什器
【課題】安定した構成で、かつ、制作が容易になされる商品販売に好適に用いられる什器を提供する。
【解決手段】環状に繋がる周壁部2と、周壁部2内の下部に配置され周壁部2の形態を補強維持する補強維持部4と、周壁部2内の途中高さに補強維持部4上に載置されて配置される商品収納部6の底板部8と、商品の取り出し開口14を備え周壁部2の上面の開口を覆うよう配置される商品収納部6の天板部12とから構成される什器。各部材が係止組み立てされる構成とされることで、軽量、コンパクトな部材の状態において搬送等が容易になされ、かつ、設置現場での組み立てが容易になされる。さらに、全体が特定機器の立体模倣形態を備える構成とされることで、商品顧客の目を引くものとなる。
【解決手段】環状に繋がる周壁部2と、周壁部2内の下部に配置され周壁部2の形態を補強維持する補強維持部4と、周壁部2内の途中高さに補強維持部4上に載置されて配置される商品収納部6の底板部8と、商品の取り出し開口14を備え周壁部2の上面の開口を覆うよう配置される商品収納部6の天板部12とから構成される什器。各部材が係止組み立てされる構成とされることで、軽量、コンパクトな部材の状態において搬送等が容易になされ、かつ、設置現場での組み立てが容易になされる。さらに、全体が特定機器の立体模倣形態を備える構成とされることで、商品顧客の目を引くものとなる。
【発明の詳細な説明】
【技術分野】
【0001】
この発明は、スーパーマーケットやドラッグストア等において販売のために用いられる什器に関する。
【背景技術】
【0002】
スーパーマーケットやドラッグストア等において使用される什器として、例えば、実用新案登録第3168915号のものが提案され、この什器は販売促進効果を奏する。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0003】
【特許文献1】実用新案登録第3168915号公報
【非特許文献】
【0004】
【非特許文献1】なし
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0005】
この発明は、上記什器として、安定した構成で、かつ、制作が容易になされるものを提供すべく行ったものである。
【課題を解決するための手段】
【0006】
この発明では、環状に繋がる周壁部と、前記周壁部内の下部に配置され前記周壁部の形態を補強維持する補強維持部と、前記周壁部内の途中高さに前記補強維持部上に載置されて配置される商品収納部の底板部と、商品の取り出し開口を備え前記周壁部の上面の開口を覆うよう配置される前記商品収納部の天板部とから構成される什器を提供する。
【0007】
上記構成の什器は、周壁部が補強維持部に補強されてその形態が安定維持される。商品収納部の底板部が補強維持部上に載置されることで、容易、かつ、安定して配置される。周壁部の上面の開口を覆うように取り出し開口を備える天板部が配置されることで、底板部との間に商品収納部が形成される。この商品収納部は什器の上部に位置してその取り出し開口を通しての商品の取り出しが容易になされる。
【0008】
各部のそれぞれが紙製の部材それぞれにより構成され、それら部材が係止組み立てされる構成とされることで、軽量、コンパクトな部材の状態において搬送等が容易になされ、かつ、設置現場での組み立てが容易になされる。さらに、全体が特定機器の立体模倣形態を備える構成とされることで、商品顧客の目を引くものとなる。
【発明の効果】
【0009】
この発明によれば、安定した構成で、かつ、制作が容易になされる什器が得られる。
【図面の簡単な説明】
【0010】
【図1】この発明の什器である販売用装置の実施形態の斜視図
【図2】この発明の什器である販売用装置の部材図
【図3】この発明の什器である販売用装置の部材図
【図4】この発明の什器である販売用装置の部材図
【図5】この発明の什器である販売用装置の部材図
【図6】この発明の什器である販売用装置の部材図
【図7】この発明の什器である販売用装置の部材図
【図8】この発明の什器である販売用装置の組み立て説明図
【図9】この発明の什器である販売用装置の組み立て説明図
【図10】この発明の什器である販売用装置の組み立て説明図
【図11】この発明の什器である販売用装置の組み立て説明図
【発明を実施するための最良の形態】
【0011】
図1はこの発明の什器である販売用装置の実施形態の斜視図である。販売用装置(什器)1は全体が厚紙製で、4面が環状に繋がり平面形状を方形とする周壁部2と、周壁部2内の下部に配置され周壁部2の形態を補強維持する補強維持部4と、周壁部2内の途中高さに補強維持部4上に載置されて配置される商品収納部6の底板部8と、商品の取り出し開口14を備え周壁部2の上面の開口を覆うよう配置される商品収納部6の天板部12と、天板部12の後部に取り付けられる立ち上がり部13とから構成される。
【0012】
販売用装置1はその全体が洗濯機の模倣形態を備え、洗濯機と同様に天板部12の取り出し開口14の前縁に操作ボタンの表示模様4が付され、立ち上がり部13の前面には販売対象となる洗濯槽洗浄剤名の表示模様7が付されている。また、前面の周壁部2aはほぼその全面にわたり洗濯機内部で使用される洗濯槽の表示模様10が付されている。表示模様10は、一方側の洗浄剤の使用前の汚れた状態である洗浄前状態表示10aと他方側の洗浄剤の使用後のきれいな状態である洗浄後状態表示10bとに区分表示されている。上記表示模様4、7、10のそれぞれは印刷により付設されている。
【0013】
図2〜図7は上記各部を構成する部材それぞれを示す。これらの図においては表示模様4、7、10の図示を省略している。図2、図3において、20は周壁部2の前面と後面に位置する前壁パネル及び後壁パネル、22は周壁部2の両側面それぞれに位置する側壁パネルであり、ともに両側縁に係止穴26と係止凸部28とがそれぞれ対応する位置に3個ずつ設けられ、また上部、途中部、下部に横方向に、さらに係止穴26それぞれを繋ぐ位置及び係止凸部28それぞれの基部位置に折り曲げのための切り込み点線ライン30、32、34、36、39のそれぞれが設けられている。切り込み点線ライン30、32は180°の折り曲げができるように2列に形成されている。前壁パネル20及び後壁パネル20は側壁パネル22よりその幅が大きくなっている。
【0014】
図4において、40は底板部8を形成する底板パネルであり、4周囲位置に折り曲げのための切り込み点線ライン42が設けられ、前後に位置する一対の切り込み点線ライン42それぞれの中央部分には差し込み穴43それぞれが切り込みにより形成されている。
【0015】
図5において、50は天板部12を形成する天板パネルであり、中央に取り出し開口14が設けられ、その前後位置及び両側位置に折り曲げのための切り込み点線ライン52、54のそれぞれが形成され、さらに、後位置の切り込み点線ライン52の中央部分には差し込み穴53が切り込みにより形成されている。
【0016】
図6において、60は補強維持部4を形成する補強パネルであり、中央位置に上部からの切り込み部62が設けられており、補強維持部4は2枚の補強パネル60が互いの切り込み部62が嵌め合わされて連結されることにより形成される。
【0017】
図7において、70は立ち上がり部13を形成する立ち上がりパネルであり、下縁に差し込み部72が突設されている。
【0018】
図8〜図11に沿って販売用装置1の組み立て方法を説明する。これらの図においても表示模様4、7、10の図示を省略している。まず、図8に示すように、前壁パネル20及び後壁パネル20が前後に、2枚の側壁パネル22が両側に位置するようにそれぞれ配置し、切り込み点線ライン39により折り曲げた係止凸部28それぞれを切り込み点線ライン36による折り曲げにより角部に位置する係止穴26それぞれに嵌め入れ係止し、これにより連結して図9に示す周壁部2を形成する。切り込み点線ライン30それぞれによる折り曲げによりその縁部それぞれは180°折り曲げられ、切り込み点線ライン34の折り曲げによりその縁部それぞれは90°折り曲げられる。
【0019】
この販売用装置1の組み立ては通常その設置現場においてなされ、したがって複数枚のパネルよりなる部材が設置現場に搬送され、また、取り扱われる段階においてはその全体がコンパクトであることが望まれる。その点を考慮して最も大きくなる周壁部2を前壁パネル20、後壁パネル20、側壁パネル22の4枚のパネルに分離し、さらに長尺となるそれらパネルに切り込み点線ライン32を設けその位置で2つ折り状態に折り畳めるようにしている。よって組み立ての作業は始めに折り畳まれた前壁パネル20、後壁パネル20、側壁パネル22それぞれを開いた状態として行う。
【0020】
次に、図10に示すように、周壁部2内に上方から2枚の補強パネル60の組み合わせ体、さらに底板パネル40が納められて補強維持部4及び底板部8が形成される。補強パネル60は組み合わされた状態において平面が「X」形態となり、補強パネル60それぞれの4個の端縁部が丁度周壁部2の4角部内側に沿って当接するように配置され、これにより補強されることで周壁部2はその方形の平面形態が安定維持される。底板パネル40は切り込み点線ライン42位置でその縁部45それぞれが下方に折り曲げられた状態で補強パネル60上に載置されるが、縁部45それぞれが補強パネル60に当たらないことで底板パネル40の下面が「X」形態の補強パネル60の上部で受けられ、かつ、縁部45のそれぞれが周壁部2の内面に沿って位置することで底板パネル40は安定配置される。
【0021】
次に、図11に示すように、周壁部2の開放する上部に天板パネル50が取り付けられ、さらにその天板パネル50に立ち上がりパネル70が取り付けられて天板部12、立ち上がり部13が構成される。天板パネル50は切り込み点線ライン52、54位置で前部55と後部56、さらに両側の縁部57のそれぞれが下方に折り曲げられた状態とされ、これら折り曲げられた部分が周壁部2の内面に沿って差し入れられて取り付けられる。天板パネル50は前部55と後部56の下縁が底板パネル40に当接することで所定高さに配置され、かつ、前部55と後部56の下縁に設けられた係止凸部58、59のそれぞれが底板パネル40の差し込み穴43それぞれ差し込まれることで安定して取り付けられる。立ち上がりパネル70は差し込み部72が天板パネル50の差し込み穴53に差し込まれて取り付けられる。
【0022】
上記のようにして、販売用装置1は連結部材等を何ら用いることなく容易に組み立てられて完成される。この販売用装置1は洗浄剤売り場に「洗濯機」として配置されることで客の目を引き集客性能に優れる。また、前面の洗浄前状態表示10aと洗浄後状態表示10bとに区分表示された表示模様10を見ることで洗浄剤の洗浄効果が一目で把握でき、これにより購買意欲が高められる。また、一体に製品収納部6を備えることでそこに製品を納めて販売でき、別途製品の販売配置スペースを確保する必要がないので便利である。
【符号の説明】
【0023】
1 販売用装置(什器)
2 周壁部
4 補強維持部
6 商品収納部
8 底板部
12 天板部
14 取り出し開口
【技術分野】
【0001】
この発明は、スーパーマーケットやドラッグストア等において販売のために用いられる什器に関する。
【背景技術】
【0002】
スーパーマーケットやドラッグストア等において使用される什器として、例えば、実用新案登録第3168915号のものが提案され、この什器は販売促進効果を奏する。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0003】
【特許文献1】実用新案登録第3168915号公報
【非特許文献】
【0004】
【非特許文献1】なし
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0005】
この発明は、上記什器として、安定した構成で、かつ、制作が容易になされるものを提供すべく行ったものである。
【課題を解決するための手段】
【0006】
この発明では、環状に繋がる周壁部と、前記周壁部内の下部に配置され前記周壁部の形態を補強維持する補強維持部と、前記周壁部内の途中高さに前記補強維持部上に載置されて配置される商品収納部の底板部と、商品の取り出し開口を備え前記周壁部の上面の開口を覆うよう配置される前記商品収納部の天板部とから構成される什器を提供する。
【0007】
上記構成の什器は、周壁部が補強維持部に補強されてその形態が安定維持される。商品収納部の底板部が補強維持部上に載置されることで、容易、かつ、安定して配置される。周壁部の上面の開口を覆うように取り出し開口を備える天板部が配置されることで、底板部との間に商品収納部が形成される。この商品収納部は什器の上部に位置してその取り出し開口を通しての商品の取り出しが容易になされる。
【0008】
各部のそれぞれが紙製の部材それぞれにより構成され、それら部材が係止組み立てされる構成とされることで、軽量、コンパクトな部材の状態において搬送等が容易になされ、かつ、設置現場での組み立てが容易になされる。さらに、全体が特定機器の立体模倣形態を備える構成とされることで、商品顧客の目を引くものとなる。
【発明の効果】
【0009】
この発明によれば、安定した構成で、かつ、制作が容易になされる什器が得られる。
【図面の簡単な説明】
【0010】
【図1】この発明の什器である販売用装置の実施形態の斜視図
【図2】この発明の什器である販売用装置の部材図
【図3】この発明の什器である販売用装置の部材図
【図4】この発明の什器である販売用装置の部材図
【図5】この発明の什器である販売用装置の部材図
【図6】この発明の什器である販売用装置の部材図
【図7】この発明の什器である販売用装置の部材図
【図8】この発明の什器である販売用装置の組み立て説明図
【図9】この発明の什器である販売用装置の組み立て説明図
【図10】この発明の什器である販売用装置の組み立て説明図
【図11】この発明の什器である販売用装置の組み立て説明図
【発明を実施するための最良の形態】
【0011】
図1はこの発明の什器である販売用装置の実施形態の斜視図である。販売用装置(什器)1は全体が厚紙製で、4面が環状に繋がり平面形状を方形とする周壁部2と、周壁部2内の下部に配置され周壁部2の形態を補強維持する補強維持部4と、周壁部2内の途中高さに補強維持部4上に載置されて配置される商品収納部6の底板部8と、商品の取り出し開口14を備え周壁部2の上面の開口を覆うよう配置される商品収納部6の天板部12と、天板部12の後部に取り付けられる立ち上がり部13とから構成される。
【0012】
販売用装置1はその全体が洗濯機の模倣形態を備え、洗濯機と同様に天板部12の取り出し開口14の前縁に操作ボタンの表示模様4が付され、立ち上がり部13の前面には販売対象となる洗濯槽洗浄剤名の表示模様7が付されている。また、前面の周壁部2aはほぼその全面にわたり洗濯機内部で使用される洗濯槽の表示模様10が付されている。表示模様10は、一方側の洗浄剤の使用前の汚れた状態である洗浄前状態表示10aと他方側の洗浄剤の使用後のきれいな状態である洗浄後状態表示10bとに区分表示されている。上記表示模様4、7、10のそれぞれは印刷により付設されている。
【0013】
図2〜図7は上記各部を構成する部材それぞれを示す。これらの図においては表示模様4、7、10の図示を省略している。図2、図3において、20は周壁部2の前面と後面に位置する前壁パネル及び後壁パネル、22は周壁部2の両側面それぞれに位置する側壁パネルであり、ともに両側縁に係止穴26と係止凸部28とがそれぞれ対応する位置に3個ずつ設けられ、また上部、途中部、下部に横方向に、さらに係止穴26それぞれを繋ぐ位置及び係止凸部28それぞれの基部位置に折り曲げのための切り込み点線ライン30、32、34、36、39のそれぞれが設けられている。切り込み点線ライン30、32は180°の折り曲げができるように2列に形成されている。前壁パネル20及び後壁パネル20は側壁パネル22よりその幅が大きくなっている。
【0014】
図4において、40は底板部8を形成する底板パネルであり、4周囲位置に折り曲げのための切り込み点線ライン42が設けられ、前後に位置する一対の切り込み点線ライン42それぞれの中央部分には差し込み穴43それぞれが切り込みにより形成されている。
【0015】
図5において、50は天板部12を形成する天板パネルであり、中央に取り出し開口14が設けられ、その前後位置及び両側位置に折り曲げのための切り込み点線ライン52、54のそれぞれが形成され、さらに、後位置の切り込み点線ライン52の中央部分には差し込み穴53が切り込みにより形成されている。
【0016】
図6において、60は補強維持部4を形成する補強パネルであり、中央位置に上部からの切り込み部62が設けられており、補強維持部4は2枚の補強パネル60が互いの切り込み部62が嵌め合わされて連結されることにより形成される。
【0017】
図7において、70は立ち上がり部13を形成する立ち上がりパネルであり、下縁に差し込み部72が突設されている。
【0018】
図8〜図11に沿って販売用装置1の組み立て方法を説明する。これらの図においても表示模様4、7、10の図示を省略している。まず、図8に示すように、前壁パネル20及び後壁パネル20が前後に、2枚の側壁パネル22が両側に位置するようにそれぞれ配置し、切り込み点線ライン39により折り曲げた係止凸部28それぞれを切り込み点線ライン36による折り曲げにより角部に位置する係止穴26それぞれに嵌め入れ係止し、これにより連結して図9に示す周壁部2を形成する。切り込み点線ライン30それぞれによる折り曲げによりその縁部それぞれは180°折り曲げられ、切り込み点線ライン34の折り曲げによりその縁部それぞれは90°折り曲げられる。
【0019】
この販売用装置1の組み立ては通常その設置現場においてなされ、したがって複数枚のパネルよりなる部材が設置現場に搬送され、また、取り扱われる段階においてはその全体がコンパクトであることが望まれる。その点を考慮して最も大きくなる周壁部2を前壁パネル20、後壁パネル20、側壁パネル22の4枚のパネルに分離し、さらに長尺となるそれらパネルに切り込み点線ライン32を設けその位置で2つ折り状態に折り畳めるようにしている。よって組み立ての作業は始めに折り畳まれた前壁パネル20、後壁パネル20、側壁パネル22それぞれを開いた状態として行う。
【0020】
次に、図10に示すように、周壁部2内に上方から2枚の補強パネル60の組み合わせ体、さらに底板パネル40が納められて補強維持部4及び底板部8が形成される。補強パネル60は組み合わされた状態において平面が「X」形態となり、補強パネル60それぞれの4個の端縁部が丁度周壁部2の4角部内側に沿って当接するように配置され、これにより補強されることで周壁部2はその方形の平面形態が安定維持される。底板パネル40は切り込み点線ライン42位置でその縁部45それぞれが下方に折り曲げられた状態で補強パネル60上に載置されるが、縁部45それぞれが補強パネル60に当たらないことで底板パネル40の下面が「X」形態の補強パネル60の上部で受けられ、かつ、縁部45のそれぞれが周壁部2の内面に沿って位置することで底板パネル40は安定配置される。
【0021】
次に、図11に示すように、周壁部2の開放する上部に天板パネル50が取り付けられ、さらにその天板パネル50に立ち上がりパネル70が取り付けられて天板部12、立ち上がり部13が構成される。天板パネル50は切り込み点線ライン52、54位置で前部55と後部56、さらに両側の縁部57のそれぞれが下方に折り曲げられた状態とされ、これら折り曲げられた部分が周壁部2の内面に沿って差し入れられて取り付けられる。天板パネル50は前部55と後部56の下縁が底板パネル40に当接することで所定高さに配置され、かつ、前部55と後部56の下縁に設けられた係止凸部58、59のそれぞれが底板パネル40の差し込み穴43それぞれ差し込まれることで安定して取り付けられる。立ち上がりパネル70は差し込み部72が天板パネル50の差し込み穴53に差し込まれて取り付けられる。
【0022】
上記のようにして、販売用装置1は連結部材等を何ら用いることなく容易に組み立てられて完成される。この販売用装置1は洗浄剤売り場に「洗濯機」として配置されることで客の目を引き集客性能に優れる。また、前面の洗浄前状態表示10aと洗浄後状態表示10bとに区分表示された表示模様10を見ることで洗浄剤の洗浄効果が一目で把握でき、これにより購買意欲が高められる。また、一体に製品収納部6を備えることでそこに製品を納めて販売でき、別途製品の販売配置スペースを確保する必要がないので便利である。
【符号の説明】
【0023】
1 販売用装置(什器)
2 周壁部
4 補強維持部
6 商品収納部
8 底板部
12 天板部
14 取り出し開口
【特許請求の範囲】
【請求項1】
環状に繋がる周壁部と、前記周壁部内の下部に配置され前記周壁部の形態を補強維持する補強維持部と、前記周壁部内の途中高さに前記補強維持部上に載置されて配置される商品収納部の底板部と、商品の取り出し開口を備え、前記周壁部の上面の開口を覆うよう配置される前記商品収納部の天板部と、から構成されることを特徴とする什器。
【請求項2】
前記各部が紙製の部材それぞれにより構成され、それら部材が係止組み立てされることで構成される請求項1記載の什器。
【請求項3】
全体が特定機器の立体模倣形態を備える請求項1または2記載の什器。
【請求項1】
環状に繋がる周壁部と、前記周壁部内の下部に配置され前記周壁部の形態を補強維持する補強維持部と、前記周壁部内の途中高さに前記補強維持部上に載置されて配置される商品収納部の底板部と、商品の取り出し開口を備え、前記周壁部の上面の開口を覆うよう配置される前記商品収納部の天板部と、から構成されることを特徴とする什器。
【請求項2】
前記各部が紙製の部材それぞれにより構成され、それら部材が係止組み立てされることで構成される請求項1記載の什器。
【請求項3】
全体が特定機器の立体模倣形態を備える請求項1または2記載の什器。
【図1】
【図2】
【図3】
【図4】
【図5】
【図6】
【図7】
【図8】
【図9】
【図10】
【図11】
【図2】
【図3】
【図4】
【図5】
【図6】
【図7】
【図8】
【図9】
【図10】
【図11】
【公開番号】特開2013−48655(P2013−48655A)
【公開日】平成25年3月14日(2013.3.14)
【国際特許分類】
【出願番号】特願2011−186832(P2011−186832)
【出願日】平成23年8月30日(2011.8.30)
【出願人】(505129965)ウエ・ルコ物流株式会社 (11)
【Fターム(参考)】
【公開日】平成25年3月14日(2013.3.14)
【国際特許分類】
【出願日】平成23年8月30日(2011.8.30)
【出願人】(505129965)ウエ・ルコ物流株式会社 (11)
【Fターム(参考)】
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