説明

一括自動後送処理装置、端末及びネットワークシステム

【課題】 問合せ型オンライン取引において、端末でトラザクションを保留したまま電源を切っても、計算機処理で使用するデータがなくならないようにすることを目的とする。
【解決手段】 端末20とホストコンピュータ50とが接続されるネットワーク40の端末20に備えられる一括自動後送処理装置において、端末20がオンライン取引を行なうことができる状態か否かということを示すオフラインモードを、端末20の内部記憶部に格納される宣言モードを更新することで設定又は解除して、更新された宣言モードに従って、オンライン取引の問合せ要求を示す電文を、ホストコンピュータに送信するか、又は端末に接続される外部記憶媒体30に蓄積するかを判断し、外部記録媒体30に蓄積されている問合せ要求を示す電文を、ホストコンピュータ50に自動後送する。

【発明の詳細な説明】
【技術分野】
【0001】
本発明は、一括自動後送処理装置、端末及びネットワークシステムに関し、特に、問合せ型オンライン取引を行なう一括自動後送処理装置、端末及びネットワークシステムに関する。
【背景技術】
【0002】
従来、銀行などの金融機関の営業店の窓口にある端末で行なう取引で、問合せ型オンライン取引というものがある。
【0003】
この問合せ型オンライン取引とは、一般的に、オンラインでホストコンピュータに問合せすると、問合せを行った端末に応答が返却される取引のことをいう(INQ−ANSWER型)。
【0004】
特許文献1には、ホスト計算機が休止中の場合は端末でトラザクションを保留し、ホスト計算機の再開後にこのトラザクションに対する計算機処理を行なうバンキングシステムが開示されている。
【特許文献1】特開平05−143630号公報
【発明の開示】
【発明が解決しようとする課題】
【0005】
しかしながら、従来の問合せ型オンライン取引では、端末側でホスト計算機が休止か否かを判断し、ホスト計算機が休止の場合は端末でトラザクションを保留し、ホスト計算機の再開後にこのトラザクションに対する計算機処理を行なうため、端末の動作自体を休止しなければならなかった。
【0006】
しかし、このように端末の動作を止めてしまうと、保留のまま端末の電源を切ったときなどは、計算機処理で使用するデータがなくなってしまうことがあった。
【0007】
そこで、本発明は、問合せ型オンライン取引において、端末でトラザクションを保留したまま電源を切っても、計算機処理で使用するデータがなくならないようにすることを目的とする。
【課題を解決するための手段】
【0008】
本発明は、上記課題を解決するための手段として、端末とホストコンピュータとが接続されるネットワークシステムの前記端末に備えられる一括自動後送処理装置において、前記端末がオンライン取引を行なうことができる状態か否かということを示すオフラインモードを、前記端末の内部記憶部に格納される宣言モードを更新することで設定又は解除するオフラインモードの設定/解除手段と、前記更新された宣言モードに従って、オンライン取引の問合せ要求を示す電文を、前記ホストコンピュータに送信するか、又は前記端末に接続される外部記憶媒体に蓄積するかを判断する問合せ取引制御手段と、前記外部記憶媒体に記憶された前記問合せ要求を示す電文を、前記ホストコンピュータに自動後送する一括自動後送手段と、を備えることを特徴とする。
【0009】
また、本発明は、前記問合せ取引制御手段は、前記問合せ要求を示す電文を前記外部記憶媒体に蓄積することを特徴とする。
【0010】
また、本発明は、前記端末は、入力装置に接続されていることを特徴とする。
【0011】
また、本発明は、前記入力装置は、キーボードであることを特徴とする。
【0012】
また、本発明は、前記端末は、出力装置に接続されていることを特徴とする。
【0013】
また、本発明は、前記出力装置は、ディスプレイであることを特徴とする。
【0014】
また、本発明は、前記出力装置は、印刷装置であることを特徴とする。
【0015】
また、本発明は、最初に送信する電文の登録番号である開始番号と、最後に送信する電文の登録番号である終了番号とが入力されて、前記開始番号と終了番号の範囲内にある電文が送信されることを特徴とする。
【0016】
また、本発明は、端末とホストコンピュータとが接続されるネットワークシステムの前記端末において、前記端末がオンライン取引を行なうことができる状態か否かということを示すオフラインモードを、前記端末の内部記憶部に格納される宣言モードを更新することで、設定又は解除するオフラインモードの設定/解除手段と、前記更新された宣言モードに従って、オンライン取引の問合せ要求を示す電文を、前記ホストコンピュータに送信するか、又は前記端末に接続される外部記憶媒体に蓄積するかを判断する問合せ取引制御手段と、前記外部記憶媒体に記憶された前記問合せ要求を示す電文を、前記ホストコンピュータに自動後送する一括自動後送手段と、を備えることを特徴とする。
【0017】
また、本発明は、前記問合せ取引制御手段は、前記問合せ要求を示す電文を端末とホストコンピュータとが接続されるネットワークシステムにおいて、前記端末は、前記端末がオンライン取引を行なうことができる状態か否かということを示すオフラインモードを、前記端末の内部記憶部に格納される宣言モードを更新することで設定又は解除するオフラインモードの設定/解除手段と、前記更新された宣言モードに従って、オンライン取引の問合せ要求を示す電文を、前記ホストコンピュータに送信するか、又は前記端末に接続される外部記憶媒体に蓄積するかを判断する問合せ取引制御手段と、前記外部記憶媒体に記憶された前記問合せ要求を示す電文を、前記ホストコンピュータに自動後送する一括自動後送手段と、を備えることを特徴とする。
【0018】
また、本発明は、端末とホストコンピュータとが接続されるネットワークシステムの前記端末における一括自動後送処理方法において、前記端末がオンライン取引を行なうことができる状態か否かということを示すオフラインモードを、前記端末の内部記憶部に格納される宣言モードを更新することで、設定又は解除し、前記更新された宣言モードに従って、オンライン取引の問合せ要求を示す電文を、前記ホストコンピュータに送信するか、又は前記端末に接続される外部記憶媒体に蓄積するかを判断し、前記外部記憶媒体に蓄積する場合、前記問合せ要求を示す電文を前記外部記憶媒体に蓄積し、前記外部記録媒体に蓄積されている前記問合せ要求を示す電文を、前記ホストコンピュータに自動後送することを特徴とする。
【0019】
また、本発明は、端末とホストコンピュータとが接続されるネットワークシステムの前記端末における一括自動後送処理装置のプログラムにおいて、前記一括自動後送処理装置に、前記端末がオンライン取引を行なうことができる状態か否かということを示すオフラインモードを、前記端末の内部記憶部に格納される宣言モードを更新させることで、設定又は解除させ、前記更新された宣言モードに従って、オンライン取引の問合せ要求を示す電文を、前記ホストコンピュータに送信するか又は前記端末に接続される外部記憶媒体に蓄積するかを判断させ、前記外部記憶媒体に蓄積させる場合、前記問合せ要求を示す電文を前記外部記憶媒体に蓄積させ、前記外部記録媒体に蓄積されている前記問合せ要求を示す電文を、前記ホストコンピュータへ自動後送させることを特徴とする。
【発明の効果】
【0020】
本発明によれば、端末の内部記憶部に格納される宣言モードを更新し、オフラインモードを設定又は解除するオフラインモードの設定/解除手段と、更新された宣言モードに従って、オンライン取引の問合せ要求を示す電文を、ホストコンピュータに送信するか、又は端末に接続される外部記憶媒体に蓄積するかを判断する問合せ取引制御手段と、問合せ要求を示す電文を、ホストコンピュータに自動後送する一括自動後送手段と、を備える構成なので、問合せ要求を示す電文を外部記憶媒体に蓄積するか、ホストコンピュータの業務再開後に一括自動後送するかを選択することが可能となるので、ホストコンピュータの動作中には電文を送信することができ、ホストコンピュータが休止中には電文を送信せずに外部記憶媒体に記憶することが可能となる。その結果、問合せ要求を示す電文を重複して送信することはなくなる。
【発明を実施するための最良の形態】
【0021】
以下、添付図面を参照して本発明を実施するための最良の実施の形態を説明する。
【0022】
[構成の説明]
図1は、本発明の一実施の形態の構成を示すブロック図である。
【0023】
図1に示すように、本実施の形態において、端末20と、ホストコンピュータ50とがネットワーク40を介して接続されている。
【0024】
また、図1に示すように、端末20は、キーボードなどの入力装置60と、ディスプレイなどや印刷装置などである出力装置70と、情報を記録する外部記録媒体30とに接続されている。
【0025】
図2は、端末20のハードウェア構成の要部を示すブロック図である。
【0026】
図2に示すように、端末20は、端末20を制御するCPU21と、CPU21の制御プログラムが格納されるROM22と、CPU21のワークエリアを提供するRAM23とを備えている。
【0027】
図3は、端末20がソフトウエアとして備える一括自動後送処理装置200の機能ブロック図である。
【0028】
図3に示すように、端末20の一括自動後送処理装置200は、オフラインモードの設定/解除手段201と、問合せ取引制御手段202と、一括自動後送手段203と、内部記憶部204とを備えている。
【0029】
オフラインモードの設定/解除手段201は、入力装置60からの起動要求により動作し、内部記憶部204の宣言モードを更新し、オフラインモードを設定又は解除する。
【0030】
ここで、宣言モードとは、入力装置60から指示された一括自動後送処理装置200が行なう一括自動後送処理の可否フラグのことをいい、オンラインモード及びオフラインモードは端末20がとりうる状態のことをいう。
【0031】
オンラインモードはオンライン取引が可能な状態で、オフラインモードはオンライン取引ができない状態のことをいう。
【0032】
問合せ取引制御手段202は、入力装置60からの起動要求により動作し、内部記憶部204に格納される宣言モードに従って、オンライン取引の問合せ要求を示す電文をホストコンピュータ50に送信するか、又は外部記憶媒体30に蓄積するかを判断する。
【0033】
問合せ取引制御手段202の判断結果により問合せ取引が実行され、処理結果は出力装置70に出力される。
【0034】
一括自動後送手段203は、入力装置60からの起動要求により動作し、外部記憶媒体30に蓄積された電文をホストコンピュータ50に送信し、オンライン取引の問合せ要求を自動後送する。
【0035】
また、一括自動後送手段203は、外部記憶媒体30に蓄積された複数の問合せ要求をホストコンピュータ50に処理させ、処理結果を予め外部記憶媒体30に蓄積されている問合せデータに更新するとともに、出力装置70にオンライン処理の結果を表示する。
【0036】
[動作の説明]
図4は、本実施の形態のオフラインモードの設定/解除手段201の動作を示すフローチャートである。
【0037】
図4に示すように、利用者は、入力装置60を介して、オフラインモードを設定するか、又はオフラインモードを解除することを示す指示を入力する(オンラインモードになる)(ステップS1)。
【0038】
オフラインモードの設定/解除手段201は、ステップS1で入力された指示に従って、内部記憶部204に格納される宣言モードを更新する(ステップS2)。
【0039】
図5は、内部記憶部204に記録されるデータを示す図である。
【0040】
図5に示すように、内部記憶部204には、データが宣言モードとして登録されており、ONの場合はオフラインモードとし、OFFの場合はオンラインモードとなる。
【0041】
図6は、本実施の形態の問合せ取引制御手段202の動作を示すフローチャートである。
【0042】
図6に示すように、問合せ取引制御手段202は、内部記憶部204に格納される宣言モードとなっているデータを取得する(ステップS11)。
【0043】
次いで、入力装置60から問合せ取引に必要なデータである名前などが入力されて、問合せ取引が開始する(ステップS12)。
【0044】
次に、ホストコンピュータ50に送信される電文は、所定のフォーマットに従って編集される(ステップS13)。
【0045】
ステップS11で取得した宣言モードがチェックされ、オフラインモードかオンラインモードかが判断される(ステップS14)。
【0046】
オフラインモードと判断された場合(ステップS14/Yes)、ステップS13で編集された電文が外部記憶媒体30に蓄積される(ステップS15)。
【0047】
問合せ取引の電文を更に蓄積するか否かを利用者が判断し(ステップS16)、追加する場合はステップS12から再度実行され、追加しない場合は、処理は終了される。
【0048】
一方、ステップS14でオフラインモードでないと判断された場合は本来の問合せ取引となり、ステップS13で編集された電文がホストコンピュータ50に送信される(ステップS17)。
【0049】
次に、ホストコンピュータ50は、送信された電文を受け、ホストコンピュータ50から結果が応答される(ステップS18)。
【0050】
問合せ型のオンライン取引は、以上で完了し処理は終了する(ステップS19)。
【0051】
図7は、外部記憶媒体30に蓄積する電文のレコードレイアウトである。
【0052】
レコードは、オフラインモード時の問合せ取引を実行するごとに1レコード作成され、登録番号301が1番から順に付与されている。
【0053】
ホスト宛送信電文302には、問合せ取引で入力したデータをもとに編集された電文が設定されている。
【0054】
また、処理結果303は、レコードが作成された時点では「未処理」が設定されており、自動後送処理の結果により「処理済」が設定される。
【0055】
図8は、本実施の形態の一括自動後送手段203の動作を示すフローチャートである。
【0056】
図8に示すように、外部記憶媒体30が端末の一括自動後送処理装置200にセットされる(ステップS21)。
【0057】
この外部記憶媒体30には、図6のステップS12で作成された電文が蓄積されている。
【0058】
蓄積された電文には、電文ごとに登録番号が付されている。
【0059】
入力装置60を介して、最初に送信する電文の登録番号である開始番号と、最後に送信する電文の登録番号である終了番号とが入力されると、自動後送が開始される(ステップS22)。
【0060】
外部記憶媒体30に蓄積された電文が読み込まれる処理にうつる(ステップS23)。
【0061】
登録番号301が、ステップS22で入力された開始番号及び終了番号の範囲内でなければ処理が終了され、範囲内であれば次のステップに進む(ステップS24)。
【0062】
次に、読み込もうとする電文が、「未処理」か又は「処理済」かを判断し(ステップS25)、「処理済」の場合には、次の電文を読み込めるようにして、ステップS23に戻る(ステップS25/Yes)。
【0063】
読み込もうとする電文が、「未処理」の場合は(ステップS25/No)、次のステップに進む。
【0064】
ステップS23で読み込まれたホスト宛送信電文302はホストコンピュータ50に送信される(ステップS26)。
【0065】
次に、ステップS26で送信された電文をホストコンピュータ50が受け、ホストコンピュータ50から結果が応答される(ステップS27)。
【0066】
一つの電文に関する問合せ型のオンライン取引が取引完了となる(ステップS28)。
【0067】
次に、ステップS27でホストコンピュータ50から「正常終了」の結果応答が返却された場合、外部記憶媒体30に処理結果「処理済」が書き込まれ、さらに電文が読み込まれるために、次の電文が読み込まれるようにして、ステップS23から再度実行される(ステップS29)。
【0068】
次に、本実施の形態の効果について説明する。
【0069】
本実施の形態では、端末の内部記憶部に格納される宣言モードを更新し、オフラインモードを設定又は解除するオフラインモードの設定/解除手段と、更新された宣言モードに従って、オンライン取引の問合せ要求を示す電文を、ホストコンピュータに送信するか、又は端末に接続される外部記憶媒体に蓄積するかを判断する問合せ取引制御手段と、問合せ要求を示す電文をホストコンピュータに自動後送する一括自動後送手段と、を備える構成であるため、外部記憶媒体に蓄積したデータをホストコンピュータの業務再開後に一括自動後送することが可能となり、問合せ型オンライン取引の端末入力を省略できるとともに、処理時間が短縮されることである。
【0070】
また、本実施の形態では、さらに、外部記憶媒体30に蓄積するデータのレコードに登録番号が付与されるため、自動後送処理の実行範囲を決められ、複数のデータを管理することができる。
【0071】
また、本実施の形態では、外部記憶媒体30に蓄積される電文の処理結果が判断されるので、自動後送処理を再度実行したときに「処理済」の問合せ取引が実行されることを抑制できる。
【0072】
また、本実施の形態では、開始番号と終了番号を入力しその範囲内にある電文を送信する構成なので、その範囲内の電文のみを送信することが可能となり、処理時間の短縮につながる。
【0073】
本実施の形態によれば、問合せ型オンライン取引の電文を外部記憶媒体に蓄積する構成なので、ホストコンピュータがオンライン業務中以外の時間にもデータを作成できるようになった。
【0074】
本実施の形態によれば、問合せ型オンライン取引の電文を外部記憶媒体に蓄積する構成なので、例えば、端末を変えても一括自動後送することが可能である。
【0075】
本実施の形態によれば、入力装置に接続されているので、開始番号及び終了番号を入力することが可能となり、送信する電文の範囲指定が可能となり、処理時間の短縮につながる。
【0076】
本実施の形態によれば、入力装置がキーボードであるので、開始番号及び終了番号を入力しやすくなり、処理時間のさらなる短縮につながる。
【0077】
本実施の形態によれば、出力装置に接続されているので、開始番号及び終了番号を入力する際に、これらを確認しながら入力することができるので、より利便性が向上する。
【0078】
本実施の形態によれば、出力装置がディスプレイであるので、開始番号及び終了番号を容易に確認することができるようになり、より利便性が向上する。
【0079】
本実施の形態によれば、出力装置が印刷装置であるので、開始番号及び終了番号を紙面に保存することが可能となる。
【0080】
本実施の形態によれば、開始番号と終了番号を入力しその範囲内にある電文を送信する構成なので、その範囲内の電文のみを送信することが可能となり、処理時間の短縮につながる。
【産業上の利用可能性】
【0081】
本発明は、リアルタイムに行なわなくても影響の無い業務取引において、端末でトラザクションを保留したまま電源を切っても処理用データを後送するために利用することができる。
【図面の簡単な説明】
【0082】
【図1】本発明の一実施の形態の構成を示すブロック図である。
【図2】端末20のハードウェア構成を示すブロック図である。
【図3】端末20がソフトウエアとして備える一括自動後送処理装置200の機能ブロック図である。
【図4】本発明の実施の形態のオフラインモードの設定/解除手段201の動作を示すフローチャートである。
【図5】内部記憶部204に記録されるデータを示す図である。
【図6】本発明の実施の形態の問合せ取引制御手段202の動作を示すフローチャートである。
【図7】外部記憶媒体30に蓄積するデータのレコードレイアウトである。
【図8】本発明の実施の形態の自動後送手段203の動作を示すフローチャートである。
【符号の説明】
【0083】
20 端末
21 CPU
22 ROM
23 RAM
30 外部記憶媒体
40 ネットワーク
50 ホストコンピュータ
60 入力装置
70 出力装置
201 オフラインモードの設定/解除手段
202 問合せ取引制御手段
203 一括自動後送手段
204 内部記憶部

【特許請求の範囲】
【請求項1】
端末とホストコンピュータとが接続されるネットワークシステムの前記端末に備えられる一括自動後送処理装置において、
前記端末がオンライン取引を行なうことができる状態か否かということを示すオフラインモードを、前記端末の内部記憶部に格納される宣言モードを更新することで設定又は解除するオフラインモードの設定/解除手段と、
前記更新された宣言モードに従って、オンライン取引の問合せ要求を示す電文を、前記ホストコンピュータに送信するか、又は前記端末に接続される外部記憶媒体に蓄積するかを判断する問合せ取引制御手段と、
前記外部記憶媒体に記憶された前記問合せ要求を示す電文を、前記ホストコンピュータに自動後送する一括自動後送手段と、を備えることを特徴とする一括自動後送処理装置。
【請求項2】
前記問合せ取引制御手段は、前記問合せ要求を示す電文を前記外部記憶媒体に蓄積することを特徴とする請求項1記載の一括自動後送処理装置。
【請求項3】
前記端末は、入力装置に接続されていることを特徴とする請求項1又は2記載の一括自動後送処理装置。
【請求項4】
前記入力装置は、キーボードであることを特徴とする請求項3記載の一括自動後送処理装置。
【請求項5】
前記端末は、出力装置に接続されていることを特徴とする請求項3又は4記載の一括自動後送処理装置。
【請求項6】
前記出力装置は、ディスプレイであることを特徴とする請求項5記載の一括自動後送処理装置。
【請求項7】
前記出力装置は、印刷装置であることを特徴とする請求項6記載の一括自動後送処理装置。
【請求項8】
最初に送信する電文の登録番号である開始番号と、最後に送信する電文の登録番号である終了番号とが入力されて、前記開始番号と終了番号の範囲内にある電文が送信されることを特徴とする請求項3から7のいずれか1項記載の一括自動後送処理装置。
【請求項9】
端末とホストコンピュータとが接続されるネットワークシステムの前記端末において、
前記端末がオンライン取引を行なうことができる状態か否かということを示すオフラインモードを、前記端末の内部記憶部に格納される宣言モードを更新することで、設定又は解除するオフラインモードの設定/解除手段と、
前記更新された宣言モードに従って、オンライン取引の問合せ要求を示す電文を、前記ホストコンピュータに送信するか、又は前記端末に接続される外部記憶媒体に蓄積するかを判断する問合せ取引制御手段と、
前記外部記憶媒体に記憶された前記問合せ要求を示す電文を、前記ホストコンピュータに自動後送する一括自動後送手段と、を備えることを特徴とする端末。
【請求項10】
前記問合せ取引制御手段は、前記問合せ要求を示す電文を前記外部記憶媒体に蓄積することを特徴とする請求項9記載の端末。
【請求項11】
入力装置に接続されていることを特徴とする請求項9又は10記載の端末。
【請求項12】
前記入力装置は、キーボードであることを特徴とする請求項11記載の端末。
【請求項13】
出力装置に接続されていることを特徴とする請求項11又は12記載の端末。
【請求項14】
前記出力装置は、ディスプレイであることを特徴とする請求項13記載の端末。
【請求項15】
前記出力装置は、印刷装置であることを特徴とする請求項13記載の端末。
【請求項16】
最初に送信する電文の登録番号である開始番号と、最後に送信する電文の登録番号である終了番号とが入力されて、前記開始番号と終了番号の範囲内にある電文が送信されることを特徴とする請求項11から15のいずれか1項記載の端末。
【請求項17】
端末とホストコンピュータとが接続されるネットワークシステムにおいて、
前記端末は、前記端末がオンライン取引を行なうことができる状態か否かということを示すオフラインモードを、前記端末の内部記憶部に格納される宣言モードを更新することで設定又は解除するオフラインモードの設定/解除手段と、
前記更新された宣言モードに従って、オンライン取引の問合せ要求を示す電文を、前記ホストコンピュータに送信するか、又は前記端末に接続される外部記憶媒体に蓄積するかを判断する問合せ取引制御手段と、
前記外部記憶媒体に記憶された前記問合せ要求を示す電文を、前記ホストコンピュータに自動後送する一括自動後送手段と、を備えることを特徴とするネットワークシステム。
【請求項18】
前記問合せ取引制御手段は、前記問合せ要求を示す電文を前記外部記憶媒体に蓄積することを特徴とする請求項17記載のネットワークシステム。
【請求項19】
前記端末は、入力装置に接続されていることを特徴とする請求項17又は18記載のネットワークシステム。
【請求項20】
前記入力装置は、キーボードであることを特徴とする請求項19記載のネットワークシステム。
【請求項21】
前記端末は、出力装置に接続されていることを特徴とする請求項19又は20記載のネットワークシステム。
【請求項22】
前記出力装置は、ディスプレイであることを特徴とする請求項21記載のネットワークシステム。
【請求項23】
前記出力装置は、印刷装置であることを特徴とする請求項21記載のネットワークシステム。
【請求項24】
最初に送信する電文の登録番号である開始番号と、最後に送信する電文の登録番号である終了番号とが入力されて、前記開始番号と終了番号の範囲内にある電文が送信されることを特徴とする請求項17から23のいずれか1項記載のネットワークシステム。
【請求項25】
端末とホストコンピュータとが接続されるネットワークシステムの前記端末における一括自動後送処理方法において、
前記端末がオンライン取引を行なうことができる状態か否かということを示すオフラインモードを、前記端末の内部記憶部に格納される宣言モードを更新することで、設定又は解除し、
前記更新された宣言モードに従って、オンライン取引の問合せ要求を示す電文を、前記ホストコンピュータに送信するか、又は前記端末に接続される外部記憶媒体に蓄積するかを判断し、
前記外部記憶媒体に蓄積する場合、前記問合せ要求を示す電文を前記外部記憶媒体に蓄積し、
前記外部記録媒体に蓄積されている前記問合せ要求を示す電文を、前記ホストコンピュータに自動後送することを特徴とする一括自動後送処理方法。
【請求項26】
前記問合せ要求を示す電文を前記外部記憶媒体に蓄積することを特徴とする請求項25記載の一括自動後送処理方法。
【請求項27】
最初に送信する電文の登録番号である開始番号と、最後に送信する電文の登録番号である終了番号とは前記端末に接続される入力装置を介して入力されて、前記開始番号と終了番号の範囲内にある電文が送信されることを特徴とする請求項26記載の一括自動後送処理方法。
【請求項28】
前記入力装置は、キーボードであることを特徴とする請求項27記載の一括自動後送処理方法。
【請求項29】
前記端末に入力された開始番号及び終了番号は、出力装置を介して出力されることを特徴とする請求項27又は28記載の一括自動後送処理方法。
【請求項30】
前記出力装置は、ディスプレイであることを特徴とする請求項29記載の一括自動後送処理方法。
【請求項31】
前記出力装置は、印刷装置であることを特徴とする請求項29記載の一括自動後送処理方法。
【請求項32】
端末とホストコンピュータとが接続されるネットワークシステムの前記端末における一括自動後送処理装置のプログラムにおいて、
前記一括自動後送処理装置に、前記端末がオンライン取引を行なうことができる状態か否かということを示すオフラインモードを、前記端末の内部記憶部に格納される宣言モードを更新させることで、設定又は解除させ、
前記更新された宣言モードに従って、オンライン取引の問合せ要求を示す電文を、前記ホストコンピュータに送信するか又は前記端末に接続される外部記憶媒体に蓄積するかを判断させ、
前記外部記憶媒体に蓄積させる場合、前記問合せ要求を示す電文を前記外部記憶媒体に蓄積させ、
前記外部記録媒体に蓄積されている前記問合せ要求を示す電文を、前記ホストコンピュータへ自動後送させることを特徴とする一括自動後送処理装置のプログラム。
【請求項33】
前記問合せ要求を示す電文を前記外部記憶媒体に蓄積させることを特徴とする請求項32記載の一括自動後送処理装置のプログラム。
【請求項34】
最初に送信する電文の登録番号である開始番号と、最後に送信する電文の登録番号である終了番号とは前記端末に接続される入力装置を介して入力されて、前記開始番号と終了番号の範囲内にある電文が送信されることを特徴とする請求項32又は33記載の一括自動後送処理装置のプログラム。
【請求項35】
前記入力装置は、キーボードであることを特徴とする請求項34記載の一括自動後送処理装置のプログラム。
【請求項36】
前記端末に入力された開始番号及び終了番号は、出力装置を介して出力させることを特徴とする請求項34又は35記載の一括自動後送処理装置のプログラム。
【請求項37】
前記出力装置は、ディスプレイであることを特徴とする請求項36記載の一括自動後送処理装置のプログラム。
【請求項38】
前記出力装置は、印刷装置であることを特徴とする請求項37記載の一括自動後送処理装置のプログラム。

【図1】
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【図2】
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【図3】
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【図4】
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【図5】
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【図6】
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【図7】
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【図8】
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【公開番号】特開2006−79530(P2006−79530A)
【公開日】平成18年3月23日(2006.3.23)
【国際特許分類】
【出願番号】特願2004−265514(P2004−265514)
【出願日】平成16年9月13日(2004.9.13)
【出願人】(000213301)中部日本電気ソフトウェア株式会社 (56)
【Fターム(参考)】