説明

中通し釣竿

【課題】釣糸導入部における竿管に作用する応力を低減し、糸絡みの発生し難い釣糸導入部を有する中通し釣竿を提供すること。
【解決手段】大径竿管12の一側に貫通形成した釣糸導入孔12cを通して、竿管の内部に釣糸を導入する釣糸導入部24を有する中通し釣竿であって、この釣糸導入部24には、釣糸導入孔12cの先側で大径竿管12に固定される固定部32と、この固定部32から釣糸導入孔12cを超えてこの大径竿管12から離隔する方向に延設されるフレーム部34と、このフレーム部34の後側端部に設けられて、ガイドリング40を保持するリング保持部36とを一体的に形成した金属板製ガイドフレーム30が配置され、このガイドフレーム30のリング保持部36は、釣糸導入孔12cの後側位置で大径竿管12から離間させて配置され、ガイドリング40を、その全周にわたって後方に突出させて保持する中通し釣竿。

【発明の詳細な説明】
【技術分野】
【0001】
本発明は、釣竿に関し、特に、竿管の一側に貫通形成した釣糸導入孔を通して、竿管の外部から内部に釣糸を導入する釣糸導入部を有する中通し釣竿に関する。
【背景技術】
【0002】
一般に、釣糸が竿管の内部を穂先まで案内される中通し釣竿の場合にあっては、魚釣用リールが取付けられる元竿に釣糸導入孔を形成し、魚釣用リールから繰出された釣糸を、この釣糸導入孔から竿管の内部に案内する釣糸導入部が設けられている。
【0003】
このような釣糸導入部を有する中通し釣竿には、魚釣用リールから放出される釣糸の収束性を担保しつつ良好な配置バランスとするため、釣糸導入孔を跨ぐように釣糸導入孔の先後に第1固定部と第2固定部とを連結し、後側の第2固定部よりも竿元側の斜め上方に延設した本体部の竿元側端部に、セラミック等の硬質部材からなるリング部材を配置し、第1,第2固定部間における本体部と竿管との間の空間に補助リング部材を吊り下げた状態に配置した釣糸ガイドを設けたものがある(例えば特許文献1参照)。
【特許文献1】特開2001−352863
【発明の開示】
【発明が解決しようとする課題】
【0004】
しかし、このような中通し釣竿では、釣糸導入孔の形成により、竿管の強度が低下する部位に釣糸ガイドが設けられ、竿管に荷重が作用した際に、釣糸導入孔の先側と後側との第1,第2固定部が固定される部位に応力が集中的に作用する。このため、第1,第2固定部が取付けられる部位のそれぞれを補強し、応力による破損を防止する必要がある。このように竿管を補強することで、竿管のコストが上昇すると共に釣竿の重量が増大する。また、糸絡みが生じ易い。
【0005】
本発明は、このような事情に基づいてなされたもので、釣糸導入部における竿管に作用する応力を低減し、糸絡みの発生し難い釣糸導入部を有する中通し釣竿を提供することを目的とする。
【課題を解決するための手段】
【0006】
上記目的を達成する本発明の中通し釣竿は、竿管の一側に貫通形成した釣糸導入孔を通して、竿管の外部から内部に釣糸を導入する釣糸導入部を有する中通し釣竿であって、この釣糸導入部には、前記釣糸導入孔の先側で竿管に固定される固定部と、この固定部から釣糸導入孔を超えて竿管の後側かつこの竿管から離隔する方向に延設されるフレーム部と、このフレーム部の後側端部に設けられて、釣糸用ガイドリングを保持するリング保持部とを一体的に形成した金属板製ガイドフレームが配置され、このガイドフレームのリング保持部は、前記釣糸導入孔の後側位置で竿管から離間させて配置され、前記ガイドリングを、その全周にわたって後方に突出させて保持することを特徴とする。
【0007】
前記ガイドフレームのリング保持部と竿管との間に形成される隙間に、柔軟性部材を配置してもよい。
【0008】
また、前記ガイドフレームと竿管との間に、前記ガイドリングから釣糸導入孔に釣糸を導く合成樹脂製の案内部材が設けられてもよく、この案内部材は、釣糸導入孔の後端側の竿管との間に、後方に向かって滑らかに拡大する隙間を形成することが好ましい。
【0009】
ガイドフレームで保持されるガイドリングは、竿管の軸線と交差する方向に長軸が配置される長円形に形成されるものであってもよい。
【発明の効果】
【0010】
本発明の中通し釣竿によると、釣糸導入部では、ガイドリングを保持するガイドフレームが釣糸導入孔の先側でのみ、固定部を介して竿管に固定され、この釣糸導入孔の後側では、ガイドフレームが竿管から離間して配置されるため、竿管に荷重が作用した際に、釣糸導入孔の後側では、竿管とガイドフレームとの固定による集中的な応力の発生がなく、竿管に作用する応力が低減される。また、釣糸を案内するガイドリングが、ガイドフレームのリング保持部から後方に突出することにより、釣糸の抵抗が低減され、糸絡みが発生し難い。
【0011】
ガイドフレームのリング保持部と竿管との間の隙間に柔軟性部材が配置される場合には、釣糸が隙間内に侵入することなく、ガイドリングから釣糸導入孔まで釣糸が案内される。
【0012】
ガイドフレームと竿管との間に設けた案内部材が、釣糸導入孔の後端側の竿管との間に、後方に向かって滑らかに拡大する隙間を形成する場合には、釣糸がこの隙間に入り込んでも、この隙間内で引っ掛かることがなく、滑らかに案内される。
【0013】
また、ガイドリングが長円形に形成される場合には、開口面積が大きく、釣糸に与える抵抗が小さくなる。
【発明を実施するための最良の形態】
【0014】
図1から図5は、本発明の好ましい実施形態による中通し釣竿10の元側すなわち後方側を示す。
【0015】
図1にその全体の概略を示すように、本実施形態の中通し釣竿10は、竿尻側に握り部12aと尻栓12bとを設けた元竿管である大径竿管12を有し、穂先側に第1竿管である穂先竿管14を有し、この穂先竿管14から竿尻側に順に第2竿管である穂持竿管16と第3竿管である中竿18と第4竿管である元前竿管20とを継合わせて形成してある。これらの第1〜第4竿管14,16,18,20は、基端外周面と先端内周面との各継合部P1〜P4で継合される振り出し構造であって、大径竿管12内に収納される。これらの各竿管は、強化繊維に合成樹脂を含浸させた繊維強化プリプレグ(FRP)を芯金に巻回した後、硬化、脱芯等の通常の工程を経て形成される。
【0016】
大径竿管12と穂先竿管14との間の中竿の竿管の数については上述の3本に限定されることはない。また、例えば第2,第3竿管を省略して、第2竿管16を大径竿管12に継合させてもよく、大径竿管12と第4竿管20とを並継ぎにする等、部分的に並継ぎ構造を採用してもよい。また、大径竿管12に形成される握り部12a等の形態も図示のものに限定されるものではない。更に、大径竿管12の後方に、元竿管を設けることも可能である。
【0017】
本実施形態の大径竿管12には、各種の魚釣用リール(図示しない)を固定するリールシート22が設けられ、この穂先側には、魚釣用リールから延びる釣糸を側面から竿管内部に導入する釣糸導入部24が設けられている。この釣糸導入部24は、大径竿管12と第4竿管20との継合部P4の後側(尻栓12b側)に近接させて設けられており、第4竿管20を大径竿管12から振出し継合させた際、第4竿管20の基端側がこの釣糸導入部24に近接して位置する。これにより、糸通し作業が行い易くなる。この釣糸導入部24は、大径竿管12に代えて例えば第4竿管20に設けることもできる。
【0018】
図2に示すように、本実施形態の釣糸導入部24には、大径竿管12の側壁に貫通させて周縁部に硬質ガイド26を延設した釣糸導入孔12cが配置されている。この釣糸導入孔12cは、大径竿管12の長手方向に沿って長軸が配置される長円形状を有しており、この釣糸導入孔12cの先側に、釣糸ガイド28が固定されている。この釣糸ガイド28は、図3に示す形状の金属板製のガイドフレーム30を有し、図4に示すような合成樹脂製の案内部材42を大径竿管12との間に配置した状態で、大径竿管12に固定されている。
【0019】
図2および図3に示すように、このガイドフレーム30は、釣糸導入孔12cの先側で大径竿管12に固定される固定部32と、釣糸導入孔12cを超えて大径竿管12の後側かつこの大径竿管12から離隔する方向に延設されるフレーム部34と、このフレーム部34の後側端部に設けられたリング保持部36とを一体的に形成し、このリング保持部36に、例えばセラミック等の耐磨耗性材料で形成した長円形のガイドリング40を保持する長円形の保持孔36aを形成してある。このガイドフレーム30は、固定部32により、保持孔36aの長軸を大径竿管12の軸線と交差する方向に配置した状態で、大径竿管12に対して片持ち状に保持される。釣糸導入孔12cの後側に位置するリング保持部36は大径竿管12から離間させて配置され、この大径竿管との間に間隙Sが形成される。この間隙Sは、大径竿管12に荷重が作用したときに、ガイドフレーム30と干渉するのを防止し、これにより、大径竿管12の釣糸導入部24に大きな応力が形成されるのを防止する。
【0020】
本実施形態では、このフレーム部34とリング保持部36との間に補強用のウェブ38を形成してあり、フレーム部34はその横断面が外方に突出する湾曲形状に形成されている。また、リング保持部36は、この保持孔36aを囲む周縁部が僅かに凹設され(図3の(B)参照)、このリング保持部36の強度が向上されている。このリング保持部36は、大径竿管12の後方に向けてこの大径竿管12から離間する方向を向き、保持孔36aの軸線が釣糸導入孔12cの中心と魚釣用リールの釣糸放出方向とを結ぶ線に沿って配置されると共に、保持孔36aの長手軸と釣糸導入孔12cの長手軸とが同一平面上に配置されることが好ましい。
【0021】
図2および図4に示すように、このガイドフレーム30と大径竿管12との間に介挿される案内部材42は、釣糸導入孔12cの先側で大径竿管12に対応する湾曲面43を内側に形成した固定部44と、釣糸導入孔12cを超えて大径竿管12の後側に延設されるフード部46とを有し、このフード部46の後端部にガイドフレーム30のリング保持部36を収容する開口部48が形成される。
【0022】
この案内部材42のフード部46は、ガイドフレーム30のフレーム部34が嵌合する凹部45が外側に形成されて釣糸導入孔12cを覆う頂部46aを有し、この頂部46aから釣糸導入孔12cに向けて一対の壁部46bが延設されている。頂部46aはガイドフレーム30のフレーム部34に沿って固定部44から後側に向け傾斜し、壁部46bの高さも増大する。この壁部46bは、頂部46aの反対側で、壁部46bから突出する突部47が釣糸導入孔12c内に突入する。これにより、釣糸導入孔12cの側面を保護すると共に、案内部材42およびガイドフレーム30を大径竿管12に対して位置決めし、移動を阻止することができる。また、壁部46bは、この突部47の後方側縁部が頂部46a側に湾曲しており、ガイドフレーム30のリング保持部36と共に、大径竿管12との間に間隙Sを形成する。この壁部46bが大径竿管12の外面との間に形成する間隙Sは、後方に向けてなだらかに傾斜しているため、この間隙S内に釣糸が入り込んだ場合でも、引っ掛かることはない。
【0023】
図5は、このように形成されたガイドフレーム30と案内部材42とを重ねた状態を示す。ガイドフレーム30の固定部32に形成した固定孔32aと、案内部材42の固定部に形成した固定孔44aとが整合される。ガイドフレーム30のフレーム部34とリング保持部36とは、それぞれ案内部材42の頂部46aに形成した凹部45と開口部48とに嵌合される。
【0024】
このように形成された釣糸ガイド28を釣糸導入部24に取付ける場合は、ガイドフレーム30のリング保持部36に予めガイドリング40(図2)を嵌合しておくことが好ましい。このガイドリング40の嵌合は、例えばリング保持部36を熱しておき、この保持孔36aの周縁部をガイドリング40の外周部に沿う周溝40aに嵌合することで行うことができる。あるいは、リング保持部36に図示しない係止爪により、ガイドリング40を保持孔36a内に固定してもよい。いずれの場合も、ガイドリング40は、その全周にわたってリング保持部36よりも後方に突出させて保持する。これにより、釣糸は金属板製のガイドフレーム30および樹脂製の案内部材42に触れる前に、摺動抵抗の小さな硬質のガイドリング40で案内される。特に、このガイドリング40が長円形であるため、その開口面積が大きく、釣糸に対する抵抗は極めて小さく、糸通しも容易である。
【0025】
本実施形態では、大径竿管12に対する釣糸ガイド28の取付けは、大径竿管12の内面に抜け止め固定された固定ブロック50(図2参照)に、固定ネジ52を螺合することにより行われる。このため、案内部材42の固定部44には、固定ブロック50を受入れる固定孔44aを形成し、ガイドフレーム30の固定部32には固定ネジ52を受入れる固定孔32aを形成してある。固定孔32aは、固定ネジ52の頭部が外部に突出しない形状および深さに形成され、固定ブロック50は、固定ネジ52の先端が大径竿管12の内部に突出しない大きさに形成されている。
【0026】
このような釣糸導入部24を形成した中通し釣竿10は、ガイドリング40がその全周にわたってガイドフレーム30のリング保持部36よりも後方に突出した状態で保持されているため、魚釣用リールから繰出された釣糸は、摺動抵抗の小さな長円形のガイドリング40で案内され、案内部材42内から釣糸導入孔12cを介して大径竿管12内に導かれる。このため、釣糸の導入抵抗が極めて小さく、糸絡みが生じ難い。
【0027】
また、この釣糸導入部24を形成した大径竿管12に大きな荷重が例えば曲げ方向に作用した場合、釣糸ガイド28は釣糸導入孔12cの先側でのみ大径竿管12に固定され、後側はこの竿管の外面から離間して配置されているため、釣糸導入孔12cの後側で、この釣糸ガイド28に大径竿管12が接触することがなく、したがって、大径竿管12が釣糸ガイド28と接触することによる応力の発生、および、従来のような竿管と釣糸ガイドとの固定部における集中的な応力の発生がなく、大径竿管12に作用する応力が低減される。このため、釣糸導入部24を形成する大径竿管12を、釣糸導入孔12cの後側で補強する必要がなく、軽量化を図ることができる。
【0028】
図6は、他の実施形態による釣糸導入部24Aを示す。なお、以下に説明する種々の実施形態あるいは変形例は、基本的には上述の実施形態と同様であるため、同様な部位には同様な符号を付し、その詳細な説明を省略する。
【0029】
この実施形態では、案内部材42が頂部46aのみを有し、壁部が省略されている。間隙Sは、ガイドフレーム30のリング保持部36と大径竿管12の外周面との間に形成される。
【0030】
この実施形態においても、釣糸導入孔12cの後方側でリング保持部36が大径竿管12と接触することがなく、このため、大径竿管12に荷重が作用した際に、これらの大径竿管12と釣糸ガイド28のリング保持部36との接触による応力集中の発生がなく、竿管の折損といった不都合が生じることがない。更に、案内部材42が軽量化されていることにより、釣糸の抵抗が低減される、軽量構造の釣糸ガイド28を実現することができる。また、図示しないが、糸絡み防止用の樹脂製の案内部材をリング保持部36の大径竿管12側に設けてもよい。
【0031】
図7は、更に他の実施形態による釣糸導入部24Bを示す。
【0032】
この実施形態では、釣糸導入孔12cの後側に位置するリング保持部36と大径竿管12の外面との間に形成される間隙Sに、柔軟性部材54が配置され、リング保持部36と大径竿管12とが直接接触するのが防止されている。このように間隙Sを埋める柔軟性部材は、例えばゴム、エラストマー、EVA、ウレタン樹脂等の適宜の材料で形成することができる。
【0033】
この実施形態においても、釣糸導入孔12cの後方側でリング保持部36が大径竿管12と接触することがなく、このため、大径竿管12に荷重が作用した際に、これらの大径竿管12と釣糸ガイド28のリング保持部36との接触による応力集中の発生がなく、竿管の折損といった不都合が生じることがない。また、柔軟性部材54は、間隙S内に釣糸が入り込むのを阻止し、ガイドリング40から釣糸導入孔12cまで釣糸を確実に導くことができ、糸絡みが発生し難い。
【0034】
なお、上述の実施形態では、いずれも合成樹脂製の案内部材42を介して金属製のガイドフレーム30を大径竿管12に取付けているが、この案内部材42を省略することも可能である。この場合には、上述の固定ブロック50および固定ネジ52を用いた固定に代え、例えば通常の糸巻きにより固定することも可能である。この場合には、間隙Sの寸法を調節することにより、更に軽量化した釣糸ガイド28を実現することができる。
【図面の簡単な説明】
【0035】
【図1】本発明の好ましい実施形態による中通し釣竿の説明図。
【図2】図1に示す釣竿の釣糸導入部の内部構造を示す拡大断面図。
【図3】図2に示す釣糸ガイドのガイドフレームを示し、(A)は平面図、(B)は(A)のB−B線に沿う断面図。
【図4】図2に示す釣糸ガイドの案内部材を示し、(A)は平面図、(B)は(A)のB−B線に沿う断面図。
【図5】図3に示すガイドフレームと図4に示す案内部材とを重ねた状態の説明図。
【図6】他の実施形態による釣糸導入部の拡大断面図。
【図7】更に他の実施形態による釣糸導入部の拡大断面図。
【符号の説明】
【0036】
10…中通し釣竿、12…大径竿管、12c…釣糸導入孔、24…釣糸導入部、30…ガイドフレーム、32…固定部、34…フレーム部、36…リング保持部、40…ガイドリング。

【特許請求の範囲】
【請求項1】
竿管の一側に貫通形成した釣糸導入孔を通して、竿管の外部から内部に釣糸を導入する釣糸導入部を有する中通し釣竿であって、この釣糸導入部には、前記釣糸導入孔の先側で竿管に固定される固定部と、この固定部から釣糸導入孔を超えて竿管の後側かつこの竿管から離隔する方向に延設されるフレーム部と、このフレーム部の後側端部に設けられて、釣糸用ガイドリングを保持するリング保持部とを一体的に形成した金属板製ガイドフレームが配置され、このガイドフレームのリング保持部は、前記釣糸導入孔の後側位置で竿管から離間させて配置され、前記ガイドリングを、その全周にわたって後方に突出させて保持することを特徴とする中通し釣竿。
【請求項2】
前記ガイドフレームのリング保持部と竿管との間に形成される隙間に、柔軟性部材が配置されることを特徴とする請求項1に記載の中通し釣竿。
【請求項3】
前記ガイドフレームと竿管との間に、前記ガイドリングから釣糸導入孔に釣糸を導く合成樹脂製の案内部材が設けられ、この案内部材は、釣糸導入孔の後端側の竿管との間に、後方に向かって滑らかに拡大する隙間を形成することを特徴とする請求項1又は2に記載の中通し釣竿。
【請求項4】
前記ガイドリングは、竿管の軸線と交差する方向に長軸が配置される長円形に形成されることを特徴とする請求項1から3のいずれか1つに記載の中通し釣竿。

【図1】
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【図2】
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【図3】
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【図4】
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【図5】
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【図6】
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【図7】
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【公開番号】特開2007−228829(P2007−228829A)
【公開日】平成19年9月13日(2007.9.13)
【国際特許分類】
【出願番号】特願2006−52229(P2006−52229)
【出願日】平成18年2月28日(2006.2.28)
【出願人】(000002495)ダイワ精工株式会社 (1,394)
【Fターム(参考)】