説明

ロール紙の巻ずれ防止テープ、ロール紙及びロール紙の装着方法

【課題】ロール紙の巻ずれ(記録用紙のほぐれ、横ずれ)を防止し、画像形成装置に対してロール紙を簡単に装着できるようにする。
【解決手段】紙管32の内周面に貼り付けられる駆動フランジ側テープ41及び従動フランジ側テープ42により、ロール紙30における最外層の記録用紙31の先端の表面とその内層の記録用紙31の表面とを固定するとともに、ロール状の記録用紙31の両方の側面をそれぞれ押さえる。そして、この状態のロール紙30をペーパーホルダ20の駆動フランジ21と従動フランジ22との間に挟んで装着し、駆動フランジ側テープ41及び従動フランジ側テープ42による最外層の記録用紙31の固定を解除する。

【発明の詳細な説明】
【技術分野】
【0001】
本発明は、各種の画像形成装置に使用するロール紙の巻ずれ防止テープ、ロール紙及びロール紙の装着方法に係るものであり、詳しくは、ロール紙の巻ずれを簡単かつ効果的に防止することができ、各種の画像形成装置に対してロール紙を簡単に装着することができるようにした技術に関するものである。
【背景技術】
【0002】
従来から、プリンタ、複写機、ファクシミリ等の画像形成装置には、プラテンローラと対向する印画ヘッドを備えるものがある。
ここで、サーマルヘッドプリンタの場合には、印画方式として主に、昇華方式、溶融方式、感熱方式のものが知られており、例えば、プラテンローラ上に搬送された記録用紙に対し、サーマルヘッドを熱転写インクシートの上から記録用紙に押圧して印画するようになっている。
【0003】
そして、ライン型のサーマルヘッドプリンタでは、サーマルヘッドに、ライン状に複数の発熱素子(抵抗素子)が配列されており、これらの発熱素子に対し、階調レベルに応じた選択的な通電を行って、その際に発生する熱エネルギーを利用して各種の記録用紙に印画を行っている。
【0004】
また、このようなサーマルヘッドプリンタに使用する記録用紙の中には、長尺の記録用紙が円筒状の巻芯を介してロール状に巻かれたロール紙がある。このロール紙は、一般的に、サーマルヘッドの先でピンチローラとキャプスタンローラとの間に挟まれ、キャプスタンローラの回転によって搬送されるようになっている(例えば、特許文献1参照)。
【特許文献1】特開2002−241005号公報
【0005】
ところで、上記の特許文献1に記載の技術のように、ロール紙を使用したサーマルヘッドプリンタによって印画を行う場合には、最初に、ロール紙をペーパーホルダーに装着する必要がある。また、印画を行うことによってロール紙がなくなった場合も、新たなロール紙を補充して装着しなければならない。すなわち、ロール紙は消耗品であり、補充の頻度が多いことから、サーマルヘッドプリンタに対して簡単に装着できることが求められている。
【0006】
特に、ロール状に巻かれた記録用紙に巻ずれが生じると、ロール紙の取扱いやペーパーホルダへの装着が非常に困難となる。そのため、初期状態において、最外層の記録用紙の先端は、その内層の記録用紙と止めテープによって固定されており、記録用紙がほぐれないようになっている。そして、ロール紙の使用時に止めテープを剥がすようにしている(例えば、特許文献2参照)。
【特許文献2】特開平10−16454号公報
【0007】
図10は、上記の特許文献2に記載された従来のロール紙50を示す斜視図である。
図10に示す従来のロール紙50は、記録用紙51をロール状に巻いたものであり、最外層の記録用紙51の先端の表面とその内層の記録用紙51の表面とが、止めテープ61によって固定されている。そのため、記録用紙51の巻方向において、記録用紙51がほぐれることはない。
【発明の開示】
【発明が解決しようとする課題】
【0008】
しかし、図10に示す従来のロール紙50では、図10(a)の矢印で示すように、記録用紙51が幅方向に横ずれしてしまうという問題がある。すなわち、記録用紙51の巻方向は、止めテープ61によって固定され、ほぐれないとしても、幅方向については、何ら拘束がないため、簡単に横ずれを起こしてしまうのである。特に、サーマルヘッドプリンタに使用されるロール紙50は、表面に受容層が形成されていることから、摩擦係数が非常に小さくて滑りやすい。そのため、サーマルヘッドプリンタに対するロール紙50の装着性が問題となる。
【0009】
そこで、図10(b)に示すように、ロール状に巻かれた記録用紙51の両側面に、樹脂製の横ずれ防止フランジ62及び横ずれ防止フランジ63を取り付けたものが知られている。すなわち、止めテープ61によって記録用紙51のほぐれを防ぐとともに、一対の横ずれ防止フランジ62及び横ずれ防止フランジ63によって横ずれを防ぐことで、記録用紙51に巻ずれが生じないようにしている。
【0010】
しかしながら、横ずれ防止フランジ62及び横ずれ防止フランジ63は、それぞれが1つ1つのロール紙50ごとに必要となり、記録用紙51の消耗の都度、使い捨ての部品となり、廃棄物となってしまう。そのため、横ずれ防止フランジ62及び横ずれ防止フランジ63を用いて巻ずれを防止すると、経済的な問題だけでなく、環境に悪影響を及ぼすという問題も生ずる。
【0011】
したがって、本発明が解決しようとする課題は、横ずれ防止フランジを用いることなくロール紙の巻ずれ(記録用紙のほぐれ、横ずれ)を防止し、サーマルヘッドプリンタ等の画像形成装置に対してロール紙を簡単に装着できるようにしたロール紙の巻ずれ防止テープ、ロール紙及びロール紙の装着方法を提供することである。
【課題を解決するための手段】
【0012】
本発明は、以下の解決手段によって、上述の課題を解決する。
本発明の1つである請求項1に記載の発明は、記録用紙がロール状に巻かれたロール紙の巻ずれ防止テープであって、ロール状の前記記録用紙の側面を押さえる帯状の本体部と、一面に粘着層が形成され、前記記録用紙の巻芯側に貼り付けられる貼付け部と、一面に粘着層が形成され、最外層の前記記録用紙の先端の表面とその内層の前記記録用紙の表面とを固定する固定部とを備えることを特徴とする。
【0013】
上記の請求項1に記載の発明においては、巻ずれ防止テープの本体部がロール状の記録用紙の側面を押さえるようになっている。そのため、横ずれ防止フランジを用いることなく、記録用紙の横ずれを防止することができる。また、巻ずれ防止テープの固定部が最外層の記録用紙の先端の表面とその内層の記録用紙の表面とを固定する。そのため、記録用紙のほぐれが防止される。
【0014】
また、本発明の他の1つである請求項6に記載の発明は、ロール状に巻かれた記録用紙の巻ずれを防止したロール紙であって、前記記録用紙の巻芯側に貼り付けられ、ロール状の前記記録用紙の一方の側面を通って最外層の前記記録用紙の表面に至る第1の巻ずれ防止テープと、前記記録用紙の巻芯側に貼り付けられ、ロール状の前記記録用紙の他方の側面を通って最外層の前記記録用紙の表面に至る第2の巻ずれ防止テープとを備え、前記第1の巻ずれ防止テープにより、最外層の前記記録用紙の先端の表面とその内層の前記記録用紙の表面とを固定するとともに、ロール状の前記記録用紙の一方の側面を押さえ、前記第2の巻ずれ防止テープにより、最外層の前記記録用紙の先端の表面とその内層の前記記録用紙の表面とを固定するとともに、ロール状の前記記録用紙の他方の側面を押さえることを特徴とする。
【0015】
上記の請求項6に記載の発明においては、第1の巻ずれ防止テープにより、ロール状の記録用紙の一方の側面が押さえられ、第2の巻ずれ防止テープにより、ロール状の記録用紙の他方の側面が押さえられる。すなわち、記録用紙の両側面が押さえられるので、横ずれを確実に防止することができる。また、第1の巻ずれ防止テープ及び第2の巻ずれ防止テープにより、記録用紙のほぐれも防止される。
【0016】
さらに、本発明の他の1つである請求項10に記載の発明は、記録用紙がロール状に巻かれたロール紙を画像形成装置に装着するロール紙の装着方法であって、前記記録用紙の巻芯側に貼り付けられ、ロール状の前記記録用紙の一方の側面を通って最外層の前記記録用紙の表面に至る第1の巻ずれ防止テープにより、最外層の前記記録用紙の先端の表面とその内層の前記記録用紙の表面とを固定するとともに、ロール状の前記記録用紙の一方の側面を押さえ、前記記録用紙の巻芯側に貼り付けられ、ロール状の前記記録用紙の他方の側面を通って最外層の前記記録用紙の表面に至る第2の巻ずれ防止テープにより、最外層の前記記録用紙の先端の表面とその内層の前記記録用紙の表面とを固定するとともに、ロール状の前記記録用紙の他方の側面を押さえ、この状態の前記ロール紙を前記画像形成装置のペーパーホルダに装着した後、前記第1の巻ずれ防止テープ及び前記第2の巻ずれ防止テープによる最外層の前記記録用紙の固定を解除することを特徴とする。
【0017】
上記の請求項10に記載の発明においては、第1の巻ずれ防止テープ及び第2の巻ずれ防止テープにより、ロール紙の巻ずれ(記録用紙のほぐれ、横ずれ)が防止される。そのため、巻ずれがない状態のロール紙を画像形成装置に装着することができる。そして、第1の巻ずれ防止テープ及び第2の巻ずれ防止テープによる最外層の記録用紙の固定を解除すれば、ロール紙が使用可能となる。
【発明の効果】
【0018】
本発明のロール紙の巻ずれ防止テープによれば、巻ずれ防止テープの本体部によって記録用紙の横ずれが防止され、巻ずれ防止テープの固定部によって記録用紙のほぐれが防止される。したがって、横ずれ防止フランジを用いることなくロール紙の巻ずれ(記録用紙のほぐれ、横ずれ)を防止することができる。
【0019】
また、本発明のロール紙によれば、第1の巻ずれ防止テープ及び第2の巻ずれ防止テープによって記録用紙の横ずれが防止されるとともに、記録用紙のほぐれが防止される。したがって、巻ずれ(記録用紙のほぐれ、横ずれ)が効果的に防止されたロール紙とすることができ、横ずれ防止フランジの省略が可能となる。その結果、経済性に優れ、環境に配慮したものとすることができる。
【0020】
さらに、本発明のロール紙の装着方法によれば、第1の巻ずれ防止テープ及び第2の巻ずれ防止テープによってロール紙の巻ずれ(記録用紙のほぐれ、横ずれ)が効果的に防止されるので、巻ずれがない状態のロール紙を装着することができる。したがって、画像形成装置に対するロール紙の装着が簡単になる。
【発明を実施するための最良の形態】
【0021】
以下、図面を参照して、本発明の一実施形態について説明する。
本発明におけるロール紙の巻ずれ防止テープは、下記実施形態では、駆動フランジ側テープ(本発明の第1の巻ずれ防止テープに相当するもの)と、従動フランジ側テープ(本発明の第2の巻ずれ防止テープに相当するもの)とによって構成され、駆動フランジ側テープと従動フランジ側テープとは、識別可能となっている。
【0022】
また、本発明におけるロール紙は、下記実施形態では、長尺の記録用紙が円筒状の巻芯(下記実施形態では、紙管)を介してロール状に巻かれたものであり、本実施形態のロール紙の巻ずれ防止テープによって巻ずれが防止される。そして、このロール紙は、下記実施形態では、画像形成装置であるサーマルヘッドプリンタのペーパーホルダに装着されて使用される。
【0023】
図1は、本実施形態のロール紙30を装着したサーマルヘッドプリンタ10の要部を示す側面図である。
また、図2は、本実施形態のロール紙30を装着したサーマルヘッドプリンタ10の要部を示す斜視図である。なお、図2に示すサーマルヘッドプリンタ10では、熱転写インクシートの図示を省略している。
【0024】
図1及び図2に示すサーマルヘッドプリンタ10は、昇華式のサーマルヘッド11を備えるものであり、記録用紙31がロール状に巻かれたロール紙30を装着して使用する。そして、サーマルヘッド11に配列された複数の発熱素子(抵抗素子)に通電した際の発熱エネルギーを利用して、図1に示す熱転写インクシート18に塗布した固体インクを蒸発させ、そのインクの蒸気を記録用紙31上に蒸着させて印画を行うものである。
【0025】
ここで、図1及び図2に示すサーマルヘッドプリンタ10は、カラー対応のものとなっており、Y(イエロー)、M(マゼンタ)及びC(シアン)の3色の固体インクがそれぞれ塗られた3つの熱転写インクシート18を装着することができる。また、この3色の熱転写インクシート18に加え、K(ブラック)の熱転写インクシートや、さらに、オーバーコート層を持つ熱転写インクシートを装着することもできる。
【0026】
図1に示すサーマルヘッドプリンタ10において、各色ごとに色分けされた熱転写インクシート18は、色変換処理された階調データに応じて、矢印のように反時計回りに回転するそれぞれの供給軸16から引き出され、サーマルヘッド11とプラテンローラ12との間を通り、巻取り軸17に巻き取られることによって順次搬送される。
【0027】
一方、ロール紙30は、図1及び図2に示すように、サーマルヘッドプリンタ10内のペーパーホルダ20に装着され、そこから記録用紙31が一対の引出しローラ15によって引き出されるようになっている。すなわち、図2に示すように、ロール紙30は、駆動フランジ21(本発明の第1のペーパーホルダに相当するもの)と、従動フランジ22(本発明の第2のペーパーホルダに相当するもの)とで構成されるペーパーホルダ20に装着され、ロール状に巻かれた記録用紙31の一方の側面側が駆動フランジ21によって保持され、記録用紙31の他方の側面側が従動フランジ22によって保持される。
【0028】
また、引き出された記録用紙31は、一対の引出しローラ15の間に挟まれる。そのため、引出しローラ15を矢印のように回転させると、ロール状に巻かれた記録用紙31の両側面が駆動フランジ21と従動フランジ22とによって挟まれたまま引き出されることとなり、記録用紙31が駆動フランジ21及び従動フランジ22によってガイドされ、横ずれを生ずることなく、連続的に引き出される。
【0029】
そして、駆動フランジ21によってペーパーホルダー20とロール紙30とが同期して回転し、引き出された記録用紙31は、サーマルヘッド11とプラテンローラ12との間にセットされる。また、記録用紙31は、キャプスタンローラ13とピンチローラ14との間に挟まれ、印画の際の用紙送りは、キャプスタンローラ13の回転駆動によって行われることとなる。
【0030】
次に、図1及び図2に示すサーマルヘッドプリンタ10の印画動作について説明する。
非印画時は、図1の点線で示すように、サーマルヘッド11が上昇しており、サーマルヘッド11は、プラテンローラ12から少し離れて位置している。また、引き出された記録用紙31は、プラテンローラ12上にセットされており、熱転写インクシート18も同様に、プラテンローラ12及び記録用紙31上にセットされている。
【0031】
そして、印画指令が入力されると、上昇していたサーマルヘッド11が下降してプラテンローラ12を押圧し、図1及び図2に示すように、サーマルヘッド11の発熱素子(抵抗素子)の配列部分とプラテンローラ12との間で、熱転写インクシート18及び記録用紙31を挟み込む。すなわち、サーマルヘッド11の発熱素子(抵抗素子)は、プラテンローラ12上で、熱転写インクシート18を介して記録用紙31と圧接する。
【0032】
この状態において階調データが入力されると、キャプスタンローラ13の反時計回りの回転駆動により、記録用紙31が左向きの矢印の方向に順次搬送される。また、巻取り軸17の反時計回りの回転駆動により、記録用紙31と同じ速さで熱転写インクシート18が左向きの矢印の方向に順次巻き取られる。同時に、サーマルヘッド11に配列された複数の発熱素子(抵抗素子)が選択的に通電駆動される。すると、熱転写インクシート18上の固体インクが昇華されることとなり、このインクが記録用紙31の上面に転写されて印画が行われる。
【0033】
ここで、カラー印画の場合には、各色ごとに印画が実行されるため、転写する色が変更されるたびにキャプスタンローラ13が逆回転し、記録用紙31が逆送りされて印画開始地点まで戻る。すなわち、1色目の印画が終了すると、サーマルヘッド11が上昇し(図1の点線で示す状態)、記録用紙31は、2色目の印画を重ねて行うために、その印画開始点まで逆送りされる。そして、2色目のインクが塗布された熱転写インクシート18が供給軸16から搬送され、1色目と同様にして印画を行う。なお、記録用紙31の逆送りの際は、図2に示す駆動フランジ21によってペーパーホルダ20が記録用紙31を巻き取る。
【0034】
図1及び図2に示すサーマルヘッドプリンタ10は、このようにしてロール紙30の記録用紙31に印画を行うが、印画後の記録用紙31は、カッター19によって印画面が切断され、排出口(図示せず)から排紙される。
そこで次に、このようなサーマルヘッドプリンタ10に使用する本実施形態のロール紙30と、このロール紙30の巻ずれ(記録用紙31のほぐれ、横ずれ)を防止するための本発明の巻ずれ防止テープの一実施形態について説明する。
【0035】
図3は、本実施形態の巻ずれ防止テープ40を示す上面図及び下面図である。
図3に示すように、本実施形態の巻ずれ防止テープ40は、図3(a)に示す駆動フランジ側テープ41と、図3(b)に示す従動フランジ側テープ42との2種類からなっている。
【0036】
ここで、駆動フランジ側テープ41は、図2に示すロール状の記録用紙31の駆動フランジ21側の側面を押さえるものであり、従動フランジ側テープ42は、ロール状の記録用紙31の従動フランジ22側の側面を押さえるものである。そのため、駆動フランジ側テープ41と従動フランジ側テープ42とは、上面の番号(駆動フランジ側テープ41は1、従動フランジ側テープ42は2)及び色彩(駆動フランジ側テープ41は水色、従動フランジ側テープ42は薄紫色)の相違によって簡単に識別可能となっている。なお、駆動フランジ21の色彩は水色で、駆動フランジ側テープ41と対応関係にある。また、従動フランジ22の色彩は薄紫色で、従動フランジ側テープ42と対応関係にある。
【0037】
そして、駆動フランジ側テープ41及び従動フランジ側テープ42は、それぞれ、ロール状の記録用紙31の側面を押さえる帯状の本体部40aと、記録用紙31の巻芯側(本実施形態では、紙管)に貼り付けられる貼付け部40bと、最外層の記録用紙31の先端の表面とその内層の記録用紙31の表面とを固定する固定部40cとを備えており、貼付け部40b側の本体部40aには、V字状の切り込み44が形成されている。
【0038】
また、駆動フランジ側テープ41及び従動フランジ側テープ42の下面は、図3(c)に示すような共通のものとなっており、貼付け部40b及び固定部40cに対応する部分に粘着剤43による粘着層が形成され、未使用状態では、剥離シート(図示せず)に貼り付けられている。ただし、本体部40a、貼付け部40bの先端、固定部40cの先端に対応する部分には、粘着剤43がなく、粘着層が形成されていない。
【0039】
図4は、図3に示す本実施形態の巻ずれ防止テープ(駆動フランジ側テープ41及び従動フランジ側テープ42)を備える本実施形態のロール紙30を示す斜視図である。
図4(a)に示すように、本実施形態のロール紙30は、紙管32の外周面に長尺の記録用紙31をロール状に巻いたものである。
【0040】
ここで、記録用紙31は、樹脂製のベース基材の表面に受容層を形成し、裏面にバックコートを施したものであって、受容層の摩擦係数が非常に小さくて滑りやすいものとなっている。そのため、本実施形態のロール紙30では、駆動フランジ側テープ41及び従動フランジ側テープ42により、ロール紙30の巻ずれ(記録用紙31のほぐれ、横ずれ)を防止している。
【0041】
この点について詳述すると、駆動フランジ側テープ41及び従動フランジ側テープ42は、図3に示す貼付け部40bの先端の粘着層が形成されていない部分を利用して、剥離シート(図示せず)から剥がされる。そして、貼付け部40bの粘着剤43により、駆動フランジ側テープ41及び従動フランジ側テープ42がそれぞれ紙管32の内周面に貼り付けられる。
【0042】
また、駆動フランジ側テープ41は、記録用紙31の一方の側面を通り、従動フランジ側テープ42は、記録用紙31の他方の側面を通って、図3に示す固定部40cの粘着剤43により、それぞれ最外層の記録用紙31の先端の表面とその内層の記録用紙31の表面とを固定する。そのため、記録用紙31の巻方向において、記録用紙31がほぐれることはない。
【0043】
さらに、駆動フランジ側テープ41の本体部40a(図3参照)によって記録用紙31の一方の側面が押さえられ、従動フランジ側テープ42の本体部40aによって記録用紙31の他方の側面が押さえられる。そのため、記録用紙31が幅方向に横ずれすることもない。しかも、上記の通り、本体部40aには粘着層が形成されていないので、記録用紙31の側面と貼り付かず、記録用紙31の側面に粘着剤43(図3参照)が付着することはない。したがって、駆動フランジ側テープ41及び従動フランジ側テープ42を使用しても、印画に悪影響を与えることはない。
【0044】
このように、本実施形態のロール紙30は、駆動フランジ側テープ41及び従動フランジ側テープ42によって巻ずれ(記録用紙31のほぐれ、横ずれ)が効果的に防止されるので、図4(a)に示すような巻ずれがない状態のロール紙30を図4(b)に示すペーパーホルダ20に装着することができる。
【0045】
また、上記した通り、駆動フランジ側テープ41と駆動フランジ21、従動フランジ側テープ42と従動フランジ22とがそれぞれ色彩の対応関係を持っているので、駆動フランジ側テープ41が貼り付けてある側と駆動フランジ21(本実施形態では、水色同士)とを合わせ、従動フランジ側テープ42が貼り付けてある側と従動フランジ22(本実施形態では、薄紫色同士)とを合わせれば、ロール紙30の向き(記録用紙31の引出し方向)を間違えることなく、簡単かつ確実にロール紙30をペーパーホルダ20に装着することができる。
【0046】
そして、図3に示す固定部40cの先端の粘着層が形成されていない部分は、記録用紙31の表面と貼り付いていないので、その部分を利用して、PULL及び矢印の指示通りに駆動フランジ側テープ41及び従動フランジ側テープ42を引き上げれば、最外層の記録用紙31の固定が解除され、記録用紙31を引き出すことができるようになる。すなわち、図4(b)に示すように、ロール紙30を駆動フランジ21と従動フランジ22との間に装着した後、駆動フランジ側テープ41及び従動フランジ側テープ42を引き上げると、切り込み44(図3参照)をきっかけとして駆動フランジ側テープ41及び従動フランジ側テープ42が簡単に破断する。そのため、駆動フランジ21及び従動フランジ22によって記録用紙31の横ずれが防止された状態で、記録用紙31を引き出すことができることとなる。
【0047】
ここで、駆動フランジ側テープ41及び従動フランジ側テープ42を切り込み44(図3参照)で破断させると、貼付け部40b(図3参照)が紙管32の内周面に貼り付いたまま残ることとなるが、これは、記録用紙31の引出しに悪影響を及ぼさないようにするためである。すなわち、ペーパーホルダ20の駆動フランジ21は、ロール紙30を回転駆動させるが、貼付け部40bを残すことなく紙管32から駆動フランジ側テープ41又は従動フランジ側テープ42を剥がすと、紙管32の内周面が荒れてしまう。すると、ペーパーホルダ20によるロール紙30の円滑な回転駆動が妨げられることとなる。
そこで次に、ペーパーホルダ20とロール紙30との装着状態について説明する。
【0048】
図5は、本実施形態のロール紙を装着するペーパーホルダ20を示す斜視図及び部分断面図である。
図5(a)に示すように、ペーパーホルダ20は、駆動フランジ21の支持軸21aと従動フランジ22の支持軸22aとを連結したものである。すなわち、駆動フランジ21の支持軸21aにロール紙30の紙管32(図4参照)を挿入した後、駆動フランジ21の支持軸21aと従動フランジ22の支持軸22aとを連結させれば、図4(b)に示すように、ペーパーホルダ20にロール紙30を装着することができる。
【0049】
ここで、駆動フランジ21の支持軸21aには、ゴム製のストップローラ23が取り付けられている。すなわち、図5(b)に示すように、支持軸21aには、傾斜した底面を有する凹溝21bが形成されており、ストップローラ23は、この凹溝21b内に保持される。
【0050】
そして、ストップローラ23は、図5(b)に示す矢印のように、凹溝21bの底面に沿って移動可能となっている。そのため、ストップローラ23が凹溝21bの傾斜の上部に向けて動くと、ストップローラ23の外周面が支持軸21aの外周面から突出し、凹溝21bの傾斜の下部に向けて動くと、ストップローラ23の外周面が支持軸21aの外周面内にほぼ隠れた状態となる。
【0051】
図6は、本実施形態のロール紙30をペーパーホルダに装着する際の状態を示す断面図である。
図6(a)に示すように、駆動フランジ21には、3つのストップローラ23が正三角形の頂点位置に取り付けられている。また、紙管32の内径は、駆動フランジ21の支持軸の外径よりも大きくなっている。
【0052】
そして、上方にあるストップローラ23は、図6(b)に示すように、重力によって凹溝21bの傾斜の下部に位置しているので、紙管32との間に比較的大きな隙間ができている。そのため、駆動フランジ21の支持軸に紙管32を簡単に挿入することができ、容易にロール紙30を装着することができる。
【0053】
図7は、本実施形態のロール紙30をペーパーホルダに装着した後の状態を示す断面図である。
図7(a)に示すように、ペーパーホルダに装着されたロール紙30は、記録用紙31が引き出されており、引き出された記録用紙31は、一対の引出しローラ15の間に挟まれている。
【0054】
また、ロール紙30には重力が作用するので、図7(b)に示すように、紙管32の内周面は、上方にあるストップローラ23の外周面と接触する。すなわち、紙管32がストップローラ23の上に乗った状態となる。なお、ストップローラ23は、重力によって凹溝21bの傾斜の下部に位置したままの状態となっている。
【0055】
図8は、本実施形態のロール紙30から記録用紙31を引き出している状態を示す断面図である。
図8(a)に示すように、一対の引出しローラ15を矢印の方向に回転(上側の引出しローラ15を反時計回り、下側の引出しローラ15を時計回りに回転)させると、挟まれた記録用紙31が矢印のように右に向けて引き出される。
【0056】
すると、図8(b)に示すように、紙管32が矢印のように反時計回りに回転する。また、紙管32の内周面と接触している上方のストップローラ23が摩擦力で回転し、凹溝21bの底面の傾斜を矢印のように左に向けて登り、紙管32を矢印のように上に向けて持ち上げる。そのため、紙管32の内周面は、図8(a)に示すように、すべてのストップローラ23と接触するようになる。
【0057】
そして、各ストップローラ23が凹溝21bの傾斜の上部に位置するようになり、紙管32の内周面を押し広げて、紙管32と各ストップローラ23との間に大きな摩擦力を発生させる。その結果、紙管32の回転と同期して、駆動フランジ21が紙管32と同方向(反時計回り)に一体的に回転するようになる。
【0058】
ところで、上記した通り、カラー印画の場合には、転写する色が変更されるたびにキャプスタンローラ13(図1参照)が時計回りに逆回転し、記録用紙31が逆送りされて印画開始地点まで戻される。この場合、そのままでは、キャプスタンローラ13と引出しローラ15との間で記録用紙31が弛んでしまう。
そこで、この場合には、駆動フランジ21を時計回りに回転させることにより、記録用紙31の弛みを防止している。
【0059】
図9は、本実施形態のロール紙30に記録用紙31を巻き戻している状態を示す断面図である。
図9に示す駆動フランジ21は、駆動によって回転可能となっている。そして、図9(b)に示すように、駆動フランジ21を時計回りに回転させると、紙管32の内周面と接触している上方のストップローラ23が摩擦力で回転し、凹溝21bの底面の傾斜を矢印のように左に向けて登り、紙管32を矢印のように上に向けて持ち上げる。そのため、紙管32の内周面は、図9(a)に示すように、すべてのストップローラ23と接触するようになる。
【0060】
そして、各ストップローラ23が凹溝21bの傾斜の上部に位置するようになり、紙管32の内周面を押し広げて、紙管32と各ストップローラ23との間に大きな摩擦力を発生させる。すると、駆動フランジ21の回転と同期して、紙管32が駆動フランジ21と一体となって同方向(時計回り)に回転するようになり、その結果、図9(a)に示すように、記録用紙31が矢印のように左に向けて引き戻され、記録用紙31の弛みが防止される。
【0061】
このように、紙管32と駆動フランジ21とが同期して一体的に回転することにより、記録用紙31の円滑な搬送が実現し、優れた印画品質が得られることとなるが、紙管32とストップローラ23との間に滑りが生ずると、印画品質に悪影響を与えてしまう。
しかしながら、図3に示す本実施形態の巻ずれ防止テープ40は、上記した通り、貼付け部40bが紙管32の内周面に貼り付いたまま残る(図4参照)ので、巻ずれ防止テープ40を取り除いても紙管32の内周面が荒れることはなく、紙管32と同等の表面性を保持することができる。そのため、ストップローラ23と紙管32との間の摩擦力が低下せず、駆動フランジ21との同期した回転が維持される。
【0062】
以上、本発明の各実施形態について説明したが、本発明は、上記の実施形態に限定されることなく、以下のような種々の変形等が可能である。すなわち、
(1)本実施形態では、サーマルヘッドプリンタ10に使用するロール紙30を例として説明したが、これに限らず、各種のプリンタ、複写機、ファクシミリ等の画像形成装置に使用するロール紙に適用することができる。
【0063】
(2)本実施形態では、インクシート18を使用して記録用紙31に印画するロール紙30を例として説明したが、これに限らず、インクシート18を使用せずに記録用紙に直接印画するロール紙(感熱性の記録用紙をロール状に巻いたロール紙)であっても同様に適用することができる。
【0064】
(3)本実施形態では、紙管32の外周面に長尺の記録用紙31をロール状に巻いたロール紙30を例として説明したが、これに限らず、紙管32のないロール紙であっても同様に適用することができる。なお、この場合、巻ずれ防止テープ40は、貼付け部40bを記録用紙の巻芯側の内周面に貼り付ける。
【産業上の利用可能性】
【0065】
本発明のロール紙の巻ずれ防止テープ、ロール紙及びロール紙の装着方法によれば、ロール紙の巻ずれを簡単かつ効果的に防止することができ、各種の画像形成装置に対してロール紙を簡単に装着することができるので、各種のプリンタ、複写機、ファクシミリ等の画像形成装置に使用するロール紙に広く適用することができる。
【図面の簡単な説明】
【0066】
【図1】本実施形態のロール紙を装着したサーマルヘッドプリンタの要部を示す側面図である。
【図2】本実施形態のロール紙を装着したサーマルヘッドプリンタの要部を示す斜視図である。
【図3】本実施形態の巻ずれ防止テープを示す上面図及び下面図である。
【図4】本実施形態の巻ずれ防止テープを備える本実施形態のロール紙を示す斜視図である。
【図5】本実施形態のロール紙を装着するペーパーホルダを示す斜視図及び部分断面図である。
【図6】本実施形態のロール紙をペーパーホルダに装着する際の状態を示す断面図である。
【図7】本実施形態のロール紙をペーパーホルダに装着した後の状態を示す断面図である。
【図8】本実施形態のロール紙から記録用紙を引き出している状態を示す断面図である。
【図9】本実施形態のロール紙に記録用紙を巻き戻している状態を示す断面図である。
【図10】従来のロール紙を示す斜視図である。
【符号の説明】
【0067】
10 サーマルヘッドプリンタ(画像形成装置)
20 ペーパーホルダ
21 駆動フランジ(第1のペーパーホルダ)
22 従動フランジ(第2のペーパーホルダ)
30 ロール紙
31 記録用紙
40 巻ずれ防止テープ
40a 本体部40a
40b 貼付け部40b
40c 固定部40c
41 駆動フランジ側テープ(第1の巻ずれ防止テープ)
42 従動フランジ側テープ(第2の巻ずれ防止テープ)
43 粘着剤(粘着層)
44 切り込み

【特許請求の範囲】
【請求項1】
記録用紙がロール状に巻かれたロール紙の巻ずれ防止テープであって、
ロール状の前記記録用紙の側面を押さえる帯状の本体部と、
一面に粘着層が形成され、前記記録用紙の巻芯側に貼り付けられる貼付け部と、
一面に粘着層が形成され、最外層の前記記録用紙の先端の表面とその内層の前記記録用紙の表面とを固定する固定部とを備える
ことを特徴とするロール紙の巻ずれ防止テープ。
【請求項2】
請求項1に記載のロール紙の巻ずれ防止テープにおいて、
ロール状の前記記録用紙の一方の側面を押さえる第1の巻ずれ防止テープと、
ロール状の前記記録用紙の他方の側面を押さえる第2の巻ずれ防止テープとを備える
ことを特徴とするロール紙の巻ずれ防止テープ。
【請求項3】
請求項1に記載のロール紙の巻ずれ防止テープにおいて、
ロール状の前記記録用紙の一方の側面を押さえる第1の巻ずれ防止テープと、
ロール状の前記記録用紙の他方の側面を押さえ、前記第1の巻ずれ防止テープと識別可能な第2の巻ずれ防止テープとを備える
ことを特徴とするロール紙の巻ずれ防止テープ。
【請求項4】
請求項1に記載のロール紙の巻ずれ防止テープにおいて、
前記本体部に切り込みが形成されている
ことを特徴とするロール紙の巻ずれ防止テープ。
【請求項5】
請求項1に記載のロール紙の巻ずれ防止テープにおいて、
前記本体部及び前記固定部の先端に粘着層が形成されていない
ことを特徴とするロール紙の巻ずれ防止テープ。
【請求項6】
ロール状に巻かれた記録用紙の巻ずれを防止したロール紙であって、
前記記録用紙の巻芯側に貼り付けられ、ロール状の前記記録用紙の一方の側面を通って最外層の前記記録用紙の表面に至る第1の巻ずれ防止テープと、
前記記録用紙の巻芯側に貼り付けられ、ロール状の前記記録用紙の他方の側面を通って最外層の前記記録用紙の表面に至る第2の巻ずれ防止テープとを備え、
前記第1の巻ずれ防止テープにより、最外層の前記記録用紙の先端の表面とその内層の前記記録用紙の表面とを固定するとともに、ロール状の前記記録用紙の一方の側面を押さえ、
前記第2の巻ずれ防止テープにより、最外層の前記記録用紙の先端の表面とその内層の前記記録用紙の表面とを固定するとともに、ロール状の前記記録用紙の他方の側面を押さえる
ことを特徴とするロール紙。
【請求項7】
請求項6に記載のロール紙において、
前記第1の巻ずれ防止テープと前記第2の巻ずれ防止テープとが識別可能である
ことを特徴とするロール紙。
【請求項8】
請求項6に記載のロール紙において、
前記第1の巻ずれ防止テープ及び前記第2の巻ずれ防止テープに切り込みが形成されている
ことを特徴とするロール紙。
【請求項9】
請求項6に記載のロール紙において、
前記第1の巻ずれ防止テープ及び前記第2の巻ずれ防止テープは、その先端が前記記録用紙の表面と貼り付いておらず、その中間がロール状の前記記録用紙の側面と貼り付いていない
ことを特徴とするロール紙。
【請求項10】
記録用紙がロール状に巻かれたロール紙を画像形成装置に装着するロール紙の装着方法であって、
前記記録用紙の巻芯側に貼り付けられ、ロール状の前記記録用紙の一方の側面を通って最外層の前記記録用紙の表面に至る第1の巻ずれ防止テープにより、最外層の前記記録用紙の先端の表面とその内層の前記記録用紙の表面とを固定するとともに、ロール状の前記記録用紙の一方の側面を押さえ、
前記記録用紙の巻芯側に貼り付けられ、ロール状の前記記録用紙の他方の側面を通って最外層の前記記録用紙の表面に至る第2の巻ずれ防止テープにより、最外層の前記記録用紙の先端の表面とその内層の前記記録用紙の表面とを固定するとともに、ロール状の前記記録用紙の他方の側面を押さえ、
この状態の前記ロール紙を前記画像形成装置のペーパーホルダに装着した後、前記第1の巻ずれ防止テープ及び前記第2の巻ずれ防止テープによる最外層の前記記録用紙の固定を解除する
ことを特徴とするロール紙の装着方法。
【請求項11】
請求項10に記載のロール紙の装着方法において、
前記画像形成装置は、
ロール状の前記記録用紙の一方の側面側を保持し、前記第1の巻ずれ防止テープと対応関係にある第1のペーパーホルダと、
ロール状の前記記録用紙の他方の側面側を保持し、前記第2の巻ずれ防止テープと対応関係にある第2のペーパーホルダとを備え、
前記第1の巻ずれ防止テープのある側と前記第1のペーパーホルダとを合わせ、前記第2の巻ずれ防止テープのある側と前記第2のペーパーホルダとを合わせて、前記ロール紙を装着する
ことを特徴とするロール紙の装着方法。
【請求項12】
請求項10に記載のロール紙の装着方法において、
前記第1の巻ずれ防止テープ及び前記第2の巻ずれ防止テープは、切り込みが形成されており、
前記ロール紙を装着した後、前記切り込みにより、前記第1の巻ずれ防止テープ及び前記第2の巻ずれ防止テープを破断させ、最外層の前記記録用紙の固定を解除する
ことを特徴とするロール紙の装着方法。

【図1】
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【図2】
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【図3】
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【図4】
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【図5】
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【図6】
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【図7】
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【図8】
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【図9】
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【図10】
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【公開番号】特開2006−205539(P2006−205539A)
【公開日】平成18年8月10日(2006.8.10)
【国際特許分類】
【出願番号】特願2005−20789(P2005−20789)
【出願日】平成17年1月28日(2005.1.28)
【出願人】(000002185)ソニー株式会社 (34,172)
【Fターム(参考)】