説明

ルーペ付き時計

【課題】ルーペを常時無理なく身に付けることができ、必要なときはいつでも楽に使用でき、ルーペの紛失を防止する。
【解決手段】ルーペを常時身に付ける方法は、常時身に付けている物と合体させる事が適切で、常時身に付ける腕時計の文字盤部1の天縁に、ヒンジ部2を介してルーペ部3を取り付け、ルーペ部3を開けば、ルーペ部3はルーペとして使用でき、使用しないときは、文字盤部1の正面に重ねて収納できるので、常時無理なく身に付けられる。

【発明の詳細な説明】
【技術分野】
【0001】
本発明は、ルーペと時計との合体物である事から、ルーペに関する物である、と同時に、携帯のできる時計に関する物でもある。
【背景技術】
【0002】
従来、ルーペと時計は別々に切り離されていた。
【発明の開示】
【発明が解決しようとする課題】
【0003】
特に老眼の人は文字を読むためにルーペでの拡大を必要とするが、ルーペ自体は小型である事から紛失しやすく、必要な時に見つからないという問題があった。本発明では、従来技術の問題解決を課題とする。
【課題を解決するための手段】
【0004】
ルーペを紛失させない方法は、常時身に付けている物と組み合わせるのが最適で、常時身に付けている物としては腕時計が最適であり、腕時計の文字盤部の一端にヒンジ部を介してルーペを取り付け、ルーペは文字盤部を覆って固定できる構造にする。
【発明の効果】
【0005】
常時身に付けて使用する腕時計にルーペを取り付けた事で、ルーペの紛失は防止でき、必要なときにルーペ部だけを反転させて開く事で使用でき、ルーペとして使用しないときは、文字盤部の表面に重ねて固定できるので邪魔にならず、腕時計機能を阻害しない。
【発明を実施するための最良の形態】
【0006】
最良の形態を、図1を参照しながら、以下の実施例で説明する。
【実施例1】
【0007】
図1は、ルーペ部を開いた状態の斜視図であり、時計の文字盤を真正面から見る面を正面とし、文字盤の文字を傾けたりしない状態で文字盤部1の天地を表示し、文字盤部1の天縁に谷屈折だけを可能にするヒンジ部2を介してルーペ部3を取り付け、文字盤部1は、ベルト8とルーペ部3とを除く時計機能を収納した領域全体の総称とし、文字盤部1の形状は四角形などの多角形であっても良いし、円形であっても良いし、自由にデザインされた形状であっても良く、天縁に設けたヒンジ部2は谷屈折だけを可能にする構造である事が望ましく。前記谷屈折の意味は、ルーペ部3を閉じる方向には屈折できるが、開き方向では、任意の角度(本件に於いては180度)以上に開かなくした構造であり、ルーペ部3は、中央領域が凸レンズ状のレンズ窓4になっていて、文字や物を拡大して見る事ができ、ルーペ部3は、閉じた状態では文字盤部1の正面領域全体を覆える事が望ましい事から、レンズ窓4と文字盤窓5とを同形状にする事が望ましいが、異なったデザインであっても良く、文字盤部1の正面形状が曲面であるならば、ルーペ部3も同じ曲面にしてフィットさせる事が望ましく、ルーペ部3が閉じた状態を固定する構造として、ルーペ部3の先縁中央に凸部6を突出させ、文字盤部1の正面底縁に凹部7を窪ませ、前記凸部6が前記凹部7に嵌まり込む事で固定される構造が望ましく、文字盤部1の天地各々にベルト8を取り付け、ベルト8の先どうしを連結して輪の状態にして手首に取り付ける構造が望ましく、ルーペ部3を取り付ける土台の時計は腕時計である事が望ましいのであるが、懐中時計であっても良い。
【図面の簡単な説明】
【0008】
【図1】ルーペ部を開いた状態の斜視図(実施例1)
【符号の説明】
【0009】
1 文字盤部
2 ヒンジ部
3 ルーペ部

【特許請求の範囲】
【請求項1】
文字盤部1の一端に、ヒンジ部2を介してルーペ部3を設け、ルーペ部3は文字盤部1を覆って固定できる構造であることを特徴とするルーペ付き時計。

【図1】
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【公開番号】特開2006−337307(P2006−337307A)
【公開日】平成18年12月14日(2006.12.14)
【国際特許分類】
【出願番号】特願2005−165238(P2005−165238)
【出願日】平成17年6月6日(2005.6.6)
【出願人】(301011800)ユタカエッセ株式会社 (8)
【Fターム(参考)】