両側式逆歯チェーン
【課題】付加的な歯付プレートを必要とせず、幅及び寸法がより小さい、両側式ITチェーンを提供する。
【解決手段】内側リンクプレートと、中間リンクプレートと、外側リンクプレートと、ピンとが設けられており、内側リンクプレート及び中間リンクプレートがそれぞれ、1対のピンホールと、第1の方向に突出した1対のリンク歯と、第2の方向に突出した1対のリンク歯とを有しており、それぞれの外側リンクプレートが、1対のピンホールを有しており、ピンが、外側リンクプレートと、中間リンクプレートと、内側リンクプレートとのピンホールを貫通しており、これにより、外側リンクプレートと、中間リンクプレートと、内側リンクプレートとを互いに固定して無端ループを形成している。
【解決手段】内側リンクプレートと、中間リンクプレートと、外側リンクプレートと、ピンとが設けられており、内側リンクプレート及び中間リンクプレートがそれぞれ、1対のピンホールと、第1の方向に突出した1対のリンク歯と、第2の方向に突出した1対のリンク歯とを有しており、それぞれの外側リンクプレートが、1対のピンホールを有しており、ピンが、外側リンクプレートと、中間リンクプレートと、内側リンクプレートとのピンホールを貫通しており、これにより、外側リンクプレートと、中間リンクプレートと、内側リンクプレートとを互いに固定して無端ループを形成している。
【発明の詳細な説明】
【技術分野】
【0001】
本発明は、伝動機構、特に内燃機関において使用するための両側式逆歯チェーンに関する。
【背景技術】
【0002】
逆歯(IT、Inverted Tooth)チェーン(サイレントチェーン)は、タイミングドライブ、オイルポンプドライブ、バランサドライブ用途を含む、内燃機関用途における伝動装置のために一般に用いられる。一般に、両側式逆歯チェーンは、幾つかの付加的な逆歯リンクプレートを組み込むことによって、片側式チェーンから得られる。この形式で構成されたチェーンは、通常、幅及び重量が片側式チェーンの二倍となることから、極めて過剰な寸法となる。
【0003】
両側式チェーンは、例えば米国特許第6334829号明細書から公知である。米国特許第6334829号明細書は、同じ側面輪郭を有するリンクプレートを有する二重噛合い式サイレントチェーンドライブを開示している。それぞれのリンクプレートは、2つの噛合い歯と、噛合い歯と反対側に形成された平らな後面とを有している。リンクプレートは、択一的に、1つのリンクプレートの噛合い歯が外方に面しかつこれに隣接するリンクプレートの噛合い歯が内方に面するように配置されている。このチェーンドライブは、それぞれの側に付加的な歯付プレートを必要とし、より幅広の若しくはより過剰寸法のチェーンを形成する。
【0004】
さらに、例えば米国特許第6142902号明細書には、同じ側面輪郭を有するリンクプレートを有する二重噛合い式サイレントチェーンが開示されている。それぞれのリンクプレートは、2つの噛合い歯と、噛合い歯と反対側に形成された平坦な後面とを有している。リンクプレートは、択一的にチェーンの長手方向で互いに反対方向に配置されているのに対し、隣接し合うリンクプレートはピンによって結合されている。このチェーン駆動装置は、それぞれの側において付加的な歯付プレートを必要とし、より幅広の又はより過剰寸法のチェーンを形成する。
【0005】
さらに、例えば米国特許出願第2005/0277507号明細書には、各リンクプレートにおいて1つの方向に突出した歯を有する、両側式サイレントチェーンが開示されている。1つの方向に面した内側リンクプレートは、反対方向に面した外側リンクプレートに固定されている。やはり、このチェーン駆動装置は、それぞれの側において付加的な歯付プレートを必要とし、より幅広の又はより過剰寸法のチェーンを形成する。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0006】
【特許文献1】米国特許第6334829号明細書
【特許文献2】米国特許第6142902号明細書
【特許文献3】米国特許出願第2005/0277507号明細書
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0007】
従って、本願発明の課題は、付加的な歯付プレートを必要とせず、幅及び寸法がより小さい、両側式ITチェーンを提供することである。
【課題を解決するための手段】
【0008】
本発明は、同等のチェーン強度及び耐摩耗性を維持しつつ、片側式チェーンと同じ幅及びほぼ同じ重量を有する両側式ITチェーンに関する。スプロケットは、従来技術文献とは異なり、片側式チェーンに必要とされる構造と同じである。さらに、両側式ITチェーンのアセンブリを提供するために、片側式チェーンアセンブリへの僅かな変更だけが必要である。
【0009】
両側式ITチェーンは、内側リンクプレートと、中間リンクプレートと、外側リンクプレートとを有しており、これらは、片側式チェーンと同じ組合せ(lacing)を使用する。内側リンクプレートと中間リンクプレートとの歯の輪郭は、リンクプレートの開口(ピンホール)の中心を通る中心線に関して対称であり、鏡像を成している。リンクプレートの歯の先端とチェーン案内システムとの望ましくない接触を回避するために、外側リンクプレートの輪郭も、外側リンクプレートの輪郭が対称的であるように、ピンホールの中心を通る中心線に関して鏡像を成している。対称的な内側リンクプレートと、中間リンクプレートと、外側リンクプレートとを使用することにより、両側式ITチェーンは、最小限の重量の増大のみで、片側式チェーンと同じ組合せ及び同じチェーン幅を維持している。
【0010】
択一的に、内側リンクプレートと中間リンクプレートとの歯の輪郭は、リンクプレートの開口(ピンホール)の中心を通る中心線に関して非対称である。リンクプレートの歯の先端とチェーン案内システムとの望ましくない接触を回避するために、外側リンクプレートの輪郭は、外側リンクプレートの輪郭が対称的であるように、ピンホールの中心を通る中心線に関して鏡像を成している。内側リンクプレートと、中間リンクプレートと、外側リンクプレートとの組合せを用いることにより、両側式ITチェーンは、僅かな最小限の重量の増大のみで、片側式チェーンと同じ組合せ及び同じチェーン幅を維持している。
【0011】
さらに、両側式ITチェーンの強度を片側式チェーンと同様のレベルに維持するために、両側式ITチェーンのクロッチ寸法(C)とピッチ寸法(P)との比は、0.15以上である。さらに、両側式ITチェーンの強度を片側式チェーンと同様のレベルに維持するために、両側式ITチェーンのクロッチ寸法(C*)とピッチ寸法(P)との比は、0.15以上である。
【0012】
片側式チェーンは、外側リンクプレートの下側部分に湾曲した輪郭を有することが知られている。この構造は、スプロケットハブとチェーンの外側リンクプレートとの間の間隙を最大化し、より頑丈なスプロケット構造を提供する。しかしながら、湾曲した輪郭は、従来技術文献においては、外側リンクプレートの一方の側だけに開示されている。択一的な実施の形態において、外側リンクプレートは対称的に構成されている。外側リンクプレートの上側部分及び下側部分は、中心線に向かって同様に凹面状に湾曲させられている。従って、上側部分及び下側部分は、互いに鏡像を成す湾曲した面を有している。
【0013】
外側リンクプレートの別の構成において、外側リンクプレートの下側部分は、僅かに内方へ湾曲した面を有する片側式と同じであるのに対し、上側部分は、直線状又は僅かに凸状であり、外側プレートの上面とチェーン案内システムとの好適な接触を提供する。この実施の形態において、中心線と、外側リンクプレートの上側部分との間の距離(H)は、対応する歯付プレートの中心線と先端部との間の距離(H*)よりも大きいか又は該距離と等しい。
【0014】
さらに、プレスばめされた中間リンクプレートを用いた3×2式組合せに加え、請求項に記載された発明を、他の組合せに、及びプレスばめされた歯付リンクプレートを備えないチェーンのために、適用することができる。
【0015】
広く解すれば、本発明は、内側リンクプレートと、中間リンクプレートと、外側リンクプレートと、ピンとを有する両側式ITチェーンとして定義することができる。内側リンクプレートと、中間リンクプレートとはそれぞれ、1対のピンホールと、第1の方向に突出した1対のリンク歯と、第2の方向に突出した1対のリンク歯とを有している。それぞれの外側リンクプレートは、1対のピンホールを有している。ピンは、外側リンクプレートと、中間リンクプレートと、内側リンクプレートとのピンホールを貫通し、外側リンクプレートと、中間リンクプレートと、内側リンクプレートとを互いに固定して無端ループを形成している。
【0016】
1つの実施の形態において、第1の方向と第2の方向とに突出したリンク歯の対は、互いに鏡像を成しており、同じである。
【0017】
別の実施の形態において、第1の方向に突出したリンク歯の対と、第2の方向に突出したリンク歯の対とは、非対称である。
【0018】
さらに、下側クロッチ寸法と、チェーンピッチとの比は、0.15以上である(C/P≧0.15)。
【0019】
さらに、上側クロッチ寸法と、チェーンピッチとの比は、0.15以上である(C*/P≧0.15)。
【0020】
さらに、それぞれの外側リンクプレートは、第1の方向に突出した下側部分と、第2の方向に突出した上側部分とを有している。1つの実施の形態において、外側リンクプレートの下側部分と上側部分とはそれぞれ、外側リンクプレートの中心線に向かって内方へ湾曲させられている。別の実施の形態において、外側リンクプレートの下側部分は、外側リンクプレートの中心に向かって内方へ湾曲させられており、外側リンクプレートの上側部分は、平坦又は僅かに凸状である。さらに別の実施の形態において、外側リンクプレートの下側部分は、平坦又は僅かに凸状であり、外側リンクプレートの上側部分は、平坦又は僅かに凸状である。
【0021】
さらに、外側リンクプレートのピンホールと、外側リンクプレートの上側部分との間の距離は、対応する歯付の内側リンクプレート又は中間リンクプレートのピンホールと先端部の間の距離よりも大きいか又は該距離と等しい。
【0022】
さらに、ピンは、中間プレートの開口にプレスばめされている。
【0023】
択一的に、外側リンクプレートと、内側リンクプレートと、中間リンクプレートとは、3×2式組合せで配置されている。その他の組合せ構成も可能である。
【0024】
本発明は、添付図面に関連した以下の説明を読むことによりさらに理解及び認識されるであろう。
【図面の簡単な説明】
【0025】
【図1】片側式リンクプレートを示す側面図である。
【図2】両側式リンクプレートを示す側面図である。
【図3】両側式リンクプレートの択一的な実施の形態を示す側面図である。
【図4】片側式チェーン外側プレートを示す側面図である。
【図5】両側式チェーン外側プレートを示す側面図である。
【図6】両側式チェーンの寸法及びピッチの比を示す側面図である。
【図7】片側式外側プレートを示す側面図である。
【図8】両側式外側プレートの択一的な実施の形態を示す側面図である。
【図9】両側式外側プレートの択一的な実施の形態を示す上面図である。
【図10】両側式ITチェーンの細部Aを示す側面図である。
【図11】両側式ITチェーンを示す上面図である。
【図12】組み立てられた状態における両側式ITチェーンを示す側面図である。
【発明を実施するための形態】
【0026】
図面において同じ参照符号は全図を通じて同じ部材を表しており、ここで図面を参照すると、図1は、公知の片側式リンクプレート10の側面図を示している。リンクプレート10は、ピンホール12,14と、片側式リンクプレート10の下側部分18から突出した歯16とを有している。
【0027】
図2は、両側式リンクプレート20を示している。両側式リンクプレート20は、下側部分24から突出した歯22と、上側部分28から突出した歯26とを有している。下側部分24と上側部分28とに配置された歯22,26は、中心線30に関して互いに鏡像を成している。2つのピンホール32,34は、中心線30に沿って配置されている。
【0028】
図3は、下側部分112から突出した歯108,110と、上側部分118から突出した歯114,116とを有する、両側式リンクプレート106を示している。歯108,110,114,116は、下側部分112と上側部分118とに配置されており、非対称である。この非対称な幾何学的形状は、多くの形態で実施されてよい。例えば、中心線124から歯114,116までの両側式リンクプレート106の高さH1*は、歯108,110の高さH*と等しくなく、歯108,110の角度αは、歯114,116の角度α1と等しくない。さらに、2つのピンホール120,122は、中心線124に沿って配置されている。
【0029】
図4は、外側リンクプレート36の下側部分40の輪郭38と、ピンホール42,44とを有する、片側式チェーンのための公知の外側リンクプレート36の構造を示している。
【0030】
図5は、中心線56に関して鏡像を成す同じ輪郭52,54を有する下側部分48及び上側部分50を備える外側リンクプレート46を示している。外側リンクプレートは、中心線56に沿って配置された2つのピンホール58,60をも有している。
【0031】
図6は、両側式リンクプレート20の側面図を示している。図は、クロッチ(谷部)寸法(C)及び(C*)とピッチ寸法(P)との比を示している。両側式リンクプレート10と同じ強度を維持するために、クロッチ(C)とチェーンピッチ(P)との比は、0.15以上である(C/P≧0.15)。さらに、クロッチ(C*)とチェーンピッチ(P)との間の比は、0.15以上である(C*/P≧0.15)。
【0032】
図7は、公知の片側式外側リンクプレート62の構造を示している。片側式外側リンクプレート62の下側部分64は、中心線66に向かって内方へ湾曲しており、中心線66に沿って2つのピンホール68,70が配置されている。
【0033】
図8は、外側リンクプレート72の択一的な実施の形態を示している。この場合、外側リンクプレート72の下側部分74と上側部分76とは、中心線78に向かって内方へ湾曲した面を有している。外側リンクプレート72は、中心線78に沿って配置された2つのピンホール80,82を有している。下側部分74及び上側部分76における湾曲した面は、スプロケットハブの位置にかかわらずスプロケットハブに対する隙間を最大化する。
【0034】
図9は、外側リンクプレート84の別の択一的な実施の形態を示している。外側リンクプレート84の下側部分86は、図7に示された片側式外側リンクプレート62の構造と同じである。外側リンクプレート84の上側部分88は、外側リンクプレートの上面88と、チェーン案内システム(図示せず)との好適な接触を維持するために直線状又は僅かに凸状の面90を有している。外側リンクプレートの中心線92と上側部分88との間の距離Hは、対応する歯付プレートの中心線92とリンク先端部94との間の距離H*よりも大きいか又はこの距離と等しくなければならない。
【0035】
図10は、ピン96によって外側リンクプレート36に結合された両側式リンクプレート20の側面図を示している。
【0036】
図11は、プレスばめされた中間リンクプレート100を備えた3×2式組合せ(lacing)を備えた組み立てられた状態における両側式チェーン98の上面図を示している。ピン96は、外側リンクプレート36と、内側リンクプレート102と、中間リンクプレート100とを互いに固定するために、これらのプレート100,102,36にはめ込まれている。内側リンクプレート100と、中間リンクプレート102とは、両側式リンクプレート20である。しかしながら、中間リンクプレート100はプレスばめされている必要はない。外側リンクプレート36は常にピン96にプレスばめされていなければならない。中間リンクプレート100は、用途に応じて、ピン96とプレスばめされているか又はピン96に対して隙間を有することができるが、内側リンクプレート102は常にピン96に対して隙間を有していなければならない。
【0037】
図12は、完全な両側式チェーンアセンブリ104の側面図を示している。
【0038】
本発明は、好適な実施の形態に関連して説明された。当然のことながら、本発明の範囲は請求項によって規定され、ここで開示された特定の実施の形態に限定されることは意図されていない。
【符号の説明】
【0039】
10 片側式リンクプレート、 12,14 ピンホール、 16 歯、 18 下側部分、 20 両側式リンクプレート、 24 下側部分、 22,26,28 歯、 30 中心線、 32,34 ピンホール、 36 外側リンクプレート、 38 輪郭、 40 下側部分、 42,44 ピンホール、 46 外側リンクプレート、 48 下側部分、 50 上側部分、 52,54 輪郭、 56 中心線、 62 片側式外側リンクプレート構成、 64 下側部分、 66 中心線、 68,70 ピンホール、 72 外側リンクプレート、 74 下側部分、 76 上側部分、 78 中心線、 80,82 ピンホール、 84 外側リンクプレート、 88 上面、 90 凹面状の綿、 92 中心線、 94 リンク先端部、 96 ピン、 98 両側式チェーン、 100 中間リンクプレート、 102 内側リンクプレート、 104 フル両側得チェーンアセンブリ、 108,110,114,116 歯、 112 下側部分、 120,122 ピンホール、 124 中心線
【技術分野】
【0001】
本発明は、伝動機構、特に内燃機関において使用するための両側式逆歯チェーンに関する。
【背景技術】
【0002】
逆歯(IT、Inverted Tooth)チェーン(サイレントチェーン)は、タイミングドライブ、オイルポンプドライブ、バランサドライブ用途を含む、内燃機関用途における伝動装置のために一般に用いられる。一般に、両側式逆歯チェーンは、幾つかの付加的な逆歯リンクプレートを組み込むことによって、片側式チェーンから得られる。この形式で構成されたチェーンは、通常、幅及び重量が片側式チェーンの二倍となることから、極めて過剰な寸法となる。
【0003】
両側式チェーンは、例えば米国特許第6334829号明細書から公知である。米国特許第6334829号明細書は、同じ側面輪郭を有するリンクプレートを有する二重噛合い式サイレントチェーンドライブを開示している。それぞれのリンクプレートは、2つの噛合い歯と、噛合い歯と反対側に形成された平らな後面とを有している。リンクプレートは、択一的に、1つのリンクプレートの噛合い歯が外方に面しかつこれに隣接するリンクプレートの噛合い歯が内方に面するように配置されている。このチェーンドライブは、それぞれの側に付加的な歯付プレートを必要とし、より幅広の若しくはより過剰寸法のチェーンを形成する。
【0004】
さらに、例えば米国特許第6142902号明細書には、同じ側面輪郭を有するリンクプレートを有する二重噛合い式サイレントチェーンが開示されている。それぞれのリンクプレートは、2つの噛合い歯と、噛合い歯と反対側に形成された平坦な後面とを有している。リンクプレートは、択一的にチェーンの長手方向で互いに反対方向に配置されているのに対し、隣接し合うリンクプレートはピンによって結合されている。このチェーン駆動装置は、それぞれの側において付加的な歯付プレートを必要とし、より幅広の又はより過剰寸法のチェーンを形成する。
【0005】
さらに、例えば米国特許出願第2005/0277507号明細書には、各リンクプレートにおいて1つの方向に突出した歯を有する、両側式サイレントチェーンが開示されている。1つの方向に面した内側リンクプレートは、反対方向に面した外側リンクプレートに固定されている。やはり、このチェーン駆動装置は、それぞれの側において付加的な歯付プレートを必要とし、より幅広の又はより過剰寸法のチェーンを形成する。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0006】
【特許文献1】米国特許第6334829号明細書
【特許文献2】米国特許第6142902号明細書
【特許文献3】米国特許出願第2005/0277507号明細書
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0007】
従って、本願発明の課題は、付加的な歯付プレートを必要とせず、幅及び寸法がより小さい、両側式ITチェーンを提供することである。
【課題を解決するための手段】
【0008】
本発明は、同等のチェーン強度及び耐摩耗性を維持しつつ、片側式チェーンと同じ幅及びほぼ同じ重量を有する両側式ITチェーンに関する。スプロケットは、従来技術文献とは異なり、片側式チェーンに必要とされる構造と同じである。さらに、両側式ITチェーンのアセンブリを提供するために、片側式チェーンアセンブリへの僅かな変更だけが必要である。
【0009】
両側式ITチェーンは、内側リンクプレートと、中間リンクプレートと、外側リンクプレートとを有しており、これらは、片側式チェーンと同じ組合せ(lacing)を使用する。内側リンクプレートと中間リンクプレートとの歯の輪郭は、リンクプレートの開口(ピンホール)の中心を通る中心線に関して対称であり、鏡像を成している。リンクプレートの歯の先端とチェーン案内システムとの望ましくない接触を回避するために、外側リンクプレートの輪郭も、外側リンクプレートの輪郭が対称的であるように、ピンホールの中心を通る中心線に関して鏡像を成している。対称的な内側リンクプレートと、中間リンクプレートと、外側リンクプレートとを使用することにより、両側式ITチェーンは、最小限の重量の増大のみで、片側式チェーンと同じ組合せ及び同じチェーン幅を維持している。
【0010】
択一的に、内側リンクプレートと中間リンクプレートとの歯の輪郭は、リンクプレートの開口(ピンホール)の中心を通る中心線に関して非対称である。リンクプレートの歯の先端とチェーン案内システムとの望ましくない接触を回避するために、外側リンクプレートの輪郭は、外側リンクプレートの輪郭が対称的であるように、ピンホールの中心を通る中心線に関して鏡像を成している。内側リンクプレートと、中間リンクプレートと、外側リンクプレートとの組合せを用いることにより、両側式ITチェーンは、僅かな最小限の重量の増大のみで、片側式チェーンと同じ組合せ及び同じチェーン幅を維持している。
【0011】
さらに、両側式ITチェーンの強度を片側式チェーンと同様のレベルに維持するために、両側式ITチェーンのクロッチ寸法(C)とピッチ寸法(P)との比は、0.15以上である。さらに、両側式ITチェーンの強度を片側式チェーンと同様のレベルに維持するために、両側式ITチェーンのクロッチ寸法(C*)とピッチ寸法(P)との比は、0.15以上である。
【0012】
片側式チェーンは、外側リンクプレートの下側部分に湾曲した輪郭を有することが知られている。この構造は、スプロケットハブとチェーンの外側リンクプレートとの間の間隙を最大化し、より頑丈なスプロケット構造を提供する。しかしながら、湾曲した輪郭は、従来技術文献においては、外側リンクプレートの一方の側だけに開示されている。択一的な実施の形態において、外側リンクプレートは対称的に構成されている。外側リンクプレートの上側部分及び下側部分は、中心線に向かって同様に凹面状に湾曲させられている。従って、上側部分及び下側部分は、互いに鏡像を成す湾曲した面を有している。
【0013】
外側リンクプレートの別の構成において、外側リンクプレートの下側部分は、僅かに内方へ湾曲した面を有する片側式と同じであるのに対し、上側部分は、直線状又は僅かに凸状であり、外側プレートの上面とチェーン案内システムとの好適な接触を提供する。この実施の形態において、中心線と、外側リンクプレートの上側部分との間の距離(H)は、対応する歯付プレートの中心線と先端部との間の距離(H*)よりも大きいか又は該距離と等しい。
【0014】
さらに、プレスばめされた中間リンクプレートを用いた3×2式組合せに加え、請求項に記載された発明を、他の組合せに、及びプレスばめされた歯付リンクプレートを備えないチェーンのために、適用することができる。
【0015】
広く解すれば、本発明は、内側リンクプレートと、中間リンクプレートと、外側リンクプレートと、ピンとを有する両側式ITチェーンとして定義することができる。内側リンクプレートと、中間リンクプレートとはそれぞれ、1対のピンホールと、第1の方向に突出した1対のリンク歯と、第2の方向に突出した1対のリンク歯とを有している。それぞれの外側リンクプレートは、1対のピンホールを有している。ピンは、外側リンクプレートと、中間リンクプレートと、内側リンクプレートとのピンホールを貫通し、外側リンクプレートと、中間リンクプレートと、内側リンクプレートとを互いに固定して無端ループを形成している。
【0016】
1つの実施の形態において、第1の方向と第2の方向とに突出したリンク歯の対は、互いに鏡像を成しており、同じである。
【0017】
別の実施の形態において、第1の方向に突出したリンク歯の対と、第2の方向に突出したリンク歯の対とは、非対称である。
【0018】
さらに、下側クロッチ寸法と、チェーンピッチとの比は、0.15以上である(C/P≧0.15)。
【0019】
さらに、上側クロッチ寸法と、チェーンピッチとの比は、0.15以上である(C*/P≧0.15)。
【0020】
さらに、それぞれの外側リンクプレートは、第1の方向に突出した下側部分と、第2の方向に突出した上側部分とを有している。1つの実施の形態において、外側リンクプレートの下側部分と上側部分とはそれぞれ、外側リンクプレートの中心線に向かって内方へ湾曲させられている。別の実施の形態において、外側リンクプレートの下側部分は、外側リンクプレートの中心に向かって内方へ湾曲させられており、外側リンクプレートの上側部分は、平坦又は僅かに凸状である。さらに別の実施の形態において、外側リンクプレートの下側部分は、平坦又は僅かに凸状であり、外側リンクプレートの上側部分は、平坦又は僅かに凸状である。
【0021】
さらに、外側リンクプレートのピンホールと、外側リンクプレートの上側部分との間の距離は、対応する歯付の内側リンクプレート又は中間リンクプレートのピンホールと先端部の間の距離よりも大きいか又は該距離と等しい。
【0022】
さらに、ピンは、中間プレートの開口にプレスばめされている。
【0023】
択一的に、外側リンクプレートと、内側リンクプレートと、中間リンクプレートとは、3×2式組合せで配置されている。その他の組合せ構成も可能である。
【0024】
本発明は、添付図面に関連した以下の説明を読むことによりさらに理解及び認識されるであろう。
【図面の簡単な説明】
【0025】
【図1】片側式リンクプレートを示す側面図である。
【図2】両側式リンクプレートを示す側面図である。
【図3】両側式リンクプレートの択一的な実施の形態を示す側面図である。
【図4】片側式チェーン外側プレートを示す側面図である。
【図5】両側式チェーン外側プレートを示す側面図である。
【図6】両側式チェーンの寸法及びピッチの比を示す側面図である。
【図7】片側式外側プレートを示す側面図である。
【図8】両側式外側プレートの択一的な実施の形態を示す側面図である。
【図9】両側式外側プレートの択一的な実施の形態を示す上面図である。
【図10】両側式ITチェーンの細部Aを示す側面図である。
【図11】両側式ITチェーンを示す上面図である。
【図12】組み立てられた状態における両側式ITチェーンを示す側面図である。
【発明を実施するための形態】
【0026】
図面において同じ参照符号は全図を通じて同じ部材を表しており、ここで図面を参照すると、図1は、公知の片側式リンクプレート10の側面図を示している。リンクプレート10は、ピンホール12,14と、片側式リンクプレート10の下側部分18から突出した歯16とを有している。
【0027】
図2は、両側式リンクプレート20を示している。両側式リンクプレート20は、下側部分24から突出した歯22と、上側部分28から突出した歯26とを有している。下側部分24と上側部分28とに配置された歯22,26は、中心線30に関して互いに鏡像を成している。2つのピンホール32,34は、中心線30に沿って配置されている。
【0028】
図3は、下側部分112から突出した歯108,110と、上側部分118から突出した歯114,116とを有する、両側式リンクプレート106を示している。歯108,110,114,116は、下側部分112と上側部分118とに配置されており、非対称である。この非対称な幾何学的形状は、多くの形態で実施されてよい。例えば、中心線124から歯114,116までの両側式リンクプレート106の高さH1*は、歯108,110の高さH*と等しくなく、歯108,110の角度αは、歯114,116の角度α1と等しくない。さらに、2つのピンホール120,122は、中心線124に沿って配置されている。
【0029】
図4は、外側リンクプレート36の下側部分40の輪郭38と、ピンホール42,44とを有する、片側式チェーンのための公知の外側リンクプレート36の構造を示している。
【0030】
図5は、中心線56に関して鏡像を成す同じ輪郭52,54を有する下側部分48及び上側部分50を備える外側リンクプレート46を示している。外側リンクプレートは、中心線56に沿って配置された2つのピンホール58,60をも有している。
【0031】
図6は、両側式リンクプレート20の側面図を示している。図は、クロッチ(谷部)寸法(C)及び(C*)とピッチ寸法(P)との比を示している。両側式リンクプレート10と同じ強度を維持するために、クロッチ(C)とチェーンピッチ(P)との比は、0.15以上である(C/P≧0.15)。さらに、クロッチ(C*)とチェーンピッチ(P)との間の比は、0.15以上である(C*/P≧0.15)。
【0032】
図7は、公知の片側式外側リンクプレート62の構造を示している。片側式外側リンクプレート62の下側部分64は、中心線66に向かって内方へ湾曲しており、中心線66に沿って2つのピンホール68,70が配置されている。
【0033】
図8は、外側リンクプレート72の択一的な実施の形態を示している。この場合、外側リンクプレート72の下側部分74と上側部分76とは、中心線78に向かって内方へ湾曲した面を有している。外側リンクプレート72は、中心線78に沿って配置された2つのピンホール80,82を有している。下側部分74及び上側部分76における湾曲した面は、スプロケットハブの位置にかかわらずスプロケットハブに対する隙間を最大化する。
【0034】
図9は、外側リンクプレート84の別の択一的な実施の形態を示している。外側リンクプレート84の下側部分86は、図7に示された片側式外側リンクプレート62の構造と同じである。外側リンクプレート84の上側部分88は、外側リンクプレートの上面88と、チェーン案内システム(図示せず)との好適な接触を維持するために直線状又は僅かに凸状の面90を有している。外側リンクプレートの中心線92と上側部分88との間の距離Hは、対応する歯付プレートの中心線92とリンク先端部94との間の距離H*よりも大きいか又はこの距離と等しくなければならない。
【0035】
図10は、ピン96によって外側リンクプレート36に結合された両側式リンクプレート20の側面図を示している。
【0036】
図11は、プレスばめされた中間リンクプレート100を備えた3×2式組合せ(lacing)を備えた組み立てられた状態における両側式チェーン98の上面図を示している。ピン96は、外側リンクプレート36と、内側リンクプレート102と、中間リンクプレート100とを互いに固定するために、これらのプレート100,102,36にはめ込まれている。内側リンクプレート100と、中間リンクプレート102とは、両側式リンクプレート20である。しかしながら、中間リンクプレート100はプレスばめされている必要はない。外側リンクプレート36は常にピン96にプレスばめされていなければならない。中間リンクプレート100は、用途に応じて、ピン96とプレスばめされているか又はピン96に対して隙間を有することができるが、内側リンクプレート102は常にピン96に対して隙間を有していなければならない。
【0037】
図12は、完全な両側式チェーンアセンブリ104の側面図を示している。
【0038】
本発明は、好適な実施の形態に関連して説明された。当然のことながら、本発明の範囲は請求項によって規定され、ここで開示された特定の実施の形態に限定されることは意図されていない。
【符号の説明】
【0039】
10 片側式リンクプレート、 12,14 ピンホール、 16 歯、 18 下側部分、 20 両側式リンクプレート、 24 下側部分、 22,26,28 歯、 30 中心線、 32,34 ピンホール、 36 外側リンクプレート、 38 輪郭、 40 下側部分、 42,44 ピンホール、 46 外側リンクプレート、 48 下側部分、 50 上側部分、 52,54 輪郭、 56 中心線、 62 片側式外側リンクプレート構成、 64 下側部分、 66 中心線、 68,70 ピンホール、 72 外側リンクプレート、 74 下側部分、 76 上側部分、 78 中心線、 80,82 ピンホール、 84 外側リンクプレート、 88 上面、 90 凹面状の綿、 92 中心線、 94 リンク先端部、 96 ピン、 98 両側式チェーン、 100 中間リンクプレート、 102 内側リンクプレート、 104 フル両側得チェーンアセンブリ、 108,110,114,116 歯、 112 下側部分、 120,122 ピンホール、 124 中心線
【特許請求の範囲】
【請求項1】
両側式ITチェーンにおいて、
内側リンクプレートと、
中間リンクプレートと、
外側リンクプレートと、
ピンとが設けられており、
前記内側リンクプレート及び前記中間リンクプレートがそれぞれ、1対のピンホールと、第1の方向に突出した1対のリンク歯と、第2の方向に突出した1対のリンク歯とを有しており、
前記それぞれの外側リンクプレートが、1対のピンホールを有しており、
前記ピンが、前記外側リンクプレートと、前記中間リンクプレートと、前記内側リンクプレートとのピンホールを貫通しており、前記外側リンクプレートと、前記中間リンクプレートと、前記内側リンクプレートとを互いに固定して無端ループを形成していることを特徴とする、両側式ITチェーン。
【請求項2】
前記第1の方向に突出した1対のリンク歯と、前記第2の方向に突出した1対のリンク歯とが、互いに鏡像を成しておりかつ同じである、請求項1記載の両側式ITチェーン。
【請求項3】
前記第1の方向に突出した1対のリンク歯と、前記第2の方向に突出した1対のリンク歯とが、非対称である、請求項1記載の両側式ITチェーン。
【請求項4】
チェーンのピッチ寸法と、下側のクロッチ寸法との比が、0.15以上である、請求項1記載の両側式ITチェーン。
【請求項5】
チェーンのピッチ寸法と、上側のクロッチ寸法との比が、0.15以上である、請求項1記載の両側式ITチェーン。
【請求項6】
前記それぞれの外側リンクプレートが、第1の方向に突出した下側部分と、第2の方向に突出した上側部分とを有している、請求項1記載の両側式ITチェーン。
【請求項7】
前記外側リンクプレートの下側部分と上側部分とが、前記外側リンクプレートの中心線に向かって内方へ湾曲させられている、請求項6記載の両側式ITチェーン。
【請求項8】
前記外側リンクプレートの下側部分が、前記外側リンクプレートの中心線に向かって内方へ湾曲させられており、前記外側リンクプレートの上側部分が、平坦又は僅かに凸状である、請求項6記載の両側式ITチェーン。
【請求項9】
前記外側リンクプレートの下側部分が、平坦又は僅かに凸状であり、前記外側リンクプレートの上側部分が、平坦又は僅かに凸状である、請求項6記載の両側式ITチェーン。
【請求項10】
前記外側リンクプレートのピンホールと前記外側リンクプレートの上側部分との間の距離が、対応する歯付の前記内側リンクプレート又は前記中間リンクプレートのピンホールと先端部との間の距離よりも大きいか又は該距離と等しい、請求項6記載の両側式ITチェーン。
【請求項11】
前記ピンが、前記中間リンクプレートの開口にプレスばめされている、請求項10記載の両側式ITチェーン。
【請求項12】
前記外側リンクプレートと、前記内側リンクプレートと、前記中間リンクプレートとが、3×2式組合せで配置されている、請求項1記載の両側式ITチェーン。
【請求項1】
両側式ITチェーンにおいて、
内側リンクプレートと、
中間リンクプレートと、
外側リンクプレートと、
ピンとが設けられており、
前記内側リンクプレート及び前記中間リンクプレートがそれぞれ、1対のピンホールと、第1の方向に突出した1対のリンク歯と、第2の方向に突出した1対のリンク歯とを有しており、
前記それぞれの外側リンクプレートが、1対のピンホールを有しており、
前記ピンが、前記外側リンクプレートと、前記中間リンクプレートと、前記内側リンクプレートとのピンホールを貫通しており、前記外側リンクプレートと、前記中間リンクプレートと、前記内側リンクプレートとを互いに固定して無端ループを形成していることを特徴とする、両側式ITチェーン。
【請求項2】
前記第1の方向に突出した1対のリンク歯と、前記第2の方向に突出した1対のリンク歯とが、互いに鏡像を成しておりかつ同じである、請求項1記載の両側式ITチェーン。
【請求項3】
前記第1の方向に突出した1対のリンク歯と、前記第2の方向に突出した1対のリンク歯とが、非対称である、請求項1記載の両側式ITチェーン。
【請求項4】
チェーンのピッチ寸法と、下側のクロッチ寸法との比が、0.15以上である、請求項1記載の両側式ITチェーン。
【請求項5】
チェーンのピッチ寸法と、上側のクロッチ寸法との比が、0.15以上である、請求項1記載の両側式ITチェーン。
【請求項6】
前記それぞれの外側リンクプレートが、第1の方向に突出した下側部分と、第2の方向に突出した上側部分とを有している、請求項1記載の両側式ITチェーン。
【請求項7】
前記外側リンクプレートの下側部分と上側部分とが、前記外側リンクプレートの中心線に向かって内方へ湾曲させられている、請求項6記載の両側式ITチェーン。
【請求項8】
前記外側リンクプレートの下側部分が、前記外側リンクプレートの中心線に向かって内方へ湾曲させられており、前記外側リンクプレートの上側部分が、平坦又は僅かに凸状である、請求項6記載の両側式ITチェーン。
【請求項9】
前記外側リンクプレートの下側部分が、平坦又は僅かに凸状であり、前記外側リンクプレートの上側部分が、平坦又は僅かに凸状である、請求項6記載の両側式ITチェーン。
【請求項10】
前記外側リンクプレートのピンホールと前記外側リンクプレートの上側部分との間の距離が、対応する歯付の前記内側リンクプレート又は前記中間リンクプレートのピンホールと先端部との間の距離よりも大きいか又は該距離と等しい、請求項6記載の両側式ITチェーン。
【請求項11】
前記ピンが、前記中間リンクプレートの開口にプレスばめされている、請求項10記載の両側式ITチェーン。
【請求項12】
前記外側リンクプレートと、前記内側リンクプレートと、前記中間リンクプレートとが、3×2式組合せで配置されている、請求項1記載の両側式ITチェーン。
【図1】
【図2】
【図3】
【図4】
【図5】
【図6】
【図7】
【図8】
【図9】
【図10】
【図11】
【図12】
【図2】
【図3】
【図4】
【図5】
【図6】
【図7】
【図8】
【図9】
【図10】
【図11】
【図12】
【公開番号】特開2011−196546(P2011−196546A)
【公開日】平成23年10月6日(2011.10.6)
【国際特許分類】
【外国語出願】
【出願番号】特願2011−59165(P2011−59165)
【出願日】平成23年3月17日(2011.3.17)
【出願人】(510068035)シェフラー テクノロジーズ ゲゼルシャフト ミット ベシュレンクテル ハフツング ウント コンパニー コマンディートゲゼルシャフト (69)
【氏名又は名称原語表記】Schaeffler Technologies GmbH & Co. KG
【住所又は居所原語表記】Industriestrasse 1−3, D−91074 Herzogenaurach, Germany
【公開日】平成23年10月6日(2011.10.6)
【国際特許分類】
【出願番号】特願2011−59165(P2011−59165)
【出願日】平成23年3月17日(2011.3.17)
【出願人】(510068035)シェフラー テクノロジーズ ゲゼルシャフト ミット ベシュレンクテル ハフツング ウント コンパニー コマンディートゲゼルシャフト (69)
【氏名又は名称原語表記】Schaeffler Technologies GmbH & Co. KG
【住所又は居所原語表記】Industriestrasse 1−3, D−91074 Herzogenaurach, Germany
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