説明

上衣のパッチポケット

【課題】 外観が従来の胸ポケットと同様であって、携帯用電子機器の出し入れが行い易く且つ収納した携帯用電子機器の落下を防止でき、携帯用電子機器のディスプレイを拭えるようなパッチポケットを提供する。
【解決手段】 上衣の前身頃1の胸部にポケットの表布3の両側辺32、33と底辺34が縫着されるパッチポケットにおいて、上辺41と一方の側辺42と該両辺を結ぶ斜辺43とを有する三角形の抑え布4が表布3の裏側に配置され、三角形の抑え布4はその上辺41が表布3に縫着され、その側辺42は表布3とともに前身頃1に縫着されており、斜辺43は表布3に縫着されずに浮いた状態であり、抑え布4の上辺41の長さは表布3の上辺31の長さよりも短かい。

【発明の詳細な説明】
【技術分野】
【0001】
本発明はワイシャツ等の上衣のパッチポケットに関するものである。
【背景技術】
【0002】
最近では、携帯電話、スマートフォン、PDA(携帯情報端末)、小型カメラ等の携帯用電子機器を殆どの人が持ち歩いている。携帯用電子機器を鞄やハンドバックに入れておくと、使用する際にはいちいち鞄やハンドバックから取り出さなければならず、面倒であり、特に携帯電話の場合は呼出し音が聞き取り難いという問題があり、マナーモードにしている場合は呼出しの振動に気づくことができない。
【0003】
このような理由のためか、携帯用電子機器を上衣(上半身に着用する衣服)の胸ポケットやズボンのポケットにそのまま入れている人が多い。特に、ワイシャツや作業用上着などは仕事中は脱いだりせずに常に着用しているので、その胸ポケットに携帯用電子機器を入れている人が多い。
【0004】
しかし、胸ポケットに入れていると、前屈みの動作をした場合に携帯用電子機器が胸ポケットから滑り落ちる危険が大きい。また、ズボンの腰ポケットはポケットとして物を収納するゆとりが余りないので、そこに携帯用電子機器を入れると、しゃがんだり腰を下ろした際に携帯用電子機器がポケットから飛び出してしまったりすることが多々ある。ズボンの脇ポケットは物を収納するゆとりは大きいが、そこには財布、ハンカチ、定期入れ等いろいろ入れておくことが多く、それらと一緒に携帯用電子機器を入れておくと、他の物をポケットから取り出す際に携帯用電子機器も一緒に引き出されて、落としてしまうことがある。携帯用電子機器は落下などの衝撃に弱く、破損してしまうことがある。
【0005】
ワイシャツや作業用上着などの胸ポケットは上衣の外側に貼り付けたパッチポケットであり、ポケットの深さも上着の内ポケット程には深くない。そのため、前屈みになったときに携帯用電子機器がポケットから飛び出し易い。
【0006】
このため、飛び出し防止の工夫をしたパッチポケットが提案されている。例えば、特開2009−133049号公報(特許文献1)には、上方開口のポケットの内側に長四角形の布を配置し、長四角形の布の上端がポケット口から上方に飛び出して位置し、下端がポケット内下方に位置し、上端と下端とを上着本体に固着することが提案されている。長四角形の布が飛び出し防止壁となり、飛び出し防止壁の内側と外側に収納した収納物は前傾姿勢になった際の滑り出しが抑制される。
【0007】
特開2009−1923号公報(特許文献2)には、前身頃布の表側に上方を開放部とした表ポケット部を形成し、表ポケット部に対応する前身頃布の部分に開口部を設けるとともに開口部の一部を覆う伸縮性の縦帯布を前身頃布に縫着し、前身頃布の裏側に裏ポケット部を形成することが提案されている。携帯機器を裏ポケット部に収納して、伸縮性の縦帯布で抑えることにより、前屈みになっても携帯機器は落下しない。
【0008】
また、実用新案登録第3092281号公報(特許文献3)には、胸ポケットの内側に携帯電話収納用ポケットを設け、この携帯電話収納用ポケットは一側端部上側を上方に向かって漸次幅広となるような傾斜部としており、携帯電話収納用ポケットの上端開口部の傾斜部とは反対側の部分を前身頃に縫着して脱落防止部とすることが提案されている。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0009】
【特許文献1】特開2009−133049号公報
【特許文献2】特開2009−1923号公報
【特許文献3】実用新案登録第3092281号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0010】
特許文献1に提案されているポケットは、長四角形の布の上端がポケット口から上方に飛び出しているので、外観が従来の胸ポケットと異なっており、デザイン的にも見た目がよくないと言う問題がある。
【0011】
特許文献2に提案されているポケットは、外観は従来の胸ポケットと同様であるが、前身頃布に裏ポケットの開口を形成し、裏ポケットの袋布を縫着したり、伸縮性の縦帯布を縫着したりしなければならず、製作に手間がかかると言う問題がある。また、携帯機器を胸ポケットの開口から裏ポケットの開口を通して、裏ポケットに収納しなければならないので、収納し難いと言う問題もある。
【0012】
特許文献3に提案されているポケットは、携帯電話収納用ポケットは携帯電話の大きさに合わせたサイズであるので、スマートフォン、PDAなどの大きいサイズの携帯用電子機器を収納することができない。一方、スマートフォン、PDAなどの大きさに合わせたポケットとすると、携帯電話収納用ポケットの上端に脱落防止部を設けても、スマートフォン等の出し入れのため上端開口部を大きくするので、携帯電話を収納した場合には、前屈みになると飛び出してしまうと言う問題が生じる。
【0013】
本発明はこのような従来の問題を解決し、外観が従来の胸ポケットと同様であって、携帯用電子機器の出入れが行い易く且つ前屈み等の動作をした際にもポケットから携帯用電子機器が落下する危険性がないような上衣のパッチポケットを提供することを目的とする。
【0014】
また、収納した携帯用電子機器のディスプレイ(画面)が外側にある場合には、簡単にディスプレイを拭えるようなパッチポケットを提供することも目的とする。
【課題を解決するための手段】
【0015】
本発明によれば、上衣の前身頃の胸部にポケットの表布の両側辺と底辺が縫着されるパッチポケットにおいて、ポケットの上辺と一方の側辺と該両辺を結ぶ斜辺とを有する三角形の抑え布が前記表布の裏側に配置され、該三角形の抑え布はその上辺が前記表布に縫着され、その側辺は前記表布とともに前身頃に縫着されており、前記斜辺は表布に縫着されずに浮いた状態であり、前記抑え布の上辺の長さは前記表布の上辺の長さよりも短かいことを特徴とする上衣のパッチポケットにより前記目的を達成する。
【0016】
三角形の抑え布はポケットの表布の一側辺に連続した状態で、表布と一体で裁断されたものであることが好ましい。
【0017】
パッチポケットの開口部には身返し布が設けられ、三角形の抑え布の上辺部を該身返し布と表布の間に挟んだ状態で地縫いされていることが好ましい。
【0018】
また、パッチポケットが縫着される前身頃の箇所に起毛素材からなる拭い布が起毛面を外側にして縫着されていることが好ましい。
【発明の効果】
【0019】
本発明によれば、上衣の前身頃の胸部にポケットの表布の両側辺と底辺が縫着されるパッチポケットにおいて、ポケットの上辺と一方の側辺と該両辺を結ぶ斜辺とを有する三角形の抑え布が前記表布の裏側に配置され、該三角形の抑え布はその上辺が前記表布に縫着され、その側辺は前記表布とともに前身頃に縫着されており、前記斜辺は表布に縫着されずに浮いた状態であるので、携帯用電子機器をポケット口から入れて、三角形の抑え布を少しめくって、携帯用電子機器の上部に被せるだけでよいので、携帯用電子機器の出入れが行い易い。また、携帯用電子機器を表布と三角形の抑え布の間に入れるので、前屈み等の動作をした際にも携帯用電子機器の頂部が上辺の縫着部に引っ掛かり、ポケットから落下することを防止できる。
【0020】
また、抑え布の上辺の長さを表布の上辺の長さよりも短かくしているので、抑え布と表布の間に収納した携帯用電子機器で音楽などを聞く際に、イヤホンコードを抑え布が縫着されていない表布の上辺部分から引出すことができ、便利である。
【0021】
本発明によれば、表布の裏側に三角形の抑え布を設けたものであるので、外観は従来の胸ポケットとデザイン的に同じであり、特許文献1のポケットのようなデザイン的違和感が生じない。また、三角形の抑え布の斜辺はバイヤス状で、多少の伸縮性があるので、携帯用電子機器の出入れが行い易い。
【0022】
三角形の抑え布が表布の一側辺に連続した状態で、表布と一体で裁断されたものであると、別体の場合と異なって、折返すだけで位置決めができ、縫製し易い。また、縫い代の厚みを軽減することができる。更に、三角形が2つ繋がった形状として、それらの中心線で折り畳んで所望の三角形とするように裁断した場合は、三角形の斜辺が折山となるので、斜辺の縁縫いをする必要がない。
【0023】
本発明によれば、パッチポケットの内側に起毛素材からなる拭い布が設けられているので、携帯用電子機器のディスプレイ面を簡単に拭うことができる。
【0024】
また、本発明によれば、パッチポケットの開口部に身返し布が設けられ、三角形の抑え布の上辺部を身返し布と表布の間に挟んだ状態で地縫いしているので、外観が従来の胸ポケットと同じで、しかもポケット口の強度を確保できる。そのため、前屈み等の動作をした際に携帯用電子機器の重量をしっかり支えることができ、ポケット口の型崩れが生じない。
【図面の簡単な説明】
【0025】
【図1】本発明の拭い布を縫着した状態の上衣の左前身頃の正面図である。
【図2】図2(a)は本発明のパッチポケットの身返しの型紙の平面図、図2(b)は本発明のパッチポケットの型紙の平面図である。
【図3】図3(a)は表布に縫着する前の身返し布の縫い代を裏側に折返した状態を示す平面図、図3(b)は表布の縫い代を裏側に折返し、三角形の抑え布も裏側に折返した状態を示す表布の裏側の平面図、図3(c)は表布の表側に三角形の抑え布を折返した状態示す平面図である。
【図4】図3(c)に示した三角形の抑え布を表布の上にきちんと折り重ね、その上に図3(a)に示した身返し布を重ねて、それらを地縫いした状態を示す平面図である。
【図5】図4に示した中表で地縫いされた身返し布を三角形の抑え布とともに表布の裏側にひっくり返した状態を示す平面がである。
【図6】図5に示した抑え布をめくり上げて、身返し布の下辺を表布に縫着した状態を示す平面図である。
【図7】図7(a)は図6に示したものを表布の表側から見た平面図、図7(b)は表布の裏側から見た平面図、図7(c)は表布の表側から見て縫い代と抑え布を想像線(二点鎖線)で表わした平面図である。
【図8】図7で示したポケット布を前身頃の所定位置に縫着した状態を示すもので、拭い布との関係を分かり易くするために表布は輪郭と縫目を残して省略し、身返し布は省略した説明用の平面図である。
【図9】本発明のポケットに携帯用電子機器を入れた状態を説明するための正面図であり、携帯用電子機器を示すために表布は省略されている。
【図10】本発明のパッチポケットを設けた上衣の正面図であり、ポケットの中に携帯用電子機器が収納され、携帯用電子機器のイヤホンコードがポケット口から出ている状態を示している。イヤホンコードは一部が省略されており、音符は音楽が流れていることを示すものである。
【発明を実施するための形態】
【0026】
以下、図面に示した実施例に基いて本発明を詳細に説明する。図1に示した実施例の上衣の左前身頃1は表側を示しており、十字マークはパッチポケットの取付け位置を示すものである。パッチポケットは携帯用電子機器を縦長に収納でき且つ大き過ぎないような大きさおよび形状とする。
【0027】
十字マークで囲まれた箇所に起毛素材からなる拭い布2を起毛面を外側にして、パッチポケットの表布3を縫着する前に、予め縫着しておく。
【0028】
拭い布2は、短い繊維が起毛している、眼鏡拭き等に使用される素材を使用すればよい。また、拭い布2の形状は四角形でもよいが、本発明においては三角形の抑え布4がポケット内部に設けられるので、これとの重なり部分が無いまたは少ないように、図1に符号21で示したように四角形の一部を斜めに切り欠いた形状とすることが好ましい。
【0029】
図2(a)に示した身返しの型紙において、外側の実線は縫い代付きの輪郭であり、内側の実線は仕上り線を示している。図2(b)に示したパッチポケットの型紙は抑え布4が表布3の一側辺に連続した状態で、表布3と一体で裁断するものの型紙であり、外側の実線は縫い代付きの輪郭であり、内側の実線は仕上り線を示している。
【0030】
図2(a)および(b)に示した実施例では、縫い代は上、下および右が10mm、左が5mmである。左側の縫い代を狭くしたのは、厚みを軽減するためである。図2(b)において一点鎖線aは抑え布4の折山を示し、斜めの二点鎖線は仕上り状態における抑え布4の斜辺の位置を示し、水平の二点鎖線は仕上り状態における身返し布5の下辺の位置を示している。
【0031】
次に、図2(a)および(b)に示した型紙に基いて布を裁断する。そして、図3(a)に示した身返し布5は裏側であり、下側の縫い代を仕上り線で折返しておく。一方、図3(b)に示すように、表布3の下側の縫い代を表布3裏側に折返すと共に、表布3の右側(表から見て右側、裏側から見ると左側)の縫い代をポケット口付近を残して裏側に折返す。抑え布4は図2で一点鎖線で示した折山線aに沿って折り、更に表布3との境目bに沿って裏側に折返す。その後、図3(c)に示すように、表布3を表側に返して、三角形の抑え布4も境目bの箇所で表側に返し、表布3の上端と抑え布4の上端を揃える。折山線aに沿って折った辺が抑え布4の斜辺43となる。
【0032】
その上に、図4に示すように、図3(a)に示した身返し布5を上端を表布3と合わせて置く。この状態では表布3と身返し布5は中表に配置され、抑え布4は表布3と身返し布5の間に挟まれた状態となる。重ね合わせた布3、4、5の上端部を地縫いcする。なお、図4においては分かり易くするために、表布3、抑え布4および身返し布5の上端をずらして描いている。
【0033】
次に、図5に示すように、中表で地縫した身返し布5を抑え布4とともに表布3の裏側にひっくり返す。そして、抑え布4の上辺41は表布3と身返し布5に地縫いc(図4)で縫着されているので、身返し布5の下辺を表布3に縫着するために、図6に示すように、三角形の抑え布4をめくって、身返し押さえステッチdで身返し布5の下辺を表布3に縫着する。
【0034】
図7(a)〜(c)に示すように、表布3の縫い代を仕上りの形に折る。図7(b)および(c)に示すように、抑え布4の上辺41の長さは表布3の上辺31の長さよりも短かく、好ましくは1〜4cm短い。短くする理由は携帯用電子機器のイヤホンコードをポケットから出し易くするためである。
【0035】
このように、表布3、抑え布4および身返し布5を一体化したポケット布を前身頃1の印に合わせて置き、図8に示すように、その側辺32、33および底辺34を前身頃1にステッチeで縫着する。この場合、抑え布4の側辺42は表布3の側辺32とともに前身頃1に縫着される。三角形の抑え布4の斜辺43は表布3に縫着されずに浮いた状態である。このようにして、本発明のポケットが完成する。
【0036】
なお、図8に示した実施例では、前身頃1に予め縫着した拭い布2の斜辺21と三角形の抑え布4の斜辺43が重ならずに突合わせの状態となっており、ポケットの厚みが薄くなるので好ましい。
【0037】
携帯用電子機器10をポケットに収納する場合、ポケット口からポケット内に入れて、三角形の抑え布4の斜辺をめくって、携帯用電子機器10の上部に被せる。携帯用電子機器10の上部が抑え布4と身返し布5または表布3との間に位置し、この状態ではポケット口の方向は地縫いc(図4)により、抑え布4の上辺41と身返し布5または表布3が縫い合わされて、閉じられている。
【0038】
図9は本発明のポケットに携帯用電子機器10を入れた状態を説明するための正面図であり、携帯用電子機器10を示すために表布は省略されており、抑え布4と身返し布5の間に携帯用電子機器10の上部が位置することを表わすために、身返し布5に対応する携帯用電子機器10の部分を白く示し、表布3(図9では省略)で覆われる携帯用電子機器10の部分は黒く示している。携帯用電子機器のイヤホンコード11は抑え布4が存在しないポケット口の部分から外に引出される。
【0039】
また、ポケットに携帯用電子機器10を収納する場合、携帯用電子機器10のディスプレイ面が拭い布2に面するように収納することが好ましく、このようにするとポケットに入れた状態でディスプレイ面を綺麗にすることができる。
【0040】
図10には本発明のパッチポケットを設けた上衣の一部分(左前身頃側)を示し、ポケットの中に携帯用電子機器が収納され、携帯用電子機器のイヤホンコード11がポケット口から出ており、音楽などを自由に聞くことができる。
【0041】
なお、上衣のその他の部分の縫製については従来どおり行えばよい。
【0042】
また、前述した実施例では抑え布4を表布3に連続して一体的に裁断したもので形成したが、抑え布として表布とは別に裁断したものを使用してもよい。
【符号の説明】
【0043】
1 上衣
2 拭い布
21 拭い布の切り欠いた斜辺
3 表布
31 表布の上辺
32、33 表布の側辺
34 表布の底辺
4 抑え布
41 抑え布の上辺
42 抑え布の側辺
43 抑え布の斜辺
5 身返し布
10 携帯用電子機器
11 イヤホンコード
a 抑え布の折山
b 抑え布と表布の境目
c 地縫い
d 身返し押さえステッチ
e ステッチ

【特許請求の範囲】
【請求項1】
上衣の前身頃の胸部にポケットの表布の両側辺と底辺が縫着されるパッチポケットにおいて、ポケットの上辺と一方の側辺と該両辺を結ぶ斜辺とを有する三角形の抑え布が前記表布の裏側に配置され、該三角形の抑え布はその上辺が前記表布に縫着され、その側辺は前記表布とともに前身頃に縫着されており、前記斜辺は表布に縫着されずに浮いた状態であり、前記抑え布の上辺の長さは前記表布の上辺の長さよりも短かいことを特徴とする上衣のパッチポケット。
【請求項2】
前記三角形の抑え布は前記ポケットの表布の一側辺に連続した状態で、前記表布と一体で裁断されたものであることを特徴とする請求項1記載の上衣のパッチポケット。
【請求項3】
前記パッチポケットの開口部には身返し布が設けられ、前記三角形の抑え布の上辺部を該身返し布と前記表布の間に挟んだ状態で地縫いされていることを特徴とする請求項1または請求項2記載の上衣のパッチポケット。
【請求項4】
前記パッチポケットが縫着される前身頃の箇所に起毛素材からなる拭い布が起毛面を外側にして縫着されていることを特徴とする請求項1〜請求項3の何れか1項に記載の上衣のパッチポケット。

【図1】
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【図2】
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【図3】
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【図4】
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【図5】
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【図6】
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【図7】
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【図8】
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【図9】
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【図10】
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【公開番号】特開2013−19079(P2013−19079A)
【公開日】平成25年1月31日(2013.1.31)
【国際特許分類】
【出願番号】特願2011−154740(P2011−154740)
【出願日】平成23年7月13日(2011.7.13)
【出願人】(593085417)株式会社オンワードホールディングス (14)
【Fターム(参考)】