説明

ワーク保持搬送装置

【課題】構造が簡単で耐久性に優れたワーク保持搬送装置を提供する。
【手段】保持搬送装置は、平面視四角形のガイド溝13に沿って方向を変えながら一定方向に周回する治具4を備えている。ガイド溝13は外ガイド枠2と内ガイド部3とで構成されている。治具4は、送り用エアシリンダ21によるスライドの組み合わせによってガイド溝13を周回する。治具4はガイド溝13のコーナー部14〜17において停止させられ、停止状態においてワークの処理や加工が行われる。高価な割り出し装置を用いることなく治具4の位置決めを簡単かつ確実に行え、しかも、治具4のみを押して移動させるものであるため全体とし軽量ながら堅牢な構造になっており、このため耐久性も高い。

【発明の詳細な説明】
【技術分野】
【0001】
本願発明は、ワーク(部材)の加工に使用するワーク保持搬送装置に関するものである。
【背景技術】
【0002】
様々のワークは様々の加工(或いは処理)を施されて製品又は半製品になっているが、ワークの加工は一般に自動的に行われている。この自動工程では一般に治具が使用されており、材料のセット・加工・取り出しを連続的に行っている。この自動工程で治具とワークとの関係を見ると、ワークを隣の治具に移し替えながら工程を進めていく場合と、治具を移動させて工程を進める場合とがある。
【0003】
後者のように治具を移動させる場合、治具は閉じた軌跡を描いて移動するようになっていることが殆どであり、その手段として従来は、治具をターンテーブルに取り付けて、ターンテーブルを一定方向に間欠回転させることにより、材料(ワーク)のセット・加工・取り出しを行うようになっている。
【0004】
ターンテーブルの駆動方法は様々であるが、中心軸に固定した歯車をモータで駆動する方法が広く用いられている。また、治具は所定の位置に位置決めされる必要があり、従って、ターンテーブルを使用する場合は、治具を正確に位置決めするため、回転角度を正確に設定する高価な割り出し装置が必要である。そして、ターンテーブルの駆動手段及び割り出し装置の例として特許文献1には、ターンテーブルを旋回用シリンダによる押し作用にて間欠回転させると共に、ターンテーブルの外周部に等間隔で設けたストッパーに割り出し用シリンダのストッパーを嵌合させて位置決め(割り出し)することが開示されている。
【特許文献1】特開平11−33998号公報
【発明の開示】
【発明が解決しようとする課題】
【0005】
ターンテーブルを回転運動をするため高速で回転させ得るようには思えるが、必ずしもそうとは言えない面がある。すなわち、ターンテーブルはモータやシリンダで大まかな位置まで回転させてからストッパーで正確に位置決め(割り出し)せねばならないが、ターンテーブルを高速で回転させると大きな慣性力が作用するため、正確な位置に停止できなくなったり割り出し用ストッパーに衝撃が掛かったりすることがあり、このため、回転速度にはおのずと限度があるのである。
【0006】
また、ターンテーブルは治具を安定して支持できるように重量が大きいことから、ターンテーブルには自身の重量による慣性力が作用しており、このため、回転軸や軸受けは堅牢な構造とせねばならず、装置が大型化すると共にコストが嵩むという問題もあった。特に、ワークの加工に際して治具に下向きの荷重がかかる場合は、ターンテーブルはより堅牢な構造とせねばならないため、重量増大の問題やコストアップの問題、或いは回転速度を高くできないといった問題が顕著に現われている。
【0007】
本願発明は、このような現状を改善することを課題とするものである。
【課題を解決するための手段】
【0008】
本願発明者は、治具のみを移動させたらターンテーブルが持っていた問題を解消できると着想し、研究と試作を重ねることによって本願発明を完成させるに至った。
【0009】
すなわち本願発明のワーク保持搬送装置は、まず、ワークがセットされる少なくとも1つの治具と、前記治具が平面視で一定方向に周回するようにガイドするガイド手段を備えたベースと、前記治具を移動させるための送り装置とを備えており、前記治具は前記ガイド手段に沿って停止と前進とを繰り返しながら一周するようになっており、治具の停止状態でワークのセット・加工・取り出しが順次行われるようになっている。
【0010】
そして、前記ガイド手段は、平面視で直線状に延びるガイドユニットの複数を交叉した状態で環状に連続させることによって平面視多角形の形状になっており、このため、前記治具は、隣り合ったガイドユニットが交叉するコーナー部において停止してから方向を変えるという平面視多角形の閉ループ軌跡を描いて一定方向に周回するようになっており、更に、前記送り装置は直線方向に移動するプッシャーを備えた直動式押圧装置であって、この直動式押圧装置を前記各ガイドユニットの箇所ごとに個別に設けている。
【0011】
本願発明は様々のバリエーションを備えている。その例として請求項2の発明では、請求項1において、前記直動式押圧装置はエアシリンダであり、このエアシリンダのピストンロッドをプッシャーと成している一方、前記ガイド装置における各コーナー部の箇所か又は治具か若しくは両方に、コーナー部に治具を保持するための位置決め手段を設けている。
【0012】
更に請求項3の発明は、請求項2の好適な展開例として、前記位置決め手段として、前記ガイド手段と治具とが密着する部分のうち何れか一方又は両方にマグネットを取付けている。
【発明の効果】
【0013】
本願発明では、治具が移動するのみであるため従来のターンテーブル方式に比べて格段に軽量化できると共に、ガイド手段も単純であって高価な軸受け類は必ずしも必要ないためコストも大幅に低減できる。また、治具はガイド部のコーナー部で停止させられるが、コーナー部は固定式であって緩衝手段を設けるといった簡単な構造によって大きな荷重を確実に受け得るため、治具を高速で移動させても支障はなく、このため加工工程の高速化にも貢献できる。
【0014】
更に、治具は固定式のベース(テーブルやベッド)で支持されているため、ワークの加工に際して治具に下向きの荷重が掛かっても部材の損傷や耐久性低下といった問題が生じることはない。勿論、高価な割り出し装置を必要ないためコスト抑制にも貢献できる。
【0015】
直動式押圧装置としては油圧シリンダや電磁シリンダなども使用できるが、請求項2のようにエアシリンダを使用すると、工場に一般に備えられているエア配管を利用できるため、付帯設備を設ける必要がなくてコストダウンに貢献できる。また、エアシリンダは長い様々のストロークのものが市販されているため、様々の大きさの装置にも簡単に対応できる利点もある。
【0016】
また、請求項2のように位置決め手段を設けるにおいて、位置決め手段は、治具をコーナー部に密着した状態に保持するものであれば足り、位置決め手段自体に治具の移動による慣性力が作用する訳ではないため、ターンテーブルの割り出し装置における位置決め用ストッパーのように大きな荷重がかかることはなく、このため高い耐久性を確保できる。治具の位置決め手段として請求項3のようにマグネットを使用すると、コストと耐久性とにおいて優れているため特に有益である。
【発明を実施するための最良の形態】
【0017】
次に、本願発明の実施形態を図面に基づいて説明する。図1〜図5では第1実施形態を示し、図6では第2実施形態を示す、図7では第3実施形態を示している。以下、順次説明する。第1実施形態はキャップ付きねじ(或いはキャップ付きボルト)の組み付けに使用する保持搬送装置に適用している。
(1).第1実施形態
図1〜図5のうち、図1は保持搬送装置の一部分離斜視図、図2は全体の平面図、図3のうち(A)は部分的な一部破断平面図、(B)は(A)のB−B視断面図、(C)は(A)のC−C視断面図である。
【0018】
保持搬送装置は、角形等のベース1と、ベース1に固定した平面視四角形(正方形)の外ガイド枠2と、ベース1の中心部に固定した内ガイド部3と、外ガイド枠2と内ガイド部3との間の溝に嵌め込み配置された4個の治具4とを備えている。
【0019】
外ガイド枠2は、平面視で直線状に延びる4つのガイドユニット5から成っており、隣り合ったガイドユニット5を平面視で直交した姿勢で配置することにより、外ガイド枠2は全体として正方形の枠体になっている。各ガイドユニット5は下部材6とその上面に重なった上部材7とから成っており、両者はベース1にボルト(図示せず)で共締めされている。
【0020】
例えば図3(B)に明示するように、上部材7を下部材6よりも若干の寸法だけ内側にオーバーハングさせており、このため上部材7の一部は庇部10aになっている。なお、ガイドユニット5は一体構造であってもよい。また、内ガイド部3は下ブロック11と上板12とで構成されており、上板12の四周部は下ブロック11の外側にはみ出ている。外ガイド枠2の下部材6と内ガイド部3の下ブロック11、及び、外ガイド枠2の上部材7と内ガイド部3の上板12とはそれぞれ同じ高さになっている。
【0021】
本実施形態では、外ガイド枠2と内ガイド部3とで請求項に記載したガイド手段が構成されており、このため、外ガイド枠2と内ガイド部3とにより、平面視四角形で蟻溝状のガイド溝13が構成されている。また、ガイド手段は4つのコーナー部を有している。便宜的に、任意の一つのコーナー部を第1コーナー部14と定義し、第1コーナー部14を起点として平面視で時計回り方向に向かって、順次、第2コーナー部15,第3コーナー部16,第4コーナー部17と呼ぶことにする。
【0022】
治具4は、ガイド溝13にスライド自在及び上向き抜け不能に嵌まっている平面視略四角形(正方形)のスライダー18と、スライダー18の上面に固定したダイ19とから成っている。ダイ19の上面の中央部にはねじが嵌まる受け穴20が空いている。スライダー18は平面視四角形であるため、各コーナー部14〜17で90°ずつ方向を変えながらガイド溝13を周回することができる。
【0023】
治具4のスライダー18は、コーナー部14〜17において内ガイド部3の下ブロック11と緩衝することを回避して方向変換をスムースにするため、四隅を円弧状に形成している。四隅を円弧状に形成することに代えて、平面視で面取りしても良い。
【0024】
治具4を各ガイドユニット5に沿って直線移動させるための直動式押圧装置として、本実施形態では送り用エアシリンダ21を採用している。送り用エアシリンダ21は各ガイドユニット5に対応して4本備えており、ガイドユニット5の外側に、ガイド溝13の各辺の中心線に沿って延びるように配置されている。送り用エアシリンダ21は、ヘッダー22を介してベース1にボルトで固定されている(ガイドユニット5の下部材6に固定しても良い)。
【0025】
当然のことながら送り用エアシリンダ21はピストンロッド23を備えており、ピストンロッド23を請求項に記載したプッシャーと成して、ピストンロッド23でスライダー18を押すようになっている。なお、例えば図3(A)に一点鎖線で示すように、ピストンロッド23の先端に当たり部材24を設けても良い。外ガイド枠2を構成する各下部材6には、ピストンロッド23が通る穴25を空けている。
【0026】
図3(A)(C)に明示するように、各ガイドユニット5における下部材6の一端部には、治具4のスライダー18をガイド溝13のコーナー部に密着した状態に保持するための位置決め手段として、マグネット26を設けている。一方、スライダー18は鋼やフェライト系ステンレスのように磁性体を素材としている。スライダー18が非磁性体を素材にしている場合は、スライダー18に第1マグネット26と磁着する第2マグネット27を埋設したら良い。また、スライダー18が非磁性体でかつガイドユニット5の下部材6が磁性体である場合は、スライダー18に第2マグネット27のみを設けることも可能である。
【0027】
前記マグネット26は既述のとおり請求項に記載した位置決め手段の具体例であるが、本実施形態では、更に位置決め手段の具体例として、内ガイド部3の上板12には位置決め用エアシリンダ28を設けている。すなわち、位置決め手段として、マグネット26,27と位置決め用エアシリンダ28とを併用している。
【0028】
位置決め用エアシリンダ28は2本使用しており、これらを平面視で上板12の対角方向に延びるように上下に重ねて配置し、上板12にボルトで固定している。上側の位置決め用エアシリンダ28はブロック29を介して上板12に固定されている(ブロック29を使用せずに、両シリンダ28を共締めしてもよい)。なお、本実施形態では2本のエアシリンダ28を上下に重ねているが、スペースが許せば、4本のシリンダを上板12に直接に固定してもよい。
【0029】
位置決め用エアシリンダ28は、反対方向に個別に移動し得るピストンロッド30を備えている。なお、ピストンロッド30の先端部に、治具4のダイ19に横から当たり得る当たり部材31を設けてもよい。当たり部材31を設ける場合、ゴム質のものが好ましい。
【0030】
治具4は送り用エアシリンダ21によって順番に押し移動させられることにより、各ガイドユニット5に沿ってガイド溝13を周回する。この場合、送り用エアシリンダ21の押し出しによって治具4のスライダー18がガイドユニット5の下部材6に衝突する場合がある。従って、各下部材6にはスライダー18の衝撃を緩和する緩衝手段を設けるのが好ましい。この緩衝手段の例を図4に示している。
【0031】
すなわち、先ず、図4のうち(A)に示す例では、緩衝材としてゴム33を使用して、ゴム33を下部材6に形成した穴34に嵌め入れている。他方、(B)に示す例では、緩衝材としてコイルスプリング35を使用して、頭付き緩衝ロッド36をコイルスプリング35で前向き付勢している。
【0032】
更に(C)に示す例では、緩衝材として円錐型ばね37を使用しており、この円錐型ばね37を下部材6の円錐状穴38に裏側から嵌め入れて、ねじ式プラグ39で後退不能に保持している。これらに代えて、市販のショックアブソーバを使用してもよい。
【0033】
送り用エアシリンダ21のスライダー18で治具4を押し出すにおいて、衝撃の緩和のためには、ピストンロッド23が前進し切った状態でスライダー18とガイドユニット5の下部材6との間に若干の間隔が空くように設定しておくのが好ましい。すなわち、ピストンロッド23が前進し切ってからスライダー18が慣性力(惰性)によって前進して、マグネット26によってコーナー部14〜17に保持されるように設定するのが好ましい。なお、マグネット26による位置決めは仮保持的な色彩が強く、ずれ不能に保持する位置決めは位置決め用エアシリンダ28によって行われている。
【0034】
(2).加工例
以上の説明のとおり、治具4はガイド溝13に沿ってベース1の上面をスライドして各コーナー部14〜17で方向を変えながら周回し、かつ、各コーナー部14〜17では位置決め用エアシリンダ28によって横ずれ不能に保持されている。このため、治具4を各コーナー部14〜17に停止させた状態で各種の作業・加工を行える。
【0035】
そして、図5ではキャップ付きねじ41の加工手順を模式的に示している。すなわち、まず、例えば治具4が第1コーナー部14に位置している第1ステージ(I) においてねじ41を治具4のダイ19にセットし(軸部を穴20に嵌め入れ)、次いで、治具4が第2コーナー部15に位置している第2ステージ(II) でねじ41の頭部41aにキャップ42を嵌め込み、次いで、治具4が第3コーナー部16に位置している第3ステージ(III) でキャップ42のかしめ付けを行い、最後に、治具4が第4コーナー部17に位置している第4ステージ(IV)でキャップ42のねじ41の取り出しを行う。
【0036】
ダイ19へのねじ41のセットは、図示しないパーツフィーダやシュートレール類を使用して自動的に行われる。また、キャップ41のかしめも図示しないかしめ装置を使用して行われ、更に、ねじ41の取り出しは真空吸着式等のピックアップ装置で自動的に行われる。
【0037】
(3).他の実施形態(図6)
図6に示す第2実施形態では、スライダー18を円形に形成している。この場合は治具4は水平回転し得る。位置決め用エアシリンダ28等の位置決め手段は省略している。
【0038】
図7に示す第3実施形態では、治具4のスライダー18と平面視で正六角形に形成されており、また、ガイド溝13も正面視で六角形になっている。隣り合ったガイドユニット5は平面視120°の角度で交叉している。この実施形態では6つステージがあるため、6つの工程を行える。
【0039】
また、各コーナー部45には治具4のスライダー18を受ける緩衝機能付きストッパー46を前後動自在に配置している。ストッパー46はエアシリンダや電磁ソレノイドで駆動することができ、緩衝機能付きであるため高い耐久生が確保されている。位置決め用エアシリンダ28は内ガイド部3に内蔵している(第1実施形態でも、スペースが許せば位置決め用エアシリンダ28は内ガイド部3に内蔵してもよい。)。
【0040】
(4).その他
本願発明は上記の実施形態の他にも様々に具体化できる。例えば、ねじへのキャップの取付け以外の様々の加工に使用できるのであり、必然的に、治具の形態や構造はワークの形状や加工内容によって異なってくる。治具及びベースは下向き荷重に強いため、例えば複数の部材をリベットで締結する作業のような締結作業にも好適である。直動式押圧装置としては、フリーピストン式のエアシリンダ、油圧シリンダや電磁シリンダを使用することも可能である。
【0041】
ガイド手段も様々に具体化できる。例えば、ベースの上面に環状(平面視正多角形)のガイド溝を形成して、このガイド溝に治具の下面に突設したガイド突起を嵌め入れる、といったことも可能である。
【図面の簡単な説明】
【0042】
【図1】第1実施形態の保持搬送装置の一部分離斜視図である。
【図2】保持搬送装置の全体の平面図である。
【図3】(A)は部分的な一部破断平面図、(B)は(A)のB−B視断面図、(C)は(A)のC−C視断面図である。
【図4】緩衝手段を示す図である。
【図5】ねじにキャップを取り付ける工程の模式図である。
【図6】第2実施形態の平面図である。
【図7】第3実施形態の平面図である。
【符号の説明】
【0043】
1 ベース
2 ガイド手段を構成する外ガイド枠
3 ガイド手段を構成する内ガイド部
4 治具
5 ガイドユニット
13 ガイド溝
14〜17 コーナー部
18 スライダー
19 ダイ
21 送り用エアシリンダ
23 ピストンロッド
24 プッシャー
26 位置手段を構成するマグネット
28 位置決め用エアシリンダ

【特許請求の範囲】
【請求項1】
ワークがセットされる少なくとも1つの治具と、前記治具が平面視で一定方向に周回するようにガイドするガイド手段を備えたベースと、前記治具を移動させるための送り装置とを備えており、前記治具は前記ガイド手段に沿って停止と前進とを繰り返しながら一周するようになっており、治具の停止状態でワークのセット・加工・取り出しが順次行われるようになっている、
というワーク保持搬送装置であって、
前記ガイド手段は、平面視で直線状に延びるガイドユニットの複数を交叉した状態で環状に連続させることによって平面視多角形の形状になっており、このため、前記治具は、隣り合ったガイドユニットが交叉するコーナー部において停止してから方向を変えるという平面視多角形の閉ループ軌跡を描いて一定方向に周回するようになっており、
更に、前記送り装置は直線方向に移動するプッシャーを備えた直動式押圧装置であって、この直動式押圧装置を前記各ガイドユニットの箇所ごとに個別に設けている、
ワーク保持搬送装置。
【請求項2】
前記直動式押圧装置はエアシリンダであり、このエアシリンダのピストンロッドをプッシャーと成している一方、
前記ガイド装置における各コーナー部の箇所か又は治具か若しくは両方に、コーナー部に治具を保持するための位置決め手段を設けている、
請求項1に記載したワーク保持搬送装置。
【請求項3】
前記位置決め手段として、前記ガイド手段と治具とが密着する部分のうち何れか一方又は両方にマグネットを取付けている、
請求項2に記載したワーク保持搬送装置。

【図1】
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【図2】
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【図3】
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【図4】
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【図5】
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【図6】
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【図7】
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【公開番号】特開2008−183632(P2008−183632A)
【公開日】平成20年8月14日(2008.8.14)
【国際特許分類】
【出願番号】特願2007−16680(P2007−16680)
【出願日】平成19年1月26日(2007.1.26)
【出願人】(000110789)日本パワーファスニング株式会社 (30)
【Fターム(参考)】