説明

使用期限情報通知システムおよび使用期限情報通知方法

【課題】物品の使用期限又は食品の消費期限等の通知を簡便な手続で消費者が得られる使用期限情報通知システム及び使用期限情報通知方法を提供する。
【解決手段】使用期限情報通知システム1は、携帯電話に対してメールの送受信を行う通信手段11と、受信したメールの情報をデータベースとして記憶する記憶手段14と、通信手段及び記憶手段を制御しかつ予め定められた手順でメールの情報を処理する情報処理手段13と、を有する。情報処理手段は、商品に付されたマトリックス型二次元バーコードを読み取った携帯電話からのメールを通信手段が受信すると、受信日及び受信有効日数をメールアドレスと関連づけてデータベースに記憶し、毎日データベースの各データにおける受信日から有効日数を経過した日であるか否かを判断し、該当するデータのメールアドレスの携帯電話に商品の使用期限日であることをメールにより通知する。

【発明の詳細な説明】
【技術分野】
【0001】
本発明は、使用期間が定められた商品または消費期間等が定められた食品等の使用期限または消費期限等の商品供給者等による一括管理に関する。
【背景技術】
【0002】
夏場に増加し、家のベランダ等の暗く湿った場所および台所の三角コーナー等の周りを飛び回るチョウバエ、ゆすりか(揺蚊)等の不快害虫を寄せ付けないための、または室内への侵入を防止するための種々の形式の虫よけ剤が開発されている。
これらの虫よけ剤のうち、屋内で使用される液体タイプ、ベランダ等で使用されるプレートタイプについては、長期間(100日、130日)に渡りその効果を発揮する製品が市販されている(非特許文献1)。そして、現在、長期間使用タイプの虫よけ剤の使用期間は消費者の管理に任されており、使用期間の管理が正しくなされずに効果を失ったままその後も使用され、または使用期間経過前に取り替えられることが多かった。
【0003】
使用期間経過後の継続使用は、消費者に商品が効果のないものとの印象を与えて販売者に不利益を生じさせ、使用期間経過前の取り替えは、まだ使用できるにも拘わらず消費者に再び商品を購入させることになる。
また、近年、電気蚊取りにおいても液体式長期間使用タイプが普及している。このような液体式の電気蚊取りでは、薬液が透明容器に充填されており、薬液の有無を目視で確認することによっても使用期間経過の判断が可能であるが、消費者がそのような確認を行わず使用を続けた場合には、商品の蚊取り効果への不信を招くことが懸念される。
【0004】
商品の使用期限または消費期限の管理を行う方法として、例えば、家庭における食品の賞味期限の管理を、インターネット等の通信網と接続して通信を行うことができる冷蔵庫を使用して行う技術が提案されている(特許文献1)。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0005】
【特許文献1】特開2003−122914号公報
【非特許文献】
【0006】
【非特許文献1】インターネット、「虫コナーズ(虫よけ剤)製品情報 KINCHO 大日本除虫菊株式会社」、http://www.kincho.co.jp/seihin/01/line_musiyoke.html
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0007】
特許文献1に提案された技術は、特定の食品に限定されず、賞味期限等の管理が好ましい全ての食品に応用できる優れた方式である一方、ディスプレイ、バーコードリーダー、入力ボタン、およびこれらとの入出力を行うインターフェース回路、マイクロコンピューター(CPU)等を有する制御装置を備えた冷蔵庫が必要で有り、店舗で購入した食品を冷蔵庫に収納するときに、複雑な商品登録のための作業を必要とする。また、食品の消費者が専用の管理機器および冷蔵庫を購入しなければならず、消費者に大きな経済的負担を強いるという問題がある。
【0008】
本発明は、上述の問題に鑑みてなされたもので、特定の物品の使用期間経過または食品の消費期間経過等の通知を簡便な手続で消費者が得られる使用期限情報通知システムおよび使用期限情報通知方法を提供することを目的とする。
【課題を解決するための手段】
【0009】
本発明に係る使用期限情報通知システムは、携帯電話に対してメールの送受信を行う通信手段と、前記通信手段が受信したメールの情報をデータベースとして記憶する記憶手段と、前記通信手段および前記記憶手段を制御しかつ予め定められた手順で前記メールの情報を処理する情報処理手段と、を有し、前記情報処理手段は、商品に付されたマトリックス型二次元バーコードを読み取った携帯電話からのメールを前記通信手段が受信すると、受信日および前記マトリックス型二次元バーコードに情報として含まれる商品の有効日数を前記携帯電話のメールアドレスと関連づけて前記データベースに記憶し、日ごとに本日が前記データベースの各データにおける前記受信日から前記有効日数を経過した日および/または前記有効日数を経過した日よりも予め定められた日数前の日であるか否かを判断し、本日がこれらのいずれかであれば当該データにおけるメールアドレスの携帯電話に対して商品の使用期限日であることまたは使用期限日よりも予め定められた日数前の日であることをメールにより通知するように構成される。
【0010】
上記における「使用」の語は「消費」の意も含むものであり、「有効日数」とは使用可能な日数または消費までの保存日数である。
本発明に係る他の使用期限情報通知システムは、携帯電話に対してメールの送受信を行う通信手段と、前記通信手段が受信したメールの情報をデータベースとして記憶する記憶手段と、前記通信手段および前記記憶手段を制御しかつ予め定められた手順で前記メールの情報を処理する情報処理手段と、を有し、前記情報処理手段は、商品に付されたマトリックス型二次元バーコードを読み取った携帯電話からのメールを前記通信手段が受信すると、既に前記データベースに記憶されたデータからそのメールアドレスが受信した前記メールのメールアドレスと一致するものを検索し、一致するものが抽出されない場合には、使用開始日としての前記メールの受信日、前記マトリックス型二次元バーコードに情報として含まれる商品の有効日数および商品使用を示すコードを、前記メールを送信した前記携帯電話のメールアドレスと関連づけて前記データベースに記憶し、一致するものが抽出された場合には、当該データの前記コードが商品使用を示すものであれば商品不使用のコードに書き換えかつ前記使用開始日から前記メールの受信日までの経過日数を減じた有効日数で前記有効日数を書き換え、または当該データの前記コードが商品不使用を示すものであれば商品使用のコードに書き換えかつ前記使用開始日を前記メールの受信日に書き換え、日ごとに、その前記コードが商品使用を示す前記データベースの各データについて本日が前記使用開始日から前記有効日数を経過した日および/または前記有効日数を経過した日よりも予め定められた日数前の日であるか否かを判断し、本日がこれらのいずれかであれば当該データにおけるメールアドレスの携帯電話に対して商品の使用期限日であることまたは使用期限日よりも予め定められた日数前の日であることをメールにより通知するように構成される。
【0011】
好ましくは、前記記憶手段は、前記メールアドレスと関連づけた識別コードをデータベースに記憶するように形成されており、前記情報処理手段は、前記通信手段が前記携帯電話からメールを受信すると、既に前記データベースに記憶されたデータからその識別コードおよびメールアドレスのいずれもが前記マトリックス型二次元バーコードに情報として含まれて前記メールにより送信された識別コードおよびメールアドレスに一致するものを検索し、一致するものが抽出されない場合には、前記予め定められた手順で前記メールの情報を処理し、一致するものが抽出された場合には、受信したメールのメールアドレスの携帯電話に対して既に登録済みであることを通知するように構成される。
【0012】
本発明に係る使用期限情報通知方法は、コンピュータに行わせる使用期限情報通知方法であって、商品に付されたメールアドレスおよび商品の使用日数を記録するマトリックス型二次元バーコードを読み取った携帯電話からの前記メールアドレス宛のメールを受信すると、前記メールの受信日および前記マトリックス型二次元バーコードに情報として含まれる商品の有効日数を前記メールを送信した前記携帯電話のメールアドレスと関連づけて前記データベースに記憶し、日ごとに本日が前記データベースの各データにおける前記受信日から前記有効日数を経過した日および/または前記有効日数を経過した日よりも予め定められた日数前の日であるか否かを判断し、本日がこれらのいずれかであれば当該データにおけるメールアドレスの携帯電話に対して商品の使用期限日であることまたは使用期限日よりも予め定められた日数前の日であることをメールにより通知する。
【0013】
上記における「使用」の語は「消費」の意も含むものであり、「有効日数」とは使用可能な日数または消費までの保存日数である。
本発明に係る他の使用期限情報通知方法は、コンピュータに行わせる使用期限情報通知方法であって、商品に付されたメールアドレスおよび商品の使用日数を記録するマトリックス型二次元バーコードを読み取った携帯電話からの前記メールアドレス宛のメールを受信すると、既に前記データベースに記憶されたデータからそのメールアドレスが受信した前記メールのメールアドレスと一致するものを検索し、一致するものが抽出されない場合には、使用開始日としての前記メールの受信日、前記マトリックス型二次元バーコードに情報として含まれる商品の有効日数および商品使用を示すコードを、前記メールを送信した前記携帯電話のメールアドレスと関連づけて前記データベースに記憶し、一致するものが抽出された場合には、当該データの前記コードが商品使用を示すものであれば商品不使用のコードに書き換えかつ前記使用開始日から前記メールの受信日までの経過日数を減じた有効日数で前記有効日数を書き換え、または当該データの前記コードが商品不使用を示すものであれば商品使用のコードに書き換えかつ前記使用開始日を前記メールの受信日に書き換え、日ごとに、その前記コードが商品使用を示す前記データベースのデータについて本日が前記使用開始日から前記有効日数を経過した日および/または前記有効日数を経過した日よりも予め定められた日数前の日であるか否かを判断し、本日がこれらのいずれかであれば当該データにおけるメールアドレスの携帯電話に対して商品の使用期限日であることまたは使用期限日よりも予め定められた日数前の日であることをメールにより通知する。
【0014】
上記「予め定められた手順」とは、前述した本発明に係る使用期限情報通知システム、本発明に係る他の使用期限情報通知システム、本発明に係る本発明に係る使用期限情報通知方法、および本発明に係る他の使用期限情報通知方法におけるものであり、通信手段が携帯電話からメールを受信した後に情報処理手段が行う処理の手順をいう。
また、「本日」とは、情報処理手段が処理をする当日、処理日をいう。
【発明の効果】
【0015】
本発明によると、特定の物品の使用期間経過または食品の消費期間経過等の通知を簡便な手続で消費者が得られる使用期限情報通知システムおよび使用期限情報通知方法を提供することができる。
【図面の簡単な説明】
【0016】
【図1】図1は使用期限情報通知システムの動作環境を示す図である。
【図2】図2は使用期限情報通知システムの構成を示す図である。
【図3】図3は使用期限情報通知システムの動作を示すフローチャートである。
【図4】図4はデータベースのデータ構造を示す図である。
【図5】図5はデータベースの書き換えを確認するメールの携帯電話の画面である。
【図6】図6は一部の商品について使用の中断登録されたデータベースを示す図である。
【図7】図7は一部の商品について使用再開の登録がされたデータベースを示す図である。
【図8】図8は使用期限に関するメールの携帯電話の画面の図である。
【図9】図9は他の使用期限情報通知システムの動作を示すフローチャートである。
【図10】図10は他の使用期限情報通知システムにおけるデータベースのデータ構造を示す図である。
【図11】図11はバッチ処理のフローチャートである。
【発明を実施するための形態】
【0017】
図1は使用期限情報通知システム1の動作環境を示す図、図2は使用期限情報通知システム1の構成を示す図である。
使用期限情報通知システム1は、インターネット(広域通信網)2に接続されたウェブサーバー(コンピュータ)により実現される。使用期限情報通知システム1は、通信手段11、内部記憶手段12、情報処理手段13および外部記憶手段14からなる。
【0018】
通信手段11は、使用期限情報通知システム1をインターネットに接続するためのインターフェースである。
内部記憶手段12は、書き込み読み出しが可能な半導体メモリー(RAM)である。内部記憶手段12には、使用期限情報通知システム1を動作させるためのプログラム、外部記憶手段14に記憶するためのデータ処理を行う途中に発生する種々のデータ等が記憶される。使用期限情報通知システム1を動作させるためのプログラムには、主なものとして初期登録手段21、重複登録回避手段22、中断・再開登録手段23および期限警告手段24がある。
【0019】
情報処理手段13は、内部記憶手段12に記憶されたプログラムを実行することにより、通信手段11を介するインターネットとの接続、インターネットを通じて受信したデータの処理、外部記憶手段14に記憶されたデータの使用期限管理処理、およびデータ登録者へのメール発信処理等を行う。情報処理手段13は、演算処理装置(CPU)により構成される。
【0020】
外部記憶手段14は、インターネットを介して受信したデータをデータベースとして保存する。外部記憶手段14は、磁気記録媒体(ハードディスク)または不揮発性の半導体メモリーが使用される。外部記憶手段14における「外部」とは、演算処理装置が動作するときに使用するメモリー上の作業領域と区別された記憶領域を意味し、磁気記録媒体または半導体メモリーとして内部記憶手段12と別個に存在することを意味するものではない。
【0021】
使用期限情報通知システム1は、市販される商品のパッケージ(包装箱または容器等)PCに付されたマトリックス型二次元バーコード(以下「QRコード」(登録商標)という)に記録された情報を受信しその情報に基づいて個々の商品の使用期限の管理を行うものである。
次に使用期限情報通知システム1の動作を説明する。
【0022】
図3は使用期限情報通知システム1の動作を示すフローチャート、図4はデータベースDBのデータ構造を示す図である。
初めに、顧客が発信する商品情報を使用期限情報通知システム1が受信するまでの手続について説明する。
商品のパッケージPCに付されたQRコードには、次の情報が記録される。
(1) 商品データ送信先のメールアドレス
(2) 商品アイテムGA
(3) ロット番号LN
(4) 識別コード(重複登録回避コード)DC
(5) 使用日数PT
(1)〜(5)の情報が記録されたQRコードが付される商品とは、チョウバエ、ゆすりか(揺蚊)等の虫よけ剤、電気蚊取り器のような、特定の期間であれば放置した状態で性能が持続するもの、開封後の賞味期限または消費期限が定められた食品、および製造後の消費期限が定められた食品、薬品等である。なお、製造後の消費期限を使用期限情報通知システム1で管理する場合には、QRコードには製造日も記録される。
【0023】
上記(2)〜(5)の情報は、例えば携帯電話HPの事業者が公開するメール送信データ自動挿入機能を利用して、(1)に記録されたメールアドレスに通信文なしでメールを送信すれば、使用品アイテムGAから使用日数PTまでの情報が送信されるようにQRコードに記録される。ここで、「使用日数PT」とは、例えば虫よけ剤のような商品であればその使用開始日から連続して使用することができる日数であり、開封後の賞味期限または消費期限が定められた食品についての賞味期限または消費期限までの日数であり、製造後の消費期限が定められた食品、薬品等についての製造日から消費期限までの日数である。
【0024】
以下、虫よけ剤を例として、説明する。
使用開始からの使用期限が定められた虫よけ剤等の商品の使用期限の管理を使用期限情報通知システム1に行わせることを希望する消費者は、商品の使用開始時にパッケージPCに付されたQRコードを、携帯電話HPのQRコード読み取り機能を使用してカメラで撮影し、画面に表示されるメールアドレスに送信する。送信されるメールには、撮影された商品の商品アイテムGA、ロット番号LN、識別コードDCおよび使用可能日数PTが商品データとして添付されて使用期限情報通知システム1に送信される。
【0025】
このように、QRコードに送信先のメールアドレスおよび送信データを記録し、携帯電話でQRコードを撮影して記録されたメールアドレスに対してQRコードに記録された情報を送信する技術は公知である(Ran’sNight(登録商標)、http://rans-night.jp/rans_pc/ransnight_about.html)。
図3を参照して、消費者の携帯電話HPからの商品データを受信した使用期限情報通知システム1では、情報処理手段13が、外部記憶手段14に記憶されているデータベースDB(図4参照)から、商品アイテムGA、ロット番号LNおよび識別コードDCが一致する商品データを含む既登録のレコードを検索する(S11)。
【0026】
ここでデータベースDBについて説明すると、図4の例では、商品アイテムGAは3文字、ロット番号LNは8文字および識別コードDCは4文字であり、いずれも文字列データである。データベースは、例えば商品アイテムGA、ロット番号LNおよび識別コードDC等のデータ項目の数がIであれば、列数がI、データ数(レコード数)がJの配列(I,J)に各情報(データ)が記憶される。
【0027】
識別コードDCは、例えば消費者が同一ロット番号LNの商品を複数購入して使用する場合、それぞれの商品を識別するために用いられる。識別コードDCは、同一消費者が同一ロット番号LNおよび同一識別コードDCの商品を購入するおそれがないように、同一ロット番号LNで製造される商品全てに互いに異なる文字列として付されるのが好ましい。図4に示されるデータベースDBでは識別コードDCが4文字である。同一ロットで製造される商品の数が多く、数字のみでは識別コードDCの数が不足する場合には、数字に加えて英文字が使用される。
【0028】
商品アイテムGA、ロット番号LNおよび識別コードDCが一致する商品データ(レコード)の検索時間を短縮するために、商品アイテムGA、ロット番号LNおよび識別コードDCの文字列を連結し、1つのデータとしてデータベースDBに記憶してもよい。その場合、情報処理手段13は、受信した商品データの商品アイテムGA、ロット番号LNおよび識別コードDCの文字列を連結した後に、データベースDBの既登録商品データと照合する。
【0029】
なお、「商品データ」は、QRコードを読み取った携帯電話HPから送信される段階では商品アイテムGAから使用日数PTまで((2)〜(5))をいい、データベースDBに登録された後はレコードを構成する各データ項目の内容をいうものとする。
使用期限情報通知システム1は、データベースDB中に受信した商品データの商品アイテムGA、ロット番号LNおよび識別コードDCが一致する既登録商品データを発見しない場合(S12でNO)、発信元のメールアドレスMA、受信した商品アイテムGA、ロット番号LN、識別コードDCおよび使用日数PTを、データベースDBに新たに作成したレコード(行データ)の該当列に保存し、登録日RDに受信日、使用フラグUFに「使用」を示す「1」、および残使用日数UDに商品の使用可能な日数を保存する(S13)。同時に、データ項目の使用再開日RUに登録日RDをコピーする。
【0030】
また、使用期限情報通知システム1は、残使用日数UDから、受信した日(登録日)を使用開始日としたときの使用の期限日、その3日前、使用の期限日の10日前の日付を算出し、算出結果をデータベースDBにおける期限日LD、期限3日前BTおよび期限10日前BDの列にそれぞれ保存する(S14)。
登録日を起点とせず製造日を起点として商品の消費期限を使用期限情報通知システム1で管理する場合には、データベースDBの登録日に換えて、携帯電話HPによりQRコードから読み取られ送信された製造日が記録される(この場合、データ項目名は「登録日」ではなく「製造日」が適切であるが、これ以前およびこれ以後の処理内容は同じである)。
【0031】
これらの一連の処理は、初期登録手段21として内部記憶手段12である半導体メモリーに書き込まれたプログラムにより実行される。
データベースDBに、受信した商品データに基づく新たなレコードが作成されると、使用期限情報通知システム1は、登録が完了したことを知らせる連絡メールを、登録したメールアドレスMA宛に送信する(S15)。
【0032】
データベースDB中に受信した商品データの商品アイテムGA、ロット番号LNおよび識別コードDCが一致する既登録商品データが発見された場合(S12でYES)、使用期限情報通知システム1は、受信したメールアドレスを、一致する既登録商品データのメールアドレスMAと比較する(S16)。
受信したメールアドレスが既登録商品データのメールアドレスMAと一致しない場合(S16でNO)、使用期限情報通知システム1は、既に登録された商品についての登録者(消費者)以外の者からのアクセスと判断して、既に登録されておりデータ登録およびデータ変更ができない旨の連絡メールをメールの送信者に向けて発信する(S17)。この動作は、1つの商品についての商品データ登録、データ変更等を特定の1人(特定の携帯電話HP)に限定することにより、家族(他の携帯電話HP)等からの重複登録、またはデータ変更等の重複処理(誤処理)を避けるためである。
【0033】
使用期限情報通知システム1によるこの重複登録を回避する処理は、重複登録回避手段22として内部記憶手段12に記憶されたプログラムにより実行される。使用期限情報通知システム1を、重複登録回避手段22を有しないものとすることができる。そのような使用期限情報通知システム1では、登録者の携帯電話HPに対して既登録である旨のメールを送信しない。使用期限日およびその数日前の登録者へのメール送信は、重複登録された件数と同じ件数の同一メッセージ(図8参照)が送信される。
【0034】
受信したメールのメールアドレスが既登録商品データのメールアドレスMAと一致する場合(S16でYES)、使用期限情報通知システム1は、既登録商品データの変更処理の求めかどうかの確認メールを消費者(メール送信者)の携帯電話HPに返信する(S18)。確認メールは、一致する既登録商品データの使用フラグUFが「1」の場合には、例えば「虫よけ剤A(商品アイテムGAに対応する商品名)の使用を中断しますか?」および「中断するときは空メールを返信してください。」のメール文を発信するものである(図5(a))。また、確認メールは、一致する既登録商品データの使用フラグが「0」の場合には、例えば「虫よけ剤A(商品アイテムGAに対応する商品名)の使用を再開しますか?」および「再開するときは空メールを返信してください。」のメール文を発信するものである(図5(b))。
【0035】
ここでいう「データ変更」とは、商品が使用状態であることの記録を不使用状態に変更すること、または商品が不使用状態であることの記録を使用状態に変更することをいう。
このデータ変更は、例えば長期間(120日)使用可能な電気蚊取り器の使用を、旅行等により途中で使用中止し、旅行から帰ったときに再び使用を開始する場合、または年をまたいで夏場にのみ使用する場合等に行われる。
【0036】
本使用期限情報通知システム1を食品、薬品等の消費期限の管理に用いる場合には、通常このようなデータ変更はなされない。
使用期限情報通知システム1は、所定時間内に消費者(メールの発信者)からメールを受信しない場合(S19でNO)、登録者は商品データの変更を希望しないものとしてその後の処理を行わない。登録者が商品データの変更を希望しない場合として、登録したことを忘れて使用期限情報通知システム1に登録しようとしたとき、商品が使用状態であるのに使用開始のためのデータ変更を送信する場合等が挙げられる。
【0037】
使用期限情報通知システム1は、空メールの着信を確認すると(S19でYES)、検索でヒットした既登録商品データの使用フラグUFが「1」の場合(S20でYES)、使用フラグUFを「0」に書き換える(S21)。この書き換えにより、この商品は使用が中断されたことになり、使用期限情報通知システム1の期限管理の対象外となる。使用期限情報通知システム1は、該当レコードの使用再開日RUからの経過日数を計算し、算出した経過日数を残使用日数UDから減じた結果を残使用日数UDに記憶し直す(S21)。使用期限情報通知システム1は、空メール発信者(登録者、消費者)に使用期限管理中断の登録が終了したことをメールで連絡する(S15)。
【0038】
確認メールを送信(S18)せず、メールアドレスが一致したら(S16でYES)、使用フラグUFを無条件で書き換えるようにしてもよい。そのような使用期限情報通知システム1では、使用フラグUFを書き換えた後、メールを発信した携帯電話HPに対して、使用の中断または使用の再開が登録されたことを通知する。通知を受けた登録者は、使用中断または使用再開が誤送信であった場合には、もう一度商品のQRコードを撮影してメール送信を行い、使用再開または使用中断の再登録を行うことによりデータ変更を回避する。
【0039】
図6はレコード番号5684および5681の商品データが使用の中断登録されたデータベースDBを示す図である。図6は、レコード番号5684の商品は登録日から25日目に、レコード番号5681の商品は登録日から34日目に使用中断の登録がされたことを示す。
検索でヒットした既登録商品データの使用フラグUFが「1」ではない(「0」の)場合(S20でNO)、使用期限情報通知システム1は、使用フラグUFを「1」に書き換え、該当レコードの使用再開日RUを空メールの着信日に書き換える(S22)。
【0040】
続いて使用期限情報通知システム1は、使用再開日RUと残使用日数UDとから期限日、その3日前、使用の期限日の10日前の日付を算出し、算出結果でデータベースDBにおける期限日LD、期限3日前BTおよび期限10日前BDのデータを書き換える(S14)。使用期限情報通知システム1は、空メール発信者(登録者、消費者)に使用期限管理中断の登録が終了したことをメールで連絡する(S15)。
【0041】
図7はレコード番号5684および5681の商品データについて使用再開の登録がされたデータベースDBを示す図である。図7は、レコード番号5684の商品は2011年8月5日に、レコード番号5681の商品は2011年9月1日に使用再開の登録がされたことを示す。
商品の使用の中断および再開に関する使用期限情報通知システム1の処理は、中断・再開登録手段23として内部記憶手段12に記憶されたプログラムにより実行される。
【0042】
使用期限情報通知システム1によるデータベースDBの各商品データの使用期限に対するチェックは、夜間、例えば午前2時から午前4時の間にバッチ処理として毎日行われる。使用期限情報通知システム1は、各レコードの期限日LD、期限3日前BTおよび期限10日前BDの各データを読み出し、これらの日付が現在の日付(チェック処理を行う日、本日 )に一致するかを判別し、期限日LD、期限3日前BTまたは期限10日前BDが一致するレコードについては、期限日、期限3日前および期限10日前それぞれのデータのために別に外部記憶手段14に確保された記憶領域に、該当するレコードのメールアドレス、商品アイテムに対応する商品名および登録日が記憶される。
【0043】
使用期限が間近であることまたは使用期限が満了することの登録者(消費者)への連絡は、当日の昼間の決められた時間、例えば午前10時から午前11時の間に、毎日該当する商品データの登録者の携帯電話HPに対するメール送信という手段で行われる。
使用期限情報通知システム1が行う、登録者の携帯電話HPに対してメール送信による使用期限に関する連絡は、期限警告手段24として内部記憶手段12に記憶されたプログラムにより実行される。
【0044】
図8は使用期限に関するメールの携帯電話HPの画面の図である。図8(a)は使用期限の10日前に送信されるメール、(b)は使用期限の3日前に送信されるメール、および(c)は使用期限の当日に送信されるメールである。
商品の使用期限に関するメールを受け取った消費者は、メールの情報に基づいて新たに商品の購入を計画し、または商品の使用状態を監視して使用を停止するかどうかの判断を行う。
【0045】
使用が長期間可能である商品について、一般に消費者は厳密にその使用期間を管理せず、ぼんやりと記憶した使用開始日からの経過日数を目安に使用を終了することが多い。そのため、使用期限が経過したことを知らずに継続して使用し、または使用期限までにまだ期間があるのに使用を終了することがある。使用期限情報通知システム1による使用期限管理は、消費者に対して商品の適切な使用を促し、商品の効果を消費者に知らしめて、リピーターを増加させる効果が期待できる。
【0046】
識別コードDCは、既に登録された商品データの重複登録を防止する役割の他に、同一消費者が複数の商品を購入して使用する場合の個々の商品を識別する役割も有する。
バッチ処理として毎日行われる該当するデータレコードの抽出の際に、メールアドレスMA等とともに識別コードDCも外部記憶手段14に記憶することにより、図8の携帯電話HPの画面に、該当する商品の識別コードDCを表示させることができる。
【0047】
例えば、1つの携帯電話HPから同日に、複数の同じ商品アイテムの商品が登録されることは日常起こりえる。そして、複数の登録された商品の一部についてのみ使用が中断される場合がある。そのような場合であっても、識別コードDCを用いれば個々の商品をデータベースDB上で明確に区別することができる。そして、毎日行う使用期限が満了等した商品を検索するバッチ処理において、該当するデータレコードの抽出の際に、メールアドレスMA等とともに識別コードDCも外部記憶手段14に記憶すれば、その後にメール送信する図8の携帯電話HPの画面に、該当する商品の識別コードDCを表示させることができる。
【0048】
このような、識別コードDCによって個々の商品を識別して使用期限に関する情報をメール送信する機能を使用期限情報通知システム1に備える場合には、商品のパッケージPCに、QRコードとは別に人が視認可能なように文字としての識別コードを記載しておくのが好ましい。商品のパッケージに識別コードDCを文字として記載しない代わりに、携帯電話HPでパッケージPCに付されたQRコードを読み取れば、画面に文字としての識別コードが表示される様にしてもよい。
【0049】
いずれの場合でも、メールを受信した登録者は、使用する複数の商品の中から使用期限に関する情報がメールされた商品を選び出すことができる。
使用期限情報通知システム1は、登録者のメールアドレスを商品の使用期限日とともにデータベースDBに保存する。この登録者(消費者、顧客)に関する情報を利用して、使用の期限日が迫った登録者に新商品の情報を送信し、または新たに商品の購入を促すメールを送信することができる。
【0050】
使用期限情報通知システム1は、商品の供給者、例えば虫よけ剤の製造販売者が管理するのが好ましい。また、複数の製造販売者から委託された管理会社が行っても、消費者データの活用の点で有利である。
図9は他の使用期限情報通知システム1Bの動作を示すフローチャート、図10は他の使用期限情報通知システム1BにおけるデータベースDBのデータ構造を示す図、図11はバッチ処理のフローチャートである。
【0051】
使用期限情報通知システム1Bは、通信手段11、内部記憶手段12、情報処理手段13および外部記憶手段14からなる。これらの構成は、使用期限情報通知システム1におけるものと同じである。
使用期限情報通知システム1Bは、消費者から携帯電話HPによって送信された商品データをデータベースDBに登録するときに、使用期限日に関する情報(期限日LD、期限日の3日前および期限日の10日前)を算出せず(図3と対比して図9参照)これらをデータベースに登録しない点で、使用期限情報通知システム1と異なる(図4と対比して図10参照)。
【0052】
使用期限情報通知システム1Bでは、日々行うバッチ処理における使用期限日のチェックは、データベースDBから個々のレコードデータが読み出されるごとに(S31、S32)、残使用日数UDおよび使用再開日RUから期限日、期限日の3日前および期限日の10日前を算出して行われる(S33、S35、S37)。バッチ処理において、検索条件に一致するレコードデータは、外部記憶手段14に条件ごとに確保された記憶領域に、メールアドレスMA、商品アイテムGAまたは商品アイテムGAに対応する商品名および登録日RDが記憶される(S34,S36,S38)。
【0053】
抽出されたデータのメールアドレス宛への使用期限に関する情報の送信は、上述した使用期限情報通知システム1におけるものと同じである。
上述の実施形態において、商品の使用期限に関するメール送信を、使用期限日の10日前、3日前および当日のいずれか1回またはいずれか2回としてもよい。また、例えば期限日の2日前、1日前としてもよい。使用期限日に関する判断のバッチ処理における判断日を当日(コンピュータの内部時計における本日)とせず、例えば本日に1日加えた日を判断日とし該当する商品データの携帯電話HPへのメール送信を翌日に行ってもよい。
【0054】
使用期限情報通知システム1のデータ処理の方法の一部を使用期限情報通知システム1Bのデータ処理の方法に適用することができ、また、使用期限情報通知システム1Bのデータ処理の方法の一部を使用期限情報通知システム1のデータ処理の方法に適用することができる。
使用期限情報通知システム1,1Bを食品、薬品等の消費期限の管理に用いる場合には、使用期限情報通知システム1,1Bから中断・再開登録手段23を省略することができる。食品、薬品等の消費期限の管理に使用するデータベースDBは、使用フラグUF、残使用日数UDおよび使用再開日RUのデータ項目を有しない。使用の中断が可能な商品の使用期限の管理において、使用の中断および再開に関する管理を登録者に任せて、中断・再開登録手段23を有しない使用期限情報通知システム1,1Bとしてもよい。
【0055】
使用期限情報通知システム1の各構成は、上述した処理を行うことができる限り、他のものに置き換えることができる。データベースDBに他の情報、例えば使用中断期間等を含めることができる。
商品のパッケージ等に付される情報はQRコードによるものに限られず、他のマトリックス型二次元バーコード、または携帯電話HPに付属するカメラによりその情報を読み出すことができる他の図形化されたコードであってもよい。
【0056】
その他、使用期限情報通知システム1、および使用期限情報通知システム1の各構成または全体の構造、個数などは、本発明の趣旨に沿って適宜変更することができる。
【産業上の利用可能性】
【0057】
本発明は、使用期間が定められた商品または消費期間等が定められた食品等の使用期限または消費期限等の商品供給者等による一括管理に利用することができる。
【符号の説明】
【0058】
1 使用期限情報通知システム
11 通信手段
13 情報処理手段
14 記憶手段(外部記憶手段)
DB データベース
DC 識別コード
HP 携帯電話
LD 使用期限日(期限日)
MA 管理対象商品に関連するメールアドレス
PT 有効日数(使用日数)
RD 受信日(登録日)
RU 使用開始日(使用再開日)
UF 商品使用を示すコード(使用フラグ)

【特許請求の範囲】
【請求項1】
携帯電話に対してメールの送受信を行う通信手段と、
前記通信手段が受信したメールの情報をデータベースとして記憶する記憶手段と、
前記通信手段および前記記憶手段を制御しかつ予め定められた手順で前記メールの情報を処理する情報処理手段と、を有し、
前記情報処理手段は、
商品に付されたマトリックス型二次元バーコードを読み取った携帯電話からのメールを前記通信手段が受信すると、受信日および前記マトリックス型二次元バーコードに情報として含まれる商品の有効日数を前記携帯電話のメールアドレスと関連づけて前記データベースに記憶し、
日ごとに本日が前記データベースの各データにおける前記受信日から前記有効日数を経過した日および/または前記有効日数を経過した日よりも予め定められた日数前の日であるか否かを判断し、本日がこれらのいずれかであれば当該データにおけるメールアドレスの携帯電話に対して商品の使用期限日であることまたは使用期限日よりも予め定められた日数前の日であることをメールにより通知するように構成された
ことを特徴とする使用期限情報通知システム。
【請求項2】
携帯電話に対してメールの送受信を行う通信手段と、
前記通信手段が受信したメールの情報をデータベースとして記憶する記憶手段と、
前記通信手段および前記記憶手段を制御しかつ予め定められた手順で前記メールの情報を処理する情報処理手段と、を有し、
前記情報処理手段は、
商品に付されたマトリックス型二次元バーコードを読み取った携帯電話からのメールを前記通信手段が受信すると、
既に前記データベースに記憶されたデータからそのメールアドレスが受信した前記メールのメールアドレスと一致するものを検索し、
一致するものが抽出されない場合には、使用開始日としての前記メールの受信日、前記マトリックス型二次元バーコードに情報として含まれる商品の有効日数および商品使用を示すコードを、前記メールを送信した前記携帯電話のメールアドレスと関連づけて前記データベースに記憶し、
一致するものが抽出された場合には、当該データの前記コードが商品使用を示すものであれば商品不使用のコードに書き換えかつ前記使用開始日から前記メールの受信日までの経過日数を減じた有効日数で前記有効日数を書き換え、または当該データの前記コードが商品不使用を示すものであれば商品使用のコードに書き換えかつ前記使用開始日を前記メールの受信日に書き換え、
日ごとに、その前記コードが商品使用を示す前記データベースのデータについて本日が前記使用開始日から前記有効日数を経過した日および/または前記有効日数を経過した日よりも予め定められた日数前の日であるか否かを判断し、本日がこれらのいずれかであれば当該データにおけるメールアドレスの携帯電話に対して商品の使用期限日であることまたは使用期限日よりも予め定められた日数前の日であることをメールにより通知するように構成された
ことを特徴とする使用期限情報通知システム。
【請求項3】
前記記憶手段は、
前記メールアドレスと関連づけた識別コードをデータベースに記憶するように形成されており、
前記情報処理手段は、
前記通信手段が前記携帯電話からメールを受信すると、
既に前記データベースに記憶されたデータからその識別コードおよびメールアドレスのいずれもが前記マトリックス型二次元バーコードに情報として含まれて前記メールにより送信された識別コードおよびメールアドレスに一致するものを検索し、
一致するものが抽出されない場合には、前記予め定められた手順で前記メールの情報を処理し、
一致するものが抽出された場合には、受信したメールのメールアドレスの携帯電話に対して既に登録済みであることを通知するように構成された
請求項1または請求項2に記載の使用期限情報通知システム。
【請求項4】
コンピュータに行わせる使用期限情報通知方法であって、
商品に付されたメールアドレスおよび商品の使用日数を記録するマトリックス型二次元バーコードを読み取った携帯電話からの前記メールアドレス宛のメールを受信すると、
前記メールの受信日および前記マトリックス型二次元バーコードに情報として含まれる商品の有効日数を前記メールを送信した前記携帯電話のメールアドレスと関連づけて前記データベースに記憶し、
日ごとに本日が前記データベースの各データにおける前記受信日から前記有効日数を経過した日および/または前記有効日数を経過した日よりも予め定められた日数前の日であるか否かを判断し、本日がこれらのいずれかであれば当該データにおけるメールアドレスの携帯電話に対して商品の使用期限日であることまたは使用期限日よりも予め定められた日数前の日であることをメールにより通知する
ことを特徴とする使用期限情報通知方法。
【請求項5】
コンピュータに行わせる使用期限情報通知方法であって、
商品に付されたメールアドレスおよび商品の使用日数を記録するマトリックス型二次元バーコードを読み取った携帯電話からの前記メールアドレス宛のメールを受信すると、
既に前記データベースに記憶されたデータからそのメールアドレスが受信した前記メールのメールアドレスと一致するものを検索し、
一致するものが抽出されない場合には、使用開始日としての前記メールの受信日、前記マトリックス型二次元バーコードに情報として含まれる商品の有効日数および商品使用を示すコードを、前記メールを送信した前記携帯電話のメールアドレスと関連づけて前記データベースに記憶し、
一致するものが抽出された場合には、当該データの前記コードが商品使用を示すものであれば商品不使用のコードに書き換えかつ前記使用開始日から前記メールの受信日までの経過日数を減じた有効日数で前記有効日数を書き換え、または当該データの前記コードが商品不使用を示すものであれば商品使用のコードに書き換えかつ前記使用開始日を前記メールの受信日に書き換え、
日ごとに、その前記コードが商品使用を示す前記データベースのデータについて本日が前記使用開始日から前記有効日数を経過した日および/または前記有効日数を経過した日よりも予め定められた日数前の日であるか否かを判断し、本日がこれらのいずれかであれば当該データにおけるメールアドレスの携帯電話に対して商品の使用期限日であることまたは使用期限日よりも予め定められた日数前の日であることをメールにより通知する
ことを特徴とする使用期限情報通知方法。

【図2】
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【図3】
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【図4】
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【図5】
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【図6】
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【図7】
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【図8】
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【図9】
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【図10】
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【図11】
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【図1】
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【公開番号】特開2013−58141(P2013−58141A)
【公開日】平成25年3月28日(2013.3.28)
【国際特許分類】
【出願番号】特願2011−197052(P2011−197052)
【出願日】平成23年9月9日(2011.9.9)
【出願人】(399027820)株式会社セイショー (2)
【Fターム(参考)】