説明

両面全体に箸の滑り防止のための連続する凹凸柄を形成した切り餅

【課題】 雑煮等の汁物に入った切り餅は、すべりやすく箸で掴みにくい。
【解決手段】 切り餅の表側及び裏側の両面全体に、連続する凹凸柄を形成する。

【発明の詳細な説明】
【技術分野】
【0001】
本発明は、切り餅の加工に関するものである。
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0002】
箸の使い方が上手でない子供や、握力が落ち、少々手が不自由になったお年寄り等は、雑煮等の汁物の中に入った切り餅を、椀の中から箸先で掴み上げようとすると、箸が滑って思うようにいかないことが多々ある。本発明は、これを解決しようとするものである。
【課題を解決するための手段】
【0003】
本発明は、図1に示すよう、箸の滑り防止のため、表側及び裏側の両面全体に、連続する凹凸柄を形成する切り餅とする。
【発明の効果】
【0004】
1.図1に示すよう、箸先が程よく掛かる凹凸を形成することによって、汁物の中に入った本発明の切り餅は、これまでの、のっぺりした切り餅と違って掴み易くなり、箸先から滑りにくくなるものである。
2.本発明の切り餅は、凹凸の形成によって表面積が大きくなったことで、その分効率的に焼き熱が餅内部に伝わり易くなり、焼き上がりを早くするものである。
3.又、網焼きに代わって、テフロン加工のフライパンで本発明の切り餅を焼くなら、切り餅の凹み部分とフライパンとの間に、焼き熱が溜まる空気層が出来、2.同様に焼き上がりを早くし、且つ、それによって、不要な焼け焦げが少なくなる。
3.本発明の切り餅を、雑煮や力うどん等に入れたなら餅の表面積が大きくなったことで、つゆがより絡み易くなり、より餅をおいしく食することが出米る。
4.本発明の切り餅を、汁粉やぜんざいに入れたなら、先理由によってその汁粉やぜんざいがより絡むもので、上記同様に餅をおいしく食することが出来る。
5.本発明の切り餅をあべかわ餅や、餡をまぶして食する場合、両面の凹凸状によって、きなこや餡がつき易くなり、たいへん具合が良い。
6.焼き上がった本発明の切り餅を、皿に浅く入れた醤油につけた場合、凹凸柄の凸部のみに醤油がつき、それによって醤油のつけ過ぎを防ぎ、且つ、いそべ巻としてその餅に海苔を巻いた場合、凹凸面の都合、醤油がつかない海苔部分が出来、その部分海苔のパリパリ感を残すことが出来る。
7.一個づつ密封フイルムパックされた本発明の切り餅は、これまでと違ってフイルムパックとの密着度が著しく低いため、フイルムパックからの切り餅取り出しが楽である。
8.本発明は、これまで見た目の違いのないのっぺりした切り餅と違い、表側及び裏側に凹凸柄を入れることで、商品としての個性を、消費者に印象づけるに効果的である。
【図面の簡単な説明】
【0005】
【図1】は、本発明の切り餅を示す斜視図。
【符号の説明】
【0006】
1.表側全体に形成する連続した凹凸柄
2.裏側全体に形成する連続した凹凸柄

【特許請求の範囲】
【請求項1】
箸の滑り防止のため、表面に連続する凹凸柄を形成する、伸し餅及び切り餅。

【図1】
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【公開番号】特開2013−63058(P2013−63058A)
【公開日】平成25年4月11日(2013.4.11)
【国際特許分類】
【出願番号】特願2011−222330(P2011−222330)
【出願日】平成23年9月16日(2011.9.16)
【公序良俗違反の表示】
(特許庁注:以下のものは登録商標)
1.テフロン
【出願人】(593070480)
【Fターム(参考)】