説明

互いに重ねて配置された2つ以上の板のためのパッケージ

板チョコレート(1)のように板状に製造された食品および/または嗜好品のためのパッケージであって、互いに重なる2つ以上の板のためのパッケージであり、各板(1)の全面が内装シート(2)に包まれ、包まれた前記板(1)が更に外装シート(3)によって包み込まれ、全ての板(1)が平らに重ねられて積層形態になり、かつ前記外装シートとしての単一の連続するシートに包まれ、該単一の連続する外装シート(3)は、前記2つ以上の板(1)の各々における少なくとも3つの隣り合う面を取り囲むように設けられることを特徴とするパッケージ。

【発明の詳細な説明】
【技術分野】
【0001】
本発明は、板チョコレートのように板状に製造された食品および/または嗜好品のためのパッケージ(包装手段、Verpackung)であって、互いに重なる2つ以上の板のためのパッケージであり、各板の全面が内装シートに包まれ、それら包まれた板が更に外装シートによって包み込まれるパッケージに関する。
【背景技術】
【0002】
従来技術によれば、板チョコレートは、外装シート(帯巻)によって外周方向に閉じられる形式で包み込まれる。外装シートは板チョコレートの全周にわたって延在する閉じられたループ状の帯体を成し、外装シートの両端部が板チョコレートの裏面で互いに重なったところで終わっており、それら端部が互いに貼り付けられる。外装シートから取り出されるとき、板チョコレートは、上記の周方向に対して横方向に押し出され、それから内装シートから板チョコレートが出される。板チョコレートは通常、封筒の形態で折り畳まれた内装シートに包まれており、封筒のフラップ部が板チョコレートの底面すなわち裏面のところで終わっている。
【0003】
上記のような板チョコレートが個々に流通に乗る場合、それらは運送に耐え、そしてそれぞれ店の棚に並べられ、顧客によって取られ、ショッピングバッグやバスケットなどに入れられるといった場合に割れないように、特定の最小厚さを必要とする。この最小厚さ未満の厚さにすることを望む場合、外装シートで厚紙も包み込み、その厚紙で各板を支える必要がある。
【0004】
また上記のような厚紙が用いられない場合には、特に薄い板チョコレートのために、それぞれの板を外装シートによって包み込み、それらの板を積み重ね、運送に必要な剛性をもった別の箱の中に配置する必要がある。
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0005】
本発明は、上述した欠点および問題を回避することを狙いとしており、本発明の目的は、板状に製造された食品および/または嗜好品のための冒頭で述べた種類の新規のパッケージであって、上記板を非常に薄くして市場に出すことができ、そして十分に割れを防ぎ、かつ最少量のパッケージ材料しか使用しないですむパッケージを提供することである。
【課題を解決するための手段】
【0006】
本発明によれば、上記目的を達成するために、全ての板が平らに重ねられて積層形態とされ、それら板が単一の連続する外装シートでそれぞれ包まれ、この単一の連続する外装シートが、2つ以上の板の各々における少なくとも3つの隣り合う面を取り囲むように設けられる。
【0007】
また一つの実施の形態は、板チョコレートのように板状に製造された食品および/または嗜好品のためのパッケージであって、互いに重なる2つ以上の板のためのパッケージであり、各板の全面が内装シートに包まれ、包まれた板が更に外装シートによって包み込まれ、前記2つ以上の板が平らに重ねられて積層形態になり、かつ前記2つ以上の板が前記外装シートとしての単一の連続するシートにそれぞれ包まれ、該単一の連続する外装シートは、前記2つ以上の板の各々における4つの隣り合う面を取り囲むように設けられ、更に、前記各板を包む前記内装シートが封筒の形態で折り畳まれ、前記各板における前記内装シートの1つの封筒フラップ部が、前記各板を取り囲む前記外装シートの一部分に取付け好ましくは貼付けられていることを特徴とする。
【0008】
また、別の実施の形態は、板チョコレートのように板状に製造された食品および/または嗜好品のためのパッケージであって、互いに重なる2つ以上の板のためのパッケージであり、各板の全面が内装シートに包まれ、包まれた板が更に外装シートによって包み込まれ、前記2つ以上の板が平らに重ねられて積層形態になり、かつ前記2つ以上の板が前記外装シートとしての単一の連続するシートにそれぞれ包まれ、該単一の連続する外装シートは、前記2つ以上の板の各々における少なくとも3つの隣り合う面を取り囲むように設けられ、更に前記外装シートの全ての折り目が互いに平行に延びている。
【0009】
以下の従来技術が知られている。
【0010】
米国特許出願公開第2005 252 809 A1号は、2つの別個の区画(上側および下側区画)からなる食品および嗜好品などのためのパッケージを示している。それぞれの区画は別個の板紙封筒から形成される。封筒が折り畳まれ、それにより区画が形成される。その後、下側区画が空になったときに下側区画を切取り線に沿って後で切り離すことができるように、下側区画が上側区画に取り付けられる。
【0011】
米国特許第2192473A1号は、本の形式で開くことができるチューインガム用のパッケージを開示しており、このパッケージは、チューインガムの板ガム用の複数の(図面では6つの)区画を備える。ここでは、チューインガム用の個々の区画は、横に並べて構成される。
【0012】
米国特許第2210196A号は、アコーディオンのようにして複数のチューインガムをつなぐチューインガム用パッケージを開示している。個々の板ガムが積層形態に配置され、最初の板ガム以外については2つの面のみが共通の外装シートによって覆われる。
【0013】
独国実用新案第9100629U1号は、セルロース布の2つの積層のためのパッケージを示しており、2つの区画が形成され、各区画が2つの積層の一方を受け入れる。区画を形成するシートは、2つの互いに接続された複数回折り畳まれたシートから形成される。
【0014】
本発明の好ましい変形例によれば、外装シートが、積層状態にある全ての板の一つの面であって好ましくは長辺側の狭い面を、閉じた本の背部のようなかたちで覆う。このようにすると、本のようにパッケージを開くことによって特に簡単にパッケージから板を取り出すことができる。
【0015】
好ましくは、外装シートが、少なくとも2ページの本の形態を成すように複数の板を取り囲む。そして、本の構成における各ページに2つ以上の板を納めることが可能である。
【0016】
好ましい変形例では、2つだけの板が外装シートによって包み込まれ、外装シートの内側舌部が、互いに重ねられた2つの板の間に配置され、外装シートが2つの板の間の領域から始まって、2つの板のうちの第1の板を廻って外側に延び、第1の板を廻ってから第2の板を通って2つの板の間の領域内に戻ることを特徴とする。
【0017】
また好適な変形例は、剛性が外装シートより大きい厚紙のような挿入物が、互いに重ねて配置された2つの板の間に設けられることを特徴とする。挿入物は、板の積層全体の剛性を高める役割をすることができ、または単に、板の内容物および成分に関する情報を添える役割だけのものであってもよい。
【0018】
好ましくは、挿入物は、外装シートの2つの部分の間に配置される。
【0019】
別の好ましい実施の形態は、外装シートで包んだ板の開封が保護装置(device)によって防がれ、好適には保護装置が接着ラベルで構成されることを想定する。それにより、板を包装から出すとき、保護装置が除去または切断されなければならない。したがって、上記保護装置は、同時に、板を含むパッケージがまだ解かれていない、すなわち未開封であることを保証する証拠機能を提供する。
【0020】
特に簡単な板の取出しのために、パッケージは、板を包む内装シートが封筒の形態で折り畳まれ、各板における内装シートの1つの封筒フラップ部が、各板を取り囲む外装シートの一部分に取付け好ましくは貼付けられ、各板の表側が、封筒フラップ部の側に面することを特徴とする。
【0021】
外装シートは、好ましくは、2〜10mmであって好ましくは2〜5mmの板厚に対応して寸法を設定されている。
【0022】
外装シートは、少なくとも2つの板を螺旋状に取り囲み、また別の変形例によれば蛇行するようにして取り囲むことができる。
【0023】
本発明の1つの特徴は、外装シートの両方の端部領域が2つの板の間の位置で終端することである。
【0024】
以下、本発明を、図面に示すいくつかの例の実施の形態に基づいてさらに詳細に例示する。
【図面の簡単な説明】
【0025】
【図1】本発明に係るパッケージを各種の構成例にて示す斜視図である。
【図2】本発明に係るパッケージを各種の構成例にて示す斜視図である。
【図3】本発明に係るパッケージを各種の構成例にて示す斜視図である。
【図4】本発明に係るパッケージを各種の構成例にて示す斜視図である。
【図5】本発明に係るパッケージを各種の構成例にて示す斜視図である。
【図6】本発明に係るパッケージを各種の構成例にて示す斜視図である。
【図7】本発明に係るパッケージを各種の構成例にて示す斜視図である。
【図8】本発明に係るパッケージを各種の構成例にて示す斜視図である。
【図9】本発明に係るパッケージを各種の構成例にて示す斜視図である。
【図10】本発明に係るパッケージを各種の構成例にて示す斜視図である。
【図11】本発明に係るパッケージを各種の構成例にて示す斜視図である。
【図12】本発明に係るパッケージを各種の構成例にて示す斜視図である。
【図13】本発明に係るパッケージを各種の構成例にて示す斜視図である。
【図14】本発明に係るパッケージを各種の構成例にて示す斜視図である。
【図15】本発明に係るパッケージを各種の構成例にて示す斜視図である。
【図16】本発明に係るパッケージを各種の構成例にて示す斜視図である。
【図17】本発明に係るパッケージを各種の構成例にて示す斜視図である。
【図18】本発明に係るパッケージを各種の構成例にて示す斜視図である。
【図19】本発明に係るパッケージを各種の構成例にて示す斜視図である。
【図20】本発明に係るパッケージを各種の構成例にて示す斜視図である。
【図21】本発明に係るパッケージを各種の構成例にて示す斜視図である。
【発明を実施するための形態】
【0026】
図1によれば、本発明に従って2つの板チョコレート1が包装され、ここでは、板チョコレート1が例えばそれぞれ35gであり、封筒の形態の内装シート2(Folie 2)、例えば銀色の内装シートまたは金色の内装シートで個別に包装されている。2つの板チョコレート1は互いに積み重ねられて置かれ、それら2つの板チョコレート1が外装シート3(Umschlagfolie 3 ; Folie 2とUmschlagfolie 3を区別するため、Folie 2 を内装シート2、Umschlagfolie 3を外装シート3と訳す、全体において同じ)によって周囲を覆われる。板チョコレート1の短辺側の狭い面4は外装シート3によって覆われていない。
【0027】
外装シート3は板チョコレート1の間に延在し、折返し部分10にて一方の板チョコレート1の長辺側の狭い面5を通り、更に外装シート3は該一方の板チョコレート1の外面6を通り、次いで2つの板チョコレート1の2つの狭い長辺側の面5を通り、そして第2の板チョコレート1の外面6を通り、再び折返し部分10にて第2の板チョコレート1の長辺側の狭い面5を通り、そして2つの板チョコレート1の間の領域内に延びており、外装シート3の両方の端部領域7が2つの板チョコレート1の間に位置するところで終わっている。
【0028】
外装シート3の2つの端部領域7の間に厚紙8が挿入されており、この厚紙8は、例えば製品に関する情報を印刷されることがある。
【0029】
図1から分かるように、2つの板チョコレート1は、外装シート3と共に、背部9と2ページを含む本の形式のパッケージを成しており、この本は、板チョコレートの2つの狭い長辺側の面5および折返し部分10を通るように延在する接着ラベル11によって、開封されないようになっている。
【0030】
図2および図4から分かるように、板チョコレート1は、封筒の封緘部12が下を向くようにして外装シート3上に置かれる。外装シート3の寸法は、例えば各35gの板チョコレート1のために長さ220mmおよび幅121mmに設定される。板チョコレート1の間の距離13は、2つの板チョコレート1の厚さ14よりもわずかに大きい。次いで、外装シート3の自由端部領域7が、板チョコレート1を覆うように置かれ、それにより2つの内側舌部16が形成される。矢印15の方向に折り畳むことによって図1に例示されるパッケージが形成され、厚紙8が挿入された後にパッケージに接着ラベル11が取り付けられる。厚紙8は任意に設けられる。こうして得られるパッケージは、例えば51×121×14cmの寸法を有する。
【0031】
厚紙8は、必ずしも必要ではない。非常に薄い板チョコレート1が、積み重ねられた状態で運送中に割れない十分な安定性を示す限り、厚紙8をなくすこともできる。これに関連して、板チョコレート1に使用される従来の帯体と比較して、2つの内側舌部16と外装シート3の縁部とだけによってもパッケージとしての強度がかなり増加することに留意しなければならない。
【0032】
接着ラベル11は、その形状に関して様々に構成されてよい。接着ラベル11ではなく、連続する帯体で外装シート3を囲むことも考えられ、または、内側舌部16同士を互いに当接する面で貼り付けることも考えられる。
【0033】
また、図3には、厚紙を有さない場合のパッケージが示されている。
【0034】
パッケージ1の開封は図4に従って、接着ラベル11を剥がしてから、または破って開けてから行われる。その後にパッケージが畳んだ状態から広げられ、すなわち本が開かれ、2つの板チョコレート1を取り出すことができる。2つの内装シート2の各々において、封筒フラップ部17の1つを外装シート3に取り付け、例えば貼り付けると有利であり、それにより、図4に例示されるように、板チョコレート1を持ち上げたときに封筒フラップ部17が自動的に開く。このとき、好ましくは、板チョコレート1の美しい上面18が人に見えるようになっており、この上面18には装飾模様を施されることもある。従来、板チョコレート1は、封筒フラップ部が開かれたときに最初に板チョコレートの裏面が見えるように包装されている。
【0035】
図6は、図4と同様に内装シートの開封を示しているが、ここでは、封筒フラップ部17が内側舌部16の内側に取り付けられている。
【0036】
外装シート3に封筒フラップ部17を貼り付けることによって、板チョコレート1が外装シート3から滑り出ることも確実に防止される。
【0037】
図8〜図11に、互いに積み重ねられた3つの板チョコレート1のための本発明に係るパッケージが示されている。ここでは、板チョコレート1の1つは、図1の構成例と同様にして外装シート3によって包まれている。他の2つの板チョコレート1は互いに重なっており、それら他の2つの板チョコレート1は、螺旋状に延在する外装シート3によって包まれている。
【0038】
図12〜図16は、4つの積み重ねられた板チョコレート1のための変形例を示しており、2つずつの板チョコレート1がそれぞれ上記と同様にして螺旋状に延在する外装シート3によってくるまれている。
【0039】
図15および図16は、板チョコレート1の内装シート2の封筒フラップ部17を外装シート3に取り付ける各種の形態を示しており、各形態に従って様々な方法で開封が行われることになる。
【0040】
図17の変形例では、4つの板チョコレート1が積み重ねられ、1つのパッケージ内にまとめて包装されている。外装シート3は、一方では1つの板チョコレート1をくるみ、他方では3つの板チョコレート1をくるんでおり、外装シート3はここでも3つの板チョコレート1を通るように螺旋状に延在している。この構成でも、背部9と2ページとを有する本の形態でのパッケージが形成され、ページの一方が3つの板チョコレート1を含み、他方がただ1つの板チョコレート1を含んでいる。
【0041】
図18は、4つの積み重ねた板チョコレート1のためのさらなる実施の形態を示しており、図18によれば、図17とは異なり、外装シート3が、3つの板チョコレート1を通るように蛇行状に延在する。
【0042】
また、図19には、4つの板チョコレート1を蛇行状に抱き込む構成が示されている。
【0043】
図20は、2つの板チョコレート1のパッケージに関する変形例を示しており、この変形例によれば、板チョコレート1は、本の形式では包装されない。このパッケージでは、板チョコレート1の両方の狭い長辺側の面5のどちらからでもパッケージを開封することができるようにしており、したがって、パッケージの両方の長辺側の面が接着ラベル11で封じられる必要がある。
【0044】
さらに、図21は、互いに積み重ねられた5つの板チョコレート1のための変形例を示しており、この場合も、本の背部9が形成される。
【0045】
また、最初に、すなわち本発明に従って外装シートに包む前に、各々の板チョコレートまたは他の板状の食品および/または嗜好品を、封筒の代わりに筒状袋体で包装することも考えられることはもちろんである。
【0046】
用語「内装シート」および「外装シート」はそれぞれ、任意の薄い可撓性のシートを含み、すなわちプラスチック、金属、紙などからなるものも含まれる。
【0047】
本発明に係る全てのパッケージタイプに関して、内装シート2で個別に包まれた各板チョコレート1の少なくとも3面が外装シートによって保護するように覆われ、それらの3つの面のうちの2面は、表面積が最大の面であることが重要である。


【特許請求の範囲】
【請求項1】
板チョコレート(1)のように板状に製造された食品および/または嗜好品のためのパッケージであって、互いに重なる2つ以上の板のためのパッケージであり、各板(1)の全面が内装シート(2)に包まれ、包まれた前記板(1)が更に外装シート(3)によって包み込まれ、全ての板(1)が平らに重ねられて積層形態になり、かつ前記外装シート(3)としての単一の連続するシートにそれぞれ包まれ、該単一の連続する外装シート(3)は、前記2つ以上の板(1)の各々における少なくとも3つの隣り合う面を取り囲むように設けられることを特徴とするパッケージ。
【請求項2】
板チョコレート(1)のように板状に製造された食品および/または嗜好品のためのパッケージであって、互いに重なる2つ以上の板のためのパッケージであり、各板(1)の全面が内装シート(2)に包まれ、包まれた板(1)が更に外装シート(3)によって包み込まれ、前記2つ以上の板(1)が平らに重ねられて積層形態になり、かつ前記2つ以上の板(1)が前記外装シート(3)としての単一の連続するシートにそれぞれ包まれ、該単一の連続する外装シート(3)は、前記2つ以上の板(1)の各々における4つの隣り合う面を取り囲むように設けられ、更に、前記各板(1)を包む前記内装シート(2)が封筒の形態で折り畳まれ、前記各板(1)における前記内装シート(2)の1つの封筒フラップ部(17)が、前記各板(1)を取り囲む前記外装シート(3)の一部分(16)に取付け好ましくは貼付けられていることを特徴とするパッケージ。
【請求項3】
板チョコレート(1)のように板状に製造された食品および/または嗜好品のためのパッケージであって、互いに重なる2つ以上の板のためのパッケージであり、各板(1)の全面が内装シート(2)に包まれ、包まれた板(1)が更に外装シート(3)によって包み込まれ、前記2つ以上の板(1)が平らに重ねられて積層形態になり、かつ前記2つ以上の板(1)が前記外装シート(3)としての単一の連続するシートにそれぞれ包まれ、該単一の連続する外装シート(3)は、前記2つ以上の板(1)の各々における少なくとも3つの隣り合う面を取り囲むように設けられ、更に前記外装シート(3)の全ての折り目が互いに平行に延びていることを特徴とするパッケージ。
【請求項4】
前記外装シート(3)が、積層状態にある全ての前記板(1)の一つの面(5)であって好ましくは長辺側の狭い面(5)を、閉じた本の背部(9)のようなかたちで覆うことを特徴とする請求項1、2または3に記載のパッケージ。
【請求項5】
前記外装シート(3)が、少なくとも2ページの本の形態を成すように複数の前記板(1)を取り囲むことを特徴とする請求項4に記載のパッケージ。
【請求項6】
2つだけの板(1)が外装シート(3)によって包み込まれ、前記外装シート(3)の内側舌部(16)が、互いに重ねられた前記2つの板(1)の間に配置され、前記外装シート(3)が前記2つの板(1)の間の領域から始まって、前記2つの板(1)のうちの第1の板(1)を廻って外側に延び、前記第1の板(1)を廻ってから前記第2の板(1)を通って前記2つの板(1)の間の前記領域内に戻ることを特徴とする請求項4または5に記載のパッケージ。
【請求項7】
剛性が前記外装シート(3)より大きい厚紙のような挿入物(8)が、互いに重ねて配置された2つの板(1)の間に設けられることを特徴とする請求項1から6のいずれか一項に記載のパッケージ。
【請求項8】
前記挿入物(8)が、前記外装シート(3)の2つの内側舌部(16)の間に配置されることを特徴とする請求項7に記載のパッケージ。
【請求項9】
前記外装シート(3)で包んだ前記板(1)の開封が、保護装置(11)によって防がれることを特徴とする請求項1から8のいずれか一項に記載のパッケージ。
【請求項10】
前記保護装置(11)が、接着ラベル(11)で構成されることを特徴とする請求項9に記載のパッケージ。
【請求項11】
前記各板(1)の表側が封筒フラップ部(17)の側に面することを特徴とする請求項2から10のいずれか一項に記載のパッケージ。
【請求項12】
前記各板(1)を包む前記内装シート(2)が封筒の形態で折り畳まれ、前記各板(1)における前記内装シート(2)の1つの封筒フラップ部(17)が、前記各板(1)を取り囲む前記外装シート(3)の一部分(16)に取付け好ましくは貼付けられ、前記各板(1)の表側が、前記封筒フラップ部(17)の側に面することを特徴とする請求項1または3に記載のパッケージ。
【請求項13】
2〜10mmであって好ましくは2〜5mmの板厚(14)に対応して前記外装シート(3)の寸法が設定されていることを特徴とする請求項1から12のいずれか一項に記載のパッケージ。
【請求項14】
前記外装シート(3)が少なくとも2つの板(1)を螺旋状に取り囲むことを特徴とする請求項1から13のいずれか一項に記載のパッケージ。
【請求項15】
前記外装シート(3)が少なくとも2つの板(1)を蛇行するようにして取り囲むことを特徴とする請求項1から14のいずれか一項に記載のパッケージ。
【請求項16】
前記外装シート(3)の両方の端部領域(7)が2つの板(1)の間のところで終端することを特徴とする請求項1から15のいずれか一項に記載のパッケージ。

【図1】
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【図2】
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【図3】
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【図4】
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【図5】
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【図6】
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【図7】
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【図8】
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【図9】
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【図10】
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【図11】
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【図12】
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【図13】
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【図14】
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【図15】
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【図16】
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【図17】
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【図18】
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【図19】
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【図20】
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【図21】
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【公表番号】特表2010−513151(P2010−513151A)
【公表日】平成22年4月30日(2010.4.30)
【国際特許分類】
【出願番号】特願2009−541677(P2009−541677)
【出願日】平成19年11月29日(2007.11.29)
【国際出願番号】PCT/AT2007/000534
【国際公開番号】WO2008/074040
【国際公開日】平成20年6月26日(2008.6.26)
【出願人】(509155140)ゾッター ホールディング ゲーエムベーハー (1)
【Fターム(参考)】