であってもよい。これらの信号928は、通信経路(例えばチャネル)926を介して、通信インターフェイス924に供給される。この経路926は、信号928を運び、ワイヤまたはケーブル、光ファイバ、電話線、セルラーリンク、無線周波数(RF)リンクおよび/または他の通信チャネルを用いて実施することが可能である。本明細書においては、用語"コンピュータプログラム媒体"および"コンピュータ使用可能な媒体"は、概して、取り外し可能な記憶ドライブ980、ハードディスクドライブ970にインストールされたハードディスク、および信号928などの媒体を指して用いられる。これらのコンピュータプログラムプロダクトは、コンピュータシステム900に対してソフトウェアを提供する。本発明は、このようなプログラムプロダクトに向けられている。
【0044】
コンピュータプログラム(コンピュータ制御ロジックとも呼ばれる)は、例えば、メインメモリ908および/または二次メモリ910に記憶される。コンピュータプログラムは、また、通信インターフェイス924を介して受信されてもよい。このようなコンピュータプログラムは、実行されると、ここに述べられるように、本発明の態様に従う様々な機能をコンピュータシステム900が実行することを可能にする。特に、コンピュータプログラムは、実行されると、プロセッサ910がこのような機能を行うことを可能にする。これにより、このようなコンピュータプログラムは、コンピュータシステム900のコントローラを表す。
【0045】
ソフトウェアを用いて本発明の態様が実施される変形において、ソフトウェアをコンピュータプログラムプロダクトに記憶させて、取り外し可能な記憶ドライブ914、ハードドライブ912、または通信インターフェイス920を用いてコンピュータシステム900にロードしてもよい。制御ロジック(ソフトウェア)は、プロセッサ904によって実行されると、ここに述べられるような本発明の機能をプロセッサ904に行わせる。他の変形において、本発明の態様は、例えば特定用途集積回路(ASIC)などのハードウェア構成要素を用いて、主にハードウェアで実施される。ハードウェア状態機械を実施して、ここに述べられる機能を行わせることも、当業者には明らかであろう。さらに他の変形では、本発明の態様は、ハードウェアとソフトウェアとの両方の組み合わせを用いて実施される。
【0046】
本発明に関する追加の利点および新規な特徴は、上の説明を考察すること、または本発明の態様を実践によって学習することにより、当業者により明らかとなる。

【特許請求の範囲】
【請求項1】
物体を追跡するための方法であって、
一意の識別コードを自動的に生成するステップと、
前記一意の識別コードを、トランスミッタとレシーバとに割り当てるステップと、
前記トランスミッタにより生成される信号を、前記レシーバが受信することを可能にするステップと、
前記トランスミッタと前記レシーバとの間の距離が所定値よりも大きい場合に、警報信号を生成するステップと、を含むことを特徴とする方法。
【請求項2】
前記トランスミッタにより生成される信号は、前記トランスミッタと前記レシーバとの間の距離と関連付けられた可変信号強度を有し、前記所定値は、対応する信号強度と関連付けられており、前記警報信号は、前記可変信号強度が前記所定値についての対応する信号強度よりも下がった場合に生成されることを特徴とする請求項1に記載の方法。
【請求項3】
ユーザ入力コードを手動で生成し、前記ユーザ入力コードを前記トランスミッタと前記レシーバとに割り当てるステップをさらに含むことを特徴とする請求項1に記載の方法。
【請求項4】
前記一意の識別コードを前記トランスミッタと前記レシーバとに割り当てるステップは、前記トランスミッタと前記レシーバとを処理装置によって結合するステップを含むことを特徴とする請求項1に記載の方法。
【請求項5】
前記一意の識別コードを前記トランスミッタと前記レシーバとに割り当てた後に、利用可能な識別コードのリストから、前記一意の識別コードを削除するステップをさらに含むことを特徴とする請求項1に記載の方法。
【請求項6】
前記レシーバを、前記一意の識別子を有するトランスミッタのみと通信するように制限するステップをさらに含むことを特徴とする請求項1に記載の方法。
【請求項7】
前記所定値を、1〜5フィートの範囲内の数字に設定するステップをさらに含むことを特徴とする請求項1に記載の方法。
【請求項8】
前記所定値を、100〜200フィートの範囲内の数字に設定するステップをさらに含むことを特徴とする請求項1に記載の方法。
【請求項9】
追加の一意の識別コードを自動的に生成するステップと、
前記追加の一意の識別コードを、追加のトランスミッタと追加のレシーバに割り当てるステップと、
前記追加のトランスミッタにより生成される信号を、前記追加のレシーバが受信することを可能にするステップと、
前記追加のトランスミッタと前記追加のレシーバの間の距離が追加の所定値よりも大きい場合に、警報信号を生成するステップと、をさらに含むことを特徴とする請求項1に記載の方法。
【請求項10】
前記第1のレシーバおよび第2のレシーバを、保持要素に保持するステップをさらに含み、前記保持要素は、複数のレシーバ保持スロットを有することを特徴とする請求項9に記載の方法。
【請求項11】
前記レシーバまたは前記追加のレシーバに対応するボタンを作動させることにより、前記所定値および前記追加の所定値の少なくとも1つを変更するステップをさらに含むことを特徴とする請求項10に記載の方法。
【請求項12】
前記トランスミッタにより生成される信号は、全地球測位情報を含むことを特徴とする請求項1に記載の方法。
【請求項13】
物体を追跡するためシステムであって、
処理装置からプログラミング命令を受信することが可能なレシーバと、
前記処理装置からプログラミング命令を受信することが可能であり、前記物体に固定することが可能なトランスミッタと、
前記処理装置と、前記レシーバ及び前記トランスミッタとの間の通信を容易にするように構成された選択可能な結合と、
前記レシーバを保持するための少なくとも1つのスロットを有する保持装置と、を備え、
前記レシーバ及び前記トランスミッタは、一意の識別コードを受信するように構成されており、
前記トランスミッタは、信号を生成するように構成されており、
前記レシーバは、前記トランスミッタにより生成される信号を受信するように構成されており、
前記レシーバは、前記トランスミッタと前記レシーバとの間の距離が所定値よりも大きい場合に、警報信号を生成するように構成されていることを特徴とするシステム。
【請求項14】
前記トランスミッタにより生成される信号は、前記トランスミッタと前記レシーバとの間の距離と関連付けられた可変信号強度を有し、前記所定値は、対応する信号強度と関連付けられており、前記警報信号は、前記可変信号強度が前記所定値についての対応する信号強度よりも下がった場合に生成されることを特徴とする請求項13に記載のシステム。
【請求項15】
前記レシーバ及び前記トランスミッタは、ユーザ入力コードを受信することが可能であることを特徴とする請求項13に記載のシステム。
【請求項16】
前記一意の識別コードは、前記選択可能な結合を介して、前記トランスミッタと前記レシーバとに送信されることを特徴とする請求項13に記載のシステム。
【請求項17】
前記処理装置は、前記一意の識別コードを前記トランスミッタ及び前記レシーバに割り当てた後に、利用可能な識別コードのリストから、前記一意の識別コードを削除するように構成されていることを特徴とする請求項13に記載のシステム。
【請求項18】
前記レシーバは、前記一意の識別子を有するトランスミッタのみと通信するように構成されていることを特徴とする請求項13に記載のシステム。
【請求項19】
前記所定値は、1〜5フィートの範囲内の数字に設定されることを特徴とする請求項13に記載のシステム。
【請求項20】
前記所定値は、100〜200フィートの範囲内の数字に設定されることを特徴とする請求項13に記載のシステム。
【請求項21】
処理装置からプログラミング命令を受信することが可能な追加のレシーバと、
前記処理装置からプログラミング命令を受信することが可能であり、前記物体に固定することが可能な追加のトランスミッタと、をさらに備え、
前記選択可能な結合は、前記処理装置と、前記追加のレシーバ及び前記追加のトランスミッタとの間の通信を容易にするように構成されており、
前記保持装置は、前記追加のレシーバを保持するための少なくとも1つの追加のスロットを備え、
前記追加のレシーバ及び前記追加のトランスミッタは、追加の一意の識別コードを受信するように構成されており、
前記追加のトランスミッタは、信号を生成するように構成されており、
前記追加のレシーバは、前記追加のトランスミッタにより生成される信号を受信するように構成されており、
前記追加のレシーバは、前記追加のトランスミッタと前記追加のレシーバとの間の距離が追加の所定値よりも大きい場合に、警報信号を生成するように構成されていることを特徴とする請求項13に記載のシステム。
【請求項22】
前記レシーバ及び前記追加のレシーバは、前記保持装置の少なくとも1つのスロット及び少なくとも1つの追加のスロット内に配置されていることを特徴とする請求項20に記載のシステム。
【請求項23】
前記保持要素は、前記レシーバに対応する少なくとも1つのボタンを備えており、前記ボタンは、前記少なくとも1つのボタンが作動されると、前記所定値を変更するように構成されていることを特徴とする請求項13に記載のシステム。
【請求項24】
前記トランスミッタの表面は、前記トランスミッタを前記物体に固定することを可能にする接着剤を備えることを特徴とする請求項13に記載のシステム。
【請求項25】
前記保持要素はリストバンドであることを特徴とする請求項13に記載のシステム。
【請求項26】
前記ボタンは、前記保持要素の凹状チャネル内に配置されていることを特徴とする請求項22に記載のシステム。
【請求項27】
前記凹状チャネルにアクチュエータ素子を挿入することにより、前記ボタンを作動させるためのアクチュエータ素子をさらに備えることを特徴とする請求項25に記載のシステム。
【請求項28】
前記トランスミッタにより生成される信号は、全地球測位情報を含むことを特徴とする請求項13に記載のシステム。

【図1】
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【図2】
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【図3】
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【図4】
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【公表番号】特表2013−506912(P2013−506912A)
【公表日】平成25年2月28日(2013.2.28)
【国際特許分類】
【出願番号】特願2012−532137(P2012−532137)
【出願日】平成22年10月4日(2010.10.4)
【国際出願番号】PCT/US2010/051342
【国際公開番号】WO2011/041786
【国際公開日】平成23年4月7日(2011.4.7)
【出願人】(512086220)
【Fターム(参考)】