説明

位置検出装置

【課題】簡素な構成でリードスイッチの接点寿命を長くすることができる位置検出装置を提供する。
【解決手段】リードスイッチ1は、外部に接続されたプログラマブルコントローラの入力回路8への電力供給ラインに設けられ、ピストンに設けた磁石の磁力により接点が閉路して入力回路8へ電力が供給される。発光ダイオード2は、電力供給ラインに設けられ、リードスイッチ1の接点の閉路に伴い作動する。ツェナーダイオード3は、少なくとも入力回路8を駆動可能とした最小負荷電圧が負荷両端に加わるように設定されている。リードスイッチ1と発光ダイオード2とツェナーダイオード3とが直列接続されている。

【発明の詳細な説明】
【技術分野】
【0001】
本発明は、位置検出装置に関するものである。
【背景技術】
【0002】
位置検出装置が特許文献1に開示されている。詳しくは、図4に示すように、位置検出装置100は、第1分圧手段(分圧抵抗101)と第2分圧手段(分圧抵抗102)とリードスイッチ103とトランジスタ104と発光ダイオード105と抵抗106を備えている。直列接続した両分圧抵抗101,102の中間点にリードスイッチ103の一方の端子を接続し、リードスイッチ103の他方の端子にトランジスタ104のベースを接続し、トランジスタ104のエミッタを分圧抵抗102に接続している。そして、リードスイッチ103の接点が閉じた時には両分圧抵抗101,102の中間点からトランジスタ104にベース電流が流れて負荷107に対して電源108から電流が供給され、ピストンが所定位置にあることが検出される。分圧抵抗101,102を用いて電源電圧を分圧した電圧がリードスイッチ103の両接点間に印加される構成とすることにより、小型のリードスイッチ103を使用したときでもその寿命が長くなり、耐久性に優れている。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0003】
【特許文献1】特開平11−45643号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0004】
ところが、特許文献1に開示された回路構成とすると、リードスイッチ103、分圧抵抗101,102、トランジスタ104、発光ダイオード105、および抵抗106が必要となり、装置の小型化を図る場合の妨げとなる。
【0005】
本発明は、このような背景の下になされたものであり、その目的は、簡素な構成でリードスイッチの接点寿命を長くすることができる位置検出装置を提供することにある。
【課題を解決するための手段】
【0006】
請求項1に記載の発明では、外部に接続された負荷への電力供給ラインに設けられ、被移動検出体に設けた磁石の磁力により接点が閉路して前記負荷へ電力が供給されるリードスイッチと、少なくとも前記負荷を駆動可能とした最小負荷電圧が負荷両端に加わるように設定され、逆方向電圧が印加されるツェナーダイオードと、を直列接続してなることを要旨とする。
【0007】
請求項1に記載の発明によれば、リードスイッチとツェナーダイオードとが直列接続されており、少なくとも位置検出装置に接続された負荷の両端に負荷を駆動可能とした最小負荷電圧が加わるようにツェナーダイオードが設定される。また、リードスイッチの接点には、負荷を駆動する負荷電圧よりも少なくともツェナーダイオードのツェナー電圧分だけ低い電圧が印加されるので、寿命が長くなる。
【0008】
その結果、簡素な構成でリードスイッチの接点寿命を長くすることができる。
請求項2に記載の発明では、外部に接続された負荷への電力供給ラインに設けられ、被移動検出体に設けた磁石の磁力により接点が閉路して前記負荷へ電力が供給されるリードスイッチと、前記電力供給ラインに設けられ、前記リードスイッチの接点の閉路に伴い作動する発光ダイオードと、少なくとも前記負荷を駆動可能とした最小負荷電圧が負荷両端に加わるように設定され、逆方向電圧が印加されるツェナーダイオードと、を直列接続してなることを要旨とする。
【0009】
請求項2に記載の発明によれば、リードスイッチと発光ダイオードとツェナーダイオードとが直列接続されており、少なくとも位置検出装置に接続された負荷の両端に負荷を駆動可能とした最小負荷電圧が加わるようにツェナーダイオードが設定される。また、リードスイッチの接点には、負荷を駆動する負荷電圧よりも少なくともツェナーダイオードのツェナー電圧分だけ低い電圧が印加されるので、寿命が長くなる。
【0010】
そして、リードスイッチの接点が閉じると、発光ダイオードにより目視確認することができる。
その結果、簡素な構成でリードスイッチの接点寿命を長くすることができる。
【0011】
請求項3に記載のように、請求項1または2に記載の位置検出装置において、直列接続される前記ツェナーダイオードのツェナー電圧は、12〜15ボルトであると、実用上好ましい。
【0012】
請求項4に記載のように、請求項1または2に記載の位置検出装置において、直列接続される前記ツェナーダイオードのツェナー電圧は、前記負荷を駆動させるための負荷電源電圧の1/2以下の電圧が前記リードスイッチの端子間に印加されるようにするための電圧であると、実用上好ましい。
【0013】
請求項5に記載のように、請求項1〜4のいずれか1項に記載の位置検出装置において、流体圧シリンダのピストン位置検出用に使用することができる。
請求項6に記載のように、請求項1〜4のいずれか1項に記載の位置検出装置において、電動シリンダの可動部であるシャフト位置検出用に使用することができる。
【発明の効果】
【0014】
本発明によれば、簡素な構成でリードスイッチの接点寿命を長くすることができる。
【図面の簡単な説明】
【0015】
【図1】本実施形態における位置検出装置の電気的構成を示す回路図。
【図2】(a)はシリンダと位置検出装置との関係を示す模式図、(b)はシリンダの模式斜視図。
【図3】(a),(b)は位置検出装置の回路図。
【図4】従来の位置検出装置における回路図。
【発明を実施するための形態】
【0016】
以下、本発明を具体化した一実施形態を図面に従って説明する。
本実施形態においては、位置検出装置を流体圧シリンダに搭載しており、流体圧シリンダのピストン位置検出用の位置検出装置となっている。
【0017】
図2(b)に示すように、位置検出装置11は、エアシリンダ12の外周面にピストンロッド13aの移動方向に沿って延びるように形成された取付け溝14内に設置される。
図2(a)に示すように、被移動検出体としてのピストン13の外周面に形成された収容溝15には磁石16が設けられるとともに、位置検出装置11は磁石(マグネット)16がピストン13と共に所定位置に移動した時に作動するように構成されている。
【0018】
図2(a)に示すように、位置検出装置11は各種の電子部品を備えており、これら電子部品は回路基板17に実装されている。回路基板17にはリードスイッチ1、発光ダイオード2、ツェナーダイオード3及び図示しないトランジスタや抵抗等の各種の電子部品が実装されている。そして、各種電子部品及び回路基板17はケース18内に収容されている。
【0019】
次に、位置検出装置11の回路構成を図1に基づいて説明する。
図1に示すように、位置検出装置11の内部回路である位置検出回路4は、リードスイッチ1と発光ダイオード2とツェナーダイオード3を具備している。リードスイッチ1は超小型リードスイッチであり、より詳しくは、ガラス管長が7mmしかない極超小型タイプである。
【0020】
プログラマブルコントローラの入力回路8は、位置検出装置11に接続された負荷である。位置検出回路4と入力回路8と負荷電源9が直列に接続されている。プログラマブルコントローラの入力回路8は、フォトカプラ6と抵抗器5とブリーダ抵抗器7を具備している。フォトカプラ6は、発光素子(発光ダイオード)6aと受光素子(フォトトランジスタ)6bにより構成されている。
【0021】
負荷電源9は、プログラマブルコントローラの入力回路8を駆動させるための電源であり、負荷電源9のマイナス端子は、位置検出回路4のリードスイッチ1の一方の端子と接続されている。位置検出回路4において、リードスイッチ1の他方の端子は、発光ダイオード2のカソードと接続されている。発光ダイオード2のアノードはツェナーダイオード3のアノードと接続されている。
【0022】
このように、位置検出回路4は、外部に接続された負荷としての入力回路8への電力供給ラインにおいて、リードスイッチ1と、発光ダイオード2と、ツェナーダイオード3とを直列接続して構成されている。リードスイッチ1は磁石16の磁力により接点が閉路してプログラマブルコントローラの入力回路8へ電力が供給される。発光ダイオード2は、動作表示を目的として設けられたものである。即ち、リードスイッチ1が動作したことを目視確認できることを目的に付加されたものであり、発光ダイオード2は、リードスイッチ1の接点の閉路に伴い作動する。
【0023】
プログラマブルコントローラの入力回路8は、抵抗器5とフォトカプラ6の発光素子(発光ダイオード)6aが直列接続され、発光素子(発光ダイオード)6aにブリーダ抵抗器7が並列接続されている。フォトカプラ6の受光素子(フォトトランジスタ)6bのコレクタおよびエミッタはプログラマブルコントローラのCPUに接続されている。
【0024】
位置検出回路4におけるツェナーダイオード3のカソードは、プログラマブルコントローラの入力回路8のフォトカプラ6の発光素子(発光ダイオード)6aのカソードと接続されている。抵抗器5の他端は負荷電源9のプラス端子と接続されている。
【0025】
ここで、ツェナーダイオード3は、リードスイッチ1の接点間に加わる電圧値を下げる目的で設けたものであり、少なくともプログラマブルコントローラの入力回路8を駆動可能とした最小負荷電圧が入力回路8の両端に加わるように設定され、逆方向電圧が印加される。
【0026】
詳しくは、入力回路8の最小負荷電圧は例えば1ボルトであり、負荷電源電圧が24ボルトである。よって、直列接続されるツェナーダイオード3のツェナー電圧は、23ボルト以下であり、詳しくは12〜15ボルトである。よって、ツェナーダイオード3により負荷電源電圧のおおよそ1/2以下の電圧しかリードスイッチ1の接点間に印加されないようになっている。
【0027】
次に、このように構成した位置検出装置11(位置検出回路4)の作用を説明する。
流体圧シリンダにおけるピストン13に装着された磁石16が位置検出装置11に近づくと、リードスイッチ1の接点が閉じる。リードスイッチ1の接点が閉じると、負荷電源9のプラス端子側から電流がプログラマブルコントローラの入力回路8における抵抗器5、フォトカプラ6の発光素子(発光ダイオード)6aを通り、さらに、位置検出回路4のツェナーダイオード3、発光ダイオード2、リードスイッチ1を通過し、負荷電源9のマイナス端子側に戻る。発光ダイオード2により目視確認することができる。
【0028】
この電流の流れによってフォトカプラ6の発光素子(発光ダイオード)6aが発光し、受光素子(フォトトランジスタ)6bがオン状態となる。このプログラマブルコントローラの入力回路8が動作した旨の情報をプログラマブルコントローラのCPUに伝達し、予めプログラムされた内容に従い、次の作業指令を他の機器へ出して所望の動作が行われる。
【0029】
前述のリードスイッチ1がオン、即ち、接点が閉じる際に、同接点に加わる電圧は、ツェナーダイオード3がない場合は、負荷電源9の電圧からフォトカプラ6の発光素子(発光ダイオード)6aと発光ダイオード2での電圧降下分を差し引いた残り分となる。
【0030】
具体的に説明する。負荷電源9の電圧がDC24ボルトの場合、フォトカプラ6の発光素子(発光ダイオード)6aで約1ボルト、発光ダイオード2で約2ボルトの電圧低下が発生するのであれば、リードスイッチ1の接点に加わる電圧は、21(=24−1−2)ボルトとなる。
【0031】
接点容量の非常に小さいリードスイッチ1の接点にこのような電圧が加わると、通過電流を数mAと非常に低く設定しても接点動作時にグロー放電が発生し、これにより発生するジュール熱で金属接点の表面が溶解し、接点は早期に溶着し乖離不能となってしまう。
【0032】
実験結果によると、図1の回路において抵抗器5の定数を2.2kΩ、ツェナーダイオード3がなく、負荷電源電圧をDC24ボルトとした場合、動作回数1万回ほどでリードスイッチ1が乖離不能となってしまっている。
【0033】
これに対し、本実施形態においてはツェナーダイオード3を直列接続することにより、負荷電源9から流れ込む電流によって電圧降下を発生させ、リードスイッチ1の接点間に加わる電圧を低くすることができる。これにより接点が溶解するほどのグロー放電の発生を防止することができる。
【0034】
なお、ツェナーダイオード3のツェナー電圧値は、負荷が駆動できるための電流を確保でき、かつ、リードスイッチ1でのグロー放電の発生防止の観点から、できる限りツェナー電圧の大きな素子を選択することが望ましい。つまり、負荷である入力回路のフォトカプラの発光素子(発光ダイオード)6aが作動する電圧を確保すべくツェナー電圧は少なくとも電源電圧から負荷最低作動電圧(例えば1ボルト)を差し引いた値よりも小さく、かつ、負荷が駆動できるための電流を確保することができる程度のツェナー電圧値を有する素子を選択する。
【0035】
これを考慮して、抵抗器5(負荷抵抗)の定数が2.2kΩの場合(一般的なプログラマブルコントローラ入力カード(入力ユニット)に使われている定数)は、計算上、図1の回路では、ツェナー電圧が13ボルトタイプが望ましい。
【0036】
このようなことから負荷電源電圧値の1/2程度のツェナー電圧値を持った素子を選択するとよい。即ち、ツェナーダイオード3のツェナー電圧は、負荷を駆動させるための負荷電源電圧の1/2以下の電圧がリードスイッチ1の端子間に印加されるように選択する。
【0037】
ちなみに、図1の回路においてリードスイッチ1の接点に印加される電圧値は、上述したように計算上、24V−(13V+1V+2V)から8ボルトとなり、この条件でのリードスイッチの寿命試験を行ったところ、動作回数1000万回にて接点乖離不能の発生は見られず、良好な結果が得られた。
【0038】
また、接点容量の非常に小さいリードスイッチの接点寿命を延ばす手法として、特許文献1の場合には内部回路を構成する部品点数が「6」と比較的多い。そのため、例えば、位置検出装置を今まで以上に小型化したい時や一つのケースの中に2つ以上の同じ回路を収納したい場合には、この部品点数が障害となり実用化に至らない場合が出てくる可能性がある。
【0039】
これに対し、図1に示す本実施形態では位置検出装置11の内部回路構成(位置検出回路4)は、使用部品の点数がリードスイッチ1と発光ダイオード2とツェナーダイオード3の「3」となる。また、図4の分圧抵抗101,102やトランジスタ104も不要とすることができる。よって、簡易でコンパクトなものになり、小型化、コストダウンを図ることができる。
【0040】
上記実施形態によれば、以下のような効果を得ることができる。
(1)位置検出装置の構成として、リードスイッチ1と、リードスイッチ1が動作したことを目視確認できることを目的に付加される発光ダイオード2と、少なくとも位置検出装置に接続された負荷を駆動可能とした最小負荷電圧が負荷両端に加わるように設定したツェナーダイオード3と、を直列接続した。よって、リードスイッチ1の接点には、位置検出装置に接続された負荷を駆動する負荷電圧よりも少なくともツェナーダイオード3のツェナー電圧分だけ低い電圧が印加されるので、寿命が長くなる。その結果、簡素な構成でリードスイッチ1の接点寿命を長くすることができる。
【0041】
(2)直列接続されるツェナーダイオード3のツェナー電圧は、12〜15ボルトであるので、実用上好ましい。
(3)直列接続されるツェナーダイオード3のツェナー電圧は、負荷を駆動させるための負荷電源電圧の1/2以下の電圧がリードスイッチ1の端子間に印加されるようにするための電圧であるので、実用上好ましい。
【0042】
実施形態は前記に限定されるものではなく、例えば、次のように具体化してもよい。
・図3(a)に示すように位置検出回路4は、リードスイッチ1と発光ダイオード2とツェナーダイオード3とを直列接続して構成したが、これに代わり、図3(b)に示すように位置検出回路4(位置検出装置)は、リードスイッチ1とツェナーダイオード3とを直列接続して構成してもよい。つまり、負荷への電力供給ラインに設けられ、ピストン13に設けた磁石16の磁力により接点が閉路して負荷へ電力が供給されるリードスイッチ1と、少なくとも負荷を駆動可能とした最小負荷電圧が負荷両端に加わるように設定され、逆方向電圧が印加されるツェナーダイオード3と、を直列接続する。
【0043】
図1の負荷電源9の電圧がDC24ボルト、フォトカプラ6の発光素子(発光ダイオード)6aで約1ボルトの電圧低下が発生する場合、ツェナーダイオード3がないとリードスイッチ1の接点に加わる電圧は、23ボルトとなる。
【0044】
このとき、ツェナーダイオード3でのツェナー電圧値は、負荷が駆動できるための電流を確保でき、かつ、リードスイッチ1でのグロー放電の発生防止の観点から、できる限りツェナー電圧の大きな素子を選択することが望ましい。具体的には、抵抗器5(負荷抵抗)の定数が2.2kΩの場合(一般的なプログラマブルコントローラ入力カード(入力ユニット)に使われている定数)は、計算上、ツェナー電圧が15タイプが望ましい。
【0045】
このようなことから負荷電源電圧値の1/2程度のツェナー電圧値を持った素子を選択するとよい。
ちなみに、図3(b)の回路においてリードスイッチ1の接点に印加される電圧値は、計算上、24V−(15V+1V)から8ボルトとなり、この条件でのリードスイッチ1の寿命試験を行ったところ、動作回数1000万回にて接点乖離不能の発生は見られず、良好な結果が得られた。
【0046】
このようにすることにより、リードスイッチ1の接点には、位置検出装置に接続された負荷を駆動する負荷電圧よりも少なくともツェナーダイオード3のツェナー電圧分だけ低い電圧が印加されるので、寿命が長くなる。その結果、簡素な構成でリードスイッチ1の接点寿命を長くすることができる。
【0047】
この場合(図3(a)に代わり図3(b)の構成とした場合)においても、直列接続されるツェナーダイオード3のツェナー電圧は、12〜15ボルトであると、実用上好ましい。また、直列接続されるツェナーダイオード3のツェナー電圧は、負荷を駆動させるための負荷電源電圧の1/2以下の電圧がリードスイッチ1の端子間に印加されるようにするための電圧であると、実用上好ましい。
【0048】
・ツェナーダイオードは1つ接続したが、複数個のツェナーダイオードを直列接続して構成してもよい。
・流体圧シリンダのピストン位置検出用に使用したが、これに限ることなく、他にも例えば電動シリンダの可動部であるシャフト位置検出用に使用してもよい。
【符号の説明】
【0049】
1…リードスイッチ、2…発光ダイオード、3…ツェナーダイオード、8…入力回路、11…位置検出装置、13…ピストン、16…磁石。

【特許請求の範囲】
【請求項1】
外部に接続された負荷への電力供給ラインに設けられ、被移動検出体に設けた磁石の磁力により接点が閉路して前記負荷へ電力が供給されるリードスイッチと、
少なくとも前記負荷を駆動可能とした最小負荷電圧が負荷両端に加わるように設定され、逆方向電圧が印加されるツェナーダイオードと、
を直列接続してなることを特徴とする位置検出装置。
【請求項2】
外部に接続された負荷への電力供給ラインに設けられ、被移動検出体に設けた磁石の磁力により接点が閉路して前記負荷へ電力が供給されるリードスイッチと、
前記電力供給ラインに設けられ、前記リードスイッチの接点の閉路に伴い作動する発光ダイオードと、
少なくとも前記負荷を駆動可能とした最小負荷電圧が負荷両端に加わるように設定され、逆方向電圧が印加されるツェナーダイオードと、
を直列接続してなることを特徴とする位置検出装置。
【請求項3】
直列接続される前記ツェナーダイオードのツェナー電圧は、12〜15ボルトであることを特徴とする請求項1または2に記載の位置検出装置。
【請求項4】
直列接続される前記ツェナーダイオードのツェナー電圧は、前記負荷を駆動させるための負荷電源電圧の1/2以下の電圧が前記リードスイッチの端子間に印加されるようにするための電圧であることを特徴とする請求項1または2に記載の位置検出装置。
【請求項5】
流体圧シリンダのピストン位置検出用に使用されることを特徴とする請求項1〜4のいずれか1項に記載の位置検出装置。
【請求項6】
電動シリンダの可動部であるシャフト位置検出用に使用されることを特徴とする請求項1〜4のいずれか1項に記載の位置検出装置。

【図1】
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【図2】
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【図3】
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【図4】
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【公開番号】特開2012−69394(P2012−69394A)
【公開日】平成24年4月5日(2012.4.5)
【国際特許分類】
【出願番号】特願2010−213526(P2010−213526)
【出願日】平成22年9月24日(2010.9.24)
【出願人】(000106760)シーケーディ株式会社 (627)
【Fターム(参考)】