説明

体脂肪測定装置

【課題】把持部を清潔に収納することができる体脂肪測定装置を提供すること。
【解決手段】測定時に被測定者が乗る人体載置部102と、被測定者が手で把持する把持部105とを有し、把持部105と人体載置部102をケーブル108で接続し、人体載置部102と連設してケーブル108と把持部105を収納する箱状収納部116を形成し、箱状収納部116の開口部118を覆う回転式カバー117を設けたので、把持部105を収納時に回転式カバー117で把持部105を含めた開口部118を覆うことができるので、日常生活の埃・ゴミ等の付着から把持部105を守り、清潔に保つことができる。

【発明の詳細な説明】
【技術分野】
【0001】
本発明は身体内部のインピーダンスに基づき体脂肪率を測定する体脂肪測定装置に関
するものである。
【背景技術】
【0002】
従来のこの種の体脂肪測定装置は、装置本体に両手で把持できる把持部及びフット電極部に電極を有し、被測定者は両手で装置本体を把持し、フット電極部に乗って決められた姿勢を取って測定すれば、把持部及びフット電極部に備えられた電極が手のひら及び足の裏に接触することによって手足間のインピーダンスを測定し、計算により体脂肪率を測定することができるようになっていた(例えば、特許文献1参照)。
【0003】
しかしながら、インピーダンス測定部を含む装置本体に把持部を有していると、どうしても把持部の形状が大きくなり、体脂肪測定後における収納時にはフット電極部とそのフット電極部とほぼ同等の大きさの把持部の2パーツを取り扱うことになり、収納及び再使用開始が困難であった。
【0004】
これに対して、手部電極を備えた把持部と足部電極を備えた人体載置部をケーブルで接続し、かつ人体載置部の外側と連設して箱状収納部を形成し、前記ケーブルと把持部を箱状収納部に着脱自在に装着可能にしたものが提案されている(例えば、特許文献2参照)。
【0005】
図7は、特許文献2に記載された従来の体脂肪測定装置を示すものである。図7に示すように、体脂肪測定装置は上面に人体載置部2を形成し、ここに足部電極1が取り付けられている。また、人体載置部2には、報知手段として液晶表示器7が備えられている。人体載置部2の下部には重量測定機構を有する体重測定部3を構成しており、把持部5に手部電極4が取り付けられている。人体載置部2と把持部5はケーブル8で接続されている。そして、箱状収納部6は人体載置部2の外側と連設して設けられ、人体載置部2の上面と同じ上面を開放して上側から把持部5、ケーブル8を収納および取り出し可能に構成している。
【0006】
被測定者9は、身長等の身体特定化情報を入力した後に、図8に示すように、箱状収納部6より取り出した把持部5の手部電極4を握って人体載置部2の足部電極1の上に素足で乗る。このとき、足部電極1と手部電極4間に高周波電流が印加され、この印加電流によって生じる電位差を検出して、インピーダンスを測定し、インピーダンス測定値と前記身体特定化情報とに基づいて体脂肪率を算出し、液晶表示器7に表示する。
測定終了時は、図9に示すように、ケーブル8を人体載置部2に連接された箱状収納部6内に収納した後に、把持部5を装着することができるので、人体載置部2と一体感があると同時に美観的にも良いものとなる。
【特許文献1】特開平7−59744号公報
【特許文献2】特開2000−333925号公報
【発明の開示】
【発明が解決しようとする課題】
【0007】
しかしながら、上記従来の構成では、把持部5は表面に剥き出しの状態で箱状収納部6に装着されているので、日常生活で舞い上がる埃・ゴミ等が把持部5、ケーブル8および箱状収納部6に付着してしまう。ところで、体脂肪測定装置は、入浴後に使用するというのは十分に想定される使用状況である。つまり、従来の構成では、入浴後の清潔な手で触れる把持部5が日常生活の埃等で汚れており、清潔性にかけるという課題を有していた。
【0008】
また、箱状収納部6自体にも埃・ゴミ等がたまりやすい一方、収納部全体は表面から見えにくい構造のため、掃除し難く、清潔に保つことが困難であるという課題を有していた。
【0009】
上記従来の問題点に鑑み、本発明が解決しようとする課題は、操作性、収納性を損なうことなく、把持部等を埃・ゴミ等の付着から守ることができる清潔な体脂肪測定装置を提供することにある。
【課題を解決するための手段】
【0010】
上記課題を解決するために、本発明の体脂肪測定装置は、測定時に被測定者の足が乗る足部電極を有する人体載置部と、前記人体載置部にケーブルで接続し、測定時に被測定者が手で把持する手部電極を有する把持部を備え、人体載置部と連設してケーブルと把持部を収納する箱状収納部を形成し、前記箱状収納部の開口部を覆うカバー部を設けたものである。
【0011】
これによって、収納時には把持部とケーブルがカバーされ日常生活で舞い上がる埃・ゴミ等が付着するのを防止でき、清潔に保つことができる。
【発明の効果】
【0012】
本発明の体脂肪測定装置は、日常生活で舞い上がる埃・ゴミ等が把持部、ケーブル及び箱状収納部内に付着するのを防止することができ、体脂肪測定装置を清潔に保つことができる。
【発明を実施するための最良の形態】
【0013】
第1の発明は、測定時に被測定者が乗る足部電極を有する人体載置部と、前記人体載置部にケーブルで接続し、測定時に被測定者が手で把持する手部電極を有する把持部と、前記足部電極と前記手部電極の間のインピーダンスを測定するインピーダンス測定手段と、被測定者の身体的特徴をあらわす被測定者情報を入力する入力手段と、前記インピーダンスと前記被測定者情報から体脂肪率を計算する計算手段と、前記計算結果を報知する報知手段を備え、人体載置部と連設してケーブルと把持部を収納する箱状収納部を形成し、前記箱状収納部の開口部を覆うカバー部を設けたことにより、カバー部が箱状収納部の開口部をカバーし、日常生活で舞い上がる埃・ゴミ等が把持部、ケーブルおよび箱状収納部内に付着するのを防止することができ、体脂肪測定装置を清潔に保つことができる。
【0014】
第2の発明は、特に、第1の発明のカバー部を箱状収納部の外周に沿って摺動する回転式カバーで構成したことにより、カバー部を開けたときに、カバー部が箱状収納部の外周沿いに配置されるので、把持部の取出し・収納の際に、カバー部を開くための余分なスペースを確保する必要がなく、操作性を向上させることができる。
【0015】
第3の発明は、特に、第2の発明の回転式カバーの荷重バランスが、前記回転式カバーの開成方向への回転力を発生するように構成し、閉成時は回転式カバーを係止するロック機構を設けたことにより、ロックを解除するだけで、回転式カバーが自重で開成方向に回転し、容易に回転式カバーを開くことができる。
【0016】
第4の発明は、特に、第2または第3の発明の回転式カバーの荷重バランスが、前記回転式カバーの閉成時には閉成方向への回転力を発生するように構成し、更に開成方向へある一定角度以上回転させると開成方向への回転力を発生するように構成したことにより、回転式カバーを閉じるときにも回転式カバーが自重で閉方向に回転するので、容易に回転式カバーを開閉することができる。
【0017】
第5の発明は、特に、第2〜4のいずれか1つの発明の回転式カバーに、開成方向への回転時に、回転式カバーの荷重による回転力よりも大きな摺動摩擦力を発生する摺動摩擦機構を設けたことにより、回転式カバーの開閉スピードを使用者の力加減で調節可能であり、また任意の位置にも回転式カバーを開くことができるので、使用感の良好な開閉動作を提供することができる。
【0018】
第6の発明は、特に、第1〜5のいずれか1つの発明の箱状収納部に、ケーブルの折り返し位置を規定する突起状の規定部を設けたことにより、ケーブルを規定部に巻きつけるように折り返すことができるので、所定の位置に容易にケーブルを収納することができる。
【0019】
第7の発明は、特に第6の発明の規定部を、箱状収納部の底面より突起させ、閉成した回転式カバーの近傍まで伸長させたことにより、規定部は閉じた回転式カバーの上方からの力に対して、回転式カバーを内側から支えることができるので、誤って踏みつけた場合に回転式カバーが割れてしまうのを防ぐことができる。
【0020】
第8の発明は、特に、第1〜7のいずれか1つの発明の箱状収納部に、把持部を載置する載置台を設けたことにより、回転式カバーの閉成時に前記回転式カバー上方からの力に対して、把持部を介して載置台で回転式カバーを内側から支えることができるので、誤って踏みつけた場合に回転式カバーが割れてしまうのを防ぐことができる。また、把持部の収納位置が明確となり、容易に把持部を収納することができる。
【0021】
以下、本発明の実施の形態について、図面を参照しながら説明する。なお、この実施の形態によって本発明が限定されるものではない。
【0022】
(実施の形態1)
図1は本発明の一実施の形態の体脂肪測定装置の外観図で、図2はその制御ブロック図で、図3はその体脂肪測定時の状態図で、図4(a)はその箱状収納部が閉じた時の側面図で、図4(b)はその箱状収納部が開いた時の側面図で、図5はその箱状収納部が開いた時の上面図で、図6はその開いた箱状収納部から把持部等を取り出す様子の斜視図である。
【0023】
本実施の形態の体脂肪測定装置は上面に被測定者が載る人体載置部102を形成し、ここに測定者の足が乗る足部電極101が取り付けられている。人体載置部102には、被測定者情報を入力するための入力手段としてのキースイッチ106、報知手段として液晶表示器107が備えられている。人体載置部102の下部には、重量測定機構を有する体重測定部103を構成しており、人体載置部102と把持部105は、電気信号を送るケーブル108で接続されている。
【0024】
把持部105は、本実施の形態では合成樹脂で構成され、測定時に被測定者が手で把持する手部電極104を有し、手部電極104は薄板ステンレス等の導体で構成している。測定時、図3のように被測定者111は把持部105を握って人体載置部102の足部電極101の上に素足で乗る。この時、手部電極104は被測定者111の手のひらに、足部電極101は被測定者111の足の裏に接触する。
【0025】
図2に示すように足部電極101並びに手部電極104は、インピーダンス測定手段109に接続されている。インピーダンス測定手段109は、4端子法により足部電極101の1つの電極と手部電極104の1つの電極間に定電流を流し、足部電極101の他方の電極と手部電極104の他方の電極間で電圧を測定することによって、インピーダンスを測定できるよう構成されている。本実施の形態では、50kHz、800μAの人体が感じることのない微弱な電流を使用している。
【0026】
測定した前記インピーダンスは計算手段としてのマイクロコンピュータ110に入力される。マイクロコンピュータ110には先に説明したキースイッチ106と液晶表示器107が接続されている。
【0027】
箱状収納部116は、体脂肪の測定前後にケーブル108と把持部105を被測定者が出入するところで、液晶表示器107の位置する側の人体載置部102の外側と連設して人体載置部102の裏面部112との空間に底部114と周囲に壁115を有し、上面を開口した断面が略半円状で細長いケースで構成している。
【0028】
カバー部としての回転式カバー117は、箱状収納部116の外周に沿って摺動して箱状収納部116の上面側に臨む開口部118を開閉する回転可能に構成し、全閉成時には図4(a)に示すように開口部118を覆うように、全開成時には図4(b)に示すように箱状収納部116の底部114と床面113との空間に収まるように構成されている。そして、回転式カバー117は、開口部118の全体を覆った時、箱状収納部116とで略円筒状をなすように、断面が略半円状で細長いケースに形成している。
【0029】
回転式カバー117には凹部122aを、箱状収納部116には凸部122bをそれぞれ設け、全閉成状態で凹部122aが凸部122bが合成樹脂の弾性力で嵌合し回転式カバー117を固定できるロック機構122を構成している。また、回転式カバー117は、その荷重バランスが、自重で開成方向に回転力を与えるように箱状収納部116の両側の壁115に軸支117aして構成されており、ロック機構122を解除すると自重で開成方向に回転する。箱状収納部116の内底面には、突起状の規定部120がケーブル108を収納した際の折り返し位置に、そして載置台121が把持部105を載せて収める位置にそれぞれ配置されている。
【0030】
また、規定部120は箱状収納部116を閉じた回転式カバー117の近傍にまで伸びており、載置台121は把持部105を載せたときに、把持部105が箱状収納部116を閉じた回転式カバー117の近傍になるような高さで構成されている。
【0031】
次に上記実施の形態における動作、作用について説明する。測定に先立ち、被測定者111はキースイッチ106により、被測定者情報として身長、性別を入力する。キースイッチ106はマイクロコンピュータ110に接続されているので、マイクロコンピュータ110はこれらの被測定者情報をあらかじめ入力される。
【0032】
次に、回転式カバー117を開け、箱状収納部116の内部に収納されている把持部105を取り出す。回転式カバー117は常に開成方向への回転力が発生しているので、ロック機構122である凹部122aと凸部122bの嵌合をはずすと、その後は自動的に回転式カバー117が開き、その状態を維持するので、容易に把持部105を取り出すことができる。
【0033】
次に、被測定者111は図3に示すように、腕を水平にのばした状態で把持部105を握り、人体載置部102に乗る。このとき、体重測定部103で体重値を測定し、その結果がマイクロコンピュータ110に入力され、手部電極104は被測定者111の手のひらに、足部電極101は被測定者111の足の裏に接触する。手部電極104及び足部電極101はインピーダンス測定手段109に接続されており、被測定者111の手足間のインピーダンスを測定する。インピーダンス測定手段109からのインピーダンスがマイクロコンピュータ110に入力されると、マイクロコンピュータ110は内蔵しているプログラムによりインピーダンスと被測定者情報から体脂肪率を計算し、結果を液晶表示器107に出力する。体脂肪率を求める式は各種のものが知られているが、本実施の形態では、体密度より求めるBrozecの式(Brozecらの報告書J.Brozec、F.Grande、J.T.Anderson and A.特開2000―333925 (4)Key;“An NY Acad.sci 110(1963)113―40)を用いている。例えば、男性の場合、下記のとおりとなる。
【0034】
体密度=1.1554―.0841×体重×インピーダンス/身長2
体脂肪率(%)=(4.95/体密度―4.5)×100
なお、この式は男性の場合の式であるが、女性の場合も各部の係数を変えることにより適用できるので、被測定者情報に含まれる性別を元に式を切り換える。また、体脂肪率を求める式はこの他にも多くの式が報告されているが、インピーダンスから体脂肪率を求める式であれば、どのような式を用いても本発明の趣旨を逸脱するものではない。
【0035】
測定終了し収納時には、ケーブル108を突起状の規定部120に巻きつけるようにして折り返し、そして把持部105を載置台121の上に持ってきて、把持部105とケーブル108を箱状収納部116内に収納する。その後に、回転式カバー117を全閉成状態まで回転させると、ロック機構122が有効となり、回転式カバー117が閉じた状態となるので、把持部105、ケーブル108と箱状収納部116の内側に埃・ゴミ等が付着するのを防ぐことができる。
【0036】
また、箱状収納部116に納めた把持部105とケーブル108は、回転式カバー117により外部から見えなくなるので、同時に美観的にもよいものとなる。また箱状収納部116には底部114と壁115が存在し、また開口部118を回転式カバー117で覆うことができるので、ケーブル108と把持部105が箱状収納部116からはみ出し落下等することもないので、収納や移動時等に邪魔になることもなく不用意に蹴飛ばしたりすることもなくなり、把持部105が故障する確率も低減できる。
【0037】
また、回転式カバー117を閉じているときに誤って踏みつけた場合、回転式カバー117がある程度しなった段階で、近傍まで伸びている規定部120と載置台121に載せられた把持部105が回転式カバー117を箱状収納部116の内部から支えることができるので、回転式カバー117が割れてしまうのを防ぐことができる。
【0038】
また、ロック機構を構成せず、回転式カバー117に凸部122bのみを設ければ、回転時に常に摺動摩擦力を発生させる摺動摩擦機構を構成することができる。ここで摺動摩擦力が回転式カバー117の自重による回転力よりも大きくなるように構成することによって、被測定者111が自分の意志で回転式カバー117の回転スピード、開度を任意に調整することができるので、使用感の良いものとなる。
【0039】
なお、本実施の形態においては、ロック機構122を回転式カバー117に凹部122aを、箱状収納部116に凸部122bをそれぞれ設けて構成したが、凹部122aと凸部122bを逆に設けて構成してもかまわない。
【0040】
また、本実施の形態では回転式カバーの荷重バランスを、開成方向への回転力が発生するように構成したが、閉成時には閉成方向への回転力を発生するように構成し、更に開成方向へある一定角度以上回転させると開成方向への回転力を発生するように構成してもよく、これにより回転式カバーの開閉が円滑になり使い勝手が良くなる。
【産業上の利用可能性】
【0041】
以上のように、本発明にかかる体脂肪測定装置は、収納時には把持部、ケーブルをカバーすることによって日常生活で舞い上がる埃・ゴミ等から把持部等が汚れるのを防止することができ、清潔を求められる健康管理器具等に適用できる。
【図面の簡単な説明】
【0042】
【図1】本発明の実施の形態1における体脂肪測定装置の概観図
【図2】本発明の実施の形態1における体脂肪測定装置の制御ブロック図
【図3】本発明の実施の形態1における測定時の状態図
【図4】(a)本発明の実施の形態1における体脂肪測定装置の回転式カバーの全開成時の箱状収納部の側面図(b)同じく回転式カバーの全閉成時の箱状収納部の側面図
【図5】本発明の実施の形態1における体脂肪測定装置の箱状収納部が開いた時の上面図
【図6】本発明の実施の形態1における体脂肪測定装置の箱状収納部が開いた時の斜視図
【図7】従来の体脂肪測定装置の概観図
【図8】従来の体脂肪測定装置における測定時の状態図
【図9】従来の体脂肪測定装置における箱状収納部の側面図
【符号の説明】
【0043】
101 手部電極
102 人体載置部
103 体重測定部
104 手部電極
105 把持部
106 キースイッチ(入力手段)
107 液晶表示器(報知手段)
108 ケーブル
109 インピーダンス測定手段
110 マイクロコンピュータ(計算手段)
111 被測定者
116 箱状収納部
117 回転式カバー(カバー部)
120 規定部
121 載置台
122 ロック機構

【特許請求の範囲】
【請求項1】
測定時に被測定者の足が乗る足部電極を有する人体載置部と、前記人体載置部にケーブルで接続し、測定時に被測定者が手で把持する手部電極を有する把持部と、前記足部電極と前記手部電極の間のインピーダンスを測定するインピーダンス測定手段と、被測定者の身体的特徴をあらわす被測定者情報を入力する入力手段と、前記インピーダンスと前記被測定者情報から体脂肪率を計算する計算手段と、前記計算結果を報知する報知手段を備え、人体載置部と連設してケーブルと把持部を収納する箱状収納部を形成し、前記箱状収納部の開口部を覆うカバー部を設けたことを特徴とする体脂肪測定装置。
【請求項2】
カバー部は箱状収納部の外周に沿って摺動する回転式カバーで構成したことを特徴とする請求項1に記載の体脂肪測定装置。
【請求項3】
回転式カバーは、その荷重バランスを開成方向への回転力が発生するように構成し、閉成時は回転式カバーを係止するロック機構を設けたことを特徴とする請求項2に記載の体脂肪測定装置。
【請求項4】
回転式カバーは、その荷重バランスを閉成時には閉成方向への回転力を発生するように構成し、更に開成方向へある一定角度以上回転させると開成方向への回転力を発生するように構成したことを特徴とする請求項2または3に記載の体脂肪測定装置。
【請求項5】
回転式カバーは、開成方向への回転時に前記回転式カバーの荷重による回転力よりも大きな摺動摩擦力を発生する摺動摩擦機構を備えたことを特徴とする請求項2〜4のいずれか1項に記載の体脂肪測定装置。
【請求項6】
箱状収納部は、ケーブルの折り返し位置を規定する突起状の規定部を設けたことを特徴とする請求項1〜5のいずれか1項に記載の体脂肪測定装置。
【請求項7】
規定部は、箱状収納部の底面より突起し、閉成した回転式カバーの近傍まで伸長していることを特徴とする請求項6に記載の体脂肪測定装置。
【請求項8】
箱状収納部は、把持部を載置する載置台を設けたことを特徴とする請求項1〜7のいずれか1項に記載の体脂肪測定装置。

【図1】
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【図2】
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【図3】
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【図4】
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【図5】
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【図6】
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【図7】
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【図8】
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【図9】
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【公開番号】特開2006−262926(P2006−262926A)
【公開日】平成18年10月5日(2006.10.5)
【国際特許分類】
【出願番号】特願2005−80956(P2005−80956)
【出願日】平成17年3月22日(2005.3.22)
【出願人】(000005821)松下電器産業株式会社 (73,050)
【Fターム(参考)】