説明

ロックアウトを有するシッピングウエッジ

【課題】本体部分を有する外科手術器具と共に用いられるシッピングウエッジを提供すること。
【解決手段】上記シッピングウエッジは、ベースと、ベースから垂れ下がっており、かつ外科手術器具の移動可能な動作部材と係合可能であるブロッキング部材と、ベースから突き出ており、かつ外科手術器具の本体部分と協働するような形状にされている可撓性アームと、ベースから垂れ下がっており、かつ外科手術器具のロックアウト機構と係合可能であるロッキング部材とを含む。

【発明の詳細な説明】
【技術分野】
【0001】
(背景)
1.技術分野
本開示は、外科手術器具と共に用いられるシッピング安全デバイスに関する。より具体的には、本開示は、ロックアウト部材を有するシッピングウエッジと、外科手術器具と共に用いられる、ロックアウト機構を有する使い捨てローディングユニットまたは「SULU」とに関する。
【背景技術】
【0002】
2.(関連技術の背景)
外傷および回復時間を減少するために、多くの外科手術手順は、皮膚の小さな開口部、例えば、切開または自然の体の開口を通して行われる。概して、このような手順は、患者の腹に行われた場合の手順が「腹腔鏡的」と呼ばれる以外は、「内視鏡的」と呼ばれる。本開示を通して、用語「低侵襲」は、内視鏡と腹腔鏡との両方を含むように理解されるべきである。
【0003】
低侵襲外科手術手順の進行の間に、装置に適用する外科手術ファスナーは、しばしば、組織の隣接する断面を接続するために使用される。多くの種類のこのような装置が、当分野において既知であり、装置の一部は、特定の外科手術手順に用いられるために、具体的に適合され、その外科手順は、限定するものではないが、末端間の吻合術、円形の末端間の吻合術、開放の胃腸の吻合術、内視鏡胃腸吻合術、および横の吻合術を含む。装置に適用する適切な外科手術ファスナーの例は、特許文献1、特許文献2、特許文献3、および特許文献4において開示されている。典型的には、これらの外科手術ファスナー適用装置は、第1の部材と第2の部材とを含み、標的組織が、第1の部材と第2の部材との間に位置決め可能であるように、第1の部材は、第2の部材に対して移動可能であり、それにより、標的組織を掴み、そして/または留めることを容易にする。
【0004】
直線の外科手術ファスナー適用装置は、概して、2つの細長いジョー部材を含み、ジョー部材の1つは、2つ以上の直線の列に整列されている複数の外科手術ファスナーを収容する外科手術ファスナーカートリッジを含み、ジョー部材のもう1つは、外科手術ファスナーカートリッジからのファスナーの射出の際に、外科手術ファスナーを受け取り、そして形成するように構成され、かつ寸法を合わせられる複数のファスナー形成ポケットを有するアンビル部品を含む。外科手術ファスナー適用装置はまた、ナイフを含み、連結され、そして/またはシールされる組織が、外科手術ファスナー適用装置の作動の際に、同時に、または連続して切られるように、ナイフは、外科手術ファスナーの直線列の間を移動可能である。この能力を与えられると、直線種類の外科手術ファスナー適用装置は、標的組織、例えば、患者の脈管構造、器官等を同時にシールし、切るための外科手術手順の間に共通に使用される。
【0005】
いくつかの外科手術ファスナー適用装置は、2つの部分、再使用可能なハンドルまたはアクチュエーター部分と、移動可能または取り替え可能な使い捨てローディングユニットまたは「SULU」を提供される。SULUは、カートリッジを含むステープル、アンビルおよびステープル留めされた組織を切るためのナイフブレードを含む。
【0006】
安全デバイスは、シッピングの間および/または使用の前に、ナイフブレードが動くことを防ぐために提供される。いくつかの場合において、安全デバイスは、SULUが再使用可能なハンドルに組み立てられる前に、SULUから取り外され得る。それゆえに、シッピング安全デバイスと、再使用可能なハンドルとの組立の前に、SULUからシッピング安全デバイスの取り外すことを防ぐロッキング構造を有するSULUとに対するニーズが存在する。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0007】
【特許文献1】米国特許5,915,616明細書
【特許文献2】米国特許6,202,914明細書
【特許文献3】米国特許5,865,361明細書
【特許文献4】米国特許5,964,394明細書
【発明の概要】
【課題を解決するための手段】
【0008】
(要約)
本体部分を有する外科手術器具と共に用いられるシッピングウエッジが開示される。シッピングウエッジは、ベースと、ベースから垂れ下がっており、かつ外科手術器具の移動可能な動作部材と係合可能であるブロッキング部材と、同様にベースから垂れ下がっており、かつ外科手術器具のロックアウト機構と係合可能であるロッキング部材とを含む。可撓性アームは、ベースから突き出ており、かつ外科手術器具の本体部分と協働するような形状にされている。
【0009】
ある実施形態において、ロッキング部材は、円形ディスクの形の拡大されたフランジを含む。下向きの延長部は、円形ディスクをベースに接続する。ブロッキング部材は、外科手術器具の移動可能な動作部材と係合可能な遠位に面するフックである。
【0010】
ある実施形態において、可撓性アームは、ベースの両側の側面から垂れ下がっており、かつ外科手術器具の本体部分と係合可能な第1の可撓性アームおよび第2の可撓性アームである。第1の可撓性把握アームと第2の可撓性把握アームとは、ベースに沿って長手方向に間隔を空けられている。
【0011】
整列ユニットは、ベースの遠位端部に配置され、ブロッキング部材を、外科手術器具上の対応する構造と整列させるための1組の遠位に突き出ている可撓性アームを含む。
【0012】
一実施形態において、シッピングウエッジは、ベースの両側の側面から垂れ下がっており、第1の可撓性アームと第2の可撓性アームとから長手方向に間隔を空けられている第2の可撓性アームおよび第3の可撓性アームをさらに含む。
【0013】
把握フレームが提供され、ロッキング部材の反対側のベースの側面から延在する。しるしプレートは、情報のしるしのさまざまなモードの表示のために、把握フレームとベースとの間に配置されている。具体的な実施形態において、可撓性親指用タブは、把握フレームの近位端部から延在する。
【0014】
一実施形態において、シッピングウエッジは、ポリマー材料から形成されており、その一方で、代替的な実施形態においては、シッピングウエッジは、金属材料から形成されている。
【0015】
特定の実施形態において、シッピングウエッジは、一体式の構造として形成されている。
【0016】
ロックアウト機構を有する外科手術器具も開示され、外科手術器具は、本体部分と、本体部分上に移動可能に取り付けられたアクチュエーターとを含む。ロッキングプレートを含むロックアウト機構は、本体部分に移動可能に取り付けられている。器具は、ロッキング部材を有するローディングロックを含み、ロッキングプレートは、ローディングロックのロッキング部材と係合可能であり、本体部分からのローディングロックの取り外しを防ぐロックされた位置と、本体部分からのローディングロックの取り外しを可能にするロック解除された位置との間のアクチュエーターの動きに応じて、ロッキングプレートが移動可能であり、ローディングロックは、器具の本体部分と協働するような形状にされている可撓性アームを有する。
【0017】
具体的な実施形態において、ロッキングプレートは、シッピング安全デバイスと係合可能なキーホールスロットを含む。キーホールスロットは、第1のより狭いロッキング部分と第2の拡大されたロック解除された部分とを含む。
【0018】
ロッキングプレートは、延長ロッドによってアクチュエーターに動作的に接続されており、本体部分に取り付けられた付勢ばねによってロックされる位置に付勢されている。
【0019】
ある実施形態において、本体部分は、ナイフ部材を有し、ロッキングロックは、本体部分に規定された孔を通して挿入可能であり、かつナイフ部材の動きをブロックするように配列されたフックを有する。
【0020】
取り外し可能なシッピング安全デバイスを有するローディングユニットがさらに開示される。ローディングユニットは、概して、本体部分と、本体部分に配置された移動可能な動作デバイスと、本体部分と関連付けられ、かつ移動可能な動作デバイスを動かすように動作可能であるアクチュエーターとを含む。ロッキング部材は、本体部分に移動可能に取り付けられ、かつアクチュエーターの動きに応じて移動可能である。ロッキング部材は、第1のロックされた位置と第2のロック解除された位置との間を移動可能である。
【0021】
取り外し可能なシッピング安全デバイスは、概して、ベースと、ベースから突き出ており、かつ移動可能な動作デバイスと係合可能なブロッキング部材と、ベースから突き出ており、かつロッキング部材と係合可能なロックアウト部材とを含む。取り外し可能な安全デバイスは、ロッキング部材が第1のロックされた位置にあるとき、本体部分にロックされ、ロッキング部材が第2のロック解除された位置にあるとき、本体部分からの取り外しのために、ロック解除される。
【0022】
特定の実施形態において、ロッキング部材は、取り外し可能な安全デバイスのロックアウト部材と係合可能なキーホールスロットを含み、それにより、取り外し可能な安全デバイスは、ロックアウト部材がロッキング部材のキー溝の中にあるとき、本体部分にロックされ、ロックアウト部材がロッキング部材に形成されたホールの中にあるとき、本体部分からロック解除される。
【0023】
本発明は、例えば、以下の項目を提供する。
(項目1)
本体部分を有する外科手術器具と共に用いられるシッピングウエッジであって、該シッピングウエッジは、
ベースと、
該ベースから垂れ下がっており、かつ外科手術器具の移動可能な動作部材と係合可能であるブロッキング部材と、
該ベースから突き出ており、かつ該外科手術器具の該本体部分と協働するような形状にされている可撓性アームと、
該ベースから垂れ下がっており、かつ該外科手術器具のロックアウト機構と係合可能であるロッキング部材と
を含む、シッピングウエッジ。
(項目2)
上記ロッキング部材は、拡大されたフランジを含む、上記項目のいずれかに記載のシッピングウエッジ。
(項目3)
上記フランジは、円形ディスクである、上記項目のいずれかに記載のシッピングウエッジ。
(項目4)
上記シッピングウエッジは、上記円形ディスクを上記ベースに接続する下向きの延長部を含む、上記項目のいずれかに記載のシッピングウエッジ。
(項目5)
上記ブロッキング部材は、上記外科手術器具の移動可能な動作部材と係合可能な遠位に面するフックである、上記項目のいずれかに記載のシッピングウエッジ。
(項目6)
上記可撓性アームは、上記ベースの両側の側面から垂れ下がっている第1の可撓性アームおよび第2の可撓性アームである、上記項目のいずれかに記載のシッピングウエッジ。
(項目7)
上記シッピングウエッジは、上記ベースの遠位端部に配置された整列ユニットを含み、1組の遠位に突き出ている可撓性アームをさらに含む、上記項目のいずれかに記載のシッピングウエッジ。
(項目8)
上記第1の可撓性把握アームと上記第2の可撓性把握アームは、上記ベースに沿って長手方向に間隔を空けられている、上記項目のいずれかに記載のシッピングウエッジ。
(項目9)
上記シッピングウエッジは、上記ベースの両側の側面から依存しており、上記第1の可撓性アームと上記第2の可撓性アームとから長手方向に間隔を空けられている第2の可撓性アームおよび第3の可撓性アームをさらに含む、上記項目のいずれかに記載のシッピングウエッジ。
(項目10)
上記シッピングウエッジは、上記ロックされる部材の反対側の上記ベースの側面から延在する把握フレームをさらに含む、上記項目のいずれかに記載のシッピングウエッジ。
(項目11)
上記シッピングウエッジは、情報のしるしのさまざまなモードの表示のための、上記把握フレームと上記ベースとの間に配置されたしるしプレートをさらに含む、上記項目のいずれかに記載のシッピングウエッジ。
(項目12)
上記シッピングウエッジは、上記把握フレームの近位端部から延在する可撓性親指用タブをさらに含む、上記項目のいずれかに記載のシッピングウエッジ。
(項目13)
上記シッピングウエッジは、ポリマー材料から形成されている、上記項目のいずれかに記載のシッピングウエッジ。
(項目14)
上記シッピングウエッジは、一体的に形成されている、上記項目のいずれかに記載のシッピングウエッジ。
(項目15)
ロックアウト機構を有する外科手術器具であって、該外科手術器具は、
本体部分と、
該本体部分上に移動可能に取り付けられたアクチュエーターと、
該本体部分に移動可能に取り付けられたロッキングプレートを含むロックアウト機構と、
ロッキング部材を有するローディングロックと
を含み、
該ロッキングプレートは、該ローディングロックの該ロッキング部材と係合可能であり、該本体部分からの該ローディングロックの取り外しを防ぐロックされた位置と、該本体部分からの該ローディングロックの取り外しを可能にするロック解除された位置との間での該アクチュエーターの動きに応じて、該ロッキングプレートが移動可能であり、該ローディングロックは、該外科手術器具の該本体部分と協働するような形状にされている可撓性アームを有する、外科手術器具。
(項目16)
上記ロッキングプレートは、上記ローディングロックと係合可能なキーホールスロットを含み、該キーホールスロットは、第1のより狭いロッキング部分と第2の拡大されたロック解除される部分とを含む、上記項目のいずれかに記載の外科手術器具。
(項目17)
上記ロッキングプレートは、延長ロッドによって上記アクチュエーターに動作可能に接続されている、上記項目のいずれかに記載の外科手術器具。
(項目18)
上記ロッキングプレートは、上記本体部分に取り付けられた付勢ばねによって上記ロックされる位置に付勢されている、上記項目のいずれかに記載の外科手術器具。
(項目19)
上記本体部分は、ナイフ部材を有し、上記ロッキングロックは、該本体部分に規定された孔を通して挿入可能であり、かつ該ナイフ部材の動きをブロックするように配列されたフックを有する、上記項目のいずれかに記載の外科手術器具。
(項目20)
シッピング安全デバイスを有するローディングユニットであって、該ローディングユニットは、
本体部分と、
該本体部分に配置された移動可能な動作デバイスと、
該本体部分と関連付けられ、かつ該移動可能な動作デバイスを動かすように動作可能であるアクチュエーターと、
該本体部分に移動可能に取り付けられ、かつ該アクチュエーターの動きに応じて移動可能なロッキング部材であって、該ロッキング部材は、第1のロックされた位置と第2のロック解除された位置との間を移動可能である、ロッキング部材と、
ベースを有する取り外し可能な安全デバイスと、
該ベースから突き出ており、かつ該移動可能な動作デバイスと係合可能なブロッキング部材と、
該ベースから突き出ており、かつ該ロッキング部材と係合可能なロックアウト部材と
を含み、
該取り外し可能な安全デバイスは、該ロッキング部材が該第1のロックされる位置にあるとき、該本体部分にロックされ、該ロッキング部材が該第2のロック解除される位置にあるとき、該本体部分からの取り外しのために、ロック解除される、ローディングユニット。
【0024】
(摘要)
シッピング安全デバイスを有するローディングユニットが、外科手術器具と共に使用するために提供される。ローディングユニットは、本体部分と、本体部分に配置された移動可能な動作デバイスと、本体部分と関連付けられ、かつ移動可能な動作デバイスを動かすように動作可能であるアクチュエーターとを含む。ロッキング部材は、本体部分に移動可能に取り付けられ、かつアクチュエーターの動きに応じて移動可能である。ロッキング部材は、第1のロックされた位置と第2のロック解除された位置との間を移動可能である。取り外し可能な安全デバイスは、概して、ベースと、ベースから突き出ており、かつ移動可能な動作デバイスと係合可能なブロッキング部材と、ベースから突き出ており、かつロッキング部材と係合可能なロックアウト部材とを含む。可撓性アームは、ベースから延在し、ローディングユニットの本体部分を係合する。取り外し可能な安全デバイスは、ロッキング部材が第1のロックされた位置にあるとき、本体部分にロックされ、ロッキング部材が第2のロック解除された位置にあるとき、本体部分からの取り外しのために、ロック解除される。
【0025】
本開示されたロックアウトを有するシッピングウエッジの実施形態は、図面を参照して本明細書に開示される。
【図面の簡単な説明】
【0026】
【図1】図1は、使い捨てローディングユニット(「SULU」)に設置された、ロックアウトを有するシッピングウエッジ(「シッピングウエッジ」)の実施形態の透視図である。
【図2】図2は、分離されたパーツを有する、シッピングウエッジとSULUとの透視図である。
【図3】図3は、シッピングウエッジの透視図である。
【図4】図4は、シッピングウエッジの側面図である。
【図5】図5は、シッピングウエッジの正面図である。
【図6】図6は、シッピングウエッジの底面図である。
【図7】図7は、図4の線7−7に沿って取られた端面図である。
【図8】図8は、図4の線8−8に沿って取られた反対側の端面図である。
【図9】図9は、図4の線9−9に沿って取られた断面図である。
【図10】図10は、図4の線10−10に沿って取られた断面図である。
【図11】図11は、図4の線11−11に沿って取られた断面図である。
【図12】図12は、SULUへの最初の設置の間におけるシッピングウエッジの遠位端部を例示する透視図である。
【図13】図13は、SULUへのシッピングウエッジのさらなる設置を例示する、図12に類似する透視図である。
【図14】図14は、SULUに隣接して位置決めされたシッピングウエッジの近位端部の透視図である。
【図15】図15は、カバーチューブが取り外されているSULUの透視図である。
【図16】図16は、SULU上のロック解除された位置のロッキング機構を例示するSULUの拡大された透視図である。
【図17】図17は、シッピングウエッジがロッキング機構を通して設置されている図16の線17−17に沿って取られた断面図である。
【図18】図18は、ロッキング機構がロックされた位置にある、図15に類似する透視図である。
【図19】図19は、ロッキング機構がロックされた位置にある、図16に類似する、拡大透視図である。
【図20】図20は、シッピングウエッジがロックされた状態にある、図19の線20−20に沿って取られた断面図である。
【図21】図21は、SULUに設置され、ロックされた状態のシッピングウエッジの断面図である。
【図22】図22は、SULUと係合され、SULUのナイフブレードをブロックする遠位シッピングフックを例示する図21の拡大されたエリアの詳細図である。
【発明を実施するための形態】
【0027】
(実施形態の詳細な説明)
本開示された、ロックアウトを有するシッピングウエッジは、ここで、図面を参照して詳細に説明され、同様の数字は、いくつかの図面の各々において同一または対応する要素を示す。当技術分野において共通であるように、用語「近位」は、ユーザーまたはオペレータ、すなわち、外科医または臨床医により近い部分または部品を指し、その一方で、用語「遠位」は、ユーザーからより遠く離れている部分または部品を指す。
【0028】
最初に図1を参照して、本開示の実施形態に従う外科手術ステープリング器具10が開示されている。器具は、ローディングユニット12、例えば、「SULU」と、シッピングウエッジまたはローディングロック10とを有する。ローディングユニット12は、内蔵型の取り替え可能なデバイスとして提供され、デバイスは、外科手術ステープリング器具の複数回の使用を可能にするために、外科手術ステープリング器具に対して移動可能に取り付け可能である。ローディングユニット12は、概して、細長い管状部材14を含み、細長い管状部材14は、細長い管状部材14の遠位端部18に取り付けられたステープルカートリッジ16を有する。アンビル部材20は、細長い管状部材14の遠位端部18から延在し、かつ細長い管状部材14の遠位端部18に固着される。ステープルカートリッジ16は、アンビル部材20から間隔を空けられた開放位置から、アンビル部材20と近接の協動的に整列した閉鎖位置まで移動可能であり、開放位置と閉鎖位置との間に組織を留める。具体的には、ステープルカートリッジ16の近位端部22は、細長い管状部材14の遠位端部18に移動可能に取り付けられる。ステープルカートリッジ16は、外科手術ステープリング器具に関連付けられたアクチュエーター(示されていない)の動作に応じて、開放位置と閉鎖位置との間を移動可能である。
【0029】
ステープルカートリッジ16は、複数の列のステープル収容ポケット24を含む。ステープル収容ポケット24の列に含まれたステープル(示されていない)は、アクチュエーター、例えば移動可能なハンドルトリガーの動作に応じて、ステープルカートリッジ16から外へ射出され、組織を通り、アンビル部材20に対して端が曲げられる。ステープル留めされた組織を切断するためのナイフブレードを収容するために、ステープルカートリッジ16は、複数の列のステープル収容ポケット24の間に延在する長手方向のナイフスロット26を含む。ナイフスロット26は、ステープル留めされた組織を通るナイフブレード(図21および22を参照する)の通過を可能にする。ローディングユニット12上に設置されると、シッピングウエッジ10は、本明細書の以下に説明される方式でナイフスロット26を通るナイフブレードの動きを防ぐ。
【0030】
コネクタアセンブリ28は、細長い管状部材14の近位端部30から延在し、ローディングユニット12が、外科手術ステープリング器具に動作的に接続されることを可能にするように提供される。
【0031】
ここで、図2を参照すると、ローディングユニット12は、本体部分32を含み、本体部分32は、本体部分32の上にあるカバーチューブ34を有する。孔36は、カバーチューブ34を通して提供され、外科手術ステープリング器具上にローディングユニット12を設置する前に、細長い管状部材14からのシッピングウエッジ10を取り外すことを防ぐロッキング機構40の一部分を形成するために、本体部分32の上に移動可能に取り付けられたロッキングプレート38と共に機能する。さらに、ロッキング機構40は、本体部分32に対してロッキングプレート38を近位に付勢させるための付勢または圧縮ばね42を含む。延長ロッド44は、ロッキングプレート38に当接し、本体部分32に沿って、本体部分32上のアクチュエーター46から延在する。具体的には、延長ロッド44の近位端部48は、アクチュエーター46を係合すると同時に、延長ロッド44の遠位端部50は、ロッキングプレート38の近位エッジ52を係合する。アクチュエーター46の動きは、延長ロッド44を遠位に駆動し、本体部分32に沿って、圧縮ばね42の付勢に逆らって、ロッキングプレート38を遠位に駆動する。
【0032】
ロッキングプレート38は、遠位長手方向のキー溝56と、近位孔58とを有するキーホールスロット54を含む。シッピングウエッジ10は、カバーチューブ34の孔36を通して、ロッキングプレート38のキーホールスロット54内に挿入可能である近位ロッキングピン60を含む。ロッキングプレート38のキー溝56と近位ロッキングピン60との係合は、ローディングユニット12が外科手術ステープリング器具内に正しく設置されるまで、またはアクチュエーター46が本明細書以下により詳細に説明される方式で手動で動かされるまでに、ローディングユニット12に対してシッピングウエッジ10を固定する。シッピングウエッジまたはローディングロック10は、遠位フック62をさらに含み、遠位フック62は、細長い管状部材14の遠位端部18を通して形成された孔64を通して挿入可能であり、シッピングウエッジ10がローディングユニット12上に設置されると、ステープルカートリッジ16内のナイフスロット26を通るナイフ17(図17を参照する)の動きをブロックすることを役に立つ。
【0033】
ここで、図3〜11を参照して、最初に図3〜6に関して、シッピングウエッジ10の詳細がここで説明される。シッピングウエッジ10は、遠位端部68、近位端部70、上部表面72および下部表面74を有する概して細長い長方形ベース66を含む。近位ロッキングピン60は、ベース66の近位端部70において下部表面74から突き出ており、その一方で、遠位フック62は、ベース66の遠位端部72において下部表面74から突き出る。図3および4を具体的に参照すると、近位ロッキングピン60は、ベース66の下部表面74から延在する下向きの延長部76を含む。下向きの延長部76は、拡大された、円形のロッキングフランジ78で終了する。遠位フック62はまた、遠位突出リップ82で終了する下向きの延長部80を有する。ロッキングフランジ78は、カバーチューブ34の孔36とロッキングプレート38のキーホールスロット54の孔58とを通して位置決め可能であり、その一方で、遠位突出リップ82は、細長い管状部材14(また、図2を参照する)の孔64の中に挿入可能である。
【0034】
細長い管状部材14(図2)の孔64に対して遠位フック62を最初に位置決めするために、シッピングウエッジ10は、遠位に突き出ている半円筒形の整列ユニット84を含む。整列ユニット84は、半円筒形の近位部分86と、近位部分86から遠位に延在する1組の遠位に延在する整列アーム88および90とを含む。近位部分86と整列アーム88および90とは、スナップばめ式で細長い管状部材14を係合するように、比較的に可撓性である。
【0035】
図3〜6を参照して、スナップばめ式で細長い管状部材14上にシッピングウエッジ10をさらに固定するために、シッピングウエッジ10は、ベース66から下向きに突き出ている可撓性アーム92、94、96および98を含む。可撓性アームは、カバーチューブと本体部分と協働するような形状にされている。可撓性アーム92、94、96および98は、形状において弓状であり、ベース66に沿って長手方向に間隔を空けられている。例えば、可撓性弓状アーム92および94は、ベース66の1つの側面に沿って長手方向に間隔を空けられており、その一方で、可撓性弓状アーム96および98は、ベース66の反対側の側面に沿って遠位に間隔を空けられている。加えて、可撓性弓状アーム92および94は、可撓性弓状アーム96および98に対して長手方向に交互に配列されている。
【0036】
さらに、シッピングウエッジ10は、細長い管状部材14上にシッピングウエッジ10の操作を容易にするための把握フレーム100を含む。把握フレーム100は、概して、弓状遠位部分102、中央部分104および近位部分106を含む。遠位部分102は、中央部分104の遠位端部108からベース66の遠位端部68まで延在する。同様に、近位部分106は、中央部分104の近位端部110からベース66の近位端部70まで延在する。親指用タブ112は、本明細書以下により詳細に説明される方式での細長い管状部材14からのシッピングウエッジ10の取り外しを容易にするために、中央部分104の近位端部110から近位に延在する。しるしプレート114が、ベース66と把握フレーム100との間に提供され、シッピングウエッジ10を補強し、かつ補剛することも役に立ち、またしるしプレート114の両側の側面120および122上にそれぞれ、テキストのしるし116および記号のしるし118のための空間を提供する。シッピングウエッジ10の親指用タブ112は、拡大された端部126で終了する可撓性アーム124を含む。中央隆起リブ128は、把握フレーム100の中央部分104上に提供される。
【0037】
図7において最もよく示されるように、遠位フック62は、半円筒形の整列ユニット84を通って、遠位に延在する整列アーム88および90の間に下向きに突き出ている。図8において最もよく示されるように、円形のロッキングフランジ78を含む近位ロッキングピン60は、可撓性弓状アーム94および98によって規定された空間内に下向きに突き出ている。
【0038】
シッピングウエッジ10は、さまざまな比較的に可撓性の材料、例えばポリマー材料、金属材料等から形成され得る。可撓性の材料からシッピングウエッジ10を形成することは、遠位に突き出ている整列ユニット84の整列アーム88および90ならびに可撓性弓状アーム92、94、96および98が、ローディングユニット12の周りに外側へ曲がることを可能にすることにより、シッピングウエッジ10がスナップばめ式でローディングユニット12に取り付けられることを可能にする。同様に、シッピングウエッジ10を形成する材料の可撓性の性質は、親指用タブ112が、少し曲がることを可能にすることにより、ローディングユニット12からのシッピングウエッジ10の取り外しを容易にする。本明細書の前述のように、シッピングウエッジ10は、ベース66を含み、ベース66は、把握フレーム100およびしるしプレート114と関連し、ローディングユニット12からのシッピングウエッジ10の過度の曲がりと、不注意な取り除きとを防止するために、シッピングウエッジ10に十分な剛性を提供する。
【0039】
シッピングウエッジ10の要素は、次に溶接され、接着され、または他の方法で組み立てられるさまざまな別個の部品から形成され得、または、図9〜11を具体的に参照すると、シッピングウエッジ10は、1つの単一、一体式の成形または機械加工のユニットとして一体的に形成され得る。例えば、図9に示されるように、可撓性弓状アーム94は、しるしプレート114と把握フレーム100と一体的に例示され、その一方で、図10において、可撓性弓状アーム92は、しるしプレート114と把握フレーム100と一体的に例示される。図11において最もよく示されるように、遠位に突き出ている整列ユニット84は、しるしプレート114と把握フレーム110と一体的に形成されるように例示される。
【0040】
ここで、図2、3および12〜22を参照すると、ローディングユニット12上のロックアウト機構40に関連するシッピングウエッジ10の使用がここで説明される。最初に図12および13を参照すると、シッピングウエッジ10をローディングユニット12に組み立てるために、シッピングウエッジ10は、最初にローディングユニット12に隣接して位置決めされ、それにより、整列アーム88および90がアンビル20を囲み、シッピングウエッジ10の遠位フック62が、アンビル20の孔64の上に位置決めされる。次に、シッピングウエッジまたはロッキングロック10は、遠位フック62の遠位に突き出ているリップ82が孔64に進入する(図13)ように操作される。その後、図12〜14を参照すると、ベース66の近位端部70は、矢印Aの方向に下向きに回転され、可撓性弓状アーム92、94、96および98が、ローディングユニット12のカバーチューブ34を係合し、カバーチューブ34の周りで曲がるようにさせる。本明細書の前述のように、可撓性弓状アーム92、94、96および98は、ローディングユニット12に対してシッピングウエッジ10を固定するように提供され、シッピングウエッジ10がローディングユニット12からの不注意の落下を防止する。図14を具体的に参照すると、この状態において、シッピングウエッジ10の近位ロッキングピン60は、カバーチューブ34の孔36に隣接して位置決めされている。
【0041】
図15および16を参照すると、ローディングユニット14へのシッピングウエッジ10の最初または工場の設置の間に、ロッキング機構40は、矢印Bの方向にアクチュエーター46を遠位に前進させることによって、ロック解除される状態に故意に操作される。アクチュエーター46の動きは、延長ロッド44を遠位に駆動し、ロッキングプレート38を細長い管状部材14の本体部分32に対して、圧縮ばね42の付勢に逆らって遠位に駆動する。図16に具体的に示されるように、ロッキングプレート38が、細長い管状部材14の本体部分32に対して最遠位の位置にある場合に、ロッキングプレート38のキーホールスロット54の孔58は、細長い管状部材14の本体部分32に形成された凹み130の真上に位置決めされる。さらに図16において最もよく示されるように、ロッキングプレート38は、圧縮ばね42の近位端部134を係合する遠位アーム132を含む。圧縮ばね42は、本体部分32に形成されたばね溝136内に拘束される。圧縮ばね42の遠位端部138は、ばね溝136の遠位端部140に当接する。
【0042】
ここで、図17を具体的に参照すると、一旦シッピングウエッジ10が、可撓性弓状アーム92、94、96および98をカバーチューブ34(図14)との係合に持ち込むように、矢印Aの方向に完全に操作されると、シッピングウエッジ10の近位ロッキングピン60は、細長い管状部材14の本体部分32の凹み130に着座させられ、それにより近位ロッキングピン60の下向きの延長部76は、ロッキングプレート38のキーホールスロット54の孔58の中に位置決めされる。この位置において、ロッキングプレート38は、シッピングウエッジ10の近位ロッキングピン60が、ロッキングプレート38のキーホールスロット54を通して挿入され、その後に取り外されることを可能にする最遠位またはロック解除される状態にある。
【0043】
ここで、図18および19を参照すると、ロッキングプレート38をロックされた状態に動かすために、遠位圧力は、アクチュエーター46から除去され、延長ロッド44およびロックアウトプレート38を含むロックアウト機構40が、圧縮ばね42の付勢に逆らって矢印Cの方向に近位に移動することを可能にする。図19に具体的に示されるように、ロッキングプレート38が最近位の位置にある場合、キーホールスロット54のより狭い幅のキー溝56は、細長い管状部材14の本体部分32に形成された凹み130上に配置される。
【0044】
図20を参照すると、近位またはロックされた位置のロックアウト機構40のロッキングプレート38によって、近位ロッキングピン60の下向きの延長部76は、キーホールスロット54のキー溝56内に位置決めされる。キーホールスロット54のキー溝56の幅より大きな直径を有する近位ロッキングピン60の円形のロッキングフランジ78は、本体部分32に形成された凹み130の外への近位ロッキングピン60の取り外しを防ぐ。これは、ロッキング機構40、特にロッキングプレート38が、最遠位またはロックされた状態にある場合に、シッピングウエッジ10が本体部分32、次にローディングユニット12から取り外されることを防ぐ。このように、ロッキング機構40は、ローディングユニット12へのシッピングウエッジ10の最初の組立の間に故意に、または(より重要には)外科手術ステープリング器具の中へのローディングユニット12の完全な設置によるアクチュエーター46の遠位への移動の間に、ロッキング機構40が、ロック解除される状態に動かされたようなときまでに、ローディングユニット12からのシッピングウエッジ10の取り外しを完全に防ぐ。
【0045】
最後に図21および22を参照すると、本明細書の前述のように、シッピングウエッジ10、特に、シッピングウエッジ10の遠位フック62は、細長い管状部材14内のローディングユニット12に含まれるナイフブレード142の不注意および早すぎた遠位への動きまたは前進を防ぐために提供される。図22において最もよく示されるように、細長い管状部材14の孔64を通して位置決めされた遠位フック62を用いて、遠位フック62の近位端部144は、ナイフブレード142の遠位端部146との係合によってナイフブレード142の遠位移動をブロックする。
【0046】
さまざまな変更が、本明細書に開示された実施形態に加えられ得ることが理解される。例えば、シッピングウエッジ上のロッキングピンまたはローディングロックは、例えば、T形等のような代替的な形状を有し得る。さらに、ロッキングピンは、ロッキングプレートのエッジによって係合され得る。さらに、シッピングウエッジの遠位フックまたはローディングロックは、例えば、ステーブルを射出するための駆動バーのようなSULU上の代替的な部品を係合し得る。図1に示されるローディングユニットは、ステープルカートリッジおよびアンビルを有する。しかしながら、取り外し可能および取り替え可能なステープルカートリッジを有する外科手術器具も考えられる。それゆえに、前述は、限定としてではなく、むしろ単に特定の実施形態の代表的な例として解釈されるべきである。当業者は、本明細書に添付の請求項の範囲および精神での他の変更を予想する。
【符号の説明】
【0047】
10 シッピングウエッジ
12 ローディングユニット
14 細長い管状部材
16 ステープルカートリッジ
18 細長い管状部材の遠位端部
20 アンビル部材
22 ステープルカートリッジの近位端部
24 ステープル収容ポケット
26 ナイフスロット
28 コネクタアセンブリ
30 細長い管状部材の近位端部

【特許請求の範囲】
【請求項1】
本体部分を有する外科手術器具と共に用いられるシッピングウエッジであって、該シッピングウエッジは、
ベースと、
該ベースから垂れ下がっており、かつ外科手術器具の移動可能な動作部材と係合可能であるブロッキング部材と、
該ベースから突き出ており、かつ該外科手術器具の該本体部分と協働するような形状にされている可撓性アームと、
該ベースから垂れ下がっており、かつ該外科手術器具のロックアウト機構と係合可能であるロッキング部材と
を含む、シッピングウエッジ。
【請求項2】
前記ロッキング部材は、拡大されたフランジを含む、請求項1に記載のシッピングウエッジ。
【請求項3】
前記フランジは、円形ディスクである、請求項2に記載のシッピングウエッジ。
【請求項4】
前記シッピングウエッジは、前記円形ディスクを前記ベースに接続する下向きの延長部を含む、請求項3に記載のシッピングウエッジ。
【請求項5】
前記ブロッキング部材は、前記外科手術器具の移動可能な動作部材と係合可能な遠位に面するフックである、請求項1に記載のシッピングウエッジ。
【請求項6】
前記可撓性アームは、前記ベースの両側の側面から垂れ下がっている第1の可撓性アームおよび第2の可撓性アームである、請求項2に記載のシッピングウエッジ。
【請求項7】
前記シッピングウエッジは、前記ベースの遠位端部に配置された整列ユニットを含み、1組の遠位に突き出ている可撓性アームをさらに含む、請求項6に記載のシッピングウエッジ。
【請求項8】
前記第1の可撓性把握アームと前記第2の可撓性把握アームは、前記ベースに沿って長手方向に間隔を空けられている、請求項6に記載のシッピングウエッジ。
【請求項9】
前記シッピングウエッジは、前記ベースの両側の側面から依存しており、前記第1の可撓性アームと前記第2の可撓性アームとから長手方向に間隔を空けられている第2の可撓性アームおよび第3の可撓性アームをさらに含む、請求項8に記載のシッピングウエッジ。
【請求項10】
前記シッピングウエッジは、前記ロックされる部材の反対側の前記ベースの側面から延在する把握フレームをさらに含む、請求項7に記載のシッピングウエッジ。
【請求項11】
前記シッピングウエッジは、情報のしるしのさまざまなモードの表示のための、前記把握フレームと前記ベースとの間に配置されたしるしプレートをさらに含む、請求項10に記載のシッピングウエッジ。
【請求項12】
前記シッピングウエッジは、前記把握フレームの近位端部から延在する可撓性親指用タブをさらに含む、請求項10に記載のシッピングウエッジ。
【請求項13】
前記シッピングウエッジは、ポリマー材料から形成されている、請求項12に記載のシッピングウエッジ。
【請求項14】
前記シッピングウエッジは、一体的に形成されている、請求項13に記載のシッピングウエッジ。
【請求項15】
ロックアウト機構を有する外科手術器具であって、該外科手術器具は、
本体部分と、
該本体部分上に移動可能に取り付けられたアクチュエーターと、
該本体部分に移動可能に取り付けられたロッキングプレートを含むロックアウト機構と、
ロッキング部材を有するローディングロックと
を含み、
該ロッキングプレートは、該ローディングロックの該ロッキング部材と係合可能であり、該本体部分からの該ローディングロックの取り外しを防ぐロックされた位置と、該本体部分からの該ローディングロックの取り外しを可能にするロック解除された位置との間での該アクチュエーターの動きに応じて、該ロッキングプレートが移動可能であり、該ローディングロックは、該外科手術器具の該本体部分と協働するような形状にされている可撓性アームを有する、外科手術器具。

【図1】
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【図2】
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【図3】
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【図4】
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【図5】
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【図6】
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【図7】
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【図8】
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【図9】
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【図10】
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【図11】
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【図12】
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【図13】
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【図14】
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【図15】
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【図16】
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【図17】
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【図18】
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【図19】
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【図20】
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【図21】
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【図22】
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【公開番号】特開2012−196435(P2012−196435A)
【公開日】平成24年10月18日(2012.10.18)
【国際特許分類】
【出願番号】特願2012−49255(P2012−49255)
【出願日】平成24年3月6日(2012.3.6)
【出願人】(501289751)タイコ ヘルスケア グループ リミテッド パートナーシップ (320)
【Fターム(参考)】