説明

伸縮部材用粘接着剤組成物

【課題】従来の紙おむつ、生理用品などの各種の衛生用品に適する優れた加工性及び各粘接着剤性能バランスに優れた粘接着剤粘接着剤を提供すること。
【解決手段】ビニル芳香族炭化水素を主体とする重合体ブロック(a)と共役ジエンを主体とする重合体ブロック(b)よりなるブロック共重合体又はその水添物を含み、(a)中における全結合ビニル芳香族炭化水素含有量が50重量%以上、(b)中における全結合ビニル芳香族炭化水素含有量が50重量%未満、ブロック共重合体におけり全結合ビニル芳香族炭化水素含有量(TS)が30〜75重量%、重合体ブロック(b)の含有量が90重量%未満、ブロック共重合体又はその水添物のMIが1〜30g/10分である伸縮部材用粘接着剤ブロック共重合体組成物。

【発明の詳細な説明】
【技術分野】
【0001】
本発明は、特定の結合ビニル芳香族炭化水素含有量を持つ、二つ以上の重合体ブロックからなるブロック共重合体を有する伸縮性のある粘接着剤組成物に関するものである。より詳しくは紙おむつのギャザー部等に使用される伸縮性部材を兼ね備えた粘接着剤組成物に関する。
【背景技術】
【0002】
近年、ホットメルト型の接着剤が、環境汚染、労働環境の観点から広く使用されるようになってきている。ホットメルト型接着剤のベースポリマーとしてはビニル芳香族炭化水素−共役ジエン系ブロック共重合体(SBS)が広く使用されている。例えば、特許文献1、特許文献2にはかかるブロック共重合体を用いた粘接着剤組成物が開示されている。しかしながら、SBSは一般的に熱安定性が劣り、しかも保持力と粘着性とのバランスが不十分であり、これらの改良が望まれてきた。
【0003】
これらの改良方法として特許文献3、特許文献4や非特許文献1にはトリブロック共重合体とジブロック共重合体よりなる接着剤組成物が開示されている。また、特許文献5及び特許文献6では、特定の2官能性カップリング剤(脂肪族系モノエステル、特定のジハロゲン化合物)でカップリングさせて得られるブロック共重合体よりなる接着剤組成物が開示されている。
【0004】
一方、紙おむつ等の吸収性物品は、追従性、フィット性あるいは液洩れ防止のために、脚周りや胴周りの開口部に伸縮性部材が使用されている。このような伸縮性部材には、従来から、種種の加硫タイプの合成ゴムや天然ゴムの他、熱可塑性エラストマーからなる伸縮性材料が糸状やフィルム状の形で使用されている。熱可塑性エラストマーは加硫タイプのゴムに比べ、加硫工程を必要としないので生産面で有利であり、再利用も可能である。
【0005】
熱可塑性エラストマーからなる伸縮性部材としては、特許文献7には、芳香族ビニル重合体ブロックと共役ジエンブロックの水素添加物を含む水添ブロック共重合体と、非芳香族ゴム用軟化剤、所定のポリエチレン及びポリスチレンを含み、特定の物性値を満たす熱可塑性重合体材料からなる伸縮性材料が提案されているがフィルムの生産性及び伸縮性の点では特に問題がないものの、フィルムのオイルの染み出す場合があった。また、特許文献8には、芳香族ビニル−イソプレンブロック共重合体、芳香族ビニル−イソプレンジブロック共重合体及びポリイソプレンからなる熱可塑性エラストマー組成物の成形体が提案されているがフィルムの成形性や伸縮性が不十分である。
【0006】
【特許文献1】特公昭44−17037号公報
【特許文献2】特公昭56−49958号公報
【特許文献3】特開昭64−81877号公報
【特許文献4】特開昭61−278578号
【特許文献5】特開昭61−261310号公報
【特許文献6】特開昭63−248817号公報
【特許文献7】特開2002−363376号公報
【特許文献8】特開2006−282683号公報
【非特許文献1】「接着」(第32卷1号、27頁(’88))
【発明の開示】
【発明が解決しようとする課題】
【0007】
本発明の目的は、加工性が優れ、ゴム、エラストマーフィルム等の伸縮性能を兼ね備えた粘接着剤性能バランスに優れた粘接着剤組成物を提供することを目的とする。
【課題を解決するための手段】
【0008】
本発明者は、前記課題を解決するために鋭意検討を重ねた結果、ある特定のビニル芳香族炭化水素重合体ブロックと共役ジエン重合体ブロックからなるブロック共重合体又はその水添物を含む伸縮部材用粘接着剤組成物が前記目的達成されることを見出し、本発明をなすに至った。
すなわち、本発明は以下に記載するとおりの伸縮部材用粘接着剤ブロック共重合体組成物である。
【0009】
(1)(A)ビニル芳香族炭化水素を主体とする少なくとも1つの重合体ブロック(a)と共役ジエンを主体とする少なくとも1つの重合体ブロック(b)よりなるブロック共重合体又はその水添物を含み、
(イ)(a)中における全結合ビニル芳香族炭化水素含有量が50重量%以上、
(ロ)(b)中における全結合ビニル芳香族炭化水素含有量が50重量%未満、
(ハ)ブロック共重合体中における全結合ビニル芳香族炭化水素含有量(TS)が30〜75重量%、
(ニ)重合体ブロック(b)の含有量が90重量%未満、
(ホ)ブロック共重合体(A)のMIが1〜30g/10分
であることを特徴とする伸縮部材用粘接着剤ブロック共重合体組成物。
(2)ブロック共重合体(A)が水添されている請求項1記載のブロック共重合体組成物。
(3)重合体ブロック(b)の含有量が、10重量%以上85重量%以下である(1)又は(2)記載のブロック共重合体組成物。
(4)ブロック共重合体のビニル芳香族炭化水素重合体ブロック(BS)が全結合ビニル芳香族炭化水素含有量(TS)の60重量%以上である(1)〜(3)のいずれかに記載のブロック共重合体組成物。
(5)伸縮部材用粘接着剤ブロック共重合体組成物を100重量部としたとき、ブロック共重合体(A)又はブロック共重合体(A)と他のゴム質重合体との合計10〜70重量部、(B)粘着付与剤0〜60重量部及び(C)軟化剤0〜50重量部でその総和が100重量部であることを特徴とする(1)〜(4)のいずれかに記載の伸縮部材用粘接着剤。
(6)伸縮部材用粘接着剤の引張永久ひずみが30%以下である(5)記載の伸縮部材用粘接着剤。
【発明の効果】
【0010】
本発明によれば、加工性に優れ、優れた伸縮性を有し、しかも優れた粘接着剤性能バランスを有した伸縮部材用粘接着剤が得られる。当該伸縮部材用粘接着剤は、紙おむつ、生理用品などの各種の衛生用品の伸縮性能を兼ね備えた粘接着剤として有用である。
【発明を実施するための最良の形態】
【0011】
本発明について、以下具体的に説明する。本発明を構成する(A)成分はビニル芳香族炭化水素を主体とする少なくとも1つの重合体ブロック(a)と共役ジエンを主体とする少なくとも1つの重合体ブロック(b)よりなるブロック共重合体又はその水添物である。
本願明細書では前記のブロック共重合体又はその水添物の両方を含めて「ブロック共重合体(A)」という。
ビニル芳香族炭化水素を主体とする重合体ブロックとは、ビニル芳香族炭化水素単独重合体ブロックまたはビニル芳香族炭化水素を50重量%以上含有する実質的にビニル芳香族炭化水素を主成分とする重合体ブロックを示す。また、共役ジエン化合物を主体とする重合体ブロックとは、共役ジエン化合物単独重合体ブロックまたは共役ジエン化合物を50重量%以上含有する実質的に共役ジエン化合物を主成分とする重合体ブロックを示し、共役ジエン化合物の重合体ブロック中における全結合ビニル芳香族炭化水素を50重量%未満含有してもよい。
【0012】
本発明においては、ブロック共重合体(A)のポリマー構造が、一般式、
(a−b)n+1、a(b−a)、b(a−b)n+1
(上式において、aはビニル芳香族炭化水素を主体とする重合体セグメントであり、bは共役ジエンまたは水素添加された共役ジエンを主体とする重合体セグメントである。aセグメントとbセグメントの境界は必ずしも明瞭に区別される必要はない。又、nは1以上の整数である。)
で表される線状ブロック共重合体、或いは一般式、
[(b−a)m+1X、[(a−b)m+1X、[(b−a)b]m+1X、
[(a−b)a]m+1
(上式において、a、bは前記と同じであり、Xは例えば四塩化ケイ素、四塩化スズ、エポキシ化大豆油などのカップリング剤の残基を示す。m及びnは1以上の整数である。)
で表されるブロック共重合体を使用することができる。
【0013】
本発明で用いる共役ジエンとは、1対の共役二重結合を有するジオレフィンであり、例えば1,3−ブタジエン、2−メチル−1,3−ブタジエン(イソプレン)、2,3−ジメチル−1,3−ブタジエン、1,3−ペンタジエン、1,3−ヘキサジエン等であるが、特に一般的なものとしては1,3−ブタジエン、イソプレンが挙げられる。これらは一種のみならず二種以上混合して使用してもよい。
【0014】
本発明で用いるビニル芳香族炭化水素としてはスチレン、o−メチルスチレン、p−メチルスチレン、p−tert−ブチルスチレン、1,3−ジメチルスチレン、α−メチルスチレン、ビニルナフタレン、ビニルアントラセン等があるが、特に一般的なものとしてはスチレンが挙げられる。これらは一種のみならず二種以上混合して使用してもよい。
【0015】
本発明で用いる共役ジエンとは、1対の共役二重結合を有するジオレフィンであり、例えば1,3−ブタジエン、2−メチル−1,3−ブタジエン(イソプレン)、2,3−ジメチル−1,3−ブタジエン、1,3−ペンタジエン、1,3−ヘキサジエン等であるが、特に一般的なものとしては1,3−ブタジエン、イソプレンが挙げられる。これらは一種のみならず二種以上混合して使用してもよい。
【0016】
また、ブロック共重合体(A)に含まれる全ビニル芳香族炭化水素含有量は、ブロック共重合体の生産性、耐ブロッキング性及び得られる粘接着剤組成物の保持力性能、耐熱性の観点から、30重量%以上であり、又、得られる粘接着剤組成物のタック性能、引張永久ひずみ性能の観点から、75重量%以下である。好ましくは35重量%以上65重量%以下、さらに好ましくは40重量%以上55重量%以下のものである。
【0017】
本発明のブロック共重合体(A)を構成するブロック重合体(b)の含有量は、得られるブロック共重合体の機械的強度、耐ブロッキング性及び得られる粘接着剤組成物の保持力性能の観点から90重量%未満である。好ましくは、得られる粘接着剤組成物のタック性能、引張永久ひずみ性能の観点から、10重量%以上、85重量%以下、さらに好ましくは20重量%以上80重量%以下である。
【0018】
ブロック共重合体(A)のMI(メルトインデックス)は、得られるブロック共重合体の機械的強度及び得られる粘接着剤組成物の粘着力、保持力の観点から30g/10分以下、得られる粘接着剤組成物の溶融粘度、加工性の観点から1g/10分以上である。好ましい範囲としては、2〜25g/10分、さらに好ましくは5〜20g/10分である。
【0019】
ブロック共重合体(A)の共役ジエンの二重結合部分の水添率は、得られるブロック共重合体及び粘接着剤組成物の熱安定性、耐熱性の観点から50%以上、好ましくは75%以上、さらに好ましくは95%以上である。
さらに、ブロック共重合体(A)の全結合ビニル芳香族炭化水素含有量(TS)のビニル芳香族炭化水素重合体ブロック(BS)が得られるブロック共重合体の機械的強度、耐ブロッキング性及び得られる粘接着剤組成物の保持力性能の観点から60重量%以上、好ましくは70重量%以上、さらに好ましくは80重量%以上である。
【0020】
本発明を構成するブロック共重合体は、例えば不活性炭化水素溶媒中で、有機リチウム化合物を重合開始剤としてスチレンを重合させ、次いで、ブタジエンを重合させ、さらに場合によりこれらの操作を繰り返す方法によりスチレンブタジエンブロックコポリマーの溶液が得られる。その際、Miは有機リチウム化合物量を制御することにより調整される。ポリマーを得る方法としては、反応終了後、水、アルコール、酸などを添加して活性種を失活させ、ポリマー溶液を例えばスチームストリッピングなどを行って重合溶媒を分離した後、乾燥することにより得ることができる。
【0021】
本発明で使用される不活性炭化水素溶媒としては、ブタン、ペンタン、ヘキサン、イソペンタン、ヘプタン、オクタン、イソオクタン等の脂肪族炭化水素、シクロヘキサン、メチルシクロヘキサン、エチルシクロヘキサン等の脂環式炭化水素、ベンゼン、トルエン、エチルベンゼンキシレン等の芳香族炭化水素などの炭化水素溶媒が使用できる。これらは一種のみならず二種以上を混合して使用してもよい。
【0022】
また、本発明で使用される有機リチウム化合物としては、公知の化合物、例えばエチルリチウム、プロピルリチウム、tert−ブチルリチウム、フェニルリチウム、プロペニルリチウム、ヘキシルリチウムなどがあげられる。中でもn−ブチルリチウム、sec−ブチルリチウムが好ましい。有機リチウム化合物は1種のみならず、2種以上の混合物としても用いられる。その使用量は、例えばブロック共重合体(A)を重合する場合、MIが1〜30g/10分となるような範囲で選択される。
【0023】
また、ブロック共重合体(A)において、例えば共役ジエン化合物を主体とする重合体ブロックがモノアルケニル芳香族化合物と共役ジエン化合物のランダム共重合体ブロックである場合、モノアルケニル芳香族化合物を重合させた後、モノアルケニル芳香族化合物と共役ジエン化合物を同時に仕込み重合させる方法やモノアルケニル芳香族化合物と共役ジエン化合物の一部を同時に重合させ、次いで共役ジエン化合物を追添する方法等も用いられる。さらには、重合開始前、及び/又は重合反応中に極性化合物を添加してモノアルケニル芳香族化合物連鎖分布を調整することが可能である。
【0024】
極性化合物としては、例えば、エーテル類や第三級アミン類など、具体的には、エチレングリコールジメチルエーテル、テトラヒドロフラン、α−メトキシテトラヒドロフラン、N,N,N’,N’−テトラメチルエチレンジアミンなどから選ばれる1種または2種以上の混合物が使用される。さらには、アルカリ金属第三級アルコキシドを使用することも可能である。アルカリ金属第三級アルコキシドとしては、例えばカリウム−t−ブトキシド、カリウム−t−アミルアルコキシド、ナトリウム−アミルアルコキシド、カリウムイソペンチルオキシドなどがあげられる。
【0025】
また、ブロック共重合体(A)中の共役ジエン化合物のビニル結合量を調整するために、例えば、エーテル類や第三級アミン類など、具体的には、エチレングリコールジメチルエーテル、テトラヒドロフラン、α−メトキシテトラヒドロフラン、N,N,N’,N’−テトラメチルエチレンジアミンなどから選ばれる1種または2種以上の混合物が使用されるが、特に高度な耐熱性が必要な場合、ビニル結合量は20%未満が好ましい。
【0026】
本発明に使用する他のゴム質重合体としては、天然ゴム、ポリイソプレンゴム、ポリブタジエンゴム、スチレン−ブタジエンゴム、エチレン−プロピレンゴム、クロロプレンゴム、アクリルゴム、イソプレン−イソブチレンゴム、本発明以外のスチレン−ブタジエン系ブロック共重合体、スチレン−イソプレン系ブロック共重合体、水素化スチレン−ブタジエン系ブロック共重合体、水素化スチレン−イソプレン系ブロック共重合体などが挙げられる。
【0027】
本発明におけるゴム質重合体配合量は、本発明のブロック共重合体(A)との合計量が得られる粘接着剤組成物の溶融粘度の観点から70重量部以下、得られる粘接着剤組成物の軟化点、保持力、引張永久ひずみの観点から10重量部以上、好ましくは20重量部以上、70重量部以下、さらに好ましくは30重量部以上、60重量部以下である。
【0028】
また、本発明に使用する粘着付与剤としては、得られる粘着剤組成物の用途、要求性能によって、多種多様に選択される。例えば、クマロン系樹脂、芳香族系炭化水素樹脂、ロジン系樹脂、テルペン系樹脂、石油樹脂、フェノール系樹脂、テルペン−フェノール系樹脂、脂環族系炭化水素樹脂、水添テルペン系樹脂、水添ロジン系樹脂等の公知の粘着付与剤が挙げられ、これらの粘着付与剤は2種以上の混合使用も可能である。本発明における粘着付与剤配合量は、粘接着剤組成物の総和100重量部に対し、得られる粘接着剤組成物のタック性能の観点及び粘着力、保持力性能の観点から、0〜60重量部、好ましくは10〜50重量部使用される。
【0029】
さらに本発明に使用する軟化剤の種類は特に制限されるものではなく、公知のパラフィン系やナフテン系のプロセスオイル及びこれらの混合オイルを使用することができる。その使用量は、粘接着剤組成物の総和100重量部に対し、得られる粘接着剤組成物の保持力性能やオイルブリード等の外観性の観点から、0〜50重量部、好ましくは10〜40重量部の範囲で使用される。
また、本発明の粘接着剤組成物の引張永久ひずみは、伸縮性能の観点から30%以下、好ましくは20%以下である。
【0030】
本発明の粘着剤組成物において、必要により酸化防止剤を添加することができ、さらなる熱安定性の向上、耐熱変色性の向上をはかることも可能である。酸化防止剤としては、例えば、2,4−ビス(n−オクチルチオメチル)−O−クレゾール、2,4−ビス(n−ドデシルチオメチル)−O−クレゾール、2,4−ビス(フェニルチオメチル)−3−メチル−6−tert−ブチルフェノール、n−オクタデシル−3−(3’,5’ジ−tert−ブチル−4’−ヒドロキシフェニル)プロピオネート、2,2‘−メチレンビス(4−エチル−6−tert−ブチルフェノール)、テトラキス−〔メチレン−3−(3’,5’−ジ−tert−ブチル−4’−ヒドロキシフェニル)プロピオネート〕−メタン、1,3,5−トリメチル−2,4,6−トリス(3,5−ジ−tert−ブチル−4−ヒドロキシベンジル)ベンゼン、2,6−ジ−tert−ブチル−4−メチルフェノール、2,6−ジ−tert−ブチル−4−エチルフェノール、2−tert−ブチル−6−(3−tert−ブチル−2−ヒドロキシ−5−メチルベンジル)−4−メチルフェニルアクリレート、2,4−ジ−tert−アミル−6−〔1−(3,5−ジ−tert−アミル−2−ヒドロキシフェニル)エチル〕フェニルアクリレート、2−〔1−(2−ヒドロキシ−3,5−ジ−tert−ペンチルフェニル)−エチル〕−4,6−ジ−tert−ペンチルフェニルアクリレート、3,9−ビス[2−〔3−(3−tert−ブチル−4−ヒドロキシ−5−メチルフェニル)−プロピオニルオキシ〕−1,1−ジメチルエチル]−2,4,8,10−テトラオキサスピロ〔5,5〕ウンデカン等のヒンダードフェノール系化合物、ペンタエリストール−テトラキス−(β−ラウリル−チオ−プロピオネート)、ジラウリル−3,3’−チオジプロピオネート、ジミリスチル−3,3’−チオジプロピオネート、ジステアリル−3,3’−チオジプロピオネートなどのイオウ系化合物、トリス(ノニルフェニル)フォスファイト、サイクリックネオペンタンテトライルビス(オクタデシルフォスファイト)、トリス(2,4−ジ−tert−ブチルフェニル)フォスファイトなどのリン系化合物などが挙げられる。これらは単独又は2種以上混合して使用できる。これらの添加量は用途により任意であるが、好ましくは粘着剤組成物100重量部に対して5重量部以下である。
【0031】
更に、本発明の粘着剤組成物においては光安定剤を使用することも可能である。光安定剤としては、2−(2’−ヒドロキシ−5’−メチルフェニル)ベンゾトリアゾール、2−(2’−ヒドロキシ−5’−tert−オクチルフェニル)ベンゾトリアゾール、2−(2’−ヒドロキシ−3’,5’−ジ−tert−ブチルフェニル)ベンゾトリアゾール、2−(2’−ヒドロキシ−3’,5’−ジ−tert−ブチルフェニル)−5−クロロベンゾトリアゾール、2−(2’−ヒドロキシ−3’−tert−ブチル−5’−メチルフェニル)−5−クロロベンゾトリアゾールなどのベンゾトリアゾール系化合物や、ビス(2,2,6,6−テトラメチル−4−ピペリジル)セバケート、コハク酸ジメチル−1−(2−ヒドロキシエチル)−4−ヒドロキシ−2,2,6,6−テトラメチルピペリジン重縮合物、ポリ〔(6−(1,1,3,3−テトラメチルブチル)イミノ−1,3,5−トリアジン−2,4−ジイル)〔2,2,6,6−テトラメチル−4−ピペリジル〕イミノ〕ヘキサメチレン〔〔2,2,6,6−テトラメチル−4−ピペリジル〕イミノ〕〕などのヒンダードアミン系化合物、2−ヒドロキシ4−メトキシベンゾフェノンなどのベンゾフェノン系化合物などが挙げられる。
かかるベンゾトリアゾール系化合物やヒンダードアミン系化合物、ベンゾフェノン系化合物等を本発明の組成物に組み合わせることにより、その耐光性を一層改善することができる。
【0032】
上記の安定剤以外に、本発明の粘着剤組成物には、必要により、ベンガラ、二酸化チタンなどの顔料、パラフィンワックス、マイクロクリスタリンワックス、低分子量ポリエチレンワックスなどのワックス類、無定形ポリオレフィン、エチレン−エチルアクリレート共重合体などのポリオレフィン系又は低分子量のビニル芳香族系熱可塑性樹脂、天然ゴム、ポリイソプレンゴム、ポリブタジエンゴム、スチレン−ブタジエンゴム、エチレン−プロピレンゴム、クロロプレンゴム、アクリルゴム、イソプレン−イソブチレンゴム、ポリペンテナマーゴム、本発明以外のスチレン−ブタジエン系ブロック共重合体、スチレン−イソプレン系ブロック共重合体、水素化スチレン−ブタジエン系ブロック共重合体、水素化スチレン−イソプレン系ブロック共重合体などの合成ゴムを添加してもよい。
本発明の粘着剤組成物は、公知の混合機、ニーダーなどで、加熱下で均一混合する方法で調整される。
【0033】
以下実施例により本発明を具体的に説明するが、本発明はこれらの例によって何ら限定されるものではない。
尚、以下の実施例において、重合体の特性や物性の測定は、次のようにして行った。
【0034】
<A.共重合体の特性>
(1)ブロック共重合体(A)中の全結合ビニル芳香族炭化水素含有量
紫外分光光度計(島津製作所製、UV−2450)を用いて測定した。
(2)ビニル芳香族炭化水素重合体ブロック含有量
I.M.Kolthoff,etal.,J.Polym.Sci.1,429(1946)に記載の方法で測定した。
(3)水添率
核磁気共鳴装置(BRUKER社製、DPX−400)を用いて測定した。
(4)MI
ISO1133に準じ、温度200℃、荷重5kgの条件で測定した。
【0035】
<B.水添触媒の調製>
水添反応に用いた水添触媒は、下記の方法で調製した。
窒素置換した反応容器に乾燥、精製したシクロヘキサン1リットルを仕込み、ビス(η5−シクロペンタジエニル)チタニウムジクロリド100ミリモルを添加し、十分に攪拌しながらトリメチルアルミニウム200ミリモルを含むn−ヘキサン溶液を添加して、室温にて約3日間反応させた。
【0036】
<C.粘接着性組成物の物性測定>
粘接着性組成物の特性を以下の方法で測定した。 なお、下記のタック、粘着力、保持力は粘接着剤組成物をトルエンに溶かし、30重量%溶液を50μ厚みのポリエステルフィルム上にアプリケーターで粘接着剤層の厚みが50μになるように塗布した粘着テープを使用した。また、下記の引張永久ひずみは粘接着剤組成物を熱プレスで厚みが2mmになるように150℃の温度で圧縮成形したサンプルを使用した。
【0037】
(1)溶融粘度
粘接着性組成物を、ブルックフィールド型粘度計を使用して、140℃における溶融粘度を測定した。
(2)軟化点
JIS−K2207に準じ、規定の環に試料を充填し、水中で水平に支え、試料の中央に3.5gの球を置き、液温を5℃/minの速さで上昇させたとき、球の重さで試料が環台の底板に触れたときの温度を測定した。
(3)タック
250mm長×15mm幅のループ状の試料を用い、被着体として、ステンレス板を使用して接触面積15mm×50mm、接着時間:3sec、接着及び引き剥がし速度:500mm/minで測定した。
【0038】
(4)粘着力
25mm幅の試料をステンレス板に張り付け、引き剥がし速度300mm/minで180度剥離力を測定した。
(5)保持力
保持力は、JIS Z−1524に準じて、ステンレス板に25mm×25mmの面積が接するように粘着テープを貼り付け、60℃において1kgの荷重を与えて粘着テープがずれ落ちるまでの時間を測定した。
(6)引張永久ひずみ
引張永久ひずみは、JIS K−6262に準じて、厚さ2mm、巾6mm、標線間40mmのサンプルを23℃で100%(引張り時の標線間距離:440mm)、24時間伸張させ、サンプル取り外し、30分後標線間(L1)を測定し、次式より引張永久ひずみを求めた。
Ts=(L1―40)/(440−40)×100=L1−40/4
【実施例】
【0039】
本発明を実施例に基づいて説明する。
〔実施例1〕
(ブロック共重合体(ポリマー1)の製造)
ジャケットと攪拌機のついた40Lのステンレス製反応器を洗浄、乾燥後、充分窒素置換した後、シクロヘキサン17,600g、テトラヒドロフラン4.8g、スチレン864g、ブタジエン(1,3−ブタジエン)96gを仕込み、ジャケットに温水を通して内容物を約65℃に設定した。この後、n−ブチルリチウムシクロヘキサン溶液を添加し、重合を開始した。ほぼ完全に重合してから3分後に、ブタジエン(1,3−ブタジエン)1728g、スチレン192gを添加し重合を継続し、ほぼ完全に重合して最高温度約90℃に達してから4分後に、さらに、スチレン864g、ブタジエン96gを添加し重合を継続し、ほぼ完全に重合してから、水2.3gを加えた。最初のスチレン、ブタジエンを仕込んだ直後から、この間、攪拌機により系内を連続的に攪拌した。得られたブロック共重合体の溶液を抜き出し、n−オクタデシル−3−(3’,5’ジ−tert−ブチル−4’−ヒドロキシフェニル)プロピオネートを4.8g、4,6−ビス(n−オクチルチオメチル)−О−クレゾールを1.8g添加し、得られた該溶液をスチームストリッピングすることにより、溶媒を除去し含水クラムを得た。引き続き、熱ロールにより脱水乾燥させ、表1に示すブロック共重合体(ポリマー1)のサンプルを得た。
(粘接着剤組成物の調製)
上記のようにして得たブロック共重合体150gに、粘着付与剤として、脂環族炭化水素樹脂であるアルコンM100(荒川化学社製:商品名)を250g、軟化剤としてダイアナプロセスオイルPW−90(出光興産社製:商品名)を100g、熱安定剤としてスミライザーGM(住友化学社製:商品名)を1.5g配合し、180℃×2時間、1リットルの攪拌機付き容器で溶融混練しホットメルト型粘接着剤組成物を得た。
【0040】
〔実施例2〕
(ブロック共重合体(ポリマー2)の製造)
ジャケットと攪拌機のついた40Lのステンレス製反応器を洗浄、乾燥後、充分窒素置換した後、シクロヘキサン17,600g、テトラヒドロフラン4.8g、スチレン1440g、ブタジエン160gを仕込み、ジャケットに温水を通して内容物を約65℃に設定した。この後、n−ブチルリチウムシクロヘキサン溶液を添加し、重合を開始した。ほぼ完全に重合してから3分後に、ブタジエン520g、スチレン80gを添加し重合を継続し、ほぼ完全に重合して最高温度約90℃に達してから4分後に、カップリング剤としてビスフェノール類のジグリシジルエーテル化合物を添加し、カップリング反応させた。カップリング反応終了後に、上記<B.水添触媒の調製>に記載の方法で得た水添触媒をポリマー100重量部当たりTiとして100ppm添加し、水素圧0.7Mpa、温度65℃で水添反応を行った。その後メタノールを添加し、実施例1と同様に得られた水添ブロック共重合体の溶液を抜き出し、n−オクタデシル−3−(3’,5’ジ−tert−ブチル−4’−ヒドロキシフェニル)プロピオネートを4.8g、4,6−ビス(n−オクチルチオメチル)−О−クレゾールを1.8g添加し、得られた該溶液を実施例1と同じ方法で表1に示す水添ブロック共重合体(ポリマー2)のサンプルを得た。
(粘接着剤組成物の調製)
上記のようにして得た水添ブロック共重合体を用い、粘着付与剤として、脂環族飽和炭化水素樹脂であるアルコンP100(荒川化学社製:商品名)を375g配合する以外は実施例1と同様にしてホットメルト型粘接着剤組成物を得た。
【0041】
〔実施例3〕
(ブロック共重合体(ポリマー3)の製造)
最初のモノマーの仕込みをスチレン480g、ブタジエン320g、次のモノマー仕込みをブタジエン1040g、スチレン560g、最後の仕込みをスチレン480g、ブタジエン320gに変更する以外は実施例1と同様の方法で重合し、その後実施例2と同様の方法で水添反応を行い、実施例1と同様の方法でポリマー溶液から表1に示す水添ブロック共重合体(ポリマー3)のサンプルを得た。
(粘接着剤組成物の調製)
上記のようにして得た水添ブロック共重合体を用いる以外は実施例2と同様にしてホットメルト型粘接着剤組成物を得た。
【0042】
〔実施例4〕
(ブロック共重合体(ポリマー4)の製造)
最初のモノマーの仕込みをスチレン1768g、ブタジエン312g、次のモノマー仕込みをブタジエン952g、スチレン168gに変更する以外は実施例2と同様の方法でカップリング反応、水添反応を行い、ポリマー溶液から表1に示す水添ブロック共重合体(ポリマー4)のサンプルを得た。
(粘接着剤組成物の調製)
上記のようにして得た水添ブロック共重合体を用いる以外は実施例2と同様にしてホットメルト型粘接着剤組成物を得た。
【0043】
〔実施例5〕
(ブロック共重合体(ポリマー5)の製造)
最初のモノマーの仕込みをスチレン480g、ブタジエン320g、次のモノマー仕込みをブタジエン1536g、スチレン1024g、最後の仕込みをスチレン304g、ブタジエン16gに変更する以外は実施例1と同様の方法で重合し、その後実施例2と同様の方法で水添反応を行い、実施例1と同様の方法でポリマー溶液から表1に示す水添ブロック共重合体(ポリマー5)のサンプルを得た。
(粘接着剤組成物の調製)
上記のようにして得た水添ブロック共重合体を用いる以外は実施例2と同様にしてホットメルト型粘接着剤組成物を得た。
【0044】
得られた各ブロック共重合体の構造及びそれらを配合した粘接着剤組成物の物性を表1に示した。本発明で規定される特定の構造を有するブロック共重合体を用いることにより、溶融粘度が低く、粘瀬着剤の各特性バランスに優れ、さらに引張永久ひずみにも極めて優れた粘接着剤組成物が得られることがわかる。
【0045】
〔比較例1〕
(ブロック共重合体(ポリマー6)の製造)
最初のモノマーの仕込みをスチレン512g、ブタジエン768g、次のモノマー仕込みをブタジエン512g、スチレン128g、最後の仕込みをスチレン512g、ブタジエン768gに変更する以外は実施例1と同様の方法で重合し、その後実施例2と同様の方法で水添反応を行い、実施例1と同様の方法でポリマー溶液から表2に示す水添ブロック共重合体(ポリマー6)のサンプルを得た。
(粘接着剤組成物の調製)
上記のようにして得た水添ブロック共重合体を用いる以外は実施例2と同様にしてホットメルト型粘接着剤組成物を得た。
【0046】
〔比較例2〕
(ブロック共重合体(ポリマー7)の製造)
最初のモノマーの仕込みをスチレン1024g、ブタジエン256g、次のモノマー仕込みをブタジエン768g、スチレン1152gに変更する以外は実施例2と同様の方法でカップリング反応、水添反応を行い、ポリマー溶液から表2に示す水添ブロック共重合体(ポリマー7)のサンプルを得た。
(粘接着剤組成物の調製)
上記のようにして得た水添ブロック共重合体を用いる以外は実施例2と同様にしてホットメルト型粘接着剤組成物を得た。
【0047】
〔比較例3〕
(ブロック共重合体(ポリマー8)の製造)
最初のモノマーの仕込みをスチレン1152g、ブタジエン128g、次のモノマー仕込みをブタジエン256g、スチレン384g、最後の仕込みをスチレン1152g、ブタジエン128gに変更する以外は実施例1と同様の方法で重合し、その後実施例2と同様の方法で水添反応を行い、実施例1と同様の方法でポリマー溶液から表2に示す水添ブロック共重合体(ポリマー8)のサンプルを得た。
(粘接着剤組成物の調製)
上記のようにして得た水添ブロック共重合体を用いる以外は実施例2と同様にしてホットメルト型粘接着剤組成物を得た。
【0048】
〔比較例4〕
(ブロック共重合体(ポリマー9)の製造)
最初のモノマーの仕込みをスチレン234g、ブタジエン26g、次のモノマー仕込みをブタジエン1764g、スチレン1176gに変更する以外は実施例2と同様の方法でカップリング反応、水添反応を行い、ポリマー溶液から表2に示す水添ブロック共重合体(ポリマー9)のサンプルを得た。
上記のようにして得た水添ブロック共重合体を用いる以外は実施例2と同様にしてホットメルト型粘接着剤組成物を得た。
【0049】
〔比較例5〕
(ブロック共重合体(ポリマー10)の製造)
最初のモノマーの仕込みをスチレン432g、ブタジエン48g、次のモノマー仕込みをブタジエン2016g、スチレン224g、最後の仕込みをスチレン432g、ブタジエン48gに変更する以外は実施例1と同様の方法で重合し、その後実施例2と同様の方法で水添反応を行い、実施例1と同様の方法でポリマー溶液から表2に示す水添ブロック共重合体(ポリマー10)のサンプルを得た。
上記のようにして得た水添ブロック共重合体を用いる以外は実施例2と同様にしてホットメルト型粘接着剤組成物を得た。
【0050】
得られた各ブロック共重合体の構造及びそれらを配合した粘接着剤組成物の物性を表2に示した。本発明の規定から外れる構造を有するブロック共重合体を用いると、溶融粘度が高くなったり、粘接着剤の各特性バランスが劣ったり、さらに引張永久ひずみが極めて劣るなど伸縮部材用粘接着剤組成物に適さないことがわかる。
【0051】
〔実施例6〜8、比較例6〜8〕
本発明の実施例6〜8、比較例6〜8は、ブロック共重合体(ポリマー3)を用いて、表3に示す粘接着剤組成物を得、その物性を示した。本発明で規定される粘接着剤の組成にすることにより、溶融粘度が低く、粘瀬着剤の各特性バランスに優れ、さらに引張永久ひずみにも極めて優れた粘接着剤組成物が得られることがわかる。
【0052】
【表1】

【0053】
【表2】

【0054】
【表3】

【産業上の利用可能性】
【0055】
本発明の伸縮部材用粘接着剤は、紙おむつ、生理用品などの各種の衛生用品の伸縮性能を兼ね備えた粘接着剤の分野で好適に利用できる。

【特許請求の範囲】
【請求項1】
(A)ビニル芳香族炭化水素を主体とする少なくとも1つの重合体ブロック(a)と共役ジエンを主体とする少なくとも1つの重合体ブロック(b)よりなるブロック共重合体又はその水添物を含み、
(イ)(a)中における全結合ビニル芳香族炭化水素含有量が50重量%以上、
(ロ)(b)中における全結合ビニル芳香族炭化水素含有量が50重量%未満、
(ハ)ブロック共重合体中における全結合ビニル芳香族炭化水素含有量(TS)が30〜75重量%、
(ニ)重合体ブロック(b)の含有量が90重量%未満、
(ホ)ブロック共重合体(A)のMIが1〜30g/10分
であることを特徴とする伸縮部材用粘接着剤ブロック共重合体組成物。
【請求項2】
ブロック共重合体(A)が水添されている請求項1記載のブロック共重合体組成物。
【請求項3】
重合体ブロック(b)の含有量が、10重量%以上85重量%以下である請求項1又は2記載のブロック共重合体組成物。
【請求項4】
ブロック共重合体のビニル芳香族炭化水素重合体ブロック(BS)が全結合ビニル芳香族炭化水素含有量(TS)の60重量%以上である請求項1〜3のいずれかに記載のブロック共重合体組成物。
【請求項5】
伸縮部材用粘接着剤ブロック共重合体組成物を100重量部としたとき、ブロック共重合体(A)又はブロック共重合体(A)と他のゴム質重合体との合計10〜70重量部、(B)粘着付与剤0〜60重量部及び(C)軟化剤0〜50重量部でその総和が100重量部であることを特徴とする請求項1〜4のいずれかに記載の伸縮部材用粘接着剤。
【請求項6】
伸縮部材用粘接着剤の引張永久ひずみが30%以下である請求項5記載の伸縮部材用粘接着剤。

【公開番号】特開2009−84461(P2009−84461A)
【公開日】平成21年4月23日(2009.4.23)
【国際特許分類】
【出願番号】特願2007−257110(P2007−257110)
【出願日】平成19年10月1日(2007.10.1)
【出願人】(303046314)旭化成ケミカルズ株式会社 (2,513)
【Fターム(参考)】