説明

リード線端部を接続するための端子

ハウジング(11)内または外側ハウジング(27)を有するフレーム(28)内に収容される少なくとも1つのクランプケージ(3)を有する、リード線端部を接続するための端子であって、クランプスケージが少なくとも1つの開放側面(4)を備え、クランプケージ(3)内にクランプスプリング(6)が配置され、クランプススプリングは、リード線端部(2)が接続される状態でリード線端部(2)をクランプ域(32)に隣接するバスバー(5)に対して押し付け、または引き離し、クランプスプリング(6)は、リード線端部(2)をクランプ域(32)内に挿入できるように、またはクランプ域から抜去できるように、作動要素(15、25)によって開放位置に移動させることができ、作動要素(15、25)が輪郭案内式の制御態様で構成される、端子。

【発明の詳細な説明】
【技術分野】
【0001】
本発明は、請求項1の前提部に記載されるリード線端部を接続するための端子に関する。
【背景技術】
【0002】
そのような端子は従来技術から知られている。
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0003】
しかしながら、既知の端子では、作動要素を良好に取り扱うこと、特に、端子の非接続状態で、すなわち、リード線を伴わない状態で、簡単な手段により、リード線をクランプ域(Klemmstelle)へ容易に挿入できる、またはクランプ域から容易に取り外すことができる、クランプスプリングの開放位置を得ることが難しい。
【0004】
本発明の目的は、この問題を解決することである。
【課題を解決するための手段】
【0005】
本発明は、請求項1の主題によってこの問題を解決するとともに、請求項11の有利な端子を更に提供する。本発明の有利な実施形態が従属請求項に記載される。
【0006】
請求項1の特徴によれば、作動要素が輪郭案内式の制御(steuerkontur−gefuehrt)態様で構成され、この態様は、主に、輪郭案内式の制御構成が制御カムと制御カムに係合する突出部、特にピニオンとを含むという点において、請求項2にしたがって達成できる。
【0007】
制御カムは、クランプスプリングを開放位置にロックでき、それにより、開放したクランプ域にリード線端部を挿入できるように、簡単に構成することができる。
【0008】
好ましい実施形態によれば、制御カムが可動要素、特に摺動要素に設けられ、突出部が作動要素に設けられる。あるいは、制御カムを作動要素に設けることができ、突出部を摺動要素に設けることができる。
【0009】
有利な独立の発明とも見なし得る実施形態によれば、リード線挿入方向が作動方向に対して垂直なコンパクトなツインコネクタは、クランプスプリングのうちの2つを個別に作動させるための2つの作動要素が、ツインコネクタの一方側にリード線挿入開口に対して垂直に配置されるという点において達成される。
【0010】
好ましくは、これらの2つの作動要素も輪郭案内式の制御態様で構成される。
【0011】
特に安定したコンパクトな形態は、2つの作動要素がそれぞれ、好ましくは金属から成るブラケットを介して、好ましくはプラスチックから形成されるクランプスプリングのうちの1つに作用する場合に達成される。
【0012】
作動要素は、リード線の絶縁のためのストッパを伴って、リード線のためのフィードスルー(Durchfuehrung)を備えることが好ましい。この目的のため、リード線のためのフィードスルーは、段付きの形態を備えることが好ましく、また、圧力がリード線端部に加えられるときにクランプスプリングに対して力を伝えるために使用される表面を、リード線の絶縁体との接触領域に有することが好ましい。
【0013】
他の実施形態によれば、1つのスプリング、特にクランプスプリングは、リード線端部に作用する新たな圧力によりカムの凹部からピニオンが抜去されるときに割り出し作業(Weiterschalten)のためにカムに必要とされる復元力を発生させるように構成される。
【0014】
請求項17によれば、このタイプの接続装置は、リード線端部に対してリード線挿入方向で圧力を加えることによりクランプ域を閉鎖することができ、かつ再びリード線端部に対して圧力を加えることによりクランプ域を再び開放できるように構成される。したがって、簡単な構造手段により工具を必要としない接続および取外しが達成される。
【0015】
他の有利な実施形態が他の従属請求項に記載される。以下、図面を参照して、本発明の一実施形態について更に詳しく説明する。
【図面の簡単な説明】
【0016】
【図1a】ハウジングの側壁が省略された、リード線との接続状態にある本発明に係る第1の端子の側面図を示している。
【図1b】ハウジングの側壁が省略された、リード線との接続状態にある本発明に係る第1の端子の断面図を示している。
【図1c】ハウジングの側壁が省略された、リード線との接続状態にある図1の本発明に係る端子の他の側面図を示している。
【図1d】ハウジングの側壁が省略された、リード線との接続状態にある図1の本発明に係る端子の他の斜視図を示している。
【図2a】側壁の一部が省略された、非接続状態の図1の接続装置の様々な図を示している。
【図2b】側壁の一部が省略された、非接続状態の図1の接続装置の様々な図を示している。
【図2c】側壁の一部が省略された、非接続状態の図1の接続装置の様々な図を示している。
【図3a】図2の構成の斜視図を示している。
【図3b】図2の構成の斜視図を示している。
【図4a】ハウジングを伴う開放した非接続状態の図2の接続装置の斜視図を示している。
【図4b】ハウジングを伴わない開放した非接続状態の図2の接続装置の斜視図を示している。
【図5】図2の接続装置の分解図を示している。
【図6a】制御カムを有する摺動要素の様々な図を示している。
【図6b】制御カムを有する摺動要素の様々な図を示している。
【図7a】制御カムを有する作動要素の様々な図を示している。
【図7b】制御カムを有する作動要素の様々な図を示している。
【図8a】本発明に係る他の端子の斜視図およびこの端子のモジュールの図を示している。
【図8b】本発明に係る他の端子の斜視図およびこの端子のモジュールの図を示している。
【図8c】本発明に係る他の端子の斜視図およびこの端子のモジュールの図を示している。
【図8d】本発明に係る他の端子の斜視図およびこの端子のモジュールの図を示している。
【図8e】本発明に係る他の端子の斜視図およびこの端子のモジュールの図を示している。
【図8f】本発明に係る他の端子の斜視図およびこの端子のモジュールの図を示している。
【図9】一方側が省略された図8の端子の他の斜視図を示している。
【図10a】図9に示される端子の構成要素の個々の図を示している。
【図10b】図9に示される端子の構成要素の個々の図を示している。
【図10c】図9に示される端子の構成要素の個々の図を示している。
【図10d】図9に示される端子の構成要素の個々の図を示している。
【図10e】図9に示される端子の構成要素の個々の図を示している。
【図10f】図9に示される端子の構成要素の個々の図を示している。
【発明を実施するための形態】
【0017】
図1は、好ましくは金属クランプケージ3を備える、剥き出しのリード線端部2の接続または電気接触のための端子1を示しており、クランプケージ3は、リード線端部2をクランプケージ3内に挿入するための少なくとも1つの完全に、または部分的に開放された側面4を有する。
【0018】
図1は、リード線挿入方向Xに対して垂直をなす、好ましいが必須ではない形態のクランプケージ3を閉鎖された状態の平面図または断面図で示している。しかし、クランプケージは、より少ない側壁を備えることもでき、例えばこの断面図ではC形状を有することができる。クランプケージは、それが少なくとも「クランプ力および接触力を吸収するためにクランプスプリングを支持する」および「バスバーまたはバスバー機能を支持する」という機能を果たすように構成されるのが好ましい。
【0019】
リード線端部によって接触されるべき部分として、または接触当接部としての機能を果たす、バスバー5の部分がクランプケージ3内に突出することが好ましい。
【0020】
あるいは、クランプケージが導電材料から形成され、または導電材料でコーティングされる場合には、クランプケージ3自体が導電機能を担うことが考えられる。
【0021】
V形状クランプスプリング6がクランプケージ3内に配置され、クランプスプリングの一方の脚7がクランプケージ3に取り付けられて支持され、アーチ9によって脚7に接続されるクランプスプリングの他方の脚8の自由端は、電気的な接触がバスバー5とリード線端部2との間で行なわれるように接続されるときにリード線端部2をバスバー5に対して押し付ける。好ましくはクランプケージ3の壁に打ち抜き加工される穴として形成される1または複数のストッパ10が、クランプスプリング6のための開放制限機能を果たす。
【0022】
クランプスプリング6を伴うクランプケージ3は、好ましくは絶縁プラスチックから成りかつ好ましくはクランプケージ3を取り囲むケージとして構成される外側ハウジング11内に配置される。
【0023】
雄接点−または、この例の場合のように雌接点12は、クランプケージ3から突出するバスバー5の端部に隣接することができるとともに、ここに示されないピンまたはソケットコネクタの対応する接点を接続するために使用することができる。ハウジング11は、この接点12をその挿入側を除いて取り囲む接合面としてそれぞれの突出部13を備えることができる。
【0024】
ハウジング11は、ここでは一部品(または、多部品)からなる作動要素15を取り囲む開口14を更に備え、作動要素は、その押し込み動作を制限するストッパ(ここでは、フランジ16として構成される)(図2、3も参照)を備えることが好ましい。作動要素15は反対方向の移動を制限する輪郭を備えることもできる。
【0025】
作動要素15自体はフィードスルー17を取り囲み、フィードスルーを通じてリード線端部2をバスバー5とクランプスプリング6との間のクランプ域32に案内できる。フィードスルー17は、テーパ状の、または段付きの断面縮小部を備えてもよく、それにより、リード線端部が押し下げられるときにリード線端部から作動要素に選択的に力を伝達可能にする、リード線の絶縁体18のためのストッパが形成される。
【0026】
作動要素15は、ここではプッシュボタンとして構成されて、その一端がクランプ脚8に当接し、押し下げられるときにクランプ脚に作用し、その他端が例えばスクリュードライバなどの工具を用いてプッシュボタン15に対して圧力を加えるために使用されている。作動要素15は、クランプスプリング6の自由端をバスバー5の近傍またはバスバー5と直接に接触する位置から、バスバー5から更に離れた位置すなわちリード線端部をクランプ域32内に挿入できる、またはクランプ域32から抜去できる(図4)開放位置に移動させるために設けられる。プッシュボタン15は、リード線挿入方向Xに対して平行に移動させることができ、ハウジング11の対応する輪郭内または穴14内で案内される。
【0027】
また、作動要素15は、輪郭案内式の制御態様で構成されるのが特に有益である。
【0028】
これは、成形され、または付設された突出部、ここでは可動要素、特に摺動要素20に形成される制御カム21と係合するピニオン19を作動要素15に設けることによって達成され、摺動要素20は、ハウジング11のガイド22に沿って(または、ここではガイド22内で)リード線挿入方向に対して垂直にキャリッジのように移動可能に案内される。
【0029】
摺動要素20およびハウジング11のガイド22は(対応する溝−舌原理に基づいて)ダブテール型を成している。この場合、ガイド22はリード線挿入方向Xに対して垂直に延在しており、それにより、摺動要素20をその方向に対して垂直(図1の紙面に対して垂直)に移動させることができる。
【0030】
制御カム21は、リード線端部2を挿入する、または抜去するための開放位置(図2、4)で、ピニオン19を好ましくは可聴式におよび/または触知可能に可動の摺動要素20内にロックさせることができるように構成される。
【0031】
また、閉鎖位置または接触位置でピニオン19が制御カム内の所定位置でもロックするように制御カム21が構成されることも考えられる。
【0032】
ここでは、制御カム21は、開閉中にピニオン19が通過するハート形状の湾曲(図6a)を備えており、それにより、摺動要素15が画面に対して垂直に移動される。
【0033】
その凹部24が開放位置でピニオン19およびプッシュボタン15のための接触面として使用されるハート形状ピニオン23が、制御カム21の中心に形成される。
【0034】
クランプスプリング6がバスバー5に当接する初期の閉鎖位置では、ピニオン19が図中のハート形状制御カム21の上端に配置される。
【0035】
プッシュボタン15は、クランプ域32を開放するためおよびプッシュボタン15を開放位置で所定位置にロックするために、リード線挿入方向Xに押し下げられる。
【0036】
このプロセスでは、ピニオン19が制御カム21を通じて移動し、また、それに沿って制御カム21が摺動要素15を移動させる。
【0037】
開放位置で、その後、摺動要素15が凹部24近傍まで移動し、作動要素15に作用する圧力が解除された後、摺動要素が凹部にとどまり、それにより、作動要素15は、クランプスプリング24のばね力により凹部24内に「上方へ」押圧される。
【0038】
この位置では、リード線端部2をクランプ域32内に導くことができる。
【0039】
ピニオン19、または開放位置をそれぞれ解放するために作動要素15に対して圧力が再び加えられる。回転制御カーブ21も適切な高さ方向の輪郭(Hoehenkonturierung)を備えるため、ピニオン19は、ハート形状カーブの凹部から出た後、ここで選択された実施形態(図5)では制御カム21の次第に深くなる領域に反時計回り方向に移動して、開放位置への押圧中にピニオンが移動した場所とは反対側でこの領域を通過する。作動要素15に作用する圧力が停止する場合には、クランプスプリング6が解放されて、リード線端部がバスバー5に対して押し付けられて電気的な接触を成す。
【0040】
制御カム21が作動要素15に設けられて、ピニオンが摺動要素15に設けられる逆の構成(そのような制御カム21’を有する作動要素を示す図7または図8〜10参照。この場合、摺動要素20’がピニオン(図8e参照)を備えるが、ピニオンは見えない)が考えられる。
【0041】
他の形状または輪郭で制御カム21に設けて、それらを作動要素15の他の側に配置することも更に考えられる。
【0042】
図8は、作動方向Bおよびリード線挿入方向Xが一致している必要がないことを示している。
【0043】
図8によれば、プッシュボタン25は、それがリード線挿入方向Xに対して垂直な方向Bへ移動されるように構成される。
【0044】
この目的のため、その一部分がクランプケージ3の開口内または窓31内でリード線挿入方向に対して垂直に係合するブラケット26が作動要素25に設けられる。作動要素25が方向Bへ移動されると、ブラケット26は、それと共に移動して、クランプスプリングのクランプ脚をバスバー5から引き離すように押圧する。したがって、ボタンを押すことによりクランプ域を再び開放することができる。ブラケット26がクランプスプリングの側方突出部29に作用する段付きの輪郭20を備えれば有益である。
【0045】
図8〜10から更に分かるように、これらの端子の特定の利点は、それらが複数のコネクタ、この場合にはツインコネクタとして構成されるという点であり、この場合、クランプケージは、作動要素の作動方向で互いに側方にオフセットして配置される2つのクランプスプリング6と2つのバスバー5とを収容できるように形成される。したがって、2つの作動要素25a、bが設けられる。
【0046】
これらの作動要素25a、bは、側方から操作できるようにクランプケージ3a、bの一方側に配置されると、特に有益である。両方のクランプスプリング6a、bまたはクランプ域を依然として開放できるようにするため、ブラケット26a、bは、一方のブラケット26aが一方のクランプスプリング6aに作用し、かつ他方のブラケット26bが他方のクランプスプリング6bに作用するように異なって形成される。ブラケット26は、作動要素25の所定位置にロックされるのが好ましいが、それらと一体の部品に形成することができる。作動要素25は、スクリュードライバをそれらに適用するための輪郭を備えてもよい。
【0047】
作動要素25a、bは先と同様に輪郭案内式の制御態様で構成され、そのため、外側ハウジング27のそれぞれのガイド内で移動可能に案内される2つの摺動要素20a、bのピニオン(ここでは見えない)と相互作用する2つの制御カム21(先と同様にハート形状を成す)が作動要素25a、bに直接に形成される。クランプケージ3を収容するフレーム28が外側ハウジング27の隣に見え、それにより、ここでの「ハウジング」は、2つの構成要素、すなわち、「フレーム」28と「外側ハウジング」27とから形成される。
【0048】
作動要素25は先と同様に開放位置で所定位置にロックさせることができ、それにより、クランプ域を個別に開放させて、この状態の端子を顧客へ引き渡すことができおよび/または取り扱いを更に簡単にすることができる。
【0049】
安定化のため、ブラケット26を金属から形成することができ、また、実際の作動要素25をプラスチックから形成することができる。
【0050】
図8から明らかなように、外側ハウジング27はそれが複数のチャンバを備えるように形成することができ、各チャンバは単一のコネクタまたはツインコネクタを受ける。図は、単一の外側ハウジング27内の3つのツインコネクタを示している。
【0051】
作動要素25が2つのブラケットを備える場合には、1つの作動要素25を用いて2つのクランプスプリングを同時に開放させることも考えられる。
【0052】
制御カム21は、プッシュボタンをリード線挿入方向Xに押圧することによってプッシュボタンをそのロック位置から解放させることができるように構成されるのが好ましく、それにより、例えば、プッシュボタンがクランプ域に挿入されるリード線と接触し、そのためにクランプスプリング6が解放されなければならない。
【0053】
以上の実施形態は、クランプスプリングが押圧ばねとして作用する接続装置について言及しているが、本発明は、クランプスプリングが引張ばねとして構成される実施形態(ここでは図示せず)にも適用できる。
【符号の説明】
【0054】
1 端子
2 リード線端部
3 クランプケージ
4 ケージ側面
5 バスバー
6 クランプスプリング
7 脚
8 脚
9 アーチ
10 ストッパ
11 ハウジング
12 雌接点
13 突出部
14 開口
15 作動要素
32 クランプ域
17 フィードスルー
18 絶縁体
19 突出部
20 摺動要素
21 制御カム
22 ガイド
23 ハート形状ピニオン
24 凹部
25 プッシュボタン
26 ブラケット
27 外側ハウジング
28 フレーム
29 付加物
30 段付き輪郭
31 窓
32 フランジ
【図1a)】

【図1b)】

【図1c)】

【図1d)】

【図2a)】

【図2b)】

【図2c)】

【図3a)】

【図3b)】

【図4a)】

【図4b)】


【特許請求の範囲】
【請求項1】
ハウジング(11)内または外側ハウジング(27)を有するフレーム(28)内に収容される少なくとも1つのクランプケージ(3)を有する、リード線端部を接続するための端子であって、
前記クランプケージが少なくとも1つの開放側面(4)を備え、前記クランプケージ(3)内にクランプスプリング(6)が配置され、
前記クランプスプリングが、前記リード線端部(2)が接続される状態で前記リード線端部(2)をクランプ域(32)に隣接するバスバー(5)に対して押し付け、または引き離し、
前記クランプスプリング(6)が、前記リード線端部(2)を前記クランプ域(32)内に挿入できるように、または前記クランプ域から抜去できるように作動要素(15、25)によって開放位置に移動させることができ、
前記作動要素(15、25)が輪郭案内式の制御態様で構成される、端子。
【請求項2】
前記輪郭案内式の制御構成が、制御カム(21)と、前記制御カムと係合する突出部、特にピニオン(19)とによって達成される、請求項1に記載の端子。
【請求項3】
前記制御カム(21)が可動要素、特に摺動要素(20)に配置され、前記突出部が作動要素(15、25)に配置される、請求項2に記載の端子。
【請求項4】
前記制御カム(21)が前記作動要素(15、25)に配置され、前記突出部が前記摺動要素(15)に配置される、請求項2に記載の端子。
【請求項5】
前記摺動要素(15)が、前記クランプケージを収容するためのハウジング(11)内、または、他の外側ハウジング(27)内、好ましくはそれぞれのガイド(22)内で移動可能に案内される、請求項2または3に記載の端子。
【請求項6】
前記制御カム(21)が閉鎖された外周を伴って構成される、請求項1〜5のいずれか一項に記載の端子。
【請求項7】
前記制御カム(21)が、前記クランプスプリング(6)を開放位置で所定位置にロックできるように構成される、請求項1〜6のいずれか一項に記載の端子。
【請求項8】
前記制御カム(21)がハートの形状を有する、請求項1〜7のいずれか一項に記載の端子。
【請求項9】
前記制御カム(21)が、前記ピニオン(19)を前記制御カムの1つの回転方向のみに移動させるように高さ方向の輪郭を備える、請求項1〜8のいずれか一項に記載の端子。
【請求項10】
前記制御カム(21)が、前記作動要素(15、25)を前記クランプ域(32)のための開放位置で所定位置にロックできるように構成される、請求項1〜9のいずれか一項に記載の端子。
【請求項11】
前記クランプスプリング(6)のうちの2つを個別に作動させるための2つの作動要素(25)が、ツインコネクタの一方側にリード線挿入開口に対して垂直に配置される、請求項1〜10のいずれか一項に記載の、または請求項1の導入部に記載される、リード線端部を接続するための端子。
【請求項12】
両方の作動要素(25a、b)が輪郭案内式の制御態様で構成される、請求項1〜11のいずれか一項に記載の端子。
【請求項13】
両方の作動要素(25a、b)がそれぞれブラケット(26a、b)を介して前記クランプスプリング(6)のうちの1つに作用する、請求項1〜12のいずれか一項に記載の端子。
【請求項14】
両方のブラケット(26a、b)が窓(20)を介してそれぞれのクランプケージ(3a、b)と係合するとともに、前記クランプスプリング(3)のクランプ脚に作用する、請求項1〜13のいずれか一項に記載の端子。
【請求項15】
前記作動要素(15)が、好ましくはリード線の絶縁のためのストッパを伴って、リード線のためのフィードスルーまたはリード線入口(17)を備える、請求項1〜14のいずれか一項に記載の端子。
【請求項16】
スプリング、特に前記クランプスプリングが、割り出し作業のために制御カムに必要とされる復元力を発生させるように構成される、請求項1〜15のいずれか一項に記載の端子。
【請求項17】
ハウジング(11)内または外側ハウジング(27)を有するフレーム(28)内に収容される少なくとも1つのクランプケージ(3)を有する、リード線端部を接続するための端子であって、
前記クランプケージが少なくとも1つの開放側面(4)を備え、前記クランプケージ(3)内にクランプスプリング(6)が配置され、
前記クランプスプリングが、前記リード線端部(2)が接続される状態で前記リード線端部(2)をクランプ域(32)に隣接するバスバー(5)に対して押し付け、または引き離し、前記クランプスプリング(6)を作動要素(15、25)によって開放位置へ移動させることができる端子において、
前記クランプ域が、前記リード線端部をリード線挿入方向に押し進めることにより閉鎖することができるとともに、再び前記リード線端部を押し進めることによって再び開放することができるようになっていることを特徴とする、端子。


【図5】
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【図6a)】
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【図6b)】
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【図7a)】
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【図7b)】
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【図8a)】
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【図8b)】
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【図8c)】
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【図8d)】
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【図8e)】
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【図8f)】
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【図9】
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【図10a)】
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【図10b)】
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【図10c)】
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【図10d)】
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【図10e)】
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【図10f)】
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【公表番号】特表2012−507127(P2012−507127A)
【公表日】平成24年3月22日(2012.3.22)
【国際特許分類】
【出願番号】特願2011−533641(P2011−533641)
【出願日】平成21年9月7日(2009.9.7)
【国際出願番号】PCT/EP2009/061535
【国際公開番号】WO2010/049197
【国際公開日】平成22年5月6日(2010.5.6)
【出願人】(505422464)ワイドミュラー インターフェース ゲゼルシャフト ミット ベシュレンクテル ハフツング ウント コンパニー コマンディートゲゼルシャフト (29)
【氏名又は名称原語表記】Weidmueller Interface GmbH & Co. KG
【住所又は居所原語表記】Klingenbergstrasse 16, D−32758 Detmold, Germany