説明

乳児バスタオル

【課題】 入浴後の乳児を従来のバスタオルで拭くときには、バスタオルの側部、底部を無理に何回も腹部に引っ張って拭くしかなく、乳児の体を隅々まで隈なく水気を吸収し、体を冷やさないように迅速に、たとえば、腕、脇、足、股などを拭くことは不可能であった。
本発明は、入浴後の乳児の水気を迅速に吸取るための乳児バスタオルを提供する。
【解決手段】 バスタオルの上部に頭巾を設け、各腕部と各足部に切込みを設け、各切込みを介して、襠を設けたことを特徴とする乳児バスタオル。

【発明の詳細な説明】
【技術分野】
【0001】
本発明は、バスタオルの上部に頭巾を設け、各腕部と各足部に切込みを設け、各切込みを介して襠を設けた、乳児バスタオルに関するものである。
【背景技術】
【0002】
従来、入浴後の乳児の体の水気を拭き取るには、主にバスタオルを無理に側部と底部を腹部へ引っ張って拭いていた。
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0003】
入浴後の乳児を従来のバスタオルで拭くときには、バスタオルの側部、底部を無理に何回も腹部に引っ張って拭くしかなく、乳児の体を隅々まで隈なく水気を吸収し、体を冷やさないように迅速に、たとえば、腕、脇、足、股などを拭くことは不可能であった。
本発明は、以上の問題点を解決するためになされたものである。
【課題を解決するための手段】
【0004】
バスタオルの上部に頭巾を設け、各腕部と各足部に切込を設け、切込を介して襠を設けた乳児バスタオル。
以上の構成よりなる乳児バスタオル。
【発明の効果】
【0005】
従来、不可能とされていた入浴後の乳児の体を冷やすことなく体の隅々まで水気を吸収し、迅速・簡単に拭くことを本発明により可能にした乳児バスタオルを提供できる。
【図面の簡単な説明】
【0006】
【図1】 本発明の斜視図である。
【図2】 本発明の使用状態を示した説明図である。
【発明を実施するための形態】
【0007】
以下、本発明の実施の形態を説明する。
(イ)幅の太い長方形乳児バスタオルの上部に乳児の頭を拭く膨らみのある頭巾(2)を 設ける。
(ロ)乳児バスタオル(1)の各腕部(4)横方向と各足部(8)縦方向に切込み(3) を設ける。
(ハ)乳児バスタオル(1)の各切込み(3)を介して長方形の襠を設ける。
本発明は以上のような構造である。
本発明を使用するときは、入浴後の乳児(11)を乳児バスタオル(1)の上に寝かせて、頭部を頭巾(2)で覆い拭いて、両腕と両足を切込み(3)の位置におき、底部(7)を足部(8)の襠(5)を広げながらオムツを当てる様に腹部(10)に折畳む、側部(6)を腕部(4)の襠(5)を広げながら、腹部(10)に折畳む、両肩部(9)を肩内側へ折畳み、乳児(11)全体を恰も洋服を着せたような状態にして、完全に包み込み、素早く体の隅々まで水気を吸取り、乳児(11)の体に数箇所軽く手を当てるだけで、簡単に乳児(11)の体全体を拭くことができる。
従来のバスオルでは、バスタオル自体が平面で、本発明のように襠がないため、何回も)無理矢理、底部(7)、側部(6)を腹部(10)へバスタオルを引っ張って乳児(11)を拭かなければならず時間が掛かる。
また、絶えず動く乳児(11)をバスタオルがしっかりと包み込むことができず、乳児(11)とバスタオルがずれてしまって不便であったが、乳児バスタオル(1)に襠(5)を設けることにより、腕部(4)の脇、足部(8)の股部の様な拭き難い部分でも、襠の様な立体的な部分を設けることにより簡単に拭けて問題が解消される。
乳児バスタオル(1)で入浴後の乳児(11)の体を拭くことで、決して冷やしてはならない乳児(11)の腹部にタオルが複数枚重なる事により、乳児(11)を安全・確実に包み込めて、より早く水分を吸収できるため、乳児(11)全体を包みお腹を冷やすことなく、体の温かさを逃す前に拭くことができるので体全体を冷やさない。
【符号の説明】
【0008】
1 乳児バスタオル
2 頭巾
3 切込み
4 腕部
5 襠
6 側部
7 底部
8 足部
9 肩部
10 腹部
11 乳児

【特許請求の範囲】
【請求項1】
バスタオルの上部に頭巾を設け、各腕部と各足部に切込みを設け、各切込みを介して襠を設けた、乳児バスタオル。

【図1】
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【図2】
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【公開番号】特開2013−43077(P2013−43077A)
【公開日】平成25年3月4日(2013.3.4)
【国際特許分類】
【出願番号】特願2011−198845(P2011−198845)
【出願日】平成23年8月25日(2011.8.25)
【出願人】(511222847)