説明

ワークフローをマネジメントオブジェクトツリーに変換する方法

【課題】サービスシステムおよび関連した通信機器のために、ワークフローをマネジメントオブジェクトツリーに変換する方法を提供する。
【解決手段】クライアントがマネジメントオブジェクトツリーにしたがってワークフローを実行するために、前記ワークフローの第1ステップを前記マネジメントオブジェクトツリーの第1ステップサブツリーに変換するステップを含む。

【発明の詳細な説明】
【技術分野】
【0001】
本発明は、サービスシステムおよび関連した通信機器で使われる方法に関するものである。より具体的には、サービスシステムおよび関連した通信機器のために、ワークフローをマネジメントオブジェクトツリーに変換する方法に関するものである。
【背景技術】
【0002】
〔関連出願の相互参照〕
本出願は、「ワークフローをマネジメントオブジェクトツリーに変換する方法」と題されて2010年8月22日に出願された、米国特許仮出願61/375,862号の利益を享受するものであり、その内容は参照によって本明細書に組み込まれる。
【0003】
〔背景技術〕
オープン・モバイル・アライアンス(Open Mobile Alliance; OMA)は、携帯電話サービスがユーザのニーズに合致するように、OMA仕様を策定するために設立された。OMA仕様は、地理的エリア(例えば国々)、オペレータ(operators)、サービスプロバイダ、ネットワーク、オペレーティングシステム、および携帯機器を超えて相互に運用可能な携帯電話サービスを提供することを目的としている。より詳細には、ユーザは特定のオペレータやサービスプロバイダの制約を受けることなく、OMA仕様に準拠した携帯電話サービスを利用できる。また、OMA仕様に準拠した携帯電話サービスは、基幹となるシステムを問わない(bearer agnostic)。すなわち、携帯電話サービスを担うシステムは、GSM、EDGE、またはGPRSといった第2世代(2G)携帯電話システム、第3世代(3G)携帯電話システム、およびUMTS、LTE、LTEアドバンスド(LTE-Advanced)といった携帯電話システムを超えたものであってもよい。また、様々な携帯機器で動作するWindows(登録商標)、Android(登録商標)、またはLinux(登録商標)といったオペレーティングシステムの上で、当該携帯電話サービスを実行できる。したがって、OMA仕様に準拠した機器または携帯電話サービスを提供する産業は、携帯電話サービスの相互運用性によって大きく成長する市場から恩恵を受けられる。さらに、OMA仕様に準拠した機器や携帯電話サービスを使うユーザは、携帯電話サービスの相互運用性により、より良い体験を得ることもできる。
【0004】
OMAデバイスマネジメント(Device Management;DM)要件では、OMA仕様に準拠したDMプロトコルを使うことで、1つまたは複数のDMクライアント(例えば携帯機器)を管理可能な公認の法人として、マネジメントオーソリティ(Management Authority;MA)が定義されている。また、OMAをサポートするシステムが普及するにしたがって、MAはDMクライアントを直接管理してもよいし、MAは1つまたは複数のDMサーバを介してDMクライアントを管理してもよい。すなわち、DMクライアントは、1つまたは複数のDMサーバによって実際に管理されている。より詳細には、DMプロトコルは、パケットまたはメッセージがDMサーバとDMクライアントとの間で交換されることに基づく方法を定義する。また、DMプロトコルは、DMクライアントがコマンド、ステータス、またはDMサーバへのレポートをフィードバック可能な方法を定義する。さらに、DMプロトコルを使う場合、DMクライアントにおけるマネジメントオブジェクトを通して、DMサーバはDMクライアントを管理する。マネジメントオブジェクトは、1つの整数のように小さくてもよく、1つの映像のように大きくてもよい。また、ソフトウェアコンポーネント・マネジメントオブジェクト(Software Component Management Object;SCOMO)、ソフトウェアアンドアプリケーションコントロール・マネジメントオブジェクト(Software and Application Control Management Object;SACMO)、またはファイアウェアアップデータ・マネジメントオブジェクト(Firmware Update Management Object;FUMO)のように、マネジメントオブジェクトはDMプロトコルにしたがっていてもよい。
【0005】
一般に、DMのためのワークフロー(workflow)は、複数のDMオペレーション(DM operations)を含み、特定の目的のためにDMクライアントによって実行される。本来、ワークフロー(例えばスクリプト)のDMオペレーションを(例えば条件付きで)実行するために、DMサーバがDMクライアントを制御することは非効率である。また、DMオペレーションは、マネジメントオブジェクトにおける他のタイプのオペレーション、プロセス、コマンド、またはアクションであってもよい。実行されるワークフローのDMオペレーションを指示するために、DMサーバはDMコマンドをDMクライアントに送信しなければならない。DMクライアントは、DMサーバにDMオペレーションの結果を返す。これにより、DMサーバは、当該ワークフローの次のオペレーションのために、他のDMコマンドをDMクライアントに送信できる。ここで、ワークフローが完了する前に、DMクライアントとDMサーバとの間で大量の送受信が行われ、これがワークフローの実行を非効率にし、時間を浪費させる。
【0006】
この問題を扱うために、DMクライアントとDMサーバとの間の通信量を減らすSACMOが提案された。SACMOは、DMクライアントにおいて、ソフトウェアおよびアプリケーションを制御するために遠隔オペレーションを可能にすることを目的とする。SACMOは、ワークフローのようなマネジメントアクションを処理する能力、または既存のマネジメントオブジェクトを利用するソフトウェアおよびアプリケーションのデバイスマネジメントの能力を、DMクライアントに付与する。また、SACMOにしたがって定義されたマネジメントオブジェクトツリー(management object tree)は、DMサーバからの指示のないワークフローを実行するのに必要となるパラメータや動作機能を設定するために使われることになる。したがって、あるステップが終了した後は、DMクライアントは条件にしたがって次ステップを決定できる。言い換えれば、ワークフローを設定するために、DMサーバはマネジメントオブジェクトツリーをDMクライアントに送信し、ワークフローが完了するかエラーが発生するまで、DMクライアントはマネジメントオブジェクトツリーにしたがってワークフローを実行する。しかし、マネジメントオブジェクトツリーを受信した後で、DMクライアントがワークフローを適切に実行できるように、ワークフローをマネジメントオブジェクトツリーへ適切かつ効率的に変換する方法は、未だ明らかでない。
【先行技術文献】
【非特許文献】
【0007】
【非特許文献1】Open Mobile Alliance,”Software and Application Control Management Object Requirements (Draft Version 1.0)”,OMA-RD-SACMO-V1_0-20100601-D,1 June 2010
【非特許文献2】Open Mobile Alliance,”SACMO Architecture (Draft Version 1.0)”,OMA-AD-SACMO-V1_0-20100810-D,10 Aug 2010
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0008】
したがって、上記の問題を解決するため、ワークフローをマネジメントオブジェクトツリーへ変換する方法が開示される。
【課題を解決するための手段】
【0009】
サービスシステムのサーバおよびクライアントのための、ワークフローをマネジメントオブジェクトツリーに変換する方法が開示される。この方法は、前記クライアントが前記マネジメントオブジェクトツリーにしたがって前記ワークフローを実行するために、前記ワークフローの第1ステップを前記マネジメントオブジェクトツリーの第1ステップサブツリーに変換するステップを含む。
【0010】
本発明の前述したおよび他の目的は、さまざまな図面で示される望ましい実施の形態についての、以下の詳細な記載を読むことにより、当業者に明らかになるだろう。
【図面の簡単な説明】
【0011】
【図1】本開示に係るサービスシステムの一例の概略図である。
【図2】本開示に係る通信機器の一例の概略図である。
【図3】本開示に係る処理の一例のフローチャートである。
【図4】本発明に係るワークフローの概略図である。
【図5】本発明に係るマネジメントオブジェクトツリーの概略図である。
【図6】本発明に係る一ステップサブツリーのオペレーションサブツリーの概略図である。
【発明を実施するための形態】
【0012】
図1を参照されたい。図1は、本開示の一例に係るサービスシステム10の概略図である。サービスシステム10は、オープン・モバイル・アライアンス(OMA)・デバイスマネジメント(DM)プロトコルをサポートしており、サーバと複数のDMクライアント(以下では略して「クライアント」という)とから簡潔に構成される。また、サーバおよび複数のDMクライアントは、ソフトウェアアンドアプリケーションコントロール・マネジメントオブジェクト(SACMO)に準拠している。したがって、サーバが、複数のステップ(例えばプロセスまたはコマンド)を構成するワークフロー(workflow)を実行するようにクライアントに要求する場合、サーバは、当該ワークフローをマネジメントオブジェクトツリー(management object tree)へ変換し、当該マネジメントオブジェクトツリーをクライアントへ送信する。クライアントはマネジメントオブジェクトツリーを受信すると、当該マネジメントオブジェクトツリーにしたがってワークフローを実行する。
【0013】
図2を参照されたい。図2は、本開示の一例に係る通信機器20の概略図である。通信機器20は、図1に示されるクライアントまたはサーバになり得るが、それには限定されない。通信機器20は、マイクロプロセッサまたは特定用途向け集積回路(Application Specific Integrated Circuit;ASIC)のようなプロセッサ200、記憶ユニット210、および通信インターフェースユニット220を含んでいてもよい。記憶ユニット210は、プログラムコード214を記憶でき、プロセッサ200がアクセスできるものであれば、いかなるデータ記憶装置であってもよい。記憶ユニット210の例には、加入者識別モジュール(subscriber identity module;SIM)、読み出し専用メモリ(read-only memory;ROM)、フラッシュメモリ、ランダムアクセスメモリ(random-access memory;RAM)、CD−ROM/DVD−ROM、磁気テープ、ハードディスク、および光データ記憶装置が含まれるが、これに限られない。通信インターフェースユニット220は送受信機(transceiver)が望ましく、プロセッサ200の処理結果にしたがってサーバと信号を交換できる。
【0014】
図3を参照されたい。図3は、本開示の一例に係る処理30のフローチャートである。処理30は、図1で示されるサービスシステム10のサーバおよびクライアントのためのワークフローを、マネジメントオブジェクトツリーに変換するために利用される。これにより、クライアントは、サーバから受信したマネジメントオブジェクトツリーにしたがってワークフローを実行できる。処理30は、プログラムコード214としてコンパイルされてよく、以下のステップを含む。
【0015】
ステップ300:開始。
【0016】
ステップ302:クライアントがマネジメントオブジェクトツリーにしたがってワークフローを実行するために、前記ワークフローの第1ステップを前記マネジメントオブジェクトツリーの第1ステップサブツリーに変換する。
【0017】
ステップ304:終了。
【0018】
処理30によれば、サーバは、ワークフローの第1ステップをマネジメントオブジェクトツリーの第1ステップサブツリーに変換する。すなわち、処理30は、マネジメントオブジェクトツリーが当該ワークフローと等価になるまで、ワークフローの各ステップを、マネジメントオブジェクトツリーの対応するステップサブツリー(step subtree)に変換し続ける。そして、サーバはマネジメントオブジェクトツリーをクライアントに送信する。これにより、クライアントは、当該マネジメントオブジェクトツリーにしたがってワークフローを実行できる。したがって、各ステップに対する指示を必要とすることなく、ワークフローに含まれる必要なステップを、クライアントは実行できる。言い換えれば、実行したステップについてのレポートをサーバへ返す必要も、サーバから次ステップの指示を待つ必要もない。これにより、レポートを返したり指示を送受信したりするためのリソースを節約できるだけでなく、これによる遅延を回避することもできる。
【0019】
この例として、図4を参照されたい。図4は、本発明に係るワークフロー40の概略図である。ワークフロー40によれば、クライアントはステップS_Aを実行した後、対応する結果を出力するか、または対応する状態へと移行する。そして、クライアントは、当該結果または当該状態が条件CD_Dを満たすか否かを判定する。当該結果または当該状態が条件CD_Dを満たす場合、クライアントは続けてステップS_Bを実行する。そうでない場合、クライアントはステップS_Cを実行する。ここで、本発明を示すために、ワークフロー40においては、4つのステップと1つの条件しか使われていないことに注意する。実際は、より多くのステップおよび条件がワークフロー40に含まれ、クライアントはステップの実行後に複数の条件を検査する必要があるが、ここではこれに限られない。例えば、クライアントはステップS_Aの実行後に、結果および状態の両方を検査する必要がある場合もある。
【0020】
処理30によれば、ワークフロー40は、図5に示されるマネジメントオブジェクトツリー50に変換される。より詳細には、ステップS_A、S_B、およびS_Cは、それぞれステップサブツリーST_A、ST_B、およびST_Cに変換される。また、各サブツリーは2つのノードを含む。すなわち、第1ノードおよび第2ノードである。サブツリーST_A、ST_B、およびST_Cの第1ノードは、ステップS_A、S_B、およびS_CのユニークIDであるID_A、ID_B、およびID_Cをそれぞれ記憶する。ユニークIDは、それぞれのサブツリーを識別するために使われる。サブツリーST_A、ST_B、およびST_Cの第2ノードは、ステップS_A、S_B、およびS_Cのオペレーション情報(operation information)OI_A、OI_B、およびOI_Cをそれぞれ記憶する。オペレーション情報はクライアントに実行される情報を含み、マネジメントオブジェクトを示すURLパスや、1つまたは複数のテキスト記述オペレーションであってもよいが、これに限られない。
【0021】
また、第2ノードは、オペレーション情報のユニークIDを記憶する第1のオペレーションノードと、オペレーション情報を記憶する第2のオペレーションノードとを含むオペレーションサブツリー(operation subtree)に、マップしてもよい。この例として、図6を参照されたい。図6は、本発明に係るステップサブツリーST_Bのオペレーションサブツリーの概略図である。図6において、サブツリーST_Bの第2ノードは、第1のオペレーションノードおよび第2のオペレーションノードをさらに含むオペレーションサブツリーSTO_Bにマップする。当該第1のオペレーションノードは、オペレーション情報OI_BのユニークIDであるIDO_Bを含み、当該第2のオペレーションノードは、オペレーション情報OI_Bを含む。
【0022】
また、クライアントは、マネジメントオブジェクトツリー50を受信した後、どのステップを最初に実行するかについて知る必要があるため、ユニークIDとしてID_Aを含むノードND_iが、マネジメントオブジェクトツリー50に生成される。クライアントは、マネジメントオブジェクトツリー50にしたがってワークフロー40の実行を開始する前に、実行される初期ステップ(例えばステップS_A)を指示するノードND_iを最初に検査する。
【0023】
一方で、クライアントがステップS_Aを実行した後で、後続するステップがあるため、サブツリーST_Aは、第3および第4ノードをさらに含む。ここで、各第3ノードは、第4ノードと対をなしている。より詳細には、サブツリーST_Aの第3ノードは、ステップS_Aを実行した後で実行されるステップのユニークIDを含む。サブツリーST_Aの第4ノードは、条件CD_Dに対応する条件を含む。クライアントは、条件を最初に検査することにより、次ステップを決定する。したがって、クライアントはステップS_Aを実行した後、第4ノードに含まれる条件を満たしているか否かを判定する。条件を満たしている場合、クライアントは対応する第3ノードに含まれるユニークIDにしたがって、次ステップを配置し、実行する。次ステップを決定するために、第4ノードに含まれる条件がクライアントに使われ、第4ノードに含まれる条件の種類や数は、これに限られないことに注意する。例えば、第4ノードは複数の条件を含んでもよく、第4ノードの全ての条件が満たされた場合にのみ、クライアントは対応する第3ノードに含まれるユニークIDにしたがって次ステップを配置し、実行する。
【0024】
したがって、処理30および上記説明によれば、ワークフローはマネジメントオブジェクトツリーへ適切かつ効率的に変換される。これにより、クライアントはサーバからマネジメントオブジェクトツリーを受信した後、ワークフローを正しく実行できる。
【0025】
提案されたステップを含む処理の上述のステップは、ハードウェア、ハードウェアデバイスおよびコンピュータ装置の組み合わせとして知られるファームウェア、およびハードウェアデバイスまたは電気的システムにおける読み出し専用のソフトウェアとして記憶されたデータによっても実現され得る。ハードウェアの例には、マイクロ回路、マイクロチップ、またはシリコンチップとして知られるアナログ、デジタル、およびこれらを組み合わせた回路が含まれる。電気的システムの例には、システムオンチップ(system on chip;SOC)、システムインパッケージ(system in package;SiP)、コンピュータオンモジュール(computer on module;COM)、および通信機器20が含まれる。
【0026】
結論として、サービスシステムおよび関連した通信機器のための、ワークフローをマネジメントオブジェクトツリーへ変換する方法が開示された。マネジメントオブジェクトツリーに係るワークフローを実行する場合、クライアントは次ステップのためにサーバから指示を要求せず、ワークフローが完了するか、またはエラーが発生した後に、単にサーバへ最終結果を返すだけである。したがって、指示を要求して送受信するためのリソースを節約できるだけでなく、これによる遅延も回避できる。
【0027】
当業者には、本発明の開示を元に、本装置および方法の多くの変形例および変更例が可能であることが容易に分かるであろう。したがって、上記開示は、添付の特許請求の範囲によってのみ限定されるものと解釈しなければならない。

【特許請求の範囲】
【請求項1】
デバイスマネジメント(Device Management;DM)のためのワークフローを、サービスシステムのサーバおよびクライアントのためのマネジメントオブジェクトツリーに変換する方法であって、
前記クライアントが前記マネジメントオブジェクトツリーにしたがって前記ワークフローを実行するために、前記ワークフローの第1ステップを前記マネジメントオブジェクトツリーの第1ステップサブツリーに変換するステップを含むことを特徴とする方法。
【請求項2】
前記第1ステップサブツリーは、前記第1ステップのユニークIDを記憶する第1ノードと、前記第1ステップに関連するオペレーション情報を記憶する第2ノードとを含むことを特徴とする請求項1に記載の方法。
【請求項3】
前記クライアントは、前記第1ステップサブツリーに含まれる前記オペレーション情報にしたがって、前記第1ステップを実行することを特徴とする請求項2に記載の方法。
【請求項4】
前記第2ノードはオペレーションサブツリーへマップし、
前記オペレーションサブツリーは、前記オペレーション情報のユニークIDを記憶する第1オペレーションノードと、前記オペレーション情報を記憶する第2オペレーションノードとを含むことを特徴とする請求項2に記載の方法。
【請求項5】
前記クライアントが前記第1ステップを実行した後に、前記ワークフローの第2ステップを実行することが必要である場合、前記第2ステップを前記マネジメントオブジェクトツリーの第2ステップサブツリーに変換するステップをさらに含み、
前記第2ステップサブツリーは、前記第2ステップのユニークIDを記憶する第1ノードと、前記第2ステップに関連するオペレーション情報を記憶する第2ノードとを含むことを特徴とする請求項2に記載の方法。
【請求項6】
前記第1ステップサブツリーは、前記第2ステップのユニークIDを記憶する第3ノードと、前記第1ステップに対応する条件情報を記憶する第4ノードとをさらに含むことを特徴とする請求項5に記載の方法。
【請求項7】
前記条件情報が適用されない場合、前記クライアントは前記第2ステップのユニークIDにしたがって前記第2ステップを配置し、実行することを特徴とする請求項6に記載の方法。
【請求項8】
前記クライアントが前記第1ステップを実行した後、前記条件情報で構成される少なくとも1つの条件を満たしていると判定した場合に、前記条件情報が適用されることを特徴とする請求項7に記載の方法。
【請求項9】
前記クライアントは、前記第2ステップサブツリーに含まれるオペレーション情報を実行することによって、前記第2ステップを実行することを特徴とする請求項6に記載の方法。
【請求項10】
実行される初期ステップを前記クライアントに指示するための、前記マネジメントオブジェクトツリーにおけるノードを生成するステップをさらに含み、
前記クライアントは、前記ワークフローの実行を開始する前に、前記ノードを最初に検査することを特徴とする請求項1に記載の方法。
【請求項11】
前記マネジメントオブジェクトツリーにしたがって、前記クライアントが前記ワークフローを実行するために、前記マネジメントオブジェクトツリーを前記サービスシステムの前記クライアントに送信するステップをさらに含むことを特徴とする請求項1に記載の方法。
【請求項12】
前記サーバおよび前記クライアントは、オープン・モバイル・アライアンス(OMA)によって開発されたソフトウェアアンドアプリケーションコントロール・マネジメントオブジェクト(SACMO)に準拠していることを特徴とする請求項1に記載の方法。

【図1】
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【図2】
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【図3】
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【図4】
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【図5】
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【図6】
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【公開番号】特開2012−44672(P2012−44672A)
【公開日】平成24年3月1日(2012.3.1)
【国際特許分類】
【出願番号】特願2011−180794(P2011−180794)
【出願日】平成23年8月22日(2011.8.22)
【公序良俗違反の表示】
(特許庁注:以下のものは登録商標)
1.GSM
【出願人】(502160992)宏達國際電子股▲ふん▼有限公司 (97)
【Fターム(参考)】