説明

上屋用緑化屋根パネル

【課題】薄い緑化屋根材を実現して、壁面のない開放的な上屋に対するデザイン性の高い緑化を可能にすることにある。
【解決手段】傾斜を持つように配置されて植栽Sを搭載される底部2と、前記底部を水密に囲繞する周壁3と、前記底部の上面の最低部に設けられて前記傾斜方向と交差する方向へ延在し、前記最低部で前記底部から排水する排水部4とを一体に具え、前記底部の上面には、前記傾斜方向に間隔を空けて並ぶとともに各々前記傾斜方向と交差する方向へ延在して前記植栽を支持する、前記周壁よりも高さが低い複数の潅排水凸条2aと、前記傾斜方向の中間部および下方端部にそれぞれ配置されて前記傾斜方向と交差する方向へ延在するとともに、その延在方向の途中に少なくとも一箇所の通水路2bを持ち、前記植栽をずれ止めする、前記潅排水凸条よりも高さが高いずれ止めリブ2cとが設けられている上屋用緑化屋根パネル1である。

【発明の詳細な説明】
【技術分野】
【0001】
この発明は、特に都市部において雨よけや日除け等の目的で設置される上屋に用いられる屋根パネルであって、特に、植物を簡便に搭載および維持管理できる緑化屋根パネルに関するものである。
【背景技術】
【0002】
従来の緑化屋根は一般建築物を対象としたものであり、図4(a)〜(c)に示すように、屋根部分Rと緑化部分Gとの構造が分離独立していた。すなわち、図4(a)に示す一般的な施工では、屋根躯体11の上に防水シート12および断根シート13を敷設し、その上に砂利等からなる排水層14を介して土壌15を搭載して植栽するので、防水シート12、断根シート13、排水層14および土壌15が緑化部分Gである。また図4(b)に示す貯水機能を持たせる施工では、屋根躯体11の上に防水層16および、貯水機能のある防水保護シート17を敷設し、その上に貯排水層18および透水シート19を介して土壌15を搭載して植栽するので、防水層16、防水保護シート17、貯排水層18、透水シート19および土壌15が緑化部分Gである。そして図4(c)に示す緑化ユニットを用いた施工では、梁材20に折り板21を固定した屋根22上に受け座23および貯水トレー24を介して土壌コンテナ25を搭載するので、受け座23、貯水トレー24および土壌コンテナ25が緑化部分Gである。
【発明の開示】
【発明が解決しようとする課題】
【0003】
しかしながら、上記従来の緑化屋根では何れも、屋根部分Rに緑化部分Gを加えた合計厚さが厚くなり、また屋根部分Rを根から保護する必要上、屋根部分Rと緑化部分Gとの縁切りのための防水・断根シートの敷設等の処理をする必要があることから設置コストが嵩み、しかもその縁切り構造により屋根部分Rと緑化部分Gとの各々に支持部材も必要となって重量が重くなるといった問題があった。
【課題を解決するための手段】
【0004】
この発明は上記課題を有利に解決することを目的とするものであり、この発明の上屋用緑化屋根パネルは、上屋に用いられて植栽を搭載される緑化屋根パネルにおいて、傾斜を持つように配置されて前記植栽を搭載される底部と、前記底部を水密に囲繞する周壁と、前記底部の上面の最低部に設けられて前記傾斜方向と交差する方向へ延在し、前記最低部で前記底部から排水する排水部と、を一体に具え、前記底部の上面には、前記傾斜方向に間隔を空けて並ぶとともに各々前記傾斜方向と交差する方向へ延在して前記植栽を支持する、前記周壁よりも高さが低い複数の潅排水凸条と、前記傾斜方向の中間部および下方端部にそれぞれ配置されて前記傾斜方向と交差する方向へ延在するとともに、その延在方向の途中に少なくとも一箇所の通水路を持ち、前記植栽をずれ止めする、前記潅排水凸条よりも高さが高いずれ止めリブと、が設けられていることを特徴とするものである。
【発明の効果】
【0005】
かかる上屋用緑化屋根パネルにあっては、底部が屋根部分を構成し、その底部とそれを水密に囲繞する周壁とが、植栽を搭載されて緑化部分を構成する。そして雨水や水撒き等により植栽に潅水が行われると、底部の複数の潅排水凸条が貯水機能を果たし、周壁よりも高さが低い潅排水凸条よりも高さが高い、底部の中間部および下方端部のずれ止めリブが通水路で潅水を流下させつつ植栽をずれ止めし、余剰水が底部の最低部の排水部に向けて流れて排水部から排出される。
【0006】
従って、この発明の上屋用緑化屋根パネルによれば、屋根部分と緑化部分とが一体になって、植物の生育に適した灌水・排水構造を有するため、屋根そのものが緑化土壌の受け皿となるので、屋根部分と緑化部分とを加えた合計厚さが薄くなり、従来は成しえなかった薄い緑化屋根材を実現して、壁面のない開放的な上屋(バスシェルター・四阿等)に対するデザイン性の高い緑化を可能にすることができる。また屋根部分と緑化部分との間の縁切り構造が不要となり、それゆえ屋根部分の支持部材で緑化部分も支持できるので、屋根パネルを安価かつ軽量に構成することができる。
【0007】
なお、この発明の上屋用緑化屋根パネルにおいては、少なくとも前記底部と前記周壁と前記排水部と前記潅排水凸条と前記ずれ止めリブとは、アルミ合金の鋳造によって一体成形したものであっても良く、このようにすれば、少なくともそれら底部と周壁と排水部と潅排水凸条とずれ止めリブとを一体に具える屋根パネルを軽量かつ強固に構成することができる。
【0008】
また、この発明の上屋用緑化屋根パネルにおいては、前記底部の上面の最高部に設けられて前記傾斜方向と交差する方向へ延在し、前記最高部で前記底部に給水する給水部を具えていても良く、このようにすれば、雨水の少ない季節あるいは雨水の少ない地域でも、給水部から潅水し得るので水撒きの手間を省くことができる。
【0009】
さらに、この発明の上屋用緑化屋根パネルにおいては、前記底部の下面に一体に突設された、前記上屋の支柱との連結部を具えていても良く、このようにすれば、支柱を建ててその連結部に連結するだけで容易に上屋を構成することができる。
【0010】
さらに、この発明の上屋用緑化屋根パネルにおいては、複数並んだ前記上屋用緑化屋根パネル同士で互いに対向する前記周壁の部分は、互いに密接し得る形状を有し、前記上屋用緑化屋根パネルは、前記互いに対向する周壁の部分同士を連結する連結部と、前記連結した前記互いに対向する周壁の部分を上方から覆う覆い部と、を具えていても良く、このようにすれば、この発明の上屋用緑化屋根パネルを複数並べて連結して、広い上屋用屋根を容易に構成することができる。
【0011】
そして、この発明の上屋用緑化屋根パネルにおいては、前記覆い部は、前記互いに対向する周壁の部分の一方に形成されて他方の周壁の部分の全体に上方から被さって嵌合することで、前記連結部を兼ねていても良く、このようにすれば、覆い部が連結部を兼ねるので、連結可能な上屋用緑化屋根パネルの構成をより簡易にすることができる。
【発明を実施するための最良の形態】
【0012】
以下に、この発明の実施の形態を実施例によって、図面に基づき詳細に説明する。ここに、図1は、この発明の上屋用緑化屋根パネルの一実施例を示す、斜め上方から見た斜視図、図2(a)は、上記実施例の上屋用緑化屋根パネルの、図1のA−A線に沿う断面図、(b)は、その(a)の一部拡大断面図、そして図3は、図1のB−B線に沿う断面図である。
【0013】
この実施例の上屋用緑化屋根パネル1は、上屋に用いられて植栽を搭載されるものであり、図2(a)に示す如く、傾斜(同図では右下がりの傾斜)を持つように配置されて、図1に示す如く、植栽としての例えば縦30cm×横60cm×厚さ5cm程度の軽量緑化土壌Sを複数並べて搭載される2〜4m程度の広さの底部2と、その底部2を水密に囲繞する周壁3と、その底部2の上面の最低部(図2(a)では右端部)に設けられて上記傾斜方向と交差する方向へ延在し、その最低部で底部2から排水する、排水部としての排水溝4とを一体に具えており、排水溝4はその長手方向中央部の配水管で、上記上屋の支柱Mに固設された雨樋5に接続されている。
【0014】
ここで、底部2の上面には、上記傾斜方向に間隔を空けて並ぶとともに各々その傾斜方向と交差する方向へ延在して軽量緑化土壌Sを支持する、周壁3よりも高さが低い多数の潅排水凸条2aと、上記傾斜方向の中間部および下方端部にそれぞれ配置されてその傾斜方向と交差する方向へ延在するとともに、その延在方向の途中に少なくとも一箇所の通水路としての切欠部2bを持ち、軽量緑化土壌Sを傾斜方向にずれないようにずれ止めする、潅排水凸条2aよりも高さが高いずれ止めリブ2cとがその底部2と一体に形成されている。
【0015】
また底部2の下面には、図2(a)に示す如く、上屋の支柱Mの梁部との連結部としてのブラケット6が底部2と一体に突設されている。さらに、底部2の上面および下面には、上記傾斜方向と交差する方向に間隔を空けて並ぶとともに各々その傾斜方向に延在する複数本の補強用リブ2dもその底部2と一体に形成されている。
【0016】
さらに、底部2の上面の最高部(図2(a)では左端部)には、所要に応じて、図2(b)に示すように、給水部としての潅水用ドリップパイプ7を取り付けることができ、この潅水用ドリップパイプ7は、図示しない給水管に接続されるとともに、上記傾斜方向と交差する方向へ延在し、その延在方向に並んだ斜め下向きの孔から水を流出させて、上記最高部から底部2へ向けて潅水する。
【0017】
さらに、この実施例の上屋用緑化屋根パネル1では、複数並んだ上屋用緑化屋根パネル1同士で互いに対向する周壁3の部分が、図3に示すように、互いに密接し得るように平板状をなしており、各上屋用緑化屋根パネル1は、互いに対向する周壁3の部分同士を連結する連結部2eと、その連結した互いに対向する周壁の部分を上方から覆う覆い部2fとを具え、ここで覆い部2fは、互いに対向する周壁3の部分の一方に形成されて断面逆L字状をなし、他方の周壁3の部分の全体に上方から被さってその部分の内側に嵌合することで、互いに対向する周壁3の部分同士を連結するので、連結部2eを兼ねている。この覆い部2fの内側には、他方の周壁3の部分の全体の上端面に密接してその周壁3の部分と覆い部2fとの間を水密にシールし連結部からの水漏りや雨漏りを防止する細長い板状のネオプレンゴム製のシール材8が設けられている。
【0018】
そして、この実施例の上屋用緑化屋根パネル1では、底部2と周壁3と排水溝4と潅排水凸条2aとずれ止めリブ2cとブラケット6と覆い部2fとは、アルミ合金の鋳造によって一体成形されており、周壁3およびずれ止めリブ2cの上端面には、軽量緑化土壌Sを覆って外れ防止する図示しない保護ネットを固定するためのねじ孔等を設けることができる。
【0019】
かかる実施例の上屋用緑化屋根パネル1にあっては、底部2が屋根部分を構成し、その底部2とそれを水密に囲繞する周壁3とが、軽量緑化土壌Sを搭載されて緑化部分を構成する。そして雨水や水撒き等により軽量緑化土壌Sに潅水が行われると、周壁3よりも高さが低い、底部2の複数の潅排水凸条2aが底部2を仕切って貯水機能を果たし、それらの潅排水凸条2aよりも高さが高い、底部2の中間部および下方端部のずれ止めリブ2cが切欠部2bで潅水を流下させつつ軽量緑化土壌Sをずれ止めし、余剰水が底部2の最低部の排水溝4に向けて流れて排水溝4から雨樋5へ排出される。
【0020】
従って、この実施例の上屋用緑化屋根パネル1によれば、屋根部分と緑化部分とが一体になって、植物の生育に適した灌水・排水構造を構成するため、屋根そのものが緑化土壌の受け皿となるので、屋根部分と緑化部分とを加えた合計厚さが薄くなり、従来は成しえなかった薄い緑化屋根材を実現して、壁面のない開放的な上屋(バスシェルター・四阿等)に対するデザイン性の高い緑化を可能にすることができる。また屋根部分と緑化部分との間の縁切り構造が不要となり、それゆえ屋根部分としての底部2の支持部材である周壁3や補強用リブ2d等で緑化部分も支持できるので、屋根パネル1を安価かつ軽量に構成することができる。
【0021】
また、この実施例の上屋用緑化屋根パネル1によれば、底部2と周壁3と排水溝4と潅排水凸条2aとずれ止めリブ2cとブラケット6と覆い部2fとをアルミ合金の鋳造によって一体成形しているので、屋根パネル1を軽量かつ強固に構成することができる。
【0022】
さらに、この実施例の上屋用緑化屋根パネル1によれば、底部2の上面の最高部に設けられて傾斜方向と交差する方向へ延在し、その最高部で底部2に給水する潅水用ドリップパイプ7を設けることができ、その潅水用ドリップパイプ7を設けた場合には、雨水の少ない季節あるいは雨水の少ない地域でも、その潅水用ドリップパイプ7から潅水し得るので水撒きの手間を省くことができる。
【0023】
さらに、この実施例の上屋用緑化屋根パネル1によれば、底部2の下面に一体に突設されて底部2を上屋の支柱Mの梁部と連結するブラケット6を具えているので、支柱Mを建ててそのブラケット6に連結するだけで容易に上屋を構成することができる。
【0024】
さらに、この実施例の上屋用緑化屋根パネル1によれば、複数並んだ上屋用緑化屋根パネル1同士で互いに対向する周壁3の部分が、互いに密接し得る平板状の形状を有し、上屋用緑化屋根パネル1が、その互いに対向する周壁3の部分同士を連結する連結部2eと、連結した互いに対向する周壁3の部分を上方から覆う覆い部2fとを具えているので、上屋用緑化屋根パネル1を複数並べて連結して、広い上屋用屋根を容易に構成することができる。
【0025】
そして、この実施例の上屋用緑化屋根パネル1によれば、覆い部2fは、互いに対向する周壁3の部分の一方に形成されて他方の周壁3の部分の全体に上方から被さって嵌合することで連結部2eを兼ねているので、連結可能な上屋用緑化屋根パネル1の構成をより簡易にすることができる。
【0026】
図4(a)〜(d)は、上記実施例の上屋用緑化屋根パネル1の変形例をそれぞれ示すものであり、(a),(c)は側面図、(b),(d)は斜視図である。図4(a)に示す例では上屋用緑化屋根パネル1は側方から見て片流れの凸円弧状をなしており、図4(c)に示す例では上屋用緑化屋根パネル1は側方から見て両流れの凸円弧状をなしている。図4(b)に示す例では上屋用緑化屋根パネル1は上方から見て円弧状をなしており、図4(d)に示す例では上屋用緑化屋根パネル1は側方から見て片流れの凸円弧状をなすとともに上方から見て円弧状をなしている。
【0027】
以上、図示例に基づき説明したが、この発明は上述の例に限定されるものでなく、例えば、軽量緑化土壌Sは底面2に接着して固定することもできる。また上屋用緑化屋根パネル1は、アルミ合金の一体鋳造でなくプラスチックの一体成形で形成しても良い。また、植栽は軽量緑化土壌S以外の土壌等で設けても良い。
【産業上の利用可能性】
【0028】
かくしてこの発明の上屋用緑化屋根パネルによれば、屋根部分と緑化部分とが一体になって、植物の生育に適した灌水・排水構造を有するため、屋根そのものが緑化土壌の受け皿となるので、屋根部分と緑化部分とを加えた合計厚さが薄くなり、従来は成しえなかった薄い緑化屋根材を実現して、壁面のない開放的な上屋(バスシェルター・四阿等)に対するデザイン性の高い緑化を可能にすることができる。また屋根部分と緑化部分との間の縁切り構造が不要となり、それゆえ屋根部分の支持部材で緑化部分も支持できるので、屋根パネルを安価かつ軽量に構成することができる。
【図面の簡単な説明】
【0029】
【図1】この発明の上屋用緑化屋根パネルの一実施例を示す、斜め上方から見た斜視図である。
【図2】(a)は、上記実施例の上屋用緑化屋根パネルの、図1のA−A線に沿う断面図、(b)は、その(a)の一部拡大断面図である。
【図3】図1のB−B線に沿う断面図である。
【図4】(a)〜(d)は、上記実施例の上屋用緑化屋根パネルの変形例をそれぞれ示すものであり、(a),(c)は側面図、(b),(d)は斜視図である。
【図5】(a),(b),(c)は、従来の三種類の緑化屋根を例示する断面図である。
【符号の説明】
【0030】
1 上屋用緑化屋根パネル
2 底部
2a 潅排水凸条
2b 切欠部
2c ずれ止めリブ
2d 補強用リブ
2e 連結部
2f 覆い部
3 周壁
4 排水溝
5 雨樋
6 ブラケット
7 潅水用ドリップパイプ
8 シール材
11 屋根躯体
12 防水シート
13 断根シート
14 排水層
15 土壌
16 防水層
17 防水保護シート
18 貯排水層
19 透水シート
20 梁材
21 折り板
22 屋根
23 受け座
24 貯水トレー
25 土壌コンテナ
G 緑化部分
M 支柱
R 屋根部分
S 軽量緑化土壌

【特許請求の範囲】
【請求項1】
上屋に用いられて植栽を搭載される緑化屋根パネルにおいて、
傾斜を持つように配置されて前記植栽を搭載される底部と、
前記底部を水密に囲繞する周壁と、
前記底部の上面の最低部に設けられて前記傾斜方向と交差する方向へ延在し、前記最低部で前記底部から排水する排水部と、
を一体に具え、
前記底部の上面には、
前記傾斜方向に間隔を空けて並ぶとともに各々前記傾斜方向と交差する方向へ延在して前記植栽を支持する、前記周壁よりも高さが低い複数の潅排水凸条と、
前記傾斜方向の中間部および下方端部にそれぞれ配置されて前記傾斜方向と交差する方向へ延在するとともに、その延在方向の途中に少なくとも一箇所の通水路を持ち、前記植栽をずれ止めする、前記潅排水凸条よりも高さが高いずれ止めリブと、
が設けられていることを特徴とする、上屋用緑化屋根パネル。
【請求項2】
少なくとも前記底部と前記周壁と前記排水部と前記潅排水凸条と前記ずれ止めリブとは、アルミ合金の鋳造によって一体成形したものであることを特徴とする、請求項1記載の上屋用緑化屋根パネル。
【請求項3】
前記底部の上面の最高部に設けられて前記傾斜方向と交差する方向へ延在し、前記最高部で前記底部に給水する給水部を具えることを特徴とする、請求項1または2記載の上屋用緑化屋根パネル。
【請求項4】
前記底部の下面に一体に突設された、前記上屋の支柱との連結部を具えることを特徴とする、請求項1から3までの何れか1項記載の上屋用緑化屋根パネル。
【請求項5】
複数並んだ前記上屋用緑化屋根パネル同士で互いに対向する前記周壁の部分は、互いに密接し得る形状を有し、
前記上屋用緑化屋根パネルは、
前記互いに対向する周壁の部分同士を連結する連結部と、
前記連結した前記互いに対向する周壁の部分を上方から覆う覆い部と、
を具えることを特徴とする、請求項1から4までの何れか1項記載の上屋用緑化屋根パネル。
【請求項6】
前記覆い部は、前記互いに対向する周壁の部分の一方に形成されて他方の周壁の部分の全体に上方から被さって嵌合することで、前記連結部を兼ねることを特徴とする、請求項5記載の上屋用緑化屋根パネル。

【図1】
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【図2】
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【図3】
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【図4】
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【図5】
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