説明

ワイヤレス接続情報処理システム、情報処理装置、入力装置

【課題】ワイヤレスキーボードのようなワイヤレスの入力装置とコンピュータとの間の対応を容易に判別することができるワイヤレス接続情報処理システムを提供する。
【解決手段】入力装置10が、複数のキー又はスイッチの中の特定のキー又はスイッチの特定の操作が行われた場合、特定のキー又はスイッチの特定の操作が行われたことを示す呼出操作のキーコードと、情報処理装置20を示す認識番号28とを含む呼出命令であって、情報処理装置20を呼び出す呼出命令を生成する制御部12を備える。情報処理装置20が、受信した呼出命令に基づいて、呼出命令に含まれる認識番号がその情報処理装置20を示す認識番号と一致する場合、その情報処理装置20が呼び出されていることを示す呼出信号を出力する表示部27を備える。

【発明の詳細な説明】
【技術分野】
【0001】
本発明は、ワイヤレス接続情報処理システムに関し、特に、ワイヤレスキーボードのような入力装置とコンピュータとの間の対応を容易に判別することができるワイヤレス接続情報処理システムに関する。
【背景技術】
【0002】
入力装置としてワイヤレスキーボードを用いる場合、これとコンピュータ(の本体)との間の接続ケーブルを省略することができる。従って、接続の手間を省くことができ、また、接続ケーブルでコンピュータの周囲が雑然とすることも無い。このため、ワイヤレスキーボードのような入力装置は、例えば企業等において広く用いられている。
【0003】
なお、例えば、ワイヤレスキーボードにおいて、これとコンピュータ本体との間の双方向通信を可能とすると共に、キーボードにキー情報(キーコード)を保持し、これをコンピュータにデータ転送し、これに対するコンピュータからの応答情報と前記保持したキー情報とを比較して、前記で転送が正しく行われたか否かを判断することが知られている(特許文献1参照)。
【0004】
また、例えば、医療用装置において、ケーブルやチューブ類に接続可能な送受信装置を複数設けると共に、その各々が固有周波数を送受信するようにして、接続先を確認することが知られている(特許文献2参照)。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0005】
【特許文献1】特開平9−282067号公報
【特許文献2】特開2000−163199号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0006】
企業がコンピュータを購入する場合、数100台単位で購入することがある。この場合、通常、コンピュータメーカーにおいて、コンピュータ(の本体)とワイヤレスキーボードとを対応付けた上で出荷することが考えられる。しかし、種々の都合から、コンピュータとワイヤレスキーボードとは、別々に梱包され配送されることが多い。このため、どのコンピュータがどのワイヤレスキーボードに対応しているかが、事実上不明な状態となってしまう。
【0007】
この場合、前述の特許文献1に示すように、双方向の通信機能を備えるワイヤレスキーボードシステムにおいては、数100組のコンピュータとワイヤレスキーボードの全てを一斉に立ち上げて、1台毎のワイヤレスキーボードから何らかの操作をして、反応するコンピュータを全体の中から抽出しなければならない。従って、数100組のコンピュータとワイヤレスキーボードと組合せについてその対応を調査することは、事実上不可能に近い。この結果、コンピュータを購入した企業において、再度、コンピュータとキーボードとの対応を設定せざるを得ない。このため、メーカーにおける対応の設定が無駄になり、購入した企業における対応の設定が煩わしい。
【0008】
一方、前述の特許文献2に示す医療用装置のように、コンピュータとキーボードとを固有周波数で送受信するようにして対応付けることも考えられる。しかし、この場合、数100組のコンピュータとワイヤレスキーボードと組合せの各々に対して、使用可能な電波帯域の範囲内において固有周波数を割り当てることは不可能である。また、電波の到達する距離とコンピュータの配置とを考慮に入れて固有周波数を割り当てたとしても、前述のように、コンピュータの納入の際に、コンピュータとキーボードとの対応が不明になることは避けられない。
【0009】
本発明は、ワイヤレスキーボードのようなワイヤレスの入力装置とコンピュータとの間の対応を容易に判別することができるワイヤレス接続情報処理システムを提供することを目的とする。
【課題を解決するための手段】
【0010】
本発明のワイヤレス接続情報処理システムは、入力装置と、前記入力装置とワイヤレスで接続される情報処理装置とからなる。前記入力装置及び情報処理装置の一方が、複数のキー又はスイッチと、前記複数のキー又はスイッチの中の特定のキー又はスイッチの特定の操作が行われた場合、前記特定のキー又はスイッチの特定の操作が行われたことを示す呼出操作のキーコードと、前記入力装置及び情報処理装置の一方を示す認識番号とを含む呼出命令であって、前記入力装置及び情報処理装置の他方を呼び出す呼出命令を生成する生成部と、前記生成した呼出命令を前記入力装置及び情報処理装置の他方に送信する送信部とを備える。前記入力装置及び情報処理装置の他方が、前記送信された呼出命令を受信する受信部と、前記受信した呼出命令に基づいて、前記呼出命令に含まれる認識番号が前記入力装置及び情報処理装置の一方を示す認識番号と一致する場合、前記入力装置及び情報処理装置の他方が呼び出されていることを示す呼出信号を出力する出力部とを備える。
【0011】
また、好ましくは、本発明のワイヤレス接続情報処理システムにおいて、前記入力装置及び情報処理装置の他方が、更に、前記入力装置及び情報処理装置の一方を示す認識番号を記憶する書き換え可能な不揮発性メモリからなる記憶部を備える。
【0012】
また、好ましくは、本発明のワイヤレス接続情報処理システムにおいて、前記入力装置及び情報処理装置の他方が備える前記入力装置及び情報処理装置の一方を示す認識番号は、前記入力装置及び情報処理装置の一方から予め通知される。
【0013】
また、好ましくは、本発明のワイヤレス接続情報処理システムにおいて、前記特定のキー又はスイッチの特定の操作は、前記呼出操作のキーコードの生成を指示する専用のキー又はスイッチが押されること、所定のキー又はスイッチの組合せが押されること、又は、所定のキー又はスイッチについての所定の操作である。
【0014】
また、好ましくは、本発明のワイヤレス接続情報処理システムにおいて、前記入力装置及び情報処理装置の他方が、更に、複数の第2のキー又はスイッチと、前記複数の第2のキー又はスイッチの中の特定の第2のキー又はスイッチの特定の操作が行われた場合、前記特定のキー又はスイッチの特定の操作が行われたことを示す呼出操作のキーコードと、前記入力装置及び情報処理装置の他方を示す認識番号とを含む呼出命令であって、前記入力装置及び情報処理装置の一方を呼び出す第2呼出命令を生成する第2生成部と、前記生成した第2呼出命令を前記入力装置及び情報処理装置の一方に送信する第2送信部とを備える。前記入力装置及び情報処理装置の一方が、更に、前記送信された第2呼出命令を受信する第2受信部と、前記受信した第2呼出命令に基づいて、前記呼出命令に含まれる認識番号が前記入力装置及び情報処理装置の他方を示す認識番号と一致する場合、前記入力装置及び情報処理装置の一方が呼び出されていることを示す第2呼出信号を出力する第2出力部とを備える。
【発明の効果】
【0015】
本発明のワイヤレス接続情報処理システムによれば、例えば、入力装置において特定のキー又はスイッチの特定の操作が行われた場合、入力装置が、呼出操作のキーコードと入力装置を示す認識番号とを含む呼出命令を生成する。そして、情報処理装置が、受信した呼出命令に基づいて、前記認識番号が前記入力装置を示す認識番号と一致する場合、情報処理装置の呼出信号を出力する。これとは逆に、情報処理装置が入力装置の呼出命令を生成する場合も、同様である。
【0016】
これにより、コンピュータとワイヤレスキーボードのような入力装置との対応を、入力装置のキー等の簡単な操作により知ることができるので、1組づつ確認するすることができる。従って、コンピュータを購入した企業等(ユーザ)において再度コンピュータとキーボードとの対応を設定する必要を無くすことができ、メーカーにおける対応の設定を無駄にすることを防止することができる。また、固有周波数での送受信に依存しないので、コンピュータと入力装置と組合せの数が制限されることが無い。従って、本発明によれば、コンピュータと入力装置とが別々に梱包され配送したとしても、どのコンピュータがどの入力装置に対応しているかを、簡単な操作により瞬時に知ることができる。また、メーカーが、コンピュータを数100台単位で出荷する場合、コンピュータと入力装置とを対応付けた上で出荷することができる。
【0017】
また、本発明のワイヤレス接続情報処理システムの一実施態様によれば、例えば情報処理装置が入力装置を示す認識番号を記憶する。これにより、識別番号の判別という簡単な処理により、コンピュータとキーボードとの対応を知ることができる。
【0018】
また、本発明のワイヤレス接続情報処理システムの一実施態様によれば、例えば情報処理装置が備える入力装置を示す認識番号は、入力装置から予め通知される。これにより、識別番号の判別という簡単な処理により、コンピュータとキーボードとの対応を知ることができる。
【0019】
また、本発明のワイヤレス接続情報処理システムの一実施態様によれば、特定のキー又はスイッチの特定の操作が、予め定められる。これにより、例えば専用のキー又はスイッチを押すという簡単な操作により、呼出命令を用いて、コンピュータとキーボードとの対応を知ることができる。
【0020】
また、本発明のワイヤレス接続情報処理システムの一実施態様によれば、例えば、情報処理装置において複数の第2のキー又はスイッチの中の特定の第2のキー又はスイッチの特定の操作が行われた場合、情報処理装置が、入力装置を呼び出す第2呼出命令を生成する。そして、入力装置が、受信した第2呼出命令に基づいて、入力装置が呼び出されていることを示す第2呼出命令を出力する。これにより、前述のように入力装置からコンピュータを呼び出すことができることに加えて、コンピュータから入力装置を呼び出すことができる。従って、使用環境等に応じて呼び出しの方法を選択することができ、容易にコンピュータとキーボードとの対応を知ることができる。
【図面の簡単な説明】
【0021】
【図1】本発明による情報処理装置の構成例を示す図である。
【図2】本発明による情報処理装置の構成例を示す図である。
【図3】入力装置の呼出操作に対して情報処理装置が応答する場合における処理フローチャートの一例である。
【図4】情報処理装置の呼出操作に対して入力装置が応答する場合における処理フローチャートの一例である。
【図5】情報処理装置から入力装置に送られる第2呼出命令の送信フォーマットの一例を示す。
【図6】入力装置から情報処理装置に送られる呼出命令の送信フォーマットの一例を示す。
【発明を実施するための形態】
【0022】
図1及び図2は、本発明のワイヤレス接続情報処理システムの構成図であり、双方を併せて本発明のワイヤレス接続情報処理システムの構成の一例を示す。特に、図1及び図2は、各々、ワイヤレス接続情報処理システムを構成する入力装置及びコンピュータの構成の一例を示す。この例は、入力装置10から情報処理装置20を呼び出すことと、情報処理装置20から入力装置10を呼び出すことの双方を可能とする例である。
【0023】
ワイヤレス接続情報処理システムは、入力装置10と、これとワイヤレスで接続される情報処理装置20とからなる。この例において、入力装置10は、例えばワイヤレスキーボードからなる。情報処理装置20は、例えばコンピュータ(の本体)からなる。入力装置10は、情報処理装置20との間で、例えば無線により双方向の通信を行う。
【0024】
図1において、入力装置10は、前述のようにワイヤレスキーボードからなり、キーボード(キーマトリクス)11、制御部12、送信部13、受信部14、記憶装置15、表示部16、発呼部17からなる。
【0025】
キーボード11は、キー入力のために、例えば複数のキーが所定の位置に配列されたものからなる。更に、キーボード11の複数のキーは、呼出命令の入力に用いられる。即ち、呼出命令を用いる場合のキーボード11の操作処理においては、ユーザが、キーボード11におけるいずれか特定のキーについて特定の操作をする。
【0026】
呼出命令の入力を指示するキー操作とは、ユーザが操作している入力装置10が操作できる情報処理装置20を、当該入力装置10から呼び出すための操作である。このキー操作は、例えば、情報処理装置20の呼出操作のキーコードの生成を指示する専用のキーの押下げからなる。また、このキー操作は、専用のキーに変えて、専用のスイッチの押下げであっても良い。更に、このキー操作は、所定のキー又はスイッチの組合せの押下げであっても良い。例えば、Ctrlキー、Alt キー及びShift キーの同時の押下げであっても良い。更に、このキー操作は、所定のキー又はスイッチについての所定の操作(通常のキーを用いた特殊な操作)であっても良い。例えば、「1」キーの連打であってもよい。即ち、このキー操作は、キーボード11の複数のキー又はスイッチの中の特定のキー又はスイッチの特定の操作であれば良い。
【0027】
制御部12は、入力装置10の全体を制御し、また、キーボード11で操作された(入力された)キーに対応するキーコードを生成して、これを送信部13を介して情報処理装置20に送信する。更に、制御部12は、キーボード11において前記特定のキーが押されたことを検出する。従って、特定のキーについて特定の操作をすることにより、制御部12が、呼出命令の入力を指示するキー操作が行われたと判断する。
【0028】
制御部12は、呼出命令の入力を指示するキー操作が行われた場合、情報処理装置20を呼び出す呼出命令を生成する。即ち、制御部12は呼出命令の生成部である。呼出命令は、当該キー操作が行われたことを示す呼出操作のキーコードと、入力装置10を示す認識番号18とを含む。図6は、入力装置10から情報処理装置20に送られる呼出命令の送信フォーマットの一例を示す。呼出命令の送信は、入力装置10の認識番号18である情報61、キーコード62、情報61及びキーコード62の誤り訂正符号63からなる。キーコード62は、呼出命令の入力を指示するキー操作に応じて生成されたキーコードである。
【0029】
制御部12は、情報処理装置20から入力装置10を呼び出す第2呼出命令(後述する)を受信した場合、第2呼出信号を出力する。即ち、制御部12は第2呼出命令の出力部の一部であると考えて良い。具体的には、制御部12は、受信部14が受信した第2呼出命令に基づいて、第2呼出命令に含まれる認識番号28が、記憶装置15に予め格納された情報処理装置20の認識番号28と一致する場合、入力装置10が呼び出されていることを示す第2呼出信号を、後述する出力部に依頼して出力する。
【0030】
送信部13は、入力装置10と情報処理装置20との間の通信を、所定の周波数の無線により行う。即ち、送信部13は、情報処理装置20の受信部21に対して、キーボード11において操作(入力)されたキーに対応するキーコードを送信する。更に、送信部13は、受信部21に対して、情報処理装置20の呼出命令を送信する。
【0031】
受信部14は、入力装置10と情報処理装置20との間の通信を、所定の周波数の無線により行う。即ち、受信部14は、情報処理装置20の送信部22から、情報処理装置20において入力された入力装置10の第2呼出命令を受信する。
【0032】
記憶装置15は、入力装置10が操作可能な情報処理装置20の認識番号28を予め記憶する。認識番号28は、制御部12に内蔵するようにしても良い。記憶装置15は、例えばフラッシュメモリのような書き換え可能な不揮発性メモリからなる。入力装置10が備える情報処理装置20を示す認識番号(即ち、記憶装置15に記憶された認識番号)は、情報処理装置20から予め通知される。この通知は、例えば入力装置10と情報処理装置20とを対応付けるための通知である。
【0033】
この例の入力装置10において、当該入力装置10が呼び出されたことを示す信号を出力する出力部は、表示部16と発呼部17とからなる。なお、表示部16と発呼部17のいずれか一方のみを設けるようにしても良い。
【0034】
表示部16は、受信した呼出操作のキーコードに基づいて所定の信号を表示する。具体的には、表示部16は、情報処理装置20において当該入力装置10の呼出操作が行われたことを、ユーザに対して、文字又は画像により通知する出力装置である。表示部16は、例えばLEDからなる。なお、表示部16としては、Capsスイッチやカナスイッチに付随する入力状態を表示するLED等を用いて、これを点滅させるようにしても良い。
【0035】
発呼部17は、受信した呼出操作のキーコードに基づいて所定の音声を出力する。具体的には、発呼部17は、情報処理装置20において、当該入力装置10の呼出操作が行われたことを、ユーザに対して、音声により通知する出力装置である。発呼部17は、例えばスピーカからなる。
【0036】
図2において、情報処理装置20は、前述のようにコンピュータ(の本体)からなり、受信部21、送信部22、入力装置通信制御部23、記憶装置24、制御部25、入力部26、表示部27からなる。
【0037】
受信部21は、入力装置10と情報処理装置20の双方向の通信を、所定の周波数の無線により行う。即ち、受信部21は、入力装置10の送信部13から、キーボード11において操作(入力)されたキーに対応するキーコード、及び、情報処理装置20の呼出命令を受信する。
【0038】
送信部22は、入力装置10と情報処理装置20の双方向の通信を、所定の周波数の無線により行う。即ち、送信部22は、情報処理装置20において入力された入力装置10の呼出命令を送信する。
【0039】
入力装置通信制御部23は、入力装置10との通信を制御し、また、受信部21が受信したキーコードを解析して、通常のキーの押下げに対応するキーコードを、制御部25に送る。これにより、キーボード11で操作された(入力された)キーコードが、情報処理装置20の制御部25に入力される。更に、入力装置通信制御部23は、キーボード11において前記特定のキーが押されたことを検出する。即ち、呼出命令の入力を指示するキー操作を検出する。
【0040】
入力装置通信制御部23は、第2呼出命令の入力を指示するキー操作が行われた場合、入力装置10を呼び出す第2呼出命令を生成する。即ち、入力装置通信制御部23は第2呼出命令の生成部である。第2呼出命令は、当該キー操作が行われたことを示す呼出操作のキーコードと、情報処理装置20を示す認識番号28とを含む。図5は、情報処理装置20から入力装置10に送られる第2呼出命令の送信フォーマットの一例を示す。第2呼出命令の送信フォーマットは、情報処理装置20の認識番号28である情報51、キーコード52、誤り訂正符号53からなる。キーコード52は、呼出命令の入力を指示するキー操作に応じて生成されたキーコードである。
【0041】
入力装置通信制御部23は、入力装置10から呼出命令を受信した場合、呼出信号を出力する。即ち、入力装置通信制御部23は呼出命令の出力部の一部であると考えて良い。具体的には、入力装置通信制御部23は、受信部21が受信した呼出命令に基づいて、呼出命令に含まれる認識番号18が、記憶装置24に予め格納された入力装置10の認識番号18と一致する場合、情報処理装置20が呼び出されていることを示す呼出信号を、後述する第2出力部に依頼して出力する。
【0042】
記憶装置24は、情報処理装置20を操作可能な入力装置10の認識番号18を予め記憶する。認識番号18は、入力装置通信制御部23に内蔵するようにしても良い。記憶装置24は、記憶装置15と同様に、フラッシュメモリのような書き換え可能な不揮発性メモリからなる。情報処理装置20が備える入力装置10を示す認識番号(即ち、記憶装置24に記憶された認識番号)は、入力装置10から予め通知される。この通知は、例えば入力装置10と情報処理装置20とを対応付けるための通知である。
【0043】
制御部25は、情報処理装置20の主要部分であり、周知のように、例えばCPU(中央情報処理装置)、HDD(ハードディスクドライブ)、メモリ、各種の入出力装置等(いずれも図示せず)を含む。図2から判るように、この例においては、制御部25における処理によらずに、入力装置10からの呼出命令が処理されるので、制御部25のCPUの処理の負担を軽減することができる。
【0044】
入力部26は、情報処理装置20に登録された入力装置10を探す(呼び出す)場合に、ユーザが操作する。入力部26は、複数のスイッチを備え、第2呼出命令の入力に用いられる。即ち、第2呼出命令を用いる場合の操作処理においては、ユーザが、入力部26におけるいずれか特定のスイッチについて特定の操作をする。第2呼出命令の入力を指示するスイッチ操作は、呼出命令の入力を指示するキー操作と同様に考えて良い。即ち、入力部26は、入力装置10を呼び出すための専用のスイッチ(又はボタン、キー等)からなる。又は、入力部26は、特定のスイッチの組合せ、例えば電源スイッチと入力装置登録スイッチの同時操作であってもよい。即ち、専用のキー又はスイッチが押されること、所定のキー又はスイッチの組合せが押されること、又は、所定のキー又はスイッチについての所定の操作であれば良い。
【0045】
この例の情報処理装置20において、当該情報処理装置20が呼び出されたことを示す信号を出力する第2出力部は、表示部27からなる。表示部27は、受信した呼出操作のキーコードに基づいて所定の信号を表示する。具体的には、表示部27は、入力装置10において、情報処理装置20の呼出操作が行われたことをユーザに通知するための発呼装置である。表示部27は、例えばLEDやブザーからなる。なお、表示部27は、電源LEDなど情報処理装置20の状態を表示するLED等を用いて、これを点滅させるようにしても良い。また、情報処理装置20において、入力装置10と同様に、発呼部を設けるようにしても良い。
【0046】
図3は、入力装置10の呼出操作に対して情報処理装置20が応答する場合における処理フローチャートの一例である。
【0047】
制御部12が、ユーザ(使用者、図4において同じ)がキーボード11を用いて行った呼出命令の入力を指示するキー操作を感知し、呼出操作のキーコード(呼出命令の入力を指示するキーコード)を生成し、同時に入力装置10自身の認識番号18と共に、送信部13に通知する(ステップS31)。これに応じて、送信部13が、認識番号18と呼出操作のキーコードを併せて操作信号(呼出命令)として、情報処理装置20に送信する(ステップS32)。なお、この例では、操作信号(呼出命令)を送信部13が生成している。
【0048】
受信部21が、送信部13を介して入力装置10からの操作信号を受信し、入力装置通信制御部23に通知する(ステップS33)。これに応じて、入力装置通信制御部23が、受信部21が受信した操作信号を解析し、操作信号に含まれた認識番号18と記憶装置24に予め記憶された認識番号18とを比較し(ステップS34)、両者が異なっている場合、処理を終了する。両者が同一である場合、入力装置通信制御部23が、当該操作信号はその情報処理装置20を操作可能な入力装置10からの呼出命令であると判定し、次のステップS35に進む。
【0049】
入力装置通信制御部23が、操作信号(呼出命令)に含まれたキーコードを解析し、操作信号に含まれたキーコードと呼出命令のキーコードとを比較し(ステップS35)、両者が異なっている場合、当該キーコードに基づいて通常のキー入力処理を行い、両者が同一である場合、呼出命令に対応する処理を行うために、ステップS36に進む。
【0050】
入力装置通信制御部23が、表示部27を用いて呼出命令を実行(呼出操作を実施、図4において同じ)する(ステップS36)。これにより、ユーザは、表示部27を確認することにより、ユーザが操作している入力装置10が操作可能な情報処理装置20を特定することができる。
【0051】
図4は、情報処理装置20の呼出操作に対して入力装置10が応答する場合における処理フローチャートの一例である。
【0052】
入力装置通信制御部23が、ユーザが入力部26を用いて行った第2呼出命令の入力を指示するキー操作を感知し、第2呼出操作のキーコードを生成し、同時に情報処理装置20自身の認識番号28と共に、送信部22に通知する(ステップS41)。これに応じて、送信部22が、認識番号28と第2呼出操作のキーコードを併せて第2操作信号(第2呼出命令)として、入力装置10に送信する(ステップS42)。なお、この例では、第2操作信号(第2呼出命令)を送信部22が生成している。
【0053】
受信部14が、送信部22を介して情報処理装置20からの第2操作信号を受信し、制御部12に通知する(ステップS43)。これに応じて、制御部12が、受信部14が受信した第2操作信号を解析し、第2操作信号に含まれた認識番号28と、記憶装置15に予め記憶された認識番号28とを比較し(ステップS44)、両者が異なっている場合、処理を終了する。両者が同一である場合、制御部12が、当該第2操作信号はその入力装置10が操作可能な情報処理装置20からの操作信号であると判定し、次のステップS45に進む。
【0054】
制御部12が、第2操作信号(第2呼出命令)に含まれたキーコードを解析し、第2操作信号に含まれたキーコードと第2呼出命令のキーコードとを比較し(ステップS45)、両者が同一である場合、第2呼出命令に対応する処理を行うために、ステップS46に進む。両者が異なっている場合、第2呼出命令以外の信号(命令)であると判断して、当該キーコードに対応した処理を行う。
【0055】
制御部12が、表示部16又は発呼部17を用いて第2呼出命令を実行する(ステップS46)。これにより、ユーザは、表示部16又は発呼部17を確認することにより、情報処理装置20が操作可能な入力装置10を特定することができる。
【0056】
通常のキーボード11の操作処理(入力処理)の場合、ユーザがキーボード11におけるいずれかのキーを押すと、これを検出した制御部12が、対応するキーコード(キー情報)を生成し、その送信を送信部13に依頼する。これに応じて、送信部13が当該キーコードを情報処理装置20に対して送信する。情報処理装置20において、当該キーコードを受信部21が受信する。従って、通常のキーボード11の操作処理においては、入力装置10から情報処理装置20への一方向の通信のみが行われる。この受信に応じて、入力装置通信制御部23が、当該キーコードを検出し、いずれのキーが押されたかを判別し、その判別結果を制御部25に入力する。これにより、ユーザにより入力されたキー(キーコード)が情報処理装置20の制御部25に入力される。
【0057】
一方、入力装置10から情報処理装置20を呼び出す場合、以下のような処理が実行される。即ち、ユーザがキーボード11におけるいずれか特定のキーについて特定の操作をすると、制御部12が、前記特定のキーが操作されたことを検出し、情報処理装置20の呼出命令を生成して、これを送信部13を介して情報処理装置20に対して送信する。情報処理装置20において、受信部21が当該呼出命令を受信すると、入力装置通信制御部23が、認識番号18が一致する場合、表示部27に呼出信号を出力する。
【0058】
逆に、情報処理装置20から入力装置10を呼び出す場合、以下のような処理が実行される。即ち、ユーザが入力部26におけるいずれか特定のスイッチについて特定の操作をすると、入力装置通信制御部23が、前記特定のスイッチが操作されたことを検出し、入力装置10の第2呼出命令を生成して、これを送信部22を介して入力装置10に対して送信する。入力装置10において、受信部14が当該第2呼出命令を受信すると、制御部12が、認識番号28が一致する場合、表示部16及び/又は発呼部17に第2呼出信号を出力する。
【0059】
以上、本発明を、その実施の形態に従って説明したが、本発明は、その主旨の範囲内において、種々の変形が可能である。
【0060】
例えば、以上の実施の形態は、入力装置10から情報処理装置20を呼び出すことと、情報処理装置20から入力装置10を呼び出すことの双方を可能とする例であるが、いずれか一方のみを実施するようにしても良い。即ち、入力装置10から情報処理装置20を呼び出すのみの構成としても良く、逆に、情報処理装置20から入力装置10を呼び出すのみの構成としても良い。
【0061】
また、例えば、以上の実施の形態においては、入力装置10から情報処理装置20を呼び出す場合、呼出命令の一部として、入力装置10の認識番号18を情報処理装置20に送信したが、当該呼出命令の一部として、情報処理装置20の認識番号18を情報処理装置20に送信するようにしても良い。この場合、情報処理装置20の認識番号18は、入力装置10と情報処理装置20とを対応付けるために、情報処理装置20から入力装置10に事前に通知されたものである。同様に、情報処理装置20が、入力装置10の認識番号18を、入力装置10に送信するようにしても良い。
【0062】
また、例えば、以上の実施の形態においては、情報処理装置20の認識番号28と入力装置10の認識番号18とを、相互に異なる値に設定しているが、両者の値を同一の値となるように設定するようにしても良い。
【0063】
また、例えば、入力装置10は、ワイヤレスキーボードに限られず、例えばワイヤレスマウス、ワイヤレスリモコン(リモートコントローラ)、テンキーボードのような他の入力装置であっても良い。
【0064】
また、例えば、入力装置10は、ワイヤレスでコンピュータ(の本体)との間での双方向通信を行うものであれば良く、無線周波数を用いる通信に限らず、例えば光又は赤外線を用いる通信によりコンピュータとの間での双方向通信を行うような入力装置であっても良い。
【0065】
以上から判るように、本発明の代表的な実施態様として以下の内容が把握される。
【0066】
(付記1)入力装置と、前記入力装置とワイヤレスで接続される情報処理装置とからなるワイヤレス接続情報処理システムであって、
前記入力装置及び情報処理装置の一方が、
複数のキー又はスイッチと、
前記複数のキー又はスイッチの中の特定のキー又はスイッチの特定の操作が行われた場合、前記特定のキー又はスイッチの特定の操作が行われたことを示す呼出操作のキーコードと、前記入力装置及び情報処理装置の一方を示す認識番号とを含む呼出命令であって、前記入力装置及び情報処理装置の他方を呼び出す呼出命令を生成する生成部と、
前記生成した呼出命令を前記入力装置及び情報処理装置の他方に送信する送信部とを備え、
前記入力装置及び情報処理装置の他方が、
前記送信された呼出命令を受信する受信部と、
前記受信した呼出命令に基づいて、前記呼出命令に含まれる認識番号が前記入力装置及び情報処理装置の一方を示す認識番号と一致する場合、前記入力装置及び情報処理装置の他方が呼び出されていることを示す呼出信号を出力する出力部とを備える
ことを特徴とするワイヤレス接続情報処理システム。
【0067】
(付記2)付記1に記載のワイヤレス接続情報処理システムにおいて、
前記入力装置及び情報処理装置の一方及び他方が、各々、入力装置及び情報処理装置からなり、
前記出力部が、前記受信した呼出操作のキーコードに基づいて所定の信号を表示する表示部、又は、前記受信した呼出操作のキーコードに基づいて所定の音声を出力する発呼部からなる
ことを特徴とするワイヤレス接続情報処理システム。
【0068】
(付記3)付記1に記載のワイヤレス接続情報処理システムにおいて、
前記入力装置及び情報処理装置の一方及び他方が、各々、情報処理装置及び入力装置からなり、
前記出力部が、前記受信した呼出操作のキーコードに基づいて所定の信号を表示する表示部からなる
ことを特徴とするワイヤレス接続情報処理システム。
【0069】
(付記4)付記1に記載のワイヤレス接続情報処理システムにおいて、
前記入力装置及び情報処理装置の他方が、更に、
前記入力装置及び情報処理装置の一方を示す認識番号を記憶する書き換え可能な不揮発性メモリからなる記憶部を備える
ことを特徴とするワイヤレス接続情報処理システム。
【0070】
(付記5)付記1に記載のワイヤレス接続情報処理システムにおいて、
前記入力装置及び情報処理装置の他方が備える前記入力装置及び情報処理装置の一方を示す認識番号は、前記入力装置及び情報処理装置の一方から予め通知される
ことを特徴とするワイヤレス接続情報処理システム。
【0071】
(付記6)付記1に記載のワイヤレス接続情報処理システムにおいて、
前記特定のキー又はスイッチの特定の操作は、前記呼出操作のキーコードの生成を指示する専用のキー又はスイッチが押されること、所定のキー又はスイッチの組合せが押されること、又は、所定のキー又はスイッチについての所定の操作である
ことを特徴とするワイヤレス接続情報処理システム。
【0072】
(付記7)付記1に記載のワイヤレス接続情報処理システムにおいて、
前記入力装置が、ワイヤレスキーボード、ワイヤレスマウス、ワイヤレスリモコンのいずれかである
ことを特徴とするワイヤレス接続情報処理システム。
【0073】
(付記8)付記1に記載のワイヤレス接続情報処理システムにおいて、
前記入力装置及び情報処理装置の他方が、更に、
複数の第2のキー又はスイッチと、
前記複数の第2のキー又はスイッチの中の特定の第2のキー又はスイッチの特定の操作が行われた場合、前記特定のキー又はスイッチの特定の操作が行われたことを示す呼出操作のキーコードと、前記入力装置及び情報処理装置の他方を示す認識番号とを含む呼出命令であって、前記入力装置及び情報処理装置の一方を呼び出す第2呼出命令を生成する第2生成部と、
前記生成した第2呼出命令を前記入力装置及び情報処理装置の一方に送信する第2送信部とを備え、
前記入力装置及び情報処理装置の一方が、更に、
前記送信された第2呼出命令を受信する第2受信部と、
前記受信した第2呼出命令に基づいて、前記呼出命令に含まれる認識番号が前記入力装置及び情報処理装置の他方を示す認識番号と一致する場合、前記入力装置及び情報処理装置の一方が呼び出されていることを示す第2呼出信号を出力する第2出力部とを備える
ことを特徴とするワイヤレス接続情報処理システム。
【産業上の利用可能性】
【0074】
以上、説明したように、本発明によれば、ワイヤレス接続情報処理システムにおいて、コンピュータと入力装置との対応を簡単な操作により瞬時に知ることができ、また、コンピュータからでも入力装置からでも、その対応を簡単な操作により瞬時に知ることができる。これにより、コンピュータと入力装置とが別々に梱包され配送した場合でも、コンピュータと入力装置との対応を、簡単な操作により知ることができる。例えば、入力装置がワイヤレスキーボードである場合、コンピュータとキーボードとの組合せが数100組であっても、その対応を容易に知ることができる。また、例えば、入力装置がワイヤレスマウスである場合、これらが別売されても、その対応を容易に知ることができる。従って、メーカーは、コンピュータと入力装置とを対応付けた上で、コンピュータと入力装置とを別々に梱包し配送し出荷することができる。
【符号の説明】
【0075】
10 入力装置
11 キーボード
12 制御部
13 送信部
14 受信部
15 記憶装置
16 表示部
17 発呼部
18 入力装置の認識番号
20 情報処理装置
21 受信部
22 送信部
23 入力装置通信制御部
24 記憶装置
25 制御部
26 入力部
27 表示部
28 情報処理装置の認識番号

【特許請求の範囲】
【請求項1】
入力装置と、前記入力装置とワイヤレスで接続される情報処理装置とからなるワイヤレス接続情報処理システムであって、
前記入力装置及び情報処理装置の一方が、
複数のキー又はスイッチと、
前記複数のキー又はスイッチの中の特定のキー又はスイッチの特定の操作が行われた場合、前記特定のキー又はスイッチの特定の操作が行われたことを示す呼出操作のキーコードと、前記入力装置及び情報処理装置の一方を示す認識番号とを含む呼出命令であって、前記入力装置及び情報処理装置の他方を呼び出す呼出命令を生成する生成部と、
前記生成した呼出命令を前記入力装置及び情報処理装置の他方に送信する送信部とを備え、
前記入力装置及び情報処理装置の他方が、
前記送信された呼出命令を受信する受信部と、
前記受信した呼出命令に基づいて、前記呼出命令に含まれる認識番号が前記入力装置及び情報処理装置の一方を示す認識番号と一致する場合、前記入力装置及び情報処理装置の他方が呼び出されていることを示す呼出信号を出力する出力部とを備える
ことを特徴とするワイヤレス接続情報処理システム。
【請求項2】
請求項1に記載のワイヤレス接続情報処理システムにおいて、
前記入力装置及び情報処理装置の他方が、更に、
前記入力装置及び情報処理装置の一方を示す認識番号を記憶する書き換え可能な不揮発性メモリからなる記憶部を備える
ことを特徴とするワイヤレス接続情報処理システム。
【請求項3】
請求項1に記載のワイヤレス接続情報処理システムにおいて、
前記入力装置及び情報処理装置の他方が備える前記入力装置及び情報処理装置の一方を示す認識番号は、前記入力装置及び情報処理装置の一方から予め通知される
ことを特徴とするワイヤレス接続情報処理システム。
【請求項4】
請求項1に記載のワイヤレス接続情報処理システムにおいて、
前記特定のキー又はスイッチの特定の操作は、前記呼出操作のキーコードの生成を指示する専用のキー又はスイッチが押されること、所定のキー又はスイッチの組合せが押されること、又は、所定のキー又はスイッチについての所定の操作である
ことを特徴とするワイヤレス接続情報処理システム。
【請求項5】
請求項1に記載のワイヤレス接続情報処理システムにおいて、
前記入力装置及び情報処理装置の他方が、更に、
複数の第2のキー又はスイッチと、
前記複数の第2のキー又はスイッチの中の特定の第2のキー又はスイッチの特定の操作が行われた場合、前記特定のキー又はスイッチの特定の操作が行われたことを示す呼出操作のキーコードと、前記入力装置及び情報処理装置の他方を示す認識番号とを含む呼出命令であって、前記入力装置及び情報処理装置の一方を呼び出す第2呼出命令を生成する第2生成部と、
前記生成した第2呼出命令を前記入力装置及び情報処理装置の一方に送信する第2送信部とを備え、
前記入力装置及び情報処理装置の一方が、更に、
前記送信された第2呼出命令を受信する第2受信部と、
前記受信した第2呼出命令に基づいて、前記呼出命令に含まれる認識番号が前記入力装置及び情報処理装置の他方を示す認識番号と一致する場合、前記入力装置及び情報処理装置の一方が呼び出されていることを示す第2呼出信号を出力する第2出力部とを備える
ことを特徴とするワイヤレス接続情報処理システム。

【図1】
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【図2】
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【図3】
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【図4】
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【図5】
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【図6】
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【公開番号】特開2011−96279(P2011−96279A)
【公開日】平成23年5月12日(2011.5.12)
【国際特許分類】
【出願番号】特願2011−6662(P2011−6662)
【出願日】平成23年1月17日(2011.1.17)
【分割の表示】特願2006−87240(P2006−87240)の分割
【原出願日】平成18年3月28日(2006.3.28)
【出願人】(000005223)富士通株式会社 (25,993)
【Fターム(参考)】