説明

使用パターンに基づく移動通信端末のバッテリ使用可能時間の予測方法

【課題】バッテリの電力消費に影響を及ぼす使用パターンに基づく移動通信端末のバッテリ使用可能時間を効率的に予測する方法を提供する。
【解決手段】使用パターンに基づく移動通信端末のバッテリの使用可能時間予測方法は、前記バッテリの電力消費に影響を及ぼす前記移動通信端末の使用パターンに応じて1つ以上のモードを定義する段階と、前記各モードにおけるバッテリの電力消費量及びバッテリの使用時間に関する時系列データを生成する段階と、前記時系列データに基づいて前記モード別の平均バッテリ電力消費速度及び前記モード別のバッテリ使用時間割合を計算する段階と、前記モード別の前記平均バッテリ電力消費速度及び前記モード別の前記バッテリ使用時間割合に基づいて前記バッテリの使用可能時間を予測する段階とを含む。

【発明の詳細な説明】
【技術分野】
【0001】
本発明は、使用パターンに基づく移動通信端末のバッテリ使用可能時間の予測方法に関する。具体的に、本発明はバッテリの電力消費に影響を及ぼす端末の各動作状態におけるバッテリの電力消費量及びバッテリの使用時間に基づいて移動通信端末のバッテリの使用可能時間を予測する方法に関する。
【背景技術】
【0002】
近年、移動通信技術及びサービスの発展に伴い、移動通信端末の数が増加するにつれて、移動通信端末におけるバッテリの使用可能時間を予め予測することが重要な技術の1つとなった。
【0003】
従来のバッテリの使用可能時間を予測する技術は、バッテリメーカーや端末メーカーで端末が発売される前に実験によって定められた基準値に基づいてバッテリの残量を予測する方法が一般的であった。また、移動通信端末の待機可能時間を消耗した電流の算出平均によって提供する方法のように、バッテリの使用に関する理論的モデルやシミュレーションに基づく研究もあった。近年は、統計を用いた予測方法が紹介されたが、これは使用しているバッテリの電圧が特定値に到達した時、その後、端末のバッテリの電力が完全に枯渇するまでバッテリを使用できる時間を実際のバッテリの使用時間に関する統計資料から求める方法である。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0004】
【特許文献1】日本公開特許第2004−134956号
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0005】
上述した従来のバッテリ使用可能時間の予測方法は、回路レベルで電流の消耗量を通じてバッテリの使用可能時間を予測したり、一般的なユーザのバッテリ使用時間を予測することに焦点を当てた方法が主流をなした。
【0006】
従って、端末を用いる人によって使用パターンが異なるにも拘らず、バッテリの使用可能時間は画一的に予測されざるを得なかった。端末のユーザは一般的なユーザに対して予測されたバッテリの使用可能時間が得られるだけで、自身の使用パターンに基づいて更に自分に適合するように予測された結果の提供を受けることができないので、効率的なバッテリの使用又は異常なバッテリの乱用の検出などバッテリ使用可能時間の予測技術の効果は制約的であったのが事実である。
【0007】
そこで、本発明は上記事情に鑑みてなされたものであって、その目的は、バッテリの電力消費に影響を及ぼす使用パターンに基づく移動通信端末のバッテリ使用可能時間を効率的に予測する方法を提供することにある。
【課題を解決するための手段】
【0008】
前記目的を達成するための本発明の一側面によれば、移動通信端末のバッテリの使用可能時間を予測する方法であって、前記バッテリの電力消費に影響を及ぼす前記移動通信端末の使用パターンに応じて1つ以上のモードを定義する段階と、前記各モードにおけるバッテリの電力消費量及びバッテリの使用時間に関する時系列データを生成する段階と、前記時系列データに基づいて前記モード別の平均バッテリ電力消費速度及び前記モード別のバッテリ使用時間割合を計算する段階と、前記モード別の前記平均バッテリ電力消費速度及び前記モード別の前記バッテリ使用時間割合に基づいて前記バッテリの使用可能時間を予測する段階とを含む移動通信端末のバッテリ使用可能時間の予測方法を提供する。
【発明の効果】
【0009】
本発明によれば、移動通信端末のバッテリ使用可能時間を個別ユーザの使用パターンに基づいて正確に提供できるという効果を奏する。
【0010】
また、予想されるバッテリの使用可能時間を自身の使用パターンに基づいてユーザが分かるため、端末の効率的な使用を可能にするという効果が得られる。
【0011】
更に、予測されたバッテリの使用可能時間と実際のバッテリの使用時間とを比較することで、異常なバッテリ使用の検出又は端末の問題点を診断できるようにするという効果がある。
【図面の簡単な説明】
【0012】
【図1】本発明による使用パターンに基づく移動通信端末のバッテリ使用可能時間を予測する装置の概略的なブロック構成図である。
【図2】バッテリの電力消費に影響を及ぼす端末の動作に基づいて定義された1つ以上の状態間の状態遷移を示す図である。
【図3】本発明の全体の流れを示した活動図を示す図である。
【図4】各状態でバッテリの電力消費量及びバッテリの使用時間に関する時系列データを示す図である。
【発明を実施するための形態】
【0013】
以下、添付する図面を参照して本発明の動作原理を詳細に説明する。
【0014】
図1は、本発明による使用パターンに基づく移動通信端末のバッテリ使用可能時間を予測する装置の概略的なブロック構成図である。図1に示すように、移動通信端末100は、状態検知部102、データ管理部104、電力管理回路106、バッテリ108を含む。
【0015】
一般に、移動通信端末100において、バッテリ108の消費電力は移動通信端末100の使用パターンにより影響を受けるが、ここで、使用パターンは音声通話、映像通話、データ通信、文字メッセージの伝送、LCDのオン状態、応用プログラムの駆動、MPの3鑑賞、待機状態などの動作状態を含む。このような動作状態のうち、音声通話、データ通信、LCDのオン状態はバッテリの電力消耗に大きく影響を及ぼすと予想される。本発明によれば、下記の表1のように、例えば、8つの基本的なモードを定義するためにこれらの状態を利用する。
【0016】
状態検知部102は、移動通信端末の音声通話如何、データ通信如何、LCDの使用如何などの動作状態を検知して表1を参照して検知された動作状態に対応するモードを決定する。状態検知部102で決定されたモードは、データ管理部104に伝達される。
【0017】
データ管理部104は、状態検知部102から伝達を受けた各モードでバッテリ108の電力消費量及びバッテリ108の使用時間に関するデータをリアルタイムで生成して格納する。
【0018】
電力管理回路106は、データ管理部104が生成したデータに基づいてモード別の平均バッテリ電力消費速度とモード別のバッテリ使用時間割合を計算する。また、電力管理回路106は、モード別の平均バッテリ電力消費速度とモード別のバッテリ使用時間割合に基づいてバッテリ108の使用可能時間を予測する。
【0019】
下記の表1は、LCDのオン状態、音声通話、データ通信の3つの動作状態を基準として定義された計8つのモードを示す。
【表1】

【0020】
前記表1の○は移動通信端末100で該当動作状態が使用中であることを示し、×は使用しないことを示す。
【0021】
モードS0は、LCDがオン状態で音声通話及びデータ通信を同時に使用する場合である。このようなモードは現在存在しないが、今後は存在する可能性もある。このモードでは、LCD、音声通話及びデータ通信がいずれもバッテリの電力消費に影響を及ぼす。
【0022】
モードS1は、LCDがオン状態で音声通話だけを行う場合である。このモードは音声通話を最初に始める場合、音声通話の連結開始イベント時点から活性化され、LCDと音声通話がバッテリの電力消費に影響を及ぼす。
【0023】
モードS2は、LCDがオン状態でデータ通信だけを行う場合である。このモードはデータ通信の連結開始イベント時点から活性化され、LCDとデータ通信がバッテリの電力消費に影響を及ぼす。
【0024】
モードS3は、LCDのみオン状態で音声通話及びデータ通信を両方とも使用しない場合である。電話がかかってきたり、電話機を開いた時の待機状態に該当し、LCDのみバッテリの電力消費に影響を及ぼす。
【0025】
モードS4は、LCDがオフ状態で音声通話とデータ通信を同時に使用する場合である。このようなモードは現在存在しないが、今後は存在する可能性もある。このモードでは音声通話とデータ通信がバッテリの電力消費に影響を及ぼす。
【0026】
モードS5は、LCDがオフ状態で音声通話だけを行う場合である。このモードは音声通話を始めてから一定のタイムアウト後に可能な状態であり、音声通話がバッテリの電力消費に影響を及ぼす。
【0027】
モードS6は、LCDがオフ状態でデータ通信だけを行う場合である。このようなモードは現在存在しないが、今後は存在する可能性もある。このモードではデータ通信がバッテリの電力消費に影響を及ぼす。
【0028】
モードS7は、LCDがオフ状態で音声通話及びデータ通信を両方とも使用しない場合である。電話がかかってこなかったり、電話機を開かなかったり、タイムアウトとなった待機状態であり、基地局との周期的な接続を通じたプロセスがバッテリの電力消費に影響を及ぼす。
【0029】
図2は、使用パターンに基づいて定義されたモード間の遷移を示す図である。図2を参照すれば、端末の電源を入れる時、端末はオフ200状態からオン201状態に変わる。オン201状態のS0(202)、S4(206)、S6(208)は現在存在しておらず、今後存在するとしても現在は到達不可能な状態である。オン201状態ではS3(205)から出発する。音声通話を開始すれば、S1(203)に進み、一定時間が経過してタイムアウトとなった後はLCDがオフとなり、S5(207)に進む。S5(207)でボタンを動作すれば、S1(203)に進み、音声通話が終了すれば、S3(205)に進む。そして、データ通信を開始すれば、S2(204)に進み、データ通信が終了すれば、再びS3(205)に戻る。一定時間が経過し、タイムアウトとなるまで何ら動作をしなくなれば、S7(209)に進み、電話の受信を待つ。そして、電話が受信されたり、端末を開くようになれば、S3(205)に進む。
【0030】
図3は、本発明の全体の流れを示した活動図を示す図である。端末がオンすれば、状態検知部102が移動通信端末の音声通話如何、データ通信如何、LCDの使用如何などの動作状態を検知する(s300)。データ管理部104は、各状態でのバッテリ108の電力消費量及びバッテリ108の使用時間に関するデータをリアルタイムで生成して格納する(s302)。格納されたデータは、状態別の平均バッテリ電力消費速度及び状態別のバッテリ使用時間割合を分析するのに用いられる時系列データである。電力管理回路106ではデータに基づいて状態別の平均バッテリ電力消費速度を計算し(s304)、各ユーザの使用パターンを示す状態別のバッテリ使用時間割合を計算する(s306)。そして、このような状態別の平均バッテリ電力消費速度と状態別のバッテリ使用時間割合に基づいて、バッテリの使用時間を予測する(s308)。
【0031】
図4は、各状態でバッテリの電力消費量及びバッテリの使用時間に関する時系列データを示す図である。図3のグラフは一実施形態であって、データ収集器が収集した時系列データを時間とバッテリの残量を基準として作図したものである。特に、点線はS5(107)、即ち、LCDがオン状態で音声通話だけを行う状態でのバッテリの電力消費量及びバッテリの使用時間を示すものである。このような各状態での時系列データサンプル全体の算術平均によって下記の式1のように状態別の平均バッテリ電力消費速度を求めることができる。
【数1】

【0032】
(ここで、αiはSi状態での平均バッテリ電力消費速度mA/secであり、iの範囲は0から7までであり、βjはj番目の音声通話時のバッテリの電力消費量mAであり、τjはj番目の音声通話時の通話時間、即ち、バッテリの使用時間Secである。)
【0033】
各ユーザの使用パターンは、状態別のバッテリ使用時間割合で判断できる。この割合はユーザ毎に異なり、これが他ならぬユーザの使用パターンを示す数値になり得るためである。状態別のバッテリ使用時間割合を計算する方法には様々な方法が存在し得る。最も簡単な方法の1つは、データ収集器が収集した時系列データを用いて各状態でのバッテリ使用時間をあらゆる状態でのバッテリ使用時間の和で割ることである。これを下記の式2のように表すことができる。
【数2】

【0034】
(ここで、βiはSi状態でバッテリ電力を消費した割合であり、γiはSi状態でバッテリを消費した時間である。)
【0035】
状態別のバッテリ使用時間割合を計算する他の方法としては、過去の時系列データを通じて未来のデータを予測する方法などがある。自己回帰モデル(Auto Regressive Model、AR)又はホルト・ウィンタースモデル(Holt-Winters Model)を用いる予測方法がそれである。ユーザのパターンも過去の時系列データを基準とするが、最近のデータに更に多くの比重を置いて予測するように重みに関する因子を調節できる。
【0036】
自己回帰モデルは、時系列自体に対する回帰形態を取るモデルである。一般のp次自分回帰(AR)過程に従う場合、現時点tでの時系列データZtはp個の過去の時系列データの重み和φ1t-1+φ2t-2+・・・+φpt-pとこれらのデータで説明されない部分である誤差項αtの線形結合で表現される。自己回帰モデルにおける時系列データZtは、下記の式3のように表すことができる。
【数3】

【0037】
(ここで、Ziはi番目の時系列データ、φiはi番目の時系列データに対する重み、ατは誤差項を表す。)
【0038】
ホルト・ウィンタースモデルは、時系列データに対する指数平滑法(Exponential Smoothing)に属する予測法である。指数平滑法は、最近のデータに最も大きな重みを与え、時間が経過するにつれて、重みを指数的に減少させる重み移動平均予測法の1つであり、過去のデータを維持する代わりに、最も最近のデータを作り出す方式である。ホルト・ウィンタースアルゴリズムは、指数平滑法の形態で計算される3つの要素の和で表現され、その3つの要素は平均水準(Baseline)、線形トレンド(Linear Trend)、季節トレンド(Seasonal Trend)である。ホルト・ウィンタースモデルには加法モデルと乗法モデルがあるが、本発明では乗法モデルを用いる。これを用いた予測は、下記の式4のように表すことができる。
【数4】

【0039】
(ここで、Ytは時点tで観察された時系列の値、Ltは時点tでの時系列の平均水準、btは時点tでの時系列の線形トレンド、Stは時点tでの時系列の季節トレンド、Ft+mは時点tで予測した時点t+mの予測値である。Sは季節トレンドの長さ、例えば、1週間を構成する曜日の数又は1年を構成する月の数であり、α、β、γは平滑化パラメータを表し、0<α,β,γ<1である。)
【0040】
前記式4のホルト・ウィンタースモデルは、m期間の差を置いて予測値を計算するモデルである。本発明では1期間の差を置いて予測値を計算する。即ち、mは1を仮定する。ホルト・ウィンタースモデルを適用するためには平滑化パラメータα、β、γの値を予め設定しておかなければならない。平滑化パラメータの値は、予測誤差を最小化する値が最も好ましい。平滑化パラメータの値を設定するために伝統的に用いられてきた方法の1つとして、幾つかの可能な値(0.1、0.3、0.5、0.7、0.9)に対して予測誤差を計算した後、そのうち、最も少ない予測誤差を示す値を平滑化パラメータとして用いる格子検索(grid search)方法が挙げられる。本発明ではユーザの使用パターンを周期的に分析して予測したバッテリの使用可能時間とユーザの実際のバッテリ使用時間に基づいて最適の平滑化パラメータを決定した後、平滑化パラメータをその決定された値に予め設定して用いるように動的にアップデートするようにした。
【0041】
図3を参照すれば、状態別の平均バッテリ電力消費速度αiを計算する段階(s304)とユーザパターンを示す状態別のバッテリ使用時間割合βiを計算する段階(s306)を経た後、その結果に基づいて最終的に残ったバッテリの総量δに対する使用可能時間εを予測する段階(s308)を行うようになる。この段階(s308)は、残ったバッテリの総量δを、状態別の平均バッテリ電力消費速度αiに状態別のバッテリ使用時間割合βiを乗じた値を全体状態に対して全部加算した和で割る過程である。これは下記の式5のように表現できる。
【数5】

【0042】
(ここで、εは残ったバッテリの予測された使用可能時間Sec、δは残ったバッテリの総量mA、αiはSi状態での平均バッテリ電力消費速度mA/secであり、iの範囲は0から7であり、βiはSi状態で消費した割合である。)
【0043】
前記式5でαiとβiを周期的(1週間又は1ヶ月)にアップデートできるので、前記式は時間の経過によるバッテリの老化現象又はユーザのパターンが変わる場合に対してもバッテリの使用可能時間の予測のために柔軟に適用できる。
【0044】
以上のように本発明の理解のためにその実施形態を記述したが、当業者であれば分かるように、本発明は本明細書で記述された特定の実施形態に限定されるものではなく、本発明の範疇から逸脱しない範囲内で多様に変形、変更及び代替できる。従って、本発明の真の思想及び範疇に属するあらゆる変形及び変更を特許請求の範囲によって全て包括したい。

【特許請求の範囲】
【請求項1】
移動通信端末のバッテリの使用可能時間を予測する方法であって、
前記バッテリの電力消費に影響を及ぼす前記移動通信端末の使用パターンに応じて1つ以上のモードを定義する段階と、
前記各モードにおけるバッテリの電力消費量及びバッテリの使用時間に関する時系列データを生成する段階と、
前記時系列データに基づいて前記モード別の平均バッテリ電力消費速度及び前記モード別のバッテリ使用時間割合を計算する段階と、
前記モード別の前記平均バッテリ電力消費速度及び前記モード別の前記バッテリ使用時間割合に基づいて前記バッテリの使用可能時間を予測する段階と
を含む移動通信端末のバッテリ使用可能時間の予測方法。
【請求項2】
前記モードは、前記移動通信端末のLCDの使用如何、音声通話如何及びデータ通信如何の動作状態を含み、前記動作状態のうちのいずれか1つ以上を含む組み合わせによって定義されることを特徴とする請求項1に記載の移動通信端末のバッテリ使用可能時間の予測方法。
【請求項3】
前記モード別の前記平均バッテリの電力消費量は、前記状態別の前記時系列データのサンプル全体の算術平均によって導き出されることを特徴とする請求項1に記載の移動通信端末のバッテリ使用可能時間の予測方法。
【請求項4】
前記モード別の前記バッテリ使用時間割合は、前記モード別の前記バッテリの使用時間を前記モード全体のバッテリの使用時間の和で割ることで導き出されることを特徴とする請求項1に記載の移動通信端末のバッテリ使用可能時間の予測方法。
【請求項5】
前記モード別の前記バッテリ使用時間割合は、前記時系列データに自己回帰モデルを用いて得た予測値から導き出されることを特徴とする請求項1に記載の移動通信端末のバッテリ使用可能時間の予測方法。
【請求項6】
前記モード別の前記バッテリ使用時間割合は、前記時系列データにホルト・ウィンタースモデルを用いて得た予測値から導き出されることを特徴とする請求項1に記載の移動通信端末のバッテリ使用可能時間の予測方法。
【請求項7】
前記バッテリの使用可能時間は、残っているバッテリ容量の総量を前記モード別の前記平均バッテリ電力消費速度に前記モード別の前記バッテリ使用時間割合を乗じた値を全体モードに対して全部加算した和で割ることで予測されることを特徴とする請求項1に記載の移動通信端末のバッテリ使用可能時間の予測方法。

【図1】
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【図2】
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【図3】
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【図4】
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