説明

保冷材式荒熱取り

【課題】加熱した食材をスペース、形状などによらず、自然放置よりも短時間で冷ます保冷材式荒熱取りを提供する。
【解決手段】気泡式緩衝材の形状をした気泡部分に保冷材(1)を充填した複数の袋(2)に、複数の袋(2)を連続してつなげる連結部(3)を設け、容器を固定するための固定用磁石(4)またはマグネットベルト(5)などの固定用器具を設けることにより、容器の形状の影響を受けにくく、除熱時間の短縮が可能となる。

【発明の詳細な説明】
【技術分野】
【0001】
この発明は、保冷材を利用し食材などの熱を取り除く保冷材式荒熱取りに関するものである。
【背景技術】
【0002】
従来、鍋などで加熱した食材を冷ますには放置する、冷蔵庫または冷凍庫に入れるなどの方法がとられていた。
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0003】
これは次のような欠点があった。
加熱した材料を冷ましてから使用する調理など、自然放置して冷ます場合、時間がかかり次の工程に進めず不便である。
一般に調理後一旦冷ました方が良い味になるとされているカレー、煮物料理など、自然放置して冷ます場合、食べる数時間前に調理を終了させておく必要がある。
加熱した材料を冷蔵庫または冷凍庫に入れ冷ます場合、まわりの食材が温められ傷んでしまう。
加熱した材料を冷蔵庫または冷凍庫に入れ冷ます場合、スペース、容器の形状などの制約を受ける。
本発明は以上のような欠点をなくすためになされたものである。
【課題を解決するための手段】
【0004】
保冷材(1)を充填した複数の袋(2)に、複数の袋(2)を連続してつなげる連結部(3)を設け、固定用器具を設ける。
本発明は、以上の構成よりなる保冷材式荒熱取りである。
【発明の効果】
【0005】
加熱した食材を、冷凍した保冷材(1)で囲む事により除熱時間の短縮が可能となる。
複数の袋(2)を連続して連ねる構成をとる事により、鍋などの容器を囲む事が可能となる。
食材を入れた容器を直接囲むため、スペースの影響を受けにくい。
複数の袋(2)を連続して連ねる構成をとる事により、食材を入れた容器の形状による影響を受けにくい。
複数の袋(2)を連続して連ねる構成をとる事により、連結部(3)を切断し任意の形状をとる事が可能となる。
連結部(3)を切断し小分けにする事により、小スペースで冷却する事が可能となる。
連続して連ねる構成をとる事により、形状の自由度が高いため、空きスペースで冷却する事が可能である。
【発明を実施するための最良の形態】
【0006】
以下、本発明を実施するための最良の形態について説明する。
連続した複数の袋(2)、例えばプチプチ(登録商標)のような気泡式緩衝材の形状をした気泡部分に、保冷材(1)を充填する。
尚、この形状をとる場合は、気泡部を取り付けてある台座シートが連結部(3)となる。
容器に固定する為の固定用器具として、数箇所に固走用磁石(4)を設けるか、またはマジックベルトなどを使用する。
本発明は以上のような構造でこれを使用する時は、過熱した食材の入った容器に直接巻きつける事で、容器の形状または冷凍冷蔵庫の空きスペースの影響を受けず食材の除熱時間を大幅に短縮する事ができる。
【図面の簡単な説明】
【0007】
【図1】 本発明の平面図である。
【図2】 本発明の断面図である。
【図3】 本発明を装着した状態の斜視図である。
【符号の説明】
【0008】
1 保冷材
2 複数の袋
3 連結部
4 固定用磁石
5 マジックベルト
6 容器

【特許請求の範囲】
【請求項1】
保冷材(1)を充填した複数の袋(2)に、複数の袋(2)を連続してつなげる連結部(3)を設け、固定用器具を設けた保冷材式荒熱取り。

【図1】
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【図2】
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【図3】
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【公開番号】特開2011−179806(P2011−179806A)
【公開日】平成23年9月15日(2011.9.15)
【国際特許分類】
【出願番号】特願2010−63258(P2010−63258)
【出願日】平成22年3月1日(2010.3.1)
【出願人】(510076524)
【Fターム(参考)】