説明

リーダライタシステム、リーダライタ、および、サーバ

【課題】携帯端末が近接された際の状況に応じて適切な処理を行うことができる。
【解決手段】非接触ICチップが内蔵されている携帯端末が近接された際に、リーダライタ10は、非接触ICチップの種別、非接触ICチップのID、リーダライタ10のID、時刻情報をサーバ20に送信する。サーバ20は送信されたそれらの情報に基づいて、リーダライタ10に所定の処理を実行させるための制御情報を選択してリーダライタ10に、選択した制御情報を送信する。リーダライタ10は、サーバ20から送信されてきた制御情報に基づいた処理を実行する。

【発明の詳細な説明】
【技術分野】
【0001】
本発明は、携帯端末との間で情報の送受信が可能なリーダライタシステム、リーダライタ、および、サーバに関する。
【背景技術】
【0002】
非接触ICチップが内蔵されている携帯端末を近接させた際に、音声の出力やLED(light-emitting diode)の点灯などとともに、該携帯端末のメーラやブラウザを起動させたり、所定のポイントを付与させたりするなどの処理を行うリーダライタがある。例えば、特許文献1は、近接された携帯端末に広告情報を送信するリーダライタを開示している。
【特許文献1】特開2007−87096号公報
【発明の開示】
【発明が解決しようとする課題】
【0003】
上述のリーダライタは、携帯端末が近接された際に単純に広告情報を送信するという画一的な処理を行うにすぎない。そのため、上述のリーダライタでは、携帯端末に内蔵されている非接触ICチップの種類や時間帯毎などの状況に応じて、適切な処理を行うことはできない。
【0004】
本発明は上記実状に鑑みてなされたものであり、携帯端末が近接された際の状況に応じて適切な処理を行うことができるリーダライタシステム等を提供することを目的とする。
【課題を解決するための手段】
【0005】
上記目的を達成するため、本発明の第1の観点に係るリーダライタシステムは、
近接された携帯端末との間で情報を読み書きする機能を有するリーダライタと、該リーダライタとネットワークを介して接続されるサーバとから構成されるリーダライタシステムであって、
前記リーダライタは、前記携帯端末が近接された際に、該携帯端末及び/又はリーダライタに関する情報を、前記ネットワークを介して前記サーバに送信する送信手段を備え、
前記サーバは、
前記リーダライタから受信した携帯端末及び/又はリーダライタに関する情報に基づいて、該リーダライタに所定の処理を実行させるための制御情報を選択する制御情報選択手段と、
前記制御情報選択手段で選択した制御情報を、前記ネットワークを介して前記リーダライタに送信する制御情報送信手段とを備え、
前記リーダライタは、前記サーバから受信した制御情報に基づいて所定の処理を実行する処理実行手段とを備える、
ことを特徴とする。
【0006】
前記該携帯端末及び/又はリーダライタに関する情報は、携帯端末に内蔵されている非接触ICチップの種別を示す情報、該非接触ICチップの識別情報、リーダライタの識別情報、リーダライタに設定されているステータス情報のうち現時点で選択されているステータス情報、現在の時刻を示す時刻情報の少なくとも1つを含んでもよい。
【0007】
前記制御情報は、近接された携帯端末に所定の情報を送信する処理を実行させるための情報を含んでもよい。
【0008】
前記リーダライタは発光部を備え、
前記制御情報は、前記発光部を所定のパターンで点灯、消灯させる処理を実行させるための情報を含んでもよい。
【0009】
前記リーダライタは音声出力部を備え、
前記制御情報は、所定の音声を前記音声出力部から出力させる処理を実行させるための情報を含んでもよい。
【0010】
上記目的を達成するため、本発明の第2の観点に係るリーダライタは、
近接された携帯端末との間で情報を読み書きする機能を有し、ネットワークを介してサーバに接続されるリーダライタであって、
前記携帯端末が近接された際に、該携帯端末及び/又はリーダライタに関する情報を、前記ネットワークを介して前記サーバに送信する送信手段と、
前記送信手段によりサーバに送信した情報に応答して該サーバから送信されてきた制御情報を受信し、受信した制御情報に基づいて所定の処理を実行する処理実行手段とを備える、
ことを特徴とする。
【0011】
上記目的を達成するため、本発明の第3の観点に係るサーバは、
近接された携帯端末との間で情報を読み書きする機能を有するリーダライタとネットワークを介して接続されるサーバであって、
前記リーダライタから受信した携帯端末及び/又はリーダライタに関する情報に基づいて、該リーダライタに所定の処理を実行させるための制御情報を選択する制御情報選択手段と、
前記制御情報選択手段で選択した制御情報を、前記ネットワークを介して前記リーダライタに送信する制御情報送信手段とを備える、
ことを特徴とする。
【発明の効果】
【0012】
本発明によると、リーダライタに携帯端末が近接された際に、携帯端末のID等の情報に基づいてリーダライタに接続されているサーバがリーダライタに実行させるための最適な処理を選択するため、リーダライタは携帯端末が近接された際の状況に応じて適切な処理を行うことができる。
【発明を実施するための最良の形態】
【0013】
以下、本発明の実施形態に係るリーダライタシステム1について説明する。本実施形態に係るリーダライタシステム1は、図1に示すように、リーダライタ10と、サーバ20と、ネットワークNとを備える。ネットワークNは、例えば、LAN(Local Area Network)から構成され、リーダライタ10とサーバ20はネットワークNを介して有線又は無線により相互に通信可能である。なお、リーダライタの数は任意である。
【0014】
リーダライタ10は、近接された非接触ICチップが内蔵されている携帯端末(以下単に携帯端末という)と各種の情報を送受信する。リーダライタ10は、
図2に示すように、アンテナ11と、アナログ回路部12と、通信部13と、LED14と、スピーカ15と、記憶部16と、制御部17と、操作部18とを備える。
【0015】
アナログ回路部12は、変調回路、復調回路、高周波増幅回路などを備え、近接された携帯端末に内蔵されている非接触ICチップと無線通信を行い、各種情報を送受信する。アナログ回路部12は、送信の動作として、搬送波を生成し、制御部17より供給されたデータを用いてこの搬送波を公知の手法により変調し、得られた変調波を増幅して、近接携帯端末へとアンテナ11を介して無線送信する。
また、アナログ回路部12は、受信の動作として、近接された携帯端末から送信されアンテナ11を介して受信した変調波を増幅して復調し、復調により得られたデータを制御部17に供給する。
【0016】
通信部13は、NIC(Network Interface Card)等の通信インタフェースを備え、ネットワークNを介して、サーバ20との間で情報を送受信する。
【0017】
LED14は、制御部17の制御に従い、点灯、消灯する。
スピーカ15は、制御部17の制御に従い、音声を出力する。
【0018】
記憶部16は、RAM(Random Access Memory)やROM(Read Only Memory)等から構成され、制御部17の動作プログラム、及び固定データ、例えば、自身のリーダライタ10を識別するための識別情報を記憶する。
また、記憶部16は、制御部17が動作するための主メモリ及びワークエリアとして機能する。
また、記憶部16は、ステータス情報を記憶する。ステータス情報は、リーダライタ10に設定されている情報であり、リーダライタ10が使用される場面によって任意の情報が設定されている。例えば、勤怠管理に使用されているリーダライタ10であれば、「出勤」、「退勤」、「外出」、「戻り」などに対応するステータス情報が設定されている。また、現在どのステータス情報が選択されているかを示す情報も、記憶部16に記憶されている。
【0019】
制御部17は、CPU(Central Processing Unit)等を備え、記憶部16に記憶されている動作プログラムを実行することにより、リーダライタ10全体を制御する。
また、制御部17は、タイマ、例えば、ソフトウェアタイマを備える。このタイマにより、制御部17は、携帯端末が近接された際にそのときの時刻を取得する。
また、制御部17は、携帯端末が近接された際に、該携帯端末の識別情報と、リーダライタの識別情報と、現在選択されているステータス情報と、そのときの時刻とをサーバ20に送信する処理を行う。
【0020】
操作部18は、種々の情報を入力するためのボタン等を備える。例えば、ユーザが操作部18を操作することにより、リーダライタ10に設定されているステータス情報のうちで現在選択されているステータス情報を切り替える。
【0021】
サーバ20は、図3に示すように、通信部21と、記憶部22と、制御部23とを備える。
【0022】
通信部21は、NIC(Network Interface Card)等の通信インタフェースを備え、ネットワークNを介して、リーダライタ10との間で情報を送受信する。
【0023】
記憶部22は、ハードディスク装置や、RAMや、ROM等から構成され、制御部23の動作プログラム、及び固定データを記憶する。
また、記憶部22は、制御部23が動作するための主メモリ及びワークエリアとして機能する。
【0024】
また、記憶部22は、レスポンス情報記憶DB(データベース)221を備える。レスポンス情報記憶DB221は、リーダライタ10が、自身の識別情報と選択されているステータス情報と時刻情報、および、近接された携帯端末から受信した情報(携帯端末が内蔵する非接触ICチップの種類と識別情報(ID))をサーバ20に送信した際に、該送信した情報に応答して、リーダライタ10に送り返す情報(レスポンス情報)を選択するためのDBである。
レスポンス情報記憶DB221は、図4に示すように、所定の条件(送信条件)毎に該条件を満たす情報を送信してきたリーダライタ10に対して送信するレスポンス情報を記憶する。送信条件は、リーダライタ10の識別情報(リーダライタID)と、選択されているステータス情報と、携帯端末が内蔵する非接触ICチップの種類(ICチップ種別)と識別情報(ICチップID)と、日付・時間帯を示す情報とから構成される。レスポンス情報は、リーダライタ10のLED14の発光パターンを指示する情報と、リーダライタ10のスピーカ15より出力させる音声信号と、リーダライタ10のアンテナ11から無線送信されて、近接された携帯端末の動作を制御する情報(サービス情報)などから構成される。
例えば、図4に示すレスポンス情報記憶DB221の先頭エントリに記憶されている情報より、リーダライタIDが「RW1000〜RW2000」の範囲にあり、ステータス情報が「正常」を示す情報であり、ICチップ種別が「TypeA」であり、ICチップIDが「T000〜T300」の範囲にあり、時刻が「08:00〜18:00」の範囲にある各情報がリーダライタ10から送信されて来た際に、該リーダライタ10へ、LED14を「低速に2秒間点滅」させ、スピーカ15から「音声A」を出力させ、リーダライタ10のアンテナ11から近接された携帯端末にサイトAにアクセスさせるためのレスポンス情報が選択されることになる。
また、2番目のエントリに記憶されている情報より、ICチップ種別が「FeliCa(登録商標)」であることを示す情報がリーダライタ10から送信されて来た際に、該リーダライタ10へ、リーダライタ10のLED14を高速に3秒間点滅させ、スピーカから音声Bを出力させ、リーダライタ10のアンテナ11から、近接された携帯端末のメールを起動させるためのレスポンス情報が選択されることになる。
また、3番目のエントリに記憶されている情報より、リーダライタ10のステータス情報が「異常」であることを示す情報がリーダライタ10から送信されて来た際に、該リーダライタ10へ、リーダライタ10のLED14を3秒間点灯させ、スピーカから音声Cを出力させ、リーダライタ10のアンテナ11から、近接された携帯端末に警告メッセージを表示させるためのレスポンス情報が選択されることになる。
また、4番目のエントリに記憶されている情報より、日付が「12月24日」であることを示す情報が、リーダライタ10から送信されて来た際に、該リーダライタ10へ、リーダライタ10のLED14を10秒間点灯させ、スピーカから音声Dを出力させ、リーダライタ10のアンテナ11から、近接された携帯端末にクリスマス用のメッセージを表示させるためのレスポンス情報が選択されることになる。
【0025】
制御部23は、CPU(Central Processing Unit)等を備え、記憶部22に記憶されている動作プログラムを実行することにより、サーバ20全体を制御する。
また、制御部23は、リーダライタ10から送信された情報に基づいて、リーダライタ10に送り返す情報(レスポンス情報)を選択し、選択したレスポンス情報をリーダライタ10に送信する処理を行う。
【0026】
続いて、携帯端末のユーザがリーダライタ10に携帯端末を近接させたときのリーダライタシステム1の動作について、図5を参照して説明する。
【0027】
まず、ユーザは、携帯端末をリーダライタ10に近接させて、携帯端末に内蔵されている非接触ICチップより、該非接触ICチップの種別とIDとを含んだ変調波を無線送信する。そして、リーダライタ10は、アンテナ11より携帯端末から無線送信された変調波を受信する。アナログ回路部12は、アンテナ11が受信した変調波を増幅して復調し、復調により得られた非接触ICチップの種別とIDとを制御部17に送信する。
【0028】
リーダライタ10の制御部17は、アナログ回路部12から非接触ICチップの種別とIDとを受信すると(ステップS11)、リーダライタ10自身の識別情報(リーダライタID)と現時点で選択されているステータス情報とを記憶部16より読み出す(ステップS12)。
【0029】
続いて制御部17は、現在の時刻を取得する(ステップS13)。なお、この時刻の取得は、例えば、制御部17が備えるソフトウェアタイマによって行う。
【0030】
続いて制御部17は、ステップS11で携帯端末から受信した非接触ICチップの種別とIDと、ステップS12で読み出したリーダライタ10の識別情報とステータス情報と、ステップS13で取得した時刻情報とを含んだ送信情報を通信部13より、ネットワークNを介して、サーバ20に送信する(ステップS14)。
【0031】
サーバ20の制御部23は、リーダライタ10からの送信情報を通信部21より受信すると(ステップS21)、該送信情報に基づいて、リーダライタ10に送り返す情報(レスポンス情報)を選択する(ステップS22)。
具体的に、制御部23は、リーダライタ10から送信されたリーダライタ10の識別情報とステータス情報と、非接触ICチップの種別と、非接触ICチップのIDと、時刻情報とが満たす送信条件に対応付けられているレスポンス情報を、レスポンス情報記憶DB221から選択する。
例えば、レスポンス情報記憶DB221に図4に示すような情報が記憶されている場合において、リーダライタ10からリーダライタID「RW1234」、ステータス情報「正常」、非接触ICチップの種別「TypeA」、非接触ICチップのID「T123」、時刻「12時」を示す情報を受信した場合、これらの受信した情報の全てを満たす条件に対応付けられているレスポンス情報記憶DB221の1番目のエントリに記憶されているレスポンス情報が、このステップS22の処理により選択される。
【0032】
続いて制御部23は、ステップS22で選択したレスポンス情報を、ステップS21で情報を受信したリーダライタ10へと送信する(ステップS23)。
以上で、サーバ20の処理は終了する。
【0033】
リーダライタ10の制御部17は、サーバ20より送信されたレスポンス情報を受信すると(ステップS15)、該レスポンス情報に基づいた処理を実行する(ステップS16)。
例えば、図4に示すレスポンス情報記憶DB221の先頭エントリに記憶されているレスポンス情報をステップS15の処理で受信した場合、リーダライタ10の制御部は、LED14を3秒間低速に点滅させ、スピーカ15から音声Aを出力させ、近接された携帯端末がサイトAにアクセスするための情報をアナログ回路部12を介してアンテナ11から無線送信させる。
以上で、処理は終了する。
【0034】
このように、本実施形態のリーダライタシステム1では、非接触ICチップが内蔵された携帯端末をリーダライタ10にかざすと、その非接触ICチップのID等の情報がサーバ20に送信され、サーバ20はその情報に基づいて最適な情報を選択し、該選択した情報をリーダライタ10に送り返し、リーダライタ10はその送り返された情報に従って処理を実行する。従って、携帯端末が近接された際の状態に応じて、適切な処理を実行することができる。
【0035】
なお、本発明を実施するにあたっては、種々の形態が考えられ、上記実施の形態に限られるものではない。
例えば、本実施携帯では、ステップS13の処理でリーダライタ10が時刻の取得を行っているが、サーバ20側で時刻の取得を行ってもよい。この場合、時刻の取得は、リーダライタ10からの情報を受信した際に行えばよい。
【0036】
また、リーダライタ10は、ステップS14の処理で、リーダライタ10の識別情報と選択されているステータス情報と非接触ICチップの種別と識別情報と時刻情報とをサーバ20に送信したが、必ずしもそれらの情報全てを送信する必要はなく、少なくとも1つの情報を送信するようにしてもよい。
【0037】
また、ステップS14の処理で送信する情報に、携帯端末の識別情報(例えば、設定されている電話番号)をサーバ20に送信してもよく、この情報により、サーバ20は携帯端末を識別し、識別した携帯端末に最適なレスポンス情報を選択、送信してもよい。
【0038】
また、リーダライタ10は、複数のLED14を備えてもよい。そして、レスポンス情報のLED発光パターンには、各LED14を交互に点滅させたり、順番に点灯させていくなどの制御情報を含めてもよい。
また、リーダライタ10は、LED14の替わりに、有機EL(Electro Luminescence)やLD(Laser Diode)等の発光素子を備えるようにしてもよい。
【0039】
また、リーダライタ10は液晶ディスプレイなどから構成される表示部を備えてもよい。そして、表示部に所定のメッセージなどを表示させるための情報をレスポンス情報に含めてもよい。
【0040】
また、リーダライタ10は、非接触ICチップが内蔵されたカードや、タグなどが近接された際にも、同様な処理を行うようにしてもよい。
【図面の簡単な説明】
【0041】
【図1】本発明の本実施形態に係るリーダライタシステムの構成を示す図である。
【図2】図1に示すリーダライタの構成を示す図である。
【図3】図1に示すサーバの構成を示す図である。
【図4】レスポンス情報記憶DBの構成を示す図である。
【図5】携帯端末をリーダライタに近接させた際に行われる処理を説明するためのフローチャートである。
【符号の説明】
【0042】
1 リーダライタシステム
10 リーダライタ
20 サーバ
N ネットワーク

【特許請求の範囲】
【請求項1】
近接された携帯端末との間で情報を読み書きする機能を有するリーダライタと、該リーダライタとネットワークを介して接続されるサーバとから構成されるリーダライタシステムであって、
前記リーダライタは、前記携帯端末が近接された際に、該携帯端末及び/又はリーダライタに関する情報を、前記ネットワークを介して前記サーバに送信する送信手段を備え、
前記サーバは、
前記リーダライタから受信した携帯端末及び/又はリーダライタに関する情報に基づいて、該リーダライタに所定の処理を実行させるための制御情報を選択する制御情報選択手段と、
前記制御情報選択手段で選択した制御情報を、前記ネットワークを介して前記リーダライタに送信する制御情報送信手段とを備え、
前記リーダライタは、前記サーバから受信した制御情報に基づいて所定の処理を実行する処理実行手段とを備える、
ことを特徴とするリーダライタシステム。
【請求項2】
前記該携帯端末及び/又はリーダライタに関する情報は、携帯端末に内蔵されている非接触ICチップの種別を示す情報、該非接触ICチップの識別情報、リーダライタの識別情報、リーダライタに設定されているステータス情報のうち現時点で選択されているステータス情報、現在の時刻を示す時刻情報の少なくとも1つを含む、
ことを特徴とする請求項1に記載のリーダライタシステム。
【請求項3】
前記制御情報は、近接された携帯端末に所定の情報を送信する処理を実行させるための情報を含む、
ことを特徴とする請求項1又は2に記載のリーダライタシステム。
【請求項4】
前記リーダライタは発光部を備え、
前記制御情報は、前記発光部を所定のパターンで点灯、消灯させる処理を実行させるための情報を含む、
ことを特徴とする請求項1乃至3の何れか1項に記載のリーダライタシステム。
【請求項5】
前記リーダライタは音声出力部を備え、
前記制御情報は、所定の音声を前記音声出力部から出力させる処理を実行させるための情報を含む、
ことを特徴とする請求項1乃至4の何れか1項に記載のリーダライタシステム。
【請求項6】
近接された携帯端末との間で情報を読み書きする機能を有し、ネットワークを介してサーバに接続されるリーダライタであって、
前記携帯端末が近接された際に、該携帯端末及び/又はリーダライタに関する情報を、前記ネットワークを介して前記サーバに送信する送信手段と、
前記送信手段によりサーバに送信した情報に応答して該サーバから送信されてきた制御情報を受信し、受信した制御情報に基づいて所定の処理を実行する処理実行手段とを備える、
ことを特徴とするリーダライタ。
【請求項7】
近接された携帯端末との間で情報を読み書きする機能を有するリーダライタとネットワークを介して接続されるサーバであって、
前記リーダライタから受信した携帯端末及び/又はリーダライタに関する情報に基づいて、該リーダライタに所定の処理を実行させるための制御情報を選択する制御情報選択手段と、
前記制御情報選択手段で選択した制御情報を、前記ネットワークを介して前記リーダライタに送信する制御情報送信手段とを備える、
ことを特徴とするサーバ。

【図1】
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【図2】
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【図3】
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【図4】
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【図5】
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【公開番号】特開2009−53790(P2009−53790A)
【公開日】平成21年3月12日(2009.3.12)
【国際特許分類】
【出願番号】特願2007−217929(P2007−217929)
【出願日】平成19年8月24日(2007.8.24)
【出願人】(591271450)株式会社ビー・ユー・ジー (9)
【Fターム(参考)】