説明

人員配置計画システム及び人員配置計画方法

【課題】サービスを提供する側の各人のスキルレベルを複合的に自動評価でき、均一な人員配置を実現できる人員配置計画システム及び人員配置計画方法を提供する。
【解決手段】人員配置計画システムは、評価対象の複数の項目のスコアを評価対象の作業ごと対象者ごとに格納するスコアDBと、スコアDBに格納されたスコアを対象者ごと複数の項目ごとの統計値を格納するレベルDBと、レベルDBに格納された統計値に基づいて対象者を分割比に従って分割された複数のテーブルからこの分割比に従って対象者を抽出してチームを編成するサーバと、を備える。

【発明の詳細な説明】
【技術分野】
【0001】
本発明の実施形態は、人員配置計画システム及び人員配置計画方法に関する。
【背景技術】
【0002】
顧客に対して均質なサービスを提供することは顧客の信頼を高めるうえで重要である。しかし、サービスを提供する側では各人のスキルレベルに差が生じることは避けがたい。
【0003】
この点に関し、サービスを提供する側の各人のスキルレベルを測定する方法が提案されている。
【0004】
例えば、スキルレベルの測定に関し、コンタクトセンタのオペレータのスキルを顧客が発する語句に基づいて判定する技術、端末機器への誤入力の回数に基づいて判定する技術、等が提案されている。
【0005】
また、人員の配置に関し、スキルレベルの高い順に人員を配置する技術が提案されている。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0006】
【特許文献1】特開2009−159558号公報
【特許文献2】特開2004−310678号公報
【特許文献3】特開2008−33814号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0007】
しかし、サービスを提供する側の各人のスキルレベルは複合的な要素が関連し、単一の項目のみでは正確に判定できない。また、スキルレベルの高い者を優先的に配置すると、スキルレベルの高い者だけに業務が集中してしまう。
【0008】
従って、サービスを提供する側の各人のスキルレベルを複合的に自動評価でき、均一な人員配置を実現できる人員配置計画システム及び人員配置計画方法が求められている。
【課題を解決するための手段】
【0009】
上記の課題を解決するために、本発明の一実施形態は、対象者の行う作業を検知することにより自動収集された、評価対象の複数の項目のスコアを評価対象の各作業について対象者ごとに格納するスコアデータベースと、スコアデータベースに格納されたスコアを対象者それぞれについて複数の項目の統計値を格納するレベルデータベースと、レベルデータベースに格納された統計値に基づいて対象者を分割比に従って分割した複数のテーブルからこの分割比に従って対象者を抽出してチームを編成するサーバと、を備える人員配置計画システムを提供する。
【図面の簡単な説明】
【0010】
【図1】人員配置計画システムの構成を示すブロック図である。
【図2】事象DBのデータ構造を示す図である。
【図3】問診手順DBのデータ構造を示す図である。
【図4】対処手順DBのデータ構造を示す図である。
【図5】スコアDBのデータ構成を示す図である。
【図6】レベルDBのデータ構造を示す図である。
【図7】スケジュールDBのデータ構造を示す図である。
【図8】チーム編成DBのデータ構造を示す図である。
【図9】人員配置計画システムのスコア格納処理の動作を示すフローチャートである。
【図10】人員配置計画システムのレベル格納処理の動作を示すフローチャートである。
【図11】対象者ごとにチーム編成に使用する項目の値をレベルDBから読み出した作業用テーブルの例を示す図である。
【図12】項目ごとにソートした後の作業用テーブルの例を示す図である。
【図13】レベル(高)対象者IDテーブルを示す図である。
【図14】レベル(中)対象者IDテーブルを示す図である。
【図15】レベル(低)対象者IDテーブルを示す図である。
【発明を実施するための形態】
【0011】
以下、人員配置計画システム及び人員配置計画方法の一実施形態について、図面を用いて詳細に説明する。
【0012】
本実施形態においては、コールセンタのオペレータの人員配置計画システム及び人員配置計画方法を例に説明するが、本実施形態の適用可能範囲はこれに限られるものではない。
【0013】
本実施形態の人員配置計画システムは、対象者の行う作業を検知することにより自動収集された、評価対象の複数の項目のスコアを評価対象の各作業について対象者ごとに格納するスコアデータベースと、スコアデータベースに格納されたスコアを対象者それぞれについて複数の項目の統計値を格納するレベルデータベースと、レベルデータベースに格納された統計値に基づいて対象者を分割比に従って分割した複数のテーブルからこの分割比に従って対象者を抽出してチームを編成するサーバと、を備える。
【0014】
図1は、本実施形態の人員配置計画システムの構成を示すブロック図である。図1に示すように、人員配置計画システムは、管理者用の入出力端末11と、評価の対象者(以下、対象者という。)が評価対象の業務に使用する業務用入出力端末12と、サーバ18と、ナレッジシステムサーバ16と、入出力端末11、業務用入出力端末12、サーバ18、及びナレッジシステムサーバ16を接続する通信回線網14と、を備える。
【0015】
人員配置計画システムは、さらに通信回線網14に接続する電話交換機15と、電話交換機に接続し、対象者が使用する電話機13と、を備える。
【0016】
サーバ18は、制御部であるCPUと、記憶装置であるROM,RAMと、通信インターフェースと、を備える。
【0017】
人員配置計画システムは、サーバ18に接続する、事象データベース19(以下、データベースをDBという。)と、問診手順DB20と、対応手順DB21と、応答履歴DB22、レベルDB23と、スケジュールDB24と、チーム編成DB25と、を備える。
【0018】
ナレッジシステムサーバ16は、制御部であるCPUと、記憶装置であるROM,RAMと、通信インターフェースと、を備える。
【0019】
人員配置計画システムは、ナレッジシステムサーバ16に接続するナレッジDB17を備える。
【0020】
ナレッジDB17は、対応手順を格納する。ナレッジシステムサーバ16は、業務用端末12から入力された事象に従って、ナレッジDBを検索し、対応手順を業務用端末12に出力する。
【0021】
図2は、事象DB19のデータ構造を示す図である。図2に示すように、事象DB19は、顧客からの問い合わせに含まれる事象内容と問診IDとを格納する。
【0022】
具体的には、事象DB19は、事象ごとに固有に割り当てられる「事象ID」と、顧客のシステムに発生した事象を表す「事象内容」と、「事象内容」に対応する問診に固有に割り当てられる「問診ID」と、を格納する。
【0023】
各データの例は、「事象ID」が「A01」、「事象内容」が「パソコン起動せず」、「問診ID」が「B10」である。
【0024】
図3は、問診手順DB20のデータ構造を示す図である。図3に示すように、問診手順DB20は、「問診ID」に対応する顧客に対して行う問診の内容と、この問診に対する答えに対してさらに行うべき問診の「問診ID」と、スキルの種類と、を格納する。
【0025】
具体的には、問診手順DB20は、「問診ID」と、問診の内容である「問診内容」と、この問診に対する答えがYesの場合に行う問診IDを示す「Yesの場合の問診ID」と、この問診に対する答えがNoの場合に行う問診IDを示す「Noの場合の問診ID」と、スキルの種類を示す「スキル分類」と、を格納する。
【0026】
各データの例は、「問診ID」が「B10」、「問診内容」が「画面あり?」、「Yesの場合の問診ID」が「B20」、「Noの場合の問診ID」が「B30」、「スキル分類」が「ハードウエア」である。
【0027】
図4は、対処手順DB21のデータ構造を示す図である。図4に示すように、対処手順DB21は顧客に対して指示する対処の内容を格納する。
【0028】
具体的には、対処手順DB21は、対処の手順に固有に割り当てられる「対処ID」と、対処手順の具体的内容である「対処内容」と、を格納する。
【0029】
各データの例は、「対処ID」が「C20」、「対処内容」が「エラー番号を照会して対処方法を実施」である。
【0030】
図5は、スコアDB22のデータ構成を示す図である。図5に示すように、スコアDB22は評価対象の項目としての対象者が行った対応にかかった時間である作業時間を対応ごと、すなわち作業を行うごとに格納する。
【0031】
具体的には、スコアDB22は、評価対象作業である対応を行った日時を示す「日時」と、対象者に固有に割り当てられるIDである「対象者ID」と、顧客に対して行った問診のIDである「問診ID」と、この問診IDの問診が属するスキルの分野を示す「スキル分野」と、対応にかかった時間を示す「対応時間」と、を格納する。
【0032】
各データの例は、「日時」が「2011/1/100:01:23」、「対象者ID」が「X001」、「問診ID」が「B10」、「スキル分野」が「ハードウエア」、「対応時間」が「60」である。
【0033】
図6は、レベルDB23のデータ構造を示す図である。図6に示すように、レベルDB23は、対象者ごとに、スキル項目別の項目としての対応時間、応答回数、解決割合の統計値を格納する。
【0034】
具体的には、レベルDB23は、「対象者ID」と、スキル項目「ハードウエア」について「対応時間」、対象者自身にて解決不能であったために他者に引き継ぐまでの応答回数の平均値である「引継ぎまでの応答回数」と、当該対象者が処理した全処理件数に対する問題解決に成功した割合である「解決割合」と、スキル項目「ソフトウエア」について「対応時間」、対象者自身にて解決不能であったために他者に引き継ぐまでの応答回数である「引継ぎまでの応答回数」と、当該対象者が処理した全処理件数に対する問題解決に成功した割合である「解決割合」と、を格納する。
【0035】
各データの例は、「対象者ID」が「X001」、スキル項目「ハードウエア」について「対応時間」が「10」、「引継ぎまでの応答回数」が「2」、「解決割合」が「0.85」、スキル項目「ソフトウエア」について「対応時間」が「30」、「引継ぎまでの応答回数」が「7」、「解決割合」が「0.7」である。
【0036】
図7は、スケジュールDB24のデータ構造を示す図である。図7に示すように、スケジュールDB24は、勤務予定日ごとの勤務予定時間のチームIDを格納する。
【0037】
具体的には、スケジュールDB24は、勤務予定日を示す「勤務予定日」と、勤務時間帯を示す「勤務予定時間」と、複数の対象者によって構成されるチームに固有に割り当てられるIDである「チームID」と、を格納する。
【0038】
図8は、チーム編成DB25のデータ構造を示す図である。図5に示すように、チーム編成DB25は、チームごとの各スキルレベルに対応する対象者IDを格納する。
【0039】
具体的には、チーム編成DB25は、「チームID」と、スキルレベルが(中)の対象者のIDである第1の「レベル(中)対象者ID」及び第2の「レベル(中)対象者ID」と、スキルレベルが(低)の対象者のIDである「レベル(低)対象者ID」と、スキルレベルが(高)の対象者のIDである「レベル(高)対象者ID」と、を格納する。
【0040】
各データの例は、「チームID」が「T001」、第1の「レベル(中)対象者ID」が「X006」、第2の「レベル(中)対象者ID」が「X002」、「レベル(低)対象者ID」が「X007」、「レベル(高)対象者ID」が「X004」である。
【0041】
図9は、人員配置計画システムのスコア格納処理の動作を示すフローチャートである。図9に示すように、ステップ901において、人員配置計画システムは業務用入出力端末12から事象内容の選択を入力する。具体的には、対象者は顧客から電話機13を通じて顧客のシステムに発生した事象の報告を受ける。人員配置計画システムは事象DB19から事象内容と問診IDを読み出し、読み出した事象内容を業務用入出力端末12に表示させる。人員配置計画システムは対象者によって選択された事象内容を入力する。
【0042】
ステップ902において、人員配置計画システムは入力された事象内容に対応する問診IDに基づいて問診手順DB20を検索して問診内容、Yesの場合の問診ID、Noの場合の問診ID、スキル分類を読み出す。
【0043】
ステップ903において、人員配置計画システムは業務用入出力端末12に読み出した問診内容を表示させる。
【0044】
ステップ904において、人員配置計画システムは時間計測を開始する。
【0045】
ステップ905において、人員配置計画システムは業務用入出力端末12から問診の回答を入力する。具体的には、人員配置計画システムは業務用入出力端末12からYesまたはNoの入力を受け入れる。
【0046】
ステップ906において、人員配置計画システムは、業務用入出力端末12からYesまたはNoの入力を受け入れたことを検知すると、時間計測を終了する。
【0047】
ステップ907において、人員配置計画システムはスコアDB22にスコアとして日時、対象者ID、問診ID、スキル分類、計測した時間である対応時間を格納する。
【0048】
ステップ908において、人員配置計画システムは回答がYesの場合にはYesの場合の問診IDに基づいて、回答がNoの場合にはNoの場合の問診IDに基づいて問診手順DBを再度検索する。
【0049】
ステップ909において、人員配置計画システムは次の問診があるかを判定する。人員配置計画システムは次の問診があると判定した場合にステップ903に戻り、次の問診がないと判定した場合、ステップ910に進む。
【0050】
ステップ910において、人員配置計画システムは回答がYesの場合にはYesの場合の問診IDを対処IDとして、回答がNoの場合にはNoの場合の問診IDを対処IDとし、この対処IDに基づいて対処手順DBを検索し、対処内容を読み出して業務用入出力端末12に表示する。
【0051】
図10は、人員配置計画システムのレベル格納処理の動作を示すフローチャートである。図10に示すように、ステップ1001において、人員配置計画システムはスコアDB22に格納されているスコアを、対象者IDを第1ソートキーとし、スキル分類を第2ソートキーとしてソートする。
【0052】
ステップ1002において、人員配置計画システムはスコアDB22を順に読み出し、対象者ごとにスキル分類ごとの対応数をカウントする。
【0053】
ステップ1003において、人員配置計画システムはスコアDB22を順に読み出し、対象者ごとにスキル分類ごとの対応時間を合計する。
【0054】
ステップ1004において、人員配置計画システムは対応時間の合計を対応数によって除算し、対応時間の平均値を算出する。
【0055】
ステップ1005において、人員配置計画システムは対象者ごとにスキル分類ごとの平均値を対応時間としてレベルDB23に格納する。
【0056】
加えて、人員配置計画システムは、対象者が自分で解決できずに他の者に引き継いだ場合の応答回数の平均値である引継ぎまでの応答回数と、対象者が自分で解決できた顧客対応の割合である解決割合と、を格納する。この、引継ぎまでの応答回数と解決割合とは、自動計算するようにすることも、入出力端末11から入力するようにすることもできる。
【0057】
次に、人員配置計画システムによるチーム編成の生成動作について説明する。説明を単純にするために、チーム編成に使用する項目をハードウエア対応時間とソフトウエア対応時間として説明するが、チーム編成に使用する項目に例えば引継ぎまでの応答回数や解決割合などの時間以外の項目を加えることもできる。人員配置計画システムは、項目を増やした場合もチーム編成手順は以下に説明する動作に準じてチーム編成を行う。
【0058】
図11は、対象者ごとにチーム編成に使用する項目の値をレベルDB23から読み出した作業用テーブルの例を示す図である。図11に示すように、人員配置計画システムは作業用テーブルを対象者ID順に生成する。
【0059】
図12は、項目ごとにソートした後の作業用テーブルの例を示す図である。図12に示すように、人員配置計画システムは作業用テーブルを第1の項目であるハードウエア対応時間を第1ソートキーとして、第2の項目であるソフトウエア対応時間を第2ソートキーとして昇順にソートする。
【0060】
図13は、レベル(高)対象者IDテーブルを示す図である。図14は、レベル(中)対象者IDテーブルを示す図である。図15は、レベル(低)対象者IDテーブルを示す図である。
【0061】
図13乃至図15に示すように、人員配置計画システムは、ソート後の作業用テーブルをスキルレベルに応じてレベル(高)、レベル(中)、レベル(低)に3分割する。
【0062】
分割する各スキルレベルに該当する人数は、適宜選択できる。例えば、1チームが4人編成の場合は、レベルごとの人数の比である分割比をレベル(高)の人数:レベル(中)の人数:レベル(低)の人数=1:2:1とすることができる。或いは、1チームが5人編成の場合には分割比をレベル(高)の人数:レベル(中)の人数:レベル(低)の人数=1:3:1とすることができる。
【0063】
レベル(中)の人数を他のレベルの人数より多くすることが1チームごとのレベルを均一にする点において望ましい。スキルレベルは標準分布していることが多いからである。
【0064】
人員配置計画システムは、ソート後の作業用テーブルから、上からレベル(高)の人数分だけ読み出してレベル(高)対象者IDテーブルに格納し、下からレベル(低)の人数分だけ読み出してレベル(低)対象者IDテーブルに格納し、残りをレベル(中)対象者IDテーブルに格納する。
【0065】
次に、人員配置計画システムは、レベルごとの人数の分割比に従って、レベル(高)対象者IDテーブル、レベル(中)対象者IDテーブル及びレベル(低)対象者IDテーブルから対象者IDを読み出し、チームごとにチーム編成DB25に格納する。
【0066】
具体的には、人員配置計画システムは、例えば1チームが4人編成の場合、レベル(高)対象者IDテーブルから1人の対象者IDを読み出してレベル(高)対象者IDとし、レベル(中)対象者IDテーブルから2人の対象者IDを読み出して第1のレベル(中)対象者ID及び第2のレベル(中)対象者IDとし、レベル(低)対象者IDテーブルから1人の対象者IDを読み出してレベル(低)対象者IDとして、チームIDを固有に割り当て、チーム編成DB25に格納する。
【0067】
このとき、レベル(高)対象者IDテーブルからは上位から1人を、レベル(中)対象者IDテーブルからは上位から1人と下位から1人を、レベル(低)対象者IDテーブルからは下位から1人を、順に読み出すと1チームごとのスキルレベルがより均一化する。
【0068】
以上のべたように、本実施形態の人員配置計画システムは、評価対象の複数の項目のスコアを評価対象の作業ごと対象者ごとに格納するスコアDB22と、スコアDB22に格納されたスコアを対象者ごと複数の項目ごとの統計値を格納するレベルDB23と、レベルDB23に格納された統計値に基づいて対象者を分割比に従って分割された複数のテーブルからこの分割比に従って対象者を抽出してチームを編成するサーバ18と、を備える。
【0069】
従って、本実施形態の人員配置計画システムは、サービスを提供する側の各人のスキルレベルを複合的に自動評価でき、均一な人員配置を実現できるという効果がある。
【0070】
本発明のいくつかの実施形態を説明したが、これらの実施形態は、例として提示したものであり、発明の範囲を限定することは意図していない。これら実施形態は、その他の様々な形態で実施されることが可能であり、発明の要旨を逸脱しない範囲で、種々の省略、置き換え、変更を行うことができる。これら実施形態やその変形は、発明の範囲や要旨に含まれると同様に、特許請求の範囲に記載された発明とその均等の範囲に含まれるものである。
【符号の説明】
【0071】
18:サーバ
22:スコアDB
23:レベルDB
25:チーム編成DB

【特許請求の範囲】
【請求項1】
対象者の行う作業を検知することにより自動収集された、評価対象の複数の項目のスコアを評価対象の各作業について対象者ごとに格納するスコアデータベースと、
前記スコアデータベースに格納された前記スコアを前記対象者それぞれについて前記複数の項目の統計値を格納するレベルデータベースと、
前記レベルデータベースに格納された前記統計値に基づいて前記対象者を分割比に従って分割した複数のテーブルからこの分割比に従って対象者を抽出してチームを編成するサーバと、を備える人員配置計画システム。
【請求項2】
前記複数の項目は、
作業時間、応答回数、解決割合のうち少なくともいずれか1つを含む請求項1記載の人員配置計画システム。
【請求項3】
前記統計値は、
相加平均、合計、割合の中から1つ以上選ばれる請求項2記載の人員配置計画システム。
【請求項4】
前記分割した複数のテーブルは、
レベル高、レベル中、レベル低の3つのテーブルを少なくとも含む請求項3記載の人員配置計画システム。
【請求項5】
評価対象の複数の項目のスコアを評価対象の作業ごと対象者ごとにスコアデータベースに格納し、
前記スコアデータベースに格納された前記スコアを前記対象者ごと前記複数の項目ごとの統計値をレベルデータベースに格納し、
サーバが、前記レベルデータベースに格納された前記統計値に基づいて前記対象者を分割比に従って分割した複数のテーブルからこの分割比に従って対象者を抽出してチームを編成する人員配置計画方法。
【請求項6】
前記複数の項目は、
作業時間、応答回数、解決割合のうち少なくともいずれか1つを含む請求項5記載の人員配置計画方法。
【請求項7】
前記統計値は、
相加平均、合計、割合の中から1つ以上選ばれる請求項6記載の人員配置計画方法。
【請求項8】
前記分割した複数のテーブルは、
レベル高、レベル中、レベル低の3つのテーブルを少なくとも含む請求項7記載の人員配置計画方法。

【図1】
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【図2】
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【図3】
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【図4】
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【図5】
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【図6】
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【図7】
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【図8】
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【図9】
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【図10】
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【図11】
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【図12】
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【図13】
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【図14】
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【図15】
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【公開番号】特開2012−203789(P2012−203789A)
【公開日】平成24年10月22日(2012.10.22)
【国際特許分類】
【出願番号】特願2011−69642(P2011−69642)
【出願日】平成23年3月28日(2011.3.28)
【出願人】(302061130)東芝ITサービス株式会社 (32)
【Fターム(参考)】